説明

フラビン誘導体

本発明は、新規フラビン誘導体および他のフラビン誘導体、その使用およびリボスイッチリガンドおよび/または抗感染症剤として使用する組成物に関する。本発明はまた新規フラビン誘導体の製造方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細菌感染の処置または予防方法であって、それを必要とする患者に有効量の次のものから選択される化合物を投与することを含む、方法:
a) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I(i):
【化1】

〔式中、
(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)またはC3−7シクロアルキルであり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)、−N(R)(R)、C3−7シクロアルキルまたはC4−7ヘテロ環(例えば、ピペラジニルまたはピロリジニル)であり、ここで、該ヘテロ環は、場合によりC1−8アルキル(例えば、4−メチル−ピペラジン−1−イル)またはヒドロキシC1−8アルキル(例えば、4−ヒドロキシエチル−ピペラジン−1−イル)で置換されていてよく;または
(iii) RおよびRは、場合によりN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子を含んでよい環を形成するように連結し(例えば、−OCHCHO−);
(iv) RはHまたはC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチル、n−ペンチル、n−プロピル、n−ヘキシルまたはn−ヘプチル)であり、ここで、該アルキル基は場合により−OP(O)(OR)(OR17)、−OP(O)(OR)(NR1314)、−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−P(O)(OR)(OR17)、−P(O)(OR)(NR1314)、−P(O)(NR1314)(NR1516)、−CN、−C(O)OR、−C(O)N(H)(R)、−OR10、−C(O)N(R)(R)、および−N(R)(R)から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、C4−7ヘテロ環(例えば、ピペラジニル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたは2,2−ジメチルプロピル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OR11、−C(O)OR、−N(R)(R)(例えば、アミノまたはジメチルアミノ)、C1−8アルコキシル(例えば、メトキシ)、C6−10アリール(例えば、フェニル)、C5−10ヘテロアリール(例えば、ピリジニル)から選択される1個以上の基で置換されていてよく、ここで、該アリールまたはヘテロアリールは場合によりハロ(例えば、4−フルオロフェニル)、およびC4−7ヘテロ環で置換されていてよく、ここで、該ヘテロ環は、場合によりC1−8アルキル(例えば、モルホリン−4−イルまたは4−メチルピペラジン−1−イル)で置換されていてよく;
(vi) RおよびRは独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル)、−C1−8アルキル−OR11、−C(O)OR、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−C(O)N(H)R、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−N(H)−S(O)(CF)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキルおよびアリールから選択され、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(vii) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたはt−ブチル)、−OR11または−OBnであり;
(viii) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12、フェニルおよびBnから選択され、ここで、該フェニルおよびBnは、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルコキシで置換されていてよく(例えば、3−クロロ−フェニルメチル、3−フルオロ−フェニルメチル、4−メトキシ−3−フルオロフェニルメチル);
(ix) R10はH、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、−C1−8アルキル−OR11、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−C(O)N(H)R、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−N(H)−S(O)(CF)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−エチル、またはアリールであり、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COOR、または−C1−4アルキル−OC(O)R12で置換されていてよく;
(x) R11はH、または−C1−4アルキル−OC(O)R12(例えば、−CH−OC(O)R12)であり;
(xi) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)であり;
(xii) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOR18、−CH(イソプロピル)−COOR18、−CH(イソブチル)−COOR18、−CH(sec−ブチル)−COOR18)から選択され、ここで、該C1−8アルキル−COOR18のアルキル基は、場合によりヒドロキシC1−8アルキル(例えば、−CH(ヒドロキシメチル)−COOH)、カルボキシC1−8アルキル(例えば、−CH(−CHCOOH)−COOHまたは−CH(CHCHCOOH)−COOH)で置換されていてよく;
(xiii) R18はHまたはC1−8アルキル(例えば、エチル)である。〕
の化合物;
b) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I:
【化2】

