説明

ポイントサービスシステム、リーダライタ、プログラム、及び記録媒体

【課題】商品毎に付与するポイント情報管理を容易にすると共に、顧客の購買履歴情報の収集及び一元管理を可能とするスタンドアロン型のリーダライタを用いたポイントサービスシステム等を提供する。
【解決手段】移動店舗104のリーダライタ105は、商品毎に商品コードとポイント数を対応付けた情報を記憶するメモリカード20を備え、商品を購入すると、メモリカード20から購入商品の商品コードに対応付けられるポイント数を抽出し、挿入されているポイントカード30にポイント数を付与しポイントを書き換え、ポイントカード30の顧客ID、取引種別、使用日時、商品コード、ポイント数等を有する購買履歴情報320をメモリカード20に蓄積し、移動店舗終了後、端末装置105からセンタサーバ101の購買履歴情報データベース302へアップロードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンドアロン型の、表示部と磁気記録層とを設けたサーマルリライトカードのリーダライタ及びリーダライタを用いたポイントサービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、磁気カードとして、プリペイドカード、ポイントカードなどに用いられるカードで、表示部と磁気記憶部とを設けたサーマルリライトカードが広く使用されている。
店舗やメーカが商品の販売促進を図るために、サーマルリライトカード等のカードを用いて商品の販売に応じて付加価値となるポイントを購入者に付与し、ポイントに応じてサービスを還元するポイントサービスシステムが多く開示されている。
これらのポイントサービスシステムには、POSレジと連動したシステムや、POSレジと連動せずに、スタンドアロン型の顧客のポイントカードへのポイントの書き換えを行うリーダライタを用いたシステムがある。各地、場所を変えながら商品を販売する移動店舗や一般店舗においては、低コストで導入できるスタンドアロン型のポイントカードリーダライタが使用されている(例えば、実用新案文献1参照)。このようなスタンドアロン型のリーダライタを用いたシステムでは、POSシステムと連動していないため、購入する商品に対して、キーボード等から入力した商品価格に応じたポイント数を付与しポイント更新を行っていた。
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3069105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の移動店舗やチェーン店として展開している複数の店舗から構成され、運用されるスタンドアロン型のリーダライタを用いたシステムでは、顧客にポイントを付与して商品の販売促進を図るだけでなく、顧客がいつ、どこで、何を購入したかの購買履歴データを収集し、顧客情報と結び付け、商品動向、顧客の動向等を解析し、今後の販売促進の実現が望まれている。
また、このようなスタンドアロン型のリーダライタでは、POSシステムと連動していないため、購入する商品に対して、キーボード等から入力した商品価格に応じて算出した所定のポイント数を付与しポイント更新を行っているが、付加価値を与える新商品や他店舗との差別化を考慮した商品のポイント付与を行う場合、複数の店舗間で一斉に行うことが容易でなく、ポイント情報管理が煩雑になるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、商品毎に付与するポイント情報管理を容易にすると共に、顧客の購買履歴情報の収集及び一元管理を可能とするスタンドアロン型のリーダライタを用いたポイントサービスシステム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために第1の発明は、店舗内に備える、着脱自在な記録媒体とポイントカードを読み書きするリーダライタであって、販売する商品毎に商品コードと単位ポイント数を対応付けた商品ポイント情報を記憶する前記記録媒体と、前記商品を購入すると、前記商品毎に、前記記録媒体の前記商品ポイント情報から、前記商品に付加されている商品コードに対応付けられる単位ポイント数を抽出し、挿入されている顧客のポイントカードに対して、前記単位ポイント数と商品数量に基づいて、ポイント数を付与しポイント情報を書き換える購入ポイント付与手段と、前記ポイントカードの顧客ID、取引種別、使用日時、前記商品コード、前記ポイント数のいずれか少なくとも1つの情報を有する購買履歴情報を、前記着脱自在な記録媒体に蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、を具備することを特徴とするリーダライタである。
【0007】
また、重複なく設定された顧客IDをバーコード化したバーコード情報が印字され、顧客の属性情報の記入欄を有する来店券と、前記来店券のバーコード情報を読み取るバーコード読取手段と、読み取り結果である顧客IDを前記ポイントカードに書き込み、前記ポイントカードを発行するポイントカード発行手段と、を備え、店舗販売終了後、前記来店券のバーコード情報から読み取った顧客IDと、前記来店券に記載された前記顧客の属性情報とを対応付けることが望ましい。
また、来店の際、挿入されているポイントカードに対して、来店の所定のポイント数を付与し前記ポイント情報を書き換える来店ポイント付与手段を更に具備することが望ましい。
【0008】
「リーダライタ」は、スタンドアロン型の、着脱自在な記録媒体とポイントカードを読み書きする装置である。
「ポイントカード」は、表示部と磁気記録層とを設けたサーマルリライトカードである。
「購買履歴情報」は、顧客ID、取引種別、使用日時、商品コード、付与ポイント数等の情報を有する。
【0009】
