説明

ベンダー

【課題】ベンダー部全体を移動させないので、小型化、省エネを達成でき、段替えが容易であるベンダーを提供する。
【解決手段】ベンダーはベンダー部1とカッター部2とを備える。ベンダー部1は、静止したベンダー部本体101と、ベンダー部本体101に設けられると共に、軸方向に移動可能なストッパー104を有するストッパー機構102と、ベンダー部本体101に設けられると共に、ストッパー104に位置決めされた伝熱管3を曲げる曲げ機構103とを含む。一方、カッター部2は、静止したカッター部本体201と、ストッパー104に位置決めされた伝熱管3を切断するカッター204を有するカッター機構202と、カッター部本体201に設けられると共に、伝熱管3の切断箇所を調節するためにカッター機構202を軸方向に進退可能に案内するガイド部203とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、空気調和機の伝熱管等の長尺物の曲げ加工に用いるベンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のベンダーとしては、曲げ機構を有するベンダー部と、カッター機構を有するカッター部とを備えて、ストッパー機構のストッパーで位置決めされた管をカッター機構で切断して、ベンダー部で管をクランプして曲げ加工するようにしたものがある(特許文献1:特開2008−126268号公報)。
【0003】
しかしながら、上記従来のベンダーでは、ストッパーで単に位置決めされた管を曲げ機構で曲げるだけなので、管の曲げ位置を広範囲に調整することができなくて、汎用性がないという問題があった。
【0004】
そこで、図示していないが、ベンダー部全体を移動用のレールの上に進退可能に設けて、カッター部のカッター機構に対してベンダー部全体を移動させることによって、カッター機構で切断された管の先端と、曲げ機構による管の屈曲点との間の距離を調整して、広範囲に曲げ位置を調整できるようにして、汎用性をもたせるように、装置を作製した(以下、この装置を「作製例ベンダー」と言う。この作製例ベンダーは説明の便宜上記載したもので、従来例ではない。)。
【0005】
しかしながら、上記作製例ベンダーでは、レール上でベンダー部全体を移動させる構造であるため、装置が大掛かりになり、また、移動に大きなエネルギを必要とし、段替えが容易でないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−126268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、この発明の課題は、ベンダー部全体を移動させないので、小型化、省エネを達成でき、段替えが容易であるベンダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、この発明のベンダーは、
ベンダー部と、
カッター部と
を備え、
上記ベンダー部は、
静止したベンダー部本体と、
上記ベンダー部本体に設けられると共に、軸方向に移動可能なストッパーを有するストッパー機構と、
上記ベンダー部本体に設けられると共に、上記ストッパーに位置決めされた長尺物を曲げる曲げ機構と
を含み、
上記カッター部は、
静止したカッター部本体と、
上記ストッパーに位置決めされた長尺物を切断するカッターを有するカッター機構と、
上記カッター部本体に設けられると共に、上記長尺物の切断箇所を調節するために上記カッター機構を上記軸方向に進退可能に案内するガイド部と
を含む
ことを特徴としている。
【0009】
ここで、上記「軸方向」は、ストッパーに位置決めされた長尺物が延びる方向、つまり、この長尺物の長手方向と一致する。
【0010】
上記構成によれば、上記ベンダー部のストッパー機構のストッパーを軸方向に移動させることにより、長尺物のストッパー機構側の端から、曲げ機構による長尺物の屈曲点までの距離を調整する。このとき、上記ベンダー部のベンダー部本体は静止している。
【0011】
一方、上記カッター部のカッター機構を軸方向に移動させることにより、長尺物のカッター機構側の端から、曲げ機構による長尺物の屈曲点までの距離を調整する。このとき、上記カッター部のカッター部本体は静止している。
【0012】
このように、上記長尺物のストッパー機構側の端と、曲げ機構による長尺物の屈曲点との間の距離の調整は、上述の作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させて行うのではなくて、ベンダー部の一部であるストッパーを移動させて行うので、装置は大掛かりにならず、その調整に要するエネルギは小さく、段替えは容易である。