〔式中、
(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)またはC3−7シクロアルキルであり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)、−N(R)(R)、C3−7シクロアルキルまたはC4−7ヘテロ環(例えば、ピペラジニルまたはピロリジニル)であり、ここで、該ヘテロ環は、場合によりC1−8アルキル(例えば、4−メチル−ピペラジン−1−イル)またはヒドロキシC1−8アルキル(例えば、4−ヒドロキシエチル−ピペラジン−1−イル)で置換されていてよく;
(iii) RはHまたはC1−8アルキル(例えば、n−ブチル、n−ペンチル、n−プロピル、n−ヘキシルまたはn−ヘプチル)であり、ここで、該アルキル基は場合により−OP(O)(OR)(OR17)、−OP(O)(OR)(NR1314)、−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−P(O)(OR)(OR17)、−P(O)(OR)(NR1314)、−P(O)(NR1314)(NR1516)、−CN、−C(O)OR、−C(O)N(H)(R)、−OR10、−C(O)N(R)(R)、および−N(R)(R)から選択される1個以上の基で置換されていてよく;または
(iv) RおよびRは、場合によりN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子を含んでよい環を形成するように連結し(例えば、−OCHCHO−);
(v) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、C4−7ヘテロ環(例えば、ピペラジニル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OR11、−C(O)OR、−N(R)(R)(例えば、アミノまたはジメチルアミノ)、C1−8アルコキシル(例えば、メトキシ)、C6−10アリール(例えば、フェニル)、C5−10ヘテロアリール(例えば、ピリジニル)から選択される1個以上の基で置換されていてよく、ここで、該アリールまたはヘテロアリールは場合によりハロ(例えば、4−フルオロフェニル)、およびC4−7ヘテロ環で置換されていてよく、ここで、該ヘテロ環は、場合によりC1−8アルキル(例えば、モルホリン−4−イルまたは4−メチルピペラジン−1−イル)で置換されていてよく;
(vi) RおよびRは独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、−C1−8アルキル−OR11、−C(O)OR、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−C(O)N(H)R、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−N(H)−S(O)(CF)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−エチルおよびアリールから選択され、ここで、該アリールは、場合により−COORで置換されていてよく;
(vii) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたはt−ブチル)、−OR11または−OBnであり;
(viii) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12、フェニルおよびBnから選択され、ここで、該フェニルおよびBnは、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルコキシで置換されていてよく(例えば、3−クロロ−フェニルメチル、3−フルオロ−フェニルメチル、4−メトキシ−3−フルオロフェニルメチル);
(ix) R10はH、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、−C1−8アルキル−OR11、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−C(O)N(H)R、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−N(H)−S(O)(CF)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−エチル、またはアリールであり、ここで、該アリールは、場合により−COOR、または−C1−4アルキル−OC(O)R12で置換されていてよく;
(x) R11はH、または−C1−4アルキル−OC(O)R12(例えば、−CH−OC(O)R12)であり;
(xi) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)であり;
(xii) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOH、−CH(イソプロピル)−COOH、−CH(イソブチル)−COOH、−CH(sec−ブチル)−COOH)から選択され、ここで、該C1−8アルキル−COOR18のアルキル基は、場合によりヒドロキシC1−8アルキル(例えば、−CH(ヒドロキシメチル)−COOH)、カルボキシC1−8アルキル(例えば、−CH(−CHCOOH)−COOHまたは−CH(CHCHCOOH)−COOH)で置換されていてよく;
(xiii) R18はHまたはC1−8アルキルである。〕
の化合物;
c) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I(ii):
【化3】

