説明

フェキソフェナジン懸濁液製剤

本発明は、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の水性薬学的懸濁液に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の水性懸濁液製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
フェキソフェナジン及び薬学的に許容されるその塩は、米国特許第4,254,129号及び米国特許出願公開第2002−0193603 A1号に開示される抗ヒスタミンとして有用である。塩酸フェキソフェナジンは、即時放出カプセル、即時放出錠剤、及び徐放性錠剤を含む多様な固体剤形で市販されている。しかしながら、フェキソフェナジン若しくはフェキソフェナジンの双性イオン性二水和物結晶形態の水性懸濁液製剤に関しては開示が全くない。子供に簡単に投与するのに特に適した何らかの懸濁液製剤に関する開示はなく、本発明に記載の懸濁液製剤がそうであるように、カプセル及び錠剤を嚥下することに問題を有する成人への投与に特に適した何らかの懸濁液製剤に関する開示もない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、pH約4.25〜約9.43にまで緩衝され、
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約280μm未満の粒子サイズを有する式(I)
【化1】

のフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.03質量/容積(g/100mL)%ないし約4.80質量/容積(g/100mL)%;
湿潤剤約0.01質量/容積(g/100mL)%ないし約0.20質量/容積(g/100mL)%;
ヒドロコロイドガム約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%、又はヒドロキシエチルセルロース約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約1.0質量/容積(g/100mL)%から選択される懸濁剤;
ショ糖又は転化ショ糖約5質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%;及び
キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液0質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%;
を含み、
ただし、(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が約1:1と等しいか又はそれより大きい甘味料系;及び
プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム又はプロピルパラベンカリウム約0.010質量/容積(g/100mL)%〜約0.058質量/容積(g/100mL)%;及び
ブチルパラベン又はブチルパラベンナトリウム約0.0005質量/容積(g/100mL)%〜約0.0350質量/容積(g/100mL)%
を含む保存料系
を含む水性薬学的懸濁液に関する。
【0004】
本発明は、以下の図及び以下の詳細な記述を活用して、より十分に論議される。
【0005】
用語の定義
上述で使用されるように、本発明の記述を通じて、以下の用語は、別段の記載がなければ、次の意味を有するものと理解されるべきである。
【0006】
「リン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量」とは、懸濁液のpHを調整するために必要とされるリン酸水素二ナトリウムの相当する量と等価であるリン酸水素二カリウムの水和された形態の量を意味する。
【0007】
「90%CI」とは、90%信頼区間を意味する。
【0008】
「リン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量」とは、懸濁液のpHを調整するために必要とされるリン酸二水素ナトリウムの相当する量と等価である一塩基性リン酸ナトリウムの水和された形態の量を意味する。
【0009】
「リン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量」とは、懸濁液のpHを調整するために必要とされるリン酸水素二ナトリウムの相当する量と等価であるリン酸水素二ナトリウムの水和された形態の量を意味する。
【0010】
「AUC(0〜∞)」とは、無限に外挿された血漿濃度時間曲線の下の面積を意味する。
【0011】
「Cmax」とは、最大血漿濃度を意味する。
【0012】
「緩衝液系」は、フェキソフェナジン成分の溶解度を最小化し、最小約18ヶ月間、より具体的には少なくとも約24ヶ月間、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型として前記フェキソフェナジンを維持するために、懸濁液のpHを調整するのに使用される。緩衝液系の例には、(クエン酸/リン酸水素二ナトリウム若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物)系、(コハク酸/水酸化ナトリウム)系、(クエン酸/クエン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム水和物又はクエン酸カリウム)系、(マレイン酸/水酸化ナトリウム)系、(フマル酸/水酸化ナトリウム)系、(リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム水和物又はリン酸二水素カリウム/リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム水和物、リン酸水素二カリウム又はリン酸水素二カリウム水和物)系、具体的には(リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム水和物又はリン酸二水素カリウム/リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム水和物、リン酸水素二カリウム又はリン酸水素二カリウム水和物)系、より具体的には(リン酸二水素ナトリウム、又はリン酸二水素ナトリウム水和物/リン酸水素二ナトリウム、又はリン酸水素二ナトリウム水和物)系、さらにより具体的には(リン酸二水素ナトリウム一水和物/リン酸水素二ナトリウム七水和物)系が含まれる。
【0013】
「CV%」とは、変動係数を意味する。
【0014】
「幾何学的LS平均」とは、幾何学的最小二乗平均を意味する。
【0015】
「マルチトール溶液」とは、D−マルチトール(C122411)約50%(w/w)超を、並びに通常D−マルチトール90%(w/w)超及びD−ソルビトール(C6146)約16%(w/w)未満を含有する、水素化され、部分的に加水分解されたデンプンの水溶液である。マルチトール溶液は、水素化されたグルコースシロップ(一般的な用語)としても公知である。マルチトール溶液は一般的に、D−ソルビトール並びに還元されたオリゴ糖及び多糖とともに、D−マルチトールを含有する。
【0016】
「粒子サイズ」は、低角度レーザー光散乱(LALLS)を利用して測定され、検査試料と等しい直径の球として算出される。粒子サイズの分布は、記載される直径を上回るか又は下回る体積%として記載される。例えば、Dv10、Dv50及びDv90はそれぞれ、粒子サイズ分布全体の体積の10、50及び90%が記載される直径を下回る粒子直径に相当する。
【0017】
「ポロキサマー」とは、α−ヒドロ−ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)ポリ(オキシプロピレン)ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリマーである。ポロキサマーの例には、ポロキサマー407及びポロキサマー188が含まれる。
【0018】
「リン酸二水素カリウム」とは、KH2PO4を意味する。
【0019】
「リン酸水素二カリウム」とは、K2HPO4を意味する。
【0020】
「リン酸水素二カリウム水和物」には、例えば、リン酸水素二カリウム三水和物及びリン酸水素二カリウム六水和物が含まれる。
【0021】
「リン酸二水素ナトリウム」とは、NaH2PO4を意味する。
【0022】
「リン酸二水素ナトリウム水和物」には、例えば、リン酸二水素ナトリウム一水和物、及びリン酸二水素ナトリウム二水和物が含まれる。
【0023】
「リン酸水素二ナトリウム」とは、Na2HPO4を意味する。
【0024】
「リン酸水素二ナトリウム水和物」には、例えば、リン酸水素二ナトリウム二水和物、リン酸水素二ナトリウム七水和物、及びリン酸水素二ナトリウム十二水和物が含まれる。
【0025】
「ソルビトール溶液」には、米国薬局方によって定義される、ソルビトール溶液USP並びに、非晶性ソルビトール溶液NFが含まれる。ソルビトール溶液USPとは、64%以上のD−ソルビトールを含む水溶液である(通常70%として標識される)。を非晶性ソルビトール溶液NFとは、45%以上のD−ソルビトールを含む水溶液である。
【0026】
本発明の具体的な実施態様
