説明

ペグ化成長ホルモンの液状調製物

pH7以下のペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物が提供される。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、PEGがオキシム結合を介して成長ホルモンに結合したペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物に関する。安定化された組成物は治療に有用である。
【0002】
(発明の背景)
ヒト由来及び一般的な家畜由来の成長ホルモンは、合成され、下垂体前葉から分泌される約191のアミノ酸のタンパク質である。ヒト成長ホルモンは、配列FPTIPLSRLFDNAMLRAHRLHQLAFDTYQEFEEAYIPKEQKYSFLQNPQTSLCFSESIPTPSNREETQQKSNLELLRISLLLIQSWLEPVQFLRSVFANSLVYGASDSNVYDLLKDLEEGIQTLMGRLEDGSPRTGQIFKQTYSKFDTNSHNDDALLKNYGLLYCFRKDMDKVETFLRIVQCRSVEGSCGF、配列番号1を有する191のアミノ酸からなる。
【0003】
成長ホルモンは、身体的成長の調節ばかりでなく、タンパク質、炭水化物及び脂質の代謝調節に関与している重要なホルモンである。成長ホルモンの主要な効果は成長の促進である。成長ホルモンの影響を受ける器官系には、骨格、結合組織、筋肉、及び内臓、例えば肝臓、腸及び腎臓が含まれる。
成長ホルモンの代謝効果は、インスリン様成長因子-1(IGF-1)により媒介される。IGF-1は主として肝臓で産生され、その最も重要なものがインスリン様タンパク質結合タンパク質-3(IGFBP-3)である特定の結合タンパク質に結合して血漿中において循環する。成長ホルモンは、2つの別個のメカニズムを介して、その活性を奏していると思われる。食後の期間において、効果はIGF-1を介して媒介され、結果は、グルコース取込み、脂質合成及びタンパク質合成である。空腹時、すなわち血糖が低いとき、成長ホルモンの分泌が高められ、そこでは脂質酸化が促進される。よって、食後の期間と空腹時の期間の双方において、成長ホルモンは、タンパク質を保存し、構築する作用をなすことは特筆すべきである。
【0004】
成長ホルモンは、成長ホルモン欠損症、例えば種々の形態の低身長症の治療に使用されている。残念なことに、成長ホルモンは比較的に短い半減期を有しており、これは、成長ホルモン治療を受けている患者が、典型的には毎日の成長ホルモン投与を必要としていることを意味している。成長ホルモンはタンパク質で、投与形態は注射であり、患者にとっては、毎日不便なことである。
【0005】
投与頻度を低下させる試みで、持続放出性製剤に入った成長ホルモンが、ニュートロピン・デポ(Nutropin Depot)(登録商標)の商品名で市販されている。投与頻度を低下させるための他のアプローチ法は、成長ホルモン分子を操作して半減期を増加させることである。タンパク質の半減期を増加させるためのよく知られている方法には、おそらくは腎クリアランスを低下させるために分子の分子サイズを増加させ、分子がプロテアーゼ破壊の影響をあまり受けないようにすることによって機能する、PEG化(米国特許第4179337号及びJ. Biol. Chem. 271, 21969-21977(1996))が含まれる。
【0006】
PEG部分は、遊離のアミノ基をアシル化することにより得られるアミド結合を含む種々の形態の結合又は架橋を介してPEGに結合されうる。あるいは、官能基が成長ホルモン中に導入され得、該基は、次の工程において官能化PEG部分と反応する。このアプローチ法は、しばしば、導入された官能基が成長ホルモンに対して独特のものであるように選択され得るため、選択性が改善されるという利点を有する。米国特許第6673347号には、ポリマー基がオキシム結合によりタンパク質に結合しうることが開示されている。オキシム結合は、カルボニル官能化、例えばアルデヒド官能化成長ホルモンとアミンオキシ官能化PEGとの間の反応で、あるいは逆にアミンオキシ官能化成長ホルモンと、カルボニル、例えばアルデヒド官能化PEGとの間の反応で、形成されうる。
【0007】
国際公開第97/39768号には、ヒト成長ホルモンが、pH6.0〜8.8で製剤化されうることが開示されている。
J. Am. Chem. Soc. 117, 3893-3899(1995)には、オキシム結合形成速度が、かなり低いpH、すなわち約5.7又はそれ以下のpHで最大であることが開示されている。
本発明は、PEGがオキシム結合を介して成長ホルモンに結合しているペグ化成長ホルモンのための薬学的組成物を提供することを目的としている。このような製剤は、既知の製剤と比較して、改善された又は代替となる性質を有している。
【0008】
(発明の概要)
本発明者は、驚くべきことに、PEG部分がオキシム結合を介して成長ホルモンに結合しているペグ化成長ホルモンを含有する組成物が、中性又は酸性のpHで、際だってより安定していることを見出した。従って、一実施態様では、本発明は、ペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物に関し、該ペグ化成長ホルモンは成長ホルモンとPEG部分を含み、該成長ホルモンと該PEG部分はオキシム結合と、場合によってはリンカーを介して結合しており、該製剤は7以下のpHを有している。
【0009】
一実施態様では、本発明は、成長ホルモンの血漿中濃度を増加させることにより恩恵を受ける疾患の治療方法に関するもので、該方法は、それを必要としている患者に、治療的有効量の本発明の組成物を投与することを含む。
一実施態様では、本発明は、成長ホルモンの血漿中濃度を増加させることにより恩恵を受ける疾患を治療するための医薬の製造における本発明の組成物の使用に関する。
【0010】
(発明の説明)
本発明は、ペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物に関し、該ペグ化成長ホルモンは成長ホルモンとPEGを含み、該成長ホルモンと該PEGはオキシム結合と、場合によってはリンカーを介して結合しており、該製剤は7以下のpHを有している。
【0011】
「PEG」なる用語は、約100〜約1000000Daの分子量のポリエチレングリセロール、又はその類似体を示すことを意図しており、例えば末端OH基はアルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基又はプロポキシ基で置き換えられているものである。特に、末端OH基がメトキシで置き換えられているPEGは、mPEGと称される。
「mPEG」(より適切には「mPEGイル」)なる用語は、次の構造
【化1】

