説明

モバイル機器及びモバイル機器の制御方法

本発明は、モバイル機器及びモバイル機器の制御方法に関する。本発明の一実施形態によるモバイル機器は、少なくとも一つの相手のモバイル機器と通信する通信部;前記通信部によって送受信される信号を処理する信号処理部;前記信号処理部によって処理される信号に基づいて映像を表示するディスプレイ部;ユーザの入力を受信するユーザ入力部;連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワークへの参加を要請し、前記要請を受諾した前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記ユーザの入力に基づいて、前記コミュニティ動作を行うように前記通信部を制御する制御部;を含む。本発明によると、易しく速いネットワークを構成することによって、ユーザは多様なソーシャルネットワーキングを経験することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイル機器及びモバイル機器の制御方法に係り、さらに詳しくは、ユビキタス環境下で自律的で簡単にネットワークを構成して、多様なサービスを行うことができるモバイル機器及びモバイル機器の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークに連結された多数のユーザはコミュニティを形成してお互いに通信をすることができる。しかし、既存には、事前同意下に通信可能な状態でコミュニティ動作のためのネットワークが設定されることができた。即ち、サービスを提供するサーバーに接続されたユーザ間にコミュニティ動作のためのネットワークが構成されることができた。
【0003】
本発明では、ユビキタス環境下で自律的で簡単にネットワークを構成して、グループ間ネットワークを構成する方法を提示しようとする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、ユビキタス環境下で自律的で簡単にネットワークを構成して、多様なサービスを行うことができるモバイル機器及びモバイル機器の制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によるモバイル機器において、少なくとも一つの相手のモバイル機器と通信する通信部;前記通信部を通じて送受信される信号を処理する信号処理部;前記信号処理部によって処理される信号に基づいて映像を表示するディスプレイ部;ユーザの入力を受信するユーザ入力部;及び連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信し、前記要請信号に対応して受諾信号を送信した前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記ユーザの入力に基づいて、前記コミュニティ動作を行うように前記通信部を制御する制御部;を含むモバイル機器が提供される。
【0006】
前記制御部は、前記ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信した場合、前記ネットワーク参加の要請信号を送信するように前記通信部を制御することができる。
【0007】
前記コミュニティ動作は、アプリケーションを共同で実行する動作、任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作及びユーザ間にコンテンツを送受信する動作を含むことができる。
【0008】
前記コミュニティ動作は、共同でゲームを実行する動作、共同で対話する動作、任意のユーザが再生する放送を複数の相手が同時に視聴する動作及び任意のユーザが複数の相手にブロードキャスティング方式でコンテンツを送信する動作を含むことができる。
【0009】
前記制御部は、所定の範囲に存在する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器に該当モバイル機器のプロファイルの要請信号を送信するように前記通信部を制御することができる。
【0010】
前記制御部は、前記要請信号に対応して受信したプロファイルの中で、前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器を選択することができる。
【0011】
前記制御部は、前記選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストを表示するように前記ディスプレイ部を制御することができる。
【0012】
前記制御部は、前記表示された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストの中で、前記ユーザ入力部を通じて選択された相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信するように前記通信部を制御することができる。
【0013】
前記制御部は、前記ネットワーク参加の要請信号に対応して前記少なくとも一つの相手のモバイル機器から受諾信号を受信できなければ、前記少なくとも一つの前記相手のモバイル機器との連結を終了するように前記通信部を制御することができる。
【0014】
一方、本発明の他の実施形態によるモバイル機器において、少なくとも一つの相手のモバイル機器と通信する通信部;前記通信部を通じて送受信される信号を処理する信号処理部;前記信号処理部によって処理される信号に基づいて映像を表示するディスプレイ部;ユーザの入力を受信するユーザ入力部;及び連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中で任意の相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応する受諾信号を送信し、前記ユーザの入力に基づいて前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行うように前記通信部を制御する制御部;を含むモバイル機器が提供される。
【0015】
前記制御部は、前記ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信した場合、前記受諾信号を送信するように前記通信部を制御することができる。
【0016】
前記制御部は、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器からプロファイル要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応したプロファイルを送信するように前記通信部を制御することができる。
【0017】
一方、本発明のまた他の実施形態によるモバイル機器の制御方法において、連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信する段階と;前記要請信号に対応して受諾信号を送信した前記少なくとも一つの相手のモバイル機器とユーザの入力に基づいて前記コミュニティ動作を行う段階;を含むモバイル機器の制御方法が提供される。
【0018】