本明細書に記載の本発明に関し、以下は、それに関連した具体的な実施態様である。
【0027】
本発明の具体的な一実施態様は、保存料系が、エデト酸二ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約0.26質量/容積(g/100mL)%、安息香酸若しくは安息香酸ナトリウム約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.27質量/容積(g/100mL)%、ソルビン酸若しくはソルビン酸カリウム約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.30質量/容積(g/100mL)%又はベンジルアルコール約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約1.50質量/容積(g/100mL)%をさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0028】
本発明の別の具体的な実施態様は、pHが約5.00〜約8.00であるか、又はより具体的には5.80〜約7.00である、水性薬学的懸濁液である。
【0029】
本発明の別の具体的な実施態様は、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して、粒子サイズが約50μm未満であるか又はより具体的には40μmである、水性薬学的懸濁液である。
【0030】
本発明の別の具体的な実施態様は、フェキソフェナジン双イオン性二水和物I型が、約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約1.20質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.6質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0031】
本発明の別の具体的な実施態様は、湿潤剤が、約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.05質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.02質量/容積(g/100mL)%〜約0.05質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0032】
本発明の別の具体的な実施態様は、ヒドロコロイドガムが、約0.23質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.35質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0033】
本発明の別の具体的な実施態様は、ヒドロコロイドガムがキサンタンガムである、水性薬学的懸濁液である。
【0034】
本発明の別の具体的な実施態様は、ヒドロキシエチルセルロールが、約0.2質量/容積(g/100mL)%〜約0.4質量/容積(g/100mL)%、又はより具体的には約0.2質量/容積(g/100mL)%〜約0.3質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0035】
本発明の別の具体的な実施態様は、キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液が、0質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約10質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0036】
本発明の別の具体的な実施態様は、ショ糖又は転化ショ糖が、約10質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約20質量/容積(g/100mL)である、水性薬学的懸濁液である。
【0037】
本発明の別の具体的な実施態様は、甘味料系がキシリトール及びショ糖を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0038】
本発明の別の具体的な実施態様は、甘味料系がキシリトール及びショ糖を含み、ショ糖:キシリトールの量比が約2:1である、水性薬学的懸濁液である。
【0039】
本発明の別の具体的な実施態様は、甘味料系が、キシリトール0質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、及びショ糖約10質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0040】
本発明の別の具体的な実施態様は、甘味料系が、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、及びショ糖約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0041】
本発明の別の具体的な実施態様は、甘味料系が、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0042】
本発明の別の具体的な実施態様は、(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が約1:1〜2:1である、水性薬学的懸濁液である。
【0043】
本発明の別の具体的な実施態様は、(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が約2:1である、水性薬学的懸濁液である。
【0044】
本発明の別の具体的な実施態様は、(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が約1:1である、水性薬学的懸濁液である。
【0045】
本発明の別の具体的な実施態様は、プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム、又はプロピルパラベンカリウムが、約0.014質量/容積(g/100mL)%〜約0.048質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.027質量/容積(g/100mL)%〜約0.04質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0046】
本発明の別の具体的な実施態様は、ブチルパラベン又はブチルパラベンナトリウムが、約0.0008質量/容積(g/100mL)%〜約0.0240質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.014質量/容積(g/100mL)%〜約0.020質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0047】
本発明の別の具体的な実施態様は、エデト酸二ナトリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0048】
本発明の別の具体的な実施態様は、保存料系が、プロピルパラベン、ブチルパラベン及びエデト酸二ナトリウムを含む、水性薬学的懸濁液である。
【0049】
本発明の別の具体的な実施態様は、安息香酸又は安息香酸ナトリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0050】
本発明の別の具体的な実施態様は、ソルビン酸又はソルビン酸カリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.22質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0051】
本発明の別の具体的な実施態様は、ベンジルアルコールが、約0.25質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.25質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%である、水性薬学的懸濁液である。