[上式中、mは1より大きい整数である]
の多分散又は単分散基を意味する。よって、mが90であるmPEGは、約4000Da、すなわち約4kDaの分子量を有する。同様に、20kDaの平均分子量を有するmPEGは、453の平均mを有する。mPEGを生成するプロセスのために、これらの分子は多くの場合、所定の分子量分布を有している。この分布は多分散度(polydispersity index)により記述される。
【0012】
ここで使用される「多分散度」なる用語は、高分子化学の分野で知られている重量平均分子量と数平均分子量の比率を意味する (例えば「Polymer Synthesis and Characterization」, J.A. Nairn, University of Utah, 2003を参照)。多分散度は1以上の数であり、ゲル浸透クロマトグラフィーデータから概算されうる。多分散度が1である場合、生成物は単分散であり、よって単一の分子量を有する化合物からなる。多分散度が1を越える場合、それは、そのポリマーの多分散性の測定値、すなわち異なった分子量のポリマーの分布がどの程度広い範囲であるかということである。
【0013】
例えば「mPEG20000」又は「mPEG(20k)」の式中、化合物名又は分子構造における使用は、mPEGが多分散であり、約20kDaの分子量を有しているmPEG残基を示している。
【0014】
多分散度は、PEG又はmPEGの分子量と共に典型的には増加する。20kDaのPEG、特に20kDaのmPEGを参照すると、1.06以下、例えば1.05以下、例えば1.04以下、例えば1.03以下、例えば1.02〜1.03の多分散度を有する化合物(又は実際には化合物の混合物)を示すことが意図される。30kDaのPEG、特に30kDaのmPEGを参照すると、1.06以下、例えば1.05以下、例えば1.04以下、例えば1.03以下、例えば1.02〜1.03の多分散度を有する化合物(又は実際には化合物の混合物)を示すことが意図される。40kDaのPEG、特に40kDaのmPEGを参照すると、1.06以下、例えば1.05以下、例えば1.04以下、例えば1.03以下、例えば1.02〜1.03の多分散度を有する化合物(又は実際には化合物の混合物)を示すことが意図される。
【0015】
「ペグ化GH」又は「ペグ化hGH」なる用語は、PEGに共有結合したGH又はhGHを示しており、すなわちGH又はhGHとPEGを含有するコンジュゲートを示すことを意図しており、ここで前記GH又はhGHと前記PEGは、本文脈ではオキシム結合を介して共有結合している。さらに前記結合はリンカーを介していてもよい。
【0016】
名詞としての「コンジュゲート」なる用語は、変性したペプチド、すなわち前記ペプチドの特性を変性させるように結合した部分を有するペプチドを示すことを意図している。動詞としては、前記用語は、前記ペプチドの特性を変性させるために、ペプチドに部分を結合させる方法を示すことを意図している。
【0017】
以下は、実施態様の非限定的列挙であり、これは他の箇所でさらに記述する。
実施態様1:ペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物において、前記ペグ化成長ホルモンが成長ホルモンとPEGを含み、前記成長ホルモンと前記PEGがオキシム結合と、場合によってはリンカーを介して結合しており、7以下のpHを有する製剤である組成物。
実施態様2: 実質的な量の炭酸塩を含有していない実施態様1に記載の組成物。
実施態様3:前記ペグ化成長ホルモンが0.001〜100mg/mlの濃度で存在している実施態様1又は実施態様2に記載の組成物。
実施態様4:前記ペグ化成長ホルモンが0.01〜100mg/mlの濃度で存在している実施態様3に記載の組成物。
実施態様5:前記ペグ化成長ホルモンが1〜100mg/mlの濃度で存在している実施態様4に記載の組成物。
実施態様6:前記ペグ化成長ホルモンが5〜50mg/mlの濃度で存在している実施態様5に記載の組成物。
実施態様7:前記ペグ化成長ホルモンが30〜50mg/mlの濃度で存在している実施態様6に記載の組成物。
実施態様8:前記ペグ化成長ホルモンが約40mg/mlの濃度で存在している実施態様7に記載の組成物。
【0018】
実施態様9:成長ホルモン1mg当たり0.001〜10mgのヒスチジン濃度でヒスチジンをさらに含有している実施態様1から8のいずれかに記載の組成物。
実施態様10:成長ホルモン1mg当たり0.01〜1mgのヒスチジン濃度でヒスチジンを含有している実施態様9に記載の組成物。
実施態様11:成長ホルモン1mg当たり0.02〜0.05mgのヒスチジン濃度でヒスチジンを含有している実施態様10に記載の組成物。
【0019】
実施態様12:ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.002〜0.35mgの濃度でヒスチジンをさらに含有している実施態様1から8のいずれかに記載の組成物。
実施態様13:ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.003〜0.035mgのヒスチジン濃度でヒスチジンを含有している実施態様12に記載の組成物。
実施態様14:ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.01〜0.02mgのヒスチジン濃度でヒスチジンを含有している実施態様13に記載の組成物。
【0020】
実施態様15:0.05〜100mg/mlの濃度でヒスチジンをさらに含有している実施態様1から14のいずれかに記載の組成物。
実施態様16:0.05〜1mg/mlの濃度でヒスチジンを含有している実施態様15に記載の組成物。
実施態様17:0.1〜0.5mg/mlの濃度でヒスチジンを含有している、実施態様16の組成物。
【0021】
実施態様18:1〜20mg/mlの濃度でグリシンをさらに含有している、実施態様1から17のいずれかの組成物。
実施態様19:2〜10mg/mlの濃度でグリシンを含有している実施態様18に記載の組成物。
【0022】
実施態様20:1〜10mg/mlの濃度で非イオン性界面活性剤をさらに含有している実施態様1から19のいずれかに記載の組成物。
実施態様21:前記非イオン性界面活性剤がポロキサマー(poloxamer)188である実施態様20に記載の組成物。
【0023】
実施態様22:5〜10mg/mlの濃度で糖アルコールをさらに含有している実施態様1から21のいずれかに記載の組成物。
実施態様23:5〜100mg/mlの濃度で糖アルコールをさらに含有している実施態様1から21のいずれかに記載の組成物。
実施態様24:15〜50mg/mlの濃度で糖アルコールを含有している実施態様23に記載の組成物。
実施態様25:約20mg/mlの濃度で糖アルコールを含有している実施態様24に記載の組成物。
実施態様26:前記糖アルコールがマンニトールである実施態様23から25のいずれかに記載の組成物。
【0024】
実施態様27:5〜50mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
実施態様28:0.1〜5mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
実施態様29:4.5mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーを含有している実施態様28に記載の組成物。
【0025】
実施態様30:5〜50mMのバッファー濃度でクエン酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
実施態様31:0.1〜5mMのバッファー濃度でクエン酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
実施態様32:5〜50mMのバッファー濃度で酢酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
実施態様33:0.1〜5mMのバッファー濃度で酢酸塩バッファーをさらに含有している実施態様1から26のいずれかに記載の組成物。
【0026】
実施態様34:1〜10mg/mlの濃度で、フェノール、m-クレゾール及び/又はベンジルアルコールから選択される保存料をさらに含有している実施態様1から33のいずれかに記載の組成物。
実施態様35:前記保存料が1〜5mg/mlの濃度で存在している実施態様34に記載の組成物。
実施態様36:前記保存料がフェノールである実施態様34又は実施態様35に記載の組成物。
【0027】
実施態様37:以下のものを含有する実施態様1から36のいずれかに記載の組成物。
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.1〜1.0mg
ポロキサマー188: 2〜4mg/ml
マンニトール: 30〜50mg/ml
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 0.1〜5.0mg/ml
pH: 5−7
【0028】
実施態様38:以下のものを含有する実施態様37に記載の組成物。
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.54mg
ポロキサマー188: 3mg/ml
マンニトール: 40mg/ml
フェノール: 2.5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 0.1〜5.0mg/ml
pH: 6.1
【0029】
実施態様39:以下のものを含有する実施態様1から36のいずれかに記載の組成物。
グリシン: 3〜7mg/ml
マンニトール: 10〜30mg/ml
全PO3−: 5〜20mM
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 0.1〜5mg/ml
pH: 5−7
【0030】
実施態様40:以下のものを含有する実施態様39に記載の組成物。
グリシン: 4.4mg/ml
マンニトール: 22mg/ml
全PO3−: 9mM
フェノール: 2.5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 0.1〜5mg/ml
pH: 6.1−7.3
【0031】
実施態様41:以下のものを含有する実施態様1から36のいずれかに記載の組成物。
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.002〜0.34mg
ポロキサマー188: 1〜4mg/ml
マンニトール: 10〜30mg/ml
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
【0032】
実施態様42:以下のものを含有する実施態様41に記載の組成物。
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.0085mg
ポロキサマー188: 1.5mg/ml
マンニトール: 20mg/ml
フェノール: 5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 6.1
【0033】
実施態様43:以下のものを含有する実施態様1から36のいずれかに記載の組成物。
グリシン: 2〜7mg/ml
マンニトール: 10〜30mg/ml
全PO3−: 2〜20mM
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
【0034】
実施態様44:以下のものを含有する実施態様43に記載の組成物。
グリシン: 2.2mg/ml
マンニトール: 11mg/ml
全PO3−: 4.5mM
フェノール: 5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
【0035】
実施態様45:前記ペグ化成長ホルモンがヒト成長ホルモンを含む実施態様1から44のいずれかに記載の組成物。
実施態様46:PEG部分が、前記成長ホルモンのN末端において成長ホルモンに結合している実施態様1から45のいずれかに記載の組成物。
【0036】
実施態様47:前記ペグ化成長ホルモンが、
mPEGが20kDaの分子量を有するLysε(4-((2-(1-(mPEGカルボニル)ピペリジン-4イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイル)192)hGH(1-192)アミド、
mPEGが10kDaの分子量を有する(S)-2-(hGHイルアミノ)-6-(4-((2-(1-(4-(mPEGイルオキシ)ブタノイル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイルアミノ)ヘキサン酸アミド、
ε141-[2-(4-(4-(mPEG(20k)イルブタノイル)-アミノ-ブチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141-[2-(1-(ヘキサデカノイル)ピペリジン-4-イル)エチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141(2-(4-(4-(1,3-ビス(mPEG(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(2,6-ビス(mPEG(20k)イルオキシカルボニルアミノ)ヘキサノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(30k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(20k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、及び
ε141(2-(4-(3-(mPEG(30k)イルオキシ)プロパノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ここで、mPEG(20k)イル及びmPEG(30k)イルは、それぞれ多分散度が1.06以下であるmPEG(20k)イル及びmPEG(30k)イルを表すことを意図しており、又は
[MeO-(CHCHO)400-500-CHCH-NH-C(=O)-O-CH]CH-O-(CH)-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-750](CH)-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-750-(CH)C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-700]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-700-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
mPEGが、約5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、30kDa、40kDa又は60kDaの分子量を有する次の式:
【化2】