第1の発明では、顧客ID、取引種別、使用日時、商品コード、ポイント数等の購買履歴情報を着脱自在な記録媒体に蓄積することにより、スタンドアロン型のリーダライタを用いたシステムにおいて、顧客(ID何番のポイントカード)がいつ、どこで、何を購入したかが容易に把握できる。更に、顧客の購買履歴データを収集し、商品動向、顧客の動向等を解析し、今後の販売促進の実現が可能となる。
また、予め、着脱自在な記録媒体に商品コードとポイントを対応付けた情報を記憶することにより、スタンドアロン型のリーダライタで、入力した商品価格に応じた所定のポイント数を算出することなく、各商品に応じたポイント付与を可能とし、顧客のポイント管理を容易に行うことができる。更に、商品に応じた付加価値や差別化したポイント付与を複数の店舗、移動店舗間で容易に行うことができる。
【0010】
また、第2の発明は、移動店舗の購買履歴情報、顧客情報、商品情報を記憶、管理するセンタサーバと、1又は複数の移動店舗からなる店舗の端末装置と、前記各移動店舗に配置するリーダライタとからなり、前記センタサーバと前記端末装置がネットワークを介して接続されるポイントサービスシステムであって、前記センタサーバは、商品毎に、商品コードと単位ポイント数を少なくとも有する商品情報を記憶する商品情報データベースと、顧客IDと顧客の属性情報からなる顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、前記移動店舗の購買履歴情報を蓄積する購買履歴情報データベースと、重複なく設定された顧客IDをバーコード化したバーコード情報、及び顧客の属性情報の記入欄を有する来店券を印刷する来店券発行手段と、前記店舗毎に、取り扱う商品毎の商品コードと単位ポイント数を、前記商品情報データベースから抽出し、対応付けた商品ポイント情報を着脱自在な記録媒体に記憶する商品ポイント情報設定手段と、を備え、前記リーダライタは、販売する商品毎に前記商品ポイント情報を記憶する前記記録媒体と、前記商品を購入すると、前記記録媒体の前記商品ポイント情報から、前記商品に付加されている商品コードに対応付けられる単位ポイント数を抽出し、挿入されている顧客のポイントカードに対して、前記単位ポイント数と商品数量に基づいて、ポイント数を付与しポイント情報を書き換える購入ポイント付与手段と、前記ポイントカードの顧客ID、取引種別、利用日時、前記商品コード、前記ポイント数のいずれか少なくとも1つの情報を有する購買履歴情報を、前記記録媒体に蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、を備え、前記端末装置は、移動店舗販売終了後、回収した顧客により記入された前記来店券のバーコード情報から読み取った顧客IDと、入力した前記来店券の前記顧客の属性情報からなる顧客情報を、前記センタサーバに送信し、前記顧客情報データベースに登録、記憶する顧客情報登録手段と、移動店舗販売終了後、前記リーダライタから取り外した前記記録媒体から、購買履歴情報を読み取り、前記センタサーバに送信し、前記購買履歴情報データベースに蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、を具備するポイントサービスシステムである。
【0011】
第3の発明は、コンピュータを第1の発明のリーダライタとして機能させるプログラムである。
第4の発明は、コンピュータを第1の発明のリーダライタとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0012】
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、商品毎に付与するポイント情報管理を容易にすると共に、顧客の購買履歴情報の収集及び一元管理を可能とするスタンドアロン型のリーダライタを用いたポイントサービスシステム等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係るポイントサービスシステム等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るポイントサービスシステム100の概略構成を示す図である。
【0016】
図1は、ポイントサービスシステム100の1例であり、図1に示すように、ポイントサービスシステム100は、センタサーバ101、1又は複数の店舗102の端末装置103、店舗102が有する1又は複数の移動店舗104のリーダライタ105、ネットワーク109等からなり、センタサーバ101と端末装置103とがネットワーク109で接続されて構成される。
【0017】
ネットワーク109は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
【0018】
センタサーバ101は、例えば、1又は複数の店舗102及び移動店舗104を統括する店舗本部が有するサーバコンピュータ等であり、商品情報データベース301、購買履歴情報データベース302、顧客情報データベース303、顧客ID管理データベース304等を有し、各データベースに格納されている各種情報の管理、及び店舗102及び移動店舗104で使用するポイントカード30の登録申込み用紙に相当する来店券10、店舗102毎に初期設定するメモリカード20を発行する。
【0019】
端末装置103は、1又は複数の移動店舗104を管理する店舗102が有するパーソナルコンピュータ、携帯型端末機(Personal Digital Assistant)等である。端末装置103は、バーコードリーダ106と、メモリカードリーダライタ107を接続し、バーコードリーダ106を用いて顧客が記載した属性情報を有する来店券10のバーコード情報11を、メモリカードリーダライタ107を用いてメモリカード20に蓄積された移動店舗104の購買履歴情報を夫々読み取り、センタサーバ101にアップロードする。
