説明

プロキシ装置

【課題】 SNMP管理装置が非SNMP機器を容易に管理できるように中継する処理を省リソースで行うプロキシ装置を提供する。
【解決手段】管理装置1との間で送受信するSNMPメッセージのコミュニティ領域に設定された接続機器の識別情報を解析するコミュニティ処理部214と、前記識別情報と接続機器の内部識別子とを組にした接続機器情報を管理する接続機器情報管理部24と、接続機器3の管理項目に対応するOIDと管理項目名とを組にした管理項目情報を管理する管理項目管理部25と、接続機器3との間で独自プロトコルメッセージを送受信する独自プロトコル処理部23と、接続機器情報管理部24と管理項目管理部25にアクセスして、SNMPメッセージ内のデータと独自プロトコルメッセージ内のデータとの変換処理を行うデータ変換部22とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置とSNMPをサポートしていない機器との間で中継処理を行うプロキシ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて複数の機器を管理する管理装置とSNMPをサポートしていない機器との間で中継処理を行うプロキシ装置としては、図10で示すようなものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図10において、プロキシ装置2は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置1とIPネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器3と独自プロトコルのネットワークで接続する。
【0004】
プロキシ装置2は、SNMPメッセージの送受信を行う送受信部211、管理装置1から受信したSNMPメッセージに関する処理を行う要求処理部212、及び、管理装置1に発生イベントを通知するためのSNMPメッセージに関する処理を行う通知処理部213からなるSNMPプロトコル処理部21と、SNMPメッセージに設定され、管理項目の識別に用いられるオブジェクト識別子(Object Identifier:OID)を独自プロトコルメッセージに設定する内部識別子及び管理項目名に変換する処理、並びに独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子及び管理項目名をSNMPメッセージに設定するOIDに変換する処理を行うOID変換部20と、独自プロトコルに関する処理を行う独自プロトコル処理部23と、接続機器3が保持する管理項目を管理する接続機器管理項目管理部2aとを備える。
【0005】
管理装置1とプロキシ装置2との間で送受信するSNMPメッセージには、図2に示すように、バージョン領域と、アクセス権を認証するために用いられるコミュニティ名が設定されるコミュニティ領域と、OIDと管理項目値との組のリストである管理項目データリストとPDU(Protocol Data Unit)タイプとが設定されるPDU領域と、が含まれる。
【0006】
プロキシ装置2の接続機器管理項目管理部2aは、接続機器の管理項目ごとに異なるOIDを割り当てたマッピングテーブルを管理している。
OIDの割り当て方法として、個々の接続機器に対応したMIB(Managed Information Base)をそれぞれ定義して割り当てる方法が提案されている。この方法で使用する、MIBを図11に、マッピングテーブルを図12に示す。図12では、接続機器31、接続機器32の管理項目ごとに異なるOID、すなわち、「xxx.1.1」、「xxx.1.2」、「xxx.2.1」、「xxx.2.2」が割り当てられている。
【0007】
また、OIDの割り当て方法として、同一オブジェクトで全ての管理項目を扱うテーブル型の共通化MIBを定義し、接続機器の管理項目ごとに、共通化MIBの各行を割り当てる方法がある。この方法で使用する、MIBを図13、マッピングテーブルを図14に示す。図13では、同一オブジェクト「yyy」で全ての管理項目を扱うテーブル型の共通化MIBが定義されている。この割り当て方法を実行する場合、図13に示すように共通化MIBはOIDが列挙されたものになり、接続機器の管理項目はマッピングテーブルのどの行に対応するかは固定でない。このため、OIDもマッピングテーブルのどの行に対応するかは固定でない。従って、図14に示すマッピングテーブルを参照する場合、プロキシ装置2は、OIDと接続機器の管理項目とを関連づける項目番号(マッピングテーブルの行番号)を接続機器管理項目管理部2aで管理する必要がある。図14では、接続機器の管理項目ごとに異なるOID、すなわち、「yyy.1.1」、「yyy.1.2」、「yyy.1.3」、yyy.1.4」が割り当てられている。
【0008】
以下、プロキシ装置2を介して、管理装置1が接続機器3を管理する動作について説明する。
管理装置1は、管理操作対象の管理項目に対応するOIDを管理項目データリストに設定したSNMP要求メッセージをプロキシ装置2に送信する。プロキシ装置2は送受信部211でSNMPメッセージを受信する。受信したSNMPメッセージは要求処理部212で解析される。要求処理部212は、プロトコルのバージョンやコミュニティ名等をチェックして、管理項目データリストとPDUタイプとから決定した、管理操作種別の情報、OID、及び管理項目値をOID変換部20に出力する。OID変換部20は、接続機器管理項目管理部2aにアクセスして、管理項目データリスト内のOIDから管理操作対象となる接続機器の内部識別子及び管理項目名を決定し、決定した内部識別子及び管理項目名を示す情報と管理操作種別の情報を独自プロトコル処理部23に出力する。独自プロトコル処理部23は、入力した情報を元にして独自プロトコルメッセージを生成し、管理操作の対象となる接続機器3に送信する。
