説明

プッシュ式スイッチ外筐構造

【課題】スイッチノブの仕様に関らず、スイッチホルダの部品共用化が可能なプッシュ式スイッチ外筐構造を提供する。
【解決手段】プッシュ式スイッチ外筐構造10は、側壁のうち少なくとも3箇所にスイッチノブ押下方向に延びるガイド溝40〜45が設けられた筒形26,28を2つ並列して構成されるスイッチホルダ12と、筒形26,28の開口を覆う蓋形状を呈し筒形26,28の側壁と対向する内壁のうち少なくとも3箇所にガイド溝40〜45と嵌め合うガイドレールが設けられたスイッチノブとを備え、1つの筒形の開口を覆う単スイッチノブ85,87のガイドレールを1つの筒形のガイド溝40〜45のうち少なくとも3つに対応させ、2つの筒形の開口を覆う一体スイッチノブのガイドレールを2つの筒形26,28のガイド溝40〜45のうち少なくとも3つに対応させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシュ式スイッチ外筐構造に関し、特に、スイッチホルダがスイッチノブを摺動可能に保持するプッシュ式スイッチ外筐構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から自動車等の車両の室内においては、エアコンディショナ等を操作するため、図9に示すような操作パネル200に、プッシュ式のスイッチ202,204が配置されることが多い。このようなスイッチの表面は、操作の対象となる装置や機能を絵柄や文字で表示した単体のスイッチノブ(以下、単スイッチノブと記す)206,208で構成されている。車室内の搭乗者は、この単スイッチノブを押下することで、車載の各種装置を操作することができる。
【0003】
このような操作パネル200に配置されるスイッチにおいては、2つの単スイッチノブ206,208が隣接して配置されることが多い。この2つの単スイッチノブ206,208は、通常、図10に示す従来例1のように、1つのスイッチホルダ210に装着される。単スイッチノブ206,208には、その蓋形状の内側表面に、それぞれ3箇所にガイドレール212が設けられ、一方、スイッチホルダ210には、これらガイドレール212に対応するガイド溝214が設けられている。このようなガイドレール212をガイド溝214に嵌め合わせることで、スイッチホルダ210は、単スイッチノブ206,208を、その押下方向(図10に矢印Vで示す)に摺動可能に保持している。
【0004】
しかし、車両の仕向け地等の仕様に応じて搭載される装置や機能は異なり、操作が不要となるスイッチが生じることがある。例えば、図9及び図10における、表面に”REAR”と表示されたスイッチノブ206が操作不要となる場合がある。
【0005】
そこで従来例2では、押下操作が可能な単スイッチノブ206に替えて、図11に示すように、表面に何ら表示がなく且つ押下操作できないようなダミー(偽装品)の単スイッチノブ220を、スイッチホルダ210に装着することで、対応していた。
【0006】
しかし、このような押下操作できないダミーの単スイッチノブ220を装着することは、意匠上好ましくない。また、ダミーの単スイッチノブ220の設定を無くすことで、単スイッチノブの部品コストを削減し、かつ生産時の余計な組付け工程を廃止したいという要望があった。
【0007】
そこで、従来例3では、操作不要となるスイッチが生じる仕様においては、従来例1の隣接するスイッチノブ206,208の化粧面を、一体化した形状のスイッチノブ(以下、一体スイッチノブと記す)230を設定し(図12参照)、更に、この一体スイッチノブ230に対応した専用のスイッチホルダを設定することにより対応していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、この従来例2では、装着するスイッチノブの仕様に応じて、スイッチホルダに差異が生じるため、その分余計なスイッチホルダ製造コストが生じることとなった。近年のコスト削減や、部品点数削減の観点から、スイッチホルダの共用化が要望されている。
【0009】
