説明

フェンダパネルの取付構造

【課題】フェンダパネルの誤組付を確実に防ぐことができるフェンダパネルの取付構造を提供すること。
【解決手段】端部に近接して形成された複数の取付孔の少なくとも1つに挿通するフェンダ締付ボルト12によって車体パネル13に取り付けられるフェンダパネル9の車体パネル13への取付構造として、複数の前記取付孔には、前記フェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも小さな直径の第1取付孔と、前記フェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きな直径d2(>D1)の第2取付孔11が含まれ、前記第1取付孔に挿通するフェンダ締付ボルト12によってフェンダパネル9を車体パネル13に取り付ける構成を採用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端縁部に近接して形成された複数の取付孔の少なくとも1つに挿通する締結部材によって車体に取り付けられるフェンダパネルの車体への取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両の前部左右に配されるフェンダパネルの車体への取付構造の従来例を図10〜図12に示す。
【0003】
即ち、図10はフェンダパネル先端部の斜視図、図11はボルトの誤組付状態を示すフェンダパネル先端部の斜視図、図12は図11のF−F線断面図である。図10に示すように、フェンダパネル109の前端部に形成されたフランジ状の取付部109aには略同径の長孔状の第1取付孔110と円孔状の第2取付孔111が近接して形成されており、フェンダパネル109の前端部が締付固定される車体パネル113(図12参照)には、第1取付孔110と第2取付孔111に相当する位置にそれぞれボルト挿通孔が形成されそれぞれにナットが溶接固定されている。当該ナットは生産性向上のために同じ寸法のナットを使用している。フェンダパネル109は、本来は第1取付孔110に挿通するフェンダ締付ボルト112によって車体パネル113(図12参照)に塗装工程の前に締付け固定される。第2取付孔111は、塗装工程の後に取り付けるバンパホルダを締め付けるボルトが挿通され、バンパホルダと共に車体パネル113に締付固定される。
【0004】
尚、特許文献1には、2以上の部材をセルフタップねじで締結する部材締結構造において、複数のねじ孔(取付用ねじ孔と予備用ねじ孔)を有する部材の隣接する少なくとも2つのねじ孔の間隔をセルフタップねじの頭部径よりも小さく設定することによって、隣接する2つのねじ孔の同時使用を防ぐようにした提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−253104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のように、図10〜図12に示したフェンダパネル109の取付構造においては、フェンダパネル109に形成された第2取付孔111は不図示のバンパホルダを取り付けるための不図示のボルトが挿通するためのものであるが、第1取付孔110と第2取付孔111は隣接して形成されていることと、同じねじサイズのナットを使用しているために、組付工程において図11及び図12に示すようにフェンダ締付ボルト112を誤って第2取付孔111に通してフェンダパネル109を車体パネル113に誤って締付け固定する誤組付が起こり得る。このような場合、図12に示すように締付固定自体は可能であるため、その後の工程であるフロントバンパホルダの組付工程に至るまで誤組付に気づかず、フロントバンパホルダを適正に組み付けることができないという問題が発生する。この問題は、第1取付孔110部分の締付固定作業と第2取付孔111部分の締付固定作業の間に車体の塗装工程がある場合、車体の錆対策に対して重要な問題となる。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、フェンダパネルの誤組付を容易に発見でき、誤組付を確実に防ぐことができるフェンダパネルの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、端縁部に近接して形成された複数の取付孔の少なくとも1つに挿通する締結部材によって車体に取り付けられるフェンダパネルの車体への取付構造として、複数の前記取付孔には、前記締結部材の頭部の径寸法よりも小さな直径の第1取付孔と、前記締結部材の頭部の径寸法よりも大きな直径の第2取付孔が含まれ、前記第1取付孔に挿通する締結部材によってフェンダパネルを車体に取り付ける構成を採用したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第2取付孔よりも先に前記第1取付孔に締結部材を挿通して前記フェンダパネルを車体に取り付けることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記第2取付孔に車体に取り付けられる別部品を重ねて該別部品と車体との間に前記第2取付孔を配置し、第2取付孔に挿通する締結部材によって前記別部品と共に前記フェンダパネルを車体に取り付けることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記別部品を樹脂で構成するとともに、その一部に前記第2取付孔に挿入されるリブを形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1及び2記載の発明によれば、フェンダパネルの組付工程において作業者が誤って締結部材を第2取付孔に挿通して締め付けても、第2挿通孔の直径は締結部材の頭部の径寸法よりも大きいため、締結部材によってフェンダパネルを車体に取り付け固定することができず、作業者は確実に誤組付に気づくことができる。