【0013】
上記作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させても、長尺物のストッパー機構側の端と、曲げ機構による長尺物の屈曲点との間の距離は調整できない。
【0014】
さらに、この発明のベンダーは、長尺物のカッター機構側の端と、曲げ機構による長尺物の屈曲点との間の距離の調整は、上記作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させて行うのではなくて、カッター部の一部であるカッター機構を移動させて行うので、装置は大掛かりにならず、その調整に要するエネルギは小さく、段替えは容易である。
【0015】
したがって、この発明のベンダーは、非常にコンパクトであり、また、省エネ効果が高く、段替えを簡単に行うことができる。
【0016】
また、上記段替えを簡単に行うことができるので、段替えに要する時間を短縮できる。
【0017】
一実施形態のベンダーでは、
上記ガイド部は、中央の貫通中空の両側に位置するレール部を有する。
【0018】
上記実施形態によれば、上記両レール部の間に貫通中空があるので、この貫通中空を通して、曲げ加工をした後の長尺物を下方に集めることができる。
【0019】
一実施形態のベンダーでは、
上記ストッパー機構および上記カッター機構は、ボールネジとサーボモータで移動させて位置決めする。
【0020】
上記実施形態によれば、上記ボールネジとサーボモータを使用しているので、小型、簡単、安価な構造で、高精度の位置決めをすることができる。
【発明の効果】
【0021】
この発明のベンダーによれば、ベンダー部の一部であるストッパー機構が軸方向に移動可能なストッパーを有するので、このストッパーを上記軸方向に移動させて、長尺物のストッパー機構側の端と、曲げ機構による長尺物の屈曲点との間の距離を調整することができる上に、カッター部の一部であるカッター機構が上記軸方向に進退可能であるので、このカッター機構を上記軸方向に移動させて、長尺物のカッター機構側の端と、曲げ機構による長尺物の屈曲点との間の距離を調整できるので、小型化および省エネ化でき、その上、段替えを簡単かつ短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1はこの発明の一実施形態のベンダーの模式正面図である。
【図2】図2は図1の要部の拡大図である。
【図3】図3は上記ベンダーのストッパーの縦断面図である。
【図4】図4は上記ベンダーの曲げ機構の模式平面図である。
【図5】図5は図4のF5−F5線矢視の模式断面図である。
【図6】図6は上記ベンダーのカッター機構,ガイド部の模式平面図である。
【図7】図7は上記ベンダーの曲げ機構の動作を説明するための模式断面図である。
【図8】図8は上記ベンダーの曲げ機構の動作を説明するための模式断面図である。
【図9】図9は上記ベンダーの曲げ機構の動作を説明するための模式断面図である。
【図10】図10は上記ベンダーの曲げ機構の動作を説明するための模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、この発明のベンダーを図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0024】
図1は、この発明の一実施形態のベンダーを正面から見た模式図である。
【0025】
このベンダーは、ベンダー部1とカッター部2とを備え、空気調和機に使用される複数本のほぼ円筒形状の伝熱管3の曲げ加工を同時に行う。なお、図1では、伝熱管3は1本しか図示されていなが、図1の紙面に垂直な方向な方向に複数本配列されている。
【0026】
上記ベンダー部1は、静止したベンダー部本体101と、このベンダー部本体101の上部のカッター部2側とは反対側(図1中右側)に設けられたストッパー機構102と、ベンダー部本体101の上部のカッター部2側(図1中左側)に設けられた曲げ機構103とを含んでいる。
【0027】
上記ベンダー部本体101は、ストッパー機構102および曲げ機構103を制御するベンダー部用制御部110を搭載している。
【0028】
上記ストッパー機構102は、矢印A1方向に移動可能なストッパー104を有している。このストッパー104は伝熱管3の矢印A1方向の位置を決める。なお、上記矢印A1方向は軸方向である。
【0029】