そこで本発明は、スイッチノブの仕様に関らず、スイッチホルダの部品共用化が可能なプッシュ式スイッチ外筐構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るプッシュ式スイッチ外筐構造は、スイッチホルダが、スイッチノブを、その押下方向に摺動可能に保持する、プッシュ式スイッチ外筐構造であって、少なくとも一端に開口を有する矩形の筒形であり、その側壁のうち少なくとも3箇所に、スイッチノブ押下方向に延びるガイド溝が設けられた筒形を、2つ並列して構成されるスイッチホルダと、筒形の開口を覆う蓋形状を呈し、筒形の側壁と対向する内壁のうち少なくとも3箇所に、ガイド溝と嵌め合うガイドレールが設けられた、スイッチノブと、を備え、1つの筒形の開口を覆う単スイッチノブのガイドレールを、1つの筒形のガイド溝のうち少なくとも3つに対応させ、2つの筒形の開口を覆う一体スイッチノブのガイドレールを、2つの筒形のガイド溝のうち少なくとも3つに対応させることを特徴とする。
【0011】
ここで、筒形の開口内側に収容される光源が2つの筒形の開口を覆うスイッチノブの背面中央を照明可能に、2つの筒形の相対向する側壁に、切欠きが形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明のプッシュ式スイッチ外筐構造によれば、2つの単スイッチノブであっても、1つの一体スイッチノブであっても、同一のスイッチホルダに装着することができ、スイッチホルダの部品共用化が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。まず、本実施形態のスイッチ外筐構造10が用いられるプッシュ式スイッチ1について、図1及び図2を用いて、その概略を説明する。図1は、本実施形態のプッシュ式スイッチ1の構成を示す分解斜視図であり、スイッチホルダ12からスイッチノブを外した状態を示している。なお、図1は、2つのスイッチノブ85,87を装着した例を示している。図2は、図1に矢印Aで示す方向から見た、プッシュ式スイッチ1の上面図であり、各部品の配置を示している(スイッチノブ85,87については、その形状の概略を一点鎖線で示す。)。このプッシュ式スイッチ1は、自動車のセンタークラスタパネル等に装着され、車両に搭載されるエアコンディショナの各種機能を操作するために使用される。
【0014】
プッシュ式スイッチ1は、図1に示すように、基板16と、この上に設けられる、タクトスイッチ18,20、スイッチ外筐構造10、および光源(図2に符号22,24で示す)から構成される。更に、スイッチ外筐構造10は、スイッチホルダ12と、これに摺動可能に装着されるスイッチノブ(図1においては、2つのスイッチノブ85,87)から構成される。図1に示すように、スイッチホルダ12は、矩形の筒形26,28を、2つ並列して有している。筒形26,28の外側に隣接して、それぞれタクトスイッチ18,20が配置される。また、筒形26,28の開口30,32の内側には、図2に示すように、光源である発光ダイオード22,24(以下、LEDと記す)が配置される。
【0015】
スイッチホルダ12には、2つのスイッチノブ85,87が、摺動可能に装着される。車両の搭乗者は、これらスイッチノブ85,87を介して、タクトスイッチ18,20を押下する。タクトスイッチ18,20は、いわゆる「モメンタリースイッチ」であり、押下されるたびにオン状態とオフ状態とを切替える。LED22,24は、それぞれ、タクトスイッチ18,20がオン状態となったときに発光するように設定されている。LED22,24が発する光は、それぞれ筒形26,28の開口30,32へと導かれ、スイッチノブ85,87の背面を照明する。搭乗者は、スイッチノブ85,87に設けられた半透明のインジケータ88,89を通して、スイッチがオン状態にあるか、オフ状態にあるかを視認することができる。
【0016】
ここで、本実施形態のスイッチホルダ12について、図1、図2、及び図3を用いて、その詳細を説明する。図3は、図2のB−B線による断面図である。図1に示すように、スイッチホルダ12の筒形26,28は、略同一形状を有し、並列して設けられ、且つ一体に成形されている。各筒形26,28は、図2に示すように、その四辺を構成する側壁部を有する。筒形26は、開口30の四辺を構成する側壁部60,61,62,63を有し、一方、筒形28は、開口32の四辺を構成する側壁部64,65,66,67を有している。これらの側壁部60〜67は、図1に示すように、基板16と接する足部70と一体に成形されている。
【0017】
