説明

モータ

【課題】ロータとステータ間の隙間への潤滑油の浸入を抑制し、オイル粘性によるフリクションの発生を抑制するモータを提供する。
【解決手段】モータ10のロータステイ25は、ロータコア24を保持するロータコア側ステイ27と、ロータシャフト11と接続されるロータシャフト側ステイ26と、半径方向に延出してロータコア側ステイ27とロータシャフト側ステイ26を連結する中間ステイ28から構成され、モータ10は、ロータコア側ステイ27よりも内周側で且つロータシャフト側ステイ26よりも外周側となる半径方向位置において中間ステイ28からロータコア24の軸方向端面よりも軸方向において突出するように延出し、かつ、ロータシャフト11の全周に亘って設けたロータステイ延出部40によって構成されるガイド部48と、ガイド部48よりも内周側において開口する油路11aと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ、特に、油潤滑で使用されるモータに関する。
【背景技術】
【0002】
油潤滑で使用されるモータとして特許文献1に記載のモータが知られている。特許文献1に記載のモータ100は、図6に示すように、ロータシャフト101内に設けられた油路102から冷却剤が軸受103の隙間を通ってステータ104のコイル端末部105に供給されることで、コイル端末部105を冷却する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−9467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のモータ100においては、コイル端末部105に供給された潤滑油が溜まってロータ106とステータ104間の隙間107(エアギャップ)に浸入し、浸入した潤滑油がそのオイル粘性によりロータ回転時にロータフリクションの原因となっていた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ロータとステータ間の隙間(エアギャップ)への潤滑油の浸入を抑制し、オイル粘性によるフリクションの発生を抑制するモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のモータ(例えば、後述の実施形態のモータ10)は、
ロータコア(例えば、後述の実施形態のロータコア24)とロータステイ(例えば、後述の実施形態のロータステイ25)からなるロータ(例えば、後述の実施形態のロータ12)と、
前記ロータステイに接続されるロータシャフト(例えば、後述の実施形態のロータシャフト11)と、
前記ロータコアの外周において、前記ロータコアと所定の隙間を介して対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態のステータ14)と、
前記ロータと前記ステータを収納するモータハウジング(例えば、後述の実施形態のモータハウジング15)と、
前記モータハウジングに前記ロータシャフトを回転可能に支持する軸受(例えば、後述の実施形態の軸受21)と、
を備えたモータであって、
前記ロータステイは、前記ロータコアを保持するロータコア側ステイ(例えば、後述の実施形態のロータコア側ステイ27)と、前記ロータシャフトと接続されるロータシャフト側ステイ(例えば、後述の実施形態のロータシャフト側ステイ26)と、半径方向に延出して前記ロータコア側ステイと前記ロータシャフト側ステイを連結する中間ステイ(例えば、後述の実施形態の中間ステイ28)から構成され、
前記ロータコア側ステイよりも内周側で且つ前記ロータシャフト側ステイよりも外周側となる半径方向位置において前記中間ステイから前記ロータコアの軸方向端面よりも軸方向において突出するように延出し、かつ、前記ロータシャフトの全周に亘って設けたロータステイ延出部(例えば、後述の実施形態のロータステイ延出部40)によって構成されるガイド部(例えば、後述の実施形態のガイド部48)と、
前記ガイド部よりも内周側において開口する油路(例えば、後述の実施形態の油路11a)と、
を備えたことを特徴とするモータ。
【0007】
また、請求項2に記載の発明のモータは、請求項1に記載のモータにおいて、
前記ガイド部は、前記ロータコア側ステイの軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明のモータは、請求項1又は2に記載のモータにおいて、
前記ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻回される巻線と、を備え、
前記ガイド部は、前記巻線の軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の発明のモータは、請求項3に記載のモータにおいて、
前記ステータは、前記ステータコアと前記巻線との間に装着されるインシュレータを備え、
前記ガイド部は、前記インシュレータの軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明のモータは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記ロータステイ延出部の先端側に取り付けられる検出器ロータと、
