説明

マルチアクセスにおけるリソース予約

本発明は、ユーザ機器(14)とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするための方法に関する。方法は、リソース予約デバイス(10,19)が、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、ポリシー制御ノード(13)から受信(15)するステップと、リソース予約デバイス(10,19)が、予約命令により求められたリソース予約の結果をポリシー制御ノード(13)へ報告するステップと、を含む。方法を特に特徴付けるのは、リソース予約デバイス(10,19)が、複数のアクセス(11,12)において、予約命令により求められたリソースの予約を要求するステップと、リソース予約デバイス(10,19)が、求められたリソースを有効化する選択される単一のアクセス(11,12)を、当該アクセス(11,12)が選択された際に、ポリシー制御ノードへ報告するステップと、である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするための方法に関する。また、同じ目的のために適合される、リソース予約デバイス、ポリシー制御ノード及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
端末(UE/MS)がいくつかの異なるアクセス技術を介してアクセスできることがますます一般的になってきている。例えば、携帯電話には多くの場合、セルラアクセス機能とWLAN(無線LAN)アクセス機能の両方が付いてくる。ラップトップは多くの場合、イーサネットとWLANとを有し、場合によってはセルラアクセス機能も有する。通常これらの異なるインターフェースは一度に1つずつ使用される。またさらに重要なことには、所与のサービス又は所与のIPセッションは一度に1つのアクセスを使用しているにすぎない。
【0003】
現在、3GPP EPS(Evolved Packet System)(3GPP SAE(System Architecture Evolution)ともいう)は、UEが異なるアクセス間を移動するときにセッション連続性をどのようにして達成し得るかについての解決策を定義している。これは例えば、セルラアクセス上で動作しているサービスが、代わりにWLANアクセス上で動作するように移動されることを意味し得る。しかしこの解決策ではやはりUEは一度に1つのアクセスを使用しているにすぎず、アクセス変更の間に、IPセッション及び当該IPセッション内のすべての実行中のサービスは移動元アクセスから移動先アクセスへ移動される。複数のアクセスの同時使用(別名マルチホーミング)は、2つのアクセス間でのハンドオーバ時の非常に短い時間を除いてサポートされない。
【0004】
IETF(Internet Engineering Task Force)で進行中の作業があり、関連した作業が、マルチホーミングシナリオにおけるモビリティ解決策を定義するために3GPPにおいて立ち上がっている。この作業の一部として、「フローモビリティ(flow mobility)」、即ち、所与のIPセッションについてのIPフローの一部だけがあるアクセスから別のアクセスへ移動されるという概念が研究されている。例えばそれは、マルチメディア呼の映像構成要素だけがセルラアクセスからWLANに移動され、同じ呼の音声構成要素に関連したIPフローはセルラアクセスに留まることとすることができるはずである。
【0005】
ポリシー及び課金制御(PCC:Policy and Charging Control)アーキテクチャは3GPPリリース7において導入され、3GPPリリース8においてさらに進化している(図1参照)。PCCアーキテクチャは事業者に、サービス対応(service-aware)のQoS(Quality of Service:サービス品質)及び課金制御のための高度なツールを提供する。PCEF(Policy and Charging Enforcement Function:ポリシー及び課金実施機能)は、GW(Gateway:ゲートウェイ)、即ち、GPRS(General Packet Radio Service:汎用パケット無線サービス)ベースのコアネットワークのためのGGSN(Getaway GPRS Support Node:ゲートウェイGPRSサポートノード)と、EPC(Evolved Packet Core:進化型パケットコア)ベースのコアネットワークのためのPDN−GW(Packet Data Network Gateway:パケットデータネットワークゲートウェイ)に含まれる。PCEFに接続するためにGTP(GPRS Transfer Protocol:GPRS転送プロトコル)が使用されるとき、PCEFはベアラバインディング及びQoS予約機能を有する。このアーキテクチャの変種をオンパス(on-path)PCCという。
【0006】
リリース8における修正は、EPCにおけるモバイルIPベースのプロトコルのサポートを含む。モバイルIPが、(3GPPベースのアクセスのために)GWとサービスGWとの間で、又は(非3GPPベースのアクセスのために)アクセスGWにおいて使用されるときに、PCCアーキテクチャはやはりベアラバインディング及びイベント報告のためにBBERF(Bearer Binding and Event Reporting Function:ベアラバインディング及びイベント報告機能)に依拠しなければならない。BBERFは、3GPPベースのアクセスではサービスGWに、非3GPPベースのアクセスではアクセスGWに包含される。この変形アーキテクチャをオフパスPCCという。オフパスアーキテクチャにおいて、PCEFは、リソースを予約するための機能、又はベアラバインディングを行うための機能を持たない。PCRF(Policy and Charging Rules Function:ポリシー及び課金ルール機能)は、(適用できる場合には)PCCルールをPCEFへ、QoSルールをBBERFへ、インストールし及び除去することによって、サービスの使用を承認する。
