説明

ブリスター基底部品用の冷間成形可能なラミネート

湿気と酸素に反応しやすい製品のためのブリスター包装の基底部品を製造するために、両側面をプラスチック材料でラミネートされたアルミニウム箔(14)で作られた、冷間成形可能なラミネート(10)は、その外層(12)として前記アルミニウム箔(14)の第1の面に配置されたプラスチック材料層と、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のフィルム又はコーティングによって前記アルミニウム箔(14)の第2の面に配置されたシール層(16)とを有する。このラミネートは、湿気と酸素に反応しやすい製品のためのブリスター包装の基底部品を製造するのに適当であり、そして、側方拡散が生じる場合に、従来のラミネートと比較して、湿気と、例えば、酸素のようなガスの浸透に対して、より高い保護効果を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、湿気と酸素に反応する製品のためのブリスター包装の基底部品を製造するために、両側面をプラスチック材料でラミネートされたアルミニウム箔によって作られた、冷間成形可能なラミネートに関し、その外層として前記アルミニウム箔の第1の面に配置されたプラスチック材料層と、前記アルミニウム箔の第2の面に配置されたシール層とを有する、冷間成形可能なラミネートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
プラスチック材料で両側面をラミネートされたアルミニウム箔で作られた冷間成形可能なラミネートは、とりわけ、医薬品のためのブリスター包装の基底部品を製造するために使用されている。これらの基底部品には、個々の錠剤やその他の形態を備えた一回分の服用量を収容するために、複数の凹所(ウエル)が形成されている。ここで、このアルミニウム箔は、第一義的には、水蒸気とガスの浸透に対するバリヤー層として使用され、とりわけ、製品が湿気を吸収し又は放出することから製品を保護する。
【0003】
医薬品のためのブリスター包装の基底部品を製造するための従来のラミネートは、しばしば、oPA/アルミニウム箔/シール層という構造を有する。従来のシール層は、15乃至100μmの厚さのPVC、20乃至60μmの厚さのPP、又は、30乃至50μmの厚さのPEによって構成されている。複数の凹所(ウエル)が充填された後、基底部品には、選択的に剥離可能なカバーホイルがシールされる。従来のカバーホイルは、状況に応じて、プラスチック材料で選択的に被覆され、フィルムでラミネートされ、又は、ラッカーを塗布された、アルミニウム箔である。これらのブリスター包装では、製品は、水蒸気とガスの浸透に対するバリアーとして配置された2枚のアルミニウム箔の間で、両側面からの環境の影響に対して保護される。
【0004】
しかしながら、ブリスター包装には保護されない部分が存在する。打ち抜かれた後には切り口が露出し、また、パーフォレーションを形成したときには、打ち抜き穴の切断部が露出する。これらの部分では、シール層は、もはや、アルミニウムで作られたバリヤー層によって保護されない。やがて時間が経過すると、側方からの拡散によって、湿気とガスがプラスチック材料を通過して凹所の中に拡散し、これによって充填物の耐久性を減ずる。
【0005】
湿気と酸素に対して極めて反応しやすい、薬剤の有効成分及び診断に用いられる化学薬品が、次々と開発されている。このような製品のために、側方拡散を減少させたブリスター包装が切望されている。
【0006】
バリヤー層と、湿気を吸収する物質を包含するシール層とを有する、多層フィルムは、WO−A−2004/000541およびWO−A−2004/080808から公知である。これらのフィルムは、例えば診断用検査片のような、湿気及び酸素に反応する物質を包装するために使用され、そして、折り畳まれた後でそれら自体に対して熱シールされ、又は、第2のフィルムに対して熱シールされる。水との結合力が強い吸湿材として、酸化カルシウム(CaO)を使用することが好ましい。
【特許文献1】WO−A−2004/000541
【特許文献2】WO−A−2004/080808
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、冒頭で述べたタイプの冷間成形可能なラミネートを提供することにあり、湿気と酸素に反応する製品を包装するためのブリスター包装の基底部品を製造するために適当であり、たとえそのシール層に吸湿材を混入しなくても、側方拡散による湿気と酸素の浸透に対する保護効果が従来のラミネートよりも高い、ラミネートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的を達成するために、そのシール層は、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のフィルム又はコーティングによって構成される。
【0009】
その外層は、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムであることが好ましい。
【0010】
本発明による第1のラミネート構造は、外層/アルミニウム箔/シール層という層配列を有する。
【0011】
本発明による第2のラミネート構造は、外層/中間層/アルミニウム箔/シール層という層配列を有し、更に、前記外層と前記アルミニウム箔の間に、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムが中間層として配されることが好ましい。
【0012】
本発明による第3のラミネート構造は、外層/アルミニウム箔/中間層/シール層という層配列を有し、更に、前記シール層と前記アルミニウム箔の間に、好ましくはプラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムが中間層として配置される。
