説明

プラント設備

【課題】減速機や増速機といった変速機を不要とし、プラント全体効率を向上させたプラント設備を提供する。
【解決手段】電源周波数より高い周波数で回転するタービン1と、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する発電機2と、負荷装置6と直結され、前記発電機2から出力される電源周波数より高い周波数の電気13で作動する電動モータ5とを備え、前記負荷装置6を前記電動モータ5と同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とするプラント設備。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電設備で発生した電気で負荷装置を駆動するプラント設備に関する。
【背景技術】
【0002】
タービンにより駆動される発電機により発電される電気で、電動モータを作動させ、当該電動モータの動力により負荷装置を駆動する技術としては、例えば特開2000−
104698号公報に記載のものがある。
【0003】
【特許文献1】特開2000−104698号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の特開2000−104698号公報の従来技術では、ガスタービンと発電機の間に減速機を設置し、モータとガス圧縮機の間に増速機を用いているため、これら減速機,増速機などの変速機により発生する損失によって、プラント設備の効率が低下することになる。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、変速機を不要とし、プラント全体効率を向上させたプラント設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のプラント設備は、電源周波数より高い周波数で回転するタービンと、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する発電機と、負荷装置と直結され、前記発電機から出力される電源周波数より高い周波数の電気で作動する電動モータとを備え、前記負荷装置を前記電動モータと同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、減速機や増速機などの変速機を必要せず、プラント全体の効率を向上させたプラント設備を提供できるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施例を説明する前に、先ず一般的なプラント設備について図8を用いて説明する。なお、以下の説明では発電設備としてガスタービンを用いた例を説明するが、蒸気タービンを用いた発電設備にも適用することが可能である。また、モータにより駆動する負荷として、ガス圧縮機を例に用いて説明するが、ポンプなどの負荷装置にも適用することが可能である。
【0009】
図示するプラント設備は、大別して発電側設備100と負荷側設備200によって構成されている。発電側設備100は、主に発電設備であるガスタービン20と、このガスタービンによって駆動される発電機22を備えており、ガスタービン20で発生した動力はガスタービン回転軸23から減速機21を介して発電機回転軸24に伝達される。減速機21では、発電機22で発生する電力が電源周波数(50Hzまたは60Hz)となるように、発電機22に伝達される回転数が調節される。なお、ガスタービン20,減速機
21,発電機22のそれぞれの回転軸は軸受30,31,32を介して支持されている。
【0010】
また、負荷側設備200は、発電機22から供給される電源周波数の電気36により駆動される電動モータ25と、この電動モータ25を動力源とするガス圧縮機27によって構成されている。電動モータ25で発生した動力は、電動モータ回転軸28から増速機
26を介してガス圧縮機回転軸29に伝達される。なお、電動モータ25,増速機26,ガス圧縮機27のそれぞれの回転軸は軸受33,34,35を介して支持されている。
【0011】
上述のように構成したプラント設備では、負荷装置としてガス圧縮機27を用い、ガスを高い圧力まで圧縮している。そして、同じプラント設備内にガスタービン発電設備を有しており、電動モータ25を駆動する電気を発電機22によって作り出している。一般的にプラント設備における発電用ガスタービンは、比較的中小型のガスタービンが用いられる。大型ガスタービンは回転数を、電源周波数である50Hz、あるいは60Hzに合わせる設計となっているが、中小型ガスタービンでは、熱効率を最適とするため、通常60Hz以上の高速回転数で作動する。
【0012】
一方、発電機22は2極式発電機の場合は、電源周波数の50Hz、もしくは60Hzで回転し、4極式等、極数が増える場合は、さらに小さい回転数となる。したがって、中小型のガスタービン発電設備の場合には、ガスタービン20と発電機22の間に減速機
21を設置し、ガスタービン回転軸23の回転数を発電機回転軸24の回転数に合わせている。
【0013】
