説明

メラノコルチン−4受容体作用薬としてのアシル化ピペリジン誘導体

ある種の新規なN−アシル化ピペリジン誘導体は、ヒトメラノコルチン受容体(群)の作用薬であり、及び特にヒトメラノコルチン−4受容体(MC−4R)の選択的作用薬である。従って、これらは、MC−4Rの活性化に応答性である疾患及び異常症、例えば、肥満症、糖尿病、勃起機能不全及び女性性機能不全を含む性機能不全の、治療、制御又は予防のために有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I:
【化1】

[式中、Rは、
(1)水素、
(2)アミジノ、
(3)−C1−4アルキルイミノイル、
(4)−C1−8アルキル、
(5)−(CH−C3−7シクロアルキル、
(6)−(CHヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH−フェニル、
(8)−(CH−ナフチル、及び
(9)−(CH−ヘテロアリール
(但し、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、置換されていなく又はRから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されており、及びアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルは、置換されていない又はR及びオキソから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、
は、
(1)フェニル、
(2)ナフチル、及び
(3)ヘテロアリール、
(但し、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、置換されていない又はRから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、
それぞれのRは、独立して、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CH−フェニル、
(3)−(CH−ヘテロアリール、
(4)−(CHヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH3−7シクロアルキル、
(6)ハロゲン、
(7)−OR
(8)−(CHC≡N、
(9)−(CHN(R
(10)−(CHC(O)N(R
(11)−(CHC(O)NRN(R
(12)−(CHC(O)NRNRC(O)R、及び
(13)−(CHCF
(但し、フェニル及びヘテロアリールは、置換されていない又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、及びR中のアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及びメチレン(CH)炭素原子のいずれも、置換されていなく若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されており、又は同じ炭素原子上の2個のR置換基は、この炭素原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成し、

(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキル、
(3)−OC1−6アルキル、及び
(4)−(CHN(R)C(O)R
からなる群から選択され、
は、
(1)−CF
(2)−C1−6アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−C2−8アルキニル、
(5)−OC1−8アルキル、
(6)−(CH3−7シクロアルキル、
(7)−(CHヘテロシクロアルキル、
(8)−(CH−フェニル、
(9)−(CH−ナフチル、
(10)−(CH−ヘテロアリール、及び
(11)−(CH3−7ビシクロアルキル
(但し、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、置換されていない又はRから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されており、及びアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及びビシクロアルキルは、置換されていない又はR及びオキソから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、及びR中のいずれのメチレン(CH)も、置換されていない又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ及びC1−4アルキルから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されており、

(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、及び
(3)−OC1−6アルキル
からなる群から選択され、
は、
(1)−(CHN(R
(2)−(CHNRC(O)R
(3)−(CHOR
(4)−(CHC≡N、
(5)−(CHC(O)OR
(6)−(CHC(O)N(R
(7)−(CHNRC(O)N(R
(8)−(CHNRC(O)ヘテロアリール、
(9)−(CHヘテロアリール、
(10)−(CHNRS(O)
(11)−(CHSR、及び
(12)−(CHS(O)
(但し、ヘテロアリールは、置換されていない又はC1−4アルキルから選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、及びR中のメチレン(CH)のいずれも、置換されていない若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ及びC1−4アルキルから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されており又はR中のメチレン(CH)のいずれか上の2個のC1−4アルキル置換基は、これらが結合している原子と一緒に、任意に、O、S、−NH及び−NC1−4アルキルから選択された追加のヘテロ原子を含有する、3、4、5若しくは6員環を形成し、
それぞれのRは、独立して、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−(CH3−7シクロアルキル、
(5)−(CHヘテロシクロアルキル、
(6)−(CH−フェニル、及び
(7)−(CH−ヘテロアリール
からなる群から選択され、
それぞれのRは、独立して、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−C2−8アルケニル、
(3)−(CH−フェニル、
(4)−(CH−ナフチル、
(5)−(CH−ヘテロアリール、
(6)−(CHヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH3−7シクロアルキル、
(8)ハロゲン、
(9)−OR
(10)−(CHOC(O)R
(11)−(CHOC(O)R
(12)−(CHC(O)OR
(13)−(CHC≡N、
(14)NO
(15)−(CHN(R
(16)−(CHC(O)N(R
(17)−(CHNRC(O)R
(18)−(CHNRC(O)OR
(19)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(20)−(CHNRC(O)N(R
(21)−(CHC(O)NRN(R
(22)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(23)−(CHNRS(O)
(24)−(CHS(O)N(R
(25)−(CHS(O)
(26)−O(CHC(O)N(R
(27)−(CHCF、及び
(28)−O(CHCF
(但し、アルケニル、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、置換されていない又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、及びR中のアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及びメチレン(CH)炭素原子のいずれも、置換されていない若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されており又は同じ炭素原子上の2個のR置換基は、この炭素原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成し、
rは1又は2であり、
sは0、1又は2であり、
nは0、1、2、3又は4であり、及び
pは0、1又は2である。]
の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項2】
が、−C1−4アルキル及び−(CH0−1ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、Rが、置換されていない又はRから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されたフェニルであり、Rが水素であり、Rが水素である、請求項1に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項3】
が、−CF、−C1−6アルキル、−(CH3−7シクロアルキル、−(CHフェニル(但し、フェニルは、置換されていなく又はRから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されており、及びアルキル及びシクロアルキルは、置換されていない又はR及びオキソから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている)からなる群から選択され、及びR中のあらゆるメチレン(CH)のいずれも、置換されていない又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ及びC1−4アルキルから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項4】
示されるトランス相対立体化学配置の構造式IIa又はIIb:
【化2】