【0009】
また、プロキシ装置2は、独自プロトコル処理部23で接続機器3の操作結果やイベント通知の独自プロトコルメッセージを接続機器3から受信する。受信後、OID変換部20が接続機器管理項目管理部2aにアクセスして、独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子及び管理項目名をOIDに変換して管理項目データリストを生成する。その後、プロキシ装置2は、生成した管理項目データリストを元に、要求処理部212または通知処理部213でSNMPメッセージを生成し、送受信部211を介して管理装置1に送信する。
【特許文献1】特開2000−267961号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
前記従来のプロキシ装置では以下に示す問題が生じる。従来のプロキシ装置では、接続機器の管理項目ごとに異なるOIDを割り当てて管理していたため、接続機器の数が増すと、それに伴い接続機器の管理項目が増える。その結果、接続機器の管理項目全てを合計した大量の情報を管理する必要があり、リソースの使用量が多くなるという課題を有していた。
【0011】
また、従来のプロキシ装置では、管理項目が同じであっても、接続機器ごとに異なるOIDを用いる必要がある。このため、管理装置は、各接続機器の管理項目ごとにOIDを管理する必要があり、接続機器に対する管理操作が複雑になるという課題を有していた。
【0012】
さらに、従来のプロキシ装置では、接続機器に対応したMIBを個々に定義してOIDを割り当てる場合、機器追加時に、追加される機器に対応する新たなMIBを定義する必要があった。このため、プロキシ装置及び管理装置は、機器追加時に、再起動しなければならないという課題を有していた。
【0013】
本発明は、前記従来の課題を解決するためのもので、SNMPを用いる管理装置が非SNMP機器を容易に管理できるよう中継する処理を省リソースで行い、さらに、非SNMP機器の構成変更に柔軟に対応することができるプロキシ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明のプロキシ装置は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置とIPネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器と独自プロトコルのネットワークで接続するものであり、前記管理装置との間でSNMPメッセージの送受信を行う送受信部と、前記送受信部が受信したSNMPメッセージを解析する要求処理部と、前記SNMPメッセージによって前記管理装置に発生イベントを通知する通知処理部と、前記SNMPメッセージのコミュニティ領域の値を解析すると共に、前記通知処理部が前記管理装置に通知するSNMPメッセージのコミュニティ領域の値を生成するコミュニティ処理部とを有するSNMPプロトコル処理部と、前記接続機器との間で独自プロトコルメッセージを送受信すると共に、前記独自プロトコルメッセージの解析及び生成を行う独自プロトコル処理部と、前記接続機器を識別するために前記SNMPメッセージのコミュニティ領域に設定される識別情報と前記独自プロトコルメッセージに設定される前記接続機器の内部識別子とを組にした接続機器情報を管理する接続機器情報管理部と、前記接続機器の管理項目を指定するために前記SNMPメッセージに設定されるオブジェクト識別子と前記独自プロトコルメッセージに設定される管理項目名とを組にした管理項目情報を管理する管理項目管理部と、前記接続機器情報管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された識別情報を前記内部識別子に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を前記識別情報に変換する処理と、前記管理項目管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された前記オブジェクト識別子を前記管理項目名に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定される管理項目名を前記オブジェクト識別子に変換する処理とを行うデータ変換部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