【0020】
リーダライタ105は、場所を変えて商品販売を行う移動店舗104が有し、着脱自在な記録媒体であるメモリカード20への読み書きと、顧客のポイントカード30へのポイント更新を行う装置である。リーダライタ105は、バーコードリーダ106を接続し、来店券10や商品40上のバーコード情報11を読み取る。
【0021】
次に、図2を参照しながら、ポイントサービスシステム100全体の処理の流れと各処理手段について説明する。図2は、ポイントサービスシステム100全体の処理概要と各処理手段を示す図である。
【0022】
センタサーバ101は、来店券発行手段111、メモリカード商品ポイント情報設定手段112、データベース管理手段113等を有する。
【0023】
来店券発行手段111は、プリンタ108を介して、移動店舗104で使用するポイントカード30の登録申込み用紙に相当する来店券10の印刷を行う。来店券10には、顧客IDをバーコード化したバーコード情報11を印字する。
メモリカード商品ポイント情報設定手段112は、端末装置143、メモリカードリーダライタ107を介して、メモリカード20に店舗102毎の取り扱う商品の商品コードとポイント数を対応付けた商品ポイント情報をダウンロードし記憶する。
データベース管理手段113は、商品情報データベース301、購買履歴情報データベース302、顧客情報データベース303、顧客ID管理データベース304に記憶されている情報の管理を行う。
【0024】
端末装置103は、顧客情報登録手段121、購買履歴情報蓄積手段122を有する。
顧客情報登録手段121は、顧客により記入された来店券10を回収し、来店券10のバーコード情報11から読み取った顧客IDと、入力した来店券に記載された顧客の属性情報からなる顧客情報330を、センタサーバ101に送信し、顧客情報データベース303に登録、記憶する。
購買履歴情報蓄積手段122は、リーダライタ105から取り外したメモリカード20から、購買履歴情報320を読み取り、センタサーバ101に送信し、購買履歴情報データベース302に蓄積する。
【0025】
リーダライタ105は、ポイントカード発行手段131、ポイント付与手段132、購買履歴情報生成手段133等を有する。
【0026】
ポイントカード発行手段131は、来店券10のバーコード情報11から読み取った顧客IDをポイントカード30に書き込み、顧客110にポイントカード30を発行する。
ポイント付与手段132は、商品購入、来店等に応じて、ポイント数を抽出し、挿入されているポイントカード30に対して、ポイント数を付与しポイントを更新する。
購買履歴情報生成手段133は、顧客の新規来店、来店、商品購入、返品等の利用履歴である購買履歴情報をメモリカード20に蓄積する。
【0027】
次に、センタサーバ101のハードウェア構成を説明する。図3は、センタサーバ101のハードウェア構成図である。
【0028】
センタサーバ101は、制御部201、記憶部202、メディア入出力部203、通信制御部204、入力部205、表示部206、印刷部207等が、システムバス209を介して接続されて構成される。
【0029】
制御部201は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory )、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
【0030】
CPUは、記憶部202、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、システムバス209を介して接続された各装置を駆動制御し、センタサーバ101が行う後述する各種処理を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部202、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
【0031】
記憶部202は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部201が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラム391や、本コンピュータを適用するセンタサーバ101が行う後述の処理に相当するアプリケーションプログラム392等が格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0032】
メディア入出力部203(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、フロッピディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
【0033】
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等を有し、センタサーバ101とネットワーク109間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク109を介して、端末装置103間の通信制御を行う。
【0034】
入力部205は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。入力部205を介して、センタサーバ101に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
【0035】
表示部206は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
【0036】
印刷部207は、プリンタであり、印刷出力処理を行う。
【0037】
システムバス209は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