(式中、Rは、水素、−C1−4アルキル、−(CH0−1ヘテロシクロアルキル及び(CH0−1フェニルからなる群から選択され、
、R、R、R、R、R、r、s、n及びpは、請求項1に於いて定義された通りであり、及び
それぞれのR10は、独立して、
(1)水素
(2)−C1−8アルキル、
(3)−C2−8アルケニル、
(4)−(CH−フェニル、
(5)−(CH−ナフチル、
(6)−(CH−ヘテロアリール、
(7)−(CHヘテロシクロアルキル、
(8)−(CH3−7シクロアルキル、
(9)ハロゲン、
(10)−OR
(11)−(CHC(O)R
(12)−(CHOC(O)R
(13)−(CHC(O)OR
(14)−(CHC≡N、
(15)NO
(16)−(CHN(R
(17)−(CHC(O)N(R
(18)−(CHNRC(O)R
(19)−(CHNRC(O)OR
(20)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(21)−(CHNRC(O)N(R
(22)−(CHC(O)NRN(R
(23)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(24)−(CHNRS(O)
(25)−(CHS(O)N(R
(26)−(CHS(O)
(27)−O(CHC(O)N(R
(28)−(CHCF、及び
(29)−O(CHCF
(但し、アルケニル、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、置換されていない又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から3個の置換基によって置換されている。)からなる群から選択され、及びR10中のアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及びメチレン(CH)炭素原子のいずれも、置換されていない若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択された1から2個の置換基によって置換されており又は同じ炭素原子上の2個のR10置換基は、この炭素原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成する。)
の請求項1に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項5】
【化3】

からなる群から選択された、請求項4に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項6】
【化4】

である、請求項5に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項7】
【化5】

である、請求項5に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項8】
【化6】

である、請求項5に記載の化合物又はこの医薬適合性の塩。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物及び医薬適合性の担体を含む医薬組成物。
【請求項10】
医薬適合性の塩が塩酸塩である、請求項5に記載の化合物。
【請求項11】
肥満症の治療又は予防を必要とする対象に於ける肥満症の治療又は予防のために有用である薬物の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項12】
メタボリック症候群の治療又は予防を必要とする対象に於けるメタボリック症候群の治療又は予防のために有用である薬物の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項13】
男性又は女性の性機能不全の治療又は予防を必要とする対象に於ける男性又は女性の性機能不全の治療又は予防のために有用である薬物の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項14】
男性勃起機能不全の治療又は予防を必要とする対象に於ける男性勃起機能不全の治療又は予防のために有用である薬物の製造のための、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2008−506779(P2008−506779A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522636(P2007−522636)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/025505
【国際公開番号】WO2006/020277
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】