【0052】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約1.05質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.069質量/容積(g/100mL)%〜約1.190質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.30質量/容積(g/100mL)%〜約2.69質量/容積(g/100mL)若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約3.30質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0053】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.22質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.25質量/容積(g/100mL)%〜約0.99質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約1.15質量/容積(g/100mL)若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約1.41質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0054】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.65質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.74質量/容積(g/100mL)%〜約0.99質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約0.67質量/容積(g/100mL)若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約0.82質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0055】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約1.05質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約2.69質量/容積(g/100mL)若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0056】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.22質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約1.15質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0057】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.65質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸二水素ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約0.67質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0058】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.07質量/容積(g/100mL)%〜約1.20質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約5.08質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液。
【0059】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.26質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約2.17質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0060】
本発明の別の具体的な実施態様は、緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約1.25質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、水性薬学的懸濁液である。
【0061】
本発明の別の具体的な実施態様は、湿潤剤が、ポロキサマー407及びポロキサマー188等の非イオン性である、水性薬学的懸濁液である。
【0062】
本発明の別の具体的な実施態様は、微結晶性セルロース約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約3.0質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約1.0質量/容積(g/100mL)%〜約2.0質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約1.5質量/容積(g/100mL)%〜約2.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0063】
本発明の別の具体的な実施態様は、サッカリン約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.012質量/容積(g/100mL)%〜約0.13質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約0.05質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0064】
本発明の別の具体的な実施態様は、アセサルファームカリウム又はスクラロース約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0065】
本発明の別の具体的な実施態様は、プロピレングリコール等の共溶媒約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約15.0質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約1.0質量/容積(g/100mL)%〜約10.0質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約2.5質量/容積(g/100mL)%〜約5.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0066】
本発明の別の具体的な実施態様は、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300又はポリエチレングリコール400等の共溶媒0質量/容積(g/100mL)%〜約4質量/容積(g/100mL)%、より具体的には0質量/容積(g/100mL)%〜約2質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には0質量/容積(g/100mL)%〜約1質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0067】
本発明の別の具体的な実施態様は、二酸化チタン等の不透明化剤0質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%、より具体的には0質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約0.05質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0068】
本発明の別の具体的な実施態様は、人工ラズベリークリーム香料若しくは人工オレンジクリーム香料等の香味料約0.20質量/容積(g/100mL)%〜約0.70質量/容積(g/100mL)%、より具体的には約0.30質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%、又はさらにより具体的には約0.40質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、水性薬学的懸濁液である。
【0069】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0070】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%、及び二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0071】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%、二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%、及びラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0072】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0073】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%、及び二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0074】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%、二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%、及びラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0075】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びソルビトール溶液約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0076】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、ソルビトール溶液約10質量/容積(g/100mL)%、及び二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0077】