前記方法は、ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信する段階をさらに含むことができる。
【0019】
前記コミュニティ動作は、アプリケーションを共同で実行する動作、任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作及びユーザ間にコンテンツを送受信する動作を含むことができる。
【0020】
前記コミュニティ動作は、共同でゲームを実行する動作、共同で対話する動作、任意のユーザが再生する放送を複数の相手が同時に視聴する動作及び任意のユーザが複数の相手にブロードキャスティング方式でコンテンツを送信する動作を含むことができる。
【0021】
前記制御方法は、所定の範囲に存在する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器に該当モバイル機器のプロファイルの要請信号を送信する段階をさらに含むことができる。
【0022】
前記制御方法は、前記要請信号に対応して受信したプロファイルの中で前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器を選択する段階をさらに含むことができる。
【0023】
前記制御方法は、前記選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストをディスプレイ部に表示する段階をさらに含むことができる。
【0024】
前記制御方法は、前記ネットワーク参加の要請信号に対応して前記少なくとも一つの相手のモバイル機器から受諾信号を受信できなければ、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器との連結を終了する段階をさらに含むことができる。
【0025】
本発明のまた他の実施形態によるモバイル機器の制御方法において、連結可能な少なくとも一つの相手のモバイル機器の中で任意の相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を受信する段階と;前記ネットワーク参加の要請信号に対応する受諾信号を送信し、ユーザの入力に基づいて前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行う段階;を含むモバイル機器の制御方法が提供される。
【0026】
前記制御方法は、ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信する段階をさらに含むことができる。
【0027】
前記制御方法は、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器からプロファイル要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応したプロファイルを送信する段階をさらに含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークの概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態によるモバイル機器の構成を示すブロック図である。
【図3】コミュニティ動作のためのネットワークがアドホック(Ad−hoc)方式で連結される場合を示す図である。
【図4】コミュニティ動作のためのネットワークがインフラストラクチャー(Infrastructure)方式で連結される場合示す図である。
【図5】コミュニティ動作のためのネットワークを開設したモバイル機器に表示される画面の一例を示す図である。
【図6】ネットワークへの参加が要請されるモバイル機器に表示される画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図である。
【図8】本発明の他の実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図である。
【図9】本発明のまた他の実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図である。
【図10】本発明の一実施形態によるモバイル機器の制御過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付図面を参考して、本発明の実施形態に対して本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は、いろいろ異なる形態で具現されることができるし、ここで説明する実施形態に限定されない。本発明を明確に説明するために、説明に係らない部分は省略し、明細書全体を通じて同一または類似の構成要素に対しては同じ参照符号を付けるようとする。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークの概略的な構成を示す図である。
【0031】
ユーザが、現在、バスまたは地下鉄の内部に位置している。
【0032】
同じ空間に存在する不特定多数の相手とコミュニティ動作を行うために、ユーザは、自身のモバイル機器100を利用して、コミュニティ動作のためのネットワークを開設する。例えば、ユーザは、ゲーム実行のためのゲームルームを開設することができる。
【0033】
ユーザは、同じ空間に存在する多数の相手の中で開設されたネットワークに参加してコミュニティ動作を行う相手を探索する。具体的に、ユーザのモバイル機器100は、多数の相手のモバイル機器との通信を通じて、所定の条件に合う相手のモバイル機器を検索することができる。例えば、ユーザのモバイル機器100は、ゲームを実行している相手のモバイル機器、開設されたゲームルームで行うゲームと同じゲームを実行している相手のモバイル機器などを探索することができる。図1では、相手Aのモバイル機器110、相手Bのモバイル機器120、相手Cのモバイル機器130及び相手Dのモバイル機器140が検索される。
【0034】
ユーザは、検索された相手にネットワークへの参加を要請する。図1の場合、ユーザのモバイル機器100は、相手Aのモバイル機器110、相手Bのモバイル機器120、相手Cのモバイル機器130及び相手Dのモバイル機器140に各々ネットワークへの参加を要請する。
【0035】
この場合、相手が要請を受諾して、ネットワークに参加すれば、ユーザは、相手とコミュニティ動作を行う。即ち、図1に示すように、ユーザのモバイル機器100は、相手Aのモバイル機器110、相手Bのモバイル機器120、相手Cのモバイル機器130及び相手Dのモバイル機器140とゲームを実行する。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態によるモバイル機器の構成を示すブロック図である。
【0037】
本発明の一実施形態によるモバイル機器200は、移動端末、ラップトップ コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、MP3(MPEG Audio Layer−3)等になることができる。また、ユーザが携帯可能で、他のモバイル機器と通信することができる電子デバイスならば、本発明の一実施形態によるモバイル機器200になることができる。