また、本発明のプロキシ装置は、前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報を取得する接続機器情報取得部と、前記SNMPプロトコル処理部が前記管理装置から受信したSNMPメッセージ内の情報を入力し、前記識別情報に基づいて、前記SNMPメッセージの対象が、前記接続機器が保持する管理項目か、前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報かを判断し、前記SNMPメッセージの対象が、前記管理項目のときには前記データ変換部にSNMPメッセージ内の情報を出力し、前記接続機器情報のときには前記接続機器情報取得部に前記オブジェクト識別子を出力する処理切り替え部と、をさらに備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明のプロキシ装置は、新しい機器の接続を検出して、追加された機器の内部識別子を取得し、かつ、追加された機器の識別情報を生成し、追加された機器の前記内部識別子と前記識別情報とを組にした接続機器情報を前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報に追加すると共に、前記接続機器が取り外されたことを検出すると、取り外された機器に対応する接続機器情報を前記接続機器情報管理部から削除する機器情報変更部と、新しい機器の接続、又は接続機器の取り外しが発生したとき、追加された機器又は取り外された機器の内部識別子を前記機器情報変更部から入力し、前記接続機器情報管理部にアクセスして前記内部識別子に対応する接続機器情報を取得し、前記SNMPプロトコル処理部を介して、取得した前記接続機器情報を前記管理装置に通知する接続機器情報通知部と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のネットワーク管理システムは、前記プロキシ装置と、前記プロキシ装置とIPネットワークで接続し、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置と、前記プロキシ装置と独自プロトコルのネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器とを備え、前記管理装置は、前記プロキシ装置との間で送受信されるSNMPメッセージのコミュニティ領域に前記接続機器を識別するための識別情報を設定し、前記プロキシ装置を介して、複数の前記接続機器をSNMPにより管理することを特徴とする。
【0018】
また、本発明のネットワーク管理方法は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置が、プロキシ装置を介してSNMPをサポートしていない複数の接続機器を管理するネットワーク管理方法において、前記管理装置と前記プロキシ装置との間で送受信するSNMPメッセージのコミュニティ領域には、前記接続機器を識別するための識別情報が設定され、前記プロキシ装置で、前記識別情報を前記接続機器との間で送受信する独自プロトコルメッセージで用いる内部識別子に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を前記識別情報に変換する処理と、前記接続機器の管理項目を指定するために前記SNMPメッセージに設定されるオブジェクト識別子を前記独自プロトコルメッセージで用いる管理項目名に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された前記管理項目名を前記オブジェクト識別子に変換する処理とを行い、前記管理装置がSNMPを用いて非SNMP機器を管理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明のプロキシ装置は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置とIPネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器と独自プロトコルのネットワークで接続するものであり、SNMPメッセージのコミュニティ領域に設定された接続機器の識別情報を解析するコミュニティ処理部と、前記識別情報と接続機器の内部識別子とを組にした接続機器情報を管理する接続機器情報管理部と、前記接続機器の管理項目に対応するオブジェクト識別子と管理項目名とを組にした管理項目情報を管理する管理項目管理部と、前記接続機器情報管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された識別情報を前記内部識別子に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を前記識別情報に変換する処理と、前記管理項目管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された前記オブジェクト識別子を前記管理項目名に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定される管理項目名を前記オブジェクト識別子に変換する処理とを行うデータ変換部と、を備えるようにした。
【0020】
これにより、本発明のプロキシ装置によれば、装置内で管理する接続機器情報が少なくてすみ、SNMP管理装置が非SNMP機器をSNMPにより管理できるように中継する処理を省リソースで行うことが可能となるため、プロキシ装置に搭載すべきリソース量を削減することができる。さらに、異なる接続機器であっても管理項目が同じであれば、同じオブジェクト識別子を用いることができるので、MIBを新たに定義する必要がない。このため、接続機器追加時に、管理装置及びプロキシ装置は再起動することなく、継続して管理作業を行うことができる。
【0021】