【0013】
本発明による第4のラミネート構造は、外層/中間層/アルミニウム箔/中間層/シール層という層配列を有し、更に、前記外層と前記アルミニウム箔の間と、前記シール層と前記アルミニウム箔の間とに、それぞれ、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムが中間層として配置されることが好ましい。
【0014】
このアルミニウム箔は柔軟な状態にあり、好ましくは、20乃至100μmの厚さを有し、特に、好ましくは、30乃至60μmの厚さを有する。
【0015】
プラスチック材料で作られたこの2軸延伸フィルムは、好ましくは、10乃至40μmの厚さを有し、特に、好ましくは、12乃至40μmの厚さを有する。
【0016】
この2軸延伸フィルムは、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、又は、シクロオレフィンポリマー(COP)から成ることができる。
【0017】
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られたこのフィルムは、無延伸フィルムであっても良く、また、延伸フィルムであっても良く、好ましくは、5乃至110μmの厚さを有し、特に、好ましくは、10乃至60μmの厚さを有する。最適なバリアー効果に関する理想的なフィルム厚は、特に、酸素の側方からの拡散に対して最適なバリアー効果に関する理想的なフィルム厚は、5乃至19μmであり、特に、10乃至19μmである。IXAN(登録商標)、DIOFAN(登録商標)、SARAN(登録商標)、SARANEX(登録商標)、又は、SUMINLITE(登録商標)のような通常の商業材料を使用することができる。
【0018】
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)を用いたコーティングは、水溶液を用いて、又は、有機溶液中に溶解された樹脂を用いて、行われる。その適用重量(塗布量)は、好ましくは5乃至120g/mであり、特に、好ましくは、10乃至60g/mである。最適なバリアー効果に関する理想的な適用重量は、特に、酸素の側方拡散に対する最適なバリアー効果に関する理想的な適用重量は、20乃至30g/mである。
【0019】
これらの個々の層は、溶剤ベースの接着剤又は無溶剤型接着剤又は水性接着剤を用いたラミネーションによって、及び/又は、押出しラミネーションによって、結合することができる。その下に位置する外層又はアルミニウム箔は、印刷によって形成することができる。
【0020】
ブリスター基底部品は、この冷間成形可能なラミネートから、既知の方法で、製造することができる。この場合には、このラミネートのシール層は、ブリスター基底部品の内層を形成する。
【0021】
湿気及び酸素に反応しやすい製品を包装するためのブリスター包装では、特に、湿気及び酸素に反応しやすい錠剤や粉薬のような医薬品を包装するためのブリスター包装においては、状況に応じて、プラスチック材料と他の材料のいずれか一方又は双方で被覆されるか、フィルム又はラッカーでラミネートされた、アルミニウム箔が、このブリスター基底部品の前記PVDC層に対して、既知の方法で、シールされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明によるこれらの4つのラミネート構造のための好ましいフィルム/ホイルの組み合わせは、表1乃至4に記載したとおりである。
【0023】
これらのフィルムの基礎として使用されるプラスチック材料の短縮記号は、以下の意味を有する。
oPA 延伸ポリアミド
oPP 延伸ポリプロピレン
PET ポリエチレンテレフタレート
PVDC ポリ塩化ビニリデン
【0024】
【表1】

【0025】
【表2】

【0026】
【表3】

【0027】
【表4】

【0028】
本発明の更なる利点、特徴及び詳細は、概略図として表された図面の補助の下に、好ましい実施例の以下の記述から明らかになる。
【実施例】
【0029】
図1に示した冷間成形可能な第1のラミネート10は、湿気と酸素に反応する製品を包装するためのブリスター包装用の基底部品を製造するためのラミネートであり、次の層構造を有する。
12 外層、例えば、厚さ25μmのoPA
14 アルミニウム箔、例えば、厚さ60μm
16 PVDCで作られたシール層、例えば、厚さ10μm又は適用重量20g/m
【0030】
上述のoPAフィルム12は、後に、ラミネート10から製造されたブリスター基底部品の外側面を成し、また、上述のシール層16は、その内側面を成す。
【0031】
図2に示した冷間成形可能な第2のラミネート20は、湿気と酸素に反応する製品を包装するためのブリスター包装用の基底部品を製造するためのラミネートであり、次の層構造を有する。
22 外層、例えば、厚さ23μmのPET
24 アルミニウム箔、例えば、厚さ60μm
25 中間層、例えば、厚さ15μmのoPA
26 PVDCで作られたシール層、例えば、厚さ30μm又は適用重量40g/m
【0032】
上述のPETフィルム22は、後に、ラミネート20から製造されたブリスター基底部品の外側面を成し、上述のシール層26は、その内側面を成す。
【0033】
図3に示した冷間成形可能な第3のラミネート30は、湿気と酸素に反応する製品を包装するためのブリスター包装用の基底部品を製造するためのラミネートであり、次の層構造を有する。
32 外層、例えば、厚さ20μmのoPA
33 中間層、例えば、厚さ20μmのoPA
34 アルミニウム箔、例えば、厚さ45μm
36 PVDCで作られたシール層、例えば、厚さ19μm又は適用重量40g/m
【0034】
上述のoPAフィルム32は、ラミネート30から製造されたブリスター基底部品の外側面を成し、上述のシール層36は、その内側面を成す。