本発明の別の具体的な実施態様は、pH約5.80〜約7.00にまで緩衝され、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満の粒子サイズを有するフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、ソルビトール約20質量/容積(g/100mL)%、二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%、及びラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0078】
本発明の別の具体的な実施態様は、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.042質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.021質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0079】
本発明の別の具体的な実施態様は、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.042質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.021質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、水性薬学的懸濁液である。
【0080】
本発明は、本発明に関連する具体的な実施態様の全ての適切な組み合わせを対象とするものと理解されるべきである。
【0081】
本発明に記載の懸濁液製剤は、子供、並びにカプセル及び錠剤を嚥下するのに問題を有する成人において簡単に投与するのに特に適している。
【0082】
本発明において使用される懸濁剤は、適切な流動性をなおも可能にしながら、設定速度を遅延させるように粘性を十分に増大させることによって、生成物の物理的安定性を増大させる。さらに、懸濁剤系によって生成物が簡単に再懸濁可能となり、従って適切な用量は、振盪を最小にしながら送達できる。生成物の粘性によって、活性剤は、用量の投与後に均一に懸濁されたままであることが可能である。
【0083】
本発明の水性薬学的懸濁液は、懸濁剤の分散物と適切な共溶媒中の保存料系のあらかじめ溶解された成分とを、約25〜80℃、具体的には35〜80℃、より具体的には35〜45℃にあらかじめ加熱された水の一定分量に添加することによって調製できる。本方法を使用する分散物の添加は、懸濁剤の水和及び溶解を促進する。温度は、(pH調節を維持するための)緩衝系の一部、保存料系の残りの成分及び甘味料系の成分のその後の添加を通じて維持され、バルク溶液の形成を結果として生じる。
【0084】
活性剤は、緩衝系及び湿潤剤の残りの成分の水溶液中に分散される。溶液のpHは、適切な物理的形態を維持するために、活性剤の添加前に調節される。添加される場合、不透明化剤がその後添加され、活性分散液が、20〜35℃、具体的には20〜30℃にあらかじめ冷却された上述のバルク溶液に添加され、結果として懸濁液の形成が得られる。香味料及び残りの水は、必要であれば、所望の質量となるよう添加される。バルク懸濁液はその後粉砕され、脱気される。懸濁液は、従来の加工装置によって調製できる。あるいは、Admix(登録商標)等の高剪断ミキサーが、塩酸フェキソフェナジン及び保存料/懸濁剤混合物の分散のために使用され、Urschel(登録商標)が粉砕のために使用され、Versator(登録商標)が脱気のために使用される。
【0085】
本発明の水性薬学的懸濁液は、次の分析方法によって特徴付けられる。しかしながら、このような情報が全て、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型が与えられた組成物中に存在することを決定するために当業者に必要であるとは限らないが、当業者がフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の存在を確立するのに十分であると認識するであろう特徴付け情報のいずれか一部を使用して、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の存在の決定を達成できることは理解されるべきである。
【0086】
13C固体核磁気共鳴(SSNMR)分光法
NMR分光計を399.870MHz(13C=100.557MHz)の1H周波数で作動させる(9.4Tesla Oxford狭い口径の磁石)。パルスシーケンス発生、周波数発生、検出及び温度調節を調節する主要コンソールは、Varian VNMR 6.1Cソフトウェアを実行するSun Microsystems Ultra 10ワークステーションにインターフェイスで接続されたVarian Unity plusコンソールである。スピニング速度調節は、空気調節ボックスとのインターフェイスを通じて1Hzの確度でVarian MAS調節器ソフトウェア第1.0版(1993年9月)を実行するHIMSコンピュータシステムx86コンピュータを使用して実施される。Varian 7mm二重共鳴(HX)マジック角度スピニング(MAS)プローブを使用する。試料を7mmのSi34ローター中に装填し、Torlon(登録商標)ドライブチップで密封した。使用される高出力増幅器は、Chemagnetics高出力(500W)チューブ増幅器及び1HチャネルのためのChemagnetics増幅器電源からなるXチャネル及びChemagnetics増幅器システムのためのAmerican Microwave Technologies(AMT)モデル3448高出力(1kW)固体増幅器を含む。固体NMR分光法で使用される高出力のため、Varian高出力受動性前置増幅器も使用する。望ましくない周波数が受信器へ到達するのを抑制するために、X−チャネル上のTrilithic 4要素高出力200MHz低パスフィルター及びプロトンチャネルのためのK&L Microwave 4要素高出力400MHz帯域通過フィルターを、プローブへ装着された関連50ω共軸ケーブルへ装着する。磁石脚へ装着されたVarianチューニングボックスを使用して、プローブ回路のチューニングを実施する。指定されたチャネルを選択し、50インピーダンス共軸ケーブルをプローブ上の適切な接続器に接続する。LCDスクリーン上で示される反射された出力を低下するよう、指定されたチャネルのためのプローブ上のチューニングノブ及び適合ノブを調整する。8の減衰設定での10未満の値が、許容可能とみなされる。
【0087】
SSNMRのための試料調製
Beckman L8−80 M Ultracentrifugeを使用して、SSNMR分析のための懸濁液製剤からの固体の単離を実施する。懸濁液製剤試料を40mLの遠心チューブ中へ注ぎ、キャップ及びoリングで密封した。チューブを全て同一量で満たし、遠心中のローターの平衡をとるため、12箇所の位置のあるローターを完全に満たすか、又は試料を均等に配置するかのいずれかにして、超遠心ローター中に設置する。1分間当たり35000回転(RPM)で45分間、20℃の温度及び1ミクロンの真空設定で、試料をスピンさせる。遠心分離が完了すると、チューブを取り出し、溶液を廃棄し、チューブを1枚の濾紙上で約1時間逆にし、チューブ中の残留溶液が濾紙中へ吸収されないため、濾紙上の位置を間欠的に変化させる。チューブをキャップで密封し、5℃の冷蔵庫又は−20℃の冷凍庫のいずれかの中に、分析を実施するまで入れておく。必要であれば、試料を50℃のオーブン中で約20時間入れた後、冷蔵庫中に入れる。各遠心チューブを個別に標識し、得られた固体に別個のロット番号を割り当てる。分析の約5分前まで、試料を低温保存で維持する。
【0088】
X線粉末回折(XRPD)
Thermo ARL Peltierで冷却された固体検出器又はMoxtek Peltier空冷検出器のいずれかをそれぞれ使用して、45kV及び40mAでの銅照射で作動するScintag X2又はXDS 2000θ/θ回折計のいずれかでXRPDパターンを得る。データ回収のために、2mm及び4mmのソーススリット並びに0.5mm及び0.3mmの検出器スリットを使用する。再結晶され、スラリー化される試料を、乳鉢及び乳棒を使用して穏やかに挽く。ステンレス鋼試料ホルダー中に試料を入れ、ガラス顕微鏡スライドを使用して平らにし、単一位置ステージ又は6箇所の位置にあるオートサンプラーのいずれかで走査する。1°/分で2°〜42°2θから試料のXRPDパターンを得る。両回折計の較正は、シリコン粉末標準物質を使用して毎年検証される。生データファイルをASC IIフォーマットへ変換し、IBM互換性コンピュータへ転送し、Windows用Origin(登録商標)6.1で表示する。
【0089】
フーリエ変換赤外(FTIR)分光法