即ち、取付孔の直径の大小によって締結部材を通すべき取付孔(第1取付孔)を容易に見分けることができるとともに、仮に誤組み付した場合にもフェンダパネルが固定できないため、作業者又は次工程の作業者が容易に異常に気づくことができ、フェンダパネルの誤組付を確実に防ぐことができる。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、締結部材の頭部の径寸法よりも大きな直径を有する第2取付孔に締結部材を通して別部品を車体に取り付けることはできないが、車体に取り付けられる別部品を重ねて該別部品と車体との間に前記第2取付孔を配置し、別部品の取付孔の直径を締結部材の頭部の径寸法よりも小さくすれば、第2取付孔の周縁を別部品で押さえ込む(車体と挟み込む)ことができるため、第2取付孔に挿通する締結部材を車体に締め付ければ、別部品がフェンダパネルと共に車体に取り付けられる。そして、別部品を取り付けなければ締結部材を締め付けても、該締結部材はその機能を果たさないため、別部品の取り付け忘れをも確実に防ぐことができる。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、別部品の一部に第2取付孔に挿入されるリブを形成したため、フェンダパネルの板厚による締結部材の締結方向の隙間を減少させることができ、別部品の割れや第2取付孔に挿通されてフェンダパネルを締付固定する締結部材の軸力が安定する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るフェンダパネルの取付構造を備えた車両の車体構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA部のフェンダパネル先端部の拡大詳細図である。
【図3】パンパホルダを取り付けた状態のフェンダパネル先端部の斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】バンパホルダの背面側斜視図である。
【図6】(a)はフェンダパネル締付ボルトの斜視図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図7】(a)はバンパホルダ締付ボルトの斜視図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図8】本発明に係るフェンダパネル取付構造におけるボルトの誤組付状態を示すフェンダパネル先端部の斜視図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】従来のフェンダパネル取付構造を示すフェンダパネル先端部の斜視図である。
【図11】従来のフェンダパネル取付構造におけるボルトの誤組付状態を示すフェンダパネル先端部の斜視図である。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明に係るフェンダパネルの取付構造を備えた車両の車体構造を示す斜視図、図2は図1のA部のフェンダパネル先端部の拡大詳細図、図3はパンパホルダを取り付けた状態のフェンダパネル先端部の斜視図、図4は図3のB−B線断面図、図5はバンパホルダの背面側斜視図、図6(a)はフェンダパネル締付ボルトの斜視図、図6(b)は図6(a)のC−C線断面図、図7(a)はバンパホルダ締付ボルトの斜視図、図7(b)は図7(a)のD−D線断面図、図8は本発明に係るフェンダパネル取付構造におけるボルトの誤組付状態を示すフェンダパネル先端部の斜視図、図9は図8のE−E線断面図である。
【0018】
図1に示すように、車両1の左右前後に開口するフロントサイドドア開口2とリヤサイドドア開口3との間には上下方向に延在する左右一対のセンタピラー4がそれぞれ設けられ、該センタピラー4の前後にはフロントピラー5とリヤピラー6がそれぞれ設けられている。そして、車両1の前部にはエンジンルーム7を開閉するフロントフード8が設けられ、車両1の前部の左右両側部には車両の外板であるフェンダバネル9がそれぞれ取り付けられ、これらのフェンダパネル9の前端部には、車両1の前部に車幅方向に配される不図示のフロントバンパが取り付けられる。
【0019】
ところで、図2に示すように、各フェンダパネル9の前端部にはフランジ状の取付部9aが形成されており、この取付部9aには長孔状の第1取付孔10と円孔状の第2取付孔11が近接して形成されている。そして、これらの第1取付孔10と第2取付孔11にボルトを挿入して車体パネル13に溶着されたナット18にねじ込むことによって、フェンダパネル9の前端部に形成された取付部9aを車体パネル13に締付け固定している。尚、当該ナット18は生産性向上のために第1取付孔10と第2取付孔11の締付け固定用に同じ寸法のナットが使用されている。