(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)、−N(R)(R)であり;
(iii) RはC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルまたはn−ヘプチル)であり、ここで、該アルキル基は場合により−OP(O)(OR)(OR17)、−OP(O)(OR)(NR1314)、−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−P(O)(OR)(OR17)、−P(O)(OR)(NR1314)、−P(O)(NR1314)(NR1516)、−CN、−C(O)OR、−C(O)N(H)(R)、−OR10、−C(O)N(R)(R)、および−N(R)(R)から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(iv) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたは2,2−ジメチルプロピル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OR11から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル),−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−C(O)N(H)R、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキルおよびアリールから選択され、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(vi) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたはt−ブチル)であり;
(vii) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12、フェニルおよびBnから選択され、ここで、該フェニルおよびBnは、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルコキシで置換されていてよく(例えば、3−クロロ−フェニルメチル、3−フルオロ−フェニルメチル、4−メトキシ−3−フルオロフェニルメチル);
(viii) R10は−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−OP(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−OP(O)(NR1314)(NR1516)、−C1−8アルキル−N(H)−S(O)(CF)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキル、またはアリールであり、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COOR、または−C1−4アルキル−OC(O)R12で置換されていてよく;
(ix) R11はH、または−C1−4アルキル−OC(O)R12(例えば、−CH−OC(O)R12)であり;
(x) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)であり;
(xi) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOR18、−CH(イソプロピル)−COOR18、−CH(イソブチル)−COOR18、−CH(sec−ブチル)−COOR18)から選択され、ここで、該C1−8アルキル−COOR18のアルキル基は、場合によりヒドロキシC1−8アルキル(例えば、−CH(ヒドロキシメチル)−COOH)、カルボキシC1−8アルキル(例えば、−CH(−CHCOOH)−COOHまたは−CH(CHCHCOOH)−COOH)で置換されていてよく;そして
(xii) R18はHまたはC1−8アルキル(例えば、エチル)である。〕
の化合物;
d) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I(iii):
【化4】

〔式中、
(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシ)、−N(R)(R)であり;
(iii) RはC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチル、n−ペンチル、n−プロピル、n−ヘキシルまたはn−ヘプチル)であり、ここで、該アルキル基は場合により−P(O)(OR)(OR17)、−P(O)(OR)(NR1314)、−P(O)(NR1314)(NR1516)、−C(O)OR、−OR10、−C(O)N(R)(R)、および−N(R)(R)から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(iv) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたは2,2−ジメチルプロピル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OHから選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、−C1−8アルキル(例えば、メチル)、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキル、またはアリールから選択され、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(vi) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12から選択され;
(vii) R10はH、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)であり;
(viii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)であり;
(ix) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOR18、−CH(イソプロピル)−COOR18、−CH(イソブチル)−COOR18、−CH(sec−ブチル)−COOR18)から選択され;
(x) R18はHまたはC1−8アルキル(例えば、エチル)である。〕
の化合物;
e) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I(iv):
【化5】

〔式中、
(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)、−N(R)(R)であり;
(iii) RはC1−8アルキル−N(R)(R)、C1−8アルキル−C(O)N(R)(R)、C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、C1−8アルキル−C(O)OR、C1−8アルキル−OR10であり;
(iv) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたは2,2−ジメチルプロピル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OR11から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル),−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキルおよびアリールから選択され、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(vi) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12から選択され;
(vii) R10はH、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキル、またはアリールであり、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(viii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)であり;
(ix) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOR18)から選択され;
(x) R18はHまたはC1−8アルキル(例えば、エチルまたはt−ブチル)である。〕
の化合物;
f) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式I(v):
【化6】

〔式中、
(i) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(ii) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C1−8アルコキシ(例えば、メトキシまたはエトキシ)、−N(R)(R)であり;
(iii) RはCアルキル−N(R)(R)、C1−2アルキル−C(O)N(R)(R)、C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、C1−8アルキル−C(O)OR、C1−8アルキル−OR10であり;
(iv) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、およびC1−8アルキル(例えば、メチル、エチルまたは2,2−ジメチルプロピル)から選択され、ここで、該アルキルは、場合により−OR11から選択される1個以上の基で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立して−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキルおよびアリールから選択され、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(vi) RおよびR17は独立してH、C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−ブチルまたはt−ブチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12から選択され;
(vii) R10はH、−C1−8アルキル−C(O)OR、−C1−8アルキル(アミン)−C(O)OR(例えば、−CHCHCH(NH)COOH)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(OR17)、−C1−8アルキル−P(O)(OR)(NR1314)、−C1−8アルキル−P(O)(NR1314)(NR1516)、7,8−ジメチル−イソアロキサジン−10−イル−C1−8アルキル、またはアリールであり、ここで、該アリールおよびアルキルは場合により−COORで置換されていてよく;
(viii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)であり;
(ix) R13、R14、R15およびR16は独立してH、C1−8アルキル、および−C1−8アルキル−COOR18(例えば、−CH(メチル)−COOR18)から選択され;
(x) R18はHまたはC1−8アルキル(例えば、エチルまたはt−ブチル)である。〕
の化合物;
g) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式III:
【化7】

