説明

プローブ装置,プローブ収容装置、および、プローブ装置の使用方法

【課題】RIプローブ装置を用いて画像診断した後に、MRI装置にて画像診断する場合において、位置合わせを容易にし、診断効率を向上させる。
【解決手段】被検体の内部にてガンマ線を検出するプローブ部11を収容するダミープローブ部71を、被検体の内部に挿入する。つぎに、そのダミープローブ部71が挿入された被検体の内部において、ダミープローブ部71に収容されたプローブ部11にガンマ線を検出させて画像診断を実施する。その後、プローブ部11をダミープローブ部71から取り除き、ダミープローブ部71に設けられたMRマーカーから発生する磁気共鳴信号をMRI装置で受信し、画像診断を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブ装置,プローブ収容装置、および、プローブ装置の使用方法に関し、特に、被検体に挿入され、その被検体の内部において放射線を検出するプローブ部を有するプローブ装置,プローブ収容装置、および、プローブ装置の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置,RI(RI:Radio Isotope)プローブ装置などの画像診断装置は、被検体の内部の情報を得る装置として、医療分野などのさまざまな分野において利用されている。
【0003】
これらの画像診断装置は、より効率的であって高い診断能力を得るために、それぞれの特徴を生かすように組み合わされて使用される場合がある(たとえば、特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−165775号公報
【特許文献2】特開2003−98259号公報
【特許文献3】特開2004−24582号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
たとえば、被検体のスライス面についてのイメージングを実施するMRI装置と、放射線であるガンマ線を検出するプローブ部を被検体内の体腔に挿入してイメージングを実施するRIプローブ装置との両者を用いて、画像診断を行う場合がある。
【0006】
たとえば、まず、RIプローブ装置において、被検体内の体腔にプローブ部を挿入してイメージングを実施する。
【0007】
ここでは、放射線同位元素を被検体に注入した後に、その被検体の食道などの体腔にプローブ部を挿入し、たとえば、被検体中の癌細胞に集まった放射線同位元素から発生するガンマ線をRIプローブ部が検出し検出データを取得する。そして、その検出データに基づいてイメージングをし、画像診断を実施する。ここでは、たとえば、被検体中の癌細胞の位置を検出する。
【0008】
つぎに、MRI装置を用いてイメージングを実施する。
【0009】
ここでは、RIプローブ装置での画像診断結果に基づいて、MRI装置にてイメージングを実施する被検体の撮影領域に位置合わせをする。たとえば、MRI装置にて検知されるMRマーカーを被検体の体表に貼り付けて、そのMRマーカーを特徴点として、位置合わせを実施する。その後、その被検体の撮影領域からMR信号をMRI装置が受信し、そのMR信号に基づいて画像診断を実施する。
【0010】
しかしながら、MRマーカーを正確に位置合わせして体表に貼り付けることは困難であるため、先にRIプローブ装置にて画像診断した位置と異なる位置を、後にMRI装置にて画像診断する場合があり、診断効率が低下する場合があった。
【0011】
また、RIプローブ部にMRIマーカーを装着したとしても、そのプローブ部を被検体に留置したまま、MRI装置においてイメージングを実施することは、プローブ部の光遮蔽体やマウント部分に金属などの磁性体を用いる必要があるために難しく、上記の不具合を改善することは困難であった。
【0012】
このように、上記のRIプローブ装置のように被検体の内部において放射線を検出するプローブ部を用いて画像診断した後に、MRI装置にて画像診断する場合においては、位置合わせが困難であって診断効率が低下する場合があった。
【0013】
したがって、本発明の目的は、プローブ装置を用いて画像診断した後に、MRI装置にて画像診断する場合において、位置合わせが容易であって診断効率を向上可能なプローブ装置,プローブ収容装置、および、プローブ装置の使用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、本発明のプローブ装置は、被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部と、前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部とを有し、前記ダミープローブ部は、前記挿入された被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが設けられる。