【0020】
ここで、第1取付孔10には図3に示すようにフェンダ締付ボルト12(図6参照)が通され、このフェンダ締付ボルト12によってフェンダパネル9の前端部が車体パネル13(図9参照)に締付固定され、第2取付孔11には図3及び図4に示すようにバンパホルダ締付ボルト14が通され、このバンパホルダ締付ボルト14によってバンパホルダ15を車体パネル13に締付固定するのと同時にバンパホルダ15と車体パネル13の間にフェンダパネル9の取付部9aを挟み込んで締付固定される。
【0021】
而して、本実施の形態では、フェンダパネル9の取付部9aに形成された第1取付孔10の直径(最小直径)d1(図2参照)は図6に示すフェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1(図6(b)参照)よりも小さく設定され(d1<D1)、第2取付孔11の直径d2はフェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きく(d2>D1)設定されている(図9参照)。
【0022】
又、バンパホルダ15は、不図示のフロントバンパをフェンダパネル9の先端部に取り付けるための樹脂製部品であって、図5に示すように、その背面側(車両へ取り付けた状態で車体パネル13側)には車体パネル13への締付固定部となる円筒状のボス15Aが一体に突設されている。そして、このボス15Aの背面側に形成され後述するバンパホルダ締付ボルト14の締付座面となる底壁15aの中心にはバンパホルダ締付ボルト14が挿通される円穴16が形成されており、底壁15aの円孔16の周囲には、図4に示すように、該バンパホルダ15をフェンダパネル9と共に車体パネル13に取り付けた状態で、フェンダパネル9の取付部9aに形成された大径の第2取付孔11に挿入されるリング状のリブ15bが一体に突設されている。
【0023】
而して、図4に示すように、バンパホルダ15は、これに突設されたボス15Aとその底壁15aに形成された円孔16に通されたバンパホルダ締付ボルト14(形状の詳細は図7参照)をフェンダパネル9の第2取付孔11及び車体パネル13に形成された円孔17に通し、バンパホルダ締付ボルト14を車体パネル13の内面(車両中央側の面)の円孔17の周囲に溶着されたナット18にねじ込むことによって、車体パネル13に取り付けられる。このとき、バンパホルダ15は、フェンダパネル9の取付部9aを車体パネル13との間で挟持する状態で締付固定されるため、フェンダパネル9の取付部9aも同時に車体パネル13に締付固定される。
【0024】
ここで、バンパホルダ15のボス15Aの底壁15aに形成された円孔16の直径d3はバンパホルダ締付ボルト14に挿通するワッシャ19の外径D2よりも小さく設定され(d3<D2)、リブ15bの端面と車体パネル13との間には所定の隙間δが形成されている。従って、図4に示すように、円孔16及びフェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きな直径d2(>D1)の第2取付孔11に通されたバンパホルダ締付ボルト14をナット18にねじ込めば、バンパホルダ15がフェンダパネル9を車体パネル13とで挟持する状態となり、フェンダパネル9の取付部9aを車体パネル13に締付固定することができる。
【0025】
ところで、作業者がフェンダパネル9の取付部9aに互いに隣接して形成された第1取付孔10と第2取付孔11を区別できないまま、図8及び図9に示すように、フェンダ締付ボルト12を誤って第2取付孔11に通して車体パネル13の内面に溶着されたナット18にねじ込んでしまった場合、前述のように第2取付孔11の直径d2はフェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きく設定されているため(d2>D1)、フェンダ締付ボルト12をナット18に締め付けてもフェンダパネル9を車体パネル13に取り付けることができず、フェンダパネル9の先端部がガタつくために作業者は誤組付に容易に気づき、フェンダ締付ボルト12を本来の第1取付孔10に正しく通し、このフェンダ締付ボルト12によってフェンダパネル9を車体パネル13に正しく付け直すことができる。
【0026】
実際の製造工程においては、フェンダパネル9をフェンダ締付ボルト12によって車体パネル13に取り付けた後に車体を電着塗装するため、フェンダ締付ボルト12及びフェンダパネル9のフェンダ締付ボルト12による締付箇所も電着塗装される。そして、その後の工程においてバンパホルダ15をバンパホルダ締付ボルト14によってフェンダパネル9と車体パネル13に取り付け、このバンパホルダ15にフロントバンパが取り付けられる。
【0027】
従って、作業者が誤ってフェンダ締付ボルト12を第2取付孔11に通してフェンダパネル9を車体パネル13に取り付けたまま塗装がなされ、その後に誤組付けが発見されて付け直す場合には、その部分の塗装が剥がれて錆発生の原因になる虞がある。然るに、本発明によれば、作業者は誤組付に容易に気づくため、誤組付がなされたまま電着塗装がなされることがなく、塗装後にフェンダ締付ボルト12を第2取付孔11から取り外して取り付け直す事態の発生が防がれ、塗装が剥れる等の不具合が発生することがない。
