説明

マイコンを用い一定電圧を保持するインバータ回路を特徴とする電子牧柵器

【課題】電子牧柵器使用時における無駄な消費電力を少なくする。
【解決手段】電子牧柵器において、高電圧出力後のフィルムコンデンサー3の充電電圧を監視し、帰還回路を用いマイコン2でインバータの動作を制限し、消費電力を効率よく抑える回路を用い、フィルムコンデンサー3への充電効率を高める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマイコンを用いた一定電圧を保持するインバータ回路を有する電子牧柵器に係るものである。
【背景技術】
【0002】
現在は、電子牧柵器において、マイコンを使用し動作制御するものはあるが、高電圧出力後の電圧を監視し、帰還回路にマイコンを用いインバータの動作を制御し、消費電力を効率よく抑える回路に使用したものはない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電子牧柵器使用時における無駄な消費電力を少なくする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
電子牧柵器において、高電圧出力後のフィルムコンデンサーの充電電圧を監視し、帰還回路を用いマイコンでインバータの動作を制限し、消費電力を効率よく抑える回路を用い、フィルムコンデンサーへの充電効率を高める。
【発明の効果】
【0005】
電子牧柵器の消費電力が少なくなり使用電源(電池、カーバッテリーなど)を長期間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】マイコンを使用し、コンデンサー放電出力後の帰還回路を用いた電子牧柵器の回路図である
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
回路図に表示。
【産業上の利用の可能性】
【0008】
現在電子牧柵器は、野生動物の農作物の被害防止に顕著な被害防止効果を上げています。
地球温暖化や、環境の変化により動物の個体数の増加傾向にあります。
出没場所も、山林から民家の近くへと変化し、農家の作物を荒らし被害は増加傾向にあります。近年、駆除も追い付かず、経済的で効果をあげている電気柵は今後も需要は増加すると見込まれます。
【符号の説明】
1 高電圧を出力する事が可能な昇圧トランス
2 昇圧トランスにより高電圧を発生させるためのマイコン
3 高電圧を蓄電するコンデンサ
4 帰還回路、コンデンサの電圧低下した分のみ補充するために昇圧トランスへ発振信号を送る回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子牧柵器において、高電圧を出力する事が可能な昇圧トランスと、上記昇圧トランスへ発振信号を送り、上記昇圧トランスにより高電圧を発生させるためのマイコンと、上記昇圧トランスより出力された高電圧を蓄電するコンデンサと、上記コンデンサに蓄電された電圧の大小を上記のマイコンに伝え、一定になると発振を止めるフィードバック制御とを用い、上記コンデンサの電圧の低下を上記マイコンにより感知し、更にマイコンにより上記コンデンサの電圧低下した分のみ補充するために、昇圧トランスへ発振信号を送ることを特徴とする電子牧柵器

【図1】
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【公開番号】特開2013−5722(P2013−5722A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−194519(P2012−194519)
【出願日】平成24年8月18日(2012.8.18)
【出願変更の表示】意願2011−3853(D2011−3853)の変更
【原出願日】平成23年6月18日(2011.6.18)
【出願人】(304061099)有限会社 薩摩農機 (3)
【Fターム(参考)】