前記モータハウジングに固定されるとともに、前記検出器ロータと対向した位置に配置される検出器ステータと、を有する回転位置検出器を備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明のモータは、請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記油路は、前記ロータシャフトに設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のモータによれば、ロータ内部に供給された潤滑油は、ロータステイ延出部によって軸方向外側に誘導された後、油溜部に回収されることで、ロータとステータ間の隙間(エアギャップ)に潤滑油が浸入するのを防止することができる。また、ロータステイ延出部をロータシャフトの全周に亘って設けたので、どの方向に潤滑油が飛散しても潤滑油を効率よく回収することができる。さらに、ロータステイ延出部を中間ステイから延出させたので、鋳造時に、型抜きがしやすい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1実施形態に係るモータの断面図である。
【図2】図1のモータの要部拡大図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るモータの断面図である。
【図4】第1変形例の油受け部材の断面図である。
【図5】第2変形例の油受け部材の断面図である。
【図6】特許文献1に記載のモータの要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係るモータの各実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明に第1実施形態に係るモータの断面図である。
モータ10は、図中左右方向に伸びるロータシャフト11と、ロータシャフト11の外周に嵌合固定されたロータ12と、ロータ12と径方向に所定の隙間(以下、エアギャップ13と呼ぶ。)を介して対向配置されたステータ14と、を備え、これらロータ12とステータ14がモータハウジング15に収納されている。
【0015】
モータハウジング15は、ロータ12及びステータ14を軸方向一方側(図中右側)から覆うと共にステータ14の外周を径方向外側から覆うハウジング本体16と、ハウジング本体16に複数の締結ボルト50により締結され、ロータ12及びステータ14を軸方向他方側(図中左側)から覆うハウジング蓋体17とから構成される。ハウジング本体16には、複数の締結ボルト51によりステータ14が支持されている。
【0016】
ロータシャフト11は、モータハウジング15を構成するハウジング本体16の側壁16aから軸方向に突出する円筒状保持部16bに固定された軸受21と、モータハウジング15を構成するハウジング蓋体17の内径側円環部17aに固定された軸受22により回転可能に支持されている。また、ロータシャフト11には、その内部に潤滑油が通る油路11aが形成されており、軸受21の軸方向一方側端部(ロータ12とは反対側の端部)近傍に開口している。
【0017】
さらに、軸受21の径方向外側には、ロータ12の回転位置を検出するレゾルバ30が設けられている。
【0018】
ロータ12は、電磁鋼板を複数積層した環状のロータコア24と、ロータシャフト11に固定されロータコア24を保持するロータステイ25とから構成され、ロータコア24は径方向外周側に埋設され径方向に磁化された永久磁石23と共に軸方向両端側からエンドプレート29により挟持されている。
【0019】
ロータステイ25は、内径側と外径側にそれぞれ軸方向両側に延設されたロータシャフト側ステイ26と、ロータコア側ステイ27と、これらロータシャフト側ステイ26とロータコア側ステイ27の略中央を径方向に連結する中間ステイ28とから構成される。ロータシャフト側ステイ26は、ロータシャフト11の外周に嵌合固定され、ロータコア側ステイ27はロータコア24の内周に嵌合固定され、これによりロータシャフト11とロータ12が一体に回転可能となっている。
【0020】
中間ステイ28には、その径方向略中央から軸方向一方側に延出するロータステイ延出部40がロータシャフト11の全周に亘って形成され、ロータステイ延出部40の先端は、軸受21の外周面、すなわち外輪の外周面に円筒状保持部16bを介して対向している。また、ロータステイ延出部40の内周面40aは、軸方向一方側(軸受21側)に向かって次第に外径側(ステータ側)に拡径するように傾斜し、先端部の外周面には、ロータ12の回転位置を検出するレゾルバロータ31が設けられ、レゾルバロータ31と対向するようにレゾルバロータ31の外径側にはレゾルバステータ32がハウジング本体16の側壁16aにレゾルバステータ支持部材35により固定されている。
【0021】
レゾルバステータ支持部材35は、ハウジング本体16の側壁16aから軸方向に延びる円筒部36(突出部)と、該側壁16aにボルト52により固定されるフランジ部37からなり、レゾルバステータ32は、円筒部36の先端からレゾルバロータ31と対向するように内径側に固定されている。また、レゾルバステータ支持部材35の重力方向下方側であって円筒部36のフランジ部37近傍には、貫通孔38(連通部)が設けられ円筒部36の内径側と外径側の空間を連結している。本実施形態においては、レゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35によりモータハウジング延出部41が構成されている。
【0022】
このように構成されたモータ10は、ロータ12が回転することによりロータシャフト11が回転し、又は、ロータシャフト11が回転することによりロータ12が回転し、ロータステイ延出部40の先端に設けられたレゾルバロータ31が回転することにより、ロータ12の回転位置が検出可能に構成されている。
【0023】