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明のプローブ収容装置は、被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部を収容するプローブ収容装置であって、前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部とを有し、前記ダミープローブ部は、前記挿入された被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが設けられる。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明のプローブ装置の使用方法は、被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部と、前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部とを含み、前記ダミープローブ部が挿入された前記被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが、前記ダミープローブ部に設けられているプローブ装置の使用方法であって、前記プローブ部が収容された前記ダミープローブ部を、前記被検体の内部に挿入する第1ステップと、前記ダミープローブ部が挿入された前記被検体の内部において、前記ダミープローブ部に収容された前記プローブ部に放射線を検出させる第2ステップと、前記プローブ部に放射線を検出させた後に、前記プローブ部を前記ダミープローブ部から取り除く第3ステップと、前記プローブ部を前記ダミープローブ部から取り除いた後に、前記ダミープローブ部に設けられた前記MRマーカーから発生する磁気共鳴信号を受信する第4ステップとを有する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、プローブ装置を用いて画像診断した後に、MRI装置にて画像診断する場合において、位置合わせが容易であって診断効率を向上可能なプローブ装置,プローブ収容装置、および、プローブ装置の使用方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下より、本発明にかかる実施形態の一例について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本実施形態において、RIプローブ装置1の構成を示す構成図である。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のRIプローブ装置1は、プローブ部11と、回転移動部21と、計装部31と、制御部41と、表示部51と、操作部61と、ダミープローブ部71とを有する。各部について、順次、説明する。
【0021】
プローブ部11は、図1に示すように、検出部111と、挿入部112とを有し、放射線同位元素が注入された被検体に体腔に挿入され、その被検体の内部の体腔において放射線であるガンマ線を検出する。
【0022】
プローブ部11の検出部111は、図1に示すように、挿入部112において被検体へ挿入される先端側に位置するように設けられている。検出部111は、被検体の内部においてガンマ線を受けて発光するシンチレータ(図示なし)と、シンチレータの一部を覆い、シンチレータへ入射する光を遮蔽して規制する遮光部(図示なし)とを含む。シンチレータは、たとえば、ヨウ化セシウムなどからなり、遮光部は、たとえば、金属元素を含む遮光材料からなり、磁性体を含む。
【0023】
一方、プローブ部11の挿入部112は、柔軟で可撓性を有すると共に遮光性の管状体であり、被検体の体腔に挿入される。また、挿入部112には、内部に光ファイバ(図示なし)が貫通している。この光ファイバは、検出部111のシンチレータに接続されており、シンチレータからの光を計装部31へ伝送する。
【0024】
回転移動部21は、複数のモータ(図示なし)を含み、モーターがプローブ部11の検出部111を被検体の体腔内において挿入方向を軸にして定速で回転させると共に、挿入方向に沿って定速で移動させる。
【0025】
計装部31は、光電変換装置(図示なし)を含み、この光電変換装置が、シンチレータからの光を挿入部112の光ファイバを介して受けて電気信号に変換する。また、計装部31は、カウンター回路を含み、光電変換装置によって変換された電気信号に基づいて、この検出したガンマ線のカウント値をカウンター回路が出力する。そして、計装部31は、回転移動部21によって移動されたプローブ部11の検出部111の位置情報を受け、上述のように変換したカウント値のデータに関連付けて、制御部41へ出力する。
【0026】