〔式中、
(i) AlkはC1−8アルキル(例えば、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、6,6−ジメチルヘキシル、n−ヘプチル)であり;
(ii) Aは−ORまたは−N(R14)(R15)であり;
(iii) RはH、−C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−メチルプロピル、t−ブチル、n−ブチル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ヘキシ−5−イニル)、−ハロC1−8アルキル(例えば、2,2,2−トリフルオロエチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12、−C1−4アルキル−O−C1−4アルキル(例えば、−C(CH)(CH)OCHまたは−C(CH)(CH)CHOCH)、−C1−4アルキル−C(O)−(モルフィリン−4−イル)、−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル(例えば、ノルボルナン−2−イル−メチル(該シクロアルキルは、場合によりヒドロキシ基で置換されていてよい);アリール(例えば、フェニル)またはアリール−C1−4アルキル(例えば、ベンジル、1−メチル−2−フェニルエチル)(ここで、該アリールは、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルコキシ(例えば、3−クロロ−フェニルメチル、3−フルオロ−フェニルメチル、4−メトキシ−3−フルオロフェニルメチル、2−メトキシフェニル、2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)エチル)で置換されていてよい)であり;
(iv) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(v) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、−O−C3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル)、−O−C0−7アルキルC3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル、−O−CH−シクロペンチル)、−N(R)(R)、−(CH)−N(R)(R)、−C0−4アルキル−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチルメチル)、ヘテロC3−7シクロアルキル(例えば、ピロリジン−1−イル)、1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−[4−ピペラジン−1−イル]−4−オキソ−キノリン−3−カルボン酸)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)または−O−C1−8アルキル(例えば、メトキシ)であり、ここで、該アルキル基は、場合により1個以上のハロ(例えば、フルオロ)またはヒドロキシ基(例えば、トリフルオロメチル、−O−CHCHOH)で置換されていてよく;
(vi) RおよびRは独立して
a. H、
b. −C0−4アルキル−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロペンチル−メチル)、
c. ヘテロC3−7シクロアルキル(例えば、ピロリジニル、例えば、ピロリジン3−イル)、
d. アリール(例えば、フェニルまたは2,2−ジメチルプロピル)、
e. アリール−C1−8アルキル(ここで、該アリールは、場合によりハロ(例えば、4−フルオロフェニルエチル)で置換されていてよい)、
f. −(CH)−N(H)−(CH)−N(H)−(CH)−N(H)
g. −C1−8アルキル(例えば、メチル)(ここで、該アルキルは、場合により1個以上のヒドロキシ基(例えば、2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル、ヒドロキシエチル)で置換されていてよい)
であり;
(vii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)であり;そして
(viii) R13はHまたはC1−4アルキル(例えば、メチル)であり;
(ix) R14およびR15は独立してH、−OH、−S(O)CH、−OBnまたは−C1−4アルキル(例えば、メチル)である。〕
の化合物;
h) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式IV:
【化8】

