ヘリオスタットシステム
【課題】ミラーからの反射光ががセンサーから外れても、再び反射光をセンサーに向けることができるヘリオスタットシステムを提供する。
【解決手段】探知手段14によりミラー5で反射された太陽光Lの範囲を移動させて、空中におけるセンサー8の位置を探し出すことができる。探知手段14は空中を隙間なく走査するため、センサー8の位置を確実に探し出すことができ、センサー8による受光状態を確実に復帰させることができる。
【解決手段】探知手段14によりミラー5で反射された太陽光Lの範囲を移動させて、空中におけるセンサー8の位置を探し出すことができる。探知手段14は空中を隙間なく走査するため、センサー8の位置を確実に探し出すことができ、センサー8による受光状態を確実に復帰させることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽を追尾しながら太陽光を反射して一点に集光させることができるヘリオスタットシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光の有効利用のために、太陽を追尾した状態で複数のヘリオスタットのミラーを同時に制御して、ミラーで反射した太陽光をターゲットに集光させるシステムが知られている。
【0003】
各ヘリオスタットのミラーとターゲットを結ぶ直線上にはセンサーが設けられている。このセンサーの内部には受光素子が設けられている。受光素子が太陽光を受光すると、センサーはその受光状態を維持するようにヘリオスタットのミラーをフィードバック制御する。そうすることで、ヘリオスタットは太陽を追尾した状態で常に太陽光をターゲットに向けて反射し続けることができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3784021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、センサーがいったんミラーからの太陽光を受光した状態になれば、その受光状態を維持しながら太陽光をターゲットに向けて反射し続けることができるが、何らかの理由により、ミラーからの太陽光がセンサーから外れると、センサーによりミラーを制御できず、太陽光をターゲットに向けることができない。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ミラーからの反射光がセンサーから外れても、再び反射光をセンサーに向けることができるヘリオスタットシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、太陽の日周運動に関連する方位方向と季節運動に関連する高度方向に回転自在なミラーを有するヘリオスタットと、ミラーとターゲットを結ぶ直線上に配置され、ミラーで反射された太陽光を受光すると共にその受光状態を維持するようにミラーの回転をフィードバック制御するセンサーと、ヘリオスタット周辺の日射量を測定する日射計と、日射量が所定値以上の日射量を検知し且つセンサーがミラーで反射された太陽光を受光していない時に、ミラーで反射された太陽光を隙間なく移動させてセンサーの位置を探知する探知手段手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、探知手段が、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、探知手段によりミラーで反射された太陽光の範囲を移動させて、空中におけるセンサーの位置を探し出すことができる。探知手段は空中を隙間なく走査するため、センサーの位置を確実に探し出すことができ、センサーによる受光状態を確実に復帰させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査するため、センサーの位置を効率良く探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ヘリオスタットで太陽光をターゲットに向けて反射している状態を示す全体斜視図。
【図2】ヘリオスタットを示す斜視図。
【図3】センサーを示す斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿うボックスの断面図。
【図5】図3中矢示SB−SB線に沿うボックスの断面図。
【図6】センサーの構造を示す説明図。
【図7】ミラーからセンサーに向けて太陽光を反射している状態を示す背面図。
【図8】太陽の移動とミラーの回転を示す説明図。
【図9】センサーの非正規受光状態を示す平面図。
【図10】センサーの正規受光状態を示す平面図。
【図11】全体構成を示すブロック図。
【図12】ミラーからの反射光がセンサーから外れている状態を示す図。
【図13】季節による太陽光の移動軌跡の違いを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜図13は、本発明の好適な実施形態を示す図である。
【0013】
タワー1の周囲には複数のヘリオスタット2が配置されている。タワー1の頂部にはターゲット3が設けられ、このターゲット3に向けてヘリオスタット2から太陽光Lが反射される。
【0014】
ヘリオスタット2は、コ字状のフレーム4で支持された四角形のミラー5を有している。このミラー5は、高度モータ6によりフレーム4に支持された水平軸を中心に高度方向Bで回転自在である。またミラー5はフレーム4ごと垂直軸を中心に方位モータ7により方位方向Aで回転自在である。方位方向Aは太陽Sの日周運動に関連した方向で、高度方向Bは太陽Sの季節運動に関連した方向である。