制御部41は、オペレータにより操作部61に入力された操作指令に基づいて各部を制御する。また、制御部41は、計装部31からガンマ線のカウント値のデータを受け、そのガンマ線のカウント値と、検出部111の位置との関係を示すプロファイル画像を生成する。
【0027】
表示部51は、たとえば、CRTを含み、制御部41からの指令に基づき、表示面に画像を表示する。本実施形態において、表示装置51は、たとえば、制御部41によって生成されたプロファイル画像を表示する。
【0028】
操作部61は、たとえば、キーボードやポインティングデバイスなどを含み、オペレータによる入力操作に基づいて、操作命令などの指令を制御部41に入力する。
【0029】
ダミープローブ部71は、プローブ部11を内部に収容する。そして、ダミープローブ部71は、プローブ部11を収容した状態で、オペレータによって被検体の内部に挿入される。また、ダミープローブ部71は、その挿入された被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが設けられる。
【0030】
図2は、本実施形態において、ダミープローブ部71を示す側面図である。
【0031】
図2に示すように、ダミープローブ部71は、プローブ収容部171と、MRマーカー収容部172とを有する。
【0032】
プローブ収容部171は、図2に示すように、円筒の管状体であって、磁気共鳴信号を発生しないように、たとえば、軟質PVC(Polyvinyl chloride,ポリ塩化ビニル)を用いて形成されており、柔軟で可撓性を有する。そして、プローブ収容部171は、被検体の内部にてプローブ部でガンマ線を検出しイメージングを実施する際においては、その管状体の内部空間に、プローブ部11を収容し、プローブ部11を収容した状態でオペレータによって被検体の内部に挿入される。その後、MRI装置にてイメージングを実施する際においては、プローブ収容部171は、被検体の内部に挿入された状態で、管状体の内部空間に収容したプローブ部11が取り出される。
【0033】
MRマーカー収容部172は、図2に示すように、ダミープローブ部71において被検体へ挿入される先端側に位置するように、プローブ収容部171の一端部に嵌め込まれ、固定される。MRマーカー収容部172は、たとえば、非磁性体であるアクリル系樹脂を用いて、被検体へ挿入される先端側が球形状になるように形成されていると共に、MRマーカーを収容する収容空間が凹形状に形成されている。たとえば、MRマーカー収容部172は、この収容空間に水をMRマーカーとして収容する。なお、接着テープなどによってMRマーカー収容部172の開口部分が覆われ、そのMRマーカー収容部172に収容されたMRマーカーは、その収容空間に密封される。
【0034】
以下より、上記の本発明にかかる実施形態のRIプローブ装置1の使用方法について説明する。
【0035】
図3は、本実施形態において、RIプローブ装置1を使用する際の動作を示すフロー図である。
【0036】
まず、図3に示すように、プローブ部11を被検体の内部に挿入する(ST11)。
【0037】
ここでは、オペレータがプローブ部11を被検体の内部に挿入する。
【0038】
図4は、本実施形態において、プローブ部11を被検体の内部に挿入する様子を示す側面図である。
【0039】
本実施形態においては、オペレータがダミープローブ部71にプローブ部11を収容すると共に、放射線同位元素を被検体に注入した後に、図4に示すように、プローブ部11が収容された状態のダミープローブ部71を被検体の食道へ挿入し、ダミープローブ部71に収容されたプローブ部11の検出部111を、開始位置X0まで移動させる。
【0040】
つぎに、図3に示すように、被検体の内部においてガンマ線を検出し画像診断を実施する(ST21)。
【0041】
ここでは、ダミープローブ部71が挿入された被検体の内部において、ダミープローブ部71に収容されたプローブ部11にガンマ線を検出させる。そして、そのプローブ部11が検出したガンマ線に基づいて、画像診断を実施する。
【0042】
図5は、被検体の内部においてガンマ線を検出する様子を示す側面図である。また、図6は、ガンマ線のカウント値Cと、検出部111の位置Xとの関係を示す図である。
【0043】
本実施形態においては、図5に示すように、食道に挿入されたプローブ部11を回転移動部21がダミープローブ71から引き出し、プローブ部11の検出器111の位置を開始位置X0から変化させ、各位置において検出部111にガンマ線を検出させる。たとえば、被検体中において放射線同位元素が集まった癌細胞の位置X1において、その癌細胞から発生するガンマ線を検出部111が検出する。そして、その検出部111が検出したガンマ線に基づいて、ガンマ線のカウント値Cと、検出部111の位置Xとの関係を示すプロファイル画像を、図6に示すように、制御部41が生成し表示部51が表示する。このプロファイル画像においては、図6に示すように、たとえば、被検体中の癌細胞に対応する位置X1が高いカウント値Cとなるため、癌細胞の位置を画像診断することができる。