【0028】
以上のように、本実施の形態では、フェンダパネル9の組付工程において作業者が誤ってフェンダ締付ボルト12を第2取付孔11に挿通して締め付けても、第2取付孔11の直径d2はフェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きいため(d2>D1)、フェンダ締付ボルト12によってフェンダパネル9を車体パネル13に取り付けることができず、フェンダパネル9がガタつくために作業者は誤組付に容易に気づくことができる。即ち、第1取付孔10の直径d1と第2取付孔11の直径d2の大小によってフェンダ締付ボルト12を通すべき第1取付孔10を容易に見分けることができるとともに、仮に誤組み付けした場合にもフェンダパネルが固定できないため、作業者又は次工程の作業者が容易に異常に気づくことができ、フェンダパネル9の誤組付を確実に防ぐことができる。
【0029】
又、本実施の形態では、フェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きな直径d2(>D1)を有する第2取付孔11にフェンダ締付ボルト12を利用してフェンダパネル9を車体パネル13に締付固定することはできないが、図4に示すように、バンパホルダ15を取り付けることでフェンダパネル9を車体パネル13に取り付けることができる。つまり、フェンダ締付ボルト12の頭部12aの径寸法D1よりも大きな直径d2(>D1)の第2取付孔11及びバンパホルダ15のボス15Aの底壁15aに形成された円孔16に通されたバンパホルダ締付ボルト14をナット18にねじ込んでバンパホルダ15を車体パネル13に取り付ければ、バンパホルダ15がフェンダパネル9を車体パネル13とで挟持する状態となり、フェンダパネル9の取付部9aを車体パネル13に取り付けることができる。この場合、バンパホルダ15を取り付けなければバンパホルダ締付ボルト14を締め付けても、該バンパホルダ15はその機能を果たさないため、バンパホルダ15の取り付け忘れを確実に防ぐことができる。
【0030】
更に、本実施の形態では、バンパホルダ15に突設されたボス15Aの底壁15aにリング状のリブ15bを突設し、バンパホルダ15の取り付けに際してリブ15bを第2取付孔11に挿入するようにしたため、フェンダパネル9の板厚によるバンパホルダ締付ボルト14の締結方向の隙間を減少させることができ、ボルトの締め付けによるバンパホルダ15の割れが防止でき、第2取付孔11に挿通するバンパホルダ締付ボルト14の軸力が安定するという効果も得られる。これは、バンパホルダ締付ボルト14に挿通するワッシャ19の外径D2が第2取付孔11の直径d2よりも小さい(d2>D2)場合に特に有効となり、更にフェンダパネル9の締付ワッシャ19の外径D2を小さくすることが可能となる。
【符号の説明】
【0031】
1 車両
2 フロントサイドドア開口
3 リヤサイドドア開口
4 センタピラー
5 フロントピラー
6 リヤピラー
7 エンジンルーム
8 フロントフード
9 フェンダパネル
9a フェンダパネルの取付部
10 第1取付孔
11 第2取付孔
12 フェンダ締付ボルト
12a フェンダ締付ボルトの頭部
13 車体パネル
14 バンパホルダ締付ボルト
15 バンパホルダ
15A バンパホルダのボス
15a バンパホルダの底壁
15b バンパホルダのリブ
16 バンパホルダの円孔
17 車体パネルの円孔
18 ナット
19 ワッシャ
D1 フェンダ締付ボルトの頭部の径寸法
D2 バンパホルダ締付ボルトのワッシャの外径
d1 第1取付孔の直径
d2 第2取付孔の直径
d3 バンパホルダの円孔の直径
δ バンパホルダのリブと車体パネルの間の隙間


【特許請求の範囲】
【請求項1】
端縁部に近接して形成された複数の取付孔の少なくとも1つに挿通する締結部材によって車体に取り付けられるフェンダパネルの車体への取付構造であって、
複数の前記取付孔には、前記締結部材の頭部の径寸法よりも小さな第1取付孔と、前記締結部材の頭部の径寸法よりも大きな第2取付孔が含まれ、前記第1取付孔に挿通する締結部材によってフェンダパネルを車体に取り付けることを特徴とするフェンダパネルの取付構造。
【請求項2】
前記第2取付孔よりも先に前記第1取付孔に締結部材を挿通して前記フェンダパネルを車体に取り付けることを特徴とする請求項1記載のフェンダパネルの取付構造。
【請求項3】
前記第2取付孔に車体に取り付けられる別部品を重ねて該別部品と車体との間に前記第2取付孔を配置し、第2取付孔に挿通する締結部材によって前記別部品と共に前記フェンダパネルを車体に取り付けることを特徴とする請求項1又は2記載のフェンダパネルの取付構造。
【請求項4】
前記別部品を樹脂で構成するとともに、その一部に前記第2取付孔に挿入されるリブを形成したことを特徴とする請求項3記載のフェンダパネルの取付構造。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−84201(P2011−84201A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−239528(P2009−239528)
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】