【0015】
ミラー5とターゲット3を結ぶ直線上にはセンサー8がそれぞれ設置されている。センサー8は地面に不動状態で設置されている。
【0016】
センサー8はヘリオスタット2側に円形の導入孔9が形成されている。導入孔9は外側から樹脂製の透明カバー10により覆われている。センサー8の内部底面には、直交する十字状に一対の光検出センサ20a、20b、21a、21bが配置されている。2つの光検出センサ20a、20bは方位方向Aに関連する方向X(図6参照)で対向しており、他の2つの光検出センサ21a、21bは、高度方向Bに関連する方向Yで対向している。
【0017】
センサー8の底面の中心には、真っ直ぐに導入孔9から導入された太陽光Lの円形状のスポットPが形成される。スポットPが各光検出センサ20a、20b、21a、21bの中心にいる状態では、方向X及び方向Yのいずれにおいても、一対の光検出センサ20a、20b及び21a、21b同士の受光量は等しく、光検出センサ20a、20b、21a、21bからの出力は等しい。一対の光検出センサ20a、20b、21a、21bの出力が等しい場合には、制御手段11から高度モータ6及び方位モータ7に信号を出さない。この状態がセンサー8の正規受光状態(図10参照)である。正規受光状態の場合は、ミラー5の中心で反射された太陽光Lが導入孔9よりセンサー8の内部へ導入されている。
【0018】
導入孔9のからの太陽光LのスポットPが中心からずれて、光検出センサ20a、20b、21a、21bの出力が異なる場合(図9参照)には、その状態を制御手段11が検知して、高度モータ6及び方位モータ7に信号を出し、ヘリオスタット1のミラー2を回転させて、出力の不均等状態を是正する。
【0019】
このようなセンサー8のフィードバック制御により、ミラー5は太陽Sを追尾した状態で、常に太陽光Lをセンサー8側(ターゲット3側)へ向けて反射し続けることができる。
【0020】
またヘリオスタット2の周囲には日射計12が設けられている。この日射計12は太陽光Lが十分なエネルギーを有しているかどうかを検出するためのものである。例えば太陽光Lが雲などにより遮られた場合は、センサー8による制御が行えないため、その場合は太陽定速追尾手段13により太陽定速追尾モードに切り換える。太陽定速追尾モードとは、ヘリオスタット2のミラー5を太陽の移動速度に応じた定速で方位方向及び高度方向における回転角度を変化させることである。
【0021】
従って、センサー8のフィードバック制御が作動していない時も、ミラー5の回転を太陽の移動速度に応じた定速で進めておくことができる。そうしておけば、雲がなくって、太陽光Lが復活した時に、ミラー5の回転角度はセンサー8に対して概ね正規位置に来ており、ミラー5によりそのまま太陽光Lを反射してセンサー8に当てることができる。センサー8に太陽光Lが当たればフィードバック制御が作動する。
【0022】
次に、日射計12が所定値以上の日射量を検知して太陽定速追尾モードが作動したにもかかわず、図12に示すように、ミラー5から反射光Lが何らかの理由によりセンサー8から外れてしまう場合がある。その場合は、探知手段14からの信号が、制御手段11を介して、高度モータ6及び方位モータ7に出力され、ミラー5で反射された太陽光Lの範囲を所定位置を基準にして内側から外側に向けて所定位置を取り囲むように渦巻き状に走査する。太陽光Lの拡がりの範囲で隙間なく空中を走査するため、センサー8を確実に探し出して太陽光Lを当てることができる。このようにミラー5からの太陽光Lがセンサー8から外れた状態になっても、再度センサー8側へ戻すことができるため、ヘリオスタット2によるターゲット3へ向けた確実且つ継続的な太陽光Lの反射が行える。
【0023】
尚、以上の実施形態では、ミラー5を方位方向A及び高度方向Bへ回転させる経緯台式のヘリオスタット2を例にしたが、赤経方向及び赤緯方向へ回転させる赤道儀式のヘリオスタットであっても良い。
【0024】
一枚の大きなミラー5を回転させる例を示したが、複数のミラーで構成したマルチミラー構造を回転させるようにしても良い。
【0025】
また、太陽光Lを渦巻き状に走査する例を示したが、隙間なく走査する方式であればどのような経路で走査しても良い。
【符号の説明】
【0026】
2 ヘリオスタット
3 ターゲット
5 ミラー
8 センサー
11 制御手段
12 日射計
13 太陽定速追尾手段
14 探知手段
A 方位方向
B 高度方向
L 太陽光
S 太陽
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽を追尾しながら太陽光を反射して一点に集光させることができるヘリオスタットシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光の有効利用のために、太陽を追尾した状態で複数のヘリオスタットのミラーを同時に制御して、ミラーで反射した太陽光をターゲットに集光させるシステムが知られている。
【0003】