BioRad拡散反射率装置DRモデルを使用して、BioRad FTIRモデルFTS6000でFTIRスペクトルを収集する。全ての分析物に関する試料スペクトルを、2cm-1の解像度での16走査及び背景当たりの64走査によって定義する。乳鉢及び乳棒を使用して約1:10の比で、試料少量を臭化カリウム(KBr)とともに挽くことによって、分析のための試料を調製する。得られた混合物を次に、拡散反射率試料ホルダー中に配置し、前記ホルダーを分光計中に入れ、N2ガスで5分間パージする。
【0090】
フェキソフェナジンは、両性であり、塩酸塩形態、水和物形態及び溶媒和化合物形態を含む、複数の多形形態及び偽多形形態で存在する。塩酸フェキソフェナジン無水物I型は、pHを調節することによって、製造中にフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型へ変換される。約4.25〜約9.43、具体的には約5.00〜約8.00、又はより具体的には約5.80〜約7.00のpH範囲内で、フェキソフェナジンの物理的形態はほとんど、双性イオン性二水和物I型として存在する。図1及び図2は、製造過程中に収集された懸濁されたフェキソフェナジンのSSNMRスペクトル及びXRPDスペクトルをそれぞれ示す。FTIR法は、可能性のある放出試験として使用するために、塩酸フェキソフェナジン無水物I型及びフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型のそれぞれの物理的形態を識別するために開発されている。塩酸フェキソフェナジン無水物I型及びフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の代表的なスペクトルを図3及び図4にそれぞれ示す。フェキソフェナジンの目的とする物理的形態(双性イオン性二水和物I型)は最短で約18ヶ月間、より具体的には約24ヶ月間維持される。
【0091】
以下の実施例は、本発明を説明するために提供され、本発明を制限しているよう企図されるものではない。
【実施例】
【0092】
実施例1
プロピレングリコール約198.2kgを含有する適切な大きさのステンレス鋼容器へ、プロピルパラベン(3.06kg)及びブチルパラベン(1.53kg)を添加し、高剪断ミキサー(すなわち、Admix(登録商標)Rotosolver(商標))で溶解した。キサンタンガムを混合物へゆっくり添加し、均一に分散させた。再循環ループをオンにし、35〜45℃へあらかじめ加熱された精製水約5,488kgを含有するジャケット付き主配合タンクへ分散物を移した。加工が終るまで、バッチを連続して混合した。キシリトール添加工程まで温度を維持した。残存するプロピレングリコール(27kg)及び精製水の一部(約50.3kg)で容器をすすぎ、すすぎ液を主配合タンクへ移した。エデト酸二ナトリウム(1.351kg)をジャケット付き容器へ添加し、溶解した。リン酸水素二ナトリウム七水和物の一部(67.57kg)及びリン酸二水素ナトリウム一水和物(41.45kg)をジャケット付き容器へ添加し、溶解した。ショ糖(1802kg)及びキシリトール(901kg)を前記容器へ添加し、溶解した。ジャケット付き容器中の溶液を20〜30℃へ冷却した。溶液のpHを測定した。個別の容器中で、リン酸水素二ナトリウム七水和物(45.03kg)及びリン酸二水素ナトリウム一水和物(26.15kg)の残りの部分を、精製水約950kgへ添加し、高剪断ミキサーで溶解した。ポロキサマー407(4.5kg)を添加し、溶解した。溶液のpHを測定した。塩酸フェキソフェナジン無水物I型(54.1kg)を前記溶液へゆっくり添加し、均一な分散物を形成した。二酸化チタン(9.01kg)を前記分散物へゆっくり添加し、均一な分散物を形成した。ジャケット付き主配合タンク中の溶液へ前記分散物を移した。前記分散物を含有するタンクを精製水の一部(約250kg)ですすぎ、主配合タンクへ移した。ラズベリークリーム香料を加圧じょうろで主配合タンクへ添加し、溶解した。目標の正味の質量(10,000kg)に到達する必要がある場合、十分な精製水を添加した。混合を続行し、均一な懸濁液を形成した。pHを測定した。懸濁液をミル処理し(すなわち、Urschelでミル処理した)、脱気した。得られた懸濁液は、懸濁液5mL当たり、(塩酸フェキソフェナジン無水物I型から変換された)フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型30mgを含有した。組成を表1に示した。
【0093】
実施例2
実施例1の一般的方法に従って、懸濁液5mL当たり(塩酸フェキソフェナジン無水物I型から変換された)フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約30mgを含有し、表1に記載の組成を有する懸濁液を調製した。この調製において、ショ糖のレベルは、約20質量/容積(g/100mL)%から約10質量/容積(g/100mL)まで低下した。
【0094】
実施例3
実施例1の一般的な方法に従って、懸濁液5mL当たり(塩酸フェキソフェナジン無水物I型から変換された)フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約30mgw含有し、表1に記載の組成を有する懸濁液を調製した。この調製において、非晶性ソルビトール溶液NFを、約10質量/容積(g/100mL)%のレベルでキシリトールと置換した。
【0095】
実施例4〜9
実施例1の一般的な方法に従って、表1に記載の組成を有するフェキソフェナジン懸濁液を調製した。
【表1】

【0096】
生物学的利用能の研究
研究1:
絶食した条件下の53名の健常な成人被験者において、実施例1のフェキソフェナジン懸濁液を市販の30mgのフェキソフェナジンHCl(Allegra(登録商標))錠剤と比較する双方向クロスオーバーの無作為化オープン・ラベル生物学的同等性研究を実施した。濃度が標準的な操作手法から逸脱した4名の被験者を除外した後に、30mgの市販のAllegra(登録商標)錠剤に対する実施例1のフェキソフェナジン懸濁液5mLの生物学的同等性の評価を実施した。本研究の結果を以下の表2に示した。
【表2】

【0097】
研究2:
絶食した条件下の36名の健常な成人被験者において、実施例4、5、6及び7のフェキソフェナジン懸濁液を市販の60mgのフェキソフェナジンHCl(Allegra(登録商標))錠剤と比較する完全なクロスオーバーの無作為化オープン・ラベルの生物学的利用率の試験的研究を実施した。本研究の結果を以下の表3に示した。AUC(0〜∞)及びCmaxに関するデータは、平均値±標準偏差(SD)として表した。
【表3】

【0098】
研究3:
絶食した条件下の22名の健常な成人被験者において、実施例8及び9のフェキソフェナジン懸濁液を市販の60mgのフェキソフェナジンHCl(Allegra(登録商標))錠剤と比較する完全なクロスオーバーの無作為化オープン・ラベル試験的な生物学的利用率の研究を実施した。本研究の結果を以下の表4に示した。
【表4】

【0099】
本発明は、本発明の精神又は本質的な特性から逸脱せずに、他の具体的な形態において具現化され得る。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】製造過程中に緩衝溶液へ塩酸フェキソフェナジン無水物I型を添加した後、収集された懸濁されたフェキソフェナジン、塩酸フェキソフェナジン無水物I型、及びフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の固体NMRスペクトルである。
【図2】製造過程中に緩衝溶液へ塩酸フェキソフェナジン無水物I型を添加した後、収集された懸濁されたフェキソフェナジン、及びフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型のX線粉末回折パターンである。
【図3】塩酸フェキソフェナジン無水物I型に関するフーリエ変換−赤外分光スペクトルである。
【図4】フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型に関するフーリエ変換−赤外分光スペクトルである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
緩衝液系によって調整されるpH約4.25ないし約9.43を有し、
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90質量/容積(g/100mL)%に関して約280μm未満の粒子サイズを有する式(I)
【化1】

のフェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.03質量/容積(g/100mL)%〜約4.80質量/容積(g/100mL)%;
湿潤剤約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%;
ヒドロコロイドガム約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%、又はヒドロキシエチルセルロース約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約1.0質量/容積(g/100mL)%から選択される懸濁剤;