【0038】
また、本発明の一実施形態によるモバイル機器200は、通信部210、信号処理部220、ディスプレイ部230、ユーザ入力部240及び制御部250を含むことができる。
【0039】
通信部210は、複数の相手のモバイル機器と通信をすることができる。
【0040】
一実施形態によれば、通信部210は、 ワイパイ(Wi−Fi)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信などを通じて、複数の相手のモバイル機器とアドホック(Ad−Hoc)ネットワークを構成することができる。このために、通信部210は、 Wi−Fi、Bluetooth(登録商標) 、 Zigbee(登録商標)通信モジュールなどを含むことができる。
【0041】
他の実施形態によれば、通信部210は、無線ラン(WLAN)通信、3G、3G Transitional、4G通信などのような移動通信などを行って、複数の相手のモバイル機器とインフラストラクチャー(Infrastructure)ネットワークを構成することができる。このために、通信部210は、WLAN通信モジュール、3G通信モジュール、3G Transitional通信モジュール及び4G通信モジュールなどを含むことができる。
【0042】
信号処理部220は、通信部210によって送受信される信号を処理することができる。具体的に、信号処理部230は、信号のインコディン、デコーディング、復調などを行うことができる。
【0043】
ディスプレイ部230は、信号処理部220によって処理される信号に基づいて映像を表示することができる。このために、ディスプレイ部230は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)、有機電気発光ダイオード(Organic Lighting Emitting Display:OLED)、またはプラズマ表示パネル(Plasma Display Panel:PDP)等の形態で具現されるディスプレイパネルを含むことができる。
【0044】
ユーザ入力部240は、ユーザの入力を受信することができる。具体的に、ユーザの入力は、コミュニティ動作のためのネットワークに関することでありうる。例えば、前記ネットワークの開設、前記ネットワークに参加する相手の検索、コミュニティ動作及び前記ネットワークの終了など少なくとも一つを含むことができる。
【0045】
この場合、ユーザ入力部240は、モバイル機器200のタッチ スクリーン、タッチパッド及びキーボタン等を通して入力されたユーザの入力を受信することができる。
【0046】
制御部250は、連結可能な複数の相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の前記相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワークへの参加を要請するように通信部210を制御することができる。また、制御部250は、ユーザから前記ユーザ入力部240を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信する場合に、前記ネットワーク参加を要請するように前記通信部を制御することができる。
【0047】
制御部250は、ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器を検索するように通信部210を制御することができる。このために、制御部250は、所定の範囲に存在する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器に該当モバイル機器のプロファイルの要請信号を送信するように前記通信部を制御することができる。ここで、前記所定の範囲ということは、前記モバイル機器を中心として既に設定された距離範囲を含むことができる。制御部250は、前記要請信号に対応して前記少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器からプロファイルを受信し、前記受信したプロファイルの中で前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する相手のモバイル機器を少なくとも一つ選択する。制御部250は、前記選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストは、ディスプレイ部230に表示されるようにする。制御部250は、前記表示された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストの中で前記ユーザ入力部240を通じて選択された相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信するように前記通信部210を制御することができる。
【0048】
一実施形態によれば、制御部250は、連結可能な複数の相手のモバイル機器にプロファイル要請信号を送信し、前記要請信号に対応して受信したプロファイルとユーザのプロファイルの一致可否を確認して、コミュニティ動作のためのネットワーク形成の候補相手のモバイル機器を決めることができる。他の実施形態によれば、制御部250は、それぞれの相手のモバイル機器にプロファイル要請信号を送信し、前記要請信号に対応して受信したプロファイルとユーザのプロファイルの一致可否を確認して、コミュニティ動作のためのネットワーク形成の候補相手のモバイル機器を決めることができる。
【0049】
前記ユーザのプロファイルは、実行中のアプリケーション、実行中のコンテンツ、選好アプリケーション及び選好コンテンツの中で少なくとも一つを含むことができる。前記アプリケーションは、ゲーム、音楽鑑賞、チャット、メッセンジャー、映画視聴及び放送視聴の中で少なくとも一つを含むことができる。前記コンテンツは、イメージ、動画、オーディオ、テキストの中で少なくとも一つを含むことができる。
【0050】
一方、コミュニティ動作は、プロファイルが互いに対応されるユーザ間に行う多様な動作でありうる。具体的に、コミュニティ動作は、アプリケーションを共同で実行する動作、任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作、ユーザ間にコンテンツを送受信する動作などを含むことができる。例えば、アプリケーションを共同で実行する動作は、複数のユーザが共にオンライン ゲームをしたり、または対話する動作などでありうる。任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作は、任意のユーザが再生する動画を複数の相手が同時に視聴する動作などでありうる。ユーザ間にコンテンツを送受信する動作は、任意のユーザが複数の相手に音楽ファイルをブロードキャスティング方式で送信する動作などでありうる。
【0051】
一実施形態によれば、コミュニティ動作のためのネットワークは、アドホック(Ad−hoc)方式で連結されることができる。これに対しては、図3に対する説明で後述する。他の実施形態によれば、コミュニティ動作のためのネットワークは、インフラストラクチャー(Infrastructure)方式で連結されることができる。これに対しては、図4に対する説明で後述する。