各ヘリオスタットのミラーとターゲットを結ぶ直線上にはセンサーが設けられている。このセンサーの内部には受光素子が設けられている。受光素子が太陽光を受光すると、センサーはその受光状態を維持するようにヘリオスタットのミラーをフィードバック制御する。そうすることで、ヘリオスタットは太陽を追尾した状態で常に太陽光をターゲットに向けて反射し続けることができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3784021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、センサーがいったんミラーからの太陽光を受光した状態になれば、その受光状態を維持しながら太陽光をターゲットに向けて反射し続けることができるが、何らかの理由により、ミラーからの太陽光がセンサーから外れると、センサーによりミラーを制御できず、太陽光をターゲットに向けることができない。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ミラーからの反射光がセンサーから外れても、再び反射光をセンサーに向けることができるヘリオスタットシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、太陽の日周運動に関連する方位方向と季節運動に関連する高度方向に回転自在なミラーを有するヘリオスタットと、ミラーとターゲットを結ぶ直線上に配置され、ミラーで反射された太陽光を受光すると共にその受光状態を維持するようにミラーの回転をフィードバック制御するセンサーと、ヘリオスタット周辺の日射量を測定する日射計と、日射量が所定値以上の日射量を検知し且つセンサーがミラーで反射された太陽光を受光していない時に、ミラーで反射された太陽光を隙間なく移動させてセンサーの位置を探知する探知手段手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、探知手段が、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、探知手段によりミラーで反射された太陽光の範囲を移動させて、空中におけるセンサーの位置を探し出すことができる。探知手段は空中を隙間なく走査するため、センサーの位置を確実に探し出すことができ、センサーによる受光状態を確実に復帰させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査するため、センサーの位置を効率良く探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ヘリオスタットで太陽光をターゲットに向けて反射している状態を示す全体斜視図。
【図2】ヘリオスタットを示す斜視図。
【図3】センサーを示す斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿うボックスの断面図。
【図5】図3中矢示SB−SB線に沿うボックスの断面図。
【図6】センサーの構造を示す説明図。
【図7】ミラーからセンサーに向けて太陽光を反射している状態を示す背面図。
【図8】太陽の移動とミラーの回転を示す説明図。
【図9】センサーの非正規受光状態を示す平面図。
【図10】センサーの正規受光状態を示す平面図。
【図11】全体構成を示すブロック図。
【図12】ミラーからの反射光がセンサーから外れている状態を示す図。
【図13】季節による太陽光の移動軌跡の違いを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜図13は、本発明の好適な実施形態を示す図である。
【0013】
タワー1の周囲には複数のヘリオスタット2が配置されている。タワー1の頂部にはターゲット3が設けられ、このターゲット3に向けてヘリオスタット2から太陽光Lが反射される。
【0014】
ヘリオスタット2は、コ字状のフレーム4で支持された四角形のミラー5を有している。このミラー5は、高度モータ6によりフレーム4に支持された水平軸を中心に高度方向Bで回転自在である。またミラー5はフレーム4ごと垂直軸を中心に方位モータ7により方位方向Aで回転自在である。方位方向Aは太陽Sの日周運動に関連した方向で、高度方向Bは太陽Sの季節運動に関連した方向である。
【0015】
ミラー5とターゲット3を結ぶ直線上にはセンサー8がそれぞれ設置されている。センサー8は地面に不動状態で設置されている。
【0016】
センサー8はヘリオスタット2側に円形の導入孔9が形成されている。導入孔9は外側から樹脂製の透明カバー10により覆われている。センサー8の内部底面には、直交する十字状に一対の光検出センサ20a、20b、21a、21bが配置されている。2つの光検出センサ20a、20bは方位方向Aに関連する方向X(図6参照)で対向しており、他の2つの光検出センサ21a、21bは、高度方向Bに関連する方向Yで対向している。
【0017】
センサー8の底面の中心には、真っ直ぐに導入孔9から導入された太陽光Lの円形状のスポットPが形成される。スポットPが各光検出センサ20a、20b、21a、21bの中心にいる状態では、方向X及び方向Yのいずれにおいても、一対の光検出センサ20a、20b及び21a、21b同士の受光量は等しく、光検出センサ20a、20b、21a、21bからの出力は等しい。一対の光検出センサ20a、20b、21a、21bの出力が等しい場合には、制御手段11から高度モータ6及び方位モータ7に信号を出さない。この状態がセンサー8の正規受光状態(図10参照)である。正規受光状態の場合は、ミラー5の中心で反射された太陽光Lが導入孔9よりセンサー8の内部へ導入されている。
【0018】