また、本発明のプロキシ装置は、前記プロキシ装置において、前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報を取得する接続機器情報取得部と、前記管理装置から受信したSNMPメッセージ内の情報を入力し、前記識別情報及び前記オブジェクト識別子に基づいて、前記SNMPメッセージの対象が、前記接続機器が保持する管理項目か、前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報かを判断し、前記SNMPメッセージの対象が前記接続機器情報のときには前記接続機器情報取得部に前記オブジェクト識別子を出力する処理切り替え部とを備えるようにした。
【0022】
これにより、本発明のプロキシ装置によれば、前記接続機器情報の取得や設定といった管理操作を要求するSNMPメッセージを管理装置から受信したとき、要求された操作を行い、結果を管理装置に送信することができる。その結果、管理装置は、接続機器情報を取得し、通常のネットワークを介した管理操作の一環として、内部で保持する接続機器に関する情報が正しいか否かを随時チェックすることができる。
【0023】
また、本発明のプロキシ装置は、前記プロキシ装置において、新しい機器の接続を検出して、追加された機器の内部識別子の取得、及び追加された機器の識別情報を生成し、追加された機器に対する前記内部識別子と前記識別情報とを組にした接続機器情報を前記接続機器情報管理部に出力すると共に、前記接続機器が取り外されたことを検出すると、削除された機器に対応する接続機器情報を前記接続機器情報管理部から削除する機器情報変更部と、新しい機器の接続、又は接続機器の取り外しが発生したとき、追加機器または削除機器の内部識別子を前記機器情報変更部から入力し、前記接続機器情報管理部にアクセスして前記内部識別子に対応する接続機器情報を取得し、前記接続機器情報を前記管理装置に通知する接続機器情報通知部とを備えるようにした。
【0024】
これにより、本発明のプロキシ装置によれば、接続機器の構成の変更時に、自動的に、装置内で管理する接続機器情報を変更して管理装置に通知することができる。その結果、新たな機器の接続時や接続機器の取り外し時に、管理装置及びプロキシ装置の双方で、人手を煩わせることなく接続機器情報を変更することができ、さらに、管理装置は、新たに接続された機器に対しても即座に管理作業を始めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロキシ装置の構成図である。図1において、図10と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0026】
図1に示すプロキシ装置10は、SNMPメッセージのコミュニティ領域を解析するコミュニティ処理部214と、SNMPプロトコル処理部21と独自プロトコル処理部23との間でデータ変換処理を行うデータ変換部22と、接続機器に関する情報を管理する接続機器情報管理部24と、接続機器の管理項目に関する情報を管理する管理項目管理部25とを備える点で、図10に示すプロキシ装置2とは異なる。
【0027】
本実施の形態1では、管理装置1とプロキシ装置10との間で、図3に示すSNMPメッセージが送受信される。図3に示すように、コミュニティ領域には、管理対象機器と、その管理対象機器を管理操作可能な管理装置との組み合わせであるコミュニティの名前であるコミュニティ名だけでなく、接続機器を識別するために用いられる識別情報が設定されている。なお、コミュニティ領域にコミュニティ名と識別情報を設定する形式としては、コミュニティ名と識別情報が何らかの区切り記号で区切られている形式など、様々な形式が考えられる。
【0028】
接続機器情報管理部24は、前記識別情報と、接続機器を識別するために独自プロトコルメッセージに設定される内部識別子とを対応付けたマッピングテーブルを管理する。接続機器情報管理部24が管理するマッピングテーブルを図4に示す。前記識別情報は、例えば、接続機器の型番やシリアル番号に基づいて生成される値(数字列、文字列又は数字と文字の組み合わせ等)である。なお、前記識別情報については、予め接続機器情報管理部24に設定するようにしても良いし、管理装置または別の外部装置が設定するようにしても良いし、ユーザーが何らかのユーザーインターフェースを用いて、設置場所と製品名の組み合わせ等の自由な値を設定することでも良い。また、現在の接続機器に対する識別情報及び接続機器構成は、管理装置1を介して管理操作を行う保守者に、電話、FAX、口頭、又は文書等を利用して伝えられる。
【0029】
以上のことから、プロキシ装置10はコミュニティ領域に設定された識別情報により接続機器を識別することができるので、管理装置1及びプロキシ装置10はSNMPメッセージの管理項目データリストのOIDに接続機器情報を設定する必要がない。
【0030】
管理項目管理部25は、SNMPメッセージで管理項目を指定するために用いるOIDと、独自プロトコルメッセージで管理項目を指定するために用いる管理項目名とを対応付けたマッピングテーブルを管理する。接続機器が保持する管理項目は、図5で示すように、全ての接続機器で共通なMIBとして定義する。これにより、管理項目管理部25で管理するマッピングテーブルは図6に示すものになる。
【0031】
以下、プロキシ装置10を介して、管理装置1が接続機器3を管理する動作について説明する。