のもの、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロパ-1-イルオキシ)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-ミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、及び
δ40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
から選択される実施態様1から46のいずれかに記載の組成物。
【0037】
実施態様48:循環成長ホルモン量の増加により恩恵を受ける疾患の治療方法において、それを必要としている患者に実施態様1から47の何れかに記載の組成物の治療的有効量を投与することを含む方法。
【0038】
実施態様49:前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD);ターナー症候群;プラダーウィリ症候群(PWS);ヌーナン症候群;ダウン症候群;慢性腎臓病、若年性関節リウマチ;嚢胞性線維症、HAART治療を受けた小児のHIV感染(HIV/HALS小児);妊娠期間に比べて小さい児(SGA);SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症;骨格形成異常;軟骨低形成症;軟骨無形成症;突発性短身症(ISS);成人おけるGHD;脛骨、腓骨、大腿、上腕、橈骨、尺骨、鎖骨、中手骨、中足骨、及び指等の長骨内又は長骨の骨折;頭蓋骨、手の基部、及び足の基部等の海綿様骨内部又は海綿様骨の骨折;手、膝又は肩等における腱又は靱帯手術後の患者;仮骨延長術;人工股関節又は円板置換術、半月板修復、脊椎固定術又は膝、臀部、肩、肘、手首又は顎等のプロテーゼ固定術から生じる疾患;骨接合術材料、例えば爪、ネジ及びプレートの固定から生じる疾患;骨折の癒着不能又は変形癒合;脛骨又は第1つま先等からの骨切除術から生じる疾患;移植片植え込みから生じる疾患;外傷又は関節炎に起因する膝の関節軟骨変性;ターナー症候群を患っている患者の骨粗鬆症;男性における骨粗鬆症、慢性透析の成人患者(APCD);APCDにおける栄養不良関連循環器疾患;APCDにおける悪液質の逆流;APCDにおける癌;APCDにおける慢性閉塞性肺疾患;APCDにおけるHIV;APCDの高齢者;APCDにおける慢性的な肝臓病、APCDにおける疲労症候群;クローン病;肝機能障害;HIV感染の男性;短腸症候群;中心性肥満;HIV関連リポジストロフィ症候群(HALS):男性不妊;主要な待機手術、アルコール/薬物解毒又は神経性トラウマ後の患者;加齢;虚弱な高齢者;骨関節炎;外傷性損傷を受けた軟骨;勃起障害;線維筋痛;記憶障害;鬱病;外傷性脳損傷;くも膜下出血;極小未熟児;メタボリックシンドローム;グルココルチコイドミオパシー;及び小児のグルココルチコイド処置による低身長症から選択される実施態様48に記載の方法。
【0039】
実施態様50:前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD)、ターナー症候群、妊娠期間に比べて小さい児(SGA)、SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症、骨格形成異常、軟骨低形成症、軟骨無形成症、突発性短身症(ISS)、及び成人おけるGHDから選択される実施態様48又は実施態様49に記載の方法。
【0040】
実施態様51:成長ホルモンの血漿中濃度を増加させることにより恩恵を受ける疾患を治療するための医薬の製造における実施態様1から47のいずれかに記載の組成物の使用。
【0041】
実施態様52:前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD);ターナー症候群;プラダーウィリ症候群(PWS);ヌーナン症候群;ダウン症候群;慢性腎臓病、若年性関節リウマチ;嚢胞性線維症、HAART治療を受けた小児のHIV感染(HIV/HALS小児);妊娠期間に比べて小さい児(SGA);SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症;骨格形成異常;軟骨低形成症;軟骨無形成症;突発性短身症(ISS);成人おけるGHD;脛骨、腓骨、大腿、上腕、橈骨、尺骨、鎖骨、中手骨、中足骨、及び指等の長骨内又は長骨の骨折;頭蓋骨、手の基部、及び足の基部等の海綿様骨内部又は海綿様骨の骨折;手、膝又は肩等における腱又は靱帯手術後の患者;仮骨延長術;人工股関節又は円板置換術、半月板修復、脊椎固定術又は膝、臀部、肩、肘、手首又は顎等のプロテーゼ固定術から生じる疾患;骨接合術材料、例えば爪、ネジ及びプレートの固定から生じる疾患;骨折の癒着不能又は変形癒合;脛骨又は第1つま先等からの骨切除術から生じる疾患;移植片植え込みから生じる疾患;外傷又は関節炎に起因する膝の関節軟骨変性;ターナー症候群を患っている患者の骨粗鬆症;男性における骨粗鬆症、慢性透析の成人患者(APCD);APCDにおける栄養不良関連循環器疾患;APCDにおける悪液質の逆流;APCDにおける癌;APCDにおける慢性閉塞性肺疾患;APCDにおけるHIV;APCDの高齢者;APCDにおける慢性的な肝臓病、APCDにおける疲労症候群;クローン病;肝機能障害;HIV感染の男性;短腸症候群;中心性肥満;HIV関連リポジストロフィ症候群(HALS):男性不妊;主要な待機手術、アルコール/薬物解毒又は神経性トラウマ後の患者;加齢;虚弱な高齢者;骨関節炎;外傷性損傷を受けた軟骨;勃起障害;線維筋痛;記憶障害;鬱病;外傷性脳損傷;くも膜下出血;極小未熟児;メタボリックシンドローム;グルココルチコイドミオパシー;及び小児のグルココルチコイド処置による低身長症から選択される実施態様51に記載の使用。
【0042】
実施態様53:前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD)、ターナー症候群、妊娠期間に比べて小さい(SGA)、SGAではないがかなりの出生時低体重(VLBW)を有する小児出生における低身長症、骨格形成異常、軟骨低形成症、軟骨無形成症、突発性短身症(ISS)、及び成人おけるGHDから選択される実施態様51又は実施態様52に記載の方法。
【0043】
一実施態様では、ペグ化成長ホルモンは、配列番号:1に示されるアミノ酸配列を有するペグ化ヒト成長ホルモン(hGH)である。
一実施態様では、成長ホルモンはhGHの変異体であり、ここで変異体とは、他の天然又は非天然アミノ酸でhGH配列中の一又は複数のアミノ酸残基を置換することにより;及び/又はhGH配列に一又は複数の天然又は非天然アミノ酸を付加することにより;及び/又はhGH配列から一又は複数のアミノ酸残基を欠失させることにより、得られる化合物であると理解され、ここでこれらの任意の工程には、場合によっては、一又は複数のアミノ酸残基のさらなる誘導化が続きうる。特に、このような置換は、一つのアミノ酸残基が同じグループの他のアミノ酸残基によって、すなわち同様の性質を有する他のアミノ酸残基によって置換されるという意味で保存的である。アミノ酸は、簡便には、それらの性質に基づき次のグループに分けることができる:塩基性アミノ酸(例えばアルギニン及びリジン)、酸性アミノ酸(例えばグルタミン酸及びアスパラギン酸)、極性アミノ酸(例えばグルタミン、ヒスチジン、システイン、及びアスパラギン)、疎水性アミノ酸(例えばロイシン、イソロイシン、プロリン、メチオニン及びバリン)、芳香族アミノ酸(例えばフェニルアラニン、トリプトファン、チロシン)及び小アミノ酸(例えばグリシン、アラニン、セリン及びスレオニン)。
【0044】
一実施態様では、成長ホルモンは、配列番号1のアミノ酸配列を有するhGHと、少なくとも80%、例えば少なくとも85%、例えば少なくとも90%、例えば少なくとも95%の同一性を有する。一実施態様では、hGHに対する前記同一性は、ここでのアッセイIで測定されるhGHの成長ホルモン活性の少なくとも20%、例えば少なくとも40%、例えば少なくとも60%、例えば少なくとも80%に対応している。
【0045】
当該分野で知られている「同一性」なる用語は、配列を比較することにより決定される、2又はそれ以上のタンパク質の配列間の関係を意味する。当該分野において、「同一性」とは、2又はそれ以上のアミノ酸残基のストリング間の適合数により決定される、タンパク質間の配列関連性の度合いをまた意味する。「同一性」は、特定の数学的モデル又はコンピュータプログラム(すなわち「アルゴリズム」)によりアドレス指定されるギャップアラインメント(もしあれば)を用いて、2又はそれ以上の配列の同一適合性のパーセントを測定する。関連タンパク質の同一性は、既知の方法により容易に算出することができる。このような方法は、限定されるものではないが、 Computational Molecular Biology, Lesk, A. M編, Oxford University Press, New York, 1988; Biocomputing: Informatics and Genome Projects, Smith, D. W編, Academic Press, New York, 1993; Computer Analysis of Sequence Data, Part 1, Griffin, A. M.,及びGriffin, H. G編, Humana Press, New Jersey, 1994; Sequence Analysis in Molecular Biology, von Heinje, G., Academic Press, 1987; Sequence Analysis Primer, Gribskov, M. 及びDevereux, J編, M. Stockton Press, New York, 1991;及びCarilloら, SIAM J. Applied Math., 48:1073 (1988)に記載されているものを含む。
【0046】
同一性を決定するための好ましい方法は、検査される配列間に最も大きな適合性を付与するように設計される。同一性を決定するための方法は、公に入手可能なコンピュータプログラムに記述されている。2つの配列間の同一性を決定するための好ましいコンピュータプログラム方法は、GAP(Devereuxら, Nucl. Acid. Res., 12:387(1984)を含むGCGプログラムパッケージ;Genetics Computer Group, University of Wisconsin, Madison, Wis.)、BLASTP、BLASTN、及びFASTA(Altschulら, J. Mol. Biol., 215:403-410(1990))を含む。BLASTXプログラムは、国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)及び他の供給源(BLAST Manual, Altschulら, NCB/NLM/NIH Bethesda, Md. 20894;Altschulら, 上掲)から公に入手可能である。よく知られているスミス・ウォーターマン・アルゴリズム(Smith Waterman algorithm)も同一性を決定するために使用することができる。
【0047】
例えば、コンピュータアルゴリズムGAP(Genetics Computer Group, University of Wisconsin, Madison, Wis.)を使用して、パーセント配列同一性が測定される2つのタンパク質が、そのそれぞれのアミノ酸が最適に適合するように整列させられる(アルゴリズムにより決定される「適合スパン」)。ギャップ開裂ペナルティ(平均ダイアゴナルの3倍と算出される;「平均ダイアゴナル」は使用される比較マトリックスのダイアゴナルの平均である;「ダイアゴナル」とは、特定の比較マトリックスによる各完全アミノ酸適合に割り当てられるスコア又は数である)及びギャップ伸長ペナルティ(通常、ギャップ開裂ペナルティの{分率(1/10)}倍である)、並びに比較マトリックス、例えばPAM250又はBLOSUM62が、アルゴリズムに併せて使用される。標準的な比較マトリックス(PAM250比較マトリックスについては、Dayhoffら, Atlas of Protein Sequence and Structure, vol.5, supp.3(1978);BLOSUM62比較マトリックスについては、Henikoffら, Proc. Natl. Acad. Sci USA, 89:10915-10919(1992))も、アルゴリズムにより使用される。
【0048】
タンパク質配列比較のために好ましいパラメータは、次のものを含む:
アルゴリズム:Needlemanら, J. Mol. Biol, 48:443-453(1970);比較マトリックス:Henikoffら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 89:10915-10919(1992)のBLOSUM62;GAPペナルティ:12、GAP長ペナルティ:4、類似性閾値:0
【0049】
上述のパラメータを有するGAPプログラムが有用である。上述のパラメータは、GAPアルゴリズムを使用するタンパク質比較(末端ギャップに対するペナルティを伴わない)のための初期設定パラメータである。
【0050】
一実施態様では、成長ホルモンは、J. Clin. Endocrin. Metabol. 89, 1562-1571(2004)及びEndocrine J. 47, S49-S52(2000)に記載されている20kのhGHである。
一実施態様では、成長ホルモンは、グルタミン40が欠失しているか、又は他のアミノ酸で置換、特にアスパラギンで置換されているhGHである。
一実施態様では、成長ホルモンは、グルタミン141が欠失しているか、又は他のアミノ酸で置換、特にアスパラギンで置換されているhGHである。
一実施態様では、成長ホルモンは、10までのアミノ酸、例えば0、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10のアミノ酸がN末端で伸長しているhGHである。特に、Xが結合又はモノ-、ジ-、トリ-、テトラ又はペンタ-ペプチドを表すSer-X-hGH、中でもSer-hGHを挙げることができる。
【0051】
hGHの変異体は、変異体がかなり小さいので、標準的なタンパク質合技術を使用したタンパク質合成を介して得ることができる。あるいは、変異体は、適切な宿主の遺伝子操作によっても得られうる。変異体をコードする核酸コンストラクトを宿主に挿入し、該宿主を発酵させ、変異体を発酵液から、又はエクスクルージョンボディとして単離され得る。とにかく、核酸及び宿主構築、発酵及び単離は、当業者の裁量の範囲内である。
【0052】
PEGは、典型的には5〜100kDa、例えば10〜80kDa、特に10、20、30、40、60kDaの分子量を有するmPEGである。ペグ化成長ホルモンは一より多く、典型的には2又は3のPEGを含みうる。効果的には、分枝状PEGでペグ化した成長ホルモンに相当する。あるいは、一より多いPEGが、PEGの分子量を増加させるために、成長ホルモンにコンジュゲートされうる。このようにして、それぞれ20kDaの分子量を有する2つのコンジュゲートPEGは、40kDaの分子量を有するコンジュゲートPEGに相当する。
【0053】
多くの場合、PEGと成長ホルモンとの間にはリンカーが存在する。事実、ペグ化成長ホルモンは、構造PEG-リンカー1-オキシム-リンカー2-成長ホルモンをとり得る。リンカー1とリンカー2は、独立して不在か又は存在しうる。リンカー1及びリンカー2は、典型的には、PEGと成長ホルモンとの間の距離を調節するのに使用され、又はそれらはペグ化成長ホルモンの調製に使用される、官能化PEGと官能化成長ホルモンの製造の結果によるものである。典型的には、リンカーはC2−15アルキレンであり、ここで一又は複数のメチレンは、場合によっては、例えばO、NH、C(=O)又はアリーレンで置換されていてもよい。またリンカーは、小PEGビラジカル、つまり例えば-(CH-CH-O)1−15であってもよい。
【0054】
オキシム結合は、カルボニル部分(すなわちアルデヒド又はケトン)とオキシアミン部分、特にアルデヒド部分とオキシアミン部分との間の反応で形成される。
【化3】