【0007】
また図1には、SGSN(Serving GPRS Support Node:サービスGPRSサポートノード)及びMME(Mobility Management Entity:モビリティ管理エンティティ)も示されている。また図1には、ノード間の通信のためのいくつかのリファレンスポイント(Sp、Rx、Gxc、S5、Gxa、S2a、Gz、Gy、Gx、SGi)も示されている。これらのノード及びリファレンスポイントは3GPP及び非3GPPの一部であり、本特許出願ではこれ以上詳細に説明しない。
【0008】
PCC又はQoSルールは、パケットをサービスデータフローと関連付けられるリソースとに分類するために使用されるフィルタのセットを定義する。即ち、QoSクラス及びビットレートである。オンパスPCCでは、PCEFにおけるPCCルールのインストール又は除去が、適用可能なアクセスにおけるリソース要求をトリガし得る。オフパスPCCでは、BBERFにおけるQoSルールのインストール又は除去が、適用可能なアクセスにおけるリソース要求をトリガし得る。PCCルールは、オフパスPCCの場合にもPCEFにおいてインストールされ、除去されるが、この場合には、アクセスにおけるリソース要求をトリガすることができず、アクセス制御及び課金に使用されるにすぎない。
【0009】
いくつかのサービス、例えば、電話技術やオーディオ/ビデオストリーミングなどは、(1名又は複数の)エンドユーザに十分に良好なサービス品質レベルを提供することができるように、ターゲットアクセスにおいて予約されるべきリソースを求める。ネットワークにおけるそのようなサービスの追加を容認し、又は拒否するための機能は、現在のネットワーク負荷に基づくものである。流入制御(admission control)は、セッションセットアップ時とハンドオーバの間とにネットワーク内の様々な点において行われる。ダイナミックPCCが配備される事例では、ネットワークにおいてこのリソースの予約をトリガするのは、(適用できる場合には)PCEF又はBBERFにおけるGBTコンポーネントを用いた(適用できる場合には)PCC又はQoSルールのインストールである。リソースの予約に失敗した場合(あるレベルでのシステムにおける不十分な容量)には、PCEF又はBBERFはこれを折り返しPCRFへ報告し、関連付けられるサービスは(新しいサービス要求については)容認されず、又は切断される(ハンドオーバ)。
【0010】
多くの事業者は今日すでに、GSMやUMTSといった並列セルラアクセス技術を展開している。1Gから2G及び2Gから3Gへの移行から得られた1つの教訓は、新しいネットワークにおけるカバレージ及び容量が不十分であるために、顧客が多くの場合新しいアクセスを使用したがらないことである。その結果、事業者らは、新しいアクセスにおける容認できない呼ブロックレート(call blocking rate)を防止するために、非常に精力的にそられのネットワークを展開することを強いられる。これは当然ながら事業者にとって非常に高く付き、さらに悪いことに、このために新しいアクセスネットワークの販売をいつ開始し得るかについての限界が生じる。このことの深刻な結果として、このためにネットワークが事業者にとっての収益を生み出し始めるまでの時間が遅延することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、したがって、展開される新しいネットワークにおける呼ブロックレートを低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の目的は、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするための方法によって解決される。当該方法は、
リソース予約デバイスが、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、ポリシー制御ノードから受信するステップと、
リソース予約デバイスが、予約命令により求められたリソースの予約の結果をポリシー制御ノードへ報告するステップと、
を含む。方法を特に特徴付けるのは、
リソース予約デバイスが、複数のアクセスにおいて、予約命令により求められたリソースの予約を要求するステップと、
リソース予約デバイスが、求められたリソースを有効化する選択される単一のアクセスを、当該アクセスが選択された際に、ポリシー制御ノードへ報告するステップと、
である。
【0013】
また本発明の目的は、リソース予約デバイスによっても解決される。リソース予約デバイスは、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合される。リソース予約デバイスはさらに、ポリシー制御ノード(下記参照)から予約命令を受信するように適合される。予約命令は、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める。リソース予約デバイスはさらに、予約命令により求められたリソース予約の結果をポリシー制御ノードへ報告するように適合される。
【0014】
リソース予約デバイスを特に特徴付けるのは、これがさらに、複数のアクセスにおいて、予約命令により求められたリソースの予約を要求するように適合されることである。またリソース予約デバイスは、求められたリソースを有効化する選択される単一のアクセスを、ポリシー制御ノードへ報告するようにも適合される。これは、当該アクセスが選択された際に報告される。
【0015】
また本発明の目的は、ポリシー制御ノードによっても解決される。ポリシー制御ノードは、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合される。ポリシー制御ノードはさらに、リソース予約デバイス(上記参照)に予約命令を送信するように適合される。予約命令は、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める。ポリシー制御ノードはさらに、予約命令により求められたリソース予約の結果に関してリソース予約デバイスから報告を受信するように適合される。