【0052】
モバイル機器200は、多様な過程により複数の相手のモバイル機器とネットワークを構成することができる。
【0053】
モバイル機器200は、検索されたすべての相手のモバイル機器と連結した後、参加要請を受諾しない相手との連結を切ることができる。この場合、制御部250は、ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器と連結した後、前記要請を受諾しない前記相手のモバイル機器との連結を終了するように通信部210を制御することができる。他の実施形態によれば、モバイル機器200は、一対一の方式によって検索されたそれぞれの相手のモバイル機器ごとに参加要請の受諾可否を確認して連結することができる。この場合、制御部250は、ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器が前記要請を受諾すれば、前記要請を受諾した前記相手のモバイル機器と連結するように通信部210を制御することができる。
【0054】
制御部250は、コミュニティ動作のためのネットワークへの参加要請を受諾した少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器とユーザの入力に基づいてコミュニティ動作を行うように通信部210を制御することができる。
【0055】
モバイル機器200は、相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワークへの参加が要請されることができる。この場合、制御部250は、連結可能な複数の相手のモバイル機器の中で少なくとも一つ以上の前記相手のモバイル機器から参加が要請されたコミュニティ動作のためのネットワークに参加する場合、前記ユーザの入力に基づいて、少なくとも一つ以上の前記相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行うように通信部210を制御することができる。
【0056】
制御部250は、連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中で任意の相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応する受諾信号を送信し、前記ユーザの入力に基づいて前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行うように前記通信部210を制御することができる。制御部250は、前記ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信した場合、前記受諾信号を送信するように前記通信部210を制御することができる。また、制御部250は、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器からプロファイル要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応したプロファイルを送信するように前記通信部210を制御することができる。
【0057】
図3は、コミュニティ動作のためのネットワークがAd−hoc方式で連結される場合を示す図である。
【0058】
Ad−hocネットワークは、インフラのないネットワークとして、基地局(base station)やアクセス ポイント(Access Point:AP)の助けなしに無線で通信可能なノード間の通信を行う。即ち、Ad−hocネットワークを構成する各ノードは、APを経なくて、他のノードにパケットを直接にルーティングする。従って、Ad−hocネットワークには、基地局やアクセス ポイントが必要でない。このようなAd−hocネットワークでは、ノードの移動が自由なので、ネットワーク トポロジーが動的に変化する。また、各ノードは、サーバーまたはクライアントで全部動作することができる。Ad−hocネットワークは、ワイパイ(Wi−Fi)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信によって形成されることができる。
【0059】
図3を参照すれば、Aのモバイル機器310がコミュニティ動作のための第1ネットワーク340を開設する。この場合、Aのモバイル機器310は、自身のプロファイルに対応するプロファイルを有する相手のモバイル機器を検索する。Aのモバイル機器310は、検索されたBのモバイル機器320及びCのモバイル機器330に各々第1ネットワーク340への参加を要請する。Bのモバイル機器320とCのモバイル機器330が、第1ネットワーク340への参加要請を受諾する場合、Bのモバイル機器320とCのモバイル機器330は、第1ネットワーク340によって実行されるコミュニティ動作に参加するために各々第1ネットワーク340に連結される。この場合、Bのモバイル機器320とCのモバイル機器330は、各々Aのモバイル機器310とコミュニティ動作を行うことができる。
【0060】
この場合、Aのモバイル機器310はサーバーとしての機能を行いながら、Bのモバイル機器320とCのモバイル機器330はクライアントとしての機能を行う。
【0061】
Dのモバイル機器350が独立的に他のコミュニティ動作のため第2ネットワーク380を開設することができる。この場合、Dのモバイル機器350は、同じ方式でAのモバイル機器310、Eのモバイル機器360及びFのモバイル機器370を検索し、検索されたモバイル機器310、360、370に各々第2ネットワーク380への参加を要請する。図3の場合、Aのモバイル機器310とEのモバイル機器360は第2ネットワーク380への参加要請を受諾したが、Fのモバイル機器370は第2ネットワーク380への参加を拒否した。従って、Dのモバイル機器350は、Aのモバイル機器310及びEのモバイル機器360とだけコミュニティ動作を行う。
【0062】
図3で、Ad−hocネットワークによって連結されるモバイル機器は、サーバーとして動作したりまたはクライアントとして動作して通信する。例えば、Aのモバイル機器310の場合、第1ネットワーク340に対してはサーバーになるが、第2ネットワーク380に対してはクライアントになる。このような、Ad−hocネットワークは、多数のノードが一対一で連結される方式として、サーバーのない小規模の空間でも構成することができる。従って、図3によると、地下鉄やバスの中のように別途のサーバーが存在しない小規模の空間でもネットワークを形成して、コンテンツの共有及び送信を行うことができる。
【0063】
図4は、コミュニティ動作のためのネットワークがInfrastructure方式で連結される場合を示す図である。
【0064】
インフラストラクチャー(Infrastructure)ネットワークは、基地局やAPの所定の範囲内に位置する複数のノードを一つのネットワークで連結して互いに通信できるようにするネットワークである。前記Infrastructureネットワークは、無線ラン(WLAN)通信、または3G通信、3G Transitional通信(Long Term Evolution通信含む)、4G通信などのような移動通信によって形成されることができる。