【0044】
つぎに、図3に示すように、プローブ部11をダミープローブ部71から取り除く(ST31)。
【0045】
ここでは、ダミープローブ部71に収容されているプローブ部11をオペレータが引き抜いて、ダミープローブ部71からプローブ部11を取り除く。
【0046】
つぎに、図3に示すように、MRマーカーから発生する磁気共鳴信号を、MRI装置を用いて受信し、画像診断を実施する(ST41)。
【0047】
ここでは、被検体の食道に挿入されたダミープローブ部71のMRマーカー収容部172に収容されたMRマーカーから発生する磁気共鳴信号を、MRI装置を用いて受信し、画像診断を実施する。
【0048】
図7は、ダミープローブ部71のMRマーカー収容部172に収容されたMRマーカーから発生する磁気共鳴信号を、MRI装置を用いて受信する様子を示す側面図である。図7において、図7(a)は、MRマーカーから発生する磁気共鳴信号の受信を開始する際の様子を示す側面図であり、図7(b)は、その受信を終了する際の様子を示す側面図である。
【0049】
本実施形態においては、図7(a)に示すように、ダミープローブ部71が挿入された開始位置X0にて磁気共鳴信号を受信するスキャンを開始する。そして、図7(b)に示すように、食道に挿入されたダミープローブ71を、その開始位置X0から癌細胞に対応する位置X1を介して終了位置X2まで引き出し、ダミープローブ部71のMRマーカーの位置を順次変化させ、開始位置X0から終了位置X2までにおいてMRマーカーが移動した各位置において磁気共鳴信号を受信するスキャンをMRI装置に実施させる。そして、その各位置のスキャンによって得られた磁気共鳴信号に基づいて、MRマーカーが移動した各位置に対応する被検体のアキシャル面についてのスライス画像を、MRI装置に再構成させる。たとえば、スピンエコー法によって、MRI装置にスキャンを実施し、スライス画像を再構成させる。そして、たとえば、被検体において癌細胞を含むスライス画像を、MRマーカーが移動した距離Xに基づいて選択し、その画像を表示画面に表示させて、画像診断を実施する。
【0050】
以上のように、本実施形態においては、被検体の内部にてガンマ線を検出するプローブ部11を収容するダミープローブ部71を、被検体の内部に挿入する。つぎに、そのダミープローブ部71が挿入された被検体の内部において、ダミープローブ部71に収容されたプローブ部11にガンマ線を検出させて画像診断を実施する。その後、プローブ部11をダミープローブ部71から取り除き、ダミープローブ部71に設けられたMRマーカーから発生する磁気共鳴信号をMRI装置で受信し、画像診断を行う。このため、本実施形態は、RIプローブ装置を用いて画像診断した後に、MRI装置にて画像診断する場合において、位置合わせが容易であるため、診断効率を向上することができる。
【0051】
なお、本実施形態において、RIプローブ装置1は、本発明のプローブ装置に相当する。また、本実施形態において、プローブ部11は、本発明のプローブ部に相当する。また、本実施形態において、ダミープローブ部71は、本発明のダミープローブ部に相当する。また、本実施形態において、MRマーカー収容部172は、本発明のMRマーカー収容部に相当する。
【0052】
また、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例を採用することができる。
【0053】
たとえば、上記の実施形態においては、放射線としてガンマ線を用いている例について説明しているが、これに限定されない。たとえば、たとえば、X線等の放射線を用いても良い。
【0054】
また、上記の実施形態においては、プローブ部を被検体の食道に挿入する場合について、説明したが、これに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】図1は、本実施形態において、RIプローブ装置1の構成を示す構成図である。
【図2】図2は、本実施形態において、ダミープローブ部71を示す側面図である。
【図3】図3は、本実施形態において、RIプローブ装置1を使用する際の動作を示すフロー図である。
【図4】図4は、本実施形態において、プローブ部11を被検体の内部に挿入する様子を示す側面図である。
【図5】図5は、本実施形態において、被検体の内部にてガンマ線を検出する様子を示す側面図である。
【図6】図6は、本実施形態において、ガンマ線のカウント値Cと、検出部111の位置Xとの関係を示す図である。
【図7】図7は、本実施形態において、ダミープローブ部71のMRマーカー収容部172に収容されたMRマーカーから発生する磁気共鳴信号を、MRI装置を用いて受信する様子を示す側面図である。
【符号の説明】
【0056】
1…RIプローブ装置(プローブ装置)、
11…プローブ部(プローブ部)、
21…回転移動部、
31…計装部、