【0016】
ポリシー制御ノードを特に特徴付けるのは、これがさらに、リソース予約デバイスから報告を受信するように適合されることである。報告は、アクセスが選択された際に受信され、求められたリソースを有効化する選択される単一の当該アクセスに関するものである。
【0017】
最後に、本発明の目的は、システムによって解決される。システムは、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合される。システム内のリソース予約デバイスは、システム内のポリシー制御ノードから予約命令を受信するように適合されるように適合される。予約命令は、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める。リソース予約デバイスはさらに、予約命令により求められたリソース予約の結果をポリシー制御ノードへ報告するように適合される。
【0018】
システムを特に特徴付けるのは、リソース予約デバイスがさらに、複数のアクセスにおいて、予約命令により求められたリソースの予約を要求するように適合されることである。またリソース予約デバイスは、求められたリソースを有効化する選択される単一のアクセスを、ポリシー制御ノードへ報告するようにも適合される。これは、当該アクセスが選択された際に報告される。
【発明の効果】
【0019】
本発明の主要な利点は、リソース予約が、エラーが折り返しPCRFへ報告される前に複数のアクセスにおいて試行されるため、すべての利用可能なアクセスが輻輳していない限り、呼が高負荷状況の間に損失(lost)とならないことである。その結果、呼がブロックされる確率が減少し、事業者のすべてのアクセスタイプの総利用量が増加する。
【0020】
容量のより低い新しいネットワークは、当初から、新しいアクセスの初期容量が限られていることが原因でユーザがブロックされる危険を伴わずに実施されることができる。新しいアクセスにおいて呼が受け入れられない場合には、従来のアクセスタイプが当該呼のために使用される。しかしその要件は、過剰な音声及び映像トラフィックを処理することができるより成熟したレガシーネットワークが並列に存在することである。
【0021】
さらに別の利点は、以上では言及されていない従属請求項の特徴のうちの1つ又は複数を実施することにより実現される。これを以下でさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
以下で、添付図面に示されている実施形態を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。
【0023】
【図1】EPSについての3GPPリリース8のPCC非ローミングアーキテクチャを示す図である。
【図2】リソース割当てについての既知の解決策を示す図である。
【図3】本発明による方法を示す図である。
【図4】本発明によるリソースの順次(sequential)予約の第1の選択肢を示す図である。
【図5】本発明によるリソースの順次予約の第2の選択肢を示す図である。
【図6】本発明によるリソースの並列(parallel)予約の第1の選択肢を示す図である。
【図7】本発明によるリソースの順次予約の第3の選択肢を示す図である。
【図8】本発明によるリソースの順次予約の第4の選択肢を示す図である。
【図9】本発明によるリソースの並列予約の第2の選択肢を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするための方法に関するものである。また本発明は、同じ目的のために適合される、リソース予約デバイス、ポリシー制御ノード及びシステムにも関するものである。以下の説明では、後述する上記方法を実行するように適合されるリソース予約デバイス、ポリシー制御ノード及びシステムも開示されることを当業者は理解するであろう。サービスデータフローは、ユーザ機器における特定のサービスについてのデータトラフィックに関するものである。
【0025】
図2に、一度に単一のアクセスネットワークだけが考慮されるときのリソースの割当てのための既存の手順を示す。リソースは、オンパスPCCが使用されるときのシナリオにおいて以下のように割り当てられる。
1.ポリシー制御ノードがあるサービスデータフローについてリソース予約デバイスに新しい、又は更新された予約命令を提供する。予約命令は、アクセスネットワーク11(アクセスA)において予約されるべき専用リソースを求める。複数の許容されるアクセス11、12が並列に存在し得る(図においてアクセスBで示される)が、UE/MSは、一度に1つの単一アクセスシステムにおいてしかアクティブになることができない。
2.リソース予約デバイスが、UE/MSが現在アクティブであるアクセス11(アクセスA)において求められたリソースの予約を要求する。
3.リソースが利用可能である場合には、リソースがアクセス11(アクセスA)において予約される。ユーザ機器14(UE/MS)はその予約の一部である。
4.予約要求の結果が、折り返しリソース予約デバイス10に伝えられる。
5.リソース予約の結果が、折り返しポリシー制御ノード13へ報告される。求められたリソースを予約することができなかった場合には、関連付けられたサービスは受け入れられない可能性がある。
【0026】
以下において、ユーザ機器とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とする本発明の方法を説明する。当該方法は、リソース割当てについて単一のアクセスネットワークだけが使用されるために、低容量の新しいネットワークにおいてビジーな時間帯に呼が損失となる問題を解決するためのものである。これは例えば、図2に示す例における問題である。
【0027】