管理装置1は、コミュニティ名と管理操作を行う接続機器に対応する識別情報とがコミュニティ領域に設定され、管理操作を行う管理項目に対応するOIDが管理項目データリストに設定されたSNMPメッセージをプロキシ装置10に送信する。プロキシ装置10は、送受信部211を介してSNMPメッセージを受信後、要求処理部212でSNMPメッセージを解析し、コミュニティ領域に設定された値をコミュニティ処理部214に出力する。コミュニティ処理部214は入力した値を解析し、コミュニティ名と識別情報に分割した結果を要求処理部212に返す。要求処理部212は、プロトコルのバージョンがプロキシ装置で対応可能なバージョンであるかをチェックし、さらに、コミュニティ名が正当なコミュニティ名であるかをチェックする。その後、要求処理部212は、取得や設定といった管理操作種別をPDUタイプから決定し、決定した管理操作種別の情報、識別情報、及び管理項目データリストをデータ変換部22に出力する。データ変換部22は、接続機器情報管理部24にアクセスして、入力した識別情報に対応する接続機器の内部識別子を取得する。さらに、データ変換部22は、管理項目管理部25にアクセスして、入力した管理項目データリスト内のOIDから、管理操作の対象となる管理項目名を取得する。そして、データ変換部22は、取得した内部識別子、管理項目名、及び管理操作種別の情報を独自プロトコル処理部23に出力する。独自プロトコル処理部23は、入力した情報を元にして、独自プロトコルメッセージを生成し、管理操作の対象となる接続機器3に送信する。
【0032】
接続機器3は、受信した独自プロトコルメッセージで要求された操作を行い、操作結果を独自プロトコルメッセージとしてプロキシ装置10に送信する。プロキシ装置10は、独自プロトコル処理部23を介して独自プロトコルメッセージを受信する。受信後、データ変換部22は、管理項目管理部25にアクセスして、独自プロトコルメッセージに設定された管理項目名をOIDに変換し、管理項目データリストを生成する。管理項目データリストはSNMPプロトコル処理部21に出力される。SNMPプロトコル処理部21は、要求されたSNMPメッセージの応答となるSNMPメッセージを管理項目データリストから生成し、生成したSNMPメッセージを管理装置1に送信する。
【0033】
また、接続機器3で発生したイベントは、プロキシ装置10の独自プロトコル処理部23で受信する。受信後、データ変換部22は、管理項目管理部25にアクセスして独自プロトコルメッセージに設定された管理項目名をOIDに変換し、管理項目データリストを生成する。また、データ変換部22は、接続機器情報管理部24にアクセスして、独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を識別情報に変換し、その識別情報を管理項目データリストと共にSNMPプロトコル処理部21の通知処理部213に出力する。通知処理部213はコミュニティ処理部214に識別情報を出力する。コミュニティ処理部214は識別情報を元にコミュニティ領域に設定する値を生成して、通知処理部213に返す。通知処理部213はその値と管理項目データリストとを設定したSNMPトラップメッセージを生成して、送受信部21を介して管理装置1に送信する。
【0034】
以上のように、本実施の形態1に係るプロキシ装置によれば、SNMPメッセージのコミュニティ領域に設定された識別情報を用いて接続機器の識別を行うことにより、装置内部で管理する接続機器の情報が少なくなり、管理装置1が接続機器3をSNMP管理できるように中継する処理を省リソースで行うことができる。その結果、プロキシ装置に搭載すべきリソース量を削減することができる。
【0035】
また、本実施の形態1に係るプロキシ装置によれば、同じ管理項目であれば異なる接続機器であっても同じOIDを用いることから、管理操作を容易にし、管理装置1を介して管理操作を行う保守者に対するユーザーインターフェースを向上させることができる。さらに、接続機器が追加されても、MIBを新たに定義する必要がない。その結果、接続機器の構成変更時に、管理装置及びプロキシ装置は再起動することなく管理作業を継続することができる。
【0036】
なお、図4で示したマッピングテーブルの識別情報は接続機器が家電機器である場合(テレビ、レンジ)の一例を示すもので、必ずしも図の値である必要はなく、接続機器を一意に識別できる値であれば良い。
また、図5で示したMIBは一例を示すもので、必ずしも同一のMIBである必要はなく、全ての接続機器で共通なMIBとして定義されていれば良い。
【0037】
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るプロキシ装置の構成図である。図7において、図1及び図10と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0038】
図7において、プロキシ装置70は、実施の形態1に係るプロキシ装置10の構成に加えて、管理項目に応じて処理を切り替える処理切り替え部26と、接続機器情報管理部24が管理する接続機器情報を取得する接続機器情報取得部27とをさらに備える。プロキシ装置70が処理切り替え部26と接続機器情報管理部24とを備えることで、管理装置1はプロキシ装置70から接続機器情報を取得することが可能になる。これにより、管理装置1を介して管理操作を行う保守者に対して、電話、FAX、口頭、又は文書等を利用して識別情報及び接続機器の構成を伝える必要がなくなる。
【0039】
以下、プロキシ装置70を介して、管理装置1が接続機器3を管理操作する動作について説明する。