41…制御部、
51…表示部、
61…操作部、
71…ダミープローブ部(ダミープローブ部)、
111…検出部、
112…挿入部、
171…プローブ収容部、
172…MRマーカー収容部(MRマーカー収容部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部と、
前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部と
を有し、
前記ダミープローブ部は、
前記挿入された被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが設けられる
プローブ装置。
【請求項2】
前記MRマーカーを収容するMRマーカー収容部
を含み、
前記MRマーカー収容部は、前記ダミープローブ部において前記被検体へ挿入される先端側に位置するように、前記ダミープローブ部に設けられている
請求項1に記載のプローブ装置。
【請求項3】
前記MRマーカー収容部は、非磁性体により形成されている
請求項2に記載のプローブ装置。
【請求項4】
前記ダミープローブ部は、非磁性体により形成されている
請求項1から3のいずれかに記載のプローブ装置。
【請求項5】
前記プローブ部は、前記被検体に挿入される領域において磁性体を含むように形成されている
請求項1から4のいずれかに記載のプローブ装置。
【請求項6】
被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部を収容するプローブ収容装置であって、
前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部と
を有し、
前記ダミープローブ部は、
前記挿入された被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが設けられる
プローブ収容装置。
【請求項7】
前記MRマーカーを収容するMRマーカー収容部
を含み、
前記MRマーカー収容部は、前記ダミープローブ部において前記被検体へ挿入される先端側に位置するように、前記ダミープローブ部に設けられている
請求項6に記載のプローブ収容装置。
【請求項8】
前記MRマーカー収容部は、非磁性体により形成されている
請求項7に記載のプローブ収容装置。
【請求項9】
前記ダミープローブ部は、非磁性体により形成されている
請求項6から8のいずれかに記載のプローブ収容装置。
【請求項10】
前記プローブ部は、前記被検体に挿入される領域において磁性体を含むように形成されている
請求項6から9のいずれかに記載のプローブ収容装置。
【請求項11】
被検体に挿入され、前記被検体の内部において放射線を検出するプローブ部と、前記プローブ部を収容し、前記被検体の内部に挿入されるダミープローブ部とを含み、前記ダミープローブ部が挿入された前記被検体の内部において磁気共鳴信号を発生するMRマーカーが、前記ダミープローブ部に設けられているプローブ装置の使用方法であって、
前記プローブ部が収容された前記ダミープローブ部を、前記被検体の内部に挿入する第1ステップと、
前記ダミープローブ部が挿入された前記被検体の内部において、前記ダミープローブ部に収容された前記プローブ部に放射線を検出させる第2ステップと、
前記プローブ部に放射線を検出させた後に、前記プローブ部を前記ダミープローブ部から取り除く第3ステップと、
前記プローブ部を前記ダミープローブ部から取り除いた後に、前記ダミープローブ部に設けられた前記MRマーカーから発生する磁気共鳴信号を受信する第4ステップと
を有する
プローブ装置の使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−125160(P2007−125160A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−319523(P2005−319523)
【出願日】平成17年11月2日(2005.11.2)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)国等の委託研究の成果に係る特許出願(平成17年度独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、健康安心プログラム 分子イメージング機器開発プロジェクト 悪性腫瘍等治療支援分子イメージング機器開発プロジェクト MRIと核医学手法の正確な重ね合わせに基づく癌の新しい分子イメージング技術に関するフィージビリティスタディ、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受ける特許出願)
【出願人】(300019238)ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー (1,125)
【Fターム(参考)】