説明

メラノコルチン受容体に特異的な化合物

【解決課題】高親和性で1以上のメラノコルチン受容体に結合するメラノコルチン受容体関連の症状又は障害の1つの治療に使用し得る化合物を提供する。
【解決手段】構造式(I)の一般式を有するメラノコルチン受容体に特異的な化合物及び本発明の化合物の使用方法。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造Iの式を有する化合物は
【化1】

又はその光学異性体、立体異性体若しくはジアステレオ異性体、又はその薬学上許容される塩であり
式中、
Xは、CH2、C=O又はC=Sであり;
1は、−L1−Jであり;
2a及びR2bの1つが−L2−Wであり、R2a及びR2bの残りが水素であり;
3は、−L3−Qであり;
1は、炭素、イオウ、酸素又は窒素から成る群から選択される1〜8の主鎖原子を含む結合又はリンカー単位であり;
Jは、置換又は非置換の芳香族炭素環式の環、置換又は非置換の非芳香族炭素環式の環、置換又は非置換の芳香族融合炭素環式の環基、環が結合又は−O−によって連結される2置換又は非置換の芳香族炭素環式の環、及び置換又は非置換の芳香族融合複素環式の環基から成る群から選択される環状構造であり、各例では環は5又は6の環原子を含み;
2は、結合又は−(CH2y−であり;
Wは、少なくとも1つのヘテロ原子が窒素又は酸素である、少なくとも1つのカチオン中心を持つヘテロ原子単位、水素結合供与体又は水素結合受容体であり;
3は、炭素、イオウ、酸素又は窒素から成る群から選択される1〜9の主鎖原子を含む結合又はリンカー単位であり;
Qは、フェニル、置換フェニル、ナフチル及び置換ナフチルから成る群から選択される芳香族炭素環式の環であり;
4a及びR4bの少なくとも1つ且つR5a及びR5bの少なくとも1つが水素であるという条件で、R4a、R4b、R5a及びR5bの1つ又は2つは、独立して−L2−W又はC1〜C6の脂肪族直鎖又は分枝鎖であり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りは水素であり;並びに
yは、各発生にて独立して1〜6である。
【請求項2】
XがCH2である請求項1の化合物。
【請求項3】
1が、−(CH2y−、−(CH2y−O−、−(CH2y−C(=O)−、−(CH2y−NH−、−(CH2y−NH−C(=O)−、−(CH2y−C(=O)−NH−、−(CH2y−C(=O)−O−、−(CH2y−S−、−(CH2y−SO2−NH−、−NH−C(=O)−、−NH−C(=O)−(CH2y−、−NH−SO2−(CH2y−、−NH−(CH2y−、−NH−(CH2y−O−、−SO2−(CH2y−、−C(=O)−NH−、−C(=O)−NH−(CH2y−、−C(=O)−(CH2y−、−C(=O)−及び−C(=O)−O−(CH2y−から成る群から選択されるリンカー単位であり、その際、yは1〜6である請求項1〜2のいずれか1項の化合物。
【請求項4】
Jが、
【化2】

から成る群から選択される置換又は非置換の環状構造である請求項1〜3のいずれか1項の化合物。
【請求項5】
Jが、直接又はエーテル結合を介して結合されるヒドロキシル基、ハロゲン基、スルホンアミド基、アルキル基、又はアリール基から成る群から独立して選択される1以上の環状置換基によって置換される請求項4の化合物。
【請求項6】
2は、yが1〜4の間である(CH2yである請求項1〜5のいずれか1項の化合物。
【請求項7】
Wが、−NH2及び−NH−C(=NH)−NH2から成る群から選択される少なくとも1つのカチオン中心を持つヘテロ原子単位である請求項1〜6のいずれか1項の化合物。
【請求項8】
Wが、−NH−C(=O)−CH3、−C(=O)−NH−CH3、−NH−C(=NH)−NH−CH3、−NH−C(=NH)−NH−CH2−CH3、−NH−C(=NH)−NH−CH2−CH2−CH3、−NH−C(=NH)NH2、−NH−C(=O)−O−CH3、−NH−C(=O)−CH3、−NH−C(=O)−NH2、−NH−C(=O)−NH−CH3、−NH−SO2−NH2、−NH−SO2−CH3、−C(=O)−NH2、−OH、
【化3】