【0065】
図4は、APの中継で無線ラン通信によってインフラストラクチャー ネットワークを構成する一実施形態を示す。Aユーザのモバイル機器410、Bユーザのモバイル機器420、Cユーザのモバイル機器430及びDユーザのモバイル機器440は、AP中継によって一つのネットワークを形成することができるし、前記モバイル機器410、…、440は、前記AP450を通じてサーバー400とデータを送受信することができる。
【0066】
Aのモバイル機器410がAP450を通じてサーバー400にコミュニティ動作のためのネットワーク460の開設を要請する。この時Aのモバイル機器は、自分のプロファイルを共に送信する。この場合、前記サーバー400は、前記受信したAのモバイル機器410のプロファイルに対応するプロファイルを有する相手のモバイル機器を検索する。具体的に、前記サーバー400は、前記AP450に接続されているモバイル機器の中で、前記Aのモバイル機器410のプロファイルに対応するプロファイルを有する相手のモバイル機器を検索することができる。
【0067】
サーバーが前記AP450に接続されているモバイル機器の中で前記Aのモバイル機器410のプロファイルに対応するプロファイルを有する相手B、C、Dのモバイル機器420、430、440を検索し、AP450を通じて前記検索されたBのモバイル機器420、Cのモバイル機器430及びDのモバイル機器440各々にネットワーク460への参加を要請する。前記ネットワーク参加要請を受信したBのモバイル機器420、Cのモバイル機器430及びDのモバイル機器440が、APを通じてサーバーにネットワーク460参加要請の受諾信号を送信する場合、前記サーバー400は、AP450を通じてBのモバイル機器420、Cのモバイル機器430及びDのモバイル機器440を前記コミュニティ動作のためのネットワーク460に連結させる。前記AP450は、コミュニティ動作のためのネットワーク460が形成されたモバイル機器間に通信をすることができるように、前記モバイル機器間に送受信されるパケットをルーティングすることができる。これによって、Aのモバイル機器410、Bのモバイル機器420、Cのモバイル機器430及びDのモバイル機器440は、相互間にコミュニティ動作を行うことができる。
【0068】
また、前記コミュニティ動作のためのネットワークがInfrastructure方式で連結される場合には、基地局中継による移動通信、例えば、3G、3G Transitional、4Gによる通信によっても可能である。
【0069】
3G通信は、IMT−2000システムで、cdma2000、WCDMA、CDMA TDD、UWC-136/EDGE、DECTの技術標準によって行われる通信を含み、3G Transitional通信は、3.5G、3.7G、3.9G通信を含むこととしてHSPDA、HUSPA、LTE、EV−DO Rev.A、Mobile WiMAXなどの技術標準によって行われる通信を含み、4G通信は、IMT−AdvancedシステムとしてLTE Advanced、IEEE 802.16m技術標準によって行われる通信を含む。
【0070】
従って、図4に示すモバイル機器410、420、430、440が、前記3G通信、3G、3G Transitional通信、または4G通信が可能なモジュールを含めば、前記3G通信、3G、3G Transitional通信、または4G通信を通じるコミュニティ動作のためのネットワークを形成することができる。この場合には、前記モバイル機器410が移動通信を中継する基地局を通じてサーバーと通信を行って、コミュニティ動作のためのネットワーク連結が可能である。従って、モバイル機器410、420、430、440の中でいずれか一つの機器が、基地局を通じてサーバーにコミュニティ動作のためのネットワークの開設を要請しながら自分のプロファイルを共に送信する。サーバーは、前記基地局に接続されているモバイル機器の中で、前記受信したプロファイルに対応するプロファイルを有する相手のモバイル機器を検索してネットワーク参加要請の信号を送信する。前記要請信号を受信した相手のモバイル機器が受諾信号を送信することによって、コミュニティ動作のためのネットワークが開設される。
【0071】
既存には、事前同意によって、通信可能な状態でコミュニティ動作のためのネットワークが設定されることができた。即ち、サービスを提供するサーバーに接続されたユーザ間にコミュニティ動作のためのネットワークが構成されることができた。
【0072】
本実施形態によれば、任意のユーザによって、コミュニティ動作のためのネットワークが設定され、任意のユーザが周辺のユーザに設定されたネットワークへの参加を提案する。これによって、同じ空間に存在するユーザ間にインスタント ネットワークを構成して多様なコミュニティ動作を行うことができる。
【0073】
図5は、コミュニティ動作のためのネットワークを開設したモバイル機器に表示される画面の一例を示す図である。
【0074】
例えば、ユーザは、大衆交通を利用しながらネットワーク ゲームを開設することができる。ユーザがネットワーク ゲーム開設メニューに進入すれば、モバイル機器200にはネットワーク ゲームの開設可否を問う画面が表示される。図5に示すように、モバイル機器200には“Ad−hocゲームルームを開設しますか?”という文句と、ネットワーク ゲーム開設を選択するYes選択ボタン、ネットワーク ゲーム開設を取り消すNo選択ボタンで構成された画面が表示される(510)。
【0075】
ネットワークが開設されれば、モバイル機器200はゲーム参加人員を募集する。例えば、周辺に存在するモバイル機器の中でゲームを実行していたり、ユーザが実行しようとするゲームと同じゲームを実行しているモバイル機器を検索し、検索されたモバイル機器にネットワークへの参加を要請する。この場合、モバイル機器200には“ゲーム参加人員を待っています。”という文句が表示される(511)。
【0076】
ネットワークへの参加が要請された相手のモバイル機器がゲーム参加を承認すれば、ゲーム参加を承認した相手のモバイル機器はネットワークに連結される。この場合、モバイル機器200と相手のモバイル機器は、一対一通信を行うことになる。また、モバイル機器200の画面には“ゲーム参加人員が待っています。”という文句が表示されることができる(512)。
【0077】
その後、モバイル機器200の画面には、募集された参加人員に対する詳細情報が表示されることができる。例えば、図5に示すように、“参加人員が3人募集されました。”という文句が表示されることができる。この場合、ゲーム始まりボタンと、取り消しボタンが共に表示されることができる。モバイル機器200のユーザがゲーム始まりボタンを選択すれば、ネットワークに連結された承認された参加者とゲームを始めることになる(513)。
【0078】
図6は、ネットワークへの参加が要請されるモバイル機器に表示される画面の一例を示す図である。
【0079】