【0035】
図4に示した冷間成形可能な第4のラミネート40は、湿気と酸素に反応する製品を包装するためのブリスター包装用の基底部品を製造するためのラミネートであり、次の層構造を有する。
42 外層、例えば、厚さ20μmのoPA
43 中間層、例えば、厚さ20μmのoPA
44 アルミニウム箔、例えば、厚さ45μm
45 中間層、例えば、厚さ15μmのoPA
46 PVDCで作られたシール層、例えば、厚さ13μm又は適用重量20g/m
【0036】
上述のoPAフィルム42は、後に、ラミネート40から製造されたブリスター基底部品の外側面を成し、上述のシール層46は、その内側面を成す。
【0037】
図5に示したブリスター基底部品50は、ラミネート10、20、30、40から製造され、例えば錠剤を収容するために上記ラミネートから形成される複数の凹所(ウエル)52は、例えばダイ及びモールド手段による深絞り加工、又は、ダイ及びモールド手段による2段絞り法、或いは、ダイ/圧縮空気及びモールド手段による深絞り加工等の手段を用いて、上記ラミネートから冷間成形手段によって形成される。
【0038】
図6及び7に示すように、複数の凹所52に内容物を詰めた後、必要に応じて、プレス・スルー式のカバーホイル70又は剥離可能なカバーホイル70が、ブリスター基底部品50にシールされ、ブリスター包装60が形成される。
【0039】
ラミネート10、20、30、40から製造されたブリスター基底部品50に使用される、プレス・スルー式ホイルとして設計されたカバーホイル70は、例えば、次の層構造を有する。すなわち、シール層/アルミニウム箔/印刷下塗りラッカー/印刷/印刷上塗りラッカーという層構造である。上述の印刷上塗りラッカーを施された印刷面は、後に、カバーホイル70の外側面を成し、また、上記アルミニウム箔の自由側面は、前記ラミネートから製造されたブリスター基底部品50のPVDCで作られたシール層に対してシールされる。
【0040】
ラミネート10、20、30、40から製造されたブリスター基底部品50に使用される、剥離可能なホイルとして構成されたカバーホイル70は、例えば、次の層構造を有する。すなわち、シール媒体/アルミニウム箔/接着剤層/ポリエチレンテレフタレート(PET)で作られたフィルム/接着剤層/紙/印刷/印刷上塗りラッカーという層構造である。上述の印刷上塗りラッカーを施された印刷面は、後に、カバーホイル70の外側面を成し、また、上記アルミニウム箔の自由側面は、前記ラミネートから製造されたブリスター基底部品50のPVDCで作られたシール層に対してシールされる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、図5に示したブリスター基底部品を製造するための冷間成形可能な第1のラミネートの層構造を示す図であり、図6のII−II線に沿う断面図である。
【図2】図2は、図5に示したブリスター基底部品を製造するための冷間成形可能な第2のラミネートの層構造を示す図であり、図6のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3は、図5に示したブリスター基底部品を製造するための冷間成形可能な第3のラミネートの層構造を示す図であり、図6のII−II線に沿う断面図である。
【図4】図4は、図5に示したブリスター基底部品を製造するための冷間成形可能な第4のラミネートの層構造を示す図であり、図6のII−II線に沿う断面図である。
【図5】図5は、図1乃至4のラミネートのうちの一つから冷間成形されたブリスター基底部品の平面図である。
【図6】図6は、図5のブリスター基底部品の図5のI−I線に沿う断面図である。
【図7】図7は、プレス・スルー式ホイル又は剥離可能なカバーホイルがシールされた図5のブリスター基底部品を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湿気と酸素に反応する製品のためのブリスター包装(60)の基底部品(50)を製造するために、両側面をプラスチック材料でラミネートされたアルミニウム箔(14、24、34、44)によって作られた、冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)であって、前記アルミニウム箔(14、24、34、44)の第1の面に、外層(12、22、32、42)として配置されたプラスチック材料層と、前記アルミニウム箔(14、24、34、44)の第2の面に配置されたシール層(16、24、34、44)とを有する、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、前記シール層(16、26、36、46)は、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られたフィルム又はコーティングで構成されていることを特徴とする、冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項2】
請求項1に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、前記外層(12、22、32、42)は、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムであることを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項3】
請求項2に記載された冷間成形可能なラミネート(30、40)において、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムが、中間層(33、43)として、前記外層(32、42)と前記アルミニウム箔(34、44)との間に配置されていることを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(30、40)。