【0038】
次に、図4を参照しながら、センタサーバ101の記憶部202が保持する情報について説明する。図4は、記憶部202が保持する情報を示す図である。
【0039】
記憶部202内には、商品情報データベース301、購買履歴情報データベース302、顧客情報データベース303、顧客ID管理データベース304、制御プログラム391、アプリケーションプログラム392等が格納されている。
【0040】
商品情報データベース301は、複数の商品情報310からなる。商品情報310は、商品40に関わる情報であり、商品コード311、単位あたりのポイント数312、商品価格313等の情報を有する。
【0041】
図5は、購買履歴情報データベース302の一態様を示す図である。
図5に示すように、購買履歴情報データベース302には、移動店舗104でメモリカード20に記憶した顧客購買情報が蓄積される。顧客購買情報320は、顧客ID331、使用日322、店舗番号323、取引種別324、ポイント変動種別325、商品コード311、単位あたりのポイント数312、数量326、今回ポイント数327、累計ポイント数328等からなる。取引種別324は、初回来店(ポイントカード発行)、来店、購入等を表す種別情報からなる。ポイント変動種別325は、「−(マイナス)」、「+(プラス)」、「変動なし」等のポイント数の変動を表す情報である。
【0042】
顧客情報データベース303は、ポイントカード30を発行した顧客110の顧客情報330からなり、顧客情報330は、顧客ID331、顧客の属性情報332を有する。
顧客ID管理データベース304には、重複せずに発行する顧客IDを管理するための情報を格納する。
【0043】
制御プログラム391は、センタサーバ101の各構成部分を駆動制御するプログラムであり、OS(オペレーティングシステム)に相当する。
アプリケーションプログラム392は、センタサーバ101が行う後述の処理(図8、図9、図11、図13参照)に相当する実行可能プログラムであり、来店券発行手段111、メモリカード商品ポイント情報設定手段112、データベース管理手段113に相当するポイントサービスプログラムである。
【0044】
尚、商品情報データベース301、購買履歴情報データベース302、顧客情報データベース303のデータ構成は、この構成に限られるものではない。
【0045】
次に、図6を参照しながら、端末装置103のハードウェア構成を説明する。図6は、端末装置103のハードウェア構成図である。
【0046】
端末装置103は、制御部401、記憶部402、通信制御部403、メディア入出力部404、入力部405、表示部406、印刷部407等が、システムバス409を介して接続される。
尚、端末装置103のハードウェア構成は、図3について前述したセンタサーバ101と同様の構成を採る。
【0047】
次に、リーダライタ105のハードウェア構成を説明する。図7は、リーダライタ105のハードウェア構成図である。
【0048】
リーダライタ105は、制御部501、記憶部502、入力部505、表示部506、メモリカードリードライト部507、ポイントカード磁気リードライト部508、ポイントカード消去/印字部510等が、システムバス509を介して接続される。
【0049】
制御部501は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶部502に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御し、リーダライタ105が行う後述する処理(図10、図12参照)を実現する。
【0050】
記憶部502には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、アプリケーションプログラムとして、ポイントカード発行手段131、ポイント付与手段132、購買履歴情報生成手段133等に相当する実行可能プログラム等が格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部501により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0051】
入力部505は、キーボードであり、データの入力を行う。
表示部506は、液晶ディスプレイであり、獲得したポイント数等を表示する。
【0052】
メモリカードリードライト部507は、挿入されているメモリカード20へのデータの読み取り処理、及び書き込み処理を行う。メモリカード20は、記憶媒体としてフラッシュメモリを採用しているカード型の記憶装置であり、例えば、CompactFlashやSmartMedia(登録商標)、SDメモリカードなどがある。
ポイントカード磁気リードライト部508は、挿入されているポイントカード30へのデータの読み取り処理、及び書き込み処理を行う。ポイントカード30は、例えば、サーマルリライトカードであり、カードの表裏両側に情報を書き換え可能に表示することができる表示部と磁気記録層とを設ける。
ポイントカード消去/印字部510は、カードの表裏両側の表示部に印字されている過去の情報(例えば、これまでの累計ポイント数)を消去し、新たに情報(例えば、今回のポイント数を加算した累計ポイント数)を印字するサーマル方式の消去/印字処理を行う。
【0053】
次に、リーダライタ105を用いたポイントサービスシステム100の処理手順について詳しく説明する。
【0054】
記憶部202には、アプリケーションプログラム392である来店券発行手段111、メモリカード商品ポイント情報設定手段112、データベース管理手段113に相当するポイントサービスプログラムがインストールされている。以下のセンタサーバ101の処理は、ポイントサービスプログラムに従って、センタサーバ101の制御部201によって行われる。