より詳しくは、上記ストッパー機構102は、図2に示すように、ベンダー部本体101に固定されたベース112と、このベース112上に回転可能に搭載されたボールネジ113と、このボールネジ113に矢印A1方向に移動可能に取り付けられたスライダ114と、ボールネジ113を回転させるサーボモータ115とを有している。
【0030】
上記ベース112上にはコラム116を立設している。このコラム116の上部のストッパー104側には近接センサ117を取り付けており、伝熱管3の矢印A1方向の位置が決められた状態を近接センサ117で検出できるようになっている。
【0031】
上記スライダ114にはストッパー104を固定している。これにより、上記ボールネジ113を回転させることにより、スライダ114と共にストッパー104を矢印A1方向に移動させて、ストッパー104の矢印A1方向の位置変更が可能になっている。
【0032】
上記ストッパー104には、マンドレル4が挿通される段付貫通孔118を設けている。この段付貫通孔118はストッパー104の一側面からストッパー104の他側面まで延びている。
【0033】
上記段付貫通孔118は、図3に示すように、小径部118a、大径部118bおよび段部118cからなる。この小径部118aおよび大径部118bは、矢印A1方向に垂直な面で切った断面がほぼ円形である。
【0034】
上記小径部118aは段部118cを介して大径部118bに連なっている。そして、上記小径部118aの径は、小径部118aにマンドレル4を挿通できるように、かつ、大径部118bの径よりも小さくなるように設定されている。
【0035】
上記大径部118bにはガイドパイプ111の一端部を嵌入して固定している。このガイドパイプ111の一端部内に挿入された伝熱管3の一端部が段部118cに当接することより、伝熱管3が挿入方向(矢印A1方向)において位置決めされる。
【0036】
また、図1に示すように、上記ベンダー部1は、伝熱管3の一端部が挿入されるガイドパイプ111と、伝熱管3が挿通されるガイドパイプ122とを含んでいる。このガイドパイプ122は、カッター機構202から曲げ機構103側へ移動してくる伝熱管3を、曲げ機構103のクランプダイ107およびフォーミングロール108に案内する。一方、上記ガイドパイプ111は、曲げ機構103からストッパー機構102側へ移動してくる伝熱管3をストッパー104に案内する。
【0037】
上記曲げ機構103は、回転軸109と、この回転軸109を中心にA2方向に回動するロールダイ105を有して、ストッパー104に位置決めされた伝熱管3を曲げる。この回転軸109は、サーボモータ(図示せず)の回転駆動力を受けて回転する。上記回転軸109には、クランプダイ107およびフォーミングロール108を連結している。上記クランプダイ107はロールダイ105に固定されている。これにより、回転軸109の回転に伴い、クランプダイ107、フォーミングロール108およびロールダイ105が矢印A2方向に回動するようになっている。なお、上記ベンダー部用制御部110が上記サーボモータの制御を行う。
【0038】
図4は、上記曲げ機構103を上方から見た模式図である。また、図5は、図4のF5−F5線から見た模式断面図である。
【0039】
図4,図5に示すように、上記曲げ機構103は、回転軸109を中心にして矢印A2方向に180度回動可能なクランプダイ107およびフォーミングロール108を用いて、伝熱管3の一部をU字形状に曲げる(図7〜図10参照)。このクランプダイ107およびフォーミングロール108のそれぞれには、伝熱管3を受け入れる断面ほぼ半円弧状の凹部を設けている。これらの凹部同士が重なり合うことによって、伝熱管3が挿通される挿通孔121が形成される。
【0040】
また、上記クランプダイ107の一側方にはサポート部106を設けている。このサポート部106はガイドパイプ122が挿通される挿通孔120を有し、ロールダイ105に固定されている。
【0041】
また、上記クランプダイ107の他側方にはプレッシャーダイ119を配置している。このプレッシャーダイ119は、ベンダー部本体101に固定されて、クランプダイ107などと共に回動しない。また、上記プレッシャーダイ119は、クランプダイ107などの回動によって、一部がほぼU字形状に曲げられた伝熱管3を保持する。
【0042】
一方、上記カッター部2は、図1に示すように、静止したカッター部本体201と、このカッター部本体201の上部のベンダー部1側に設けられたカッター機構202と、カッター部本体201に設けられたガイド部203とを含んでいる。