上の略図の反応では、成長ホルモンはカルボニル又はオキシアミン含有部分でありうる。同様にして、PEG部分はカルボニル又はオキシアミン含有部分でありうる。しかしながら、成長ホルモンがカルボニル、例えばアルデヒド官能化されているならば、PEG部分はオキシアミン官能化されていなければならず、成長ホルモンがオキシアミン官能化されているならば、PEG部分はカルボニル、例えばアルデヒド官能化されていなければならないという意味で、PEG部分と成長ホルモンとは相補的でなければならないことが理解される。
【0055】
天然アミノ酸は、カルボニル部分もオキシアミン部分も含んでおらず、よって成長ホルモンにこれらの官能基を導入することが必要である。一実施態様では、成長ホルモンはN末端がSer-Xにより伸長しており、ここでXは上述したものである。一実施態様では、Xは結合を表し、特に成長ホルモンはhGH、すなわちN末端が伸長した成長ホルモンは、Ser-hGHである。セリン中のアルコールは、例えば過ヨウ素酸塩により、アルデヒドに酸化されうる。
【0056】
あるいは、トランスグルタミナーゼは、成長ホルモンとアミン含有求核試薬との反応を触媒するのに使用されうる。反応の結果、成長ホルモンのグルタミンに求核試薬が導入されたアミノ基転移成長ホルモンが生成される。求核試薬を適切に選択することにより、カルボニル部分、すなわちアルデヒド又はケトン、オキシアミン、又はさらなる反応時、例えば酸化時にこれらの部分の一つに転化されうる基が、成長ホルモンに導入されうる。これは例えば国際公開第05/070468号及びPCT出願WO2006EP063246に開示されている。
【0057】
あるいは、成長ホルモン誘導アルデヒド、ケトン又はオキシアミンは、側鎖官能基としてケトン、アルデヒド又はオキシアミンを含む非天然α-アミノ酸アミドを用いる、前記成長ホルモンのカルボキシ末端のアミド形成により調製されうる。あるいは、前記α-アミノ酸アミドは、さらなる反応時に、前記官能基の一つに転化され得る部分を含んでいてもよい。このような非天然α-アミノ酸アミドを、カルボキシペプチダーゼ等の酵素の助けによって、前記タンパク質とカップリングさせてもよい。これは国際公開第05/035553号に開示されている。
あるいは、非天然アミノ酸は、米国特許出願第2005/0170404号に開示されているように、発酵中にタンパク質に導入されてもよい。
【0058】
アルデヒド官能化PEGは、例えばシアーウォーター社(Shearwater)及びNOF社から入手可能である。オキシアミン官能化PEGは直接入手はできないが、例えばスクシンイミジル官能化PEGの単純な化学処理により得られうる。スクシンイミジル官能化PEGをアルコキシアミン官能化PEGに如何に転換するかについての詳細は実施例を参照のこと。
ペグ化成長ホルモンは、官能化PEGと官能化成長ホルモンを混合し、場合によっては例えばクロマトグラフィー精製により精製することで得られる。
【0059】
ペグ化成長ホルモンの濃度は、典型的には0.001〜200mg/ml、例えば0.001〜100mg/ml、例えば0.01〜100mg/ml、例えば1〜100mg/ml、例えば5〜50mg/ml、例えば10〜50mg/ml、例えば30〜50mg/ml、例えば約40mg/mlである。一実施態様では、ペグ化成長ホルモンの濃度は、0.01〜10mg/ml、例えば0.1〜10mg/ml、例えば0.1〜5mg/mlである。
【0060】
ペグ化成長ホルモンの以下の列挙は、本発明の薬学的組成物中に有利には処方され得るペグ化成長ホルモンの具体例を表す。
mPEGが20kDaの分子量を有するLysε(4-((2-(1-(mPEGカルボニル)ピペリジン-4イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイル)192)hGH(1-192)アミド、
mPEGが10kDaの分子量を有する(S)-2-(hGHイルアミノ)-6-(4-((2-(1-(4-(mPEGイルオキシ)ブタノイル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイルアミノ)ヘキサン酸アミド、
ε141-[2-(4-(4-(mPEG(20k)イルブタノイル)-アミノ-ブチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141-[2-(1-(ヘキサデカノイル)ピペリジン-4-イル)エチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141(2-(4-(4-(1,3-ビス(mPEG(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(2,6-ビス(mPEG(20k)イルオキシカルボニルアミノ)ヘキサノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(30k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(20k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、及び
ε141(2-(4-(3-(mPEG(30k)イルオキシ)プロパノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH;
[MeO-(CHCHO)400-500-CHCH-NH-C(=O)-O-CH]CH-O-(CH)-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-750](CH)-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-750-(CH)C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-700]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-700-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
mPEGが、約5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、30kDa、40kDa又は60kDaの分子量を有する式:
【化4】