例えば、ユーザは大衆交通を利用しながら、匿名の相手からネットワーク ゲームへの参加が要請されることができる。ネットワーク ゲームへの参加が要請されれば、モバイル機器200にはこれを知らせる画面が表示される。図6に示すように、モバイル機器200には“Ad−hocゲームルームへの参加要請が受信されました。”という文句と、詳細内容を見る選択ボタン、参加要請を拒否する拒絶選択ボタンで構成された画面が表示される(520)。
【0080】
ユーザが詳細内容表示の選択ボタンを入力すれば、モバイル機器200の画面にはAd−hocゲームルームに対する詳細情報が表示される。具体的に、図6に示すように、実行するゲームはティアブロであり、現在参加人員は2人という情報が表示されることができる(521)。
【0081】
その後、モバイル機器200には、ネットワークへの参加可否を問う画面が表示される。図6の場合、“ゲームに参加しますか?”という文句と、ゲームの参加を選択するYes選択ボタン、ゲームの参加を拒否するNo選択ボタンで構成された画面が表示される(522)。
【0082】
モバイル機器200のユーザがYes選択ボタンを入力してゲーム参加を承認すれば、モバイル機器200は開設されたネットワークに連結される。この場合、モバイル機器200には、ゲーム実行のためのコンテンツがローディングされることができる。コンテンツのローディングが完了されれば、モバイル機器200には、図6に示すように“コンテンツがローディングされました。”という文句と、ゲーム始まり選択ボタン及び取り消し選択ボタンが構成された画面が表示されることができる(523)。
【0083】
その後、モバイル機器200のユーザがゲーム始まりボタンを選択すれば、ネットワークに連結されて承認された参加者とゲームを始める(523)。
【0084】
図7は、本発明の一実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図である。
【0085】
図7では、ネットワークを開設したユーザのモバイル機器600がサーバーになる。その他、相手Aのモバイル機器610、相手Bのモバイル機器620及び相手Cのモバイル機器630はクライアントなる。この場合、クライアント間には通信を行わない。
【0086】
具体的に、ユーザのモバイル機器600は、ネットワークを開設してInstant DJサービスを提供することができる。即ち、即席音楽放送チャンネルを開設して、自分の音楽を周辺の相手のモバイル機器610、620、630のユーザと共に聴取し、ユーザのモバイル機器600に保存されたプレーリストを相手のモバイル機器と共有してコンテンツの推薦及び購買サービスを提供することができる。
【0087】
この場合、ユーザのモバイル機器600を除いた相手のモバイル機器は、コンテンツを提供しないので、サーバーとして動作しない。従って、相手Aのモバイル機器610、相手Bのモバイル機器620及び相手Cのモバイル機器630間には通信を行わない。
【0088】
図8は、本発明の他の実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図である。
【0089】
図8では、ネットワークを開設したユーザのモバイル機器700だけでなく、相手のモバイル機器710、720、730もサーバーになる。即ち、相手Aのモバイル機器710、相手Bのモバイル機器720及び相手Cのモバイル機器730間にも通信を行い、これによって、ネットワークに連結されたすべてのモバイル機器700、710、720、730は、サーバーまたはクライアントとして動作することができる。
【0090】
具体的に、ユーザのモバイル機器700は、ネットワークを開設してinstantゲーム、instantチャット、知人情報共有などのサービスを提供することができる。 instantゲーム サービスの場合、複数の参加者700、710、720、730が同時にゲームを実行することができる。instantチャットの場合、即席討論ルームを構成して、関心の同じ問題に対して討論またはチャットを実行することができる。知人情報共有サービスの場合、複数の参加者のモバイル機器700、710、720、730に設定されたプロフィール情報の保安等級に従って互いの情報を互いに共有し確認することができる。
【0091】
このようなサービスの場合、ユーザのモバイル機器700を除いた相手のモバイル機器710、720、730間にも各々情報をやりとりする。従って、相手Aのモバイル機器710、相手Bのモバイル機器720及び相手Cのモバイル機器730は、各々相互間に通信を行う。
【0092】
図9は、本発明のまた他の実施形態によるコミュニティ動作のためのネットワークを説明するための図面である。
【0093】
本実施形態によれば、ネットワークを構成した多数のモバイル機器の中でいずれか一つのモバイル機器がインターネット網に連結されている場合、前記多数のモバイル機器が全部インターネットを使用することができる。
【0094】
図9の場合、相手Aのモバイル機器810だけがインターネットに連結されている。既存の場合、ユーザのモバイル機器800、相手Bのモバイル機器820及び相手Cのモバイル機器830は、インターネットに連結されていないので、これらのモバイル機器800、820及び830にインターネットを通じるサービスは提供されない。
【0095】
しかし、本実施形態によれば、相手Aのモバイル機器810がインターネット網に連結されて提供されるコンテンツを、サーバーと動作するユーザのモバイル機器800が受信し、これを相手Bのモバイル機器820及び相手Cのモバイル機器830各々に送信することができる。
【0096】
図10は、本発明の一実施形態によるモバイル機器の制御過程を示す図である。
【0097】
モバイル機器200は、コミュニティ動作のためのネットワークを開設する(S901)。
【0098】
モバイル機器200は、複数の相手のモバイル機器と通信する(S902)。
【0099】
モバイル機器200は、連結可能な複数の相手のモバイル機器の中で、ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器を検索する(S903)。このために、モバイル機器200は、連結可能な複数の相手のモバイル機器にプロファイル要請信号を送信し、前記要請信号に対応して受信したプロファイルの中で前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器を選択し、リスト化して、ディスプレイ部に表示されるようにする。
【0100】
モバイル機器200は、検索された相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワークへの参加を要請する(S904)。ネットワーク参加要請時に、前記ディスプレイ部に表示された少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器のリストの中で選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器にネットワーク参加の要請信号を送信することができる。
【0101】
モバイル機器200は、ユーザの入力を受信する(S905)。
【0102】