【請求項4】
請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(20、40)において、プラスチック材料で作られた2軸延伸フィルムが、前記アルミニウム箔(24、44)と、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られた前記フィルム又は前記コーティング(26、46)との間に、前記中間層(25、45)として配置されていることを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(20、40)。
【請求項5】
請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、前記アルミニウム箔(14、24、34、44)は、20乃至100μmの厚さを有し、好ましくは、30乃至60μmの厚さを有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項6】
請求項2乃至4のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、プラスチック材料で作られた前記2軸延伸フィルムは、10ないし40μmの厚さを有し、好ましくは、12乃至40μmの厚さを有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項7】
請求項2乃至4のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、前記2軸延伸フィルムは、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、又は、シクロオレフィンポリマー(COP)で作られていることを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項8】
請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られた前記フィルム(16、26、36、46)は、無延伸フィルム又は延伸フィルムであり、かつ、10乃至120μmの厚さを有し、好ましくは、12乃至105μmの厚さを有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項9】
請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られた前記フィルム(16、26、36、46)は、無延伸フィルム又は延伸フィルムであり、かつ、5乃至19μmの厚さを有し、好ましくは、10乃至19μmの厚さを有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項10】
請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られた前記コーティング(16、26、36、46)は、5乃至120g/mの適用重量を有し、好ましくは、10乃至60g/mの適用重量を有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項11】
請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)において、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)で作られた前記コーティング(16、26、36、46)は、20乃至30g/mの適用重量を有することを特徴とする、前記冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)。
【請求項12】
請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)から製造されたブリスター基底部品(50)。
【請求項13】
湿気と酸素に反応する製品のためのブリスター包装(60)であって、請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載された冷間成形可能なラミネート(10、20、30、40)から製造されたブリスター基底部品(50)と、前記ブリスター基底部品(50)のラミネートのシール層(16、26、36、46)に対してシールされ、かつ、アルミニウム箔を含む、外層(70)とを有する、湿気と酸素に反応する製品のためのブリスター包装(60)。
【請求項14】
湿気と酸素に反応する錠剤及び粉薬のような医薬品のための請求項13に記載されたブリスター包装(60)の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−515786(P2009−515786A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540475(P2008−540475)
【出願日】平成18年10月17日(2006.10.17)
【国際出願番号】PCT/EP2006/009984
【国際公開番号】WO2007/057081
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(504313044)アルカン テヒノロギー ウント メーニッジメント リミテッド (24)
【氏名又は名称原語表記】ALCAN TECHNOLOGY & MANAGEMENT LTD.
【住所又は居所原語表記】Badische Bahnhofstrasse 16, CH−8212 Neuhausen am Rheinfall, Switzerland
【Fターム(参考)】