ショ糖又は転化ショ糖約5質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%;及び
キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液0質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%;
を含み、
ただし、(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が約1:1と等しいか又はそれより大きい 甘味料系;及び
プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム又はプロピルパラベンカリウム約0.010質量/容積(g/100mL)%〜約0.058質量/容積(g/100mL)%;
ブチルパラベン又はブチルパラベンナトリウム約0.0005質量/容積(g/100mL)%〜約0.0350質量/容積(g/100mL)%
を含む保存料系
を含む水性薬学的懸濁液。
【請求項2】
保存料系が、エデト酸二ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約0.26質量/容積(g/100mL)%、安息香酸若しくは安息香酸ナトリウム約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.27質量/容積(g/100mL)%、ソルビン酸若しくはソルビン酸カリウム約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.30質量/容積(g/100mL)%又はベンジルアルコール約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約1.50質量/容積(g/100mL)%をさらに含む、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項3】
pHが、約5.00〜約8.00である、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項4】
pHが、約5.80〜約7.00である、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項5】
粒子サイズが、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約50μm未満である、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項6】
粒子サイズが、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満である、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項7】
pHが、約5.80〜約7.00であり、粒子サイズが、フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型の少なくとも約90%に関して約40μm未満である、請求項2に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項8】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型が、約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約1.20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項9】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型が、約0.60質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項10】
湿潤剤が、約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.05質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項11】
湿潤剤が、約0.02質量/容積(g/100mL)%〜約0.05質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項12】
ヒドロコロイドガムが、約0.23質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項13】
ヒドロコロイドガムが、約0.35質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項14】
ヒドロコロイドガムが、キサンタンガムである、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項15】
ヒドロキシエチルセルロースが、約0.2質量/容積(g/100mL)%〜約0.4質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項16】
ヒドロキシエチルセルロースが、約0.2質量/容積(g/100mL)%〜約0.3質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項17】
キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液が、0質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項18】
キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液が、約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項19】
キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液が、約10質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項20】
ショ糖又は転化ショ糖が、約10質量/容積(g/100mL)%〜約40質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項21】
ショ糖又は転化ショ糖が、約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項22】
ショ糖又は転化ショ糖が、約20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項23】
甘味料系が、キシリトール及びショ糖を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項24】
甘味料系が、キシリトール及びショ糖を含み、ショ糖:キシリトールの量比が、約2:1である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項25】
甘味料系が、キシリトール0質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、及びショ糖約10質量/容積(g/100mL)〜約40質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項26】
甘味料系が、キシリトール約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%、及びショ糖約10質量/容積(g/100mL)%〜約20質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項27】
甘味料系が、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項28】
(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が、約1:1〜2:1である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項29】
(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が、約1:1である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項30】
(ショ糖又は転化ショ糖):(キシリトール、ソルビトール若しくはソルビトール溶液、又はマルチトール溶液)の量比が、約2:1である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項31】
プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム、又はプロピルパラベンカリウムが、約0.014質量/容積(g/100mL)%〜約0.048質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項32】
プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム、又はプロピルパラベンカリウムが、約0.027質量/容積(g/100mL)%〜約0.040質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項33】