ここで、ガスタービン発電設備の減速機21は、大きさの異なる歯車の組み合わせにより構成されたものであるため、歯車のかみ合い損失や風損により、発電効率が低下してしまう。また、歯車は減速機軸受31により支持されているため、軸受損失が発生し、発電効率を低下させることになる。さらに、歯車や軸受には潤滑油を多量の潤滑油を供給する必要があるため、タンク,ポンプ,フィルタ,クーラ等の潤滑油関連機器の容量が大きくなり、各種弁の数や配管長さも大きくなるという問題点もある。
【0014】
ガスタービン発電設備により発電された、電源周波数(50Hzまたは60Hz)の電気36は、同じプラント内に設置された電動モータ25に送られ、電動モータ25を作動させる。電動モータ25が作動することにより、ガス圧縮機27が駆動され、必要な仕事を行う。電動モータ25の回転数は通常、電源周波数の50Hz、あるいは60Hzである。一方、ガス圧縮機27は大きい回転数の方が効率が良いため、通常60Hzより大きい回転数で駆動される。したがって、電動モータ25とガス圧縮機27の間に増速機26を設置し、電動モータ回転軸28から伝達された回転数を、ガス圧縮機回転軸29が所望する回転数となるように増速機26で増速させている。
【0015】
増速機26も前述した減速機21と同様に、大きさの異なる歯車の組み合わせであるため、歯車のかみ合い損失や風損により、発電効率が低下する。歯車は増速機軸受34により支持されているため、軸受損失が発生し、発電効率を低下させる。さらに、歯車や軸受に潤滑油を多量の潤滑油を供給する必要があるため、タンク,ポンプ,フィルタ,クーラ等の潤滑油関連機器の容量が大きくなり、各種弁の数や配管長さも大きくなるという問題点もある。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるプラント設備の全体構成を示す図である。
【0017】
図示する本実施例は、図8の構成と同様に大別して発電側設備100と負荷側設備200によって構成されている。発電側設備100は、主に発電設備であるガスタービン1と、このガスタービンによって駆動される発電機2を備えている。また、ガスタービン1,発電機2のそれぞれの回転軸は、軸受9,10を介して回転可能に支持されている。そして、本実施例ではガスタービン回転軸と発電機回転軸は直結カップリング4によって連結されており、ガスタービン−発電機回転軸3として機械的に一体に構成している。
【0018】
また、負荷側設備200は、発電機2から供給される電源周波数の電気13により駆動される電動モータ5と、この電動モータ5を動力源とするガス圧縮機6によって構成され、電動モータ5,ガス圧縮機6のそれぞれの回転軸は、軸受11,12を介して支持されている。そして、負荷側設備200においても、電動モータ回転軸とガス圧縮機回転軸は直結カップリング8によって連結されており、電動モータ−ガス圧縮機回転軸7として一体に構成している。
【0019】
以上のように構成した本実施例では、前述した図8の構成と同様に、ガスタービン1で発電機2を駆動することによって発電し、発電した電気13により電動モータ5を作動させ、ガス圧縮機6を駆動させている。
【0020】
ここで、本実施例が図8の構成と異なるのは、発電側設備100と負荷側設備200がそれぞれ変速機を備えていない点にある。すなわち、ガスタービン1と発電機2の回転軸は減速機を介さずに直結し、また電動モータ5とガス圧縮機6の回転軸も増速機を介さずに直結している。ガスタービン1の回転数は60Hzより大きい回転数(XHzとする)であり、発電機2の回転数も同じXHzである。したがって、発電機2によって発生する電気の周波数もXHzとなる。(2極式発電機の場合)
【0021】
XHzの電気13は、同じプラント内の電動モータ5に送られ、電動モータ5を作動させる。電動モータ5はXHzの電気13で作動する仕様となっており、電動モータ回転数はXHzである。電動モータ5によりガス圧縮機6を駆動させ、所要の仕事を行うが、図1の電動モータ5は図8の例と異なり、通常の電源周波数50Hz、あるいは60Hzより大きい回転数XHzであるため、増速機を介することなく、ガス圧縮機6と直結できる。
【0022】
以上説明した本実施例によれば、ガスタービン1,発電機2,電動モータ5,ガス圧縮機6といった各機器の効率を下げることなく、従来設置していた減速機,増速機を削除することができる。また、減速機,増速機では歯車のかみ合い損失,風損,軸受損失といった損失が生じるが、本実施例では減速機,増速機が存在しないため、前述した損失は発生しない。さらには、減速機,増速機の削減により、これらに供給が必要であった潤滑油が不要となる。これにより、タンク,ポンプ,フィルタ,クーラ等の潤滑油関連機器の容量を小さくすることができるとともに、ポンプ等の補機動力も低減できる。この結果、プラント設備の効率を向上させることができるという効果を奏する。
【0023】
また、減速機,増速機の削減による潤滑油関連機器の減少に伴い、各種弁の数や配管の長さも小さくなり、コストを低減することができる。そして、減速機,増速機の削除、及び潤滑油機器の容量縮小化により、プラント設備全体の設置面積を減少させることができる。
【0024】