また、端末装置103の記憶部402には、顧客情報登録手段121、購買履歴情報蓄積手段122に相当するアプリケーションプログラムがインストールされており、以下の端末装置103の処理は、これらのアプリケーションプログラムに従って、クライアント103の制御部401によって行われる。
また、リーダライタ105の記憶部502には、ポイントカード発行手段131、ポイント付与手段132、購買履歴情報生成手段133に相当するアプリケーションプログラムがインストールされており、以下のリーダライタ105の処理は、これらのアプリケーションプログラムに従って、リーダライタ105の制御部501によって行われる。
【0055】
まず、図8を参照しながら、来店券発行手段111に相当するセンタサーバ101の来店券発行処理の処理動作について詳しく説明する。図8は、センタサーバ101の来店券発行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0056】
センタサーバ101の制御部201は、顧客ID管理データベース304から、発行分の顧客ID331を抽出し(ステップS801)、抽出した発行分の顧客ID331をプリンタ108に送る(ステップS802)。
【0057】
プリンタ108は、受け取った顧客IDをバーコード化したバーコード情報11を生成し(ステップS803)、来店券10の顧客の属性情報記入欄12(テキスト情報)、バーコード情報11等の印刷用データを作成する(ステップS804)。
プリンタ108は、生成した印刷用データを印刷する(ステップS805)。
発行分の来店券10の印刷が終了するまで(ステップS806のNo)、ステップS803からステップS806の処理を繰り返す。
【0058】
発行分の来店券10の印刷が終了すると(ステップS806のYes)、店舗102に印刷した来店券10を配布する(ステップS807)。
【0059】
図14は、発行(印刷)した来店券10を示す図である。
図14に示すように、来店券10は、顧客ID331をバーコード化したバーコード情報11と、顧客の属性情報記入欄12からなる。
【0060】
次に、図9を参照しながら、メモリカード商品ポイント情報設定手段112に相当するセンタサーバ101のメモリカード商品ポイント情報設定処理の処理動作について詳しく説明する。図9は、センタサーバ101のメモリカード商品ポイント情報設定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0061】
センタサーバ101の制御部201は、商品情報データベース301から、店舗102毎に取り扱う商品の商品コード311とそのポイント数312を抽出し(ステップS901)、抽出した商品コード311とポイント数312を対応付けた商品ポイント情報21を端末装置143に送信(ダウンロード)する(ステップS902)。
【0062】
端末装置143の制御部401は、店舗102毎の商品ポイント情報21を受信する(ステップS903)。
端末装置143の制御部401は、接続されているメモリカードリーダライタ107を用いて、店舗102毎にメモリカード20に商品ポイント情報21を記憶する(ステップS904)。
全店舗102のメモリカード20への商品ポイント情報設定が終了するまで(ステップS905のNo)、ステップS904、ステップS905のメモリカード20への書き込み処理を繰り返す。
【0063】
全店舗102のメモリカード20への商品ポイント情報設定が終了すると(ステップS905のYes)、各店舗102へメモリカード20を配布する(ステップS906)。
【0064】
図15は、メモリカード20が保持する情報を示す図である。
図15に示すように、メモリカード20は、商品ポイント情報21と購買履歴情報320からなる。商品ポイント情報21は、商品コード311とポイント数312を対応付けられた情報である。購買履歴情報320は、顧客の来店時の利用履歴情報であり、前述した購買履歴情報データベース302の購買履歴情報320と同様なデータ構造を採る。
【0065】
次に、図10を参照しながら、ポイントカード発行手段131に相当するリーダライタ105のポイントカード発行処理の処理動作について詳しく説明する。図10は、リーダライタ105のポイントカード発行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0066】
新規発行モード要求に伴い、リーダラータ105の制御部501は、バーコードリーダ106を用いて、顧客110の記入済みの来店券10のバーコード情報11を読み取り(ステップS1001)、読み取った結果である顧客ID331を取得する(ステップS1002)。
【0067】
新規ポイントカード30を挿入し(ステップS1003)、制御部501は、新規ポイントカード30に顧客ID331、ポイントの初期値を書き込む(ステップS1004)。
顧客110にポイントカード30を発行する(ステップS1005)。
【0068】
図16は、ポイントカード30を示す図である。
図16に示すように、ポイントカード30は、顧客ID331、今回ポイント数327、累計ポイント数328等からなる。
【0069】
次に、図11を参照しながら、顧客情報登録手段121に相当する端末装置103の顧客情報登録処理の処理動作について詳しく説明する。図11は、端末装置103の顧客情報登録処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0070】
顧客情報登録要求に伴い、端末装置103の制御部401は、顧客情報登録アプリケーションを起動する(ステップS1101)。
【0071】
制御部401は、バーコードリーダ106を用いて、回収された記入済みの来店券10のバーコード情報11を読み取り(ステップS1102)、読み取った結果である顧客ID331の登録画面(図示せず)を表示する(ステップS1103)。
