プロテインキナーゼ阻害剤としてのピリミジン誘導体
本発明は、式VIIIの化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステルに関し、式中、Xは、NR7であり、Yは、O又はN−(CH2)nR19であり、nは、1、2又は3であり、mは、1又は2であり、R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いはR4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、R19は、H、アルキル、アリール又はシクロアルキル基であり、R6は、OR8又はハロゲンであり、R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである。さらなる態様は、前記化合物を含む医薬組成物、及び増殖性疾患等の治療におけるその使用に関する。
【化1】
【化1】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式VIII
【化1】
(VIII)
[式中、
Xは、NR7であり、
Yは、O又はN−(CH2)nR19であり、
nは、1、2又は3であり、
mは、1又は2であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R19は、H、アルキル、アリール又はシクロアルキル基であり、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項2】
式VIIIa
【化2】
(VIIIa)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R19は、H、アルキル、アリール又はシクロアルキル基であり、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物である請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項3】
R1が、H又はアルキルであり、より好ましくは、メチルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロアルキルであり、より好ましくは、シクロペンチル又はシクロヘキシルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R7が、H又はアルキルであり、より好ましくは、Hである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
R4及びR4’が、各々独立に、アルキルであり、より好ましくは、メチルである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
R4及びR4’が、一緒になってスピロシクロアルキル基、より好ましくは、スピロC3シクロアルキル基を形成する、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
R6が、OR8であり、より好ましくは、OMeである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
R19が、シクロプロピルである、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
下記
【表1】
から選択される請求項1に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項11】
式VI
【化3】
(VI)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R18は、H又はアルキルであり、前記アルキル基は、R6で置換されていてもよく、
各R6は、独立に、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項12】
式VII
【化4】
(VII)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項13】
R1、R2、R4、R4’、R6、R7及びR8が、請求項3〜8のいずれかに規定した通りである、請求項11又は12に記載の化合物。
【請求項14】
下記
【表2】
から選択される請求項11に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項15】
下記
【表3】
から選択される請求項12に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項16】
下記
【表4】
から選択される化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項17】
薬学的に許容される希釈剤、賦形剤又は担体と混合した、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項18】
増殖性疾患の治療のための医薬の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項19】
増殖性疾患が、癌又は白血病である、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
増殖性疾患が、糸球体腎炎、関節リウマチ、乾癬又は慢性閉塞性肺疾患である、請求項18に記載の使用。
【請求項21】
対象に治療有効量の請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、増殖性疾患を治療する方法。
【請求項22】
対象に治療有効量の請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、PLK依存性疾患を治療する方法。
【請求項23】
(i)直接又は式(III)の化合物の単離を介して、式(II)の化合物を式(IV)の化合物に変換するステップと、
(ii)前記式(IV)の化合物を請求項1〜16のいずれかに記載の化合物に変換するステップと
を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を調製するための方法。
【化5】
(II) (III) (IV)
【請求項24】
ステップ(i)が、EtOH/H2O中のNH4Cl及びFeと共に式(II)の化合物を加熱することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
医薬品における使用のための、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
増殖性疾患の治療のための、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【請求項1】
式VIII
【化1】
(VIII)
[式中、
Xは、NR7であり、
Yは、O又はN−(CH2)nR19であり、
nは、1、2又は3であり、
mは、1又は2であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R19は、H、アルキル、アリール又はシクロアルキル基であり、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項2】
式VIIIa
【化2】
(VIIIa)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R19は、H、アルキル、アリール又はシクロアルキル基であり、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物である請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項3】
R1が、H又はアルキルであり、より好ましくは、メチルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロアルキルであり、より好ましくは、シクロペンチル又はシクロヘキシルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
R7が、H又はアルキルであり、より好ましくは、Hである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
R4及びR4’が、各々独立に、アルキルであり、より好ましくは、メチルである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
R4及びR4’が、一緒になってスピロシクロアルキル基、より好ましくは、スピロC3シクロアルキル基を形成する、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
R6が、OR8であり、より好ましくは、OMeである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
R19が、シクロプロピルである、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
下記
【表1】
から選択される請求項1に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項11】
式VI
【化3】
(VI)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R18は、H又はアルキルであり、前記アルキル基は、R6で置換されていてもよく、
各R6は、独立に、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項12】
式VII
【化4】
(VII)
[式中、
Xは、NR7であり、
R1及びR2は、各々独立に、H、アルキル又はシクロアルキルであり、
R4及びR4’は、各々独立に、H又はアルキルであり、或いは
R4及びR4’は、一緒になってスピロシクロアルキル基を形成し、
R6は、OR8又はハロゲンであり、
R7及びR8は、各々独立に、H又はアルキルである]の化合物、又は薬学的に許容されるその塩若しくはエステル。
【請求項13】
R1、R2、R4、R4’、R6、R7及びR8が、請求項3〜8のいずれかに規定した通りである、請求項11又は12に記載の化合物。
【請求項14】
下記
【表2】
から選択される請求項11に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項15】
下記
【表3】
から選択される請求項12に記載の化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項16】
下記
【表4】
から選択される化合物、並びに薬学的に許容されるその塩及びエステル。
【請求項17】
薬学的に許容される希釈剤、賦形剤又は担体と混合した、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項18】
増殖性疾患の治療のための医薬の製造における、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項19】
増殖性疾患が、癌又は白血病である、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
増殖性疾患が、糸球体腎炎、関節リウマチ、乾癬又は慢性閉塞性肺疾患である、請求項18に記載の使用。
【請求項21】
対象に治療有効量の請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、増殖性疾患を治療する方法。
【請求項22】
対象に治療有効量の請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、PLK依存性疾患を治療する方法。
【請求項23】
(i)直接又は式(III)の化合物の単離を介して、式(II)の化合物を式(IV)の化合物に変換するステップと、
(ii)前記式(IV)の化合物を請求項1〜16のいずれかに記載の化合物に変換するステップと
を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物を調製するための方法。
【化5】
(II) (III) (IV)
【請求項24】
ステップ(i)が、EtOH/H2O中のNH4Cl及びFeと共に式(II)の化合物を加熱することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
医薬品における使用のための、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【請求項26】
増殖性疾患の治療のための、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公表番号】特表2010−540509(P2010−540509A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−526364(P2010−526364)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【国際出願番号】PCT/GB2008/003305
【国際公開番号】WO2009/040556
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(506138030)サイクラセル リミテッド (21)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【国際出願番号】PCT/GB2008/003305
【国際公開番号】WO2009/040556
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(506138030)サイクラセル リミテッド (21)
【Fターム(参考)】
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