(i) AlkはC1−8アルキル(例えば、エチルまたはn−ブチル)であり;
(ii) RおよびRは独立してH、−C1−4アルキル(例えば、メチル)、−(CH)C(NH)(COOH)CHF、−(CH)N(H)C(=NH)NH、−(CH)NH、−(CH)C(H)(OH)COOH、−C(O)(CH)COOH、−C1−4アルキル−C(O)OR(例えば、−CHCHCHCHC(O)OR、−CHCHCHC(O)OR,−CHCHC(O)ORまたは−CHC(O)OR、−C(CH)(CH)C(O)OR)、−C(O)CH、アリール(例えば、フェニル)、−C(O)−アリール、アリール−C1−4アルキル(例えば、ベンジル、ナフタ−1−イルメチル、ナフト−2−イルメチル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフタ−1−イルエチル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル(例えば、ピリド−2−イルメチル、ピリド−3−イルメチルまたはキノキサリニル)であり、ここで、該アリールおよびヘテロアリール基は、場合により1個以上の−C(O)OR、−NH、−S(O)NH、−CHNH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)、C1−4アルキル(例えば、メチル)から選択される基で置換されていてよく;
(iii) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(iv) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、−O−C3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル)、−N(R)(R)、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)または−O−C1−8アルキルであり、ここで、該アルキル基は、場合により1個以上のハロまたはヒドロキシル基(例えば、トリフルオロメチル、−O−CHCHOH)で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり、ここで、該アルキルは、場合により1個以上のヒドロキシ基(例えば、2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル)で置換されていてよく;
(vi) RはHまたはC1−4アルキル(例えば、t−ブチル、イソプロピル、メチル)であり;
(vii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)である。〕
の化合物;
i) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式V:
【化9】

〔式中、
AlkはC1−6アルキルであり、そしてhetarylはヘテロアリール(例えば、ピリミジン−2−イル)であり、そしてRおよびRは独立してH、C1−4アルキル(例えば、メチル)である。〕
の化合物;および
j) 遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、式VI:
【化10】

〔式中、
はHまたはC1−4アルキル(例えば、メチル)であり、そしてRはシアノである。〕
の化合物:
ただし、:(a)Rがメチルであり、そしてRがクロロであるとき、Rはメチルではない;(b)RがHであり、そしてRがジメチルアミンであるならば、RはHではない;(c)Rが(2R,3S,4S)−2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチルまたは5−ジハイドロゲンホスフェート(2R,3S,4S)−トリヒドロキシペンチルであり、そしてRがメチルであるとき、Rはメチルではない;(d)Rが(2R,3S,4S)−2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチルであり、そしてRがメチルであるとき、Rはジメチルアミノではない;(e)Rがメチルであり、そしてRがアルコキシであるとき、Rは2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチルではない;および(f)細菌感染がクラミドフィラ・シタッシによる感染であるとき、RおよびRはC1−5アルキル、C1−5アルコキシ、アミノ、水素およびハロゲン基から成る群から独立して選択されるとき、Rは−(CH)2−6−ホスフェートではない。
【請求項2】
化合物が式Iの化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
化合物が式I(i)の化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
化合物が式I(ii)の化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
化合物が式I(iii)の化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
化合物が式I(iv)の化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
化合物が式I(v)の化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
化合物が式IIIの化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
化合物が式IVの化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
化合物が式Vの化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
化合物が式VIの化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
感染がグラム陽性またはグラム陰性細菌感染による、請求項1−11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
細菌感染がカタル球菌、肺炎桿菌、表皮ブドウ球菌、緑色連鎖球菌、フェシウム菌、黄色ブドウ球菌、炭疽菌、野兎病菌、肺炎球菌、緑膿菌、アシネトバクター・バウマンニ、マルタ熱菌、大腸菌、インフルエンザ菌、リステリア菌、サルモネラ菌、コレラ菌、フェカリス菌、ペスト菌、枯草菌、化膿性連鎖球菌およびライム病菌から選択される、請求項1−12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
細菌感染が黄色ブドウ球菌感染である、請求項1−13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【請求項16】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