なお、ガスタービン−発電機回転軸3と電動モータ−ガス圧縮機軸7の回転数(XHz)は、色々な選択方法があるが、ガスタービン1,ガス圧縮機6には、その出力によって、効率が最大となる最適な回転数があるため、プラント設備全体で効率が最大となる回転数を選択する。
【0025】
図2は、本発明の他の実施例を示したものである。本実施例では、図1の構成に加えて、発電機2から電動モータ5に供給される電気13の周波数を可変にするインバータ14を設置した構成となっている。
【0026】
ここで、本実施例ではガスタービン1の回転数は60Hzより大きい回転数(XHzとする)であり、発電機2の回転数も同じXHzであるため、発電機2によって発生する電気の周波数もXHzとなる(2極式発電機の場合)。一方、ガス圧縮機6は電動モータ5に直結されているため、電動モータ5と同じ回転数で作動する。ガス圧縮機6は回転数に応じて負荷が変化することになる。このため、本実施例ではXHzの電気13をインバータ14により周波数を調整し、YHzの電気38として電動モータ5に供給している。これにより、電動モータ5、およびガス圧縮機6の回転数を可変にすることができ、負荷を調整することができる。この結果、本実施例ではガス圧縮機6の部分負荷運転が可能となる。
【0027】
図3は、本発明の別の実施例である。従来技術の発電機は、電源周波数の50Hzあるいは60Hzで回転するが、本実施例の発電機は60Hz以上の高速回転数(XHz)で回転する。ここで、本実施例において発電機のロータ径を従来60Hz用の発電機ロータ径と同じにした場合、発電機ロータには(X/60)2 倍の遠心荷重が作用し、強度信頼性を低下させる。そこで、本実施例では強度信頼性に対する課題を解決するため、発電機のロータ径を従来よりも小さい小径ロータ発電機を用いて、遠心荷重を低下させている。また、ロータ径を小さくすると、発電出力も小さくなるため、小径ロータ発電機39を複数台直列につなぎ、必要な出力を確保している。
【0028】
一方、電動モータも回転数が大きくなると、ロータの遠心荷重が大きくなり、強度信頼性が低下する。したがって、電動モータについてもロータ径の小さい小径ロータ電動モータ40を用い、複数台つなげることにより必要な動力を確保している。
【0029】
図4は本発明の他の実施例である。本実施例では、発電側設備100のガスタービン1と小径ロータ発電機39の構成は図3と同じである。一方、負荷側設備200のガス圧縮機6と小径ロータ電動モータ40はロータ径の小さいものを用い、ガス圧縮機6と小径ロータ電動モータ40のセットを複数セット(n軸)設置している。本実施例では、ガス圧縮機6と小径ロータ電動モータ40のロータ径を小さくしているため、ロータ遠心荷重は小さく、信頼性が高い。また、稼動させるガス圧縮機6と小径ロータ電動モータ40のセット数を変えることにより、負荷の調整を行うことができる。
【0030】
図5は本発明の他の実施例である。本実施例のプラント設備はガスタービン−発電機の発電設備を複数備え(100a〜100n)、電動モータ−ガス圧縮機の負荷設備を複数備えている(200a〜200n)。発電設備の各軸、および負荷設備の各軸は、プラント設備に要求される仕事量に応じて、必要なだけ作動させる。ガス圧縮機6を駆動させて、余った電気は、インバータ14により周波数を通常の電源周波数である50Hz、あるいは60Hzに変換して、プラント内の種々の電気機器15を作動させる。
【0031】
図6は本発明の他の実施例である。本実施例では、プラント設備内の全ての電気機器を、XHzの電気で作動するように設計された機器を用いている。通常、一般的な電気機器は50Hzもしくは60Hzの電源周波数で作動するように作られている。そのため、本発明のプラント設備内で電気機器を使用する場合、一つの方法は、図2のようにインバータを設置して、周波数を変換することである。この場合、インバータによる損失が発生し、またインバータ設置コストが発生する。あるいは、別の方法としては、プラント内の発電設備で発電した電気を用いずに、外部系統から電気を供給してもらう方法もある。しかし、プラントで使用する電気を賄うために、発電設備を設けているにも関わらず、その電気を使わないのは、不合理かつ不経済である。
【0032】
そこで、本実施例では、プラント内の全ての電気機器37をXHzの電気で作動するように設計している。これにより、インバータを設ける必要がないため、インバータによる損失がなく、プラント全体の効率が向上する。また、外部系統と連絡することないため、当該プラントのみで自立運用することができる。
【0033】
図7は、本発明の他の実施例である。本実施例は、図1のガスタービン1,発電機2,電動モータ5,ガス圧縮機6の各軸受16,17,18,19を全て磁気軸受としたプラント設備である。ここで、磁気軸受とは、電磁的な吸引力、あるいは反発力によってロータを浮上させ、支持する軸受である。
【0034】
従来のガスタービン1,発電機2,電動モータ5,ガス圧縮機6の各軸は、一般的に油で潤滑されたすべり軸受で支持されるが、磁気軸受とすることにより、潤滑油が一切不要となる。したがって、減速機,増速機を削除することによる潤滑油削減をさらに進め、完全にオイルフリーのプラント設備とすることが可能となる。
【0035】