ブチルパラベン、又はブチルパラベンナトリウムが、約0.0008質量/容積(g/100mL)%〜約0.0240質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項34】
ブチルパラベン、又はブチルパラベンナトリウムが、約0.014質量/容積(g/100mL)%〜約0.020質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項35】
エデト酸二ナトリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項36】
エデト酸二ナトリウムが、約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項37】
保存料系が、プロピルパラベン、ブチルパラベン及びエデト酸二ナトリウムを含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項38】
安息香酸又は安息香酸ナトリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項39】
安息香酸又は安息香酸ナトリウムが、約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.18質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項40】
ソルビン酸又はソルビン酸カリウムが、約0.10質量/容積(g/100mL)%〜約0.22質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項41】
ソルビン酸又はソルビン酸カリウムが、約0.12質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項42】
ベンジルアルコールが、約0.25質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項43】
ベンジルアルコールが、約0.24質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項44】
緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約1.05質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.069質量/容積(g/100mL)%〜約1.190質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約2.69質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約3.30質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項45】
緩衝作化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.22質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.25質量/容積(g/100mL)%〜約0.99質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約1.15質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約1.41質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項46】
緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.65質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸二水素カリウム約0.74質量/容積(g/100mL)%〜約0.99質量/容積(g/100mL)%;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約0.67質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量、又はリン酸水素二カリウム約0.39質量/容積(g/100mL)%〜約0.82質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二カリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項47】
緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.06質量/容積(g/100mL)%〜約1.05質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約2.69質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項48】
緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.22質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約1.15質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量
を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項49】
緩衝化に、
リン酸二水素ナトリウム約0.65質量/容積(g/100mL)%〜約0.87質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸二水素ナトリウム水和物の相当する等価の量;及び
リン酸水素二ナトリウム約0.32質量/容積(g/100mL)%〜約0.67質量/容積(g/100mL)%若しくはリン酸水素二ナトリウム水和物の相当する等価の量を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項50】
緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.07質量/容積(g/100mL)%〜約1.20質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約5.08質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項51】
緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.26質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約2.17質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項52】
緩衝化に、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%、及びリン酸水素二ナトリウム七水和物約0.60質量/容積(g/100mL)%〜約1.25質量/容積(g/100mL)%を含む緩衝液系を使用する、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項53】
湿潤剤が、非イオン性である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項54】
湿潤剤が、ポロキサマー407又はポロキサマー188である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項55】
湿潤剤が、ポロキサマー407である、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項56】
微結晶性セルロース約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約3.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項57】
微結晶性セルロース約1.0質量/容積(g/100mL)%〜約2.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項58】
微結晶性セルロース約1.5質量/容積(g/100mL)%〜約2.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項59】
サッカリン約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.20質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項60】
サッカリン約0.012質量/容積(g/100mL)%〜約0.130質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項61】
サッカリン約0.05質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項62】