さらに、図2の矢印に示すように、ロータシャフト11内に形成された油路11aを通って供給された潤滑油が軸受21の軸方向一方側の開口部11bから軸受21に供給され、軸受空間を通ってモータ10内部に供給される。軸受21の軸方向他方側から排出された潤滑油は、ロータシャフト11の回転により外径側に位置するロータステイ延出部40の内周面40aに飛散し、そして、潤滑油はロータステイ延出部40の内周面40aの傾斜により外側に案内される。ロータ12の回転により、ロータステイ延出部40から飛散した潤滑油はレゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35とロータハウジング15の側壁16aに囲まれた空間46に回収され、この空間46に回収された潤滑油は、レゾルバステータ支持部材35の円筒部36に案内されて重力方向下方に移動し、レゾルバステータ支持部材35に形成された貫通孔38を通って不図示の油溜部に一度回収され再度潤滑される。
【0024】
このように構成されたモータ10によれば、軸受21からロータ12側に流れ出た潤滑油がロータステイ延出部40によって外側に誘導され、ロータ12の回転による遠心力により飛散した潤滑油がレゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35とロータハウジングの側壁16aに囲まれた空間46に回収される。これによりロータステイ延出部40の内周面40aがガイド部48として機能するとともに、レゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35とから構成されるモータハウジング延出部41が油受け部49として機能することで、ロータ12とステータ14間のエアギャップ13に潤滑油が浸入するのを防止することができる。
【0025】
また、ロータステイ延出部40を構成するレゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35及びモータハウジング延出部41をそれぞれロータシャフト11の全周に亘って設けたので、どの方向に潤滑油が飛散しても潤滑油を効率よく誘導、回収することができる。さらに、ロータステイ延出部40を中間ステイ28から延出させたので、鋳造時に、型抜きがしやすい。
【0026】
また、レゾルバステータ支持部材35の重力方向下方側に貫通孔38を設けたことで、油受け部49で回収した潤滑油を重力方向下方側に設けた貫通孔38より排出することができる。
【0027】
また、ロータステイ延出部40の内周面40aによって構成されるガイド部48が、外側に延出するに従って傾斜させることで、ロータ12の遠心力を利用して潤滑油を油受け部49へより確実に誘導することができる。
【0028】
さらに、レゾルバロータ31を支持するロータステイ延出部40をガイド部48とし、レゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35を油受け部49として利用することで、新たにステイを設ける必要がない。
【0029】
<第2実施形態>
図3は本発明に第2実施形態に係るモータの断面図である。なお、図中、第1実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、ロータステイ延出部40Aがロータシャフト側ステイ26に締結部材53により固定されている点において第1実施形態に係るモータ10と相違する。
【0030】
ロータステイ延出部40Aは、軸方向に延びてロータシャフト側ステイ26の外周に固定される内径側フランジ部43と、軸方向に延びて先端の外周面にロータ12の回転位置を検出するレゾルバロータ31が設けられた外径側フランジ部44と、これら内径側フランジ部43と外径側フランジ部44を連結する円環部45とから構成される。
【0031】
このように構成されたモータ10Aによれば、第1実施形態に係るモータ10と同様に、軸受21からロータ12側に流れ出た潤滑油がロータステイ延出部40Aによって誘導され、ロータ12の回転による遠心力により飛散した潤滑油が油受け部49を構成するモータハウジング延出部41に回収されることで、ロータ12とステータ14間のエアギャップ13に潤滑油が浸入するのを防止することができる。また、ロータステイ延出部40及びモータハウジング延出部41をそれぞれロータシャフト11の全周に亘って設けたので、どの方向に潤滑油が飛散しても潤滑油を効率よく回収することができる。
【0032】
さらに、ロータステイ延出部40をロータステイ25とは別部材にすることができ、ロータステイ25に後付けすることができ、これにより生産性を向上させることができる。
【0033】
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、本実施形態においては、レゾルバロータ31を支持するロータステイ延出部40をガイド部48とし、レゾルバステータ32とレゾルバステータ支持部材35を油受け部49として利用したが、これに限らずレゾルバ30を利用せずに、第1変形例として、ロータステイ延出部40にレゾルバロータ31を設けずに、かつ、レゾルバステータ支持部材35の代わりに油受け部49を構成するモータハウジング延出部41として図4に示す油受け部材61を設けてもよい。
【0034】