これにより、タンク,ポンプ,フィルタ,クーラ等の潤滑油関連機器を設置する必要がなくなり、各種弁の数や配管長さも小さくなる。そのため、コスト低減することができ、ポンプ等の補機駆動力が小さくなり、プラント効率も上昇する。また、プラント設置面積も大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図2】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図3】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図4】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図5】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図6】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図7】本発明の他の実施例であるプラント設備の全体構成図。
【図8】一般的なプラント設備の全体構成図。
【符号の説明】
【0037】
1,20…ガスタービン、2,22…発電機、3…ガスタービン−発電機回転軸、4,8…直結カップリング、5,25…電動モータ、6,27…ガス圧縮機、7…電動モータ−ガス圧縮機回転軸、9,30…ガスタービン軸受、10…発電機軸受、11…ガス圧縮機軸受、12…電動モータ軸受、13…XHzの電気、14…インバータ、15,37…電気機器、16…ガスタービン磁気軸受、17…発電機磁気軸受、18…ガス圧縮機磁気軸受、19…電動モータ磁気軸受、21…減速機、23…ガスタービン回転軸、24…発電機回転軸、26…増速機、28…電動モータ回転軸、29…ガス圧縮機回転軸、31…減速機軸受、32…発電機軸受、33…電動モータ軸受、34…増速機軸受、35…ガス圧縮機軸受、36…電源周波数(50Hzまたは60Hz)の電気、38…YHzの電気、39…小径ロータ発電機、40…小径ロータ電動モータ、100…発電側設備、200…負荷側設備。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源周波数より高い周波数で回転するタービンと、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する発電機と、負荷装置と直結され、前記発電機から出力される電源周波数より高い周波数の電気で作動する電動モータとを備え、前記負荷装置を前記電動モータと同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とするプラント設備。
【請求項2】
発電側設備と負荷側設備により構成されるプラント設備において、
前記発電側設備は、電源周波数より高い周波数で回転するタービンと、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する発電機とを備え、
前記負荷側設備は、負荷装置と直結された電動モータを備え、
前記発電機から出力される電源周波数より高い周波数の電気で前記電動モータを作動させ、該電動モータに連結された負荷装置を前記電動モータと同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とするプラント設備。
【請求項3】
電源周波数より高い周波数で回転するタービンと、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する発電機と、該発電機により発電した電気の周波数を変換するインバータと、負荷装置と直結され、前記インバータにより調節された周波数の電気で作動する電動モータとを備え、前記負荷装置を前記電動モータと同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とするプラント設備。
【請求項4】
電源周波数より高い周波数で回転するタービンと、該タービンに直結され、前記タービンと同じ回転数で回転する複数台の発電機と、負荷装置と直結され、前記複数台の発電機から出力される電源周波数より高い周波数の電気で作動する複数台の電動モータとを備え、前記負荷装置を前記複数台の電動モータと同じ回転数で駆動するように構成したことを特徴とするプラント設備。
【請求項5】
請求項1に記載するプラント設備において、
前記電動モータは60Hzより大きい周波数で負荷装置を駆動することを特徴とするプラント設備。
【請求項6】
請求項1に記載するプラント設備において、
プラントが備える電気機器を電源周波数より高い周波数の電気で作動するように構成したことを特徴とするプラント設備。
【請求項7】
請求項1に記載するプラント設備において、
各回転機器の軸受を磁気軸受により構成したことを特徴とするプラント設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−211597(P2007−211597A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−29505(P2006−29505)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】