アセサルファームカリウム又はスクラロース約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約1.00質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項63】
アセサルファームカリウム又はスクラロース約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項64】
アセサルファームカリウム又はスクラロース約0.01質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項65】
プロピレングリコール約0.1質量/容積(g/100mL)%〜約15.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項66】
プロピレングリコール約1.0質量/容積(g/100mL)%〜約10.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項67】
プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%〜約5.0質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項68】
ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300又はポリエチレングリコール400の0質量/容積(g/100mL)%〜約4質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項69】
ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300又はポリエチレングリコール400の0質量/容積(g/100mL)%〜約2質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項70】
ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300又はポリエチレングリコール400の0質量/容積(g/100mL)%〜約1質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項71】
不透明化剤0質量/容積(g/100mL)%〜約0.50質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項72】
不透明化剤0質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項73】
不透明化剤約0.05質量/容積(g/100mL)%〜約0.10質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項74】
不透明化剤が、二酸化チタンである、請求項71に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項75】
不透明化剤が、二酸化チタンである、請求項72に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項76】
不透明化剤が、二酸化チタンである、請求項73に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項77】
香味料約0.20質量/容積(g/100mL)%〜約0.70質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項78】
香味料約0.30質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項79】
香味料約0.40質量/容積(g/100mL)%〜約0.45質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項80】
香味料が、人工ラズベリークリーム香料又は人工オレンジクリーム香料である、請求項79に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項81】
香味料が、人工ラズベリークリーム香料又は人工オレンジクリーム香料である、請求項80に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項82】
香味料が、人工ラズベリークリーム香料又は人工オレンジクリーム香料である、請求項80に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項83】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項84】
二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項83に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項85】
ラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項84に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項86】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項87】
二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項86に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項88】
ラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項87に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項89】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、エデト酸二ナトリウム約0.15質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.034質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.017質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びソルビトール溶液約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項7に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項90】
二酸化チタン約0.1質量/容積(g/100mL)%をさらに含む、請求項89に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項91】
ラズベリークリーム香料約0.4質量/容積(g/100mL)%を場合によりさらに含む、請求項90に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項92】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.042質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.021質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約10質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。
【請求項93】
フェキソフェナジン双性イオン性二水和物I型約0.60質量/容積(g/100mL)%、プロピレングリコール約2.5質量/容積(g/100mL)%、プロピルパラベン約0.042質量/容積(g/100mL)%、ブチルパラベン約0.021質量/容積(g/100mL)%、キサンタンガム約0.35質量/容積(g/100mL)%、ポロキサマー407約0.05質量/容積(g/100mL)%、リン酸水素二ナトリウム七水和物約1.25質量/容積(g/100mL)%、リン酸二水素ナトリウム一水和物約0.75質量/容積(g/100mL)%、ショ糖約20質量/容積(g/100mL)%、及びキシリトール約10質量/容積(g/100mL)%を含む、請求項1に記載の水性薬学的懸濁液。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−519935(P2009−519935A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545740(P2008−545740)
【出願日】平成18年12月12日(2006.12.12)
【国際出願番号】PCT/US2006/047393
【国際公開番号】WO2007/070517
【国際公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(507363864)サノフィ−アベンティス・ユー・エス・エルエルシー (8)
【Fターム(参考)】