管理装置1は、プロキシ装置70で管理されている接続機器情報を取得するとき、SNMPメッセージのコミュニティ領域にコミュニティ名のみを設定する。さらに、図8に示すように、接続機器情報に対応するMIBを定義して、OIDをSNMPメッセージの管理項目データリストに設定する。そして、以上のようにして生成したSNMPメッセージをプロキシ装置70に送信する。
【0040】
プロキシ装置70は、送受信部211を介して受信したSNMPメッセージを、要求処理部212で解析する。要求処理部212は、コミュニティ領域に設定された値をコミュニティ処理部214に出力する。コミュニティ処理部214は入力した値を解析するが、コミュニティ領域に識別情報が設定されていないとき、コミュニティ名と識別情報無しという情報とを要求処理部212に出力する。要求処理部212は、プロトコルのバージョン及びコミュニティ名のチェックを行った後、PDUタイプから決定した管理操作の種別、識別情報無しという情報、及び管理項目データリストを処理切り替え部26に出力する。処理切り替え部26は、識別情報が存在しないとき、接続機器情報取得部27に要求処理部212からの情報を出力する。接続機器情報取得部27は、入力した管理項目データリスト内のOIDに対応する接続機器情報を接続機器情報管理部24から取得し、処理切り替え部26を介してSNMPプロトコル処理部21に出力する。例えば、MIBが図8に示すものである場合、接続機器情報取得部27は、接続機器数の情報や図4に示すテーブルの識別情報等の接続機器情報の中から指定されたOIDに対応する情報を接続機器情報管理部24から取得して、SNMPプロトコル処理部21に出力する。SNMPプロトコル処理部21は、要求されたSNMPメッセージに対する応答SNMPメッセージを生成して管理装置1に送信する。
【0041】
一方、プロキシ装置70は管理装置1からコミュニティ領域に識別情報が設定されたSNMPメッセージを受信すると、処理切り替え部26が、要求処理部212からの、管理操作種別の情報、識別情報、及び管理項目データリストをデータ変換部22に出力する。それ以降のプロキシ装置70の動作は、実施の形態1で示したプロキシ装置10の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0042】
以上のように、本実施の形態2に係るプロキシ装置によれば、接続機器情報を管理する接続機器情報管理部から前記接続機器情報を取得する接続機器情報取得部27と、管理装置1からのSNMPメッセージで要求された管理操作の対象が、接続機器が保持する管理項目か、接続機器情報管理部24で管理する接続機器情報かを判断して処理を切り替える処理切り替え部26とを備えることから、SNMPメッセージによって接続機器情報を取得できる機能を管理装置に対して提供することができる。その結果、管理装置1は、ネットワークを介して、管理装置内で管理する接続機器の情報が正しい否かを随時チェックすることができる。
【0043】
なお、図8で示したMIBは一例を示すもので、プロキシ装置が管理する接続機器情報と対応するMIBであればよい。
【0044】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3のプロキシ装置の構成図である。図9において、図1及び図10と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0045】
図9において、プロキシ装置90は、実施の形態1で示したプロキシ装置10の構成に加えて、接続機器の追加や削除を検出し、接続機器情報管理部24内の接続機器情報を変更する機器情報変更部28と、接続機器の構成変更時に接続機器情報の変更を通知する接続機器情報通知部29とをさらに備える。
【0046】
以上のように構成されたプロキシ装置90において、接続する機器が変更された場合の動作について説明する。
プロキシ装置90に新しい機器が接続されたとき、機器情報変更部28は、接続機器3の追加を検出して、追加された接続機器3に対応する内部識別子を求める。ここで、接続機器3に対応する内部識別子を求める方式は独自プロトコルで決められた方式に依存するため詳細な記述はしないが、例えば、接続機器3が追加された時に、プロキシ装置90において内部識別子を付与する方法がある。さらに、機器情報変更部28は、追加された接続機器3に対して用いる識別情報を生成する。例えば、接続機器の型番やシリアル番号から識別情報を生成する。そして、生成した識別情報を内部識別子と共に、追加接続機器3に対応する接続機器情報として、接続機器情報管理部24に追加する。さらに、機器情報変更部28は、接続機器情報通知部29に追加接続機器3の内部識別子を出力して、接続機器の追加を通知する。接続機器情報通知部29は、接続機器情報管理部24にアクセスし、入力した内部識別子を元にして追加接続機器3に対応する接続機器情報を取得する。そして、取得した接続機器情報を、SNMPプロトコル処理部21を介してSNMPトラップメッセージとして管理装置1に送信する。
【0047】
一方、プロキシ装置90に接続された機器が取り外されたとき、機器情報変更部28は、接続機器3の削除を検出し、削除された接続機器3に対応する内部識別子を求めて、接続機器情報通知部29に出力する。接続機器情報通知部29は、接続機器情報管理部24にアクセスし、入力した内部識別子を元にして削除された接続機器3の接続機器情報を取得し、SNMPプロトコル処理部21を介してSNMPトラップメッセージとして管理装置1に送信する。さらに、機器情報変更部28は、削除された接続機器3の内部識別子に対応する接続機器情報を接続機器情報管理部24から削除する。