【請求項17】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化24】

【化25】

【請求項18】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化26】

【請求項19】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化27】

【請求項20】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化28】

【請求項21】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化29】

【化30】

【請求項22】
化合物が遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、次のものから成る群から選択される、1−14請求項のいずれか1項に記載の方法;
【化31】

【請求項23】
式Iの化合物が、さらに、Rが5−ジハイドロゲンホスフェート(2R,3S,4S)−トリヒドロキシペンチルであり、そしてRがメチルであるとき、Rはジメチルアミノではないとの条件付きである、請求項1−22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
細菌感染の処置用医薬の製造における、遊離、薬学的に許容される塩またはプロドラッグ形態の、請求項1−22のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項25】
感染が次の細菌の1種以上による感染である、請求項24に記載の使用:カタル球菌、肺炎桿菌、表皮ブドウ球菌、緑色連鎖球菌、フェシウム菌、黄色ブドウ球菌、炭疽菌、野兎病菌、肺炎球菌、緑膿菌、アシネトバクター・バウマンニ、マルタ熱菌、大腸菌、インフルエンザ菌、リステリア菌、サルモネラ菌、コレラ菌、フェカリス菌、ペスト菌、枯草菌、化膿性連鎖球菌およびライム病菌。
【請求項26】
炭疽病、ブドウ球菌性皮膚剥脱症候群(ブドウ球菌感染症)、肺炎、膿痂疹、おでき、蜂巣炎、毛包炎、フルンケル、癰、熱傷様皮膚症候群、膿瘍、髄膜炎、骨髄炎、心内膜炎、毒素ショック症候群(TSS)、敗血症、急性副鼻腔炎、中耳炎、敗血症性関節炎、心内膜炎、腹膜炎、心膜炎、蜂巣炎、脳膿瘍、野兎病、尿路感染、膿胸、食中毒、下痢および結膜炎から成る群から選択される疾患、状態または感染の処置用医薬の製造における、請求項1−22のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項27】
式Iの化合物が、さらに、Rが5−ジハイドロゲンホスフェート(2R,3S,4S)−トリヒドロキシペンチルであり、そしてRがメチルであるとき、Rがジメチルアミノではないとの条件付きである、請求項24−26のいずれか1項に記載の使用。
【請求項28】
遊離、塩またはプロドラッグ形態の、式III
【化32】

〔式中、
(i) AlkはC1−8アルキル(例えば、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、6,6−ジメチルヘキシル、n−ヘプチル)であり;
(ii) Aは−ORまたは−N(R14)(R15)であり;
(iii) RはH、−C1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、1−メチルプロピル、t−ブチル、n−ブチル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、ヘキシ−5−イニル)、−ハロC1−8アルキル(例えば、2,2,2−トリフルオロエチル)、−C1−4アルキル−OC(O)R12、−C1−4アルキル−O−C1−4アルキル(例えば、−C(CH)(CH)OCHまたは−C(CH)(CH)CHOCH)、−C1−4アルキル−C(O)−(モルフィリン−4−イル)、−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C3−7シクロアルキル−C1−4アルキル(例えば、ノルボルナン−2−イル−メチル)(ここで、該シクロアルキルは、場合によりヒドロキシ基で置換されていてよい);アリール(例えば、フェニル)またはアリール−C1−4アルキル(例えば、ベンジル、1−メチル−2−フェニルエチル)(ここで、該アリールは、場合により1個以上のハロまたはC1−4アルコキシ(例えば、3−クロロ−フェニルメチル、3−フルオロ−フェニルメチル、4−メトキシ−3−フルオロフェニルメチル、2−メトキシフェニル、2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)エチル)で置換されていてよい)であり;
(iv) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(v) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、−O−C3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル)、−O−C0−7アルキルC3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル、−O−CH−シクロペンチル)、−N(R)(R)、−(CH)−N(R)(R)、−C0−4アルキル−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチルメチル)、ヘテロC3−7シクロアルキル(例えば、ピロリジン−1−イル)、1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−[4−ピペラジン−1−イル]−4−オキソ−キノリン−3−カルボン酸)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)または−O−C1−8アルキル(例えば、メトキシ)であり、ここで、該アルキル基は、場合により1個以上のハロ(例えば、フルオロ)またはヒドロキシ基(例えば、トリフルオロメチル、−O−CHCHOH)で置換されていてよく;
(vi) RおよびRは独立して
a. H、
b. −C0−4アルキル−C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロペンチル−メチル)、
c. ヘテロC3−7シクロアルキル(例えば、ピロリジニル、例えば、ピロリジン3−イル)、
d. アリール(例えば、フェニルまたは2,2−ジメチルプロピル)、
e. アリール−C1−8アルキル(ここで、該アリールは、場合によりハロ(例えば、4−フルオロフェニルエチル)で置換されていてよい)、
f. −(CH)−N(H)−(CH)−N(H)−(CH)−N(H)
g. −C1−8アルキル(例えば、メチル)(ここで、該アルキルは、場合により1個以上のヒドロキシ基(例えば、2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル、ヒドロキシエチル)で置換されていてよい);
であり;
(vii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)であり;そして
(viii) R13はHまたはC1−4アルキル(例えば、メチル)であり;
(ix) R14およびR15は独立してH、−OH、−S(O)CH、−OBnまたは−C1−4アルキル(例えば、メチル)である。〕
の化合物。
【請求項29】
遊離、塩またはプロドラッグ形態の、式IV:
【化33】