アクセス(accesses)とは、以下においては例えば(図1参照)、GERAN(GSM Radio Access Network)、UTRAN(UMTS Terrestial Radio Access Network)、E−UTRAN(Evolved UTRAN)、非3GPPアクセス(non-3GPP Access)などである。図1を参照されたい。当業者は、別の種類のアクセスも「アクセス」という用語に含まれることを理解するであろう。
【0028】
本発明においては、以下の方法ステップが実行される。図3を参照されたい。
1.リソース予約デバイス10が、ポリシー制御ノード13から予約命令を受信15する。予約命令は、サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める。
2.リソース予約デバイス10が、予約命令により求められたリソース予約の結果をポリシー制御ノード13へ報告16する。
3.リソース予約デバイスが、複数のアクセスにおいて、予約命令により求められたリソースの予約を要求17する。
4.リソース予約デバイス10が、求められたリソースを有効化する選択される単一のアクセスを、当該アクセスが選択された際に、ポリシー制御ノード13へ報告18する。
【0029】
本発明は、ステップ1〜4が順番に連続して実行されることを必要としない。ステップ1及び2は一般に知られ、使用される手順の部分(図2参照)であり、ステップ3及びステップ4はリソースを予約するためにリソース予約デバイス10によって実行されるさらに別のステップである。これらのステップは、リソース予約デバイス10が予約命令を受信しているときに実行される。
【0030】
リソース予約デバイスは、以下においては、PCEF10又はBBERF19(ベアラバインディング及びイベント報告機能)によって例示される。ポリシー制御ノードは、以下においては、PCRF13(ポリシー及び課金ルール機能)によって例示される。予約命令は、以下においては、PCC(ポリシー及び課金制御)ルール又はQoS(サービス品質)ルールによって例示される。ルールは、サービスデータフローの検出を可能とし、ポリシー制御及び/又は課金制御のためのパラメータを提供する情報のセットを含む。PCCルール及びQoSルールのさらなる定義が3GPPに記載されている。
【0031】
PCEF(ポリシー及び課金実施機能)は、GW(ゲートウェイ)に包含される。例えば、GPRS(汎用パケット無線サービス)ベースのコアネットワークのためのGGSN(ゲートウェイGPRSサポートノード)や、EPC(進化型パケットコア)ベースのコアネットワークのためのPDN−GW(パケットデータネットワークゲートウェイ)である。このアーキテクチャの変種をオンパスPCCという。BBERFは3GPPベースのアクセスのためのサービスGWと、非3GPPベースのアクセスのためのアクセスGWとに含まれる。このアーキテクチャの変種をオフパスPCCという。図1を参照されたい。
【0032】
本発明において受信されるPCC又はQoSルールは、どの1つ又は複数のアクセスからのリソースの予約をPCEF又はBBERFが要求すべきかの情報を含む。MAPIM(Multi Access PDN connectivity and IP Flow Mobility:マルチアクセスPDN接続性及びIPフローモビリティ)では、専用リソースを求めるサービスを搬送するために潜在的に使用することができるはずの複数のアクセスタイプが提供され得る。あるサービスが複数のアクセスタイプにわたって提供されることを許される場合には、PCRFは例えば、これを許容されるアクセスタイプのリストとしてルールにおいて表示することもできる。
【0033】
第1に、図4〜6を参照して、オンパスPCCにおけるリソース予約の例を示す。オンパスPCCでは、PCEFがサービスのためのリソースを予約する。さらに、オンパスではPCCルールが使用される。第2に、図7〜9を参照して、オフパスPCCにおけるリソース予約の例を示す。オフパスPCCでは、BBERFがサービスのためのリソースを予約する。さらに、オフパスではQoSルールが使用される。
【0034】
例に示すように、リソース予約はオンパスとオフパスとの両方において2つの異なるやり方で行うことができる。順次リソース予約において、PCEF10は、複数のアクセスにおいて求められたリソースの予約をシーケンシャルに要求する。並列リソース予約において、PCEFは、複数のアクセスにおいて求められたリソースの予約をパラレルに要求する。
【0035】
またやはり例に示すように、PCCルールは、シーケンシャル及びパラレルの双方の予約について、複数のアクセス内のリソースの予約を要求することを許容し得る。順次予約では、ルールは、選択肢として、ただ1つの(第1の)アクセス内のリソースの予約を要求することも許容してもよい。これを以下においてさらに説明する。
【0036】
例に示すように、順次予約におけるPCCルールが複数のアクセスにおいてリソースの予約を要求することを許容するときに、リソース予約の要求は優先度順に実行され得る。そうではなくルールが、ただ1つのアクセスにおいてリソースの予約を要求することを許容するときに、PCEFは、最初のアクセスにおいて求められたリソースの予約を要求し得る。次いでPCEFは、ある次のアクセスにおいて求められたリソースの予約を、上記次のアクセスへのアクセスを許可する新しいルールを受信した後で引き続き要求する。次いでPCRFは、次のアクセスを優先度順に選択し得る。
【0037】
PCCルールが複数のアクセスにおける予約を許容するとき、PCEF10はまず、最高の優先度を有するアクセスにおけるサービスについてリソースを予約しようとする。これに失敗した場合には、次に高い優先度を有するアクセスタイプが試行されるはずであり、以下同様である。正常なリソース割当てが行われているときに、PCEFは、PCCルールについてのアクセスタイプの結果を折り返しPCRF13へ報告する。順次予約は、例えば、多少長い遅延が許容されるときのサービスセットアップにおいて適当であろう。
【0038】