モバイル機器200は、前記要請を受諾した少なくとも一つ以上の前記相手のモバイル機器と前記ユーザの入力に基づいて、前記コミュニティ動作を行う(S906)。これのために、前記ネットワーク参加の要請信号に対応して受諾信号を送信した少なくとも一つ以上の相手のモバイル機器とネットワークを形成して、コミュニティ動作を行うことができる。
【0103】
以上では本発明の多様な実施形態及び図面に挙げて説明してきたが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する人ならば、本発明の原則や精神を逸脱しない限度内で、様々な変形実施が可能であるということは明らかである。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項とその均等物により定められるべきである。
【符号の説明】
【0104】
100 ユーザのモバイル機器
110 相手Aのモバイル機器
120 相手Bのモバイル機器
130 相手Cのモバイル機器
140 相手Dのモバイル機器
200 モバイル機器
210 通信部
220 信号処理部
230 ディスプレイ部
240 ユーザ入力部
250 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル機器において、
少なくとも一つの相手のモバイル機器と通信する通信部;
前記通信部を通じて送受信される信号を処理する信号処理部;
前記信号処理部によって処理される信号に基づいて映像を表示するディスプレイ部;
ユーザの入力を受信するユーザ入力部;及び
連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信し、前記要請信号に対応して受諾信号を送信した前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記ユーザの入力に基づいて、前記コミュニティ動作を行うように前記通信部を制御する制御部;
を含むことを特徴とするモバイル機器。
【請求項2】
前記制御部は、前記ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信した場合、前記ネットワーク参加の要請信号を送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
【請求項3】
前記コミュニティ動作は、アプリケーションを共同で実行する動作、任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作及びユーザ間にコンテンツを送受信する動作の中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載のモバイル機器。
【請求項4】
前記コミュニティ動作は、共同でゲームを実行する動作、共同で対話する動作、任意のユーザが再生する放送を複数の相手が同時に視聴する動作及び任意のユーザが複数の相手にブロードキャスティング方式でコンテンツを送信する動作の中で少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項3に記載のモバイル機器。
【請求項5】
前記制御部は、所定の範囲に存在する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器に該当モバイル機器のプロファイルの要請信号を送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項4に記載のモバイル機器。
【請求項6】
前記制御部は、前記要請信号に対応して受信したプロファイルの中で、前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器を選択することを特徴とする請求項5に記載のモバイル機器。
【請求項7】
前記制御部は、前記選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストを表示するように前記ディスプレイ部を制御することを特徴とする請求項6に記載のモバイル機器。
【請求項8】
前記制御部は、前記表示された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストの中で、前記ユーザ入力部を通じて選択された相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項7に記載のモバイル機器。
【請求項9】
前記制御部は、前記ネットワーク参加の要請信号に対応して前記少なくとも一つの相手のモバイル機器から受諾信号を受信できなければ、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器との連結を終了するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
【請求項10】
前記ユーザのプロファイルは、実行中のアプリケーション、実行中のコンテンツ、選好アプリケーション及び選好コンテンツの中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
【請求項11】
前記アプリケーションは、ゲーム、音楽鑑賞、チャット、メッセンジャー、映画視聴及び放送視聴の中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項10に記載のモバイル機器。
【請求項12】
前記コンテンツは、イメージ、動画、オーディオ、テキストの中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項10に記載のモバイル機器。
【請求項13】
前記コミュニティ動作のためのネットワークは、アドホック(Ad−hoc)方式で連結されるネットワークであることを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
【請求項14】
前記コミュニティ動作のためのネットワークは、インフラストラクチャー(Infrastructure)方式で連結されるネットワークであることを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
【請求項15】
モバイル機器において、
少なくとも一つの相手のモバイル機器と通信する通信部;
前記通信部を通じて送受信される信号を処理する信号処理部;
前記信号処理部によって処理される信号に基づいて映像を表示するディスプレイ部;
ユーザの入力を受信するユーザ入力部;及び
連結可能な前記少なくとも一つの相手のモバイル機器の中で任意の相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応する受諾信号を送信し、前記ユーザの入力に基づいて前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行うように前記通信部を制御する制御部;
を含むことを特徴とするモバイル機器。
【請求項16】
前記制御部は、前記ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信した場合、前記受諾信号を送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項15に記載のモバイル機器。