筒形26,28には、それぞれ3箇所ずつガイド溝が一体に設けられている。図2に示すように、筒形26には、ガイド溝40,41,42が、筒形28には、ガイド溝43,44,45が、設けられている。これらのガイド溝40〜45は、各筒形26,28の側壁部に沿って、開口30,32から、足部70まで、スイッチノブ押下方向(図1に矢印Aで示す方向)に延設されている。
【0018】
ガイド溝の配置について、図2を用いて詳細を説明する。筒形26においては、側壁部61の略中央にガイド溝41が設けられている。このガイド溝41が設けられる位置は、タクトスッチ18に対して図2に矢印Cで示す上側となっている。また、側壁部60の図2に矢印Dで示す下側にはガイド溝40が、側壁部63の下側にはガイド溝42が設けられている。ガイド溝40とガイド溝42は、タクトスイッチ18を挟んで、相対向する位置に配置されている。すなわち、ガイド溝40と42を直線で結び、この直線と、ガイド溝41から下ろした垂線の交点に、タクトスイッチ18が配置されることとなる。また、ガイド溝41は、図2に矢印Cに示す上側に、ガイド溝40は、図2に矢印Eで示す左側に、ガイド溝42は、図2に矢印Fで示す右側に、それぞれU字形状の開いた部位を有するように成形されている。
【0019】
同様に、筒形28においては、側壁部65の略中央にガイド溝44が、側壁部64の下側にはガイド溝45が、側壁部67の下側にはガイド溝43が、設けられている。ガイド溝43とガイド溝45には、タクトスイッチ20を挟んで、相対向する位置に配置されている。ガイド溝44には、その上側に、ガイド溝43は、その左側に、ガイド溝45は、その右側にU字形状の開いた部位を有するように、それぞれの側壁部に一体に成形されている。
【0020】
また、2つの筒形26,28の相対向する側壁、即ち側壁部63と側壁部67には、図1に示すように、それぞれ切欠き72,74が形成されている。切欠き72は、図2に示すように、筒形26の開口内部に収容されたLED22に対し、並列する筒形28の側(図2に矢印Fで示す方向)にある側壁部63に形成されている。一方、切欠き74は、筒形28の開口内部に収容されたLED24に対し、並列する筒形26の側(図2に矢印Eで示す方向)にある側壁部67に形成されている。
【0021】
次に、本実施形態のスイッチホルダ12に装着されるスイッチノブについて説明する。図3及び図4は、スイッチホルダにスイッチノブを装着した状態を示す図である。スイッチノブは、プッシュ式スイッチ1が装着される車両の仕様に応じて、2通りの形態を設定することができる。一つは、図3に示すように、それぞれ別個に化粧面84,86を有する2つの単体のスイッチノブ(以下、単スイッチノブと記す)85,87を装着する場合であり、もう一方は、図4に示すように、1つの化粧面34を有するスイッチノブ14(以下、一体スイッチノブと記す)を装着する場合である。なお、化粧面34は、化粧面84,86を一体化した形状となる。
【0022】
まず、2つの単スイッチノブを装着する場合について、図2、図3、図5、及び図6を用いて説明する。図3は、2つの単スイッチノブ85,87をスイッチホルダ12に装着した状態を示す上面図であり、図5は、図3のB−B線による断面図であり、図6は、図3のK−K線による断面図である。
【0023】
単スイッチノブ85は、筒形26の開口30を覆う蓋形状を呈しており、図3に示すように、その化粧面84には、スイッチの機能を示す文字「REAR」が表示されている。この文字の図3に矢印Cで示す上側には、単スイッチノブ85の背面中央90からの光が透過可能な半透明のインジケータ88が設けられている。
【0024】
単スイッチノブ85の内壁92には、筒形26のガイド溝40,41,42に対応する位置に、それぞれガイドレール100,101,102が延設されている。これらガイドレール100,101,102を、それぞれガイド溝40,41,42に嵌めこむことで、単スイッチノブ85は、スイッチホルダ12に対し、スイッチノブ押下方向に摺動可能に保持することができる。
【0025】
一方、単スイッチノブ87は、筒形28の開口32を覆う蓋形状を呈しており、図3に示すように、その化粧面86には、「デフロスタ」の絵柄が表示されている。この絵柄の図3に矢印Cで示す上側には、インジケータ89が設けられている。
【0026】
単スイッチノブ87の内壁93には、筒形28のガイド溝43,44,45に対応する位置に、それぞれガイドレール103,104,105が延設されている。これにより、単スイッチノブ87は、単スイッチノブ85と同様に、スイッチホルダ12に対し摺動可能に保持することができる。