導入孔9のからの太陽光LのスポットPが中心からずれて、光検出センサ20a、20b、21a、21bの出力が異なる場合(図9参照)には、その状態を制御手段11が検知して、高度モータ6及び方位モータ7に信号を出し、ヘリオスタット1のミラー2を回転させて、出力の不均等状態を是正する。
【0019】
このようなセンサー8のフィードバック制御により、ミラー5は太陽Sを追尾した状態で、常に太陽光Lをセンサー8側(ターゲット3側)へ向けて反射し続けることができる。
【0020】
またヘリオスタット2の周囲には日射計12が設けられている。この日射計12は太陽光Lが十分なエネルギーを有しているかどうかを検出するためのものである。例えば太陽光Lが雲などにより遮られた場合は、センサー8による制御が行えないため、その場合は太陽定速追尾手段13により太陽定速追尾モードに切り換える。太陽定速追尾モードとは、ヘリオスタット2のミラー5を太陽の移動速度に応じた定速で方位方向及び高度方向における回転角度を変化させることである。
【0021】
従って、センサー8のフィードバック制御が作動していない時も、ミラー5の回転を太陽の移動速度に応じた定速で進めておくことができる。そうしておけば、雲がなくって、太陽光Lが復活した時に、ミラー5の回転角度はセンサー8に対して概ね正規位置に来ており、ミラー5によりそのまま太陽光Lを反射してセンサー8に当てることができる。センサー8に太陽光Lが当たればフィードバック制御が作動する。
【0022】
次に、日射計12が所定値以上の日射量を検知して太陽定速追尾モードが作動したにもかかわず、図12に示すように、ミラー5から反射光Lが何らかの理由によりセンサー8から外れてしまう場合がある。その場合は、探知手段14からの信号が、制御手段11を介して、高度モータ6及び方位モータ7に出力され、ミラー5で反射された太陽光Lの範囲を所定位置を基準にして内側から外側に向けて所定位置を取り囲むように渦巻き状に走査する。太陽光Lの拡がりの範囲で隙間なく空中を走査するため、センサー8を確実に探し出して太陽光Lを当てることができる。このようにミラー5からの太陽光Lがセンサー8から外れた状態になっても、再度センサー8側へ戻すことができるため、ヘリオスタット2によるターゲット3へ向けた確実且つ継続的な太陽光Lの反射が行える。
【0023】
尚、以上の実施形態では、ミラー5を方位方向A及び高度方向Bへ回転させる経緯台式のヘリオスタット2を例にしたが、赤経方向及び赤緯方向へ回転させる赤道儀式のヘリオスタットであっても良い。
【0024】
一枚の大きなミラー5を回転させる例を示したが、複数のミラーで構成したマルチミラー構造を回転させるようにしても良い。
【0025】
また、太陽光Lを渦巻き状に走査する例を示したが、隙間なく走査する方式であればどのような経路で走査しても良い。
【符号の説明】
【0026】
2 ヘリオスタット
3 ターゲット
5 ミラー
8 センサー
11 制御手段
12 日射計
13 太陽定速追尾手段
14 探知手段
A 方位方向
B 高度方向
L 太陽光
S 太陽
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽の日周運動に関連する方位方向と季節運動に関連する高度方向に回転自在なミラーを有するヘリオスタットと、
ミラーとターゲットを結ぶ直線状に配置され、ミラーで反射された太陽光を受光すると共にその受光状態を維持するようにミラーの回転をフィードバック制御するセンサーと、
ヘリオスタット周辺の日射量を測定する日射計と、
日射量が所定値以上の日射量を検知し且つセンサーがミラーで反射された太陽光を受光していない時に、ミラーで反射された太陽光を隙間なく移動させてセンサーの位置を探知する探知手段と、を備えたことを特徴とするヘリオスタットシステム。
【請求項2】
探知手段が、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査することを特徴とする請求項1記載のヘリオスタットシステム。
【請求項1】
太陽の日周運動に関連する方位方向と季節運動に関連する高度方向に回転自在なミラーを有するヘリオスタットと、
ミラーとターゲットを結ぶ直線状に配置され、ミラーで反射された太陽光を受光すると共にその受光状態を維持するようにミラーの回転をフィードバック制御するセンサーと、
ヘリオスタット周辺の日射量を測定する日射計と、
日射量が所定値以上の日射量を検知し且つセンサーがミラーで反射された太陽光を受光していない時に、ミラーで反射された太陽光を隙間なく移動させてセンサーの位置を探知する探知手段と、を備えたことを特徴とするヘリオスタットシステム。
【請求項2】
探知手段が、ミラーで反射した太陽光を内側から渦巻き状に走査することを特徴とする請求項1記載のヘリオスタットシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−251755(P2012−251755A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127106(P2011−127106)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(390013033)三鷹光器株式会社 (114)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(390013033)三鷹光器株式会社 (114)
【Fターム(参考)】
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