のもの、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロパ-1-イルオキシ)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-ミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、及び
δ40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH。
【0061】
本発明の薬学的組成物は、7以下のpHを有する。一実施態様では、pHは、1〜7、例えば2〜6、例えば3〜5である。一実施態様では、pHは、4〜7、例えば5〜7、例えば6〜7である。一実施態様では、pHは、4.5〜7、例えば5.5〜7、例えば6.5〜7である。一実施態様では、pHは5.5〜6.5、例えば約6.1である。
【0062】
本発明の薬学的組成物は、実質的な量の炭酸塩を含有していない。「実質的な量」とは、ペグ化成長ホルモンの安定性に影響を及ぼす量を示すものである。一実施態様では、炭酸塩は、10−3M未満、10−4M以下、例えば10−5M以下の量で存在する。炭酸塩は、酸-塩基平衡
CO⇔HCO⇔CO2−
で存在し、「炭酸塩」は、上述の炭酸塩形態の全ての合計であるとみなされることに留意されるべきである。
【0063】
本発明の薬学的組成物は、当該分野で知られているさらなる賦形剤、例えばバッファー、保存料、等張剤、キレート剤、安定剤、アミノ酸又はアミノ酸誘導体、界面活性剤、湿潤剤、乳化剤、酸化防止剤、増量剤、金属イオン、油性ビヒクル、タンパク質(例えばヒト血清アルブミン、ゼラチン又はタンパク質)及び双性イオンを典型的には含む。これらの賦形剤の使用は当業者によく知られており、例えばRemington:The Science and Practice of Pharmacy, 20版, 2000に記載されている。
【0064】
一実施態様では、賦形剤として使用されるアミノ酸又はアミノ酸誘導体は、ヒスチジン;Yがアミノ酸残基を表すY-His;ポリ-His;又はdes-アミノ-Hisである。特にヒスチジンを挙げることができる。
一実施態様では、ヒスチジンは、ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.001〜10mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.1〜10mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.1〜5mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.1〜1mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.3〜0.7mgの量で存在している。
一実施態様では、ヒスチジンは、ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.002〜0.35mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.0025〜0.17mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.003〜0.035mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.005〜0.025mg、例えばペグ化成長ホルモン1mg当たり0.01〜0.02mgの量で存在している。
【0065】
一実施態様では、ヒスチジンは、成長ホルモン1mg当たり0.001〜10mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.1〜10mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.1〜5mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.1〜1mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.3〜0.7mgの量で存在するであろう。
一実施態様では、ヒスチジンは、成長ホルモン1mg当たり0.001〜10mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.005〜1mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.01〜1mg、例えば成長ホルモン1mg当たり0.02〜0.05mgの量で存在し、ここで、成長ホルモンの重量は、PEG部分の存在を考慮しないで算出される。
【0066】
一実施態様では、薬学的組成物は0.05〜100mg/ml、例えば0.05〜50mg/ml、例えば0.05〜10mg/ml、例えば0.05〜1mg/ml、例えば0.1〜0.5mg/ml、例えば0.2〜0.4mg/ml、例えば約0.34mg/mlの量でヒスチジンを含有している。
【0067】
一実施態様では、賦形剤として使用されるアミノ酸又はアミノ酸誘導体はグリシンである。典型的には、グリシンは、1〜20mg/ml、例えば2〜20mg/ml又は1〜10mg/ml、例えば2〜10mg/ml、例えば3〜7mg/ml又は2〜7mg/ml、例えば約2.2mg/ml又は約4.5mg/mlの量で存在している。
【0068】
一実施態様では、賦形剤として使用される界面活性剤は非イオン性界面活性剤、例えばポリソルベート又はポロキサマーである。特定の例には、ポリソルベート20、ポロキサマー188又はポロキサマー407が含まれる。特にポロキサマー188を挙げることができる。非イオン性界面活性剤は、典型的には1〜10mg/ml、例えば1〜5mg/ml、例えば1〜4mg/ml又は2〜4mg/ml、例えば約1.5mg/ml又は約3mg/mlの量で存在している。
【0069】
一実施態様では、本発明の薬学的組成物は、糖アルコール、例えばマンニトール、キシリトール、トレイトール、ソルビトール又はグリセロールを含有する。一実施態様では、糖アルコールはマンニトールである。マンニトールは5〜100mg/ml、例えば5〜80mg/ml、例えば10〜80mg/ml、例えば10〜60mg/ml、例えば30〜60mg/ml又は15〜50mg/ml、例えば30〜50mg/ml、例えば約20mg/ml又は約40mg/mlの量で存在しうる。一実施態様では、マンニトールは5〜50mg/ml、例えば10〜50mg/ml又は5〜30mg/ml、例えば10〜30mg/ml、例えば20〜25mg/ml(例えば約22mg/ml)又は10〜15mg/ml(例えば約11mg/ml)の量で存在している。
【0070】
一実施態様では、本発明の薬学的組成物は、pHを安定化させるためにリン酸塩バッファーを含有する。典型的には、リン酸一水素塩とリン酸二水素塩の混合物が使用され、例えばpH調節が続く。ナトリウム又はカリウム塩等の多くのリン酸塩が使用されうる。一実施態様では、リン酸塩の全量は2〜50mM、例えば5〜50mM(例えば5〜20mM)又は2〜20mM、例えば約5mM(例えば4.5mM)又は約10mMである。
【0071】
一実施態様では、本発明の組成物は、5〜7のpHで、5〜50mM、例えば10mMの濃度のリン酸塩バッファーを含有する。
一実施態様では、本発明の組成物は、5〜7のpHで、5〜50mM、例えば10mMの濃度の酢酸塩バッファーを含有する。
一実施態様では、本発明の組成物は、5〜7のpHで、5〜50mM、例えば10mMの濃度のクエン酸塩バッファーを含有する。
【0072】
一実施態様では、本発明の薬学的組成物は、保存料、例えばm-クレゾール、フェノール又はベンジルアルコール、特にフェノールを含有する。
保存料は、1〜10mg/ml、例えば1〜5mg/ml、例えば約2.5mg/ml又は約5mg/mlの量で存在しうる。
【0073】
一実施態様では、本発明の薬学的組成物は、
A)ペグ化成長ホルモン
ヒスチジン: 0.3〜0.7mg/ml
ポロキサマー188: 1−5mg/ml
マンニトール: 30−50mg/ml
pH: 5.5−6.5;
又は
B)ペグ化成長ホルモン
ヒスチジン: 0.54mg/ml
ポロキサマー188: 3mg/ml
マンニトール: 40mg/ml
pH: 6.1;
又は
C)ペグ化成長ホルモン
グリシン: 2−10mg/ml
マンニトール: 10−30mg/ml
NaHPO+NaHPO 5−20mM
pH: 5−7;
又は
D)ペグ化成長ホルモン
グリシン: 4.4mg/ml
マンニトール: 22mg/ml
NaHPO+NaHPO 9.2mM
pH: 5−7;
又は
E)ペグ化成長ホルモン
ヒスチジン: 0.002〜0.34mg/mlペグ化成長ホルモン
ポロキサマー188: 1−5mg/ml
マンニトール: 30−50mg/ml
pH: 5.5−6.5;
又は
F)ペグ化成長ホルモン
ヒスチジン: 0.0085mg/mlペグ化成長ホルモン
ポロキサマー188: 3mg/ml
マンニトール: 40mg/ml
pH: 6.1;
又は
G)ペグ化成長ホルモン
グリシン: 2−10mg/ml
マンニトール: 10−30mg/ml
NaHPO+NaHPO 4−20mM
pH: 5−7;
又は
H)ペグ化成長ホルモン
グリシン: 2.2mg/ml
マンニトール: 11mg/ml
NaHPO+NaHPO 4.5mM
pH: 5−7;
を含む。
組成物A)、B)、C)又はD)、特にB)又はD)のいずれかに処方された上に列挙のペグ化成長ホルモンのいずれかを特に挙げることができる。
【0074】
一実施態様では、上述のペグ化成長ホルモンは、pH5−7で、5〜50mM、例えば10mMの濃度の酢酸塩、クエン酸塩又はリン酸塩バッファーを含有する組成物に処方される。
【0075】
本発明の組成物は、循環成長ホルモン量の増加により恩恵を受ける疾患又は状態の治療に有用である。特に、本発明は、成長ホルモン欠損症(GHD);ターナー症候群;プラダーウィリ症候群(PWS);ヌーナン症候群;ダウン症候群;慢性腎臓病、若年性関節リウマチ;嚢胞性線維症、HAART治療を受けた小児のHIV感染(HIV/HALS小児);妊娠期間に比べて小さい児(SGA);SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症;骨格形成異常;軟骨低形成症;軟骨無形成症;突発性短身症(ISS);成人おけるGHD;脛骨、腓骨、大腿、上腕、橈骨、尺骨、鎖骨、中手骨、中足骨、及び指等の長骨内又は長骨の骨折;頭蓋骨、手の基部、及び足の基部等の海綿様骨内部又は海綿様骨の骨折;手、膝又は肩等における腱又は靱帯手術後の患者;仮骨延長術;人工股関節又は円板置換術、半月板修復、脊椎固定術又は膝、臀部、肩、肘、手首又は顎等のプロテーゼ固定術から生じる疾患;骨接合術材料、例えば爪、ネジ及びプレートの固定から生じる疾患;骨折の癒着不能又は変形癒合;脛骨又は第1つま先等からの骨切除術から生じる疾患;移植片植え込みから生じる疾患;外傷又は関節炎に起因する膝の関節軟骨変性;ターナー症候群を患っている患者の骨粗鬆症;男性における骨粗鬆症、慢性透析の成人患者(APCD);APCDにおける栄養不良関連循環器疾患;APCDにおける悪液質の逆流;APCDにおける癌;APCDにおける慢性閉塞性肺疾患;APCDにおけるHIV;APCDの高齢者;APCDにおける慢性的な肝臓病、APCDにおける疲労症候群;クローン病;肝機能障害;HIV感染の男性;短腸症候群;中心性肥満;HIV関連リポジストロフィ症候群(HALS):男性不妊;主要な待機手術、アルコール/薬物解毒又は神経性トラウマ後の患者;加齢;虚弱な高齢者;骨関節炎;外傷性損傷を受けた軟骨;勃起障害;線維筋痛;記憶障害;鬱病;外傷性脳損傷;くも膜下出血;極小未熟児;メタボリックシンドローム;グルココルチコイドミオパシー;又は小児のグルココルチコイド処置による低身長症の治療方法を提供するものであり、該方法は、本発明の薬学的組成物の治療的有効量を、それを必要としている患者に投与することを含む。
【0076】
一態様では、本発明は、筋組織、神経組織又は創傷の治癒を加速させ;ダメージを受けた組織に対する血流を促進又は改善し;又はダメージを受けた組織における感染率を低下させるための方法を提供するものであり、該方法は、本発明の薬学的組成物の治療的有効量を、それを必要としている患者に投与することを含む。
【0077】
ここで使用される化合物の「治療的有効量」とは、与えられた疾患及びその合併症の臨床症状を治癒し、軽減し又は部分的に停止させるのに十分な量を意味する。これを達成するのに適した量が「治療的有効量」であると定義される。各目的に対する有効量は、疾患又は傷害の重症度、並びに体重、性別、年齢、及び被験者の一般的状態に依存するであろう。適切な用量の決定は、値のマトリックスを構築し、マトリックスの種々の点で試験することにより、常套的な実験を使用して達成され、これは、熟練医師又は獣医の通常の技量の範囲内であろう。
【0078】
ここで使用される「治療」及び「治療する」なる用語は、疾患又は疾病等の病状に抗することを目的として、患者を管理し世話することを意味する。本用語には、兆候又は合併症を軽減し、又は疾患、疾病又は病状の進行を遅延させ、兆候及び合併症を軽減又は緩和し、及び/又は疾患、疾病又は病状を治癒又は除去し、並びに病状を防止するための活性化合物の投与等、患者が患っている病状に対するあらゆる範囲の治療を含むことを意図しており、ここで防止とは、疾患、病状又は疾病に抗することを目的として、患者を管理し世話することと理解され、兆候又は合併症の発症を防止する活性化合物を投与することが含まれる。治療される患者は、好ましくは哺乳動物、特にヒトであるが、さらにイヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ及びブタ等の動物を含んでもよい。しかし、治癒療法及び予防(再発防止)療法は、本発明の別の側面を表すと認識されなければならない。
【0079】
一実施態様では、本発明は、成長ホルモンの血漿中濃度を増加させることにより恩恵を受ける疾患、例えば上述した疾患の治療薬の製造における本発明の組成物の使用に関する。
【0080】
典型的な非経口投与量は、投与当たり10−9mg/kg〜約100mg/kg体重の成長ホルモンの範囲である。典型的な投与量は、投与当たり約0.0000001〜約10mg/kg体重である。正確な投与量は、例えば適応、医薬、頻度、投与方式、性別、年齢、及び治療される患者の一般的病状、治療される疾患又は病状の性質及び重篤度、治療の所望される効果、及び当業者に明らかな他の要因に依存するであろう。
【0081】
典型的な投与頻度は、毎日2回、毎日1回、2日毎に、週に2回、週に1回、又はさらに長い投与間隔である。ペグ化成長ホルモンの長くなった半減期のため、長い投与間隔、例えば週に2回、週に1回、又はそれ以上の長い投与間隔を有する投与計画が、本発明の特定の実施態様である。
【0082】
ここで引用される刊行物、特許出願、及び特許を含む全ての文献は、各文献が、ここの他の箇所でなされる特定の文献の別個に提供された援用にかかわらず、個々にかつ特に出典明示により援用され、その全体(法律により許容される最大範囲)が記載されているかの如く、その全体が同じ範囲まで出典明示によりここに援用される。
【0083】
発明を記述する文脈における「a」及び「an」及び「the」なる用語及び類似の指示対象の使用は、ここで特段の定義がなされるか明らかに内容が矛盾していない限り、単数形と複数形の双方をカバーしていると解釈される。例えば、「化合物」なる語句は、特段の定義がなされていない限り、本発明の様々な「化合物」又は特定の記載された態様を意味するものと理解されなければならない。
【0084】
特段の定義がなされていない限り、ここで提供される全ての正確な値は、対応する近似値を代表する(例えば、特定の要因又は測定に対して提供される全ての正確な例示的値は、適切な場合、「約」により修飾された対応する近似測定値をまた提供すると考えることができる)。
【0085】
特段の定義がなされるか明らかに内容が矛盾していない限り、成分又は成分類に関して、「含有する」、「有する」、「含む(including)」又は「含む(containing)」等の用語を使用する任意の態様又は本発明の態様のここでの記載は、その特定の成分又は成分類「からなる」、「本質的になる」、又は「実質的に含有する」類似した態様又は本発明の態様に対するサポートを提供することを意図したものである(例えば、特段の定義がなされるか明らかに内容が矛盾していない限り、特定の成分を含有するとここに記載されている組成物は、その成分からなる組成物を記載しているものと理解されなければならない)。
【実施例】
【0086】
実施例1
オキシアミン官能化PEG
a)2-(4-(tert-ブトキシカルボニルアミノキシ)ブチル)イソインドール-1,3-ジオン
【化5】