〔式中、
(i) AlkはC1−8アルキル(例えば、エチルまたはn−ブチル)であり;
(ii) RおよびRは独立してH、−C1−4アルキル(例えば、メチル)、−(CH)C(NH)(COOH)CHF、−(CH)N(H)C(=NH)NH、−(CH)NH、−(CH)C(H)(OH)COOH、−C(O)(CH)COOH、−C1−4アルキル−C(O)OR(例えば、−CHCHCHCHC(O)OR、−CHCHCHC(O)OR,−CHCHC(O)ORまたは−CHC(O)OR、−C(CH)(CH)C(O)OR)、−C(O)CH、アリール(例えば、フェニル)、−C(O)−アリール、アリール−C1−4アルキル(例えば、ベンジル、ナフタ−1−イルメチル、ナフト−2−イルメチル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフタ−1−イルエチル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−4アルキル(例えば、ピリド−2−イルメチル、ピリド−3−イルメチルまたはキノキサリニル)であり、ここで、該アリールおよびヘテロアリール基は、場合により1個以上の−C(O)OR、−NH、−S(O)NH、−CHNH、ハロ(例えば、クロロ)、C1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)、C1−4アルキル(例えば、メチル)から選択される基で置換されていてよく;
(iii) RはH、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり;
(iv) RはH、ハロ(例えば、クロロ)、−O−C3−7シクロアルキル(例えば、−O−シクロペンチル)、−N(R)(R)、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、C1−8アルキル(例えば、メチルまたはエチル)または−O−C1−8アルキルここで、該アルキル基は、場合により1個以上のハロまたはヒドロキシル基(例えば、トリフルオロメチル、−O−CHCHOH)で置換されていてよく;
(v) RおよびRは独立してH、C3−7シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロペンチル)、C1−8アルキル(例えば、メチル)であり、ここで、該アルキルは、場合により1個以上のヒドロキシ基(例えば、2,3−ジヒドロキシプロピル、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル)で置換されていてよく;
(vi) RはHまたはC1−4アルキル(例えば、t−ブチル、イソプロピル、メチル)であり;
(vii) R12はC1−8アルキル(例えば、メチル、エチル、t−ブチル)または−OC1−8アルキル(例えば、メトキシ、エトキシ、t−ブトキシ)である。〕
の化合物。

【公表番号】特表2011−530595(P2011−530595A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522979(P2011−522979)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/004576
【国際公開番号】WO2010/019208
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(511039485)バイオレリックス・インコーポレイテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】BioRelix, Inc.
【Fターム(参考)】