並列リソース予約は、例えば、サービスセットアップ時間が順次リソース予約を許容しないときなどに使用されてよい。その場合、同時に同じサービスについて複数のアクセスにおいてリソースを予約しようとする試みが行われ得る。並列リソース予約において、リソースが複数のアクセスにおいて利用可能であるときに、その手順は、単一のアクセスが優先度順に利用可能なリソースの中から選択されるものとすることができる。これを並列予約に関連する例において示す。PCEF10は、(例えば優先度や他のある基準に基づいて)予約に成功した場合に、1つのアクセスを選択し、選択されなかった別のアクセスにおけるリソースを解放し、次いで、選択されたアクセスをPCRFへ報告する。
【0039】
図4〜6に、オンパスPCCにおける順次及び並列リソース予約の例を示す。オンパスPCCでは、PCEFがサービスのためのリソースを予約する。さらに、オンパスではPCCルールが使用される。これらの例では、UE14は2つの異なるアクセスタイプ、アクセスA11及びアクセスB12を使用して同じAPN(アクセスポイント名)にアクセスすることができるものと仮定する。どちらのアクセスも、専用リソースを求めるあるサービスを搬送するために使用され得る。UEが2つを上回る異なるアクセスタイプを使用してアクセスすることができる場合も本発明は含むことを、当業者は理解するであろう。
【0040】
図4に順次予約の一例を示す。この例では、複数のアクセスについて有効なPCCルールがPCEF10にインストールされる。この例では、以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたPCCルールをPCEF10に提供する。PCCルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを求める。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2.PCEFは、アクセスAにおいて求められたリソースの予約を要求する。
3.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
4.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。これが成功した場合には、ステップ5から7がスキップされ、ステップ8でアクセスタイプAが折り返しPCRFへ報告される。
5.アクセスAにおける予約が成功しなかった場合には、PCEFはアクセスBにおいてリソースを引き続き要求する。
6.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
7.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。
これが成功した場合には、ステップ8でアクセスタイプBが折り返しPCRFへ報告される。これが成功しなかった場合には、ステップ8でPCEFがエラーをPCRFへ報告する。
8.PCEFが、ステップ1でインストールされたPCCルールについて、リソース予約の結果を報告する。この情報に基づいて、PCRFは次の動作(例えば、課金キー/レーティンググループを変更するなど)を開始し得る。
【0041】
図5に順次予約の別の例を示す。この例では、1つのアクセスについてのみ有効なPCCルールがPCEF10にインストールされる。リソース予約が失敗した場合、PCRF13は別のアクセスについて同じPCCルールをインストールする。よってこの選択肢は、図4による例と比べて、PCEFに対する要求が少ない(PCRFに対する要求が多い)。この例では以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたPCCルールをPCEF10に提供する。PCCルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを求める。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2.開始されたPCEFが、アクセスAにおいて求められたリソースの予約を要求する。
3.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
4.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。
5.リソース予約の結果が折り返しPCRFに報告される。結果が成功であった場合には、使用事例はここで終了する。
6.アクセスAにおける予約が成功しなかった場合には、PCRFは、ステップ1の場合と同じサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたPCCルールを提供するが、今度は、PCCルールにおいてアクセスタイプBが許可される。
7.PCEFが次に、アクセスBにおいてリソースを要求する。
8.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
9.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。
10.PCEFが、ステップ6でインストールされたPCCルールについて、リソース予約の結果を報告する。
【0042】
図6に並列予約の一例を示す。複数のアクセスについて有効なPCCルールがPCEF10にインストールされる。以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたPCCルールをPCEF10に提供する。PCCルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを要求する。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2a及び2b.PCEFが、同時にアクセスA及びBにおいて求められたリソースの予約を要求する。注:PCEFはアクセスタイプごとにトラフィックマッピング情報を提供する。包含されるフィルタは、各アクセスについて同じであってよいが、UE/MSにおけるトラフィックマッピング競合を回避するために、優先度により分離される。
3a及び3b.個々のアクセスにおけるリソースが、割り当てられ、事前に割り当てられ、又は調べられる。