【0048】
以上のように、本実施の形態3に係るプロキシ装置によれば、接続機器の構成の変更を検出し、接続機器情報管理部24で管理する接続機器情報を変更する機器情報変更部28と、変更された接続機器に関する接続機器情報を管理装置に通知する接続機器情報通知部29とを備えたことから、接続機器の構成の変更時に、接続機器情報管理部24で管理する接続機器情報を自動的に変更して管理装置1に通知することができる。その結果、新たな機器が接続されたり、接続機器が取り外されたときに、管理装置及びプロキシ装置の双方で、人手を煩わせることなく接続機器情報を変更することができ、管理装置は、新たに接続された機器を即座に管理することができる。
【0049】
なお、実施の形態3に係るプロキシ装置90は、実施の形態2に係るプロキシ装置70の処理切り替え部26及び接続機器情報取得部27をさらに備えるようにしてもよく、処理切り替え部26及び接続機器情報取得部27を備えることで、接続機器3の構成変更に関するSNMPトラップメッセージが途中で損失して管理装置1に届かなかった場合でも、管理装置1は接続機器3の情報をプロキシ装置90から随時取得することができるため、最新の接続機器情報を把握することができる。
【0050】
また、実施の形態3では、機器情報変更部28が接続機器の構成の変更を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、独自プロトコル処理部23が接続機器の構成の変更を検出するようにしても良い。この場合、機器情報変更部28は独自プロトコル処理部23から変更された接続機器に関する情報(例えば、型番やシリアル番号)を入力し、接続機器情報管理部24で管理される接続機器情報を変更する。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明のプロキシ装置は、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置が、既存の独自プロトコルのネットワーク上に存在する非SNMP機器を管理できるようにする中継装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプロキシ装置の構成図である。
【図2】SNMPメッセージのフォーマットを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1〜3に係るプロキシ装置が管理装置との間で送受信するSNMPメッセージのコミュニティ領域の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1〜3に係るプロキシ装置が管理する接続機器情報に関するマッピングテーブルを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1〜3に係るプロキシ装置が処理する、接続機器の管理項目に対応するMIBを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1〜3に係るプロキシ装置が管理する管理項目情報に関するマッピングテーブルを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るプロキシ装置の構成図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るプロキシ装置が処理する、接続機器情報に対応するMIBを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るプロキシ装置の構成図である。
【図10】従来のプロキシ装置の構成図である。
【図11】従来の、接続機器ごとに定義したMIBを示す図である。
【図12】従来の、接続機器ごとに定義したMIBを用いたときのマッピングテーブルを示す図である。
【図13】従来の、同一のオブジェクトで全ての管理項目を扱うMIBを示す図である。
【図14】従来の、同一のオブジェクトで全ての管理項目を扱うMIBを用いたときのマッピングテーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0053】
1 管理装置
2、10、70、90 プロキシ装置
2a 接続機器管理項目管理部
20 OID変換部
21 SNMPプロトコル処理部
22 データ変換部
23 独自プロトコル処理部
24 接続機器情報管理部
25 管理項目管理部
26 処理切り替え部
27 接続機器情報取得部
28 機器情報変更部
29 接続機器情報通知部
3、31、3n 接続機器
211 送受信部
212 要求処理部
213 通知処理部
214 コミュニティ処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて複数の機器を管理する管理装置とIPネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器と独自プロトコルのネットワークで接続するプロキシ装置において、
前記管理装置との間でSNMPメッセージの送受信を行う送受信部と、前記送受信部が受信したSNMPメッセージを解析する要求処理部と、前記SNMPメッセージによって前記管理装置に発生イベントを通知する通知処理部と、前記SNMPメッセージのコミュニティ領域の値を解析すると共に、前記通知処理部が前記管理装置に通知するSNMPメッセージのコミュニティ領域の値を生成するコミュニティ処理部とを有するSNMPプロトコル処理部と、