制御部401は、来店券10の顧客の属性情報記入欄12の情報を入力し(ステップS1104)、顧客ID331と属性情報332からなる顧客情報330を一時格納する(ステップS1105)。
ステップS1102からステップ1105の顧客情報入力処理を登録分繰り返す。
【0072】
制御部401は、格納した顧客情報330を、センタサーバ101の顧客情報データベース303に登録するため、送信(アップロード)する(ステップS1106)。
センタサーバ101の制御部201は、顧客情報データベース303に、受信した顧客情報330を登録、保持する(ステップS1107)。
【0073】
次に、図12を参照しながら、ポイント付与手段132、購買履歴情報生成手段133に相当するリーダラータ105のポイント付与処理、購買履歴情報生成処理の処理動作について詳しく説明する。図12は、リーダラータ105のポイント付与処理、購買履歴情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0074】
商品購入による購入モード要求に伴い(ステップ1201)、リーダラータ105の制御部501は、バーコードリーダ106を用いて、顧客110の記入済みの来店券10のバーコード情報11を読み取り(ステップS1202)、読み取った結果である商品コード311を取得する(ステップS1203)。
【0075】
リーダライタ105の制御部501は、セットされているメモリカード20の商品ポイント情報21から、読み取った商品コード311に対応付けられるポイント数312を抽出する(ステップS1204)。
【0076】
制御部501は、挿入された顧客110のポイントカード30の情報である顧客ID331、累計ポイント328を読み取り(ステップS1205)、ポイントカード30に、購入したポイントとしてポイント数312×数量を付与し、今回ポイント327、累計ポイント328を書き換える(ステップS1206)。
【0077】
制御部501は、商品購入の購買履歴情報320を生成し、メモリカード20に書き込む(ステップS1207)。商品購入の購買履歴情報320は、顧客ID331、使用日322、店舗番号323、取引種別324、ポイント変動種別325、商品コード311、単位あたりのポイント数312、数量326、今回ポイント数327、累計ポイント数328等からなり、顧客ID331には挿入されたポイントカード30の顧客IDを、店舗番号323には所定の自店舗番号を、使用日322には購入日である本日の日付を、取引種別324には「購入」を表す種別情報を、ポイント変動種別325には「+(プラス)」を表す情報を、商品コード311にはバーコード情報11から読み取った購入商品コードを、ポイント数312にはメモリカード20から読み取り抽出したポイント数312を、数量326には商品の数量を、今回ポイント数327、累計ポイント数328にはポイントカード30に書き込んでポイント数を、夫々設定する。
【0078】
尚、商品購入せずに来店した場合、ポイントカード30に所定の来店ポイントを付与し、来店を表す購買履歴情報320を生成し、メモリカード20に蓄積する。
【0079】
また、購入した商品を返品すると、メモリカード20の商品ポイント情報21から、商品40から読み取った商品コード311に対応付けられるポイント数312を抽出し、挿入されているポイントカード30に対して、ポイント数312×数量のポイント数を減額し、今回ポイント327、累計ポイント328を書き換え、商品返品の購買履歴情報320を生成し、メモリカード20に書き込む。商品返品の購買履歴情報320は、取引種別324を「返品」を表す種別情報を、ポイント変動種別325には「−(マイナス)」を表す情報を設定する。
【0080】
次に、図13を参照しながら、購買履歴情報蓄積手段123に相当する端末装置103の購買履歴情報蓄積処理の処理動作について詳しく説明する。図13は、端末装置103の購買履歴情報蓄積処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0081】
メモリカードリーダライタ107に、移動店舗104のリーダライタ105で使用したメモリカード20をセットし、端末装置105の制御部401は、メモリカードリーダライタ107を介して、メモリカード20に記憶されている購買履歴情報320を読み込む(ステップS1302)。
制御部401は、センタサーバ101に読み込んだ購買履歴情報320を送信(アップロード)する(ステップS1303)。
センタサーバ101の制御部201は、受信した購買履歴情報320を購買履歴情報データベース302に蓄積する(ステップS1304)。
【0082】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、センタサーバ101は、券10の印刷を行う来店券発行手段111と、端末装置103、メモリカードリーダライタ107を介して、メモリカード20に店舗102毎の取り扱う商品の商品コードとポイント数を対応付けた商品ポイント情報をダウンロードし記憶するメモリカード商品ポイント情報設定手段112と、商品情報データベース301、購買履歴情報データベース302、顧客情報データベース303、顧客ID管理データベース304に記憶されている情報の管理を行うデータベース管理手段113と、を備え、店舗102の端末装置103は、顧客により記入された来店券10を回収し、来店券10のバーコード情報11から読み取った顧客IDと、入力した来店券に記載された顧客の属性情報からなる顧客情報を、センタサーバ101に送信し、顧客情報データベース303に登録、記憶する顧客情報登録手段121と、リーダライタ105から取り外したメモリカード20から、購買履歴情報320を読み取り、センタサーバ101に送信し、購買履歴情報データベース302に蓄積する購買履歴情報蓄積手段122と、を備え、移動店舗104のリーダライタ105は、来店券10のバーコード情報11から読み取った顧客IDをポイントカード30に書き込み、顧客110にポイントカード30を発行するポイントカード発行手段131と、商品購入に応じて、メモリカード20からポイント数を抽出し、挿入されているポイントカード30に対して、ポイント数を付与しポイントを更新するポイント付与手段132と、顧客の新規来店、来店、商品購入等の利用履歴である購買履歴情報をメモリカード20に蓄積する購買履歴情報生成手段133と、を備え、スタンドアロン型のリーダライタを用いたポイントサービスを行う。