から成る群から選択される、少なくとも1つのカチオン中心を持つヘテロ原子単位、水素結合供与体、又は水素結合受容体である請求項1〜7のいずれか1項の化合物。
【請求項9】
3が、−(CH2y−、−(CH2y−O−、−(CH2y−O−C(=O)−、−(CH2y−N(R6a,R6b)、−(CH2y−NR6a−C(=O)−、−(CH2y−CH(NR6a,R6b)−(CH2y−、−(CH2y−C(=O)−CH(NR6a,R6b)−(CH2y−、−(CH2y−C(=O)−、−(CH2y−C(=O)−NH−、−(CH2y−CH(CH3)−O−、−(CH2y−CH(CH3)−C(=O)−、−(CH2y−C(=O)−O−、−(CH2y−C(=O)−S−、−(CH2y−S−、−(CH2y−S−S−、−(CH2y−SO2−NH−、−NH−C(=O)−、−NH−C(=O)−(CH2y−、−NH−SO2−(CH2y−、−NH−(CH2y−、−NH−(CH2y−O−、−NH−(CH2y−NH−、−NH−(CH2y−NH−C(=O)−、−NH−(CH2y−C(=O)−NH−、−NH−(CH2y−S−、−NH−(CH2y−S−S−、−NH−(CH2y−C(=O)、−SO2−(CH2y−、−C(=O)−(CH2y−C(=O)−、−C(=O)−(CH2y−C(=O)−NH−、−C(=O)−(CH2y−NH−C(=O)−、−C(=O)−NH−、−C(=O)−NH−(CH2y−、−C(=O)−CH(NR6a,R6b)−(CH2y−、−C(=O)−(CH2y−O−、−C(=O)−CH(CH3)−O−、−C(=O)−CH(CH3)−NH−、−C(=O)−CH(CH3)−NH−C(=O)−、−C(=O)−(CH2y−CH(NR6a,R6b)−、−C(=O)−(CH2y−CH(NR6a,R6b)−(CH2y−、−C(=O)−(CH2y−CH(NHR6a,R6b)−C(=O)−、−C(=O)−(CH2y−S−、−C(=O)−(CH2y−S−S−、−C(=O)−、−C(=O)−O−(CH2y−、
【化4】

から成る群から選択されるリンカー単位であり、
その際、R6a及びR6bはそれぞれ、水素、R7及びR7−R8から成る群から選択され、R7は、R8が存在すれば、R7はアミノ酸残基であるという条件で、アミノ酸残基又はアミンキャッピング基であり、R8は、H又はアミンキャッピング基であり、任意のリンカー単位が2つのy指標値を含む場合、そのようなy指標値の合計が2〜6であるという条件で、yは1〜6である請求項1〜7のいずれか1項の化合物。
【請求項10】
アミノ酸残基が、Abu、2−Abz、3−Abz、4−Abz、Achc、Acpc、Aib、Amb、Arg(Tos)、Asp(アニリノ)、Asp(3−Cl−アニリノ)、Asp(3,5−ジCl−アニリノ)、11−Aun、AVA、ベータ−hHyp(Bzl)、Cha、Chg、Cmpi、Disc、Dpr(ベータ−Ala)、GAA、GBzA、B−Gpa、GVA(Cl)、His、hSer、Ser(Bzl)、Tic、hHyp、Hyp(Bzl)、Inp、2−ナフチルアセチル、(Nlys)Gly、OcHx、Pip、4−フェニルPro、5−フェニルPro、Pyr、Sar、Tle、Tiq、Atc、Igl、Hyp(2−ナフチル)、Hyp(フェニル)、2−Aic、Idc、1−Aic、ベータ−ホモSer(Bzl)、Ser(2−ナフチル)、Ser(フェニル)、Ser(4−Cl−フェニル)、Ser(2−Cl−フェニル)、Thr(Bzl)、Tic、ベータ−ホモThr(Bzl)、Thr(2−ナフチル)、Thr(フェニル)、Thr(4−Cl−フェニル)及びThr(2−Cl−フェニル)、Nle、Leu、Ile、Val及びベータ−Alaから成る群から選択されるL−アミノ酸である請求項9の化合物。
【請求項11】
アミンキャッピング基が、メチル、ジメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、アリル、シクロプロパンメチル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、アセチル、プロピオニル、ブタノイル、フェニルアセチル、シクロヘキシルアセチル、ナフチルアセチル、シナモイル、フェニル、ベンジル、ベンゾイル、12−アド、7’−アミノヘプタノイル、6−Ahx、Amc及び8−Aocから成る群から選択される請求項9の化合物。
【請求項12】
アミンキャッピング基が、100〜10,000の式分子量を持つポリエチレングリコールである請求項9の化合物。
【請求項13】
Qは、
【化5】