【0027】
また、単スイッチノブ85,87には、図3に示すように、それぞれ押下突起57,55が内壁に延設されている。図6に示すように、単スイッチノブ85の押下突起55はタクトスイッチ18に、単スイッチノブ87の押下突起57はタクトスイッチ20に、それぞれ対応している。単スイッチノブ85,87を押下するたびに、それぞれタクトスイッチ18,20のオン状態とオフ状態を切替えることができる。単スイッチノブ85,87を押してタクトスイッチ18,20がオン状態となると、それぞれ図5に示すLED22,24が発光する。LED22,24が発する光は、筒形26,28の開口30,32へと導かれ、それぞれ単スイッチノブの背面中央90,91を照明する。
【0028】
ここで、図5に示すように筒形26,28の側壁部63,67には、それぞれ切欠き72,74が形成されている。しかし、これら切欠き72,74の深さL1は、単スイッチノブ85,87をスイッチホルダ12に装着したとき、単スイッチノブ85,87の内壁92,93が、切欠き72,74を覆い隠すように設定されている。
【0029】
したがって、図5に二点差線矢印P,Qで示すように、LED22,24が発する光は、単スイッチノブ85,87の内壁92,93からもれることなく、単スイッチノブ85,87の背面中央90,91を照明することができる。
【0030】
次に、1つの一体スイッチノブ14を装着する仕様について、図2、図4、図7、及び図8を用いて説明する。図4は、一体スイッチノブ14をスイッチホルダ12に装着した仕様を示す上面図であり、図7は、図4のM−M線による断面図で有り、図8は、図4のN−N線による断面図である。なお、この一体スイッチノブ14がスイッチホルダ12に装着されるのは、車両の仕様により、前述の「REAR」と表示されるスイッチが不要となる場合を想定している。
【0031】
一体スイッチノブ14は、図2に示す2つの筒形26,28の開口30,32の両方を覆う蓋形状を呈しており、図4に示すように、その化粧面34には、「デフロスタ」の絵柄が表示されている。この文字の上方(図4に矢印Cで示す方向)には、インジケータ38が設けられている。
【0032】
一体スイッチノブ14の内壁95には、筒形26のガイド溝40、及び筒形28のガイド溝44,45に対応する位置に、それぞれガイドレール50,51,52が延設されている。これらガイドレール50,51,52を、スイッチホルダ12のガイド溝40,44,45に嵌めこむことで、一体スイッチノブ14は、スイッチホルダ12に対し、スイッチノブ押下方向に摺動可能に保持することができる。
【0033】
なお、本実施形態のスイッチノブ14において、ガイドレールは、筒形26のガイド溝40と、筒形28のガイド溝44,45に対応する位置に設けられたが、これに限定されるものではない。ガイド溝40〜45のうち、少なくとも3箇所に対応する位置に、ガイドレールが設けられれば良い。例えば、ガイド溝40,41,45に対応する位置に、ガイドレールを延設することも好適である。
【0034】
また、一体スイッチノブ14には、図4に示すように、押下突起56が内壁95に設けられている。図8に示すように、一体スイッチノブ14の押下突起56はタクトスイッチ20に対応している。一体スイッチノブ14を押下するたびに、タクトスイッチ20のオン状態とオフ状態を切替えることができる。一体スイッチノブ14を押してタクトスイッチ20がオン状態となると、図7に示すように、LED22,24のうち少なくとも一方が発光する。LED22若しくはLED24が発する光は、一体スイッチノブ14の背面中央76を照明する。
【0035】
ここで、図7にも示されるように、切欠き72,74が形成されている。しかし、これら切欠き72,74の深さL1は、一体スイッチノブ14をスイッチホルダ12に装着したとき、LED22,24が発する光が、一体スイッチノブ14の背面中央76を照明可能な高さに設定されている。また、切欠き72,74の深さ、即ち、図7に示す切欠き72,74の下端78は、一体スイッチノブ14の内壁95の下端96よりも、高い位置となる(矢印Jで示す方向に位置する)ように設定されている。
【0036】
したがって、LED22,24が発する光は、図7に二点差腺矢印G,Hで示すように、一体スイッチノブ14の内壁95からもれることなく、一体スイッチノブ14の背面中央76を照明することができる。