4a及び4b.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。
5a及び5b.次いで、PCEFにおいて、AとBのどちらのアクセスを使用すべきかの判定が行われる。リソース要求が完了する。これは、a)事前割当てリソースをコミットすること、b)調査により肯定的な結果が与えられたアクセスにおいてリソースを割り当てること、c)使用されるべきでないと判定されたアクセスにおける事前割当て又は割当てリソースのロールバック/解放を要求することを含み得る。PCEFは、求められる場合には、選択されたアクセス(即ち、アクセスA又はアクセスB)においてトラフィックマッピング情報を更新し得る。
6a及び6b.PCEFによって提供される様々な決定が、アクセスA及びアクセスBによって実施される。
7a及び7b.予約要求の結果が折り返しPCEFに伝えられる。
8.PCEFが、ステップ1でインストールされたPCCルールについて、リソース予約の結果を報告する。リソースを予約することができた場合には、PCEFは選択されるアクセスタイプをPCRFへ報告する。リソースがアクセスAに、又はアクセスBにインストールできなかった場合には、PCEFがエラーをPCRFへ報告する。この情報に基づいてPCRFは、次の動作(例えば、課金キー/レーティンググループを変更するなど)を開始し得る。
【0043】
図7〜9に、オフパスPCCにおける順次及び並列リソース予約の例を示す。オフパスPCCでは、BBERFがサービスのためのリソースを予約する。さらに、オフパスではQoSルールが使用される。これらの例は、多くの点で、図4〜6による例と同様である。しかし、BBERFは適用可能なPCCルールをインストールすることができないため、新しい最終ステップが導入される。
【0044】
またこれらの例では、UE14が、2つの異なるアクセスタイプ、アクセスA11とアクセスB12とを使用して、同じAPN(アクセスポイント名)にアクセスすることができるものと仮定する。どちらのアクセスも、専用リソースを求めるあるサービスを搬送するために使用され得る。UEが2つを上回る異なるアクセスタイプを使用してアクセスすることができる場合も本発明は含むことを、当業者は理解するであろう。
【0045】
図7に順次予約の一例を示す。この例では、複数のアクセスについて有効なQoSルールがBBERF10にインストールされる。この例では以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたQoSルールをBBERF19に提供する。QoSルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを求める。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2.開始されたBBERFが、アクセスAにおいて求められたリソースの予約を要求する。
3.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
4.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。これが成功した場合には、ステップ5から7がスキップされ、ステップ8でアクセスタイプAが折り返しPCRFへ報告される。
5.アクセスAにおける予約が成功しなかった場合には、BBERFはアクセスBにおいてリソースを引き続き予約する。
6.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
7.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。これが成功した場合には、ステップ8でアクセスタイプBが折り返しPCRFに報告される。これが成功しなかった場合には、ステップ8でBBERFがエラーをPCRFへ報告する。
8.BBERFが、ステップ1でインストールされたQoSルールについて、リソース予約の結果を報告する。
9.PCRFが、規格に従ってPCEF10に適用可能なPCCルールをインストールする。
10.PCEFが、折り返しインストール手順の結果を報告する。
【0046】
図8に順次予約の別の例を示す。この例では、1つのアクセスについてのみ有効なQoSルールがBBERF19にインストールされる。リソース予約が失敗した場合、PCRF13は、別のアクセスについて同じQoSルールをインストールする。このQoSルールは、異なるアクセスについて異なるBBERFにインストールされ得ることに留意されたい。よってこの選択肢は、図7による例と比べて、BBERFに対する要求が少ない(PCRFに対する要求が多い)。この例では、以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたQoSルールをBBERF19に提供する。QoSルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを要求する。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2.開始されたBBERFが、アクセスAにおいて求められたリソースの予約を要求する。
3.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
4.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。
5.リソース予約の結果が折り返しPCRFに報告される。結果が成功でなかった場合には、使用例はステップ11に進む。
6.アクセスAにおける予約が成功しなかった場合には、PCRFが、ステップ1の場合と同じサービスデータフローについて新しい、又は更新されたQoSルールを提供するが、今度は、QoSルールにおいてアクセスタイプBが許可される。
7.BBERFは次に、アクセスBにおいてリソースを要求する。これは、アクセスAにおいてリソースを要求するために使用されたBBERFとは異なるBBERFである可能性もあることに留意されたい(これは図には示されていない)。