商業的に入手可能なN-(4-ブロモブチル)フタルイミド(2.82g、10mmol)とN-Boc-ヒドロキシルアミン(2.08g、15.6mmol)の混合物にアセトニトリル(2ml)と、続いて1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(2.25ml、15mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分、ついで50℃で2日間、攪拌した。それを水(30ml)と1Nの塩酸(20ml)の混合物で希釈した。それを酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。有機相をブライン(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。粗生成物を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチル1:0〜0:1の勾配を使用し、シリカ(60g)でのクロマトグラフィーにより精製し、2.08gの2-(4-(tert-ブトキシカルボニルアミノキシ)ブチル)イソインドール-1,3-ジオンが得られた。
【0087】
B)N-(4-アミノブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステル
【化6】

ヒドラジン水和物(1.0ml、20mmol)を、エタノール(8.0ml)に2-(4-(tert-ブトキシカルボニルアミノキシ)ブチル)イソインドール-1,3-ジオン(2.08g、6.22mmol)が入った溶液に添加した。反応混合物を80℃で65時間攪拌した。溶媒を真空で除去した。残留物をトルエン(10ml)に溶解させ、溶媒を真空で除去した。残留物を1Nの塩酸(10ml)に懸濁させた。濾過により沈殿物を除去し、水(2ml)で洗浄した。濾液と洗浄液を組合せ、炭酸カリウムで塩基性にした。ジクロロメタン(4×20ml)で溶液を抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去し、0.39gのN-(4-アミノブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステルが得られた。炭酸カリウム(3g)を水相に添加し、これをジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。これらの組合せた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去し、さらなる0.39gのN-(4-アミノブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステルが得られた。
【0088】
c)N-(4-(4-(mPEG20000イル)ブタノイルアミノ)ブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステル
【化7】

商業的に入手可能なmPEG20000イルブタン酸のN-ヒドロキシスクインイミドエステル(Nektar「mPEG-SBA」、#2M450P01、3g、0.15mmol)をジクロロメタン(25ml)に溶解させた。N-(4-アミノブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステル(0.12g、0.59mmol)を添加した。反応混合物を室温で振盪した。沈殿物が得られるまで、ジエチルエーテルを添加した。濾過により沈殿物を単離した。物質を真空で乾燥させ、2.39gのN-(4-(4-(mPEG20000イル)ブタノイルアミノ)ブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステルが得られた。
【0089】
d)N-(4-アミノキシブチル)-4-(mPEG20000イル)ブタノイルアミド
【化8】

トリフルオロ酢酸(20ml)を、ジクロロメタン(20ml)にN-(4-(4-(mPEG20000イル)ブタノイルアミノ)ブトキシ)カルバミン酸tert-ブチルエステル(2.39g、0.12mmol)が入った溶液に添加した。反応混合物を30分振盪した。ジエチルエーテル(100ml)を添加した。形成された沈殿物を濾過により単離した。これをジエチルエーテル(2×100ml)で洗浄し、真空で乾燥させ、1.96gのN-(4-アミノキシブチル)-4-(mPEG20000イル)ブタノイルアミドが得られた。
【0090】
実施例2
アルデヒド官能化hGH
a)Ser-hGH
Ser-hGH類似体発現プラスミドを、Zbasicドメイン(MVDNKFNKERRRARREIRHLPNLNREQRRAPIRSLRDDPSQSANLLAEAKKLNRAQAPKYRGGSDDDDKSFPTIPLSRLFDNAMLRAHRLHQLAFDTYQEFEEAYIPKEQKYSFLQNPQTSLCFSESIPTPSNREETQQKSNLELLRISLLLIQSWLEPVQFLRSVFANSLVYGASDSNVYDLLKDLEEGIQTLMGRLEDGSPRTGQIFKQTYSKFDTNSHNDDALLKNYGLLYCFRKDMDKVETFLRIVQCRSVEGSCGF、配列番号2)と融合した野生型hGHを発現する、pNNC13(Zbasic2mt-D4K-hGH)に基づいて作製した。付加的なSerを、プライマー対:
5'末端:pNNC13 Ser-F:
5'-GGATCAGACGACGACGACAAAagcTTCCCAACCATTCCCTTATCC-3'及び
3'末端:pNNC13 Ser-R:
5'-GGATAAGGGAATGGTTGGGAAgctTTTGTCGTCGTCGTCTGATCC-3'
を用い、ストラタジーン社(Stratagene)のクイックチェンジ(登録商標)XL-部位特異的突然変異生成キット(QuikChange(登録商標)XL Site-Directed Mutagenesis Kit)により、成熟hGHの第1アミノ酸、Pheの前に挿入した。
【0091】
大腸菌BL21(DE3)を、pET11a-Zbasic2mt-D4K-Ser-hGHにより形質転換させた。単一コロニーを、100μg/mlのAmpを含む100mlのLB培地に播種し、37℃で増殖させた。OD600が0.6に達したときに、細胞培養温度を30℃に低下させ、30℃で4時間、1mMのIPTGを用いて細胞を誘導させた。バクテリア細胞を、3000gで15分の遠心分離(エッペンドルフ型遠心分離器5810R)により収集した。細胞ペレットを細胞溶解バッファー(25mMのNaHPO、25mMのNaHPO、pH7、5mMのEDTA、0.1%のTritonX-100)に再懸濁させ、30kpsiでの細胞破壊(コンスタント細胞破壊システム(Constant Cell Disruption Systems))により、細胞を破壊した。10000gで30分の遠心分離により、溶解物を浄化した。上清を保存しておき、精製に使用する一方、ペレットは処分した。
【0092】
Zbasic2mt-D4K-Ser-hGHを勾配溶離工程(バッファーA:25mMのNaHPO、25mMのNaHPO、pH7;バッファーB:25mMのNaHPO、25mMのNaHPO、pH7、1MのNaCl)を使用し、SP-セファロースで精製した。続いて、Ser-hGHを放出させるために、エンテロペプチダーゼを使用し、タンパク質を開裂させた。さらに、ブチルセファロース4FFカラムでSer-hGHを精製し、Zbasic2mt-D4Kドメイン及びエンテロペプチダーゼ(バッファーA:100mMのHepes、pH7.5;バッファーB:100mMのHepes、pH7.5、2MのNaCl、線形勾配を使用した)から生成物を分離した。Ser-hGHの最終生成物をバッファー交換し、50mMのNHHCO、pH7.8から凍結乾燥させた。
【0093】
b)Ser-hGHの酸化
【化9】