油受け部材61は、軸方向に延びる円筒部62と、ハウジング本体16の側壁16aにボルト52により固定されるフランジ部63と、円筒部62にフランジ部63とは軸方向反対側であって内径側に屈曲する屈曲部64とを備える。また、油受け部材61の重力方向下方側であって円筒部62のフランジ部63近傍には、貫通孔38が設けられ円筒部62の内径側と外径側の空間を連結している。第1、2実施形態においては、レゾルバステータ32により油受け部49の屈曲部が構成されていたが、本変形例においては、油受け部61により円筒部62と一体に屈曲部64が形成されている。
【0035】
これにより、第1、2実施形態と同様に、ロータ12の回転により、ロータステイ延出部40、40Aから飛散した潤滑油は油受け部材61とロータハウジングの側壁16aに囲まれた空間46に回収され、この空間46に回収された潤滑油は、重力方向下方に移動し、油受け部材に形成された貫通孔38を通って不図示の油溜部に一度回収され再度潤滑される。
【0036】
油受け部材61に屈曲部64を設けることで、エアギャップ13への潤滑油の飛散に対し遮蔽壁が形成され、これにより潤滑油を回収しやすくなる。また、重力方向下方側において、潤滑油を貯めることができる。
【0037】
また、第2変形例として、図5に示す油受け部材71を設けてもよい。
油受け部材71は、フランジ部73から離れるに従って次第に縮径した傾斜部72を備える。また、油受け部材71の重力方向下方側であって傾斜部72のフランジ部73近傍には、貫通孔38が設けられ傾斜部72の内径側と外径側の空間を連結している。本実施形態においても、油受け部材71によりモータハウジング延出部41が構成されている。
【0038】
油受け部71に傾斜部72を設けることで、遠心力により飛散した潤滑油を回収しやすい。また、回収した潤滑油を外側へ誘導しやすい。
【0039】
さらに、上述の実施形態1,2及び変形例1、2においては連通部として貫通孔38を例示したが、これに限らず、切り欠きにより油受け部49の内径側と外径側を連通してもよい。
【0040】
その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【符号の説明】
【0041】
10 モータ
11 ロータシャフト
11a 油路
12 ロータ
13 エアギャップ(隙間)
14 ステータ
15 モータハウジング
21、22 軸受
24 ロータコア
25 ロータステイ
26 ロータシャフト側ステイ
27 ロータコア側ステイ
28 中間ステイ
30 レゾルバ(回転位置検出器)
31 レゾルバロータ(検出器ロータ)
32 レゾルバステータ(検出器ステータ)
38 貫通孔(連通部)
40 ロータステイ延出部
41 モータハウジング延出部
48 ガイド部
49 油受け部
62 円筒部(突出部)
64 屈曲部
72 傾斜部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータコアとロータステイからなるロータと、
前記ロータステイに接続されるロータシャフトと、
前記ロータコアの外周において、前記ロータコアと所定の隙間を介して対向配置されるステータと、
前記ロータと前記ステータを収納するモータハウジングと、
前記モータハウジングに前記ロータシャフトを回転可能に支持する軸受と、
を備えたモータであって、
前記ロータステイは、前記ロータコアを保持するロータコア側ステイと、前記ロータシャフトと接続されるロータシャフト側ステイと、半径方向に延出して前記ロータコア側ステイと前記ロータシャフト側ステイを連結する中間ステイから構成され、
前記ロータコア側ステイよりも内周側で且つ前記ロータシャフト側ステイよりも外周側となる半径方向位置において前記中間ステイから前記ロータコアの軸方向端面よりも軸方向において突出するように延出し、かつ、前記ロータシャフトの全周に亘って設けたロータステイ延出部によって構成されるガイド部と、
前記ガイド部よりも内周側において開口する油路と、
を備えたことを特徴とするモータ。
【請求項2】
前記ガイド部は、前記ロータコア側ステイの軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ステータは、ステータコアと、該ステータコアに巻回される巻線と、を備え、
前記ガイド部は、前記巻線の軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ。
【請求項4】
前記ステータは、前記ステータコアと前記巻線との間に装着されるインシュレータを備え、
前記ガイド部は、前記インシュレータの軸方向端部よりも軸方向において突出するように延出していることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記ロータステイ延出部の先端側に取り付けられる検出器ロータと、
前記モータハウジングに固定されるとともに、前記検出器ロータと対向した位置に配置される検出器ステータと、を有する回転位置検出器を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項6】
前記油路は、前記ロータシャフトに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−78262(P2013−78262A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−17500(P2013−17500)
【出願日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【分割の表示】特願2008−187456(P2008−187456)の分割
【原出願日】平成20年7月18日(2008.7.18)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】