【0037】
以上に説明したように、本実施形態のプッシュ式スイッチ外筐構造においては、同一形状のスイッチホルダ12に対し、1つの筒形の開口を覆う単スイッチノブ85,87の2つを装着することができ、更に、2つの筒形の開口を覆う一体スイッチノブ14のみ装着することもできる。したがって、車両の仕様に応じて、操作不要となるスイッチノブが生じる場合においても、一体スイッチノブを装着することで、従来例のようなダミーのスイッチノブを装着することなく、かつスイッチホルダを共用化することができる。
【0038】
また、スイッチホルダの2つの筒形の相対向する側壁に切欠きを形成した為、2つの単スイッチノブを装着した場合だけでなく、一体スイッチノブを装着した場合においても、筒形の開口内部に収容される光源の光を、スイッチノブの外部に漏らすことなく、スイッチノブの背面中央、即ちスイッチノブのインジケータを良好に照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施形態のプッシュ式スイッチの構成の一例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に矢印Aで示す方向から見た、プッシュ式スイッチ1の上面図であり、各部品の配置を示す図である。
【図3】本実施形態のプッシュ式スイッチ外筐構造において、スイッチホルダに2つの単スイッチノブ装着した状態を示す上面図である。
【図4】本実施形態のプッシュ式スイッチ外筐構造において、スイッチホルダに1つの一体スイッチノブ装着した状態尾を示す上面図である。
【図5】図3のB−B線による断面図である。
【図6】図3のK−K線による断面図である。
【図7】図4のM−M線による断面図である。
【図8】図4のN−N線による断面図である。
【図9】車両の室内における操作パネルの外観図である。
【図10】従来例1における、プッシュ式スイッチの構成を示す分解斜視図である。
【図11】従来例2において、ダミーの単スイッチノブを、スイッチホルダに装着した状態を示す、操作パネルの外観図である。
【図12】従来例3において、一体スイッチノブを、スイッチホルダに装着した状態を示す、操作パネルの外観図である。
【符号の説明】
【0040】
1 プッシュ式スイッチ、10 プッシュ式スイッチ外筐構造、12 スイッチホルダ、14 一体スイッチノブ、16 基板、18,20 タクトスイッチ、22,24 LED、26,28 筒形、30,32 開口、40,41,42,43,44,45 ガイド溝、50,51,52 ガイドレール、85,87 単スイッチノブ、100,101,102,103,104,105 ガイドレール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチホルダが、スイッチノブを、その押下方向に摺動可能に保持する、プッシュ式スイッチ外筐構造であって、
少なくとも一端に開口を有する矩形の筒形であり、その側壁のうち少なくとも3箇所に、スイッチノブ押下方向に延びるガイド溝が設けられた筒形を、2つ並列して構成されるスイッチホルダと、
筒形の開口を覆う蓋形状を呈し、筒形の側壁と対向する内壁のうち少なくとも3箇所に、ガイド溝と嵌め合うガイドレールが設けられた、スイッチノブと、
を備え、
1つの筒形の開口を覆う単スイッチノブのガイドレールを、1つの筒形のガイド溝のうち少なくとも3つに対応させ、
2つの筒形の開口を覆う一体スイッチノブのガイドレールを、2つの筒形のガイド溝のうち少なくとも3つに対応させることを特徴とするプッシュ式スイッチ外筐構造。
【請求項2】
請求項1に記載のプッシュ式スイッチ外筐構造であって、
筒形の開口内側に収容される光源が、2つの筒形の開口を覆うスイッチノブの背面中央を照明可能に、2つの筒形の相対向する側壁に、切欠きが形成されていることを特徴とするプッシュ式スイッチ外筐構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−196270(P2006−196270A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−5566(P2005−5566)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【出願人】(000185617)小島プレス工業株式会社 (515)
【Fターム(参考)】