説明

フタラジノン誘導体

式(I)の化合物、またはその異性体、塩、溶媒和物、化学的に保護された形態、若しくはプロドラッグ(式中、AおよびBは一緒になって場合により置換される縮合芳香環を示し;RLはメタ位がR2基で置換され、場合により更に置換されるC5-7アリールであり;式中、R2は式(II)および式(III)から選択される);および、特にPARP活性の阻害によって軽減される疾患の治療のための、医薬品としてのその使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式:
【化1】

[式中、A及びBは一緒になって場合により置換される縮合芳香環を示し、
RLは基R2でメタ位で置換されるC5-7アリール基であり、場合により更に置換され、ここでR2は、
a)
【化2】

(式中、
nは0または1であり、
YはNRN1及びCRC1RC2から選択され、
RN1はH、場合により置換されるC1-10アルキル、場合により置換されるC5-6アリール及び場合により置換されるC1-10アルキルアシルから選択され、
RC1、RC2、RC3、RC4、RC5、RC6、RC7及びRC8は独立してH、R、SR及びNHC(=O)OR(Rは場合により置換されるC1-10アルキルまたは場合により置換されるC5-6アリール)から選択され、
RC4及びRC6、RC6及びRC8またはRC8及びRC2は場合により共に二重結合を形成し、
RC1及びRC2、RC5及びRC6またはRC7及びRC8はそれらが結合する炭素原子と共に場合によりスピロ縮合C5-7炭素環または複素環を形成し、そして
RC5及びRC7またはRC7及びRC1はそれらが結合する炭素原子と共に場合により置換される環系を形成する。)
b)
【化3】

(式中、
mは0または1であり、
XはNRN2及びCRC9RC10から選択され、
RN2はH、場合により置換されるC1-10アルキル、場合により置換されるC5-6アリール及び場合により置換されるC1-10アルキルアシルから選択され、
RC9、RC10、RC11、RC12、RC13及びRC14は独立してH、R、SR及びNHC(=O)OR(Rは先に定義した通りである)から選択され、
RC12及びRC10またはRC10及びRC14は場合により共に二重結合を形成し、
RC11及びRC12、RC9及びRC10またはRC13及びRC14はそれらが結合する炭素原子と共に場合によりスピロ縮合C5-7炭素環または複素環を形成し、そして
RC11及びRC9またはRC9及びRC13はそれらが結合する炭素原子と共に場合により置換される環系を形成する。)
から選択される。]
の化合物、またはその異性体、塩、溶媒和物、化学的に保護された形態、若しくはプロドラッグ。
【請求項2】
-A-B-によって表される縮合芳香環がベンゼンである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
RLがフェニル基である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
フェニル基がR2に加えて1個の更なる置換基を有する、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
更なる置換基がハロ及びC1-4アルコキシから選択される、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
更なる置換基がパラ位にある、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
R2がa)である、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
nが0である、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
YがCRC1RC2である、請求項7または8記載の化合物。
【請求項10】
RC1及びRC2が独立してH及びRから選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
RC1及びRC2が共にHである、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
RC2、RC4、RC6及びRC8のいずれも二重結合を形成せず、スピロ-縮合環がなく、そしてRC5及びRC7、及びRC7及びRC1が場合により置換される環系を形成しない、請求項7〜11のいずれか1項記載の化合物。
【請求項13】
RC3、RC4、RC5、RC6、RC7及びRC8が独立してH及びRから選択される、請求項7〜12のいずれか1項記載の化合物。
【請求項14】
RC3、RC4、RC5、RC6、RC7及びRC8が全てHである、請求項13記載の化合物。
【請求項15】
R2がb)である、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。
【請求項16】
mが0である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
RN2がH及び場合により置換されるC1-10アルキル、より好ましくはH及び場合により置換されるC1-4アルキル、そして最も好ましくはH及び非置換C1-4アルキルから選択される、請求項15または16記載の化合物。
【請求項18】
XがCRC9RC10である、請求項15または16記載の化合物。
【請求項19】
RC9及びRC10が独立してH及びRから選択される、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
RC9及びRC10が共にHである、請求項19記載の化合物。
【請求項21】
RC10、RC12及びRC14のいずれも二重結合を形成せず、スピロ縮合環がなく、そしてRC11及びRC9、及びRC9及びRC13が場合により置換される環系を形成しない、請求項15〜20のいずれか1項記載の化合物。
【請求項22】
RC11、RC12、RC13及びRC14が独立してH及びRから選択される、請求項15〜21のいずれか1項記載の化合物。
【請求項23】
RC11、RC12、RC13及びRC14が独立してH、場合により置換されるC1-4アルキル及びフェニルから選択される、請求項22記載の化合物。
【請求項24】
RC11、RC12、RC13及びRC14の少なくとも2つがHである、請求項15〜22のいずれか1項記載の化合物。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物、及び薬学的に許容される担体または希釈剤を含有する医薬組成物。
【請求項26】
ヒトまたは動物の治療方法において使用するための、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物。
【請求項27】
(a)好ましくはDNA修復阻害を最大にするためのPARP(PARP-1及びPARP-2)の活性の阻害、
(b)血管系疾患、敗血症性ショック、出血性ショック、虚血性損傷(脳及び心血管の双方)、再灌流傷害(脳及び心血管神経毒性の双方、発作及びパーキンソン病の急性及び慢性治療を含む)、関節炎等の炎症性疾患、多発性硬化症、糖尿病の二次作用の治療、並びに心血管手術後の細胞傷害、またはPARPの活性の阻害によって軽減される疾患の緊急の治療、
(c)癌治療における補助として、またはイオン化放射線若しくは化学療法剤による治療のために腫瘍細胞を強化するための使用、
のための医薬の調製における、請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項28】
PARPによって仲介されるヒトまたは動物の疾患の治療方法であって、被験体に治療的有効量の請求項1〜24のいずれか1項記載の化合物を投与することを含む、上記方法。

【公表番号】特表2006−509719(P2006−509719A)
【公表日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−501400(P2004−501400)
【出願日】平成15年4月29日(2003.4.29)
【国際出願番号】PCT/GB2003/001817
【国際公開番号】WO2003/093261
【国際公開日】平成15年11月13日(2003.11.13)
【出願人】(503160629)クドス ファーマシューティカルズ リミテッド (23)
【出願人】(503406022)メイブリッジ リミテッド (5)
【Fターム(参考)】