であることができ、式中、R9a及びR9bは、任意の環状置換基であり、1又は双方が存在する場合、同一であり又は異なっており、独立して、直接又はエーテル結合を介して結合されるヒドロキシル基、ハロゲン基、アルキル基、又はアリール基である請求項1〜12のいずれか1項の化合物。
【請求項14】
9a及びR9bの少なくとも1つが−CH3及び−OCH3から成る群から選択されるアルキルである請求項13の化合物。
【請求項15】
9a及びR9bの少なくとも1つが、−Cl及び−CF3から成る群から選択されるハロゲンである請求項13の化合物。
【請求項16】
4a、R4b、R5a及びR5bの1つが、C1〜C6の脂肪族直鎖又は分枝鎖である請求項1〜15のいずれか1項の化合物。
【請求項17】
4a又はR4bの1つ及びR5a又はR5bの1つが、C1〜C6の脂肪族直鎖又は分枝鎖である請求項1〜15のいずれか1項の化合物。
【請求項18】
1〜C6の脂肪族直鎖又は分枝鎖は、メチル及びイソブチルから成る群から選択される請求項16の化合物。
【請求項19】
Xが、CH2であり;
1が、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−C(=O)−CH2−、−C(=O)−(CH22−及び−C(=O)−(CH23−から成る群から選択されるリンカー単位であり;
Jは、ナフチル、フェニル、置換フェニル、インドール及び置換インドールから成る群から選択される環状構造であり;
2は、(CH23であり;
Wは、NH−C(=NH)−NH2であり;
3は、−C(=O)−(C−NR6a,R6b)−(CH2y−、−C(=O)−(CH2y−及び−(CH2y−(C−NR6a,R6b)−(CH2y−から成る群から選択されるリンカー単位であり;
Qは、フェニル、置換フェニル及びナフチルから成る群から選択される芳香族炭素環式の環であり;
4a、R4b、R5a及びR5bの1つはメチル又はイソブチルであり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りは水素であり;
6a及びR6bはそれぞれ、水素及びR7から成る群から独立して選択され、並びに
7は、アセチル、メチル、ジメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ベンジル、ベンゾイル、ヘキサノイル及びポリエチレングリコールから成る群から選択される請求項1の化合物。
【請求項20】
薬学上許容されるその塩が、
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−6(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(S)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−6(S)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2−クロロ−4−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(S)−イソブチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−イソブチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(3,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−メチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[4−(4−クロロ−フェニル)−ピロリジン−3−カルボニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{1(R)−(4−クロロ−2−ジメチル−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−(3−フェニル−プロピル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−(2−p−トリル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−(2−1H−インドール−3−イル−アセチル)−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−(2−1H−インドール−3−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−(2−1H−インドール−3−イル−ブチリル)−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)]−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−[2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−メトキシ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[3−(4−クロロ−フェニル)−2(R)−ジメチルアミノ−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[3−(4−クロロ−フェニル)−2(R)−メチルアミノ−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[3−(4−クロロ−フェニル)−2(R)−ジエチルアミノ−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[3−(4−クロロ−フェニル)−2(R)−イソプロピルアミノ−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル]−5(R)−イソブチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−イソブチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル]−1(R)−ナフタレン−2−イルメチル−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{1(R)−(2,4−ジメチル−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−(3H−イミダゾール−4−イルメチル)−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−4−(4−イミダゾール−1−イル−ベンジル)−5(R)−メチル−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イル]−1(R)−ナフタレン−2−イルメチル−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{2−[4−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−2(R)−メチル−ピペラジン−1−イル]−1(R)−ナフタレン−2−イルメチル−2−オキソ−エチル}−メタンスルホンアミド;
N−{2−[4−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−2(R)−メチル−ピペラジン−1−イル]−1(R)−ナフタレン−2−イルメチル−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−ジメチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{1(R)−(2,4−ジメチル−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
2(S)−アミノ−N−{1(R)−(2,4−ジメチル−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノープロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル}−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−プロピオンアミド;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−プロピオニル]−6(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−3(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−[2−[4−[2(R)−アセチルアミノ−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−2(S),5(S)−ビス−(3−グアニジノ−プロピル)−ピペラジン−1−イル]−1(R)−(4−クロロ−ベンジル)−2−オキソ−エチル]−アセトアミド;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−オキソ−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−3−オキソ−4−フェネチル−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−4−[2−(1H−インドール−3−イル)−エチル]−5(R)−メチル−3−オキソ−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−オキソ−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
2(S)−アミノ−N−{1(R)−(4−クロロ−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−オキソ−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル}−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−プロピオンアミド;
2(S)−アミノ−N−{1(R)−(2,4−ジメチル−ベンジル)−2−[2(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル}−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−プロピオンアミド;
N−{3−[1−[2(R)−(PEG−アミノ)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−オキソ−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−(PEG−アミノ)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピ
オニル]−5(R),6(R)−ジメチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−(PEG−アミノ)−3−(4−クロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−エチル)−3−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{2−[4−(2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−2−イル−プロピオニル)−5(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−2(R)−メチル−ピペラジン−1−イル]−1(R)−ベンジル−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−{2−[4−(2(R)−アミノ−3−(2,4−ジメチル−フェニル)−2−イル−プロピオニル)−5(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−2(R)−メチル−ピペラジン−1−イル]−1(R)−(3−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−3−イルメチル)−2−オキソ−エチル}−アセトアミド;
N−1(R)−ベンジル−2−[4−[3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(S)−(3−グアニジノ−プロピル)−2(R)−メチル−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エチル]−アセトアミド;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−フェニルアセチル−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(3−フェニル−プロピオニル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[2(R)−アミノ−3−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−(4−フェニル−ブチリル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−[3−(2,4−ジクロロ−フェニル)−プロピオニル]−5(R)−メチル−4−フェニルアセチル−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−2−フェニル−アセチル)−5(R)−メチル−4−(3−フェニル−プロピオニル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジン;及び
N−{3−[1−(2(R)−アミノ−3−ナフタレン−2−イル−プロピオニル)−5(R)−イソブチル−4−(2−ナフタレン−2−イル−アセチル)−ピペラジン−2(S)−イル]−プロピル}−グアニジンから成る群から選択される請求項1の化合物。
【請求項21】
構造IIの式の請求項1の化合物:
【化6】