次の溶液を調製した:
バッファー:水(10ml)に25μl(188μmol)のトリエタノールアミン(分子量:149.21、d:1.12)が入ったもの
メチオニン(分子量:149.21):水(1.0ml)に20mg(134μmol)入ったもの
NaIO(分子量:213.89):水(1.0ml)に5mg(23.3μmol)入ったもの
AcOH(分子量60、d:1):水(1.0ml)に17μl(283μmol)入ったもの
【0094】
Ser-hGH(分子量:22211;約1mg、45nmol)を、バッファー(110μl)に溶解させた。この溶液に、メチオニン溶液(10μl、約30当量)と、続いてNaIO溶液(10μl、約5当量)を添加した。透明溶液を室温で15分保持した。ヒドロキシルアミン(10μl;約10当量)の溶液を添加し、得られたわずかに濁った混合物を、室温で15分保持した。
ついで、AcOH(10μl、約60当量)の溶液を添加し、約1分後、水(0.5ml)と上のトリエタノールアミンバッファー(0.5ml)を添加した。HPLC及びMaldiによる分析で、少なくとも80%が、所望のオキシムに転換されたことが示された。
【0095】
実施例3
アルデヒド官能化hGH
a)Nε141-(2-ヒドロキシ-3-アミノ-プロピル)hGHを得るためのhGHのアミノ基転移
hGH(200mg)をリン酸塩バッファー(50mM、pH8.0、14ml)に溶解させた。
この溶液を、リン酸塩バッファーに1,3-ジアミノ-プロパン-2-オール(378mg)を溶解させた溶液(50mM、1ml、pH8.0、1,3-ジアミノ-プロパン-2-オールの溶解後、希塩酸でpH8.0に調節)と混合した。
最後に、リン酸塩バッファー(50mM、pH8.0、1ml)にトランスグルタミナーゼ(18mg〜40U)を溶解させた溶液を添加し、リン酸塩バッファー(50mM、pH8)を添加して、容量を10mlに調節し、1,3-ジアミノ-プロパン-2-オールの濃度を0.2Mにした。組合せた混合物を、37℃で4時間インキュベートした。
温度を室温まで低下させ、1mMの最終濃度になるまで、N-エチル-マレイミドを添加した。
さらに1時間後、10容量のトリスバッファー(50mM、pH8.5)を用い、混合物を希釈した。
【0096】
b)Nε141-(2-ヒドロキシ-3-アミノ-プロピル)hGHのイオン交換クロマトグラフィー
a)で得られた溶液を、バッファーA(50mMのトリス、pH8.5)で予め平衡にされたMonoQ10/100GLカラム(アマシャム・バイオサイエンス社(Amersham Biosciences)のカタログ番号17-5167-01)に適用した。ついで、40分以上かけて、バッファーAにバッファーB(50mMのトリス、2MのNaCl、pH8.5)が入った3%〜6%勾配のものを用い、2ml/分の流量で溶出させた。280nmでのUV吸光度に基づき、フラクションを収集し、選択されたフラクションについてMaldi-Tof分析を実施した。Maldi-Tof質量分析法に従い、予想される分子量を与える最も大きなピークに相当するフラクションをプールした。
【0097】
c)Nε141-(2-ヒドロキシ-3-アミノ-プロピル)hGHの特徴付け
b)で収集されたプールのペプチドマッピングにより、Asp-NフラグメントAA130-146が、グルタミン残基の側鎖中のアミノアルコールの付加に相当する73amuの質量増加を示すことが示された。これは、天然hGHと比較した場合、HPLCマップにおける保持時間を変化させた唯一のペプチドであった。このフラグメントは、2つのグルタミン残基を含む。ペプチドをエドマン配列決定にかけ、Gln-137が予想された収率で見出される一方、Gln-141は、ブランクのエドマンサイクルを示した。誘導体化はGln-141で選択的に生じていると結論付けられた。
【0098】
d)Nε141-(2-オキソ-エチル)hGHを得るためのNε141-(2-ヒドロキシ-3-アミノ-プロピル)hGHの酸化
48.7mgを含むb)のプールされたフラクションのバッファーを、アミコン・ウルトラ(Amicon Ultra)-15限外濾過装置(ミリポア社(Millipore))を使用し、15mMのトリエタノールアミンpH8.5(1Nの塩酸で調節)バッファーに、4回交換した。最後に、溶液を2mlまで濃縮した。15mMのトリエタノールアミンバッファーpH8.5の100mMメチオニン溶液2mlをこれに添加した。最後に、25mMの過ヨウ素酸ナトリウム0.4mlの水溶液を添加し、混合物を室温で30分インキュベートした。ついで、氷で冷却し、1.6mlの氷冷N,N-ジメチルホルムアミドを添加した。
【0099】
実施例4
mPEGイルが多分散性で、約20kDaの分子量を有するNε141-[2-(4-(4-(mPEGイル)ブタノイル)-アミノ-ブチルオキシイミノ)-エチル]hGHを得るためのN-(4-アミノオキシ-ブチル)-4-mPEGイル-ブチラミドでのNε141-(2-オキソ-エチル)hGHの酸化
380mgのN-(4-アミノオキシ-ブチル)-4-mPEGイル-ブチラミドを、4mlの水に溶解させ、1Nの塩酸でpHを6.0に調節した。ついで、実施例3から得られた混合物を、穏やかに混合しつつ、ゆっくりと添加し、室温で72時間、反応を進行させた。
【0100】
イオン交換クロマトグラフィー
a)で得られた溶液を、バッファーA(50mMのトリス、pH8.5)で予め平衡にされたMonoQ10/100GLカラム(アマシャム・バイオサイエンス社のカタログ番号17-5167-01)に適用した。ついで、1120分以上かけて、バッファーAにバッファーB(50mMのトリス、2MのNaCl、pH8.5)が入った0%〜7%勾配のものを用い、0.5ml/分の流量で溶出させた。280nmでのUV吸光度に基づき、フラクションを収集し、選択されたフラクションについてMaldi-Tof分析を実施した。Maldi-Tof質量分析法に従い、予想される分子量を与える最も大きなピークに相当するフラクションをプールした。Maldi-Tof分析により、mPEGの多分散性に一致した約43130Daを中心とした広範囲のピークが得られた。SDSページでは、60kDaの見かけ分子量を有する単一バンドが示された。銀とヨウ化バリウムの双方でバンドを染色し、それがPEG誘導体化タンパク質であることを確認した。これらの分析結果より、単離された生成化合物が、hGHのモノペグ化誘導体であることが確認された。
【0101】
実施例5
PEGリンカーの安定性
[1-(PEG-30000)-O-CHCHCHCONH-(CH)-O-N=CH-CO]-hGHの安定性を、pHの関数として、1mg/mlの次の組成物で試験した。Ser-hGH中のセリンアルコールをアルデヒドに酸化させ、ついでPEG-30K-ヒドロキシルアミンにカップリングさせることにより、化合物を調製した。
【0102】
バッファーを2倍濃度で作製し、同量の成長ホルモン溶液と混合した。
バッファー−2倍濃度
【表1】

最終バッファー濃度:
【表2】

【0103】
組成物を、40℃で2週間インキュベートし、1週間及び2週間後に、サンプルをSEC-HPLC分析用に取り出した。純度%として示された結果を表1に示す。
【表3】

【0104】
実施例6
化学的安定性
実施例5と同じペグ化化合物の安定性を、pHの関数として、1.254mg/mlの次のバッファーで試験した。リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム及びヒスチジンバッファーは10mMであった。サンプルを40℃で1週間インキュベートし、サンプルをSEC-HPLC分析用に取り出した。主要な分解生成物は、脱ペグ化成長ホルモンの大きさに対応する22kDa種である。表2には、形成された22kDa種のパーセントを示している。
【表4】

【0105】
実施例7
1-[(mPEG(20k)NHC(=O)OCH)CH-O-CHCHCHCONH-(CH)-O-N=CH-CO]-hGHの安定性を、1.3mg/mlの濃度で、pHの関数として、様々なバッファーにおいて調査した。Ser-hGH中においてセリンアルコールをアルデヒドに酸化させ、分枝状PEG-40K-ヒドロキシルアミンにカップリングさせることにより、化合物を調製した。リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ヒスチジン、トリス及びグリシンバッファーは10mMであった。サンプルを40℃で4週間インキュベートし、サンプルをSEC-HPLC分析用に取り出した。表3には、40℃で4週間後のペグ化成長ホルモンの純度(%)が示されている。
【0106】
図1は、異なったバッファー中におけるpHの関数として形成された脱ペグ化成長ホルモンの量を示す。
【表5】

【0107】
薬理学的方法
アッセイ(I)成長ホルモン活性を決定するBAF-3GHRアッセイ
BAF-3細胞(骨髄由来のマウスプロBリンパ球様細胞株)は、元々は成長及び生存についてIL-3依存性であった。Il-3は、GHが刺激時に活性化する同じメディエータであるJAK-2とSTATを活性化させる。ヒト成長ホルモンレセプターの形質移入後、細胞系は、成長ホルモン-依存性細胞系に変化した。このクローンを使用し、BAF-3GHRの生存に対する様々な成長ホルモンサンプルの効果を評価することができる。
BAF-3GHR細胞を、5%のCO、37℃で24時間、飢餓培地(成長ホルモンを含まない培養培地)中で増殖させる。
細胞を洗浄し、飢餓培地に再懸濁させ、プレートに播種した。10μlの成長ホルモン化合物又は異なる濃度のヒト成長ホルモン又はコントロールを細胞に添加し、プレートを5%のCO、37℃で68時間インキュベートした。
アラマーブルー(登録商標)を各ウェルに添加した後、細胞をさらに4時間インキュベートする。アラマーブルー(登録商標)はレドックス指示薬であり、細胞代謝固有の反応により還元され、よって生存細胞数を間接的に測定することができる。
最後に、細胞の代謝活性は、蛍光プレートリーダーで測定される。サンプルの吸光度は、成長ホルモン化合物又はコントロールで刺激されていない細胞のパーセントで表され、濃度-応答曲線から、活性(細胞を50%刺激する化合物の量)を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】図1は、種々の20mMバッファー中においてpHの関数として形成される脱ペグ化成長ホルモンの量を示す。該データは実施例7に記載された実験からのものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペグ化成長ホルモンを含有する薬学的組成物において、前記ペグ化成長ホルモンが成長ホルモンとPEGを含み、前記成長ホルモンと前記PEGがオキシム結合と、場合によってはリンカーを介して結合しており、7以下のpHを有する製剤である組成物。
【請求項2】
実質的な量の炭酸塩を含有していない請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ペグ化成長ホルモンが0.001〜100mg/mlの濃度で存在している請求項1又2に記載の組成物。
【請求項4】
前記ペグ化成長ホルモンが1〜100mg/mlの濃度で存在している請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記ペグ化成長ホルモンが40mg/mlの濃度で存在している請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
成長ホルモン1mg当たり0.001〜10mgのヒスチジン濃度でヒスチジンをさらに含有している請求項1から5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項7】
ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.002〜0.35mgの濃度でヒスチジンをさらに含有している請求項1から5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項8】
0.05〜100mg/mlの濃度でヒスチジンをさらに含有している請求項1から5の何れか一項に記載の組成物。
【請求項9】
1〜20mg/mlの濃度でグリシンをさらに含有している請求項1から8の何れか一項に記載の組成物。
【請求項10】
1〜10mg/mlの濃度で非イオン性界面活性剤をさらに含有している請求項1から9の何れか一項に記載の組成物。
【請求項11】
前記非イオン性界面活性剤がポロキサマー188である請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
5〜100mg/mlの濃度で糖アルコールをさらに含有している請求項1から11の何れか一項に記載の組成物。
【請求項13】
約20mg/mlの濃度で前記糖アルコールを含有している請求項12の組成物。
【請求項14】
前記糖アルコールがマンニトールである請求項12又は13に記載の組成物。
【請求項15】
5〜50mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項16】
0.1〜5mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項17】
4.5mMの最終リン酸塩濃度でリン酸塩バッファーを含有している請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
5〜50mMのバッファー濃度でクエン酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項19】
0.1〜5mMのバッファー濃度でクエン酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項20】
5〜50mMのバッファー濃度で酢酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項21】
0.1〜5mMのバッファー濃度で酢酸塩バッファーをさらに含有している請求項1から14の何れか一項に記載の組成物。
【請求項22】
1〜10mg/mlの濃度で、フェノール、m-クレゾール及び/又はベンジルアルコールから選択される保存料をさらに含有している請求項1から21の何れか一項に記載の組成物。
【請求項23】
前記保存料が1〜5mg/mlの濃度で存在している請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
前記保存料がフェノールである請求項22又は23に記載の組成物。
【請求項25】
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.002〜0.34mg
ポロキサマー188: 1〜4mg/ml
マンニトール: 10〜30mg/ml
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
を含有する請求項1から24の何れか一項に記載の組成物。
【請求項26】
ヒスチジン: ペグ化成長ホルモン1mg当たり0.0085mg
ポロキサマー188: 1.5mg/ml
マンニトール: 20mg/ml
フェノール: 5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 6.1
を含有する請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
グリシン: 2〜7mg/ml
マンニトール: 10〜30mg/ml
全PO3−: 2〜20mM
フェノール: 1〜5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
を含有する請求項1から24の何れか一項に記載の組成物。
【請求項28】
グリシン: 2.2mg/ml
マンニトール: 11mg/ml
全PO3−: 4.5mM
フェノール: 5mg/ml
ペグ化成長ホルモン: 1〜200mg/ml
pH: 5−7
を含有する請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
前記ペグ化成長ホルモンがヒト成長ホルモンを含む請求項1から28の何れか一項に記載の組成物。
【請求項30】
PEG部分が、前記成長ホルモンのN末端において成長ホルモンに結合している請求項1から29の何れか一項に記載の組成物。
【請求項31】
前記ペグ化成長ホルモンが、
mPEGが20kDaの分子量を有するLysε(4-((2-(1-(mPEGカルボニル)ピペリジン-4イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイル)192)hGH(1-192)アミド、
mPEGが10kDaの分子量を有する(S)-2-(hGHイルアミノ)-6-(4-((2-(1-(4-(mPEGイルオキシ)ブタノイル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)イミノ)ペンタノイルアミノ)ヘキサン酸アミド、
ε141-[2-(4-(4-(mPEG(20k)イルブタノイル)-アミノ-ブチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141-[2-(1-(ヘキサデカノイル)ピペリジン-4-イル)エチルオキシイミノ)-エチル]hGH、
ε141(2-(4-(4-(1,3-ビス(mPEG(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(2,6-ビス(mPEG(20k)イルオキシカルボニルアミノ)ヘキサノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(30k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ε141(2-(4-(4-(mPEG(20k)イルオキシ)ブチリルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、及び
ε141(2-(4-(3-(mPEG(30k)イルオキシ)プロパノイルアミノ)ブチルオキシイミノ)エチル)hGH、
ここで、mPEG(20k)イル及びmPEG(30k)イルは、それぞれ多分散度が1.06以下であるmPEG(20k)イル及びmPEG(30k)イルを表すことを意図しており、又は
[MeO-(CHCHO)400-500-CHCH-NH-C(=O)-O-CH]CH-O-(CH)-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-750](CH)-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-750-(CH)C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
[MeO-(CHCHO)600-700]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)600-700-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-C(=O)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(CH)-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,4-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)400-500-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)600-700-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
MeO-(CHCHO)850-950-CHCHCH-C(=O)-NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
[MeO-(CHCHO)400-500]-C(=O)NH-(CH)CH[MeO-(CHCHO)400-500-C(=O)NH]-C(=O)NH-(CH)-O-N=CH-CH-O-(1,3-C)CH-GH、
mPEGが、約5kDa、10kDa、15kDa、20kDa、30kDa、40kDa又は60kDaの分子量を有する次の式
【化1】