【0083】
これにより、顧客ID、取引種別、使用日時、商品コード、ポイント数等の購買履歴情報をメモリカードに蓄積することにより、複数の移動店舗等で運用されるスタンドアロン型のリーダライタを用いたシステムにおいて、顧客(ID何番のポイントカード)がいつ、どこで、何を購入したかが容易に把握できる。更に、顧客管理、商品管理、販売管理等の一元管理を行い、顧客の購買履歴データを収集し、商品動向、顧客の動向等を解析し、今後の販売促進の実現が可能となる。
また、予め、メモリカードに商品コードとポイントを対応付けた情報を記憶することにより、スタンドアロン型のリーダライタで、入力した商品価格に応じた所定のポイント数を算出することなく、商品価格に限らず、各商品に応じたポイント付与を可能とし、顧客のポイント管理を容易にする。更に、商品に応じた付加価値や差別化したポイント付与を複数の店舗、移動店舗間で容易に行うことができる。
【0084】
尚、本実施の形態では、ポイントカードとして表示部と磁気記録層とを設けたサーマルリライトカードを用いたが、これに限らない。例えば、ICカード、カード形状のICタグを用いてもよい。
また、本実施の形態では、着脱自在な記録媒体としてメモリカードを用いたが、これに限らず、ICカードを用いてもよい。
また、本実施の形態では、メモリカード20への商品ポイント情報の設定を、本部側で全ての店舗102に対してメモリカード20に書き込み、配布したが、これに限らず、センタサーバ101から各店舗102の端末装置105へ、必要に応じて、ダウンロードし、店舗側でメモリカード20へ書き込んでもよい。
【0085】
尚、図8乃至図13に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0086】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るポイントサービスシステム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本実施の形態に係るポイントサービスシステム100の概略構成を示す図
【図2】ポイントサービスシステム100全体の処理概要と各処理手段を示す図
【図3】センタサーバ101のハードウェア構成図
【図4】記憶部202が保持する情報を示す図
【図5】購買履歴情報データベース302の一態様を示す図
【図6】端末装置103のハードウェア構成図
【図7】リーダライタ105のハードウェア構成図
【図8】センタサーバ101の来店券発行処理の処理手順を示すフローチャート
【図9】センタサーバ101のメモリカード商品ポイント情報設定処理の処理手順を示すフローチャート
【図10】リーダライタ105のポイントカード発行処理の処理手順を示すフローチャート
【図11】端末装置103の顧客情報登録処理の処理手順を示すフローチャート
【図12】リーダラータ105のポイント付与処理、購買履歴情報生成処理の処理手順を示すフローチャート
【図13】端末装置103の購買履歴情報蓄積処理の処理手順を示すフローチャート
【図14】発行(印刷)した来店券10を示す図
【図15】メモリカード20が保持する情報を示す図
【図16】ポイントカード30を示す図
【符号の説明】
【0088】
100………ポイントサービスシステム
101………センタサーバ
102………店舗
103………端末装置
104………移動店舗
105………リーダライタ
106………バーコードリーダ
107………メモリカードリーダライタ
108………プリンタ
109………ネットワーク
111………来店券発行手段
112………メモリカード商品ポイント情報設定手段
113………データベース管理手段
121………顧客情報登録手段
122………購買履歴情報蓄積手段
131………ポイントカード発行手段
132………ポイント付与手段
133………購買履歴情報蓄積手段
201、401、501………制御部
202、402………記憶部
301………商品情報データベース
302………購買履歴情報データベース
303………顧客情報データベース
304………顧客ID管理データベース
310………商品情報
311………商品コード
312………ポイント数
320………購買履歴情報
330………顧客情報
331………顧客ID
10………来店券
20………メモリカード
21………商品ポイント情報
30………ポイントカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗内に備える、着脱自在な記録媒体とポイントカードを読み書きするリーダライタであって、
販売する商品毎に商品コードと単位ポイント数を対応付けた商品ポイント情報を記憶する前記記録媒体と、
前記商品を購入すると、前記商品毎に、前記記録媒体の前記商品ポイント情報から、前記商品に付加されている商品コードに対応付けられる単位ポイント数を抽出し、挿入されている顧客のポイントカードに対して、前記単位ポイント数と商品数量に基づいて、ポイント数を付与しポイント情報を書き換える購入ポイント付与手段と、