8.リソースが利用可能である場合には、リソースが当該アクセスにおいて予約される。
9.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。
10.BBERFが、ステップ6でインストールされたQoSルールについて、リソース予約の結果を報告する。
11.PCRFが、規格に従ってPCEF10へ適用可能なPCCルールをインストールする。
12.PCEFが、折り返しインストール手順の結果を報告する。
【0047】
図9に並列予約の一例を示す。複数のアクセスについて有効なQoSルールがBBERF19にインストールされる。以下のステップが実行される。
1.PCRF13が、あるサービスデータフローについて、新しい、又は更新されたQoSルールをBBERF19に提供する。QoSルールは、アクセスネットワークにおいて予約されるべき専用リソースを要求する。サービスは、さらに、アクセスタイプA11とアクセスタイプB12の両方について許可されるが、アクセスタイプAの方が好ましい。
2a及び2b.BBERFが、同時にアクセスA及びBにおいて求められたリソースの予約を要求する。BBERFは、アクセスタイプごとにトラフィックマッピング情報を提供する。包含されるフィルタは、各アクセスについて同じであってよいが、UE/MSにおけるトラフィックマッピング競合を回避するために、優先度により分離される。
3a及び3b.個々のアクセスにおけるリソースが、割り当てられ、事前に割り当てられ、又は調べられる。
4a及び4b.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。
5a及び5b.次いで、BBERFにおいて、AとBのどちらのアクセスを使用すべきかの判定が行われる。リソース要求が完了する。これは、a)事前割当てリソースをコミットすること、b)調査により肯定的な結果が与えられたアクセスにおいてリソースを割り当てること、c)使用されるべきでないと判定されたアクセスにおける事前割当て又は割当てリソースのロールバック/解放を要求することを含み得る。BBERFは、求められる場合には、選択されたアクセス(即ち、アクセスA又はアクセスB)においてトラフィックマッピング情報を更新し得る。
6a及び6b.BBERFによって提供される様々な決定が、アクセスA及びアクセスBによって実施される。
7a及び7b.予約要求の結果が折り返しBBERFに伝えられる。
8.BBERFが、ステップ1でインストールされたQoSルールについて、リソース予約の結果を報告する。リソースを予約することができた場合には、BBERFは選択されるアクセスタイプをPCRFへ報告する。リソースがアクセスAに、又はアクセスBにインストールできなかった場合には、BBERFがエラーをPCRFへ報告する。
9.PCRFが、規格に従ってPCEFへ適用可能なPCCルールをインストールする。
10.PCRFが、折り返しインストール手順の結果を報告する。
【0048】
本発明は、図4〜9に図示し、前述した例だけに限定されるものとみなされるべきではない。添付の特許請求の範囲内においていくつかのさらに別の変形及び改変が可能である。例えば、順次と並列のリソース要求の組み合わせを考慮することもできるはずである。例えば、並列予約が2つの最高優先度のアクセスについて実行され、それに失敗した場合には、順次予約が次の2つのアクセスについて実行されるなどである。さらに、提示した発明は、初期接続セットアップ時においても、モビリティ/ハンドオーバ状況においても使用されることが可能である。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(14)とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするための方法であって:
リソース予約デバイス(10,19)が、前記サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、ポリシー制御ノード(13)から受信(15)するステップと、
前記リソース予約デバイス(10,19)が、前記予約命令により求められた前記リソースの予約の結果を前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(16)するステップと、
を含み、
前記リソース予約デバイス(10,19)が、複数のアクセス(11,12)において、前記予約命令により求められた前記リソースの予約を要求(17)するステップと、
前記リソース予約デバイス(10,19)が、前記リソースを有効化する選択される単一のアクセス(11,12)を、当該アクセス(11,12)が選択された際に、前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(18)するステップと、
を特徴とする方法。
【請求項2】
受信される前記予約命令は、どの1つ又は複数のアクセス(11,12)からのリソースの予約を前記リソース予約デバイス(10,19)が要求すべきかの情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記予約命令は、ポリシー及び課金制御ルールにおいて構成され、前記リソース予約デバイスは、ポリシー制御及び実施機能(10)において構成される、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
前記予約命令は、サービス品質ルールにおいて構成され、前記リソース予約デバイスは、ベアラバインディング及びイベント報告機能(19)において構成される、請求項1〜2のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記予約命令は、複数のアクセスにおいてリソースの予約を要求することを許容する、先行する請求項のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