【0043】
上記カッター部本体201は、カッター機構202などを制御するカッター部用制御部212を搭載している。このカッター部本体201の上部のベンダー部1側とは反対側には、伝熱管3の曲がり等の癖をとるレベラー207を設けている。上記レベラー207とカッター機構202との間には、送り装置208を設置している。この送り装置208は、レベラー2で癖が矯正された伝熱管3をカッター機構202へ搬送する。
【0044】
上記カッター機構202は、ストッパー104に位置決めされた伝熱管3を切断する鉛直方向に移動可能なスピンカッター204と、このスピンカッター204を回転駆動する駆動モータ205と、この駆動モータ205が取り付けられたカッター機構本体206とを有している。なお、上記スピンカッター204はカッターの一例である。
【0045】
上記カッター機構本体206は、駆動モータ205の駆動力をスピンカッター204に伝達する駆動力伝達部材(図示せず)を搭載している。
【0046】
上記ガイド部203は、伝熱管3の切断箇所を調節するためにカッター機構202を矢印A3方向に進退可能に案内する。なお、上記矢印A3方向は矢印A1方向と一致する。
【0047】
図6は、上記カッター機構202およびガイド部203を上方から見た模式図である。
【0048】
上記ガイド部203を上方から見た形状はほぼU字形状をしている。また、上記ガイド部203は、中央の貫通中空Sの両側に位置して、カッター機構202を案内するレール部209,209を有している。各レール部209内にはボールネジ210を回転可能にボールネジ210を設けている。このボールネジ210はサーボモータ211の駆動力を受けて回転する。
【0049】
上記カッター機構本体206の下端部は、ボールネジ210に矢印A3方向に移動可能に取り付けられている。これにより、ボールネジ210を回転させることによって、カッター機構本体206をスピンカッター204と共に矢印A3方向に移動させて、カッター機構本体206の矢印A3方向の位置変更が可能になっている。
【0050】
上記構成のベンダーによれば、図1,図2に示すように、ストッパー104を矢印A1方向に移動させることにより、回転軸109の中心から段付貫通孔118の段部118cまでの距離D1を調整する。このとき、上記ベンダー部本体101は静止したままである。
【0051】
また、上記距離D1の調整前、調整後、または、距離D1の調整と同時に、カッター機構本体206を矢印A3方向に移動させることにより、回転軸109の中心からスピンカッター204までの距離D2を調整する。このとき、上記カッタ部本体201は静止している。
【0052】
そして、上記距離D1,D2の調整後、レベラー2で癖が矯正された伝熱管3をベンダー部1に送り装置208で搬送する。このとき、上記伝熱管3のストッパー機構102側の端が段付貫通孔118の段部118cに当接する。これにより、上記伝熱管3の矢印A1方向の位置が決まる。
【0053】
次に、上記スピンカッター204を、回転させると共に、下方に移動させて、伝熱管3の切断箇所を切断する。
【0054】
次に、図示しないマンドレル移動装置によって、マンドレル4を段付貫通孔118の小径部118aから伝熱管3内に挿入する。このとき、マンドレル4の先端部が回転軸109の近傍で止まるように、上記マンドレル移動装置がマンドレル4の挿入量を調節する。
【0055】
次に、上記クランプダイ107およびフォーミングロール108を、図7〜図10に示すように、回転軸109を中心に矢印A2方向の一方向に180度回動させて、伝熱管3の回転軸109近傍の部分をほぼU字形状に曲げる。
【0056】
このように、上記距離D1の調整は、上述の作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させて行うのではなくて、ベンダー部1の一部であるストッパー104を移動させて行うので、装置は大掛かりにならず、その調整に要するエネルギは小さく、段替えは容易である。
【0057】
上記作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させても、上記距離D1は調整できない。
【0058】
さらに、この実施形態のベンダーでは、上記距離D2の調整は、上記作製例ベンダーの如く、レール上でベンダー部全体を移動させて行うのではなくて、カッター部2の一部であるカッター機構本体206を移動させて行うので、装置は大掛かりにならず、その調整に要するエネルギは小さく、段替えは容易である。
【0059】