前記ポイントカードの顧客ID、取引種別、使用日時、前記商品コード、前記ポイント数のいずれか少なくとも1つの情報を有する購買履歴情報を、前記着脱自在な記録媒体に蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、
を具備することを特徴とするリーダライタ。
【請求項2】
重複なく設定された顧客IDをバーコード化したバーコード情報が印字され、顧客の属性情報の記入欄を有する来店券と、
前記来店券のバーコード情報を読み取るバーコード読取手段と、
読み取り結果である顧客IDを前記ポイントカードに書き込み、前記ポイントカードを発行するポイントカード発行手段と、
を備え、
店舗販売終了後、前記来店券のバーコード情報から読み取った顧客IDと、前記来店券に記載された前記顧客の属性情報とを対応付けることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項3】
前記商品に付加されている商品コードは、該商品に貼り付けられたバーコード情報から読み取った情報であることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項4】
前記バーコード情報は、1次元バーコード又は2次元バーコードであることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のリーダライタ。
【請求項5】
前記取引種別は、初回来店、来店、商品購入、返品のいずれかを表す情報であることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項6】
来店の際、挿入されているポイントカードに対して、来店の所定のポイント数を付与し前記ポイント情報を書き換える来店ポイント付与手段、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項7】
前記商品を返品すると、前記記録媒体の前記商品ポイント情報から、前記商品に付加されている商品コードに対応付けられる単位ポイント数を抽出し、挿入されているポイントカードに対して、前記単位ポイント数と商品数量に基づいて、前記ポイント数を減算し前記ポイント情報を書き換える返品ポイント減額手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項8】
前記着脱自在な記録媒体は、メモリカード又はICカードであることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項9】
前記ポイントカードは、表示部と磁気記録層とを設けたサーマルリライトカードであることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ。
【請求項10】
移動店舗の購買履歴情報、顧客情報、商品情報を記憶、管理するセンタサーバと、1又は複数の移動店舗からなる店舗の端末装置と、前記各移動店舗に配置するリーダライタとからなり、前記センタサーバと前記端末装置がネットワークを介して接続されるポイントサービスシステムであって、
前記センタサーバは、
商品毎に、商品コードと単位ポイント数を少なくとも有する商品情報を記憶する商品情報データベースと、
顧客IDと顧客の属性情報からなる顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、
前記移動店舗の購買履歴情報を蓄積する購買履歴情報データベースと、
重複なく設定された顧客IDをバーコード化したバーコード情報、及び顧客の属性情報の記入欄を有する来店券を印刷する来店券発行手段と、
前記店舗毎に、取り扱う商品毎の商品コードと単位ポイント数を、前記商品情報データベースから抽出し、対応付けた商品ポイント情報を着脱自在な記録媒体に記憶する商品ポイント情報設定手段と、を備え、
前記リーダライタは、
販売する商品毎に前記商品ポイント情報を記憶する前記記録媒体と、
前記商品を購入すると、前記記録媒体の前記商品ポイント情報から、前記商品に付加されている商品コードに対応付けられる単位ポイント数を抽出し、挿入されている顧客のポイントカードに対して、前記単位ポイント数と商品数量に基づいて、ポイント数を付与しポイント情報を書き換える購入ポイント付与手段と、
前記ポイントカードの顧客ID、取引種別、利用日時、前記商品コード、前記ポイント数のいずれか少なくとも1つの情報を有する購買履歴情報を、前記記録媒体に蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、を備え、
前記端末装置は、
移動店舗販売終了後、回収した顧客により記入された前記来店券のバーコード情報から読み取った顧客IDと、入力した前記来店券の前記顧客の属性情報からなる顧客情報を、前記センタサーバに送信し、前記顧客情報データベースに登録、記憶する顧客情報登録手段と、
移動店舗販売終了後、前記リーダライタから取り外した前記記録媒体から、購買履歴情報を読み取り、前記センタサーバに送信し、前記購買履歴情報データベースに蓄積する購買履歴情報蓄積手段と、
を具備するポイントサービスシステム。
【請求項11】
コンピュータを請求項1から請求項9のいずれかに記載のリーダライタとして機能させるプログラム。
【請求項12】
コンピュータを請求項1から請求項9のいずれかに記載のリーダライタとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−77545(P2008−77545A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−258520(P2006−258520)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.COMPACTFLASH
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】