【請求項17】
前記制御部は、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器からプロファイル要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応したプロファイルを送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項16に記載のモバイル機器。
【請求項18】
モバイル機器の制御方法において、
連結可能な少なくとも一つの相手のモバイル機器の中でユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信する段階と;
前記要請信号に対応して受諾信号を送信した前記少なくとも一つの相手のモバイル機器とユーザの入力に基づいて前記コミュニティ動作を行う段階;
を含むことを特徴とするモバイル機器の制御方法。
【請求項19】
ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項20】
前記コミュニティ動作は、アプリケーションを共同で実行する動作、任意のユーザが実行したコンテンツを他のユーザと共有する動作及びユーザ間にコンテンツを送受信する動作の中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項19に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項21】
前記コミュニティ動作は、共同でゲームを実行する動作、共同で対話する動作、任意のユーザが再生する放送を複数の相手が同時に視聴する動作及び任意のユーザが複数の相手にブロードキャスティング方式でコンテンツを送信する動作の中で少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項20に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項22】
所定の範囲に存在する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器に該当モバイル機器のプロファイルの要請信号を送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項23】
前記要請信号に対応して受信したプロファイルの中で前記ユーザのプロファイルに対応するプロファイルを有する前記少なくとも一つの相手のモバイル機器を選択する段階をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項24】
前記選択された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストをディスプレイ部に表示する段階をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項25】
前記ネットワーク参加の要請信号送信段階は、前記表示された少なくとも一つの相手のモバイル機器のリストの中で、前記ユーザ入力部を通じて選択された相手のモバイル機器にコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を送信する段階であることを特徴とする請求項24に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項26】
前記ネットワーク参加の要請信号に対応して前記少なくとも一つの相手のモバイル機器から受諾信号を受信できなければ、前記少なくとも一つの相手のモバイル機器との連結を終了する段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項27】
前記ユーザのプロファイルは、実行中のアプリケーション、実行中のコンテンツ、選好アプリケーション及び選好コンテンツの中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項18に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項28】
前記アプリケーションは、ゲーム、音楽鑑賞、チャット、メッセンジャー、映画視聴及び放送視聴の中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項27に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項29】
前記コンテンツは、イメージ、動画、オーディオ、テキストの中で少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項27に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項30】
前記コミュニティ動作のためのネットワークは、アドホック(Ad−hoc)方式で連結されるネットワークであることを特徴とする請求項18に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項31】
前記コミュニティ動作のためのネットワークは、インフラストラクチャー(Infrastructure)方式で連結されるネットワークであることを特徴とする請求項18に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項32】
モバイル機器の制御方法において、
連結可能な少なくとも一つの相手のモバイル機器の中で任意の相手のモバイル機器からコミュニティ動作のためのネットワーク参加の要請信号を受信する段階と;
前記ネットワーク参加の要請信号に対応する受諾信号を送信し、ユーザの入力に基づいて前記少なくとも一つの相手のモバイル機器と前記コミュニティ動作を行う段階;
を含むことを特徴とするモバイル機器の制御方法。
【請求項33】
ユーザ入力部を通じて前記コミュニティ動作のためのネットワーク形成を許す信号を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項32に記載のモバイル機器の制御方法。
【請求項34】
前記少なくとも一つの相手のモバイル機器からプロファイル要請信号を受信すれば、前記要請信号に対応したプロファイルを送信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項33に記載のモバイル機器の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2013−509780(P2013−509780A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−536669(P2012−536669)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【国際出願番号】PCT/KR2010/007403
【国際公開番号】WO2011/052980
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】