前記接続機器との間で独自プロトコルメッセージを送受信すると共に、前記独自プロトコルメッセージの解析及び生成を行う独自プロトコル処理部と、
前記接続機器を識別するために前記SNMPメッセージのコミュニティ領域に設定される識別情報と前記独自プロトコルメッセージに設定される前記接続機器の内部識別子とを組にした接続機器情報を管理する接続機器情報管理部と、
前記接続機器の管理項目を指定するために前記SNMPメッセージに設定されるオブジェクト識別子と前記独自プロトコルメッセージに設定される管理項目名とを組にした管理項目情報を管理する管理項目管理部と、
前記接続機器情報管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された識別情報を前記内部識別子に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を前記識別情報に変換する処理と、前記管理項目管理部にアクセスして、前記SNMPメッセージに設定された前記オブジェクト識別子を前記管理項目名に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定される管理項目名を前記オブジェクト識別子に変換する処理とを行うデータ変換部と、
を備えることを特徴とするプロキシ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のプロキシ装置において、
前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報を取得する接続機器情報取得部と、
前記SNMPプロトコル処理部が前記管理装置から受信したSNMPメッセージ内の情報を入力し、前記識別情報に基づいて、前記SNMPメッセージの対象が、前記接続機器が保持する管理項目か、前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報かを判断し、前記SNMPメッセージの対象が、前記管理項目のときには前記データ変換部にSNMPメッセージ内の情報を出力し、前記接続機器情報のときには前記接続機器情報取得部に前記オブジェクト識別子を出力する処理切り替え部と、
を備えることを特徴とするプロキシ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のプロキシ装置において、
新しい機器の接続を検出して、追加された機器の内部識別子を取得し、かつ、追加された機器の識別情報を生成し、追加された機器の前記内部識別子と前記識別情報とを組にした接続機器情報を前記接続機器情報管理部が管理する接続機器情報に追加すると共に、前記接続機器が取り外されたことを検出すると、取り外された機器に対応する接続機器情報を前記接続機器情報管理部から削除する機器情報変更部と、
新しい機器の接続、又は接続機器の取り外しが発生したとき、追加された機器又は取り外された機器の内部識別子を前記機器情報変更部から入力し、前記接続機器情報管理部にアクセスして前記内部識別子に対応する接続機器情報を取得し、前記SNMPプロトコル処理部を介して、取得した前記接続機器情報を前記管理装置に通知する接続機器情報通知部と、
を備えたことを特徴とするプロキシ装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のプロキシ装置と、
前記プロキシ装置とIPネットワークで接続し、SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置と、
前記プロキシ装置と独自プロトコルのネットワークで接続し、SNMPをサポートしていない複数の接続機器とを備え、
前記管理装置は、前記プロキシ装置との間で送受信するSNMPメッセージのコミュニティ領域に前記接続機器を識別するための識別情報を設定し、前記プロキシ装置を介して、複数の前記接続機器をSNMPにより管理することを特徴とするネットワーク管理システム。
【請求項5】
SNMPを用いて複数の機器を管理する管理装置が、プロキシ装置を介してSNMPをサポートしていない複数の接続機器を管理するネットワーク管理方法において、
前記管理装置と前記プロキシ装置との間で送受信するSNMPメッセージのコミュニティ領域には、前記接続機器を識別するための識別情報が設定され、
前記プロキシ装置で、前記識別情報を前記接続機器との間で送受信する独自プロトコルメッセージで用いる内部識別子に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された内部識別子を前記識別情報に変換する処理と、前記接続機器の管理項目を指定するために前記SNMPメッセージに設定されるオブジェクト識別子を前記独自プロトコルメッセージで用いる管理項目名に変換する、又は前記独自プロトコルメッセージに設定された前記管理項目名を前記オブジェクト識別子に変換する処理とを行い、
前記管理装置がSNMPを用いて非SNMP機器を管理することを特徴とするネットワーク管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−338417(P2006−338417A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−163331(P2005−163331)
【出願日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】