式中、R10は、H又は=Oであり;
Zは、N、NH、CH、CH2又はN−CH3であり;
11、R12、R13及びR14は、R11及びR12、又はnが1であればR12及びR13のいずれかが芳香族又は非芳香族の炭素環式の環を構成することができるという条件付で、独立して水素、又はC1〜C6の直鎖又は分枝鎖であり;
15、R16及びR19は、独立して直接又はエーテル結合を介して結合される水素、又はヒドロキシル基、ハロゲン基、アルキル基又はアリール基であり、
17及びR18は、独立して直接又はエーテル結合を介して結合される水素、又はヒドロキシル基、ハロゲン基、アルキル基又はアリール基であり、或いは一緒になって融合芳香族環を構成し、
20は、水素、又は適宜、少なくとも1個のNを含有するC1〜C6の脂肪族の直鎖若しくは分枝鎖であり、
21は、適宜、存在せず、又はもし存在すれば、C1〜C6の脂肪族の直鎖若しくは分枝鎖であり、
22a及びR22bは、R20と、R22a及びR22bの1つとが非芳香族の複素環を形成できるという条件付きで、独立して水素又はC1〜C6の脂肪族の直鎖若しくは分枝鎖であり、
mは0〜6であり、
nは0又は1であり、並びに
点線は、任意の二重結合である。
【請求項22】
5a及びR5bの1つが、(R)配置のC1〜C6の脂肪族の直鎖又は分枝鎖であり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りが水素である請求項1、19又は21のいずれか1項の化合物。
【請求項23】
5a及びR5bの1つが、(R)−メチル又は(R)−イソブチルであり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りが水素である請求項19の化合物。
【請求項24】
1が−CH2−、−(CH22−及び−(CH23−から成る群から選択される請求項22の化合物。
【請求項25】
化合物が、メラノコルチン4受容体に高親和性で結合し、メラノコルチン4受容体にて固有の活性を示す請求項22、23又は24のいずれか1項の化合物。
【請求項26】
請求項22、23又は24のいずれか1項の化合物、又は薬学上許容できるその塩及び薬学上許容できるキャリアを含む医薬組成物。
【請求項27】
治療上有効量の、請求項26の医薬組成物を投与することを含む、肥満又は摂食障害の治療方法。
【請求項28】
(R)配置のC1〜C6の脂肪族の直鎖又は分枝鎖であり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りが水素であり、L1が−C(=O)−CH2−、−C(=O)−(CH22−及び−C(=O)−(CH23−から成る群から選択される請求項1、19又は21のいずれか1項の化合物。
【請求項29】
5a及びR5bの1つが、(R)−メチル又は(R)−イソブチルであり、R4a、R4b、R5a及びR5bの残りが水素であり、L1が−C(=O)−CH2−、−C(=O)−(CH22−及び−C(=O)−(CH23−から成る群から選択される請求項19の化合物。
【請求項30】
化合物が、メラノコルチン4受容体にてアゴニスト又は部分アゴニストである請求項28又は29のいずれかの化合物。
【請求項31】
治療上有効量の、請求項1、19又は21のいずれかの医薬組成物を投与することを含み、化合物が、メラノコルチン4受容体に高親和性で結合し、メラノコルチン4受容体にて固有の活性を示す肥満又は摂食障害の治療方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−525369(P2006−525369A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−514263(P2006−514263)
【出願日】平成16年5月3日(2004.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/013803
【国際公開番号】WO2004/098602
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(502050279)パラチン テクノロジーズ インク. (2)
【Fターム(参考)】