のもの、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)-オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141/40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロパ-1-イルオキシ)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141/40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-ミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ141-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ141-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ141-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(10k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(10k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(10k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(10k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(10k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(20k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(20k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(20k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(20k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(20k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリル}-アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピオニル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-2-(O-(4-{5-(mPeg(30k)イルオキシ-5-オキソペンタノイル}アミノブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2-(2-(2-(2-(4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリルアミノ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロパ-1-イルオキシhGH、
δ40-3-({4-(1,3-ビス(mPeg(30k)イルアミノカルボニルオキシ)プロパ-2-イルオキシ)ブチリデン}-アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(mPeg(30k)イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({3-(mPeg(30k)イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-2-(O-(2-(3-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロピルオキシ)プロピルアミノ)-2-オキソエチル)オキシイミノ)エチルhGH、
δ40-3-({4-(2,3-ビス(mPeg(30k)イルオキシ)プロパ-1-イルオキシ)プロピリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、
δ40-3-({4-{(2,3-ビス(mPEG(20k)イルオキシ)プロパ-1-イル)PEGイルオキシ}ブチリデン}アミノキシ)プロピルオキシhGH、及び
δ40-2-((4-(4-((2,3-ビス(mPEG(20k)イル)プロピル)PEGイルオキシ)ブチリルアミノ)ブチル)オキシイミノ)エチルhGH、
から選択される請求項1から30の何れか一項に記載の組成物。
【請求項32】
循環成長ホルモン量の増加により恩恵を受ける疾患の治療方法において、それを必要としている患者に請求項1から31の何れか一項に記載の組成物の治療的有効量を投与することを含む方法。
【請求項33】
前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD);ターナー症候群;プラダーウィリ症候群(PWS);ヌーナン症候群;ダウン症候群;慢性腎臓病、若年性関節リウマチ;嚢胞性線維症、HAART治療を受けた小児のHIV感染(HIV/HALS小児);妊娠期間に比べて小さい児(SGA);SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症;骨格形成異常;軟骨低形成症;軟骨無形成症;突発性短身症(ISS);成人おけるGHD;脛骨、腓骨、大腿、上腕、橈骨、尺骨、鎖骨、中手骨、中足骨、及び指等の長骨内又は長骨の骨折;頭蓋骨、手の基部、及び足の基部等の海綿様骨内部又は海綿様骨の骨折;手、膝又は肩等における腱又は靱帯手術後の患者;仮骨延長術;人工股関節又は円板置換術、半月板修復、脊椎固定術又は膝、臀部、肩、肘、手首又は顎等のプロテーゼ固定術から生じる疾患;骨接合術材料、例えば爪、ネジ及びプレートの固定から生じる疾患;骨折の癒着不能又は変形癒合;脛骨又は第1つま先等からの骨切除術から生じる疾患;移植片植え込みから生じる疾患;外傷又は関節炎に起因する膝の関節軟骨変性;ターナー症候群を患っている患者の骨粗鬆症;男性における骨粗鬆症、慢性透析の成人患者(APCD);APCDにおける栄養不良関連循環器疾患;APCDにおける悪液質の逆流;APCDにおける癌;APCDにおける慢性閉塞性肺疾患;APCDにおけるHIV;APCDの高齢者;APCDにおける慢性的な肝臓病、APCDにおける疲労症候群;クローン病;肝機能障害;HIV感染の男性;短腸症候群;中心性肥満;HIV関連リポジストロフィ症候群(HALS):男性不妊;主要な待機手術、アルコール/薬物解毒又は神経性トラウマ後の患者;加齢;虚弱な高齢者;骨関節炎;外傷性損傷を受けた軟骨;勃起障害;線維筋痛;記憶障害;鬱病;外傷性脳損傷;くも膜下出血;極小未熟児;メタボリックシンドローム;グルココルチコイドミオパシー;及び小児のグルココルチコイド処置による低身長症から選択される請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD)、ターナー症候群、妊娠期間に比べて小さい児(SGA)、SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症、骨格形成異常、軟骨低形成症、軟骨無形成症、突発性短身症(ISS)、及び成人おけるGHDから選択される請求項32又は33に記載の方法。
【請求項35】
成長ホルモンの血漿中濃度の増加により恩恵を受ける疾患の治療のための医薬の製造における請求項1から31の何れか一項に記載の組成物の使用。
【請求項36】
前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD);ターナー症候群;プラダーウィリ症候群(PWS);ヌーナン症候群;ダウン症候群;慢性腎臓病、若年性関節リウマチ;嚢胞性線維症、HAART治療を受けた小児のHIV感染(HIV/HALS小児);妊娠期間に比べて小さい児(SGA);SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症;骨格形成異常;軟骨低形成症;軟骨無形成症;突発性短身症(ISS);成人おけるGHD;脛骨、腓骨、大腿、上腕、橈骨、尺骨、鎖骨、中手骨、中足骨、及び指等の長骨内又は長骨の骨折;頭蓋骨、手の基部、及び足の基部等の海綿様骨内部又は海綿様骨の骨折;手、膝又は肩等における腱又は靱帯手術後の患者;仮骨延長術;人工股関節又は円板置換術、半月板修復、脊椎固定術又は膝、臀部、肩、肘、手首又は顎等のプロテーゼ固定術から生じる疾患;骨接合術材料、例えば爪、ネジ及びプレートの固定から生じる疾患;骨折の癒着不能又は変形癒合;脛骨又は第1つま先等からの骨切除術から生じる疾患;移植片植え込みから生じる疾患;外傷又は関節炎に起因する膝の関節軟骨変性;ターナー症候群を患っている患者の骨粗鬆症;男性における骨粗鬆症、慢性透析の成人患者(APCD);APCDにおける栄養不良関連循環器疾患;APCDにおける悪液質の逆流;APCDにおける癌;APCDにおける慢性閉塞性肺疾患;APCDにおけるHIV;APCDの高齢者;APCDにおける慢性的な肝臓病、APCDにおける疲労症候群;クローン病;肝機能障害;HIV感染の男性;短腸症候群;中心性肥満;HIV関連リポジストロフィ症候群(HALS):男性不妊;主要な待機手術、アルコール/薬物解毒又は神経性トラウマ後の患者;加齢;虚弱な高齢者;骨関節炎;外傷性損傷を受けた軟骨;勃起障害;線維筋痛;記憶障害;鬱病;外傷性脳損傷;くも膜下出血;極小未熟児;メタボリックシンドローム;グルココルチコイドミオパシー;及び小児のグルココルチコイド処置による低身長症から選択される請求項35に記載の使用。
【請求項37】
前記疾患が、成長ホルモン欠損症(GHD)、ターナー症候群、妊娠期間に比べて小さい児(SGA)、SGA以外の極低出生体重(VLBW)で生まれた小児の低身長症、骨格形成異常、軟骨低形成症、軟骨無形成症、突発性短身症(ISS)、及び成人おけるGHDから選択される請求項35又は36に記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2009−506096(P2009−506096A)
【公表日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−528514(P2008−528514)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【国際出願番号】PCT/EP2006/065819
【国際公開番号】WO2007/025988
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(507383862)ノボ ノルディスク ヘルス ケア アーゲー (42)
【Fターム(参考)】