リソース予約の前記要求は優先度順に実行される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記リソース予約デバイス(10,19)は、前記複数のアクセス(11,12)において求められたリソースの予約を、順次要求する、請求項5〜6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記リソース予約デバイス(10,19)は、前記複数のアクセス(11,12)において求められたリソースの予約を、並列的に要求する、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
リソースが複数のアクセス(11,12)において利用可能である場合に、前記単一のアクセスが優先度順に前記利用可能なリソースの中から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記予約命令は、最初のアクセス(11,12)だけにおいてリソースの予約を要求することを許容する、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記リソース予約デバイス(10,19)は、前記最初のアクセス(11,12)において求められたリソースの予約を要求し、ある次のアクセス(11,12)において求められたリソースの予約を、前記次のアクセスへのアクセスを許可する新しい予約命令を受信した後で引き続き要求する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記次のアクセス(11,12)は優先度順に選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ユーザ機器(14)とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合されるリソース予約デバイス(10,19)であって、
前記サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、ポリシー制御ノード(13)から受信(15)し、
前記予約命令により求められた前記リソースの予約の結果を前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(16)する
ようにさらに適合され、
複数のアクセス(11,12)において、前記予約命令により求められた前記リソースの予約を要求(17)し、
前記リソースを有効化する選択される単一のアクセス(11,12)を、当該アクセス(11,12)が選択された際に、請求項16〜17のいずれかに記載の前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(18)する、
ようにさらに適合されることを特徴とする、リソース予約デバイス(10,19)。
【請求項14】
前記リソース予約デバイスは、ポリシー制御及び実施機能(10)において構成される、請求項13に記載のリソース予約デバイス(10,19)。
【請求項15】
前記リソース予約デバイスは、ベアラバインディング及びイベント報告機能(19)において構成される、請求項13〜14のいずれかに記載のリソース予約デバイス。
【請求項16】
ユーザ機器(14)とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合されるポリシー制御ノード(13)であって、
前記サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、リソース予約デバイス(10,19)に送信し、
前記予約命令により求められた前記リソースの予約の結果に関して前記リソース予約デバイスから報告を受信する
ようにさらに適合され、
前記リソースを有効化する選択される単一のアクセス(11,12)に関して当該アクセス(11,12)が選択された際に、請求項13〜15のいずれかに記載の前記リソース予約デバイス(10,19)から報告を受信する
ようにさらに適合されることを特徴とするポリシー制御ノード(13)。
【請求項17】
前記ポリシー制御ノードは、ポリシー及び課金ルール機能(13)において構成される、請求項16に記載のポリシー制御ノード(13)。
【請求項18】
ユーザ機器(14)とマルチアクセス環境内のゲートウェイとの間のサービスデータフローについてのリソース割当てを可能とするように適合されるシステムであって、
前記システム内のリソース予約デバイス(10,19)は、
前記サービスデータフローについて予約されるべき専用アクセスリソースを求める予約命令を、請求項16〜17のいずれかに記載のポリシー制御ノード(13)から受信(15)し、
前記予約命令により求められた前記リソースの予約の結果を前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(16)する
ように適合され、前記システム内の前記リソース予約デバイスは、
複数のアクセス(11,12)において、前記予約命令により求められた前記リソースの予約を要求(17)し、
前記リソースを有効化する選択される単一のアクセス(11,12)を、当該アクセス(11,12)が選択された際に、前記ポリシー制御ノード(13)へ報告(18)する、
ようにさらに適合される、
ことを特徴とするシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2013−509057(P2013−509057A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534548(P2012−534548)
【出願日】平成21年10月21日(2009.10.21)
【国際出願番号】PCT/EP2009/063814
【国際公開番号】WO2011/047719
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.GSM
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】