したがって、上記ベンダーは、非常にコンパクトであり、また、省エネ効果が高く、段替えを簡単に行うことができる。
【0060】
また、上記段替えを簡単に行うことができるので、段替えに要する時間を短縮できる。
【0061】
また、図6に示すように、レール部209,209間に貫通中空Sを設けているので、この貫通中空Sを通して、曲げ加工をした後の伝熱管3を貫通中空Sの下方に集めることができる。
【0062】
また、上記ストッパー104を矢印A1方向に移動させるために、ボールネジ113およびサーボモータ115を使用しているので、小型、簡単、安価な構造で、ストッパー104の矢印A1方向の位置決めを高精度に行える。
【0063】
また、上記カッター機構本体206を矢印A3方向に移動させるために、ボールネジ210およびサーボモータ211を使用しているので、小型、簡単、安価な構造で、カッター機構本体206の矢印A3方向の位置決めを高精度に行える。
【0064】
上記実施形態では、長尺物としての空気調和機の伝熱管3を曲げ加工する例について述べたが、曲げ加工可能なものであればどのような長尺物の曲げ加工にも、この発明のベンダーを用いることができる。
【0065】
上記実施形態では、2つのサーボモータ211,211を用いて、カッター機構本体206を矢印A3方向に移動させていたが、1つのサーボモータを用いて、カッター機構本体206を矢印A3方向に移動させてもよい。
【0066】
上記実施形態において、ストッパー104およびカッター機構本体206を、例えば電動シリンダーやチェーンなどで移動させてもよい。
【0067】
つまり、上記ストッパー104およびカッター機構本体206を移動させる方法は、上記実施形態に限定されず、様々である。
【符号の説明】
【0068】
1…ベンダー部
2…カッター部
3…伝熱管
4…マンドレル
101…ベンダー部本体
102…ストッパー機構
103…曲げ機構
104…ストッパー
105…ロールダイ
106…サーポート部
107…クランプダイ
108…フォーミングロール
109…回転軸
110…ベンダー部用制御部
111,112…ガイドパイプ
113,210…ボールネジ
114…スライダ
115…サーボモータ
116…コラム
117…近接センサ
118…段付貫通孔
118a…小径部
118b…大径部
118c…段部
119…プレッシャーダイ
120…挿通孔
121…挿通孔
122…ガイドパイプ
201…カッター部本体
202…カッター機構
203…ガイド部
204…スピンカッター
205…駆動モータ
206…カッター機構本体
207…レベラ
208…送り装置
209…レール部
212…カッター部用制御部
S…貫通中空

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベンダー部(1)と、
カッター部(2)と
を備え、
上記ベンダー部(1)は、
静止したベンダー部本体(101)と、
上記ベンダー部本体(101)に設けられると共に、軸方向に移動可能なストッパー(104)を有するストッパー機構(102)と、
上記ベンダー部本体(101)に設けられると共に、上記ストッパー(104)に位置決めされた長尺物(3)を曲げる曲げ機構(103)と
を含み、
上記カッター部(2)は、
静止したカッター部本体(201)と、
上記ストッパー(104)に位置決めされた長尺物(3)を切断するカッター(204)を有するカッター機構(202)と、
上記カッター部本体(201)に設けられると共に、上記長尺物(3)の切断箇所を調節するために上記カッター機構(202)を上記軸方向に進退可能に案内するガイド部(203)と
を含む
ことを特徴とするベンダー。
【請求項2】
請求項1に記載のベンダーにおいて、
上記ガイド部(203)は、中央の貫通中空(S)の両側に位置するレール部(209)を有する
ことを特徴とするベンダー。
【請求項3】
請求項1または2に記載のベンダーにおいて、
上記ストッパー機構(102)および上記カッター機構(202)は、ボールネジ(113,210)とサーボモータ(115,211)で移動させて位置決めする
ことを特徴とするベンダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−183411(P2011−183411A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−48872(P2010−48872)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】