説明

モーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構および押しボタンスイッチ

【課題】 モーメンタリ動作スイッチを、容易にオルタネイト動作に機能変更することの可能な機構を提供すること。
【解決手段】 モーメンタリ動作をするスイッチ1を囲むように配置したバネ体2の上にオルタネイト機構部3を設けたもので、オルタネイト機構部は、鋸歯状を呈する歯311の先部分と根元部分に切欠312、313を有するガイドを貫通穴部31aの内周面に形成した外囲体31と、この外囲体の貫通穴部に挿入される円筒状をなし、その外周表面の所定位置に前記ガイドに係合する凸部321を備えた可動体32とから構成されるものである。
これにより、市販のモーメンタリ動作のスイッチに対して簡便な機構を付加するだけで、容易にオルタネイト動作仕様に変換することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタン型のスイッチに係り、モーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構と、当該機構を備えた押しボタンスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばX線診断装置をはじめとする各種医療用診断機器の操作卓は、操作性向上への要望が高まるとともに外観デザインが重要視されるようになり、形状が薄型化されるようになって来ている。そのため、操作卓内に設置される各種スイッチとして、小型プッシュスイッチ(例えば「タクトスイッチ」・・・アルプス電気(株)商品名)が使用されているが、機器内に液体(例えば血液や造影剤など)の侵入に伴う事故を防止するための防水性の確保が国際規格として要求されており、採用可能なスイッチの選定に苦慮することが多くなっている。
【0003】
また、医療用診断機器では、足踏スイッチを使用することも多いが、足踏スイッチに関しても防侵性についての国際規格から、本体内部に電子回路を設けないシンプルな構造にすることが要求されている。そのため足踏スイッチにはマイクロスイッチが主に採用されている。
【0004】
これら操作部や足踏スイッチに採用されている小型プッシュスイッチ(例えば「タクトスイッチ」・・・アルプス電気(株)商品名)やマイクロスイッチは、モーメンタリ動作するものが一般的である。このモーメンタリ動作とは、自動復帰型動作とも言われ、スイッチの押しボタンを押している間だけ動作状態(例えばオン状態)を維持し、押しボタンを押すことを止めると動作状態を解除する(オン状態がオフ状態になる)ように動作するものである。
【0005】
ところで、各種電子機器や医療用診断機器などの製品開発に当たっては、押しボタンスイッチの動作としてはモーメンタリ動作だけが必要となるものではなく、オルタネイト動作をするものも必要となる。このオルタネイト動作とは、位置保持型動作とかプッシュオン・プッシュオフ型動作とも言われ、一度スイッチの押しボタンを押した後は、押す力を取り除いても動作状態(例えばオン状態)を維持し続け、さらにもう一度押しボタンを押すことによって元の状態(例えばオフ状態)に復帰するように動作するものである。
【0006】
このような、単体でオルタネイト動作をするスイッチとしては、ハートカム方式、回転カム方式、ラチェットカム方式など各種方式のものが提供されているが、押しボタンスイッチの基本的な操作機構を有するモーメンタリ動作のスイッチに、オルタネイト機構を組合せて、オルタネイト動作をするように一体化させた押しボタンスイッチも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−167661号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、押しボタンスイッチをモーメンタリ動作仕様で開発した電子機器製品について、その後オルタネイト動作仕様に変更する必要が生じた場合、或いは製品化済みの操作卓上の操作機能を、オルタネイト動作仕様に機能変更する必要が生じた場合などには、単に部品としての押しボタンスイッチを取替えることで対応できれば問題はないが、多くの場合交換すべき部品の大きさやデザインなどが適合せず、その変更は必ずしも容易ではない。
【0008】
また、操作部や足踏スイッチに採用されている小型プッシュスイッチやマイクロスイッチは、モーメンタリ動作をするものが一般的であり、これをオルタネイト動作にしようとすれば、通常は電子回路を付加したり制御プログラムによって実現したりすることになるが、前述のように防水性や防侵性を確保する観点から、操作部や足踏スイッチの本体内に電子回路などを設けることは現実的ではなく、また、制御プログラムによるものもプログラムの暴走・停止によりオルタネイト動作が機能しなくなるおそれがあるなど信頼性の面から採用を見合わせているものであった。
【0009】
このような事情から本発明は、モーメンタリ動作スイッチに、小型・軽量の押した状態を維持するための機構を付加することによって、電子回路や制御プログラムに依存することなく、容易にオルタネイト動作に機能変更することを可能にすることを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モーメンタリ動作をするスイッチを囲むように配置されるバネ体と、このバネ体を介して前記スイッチの上に配置されるオルタネイト機構部とを具備し、前記オルタネイト機構部は、鋸歯状を呈しその歯先部分と根元部分に切欠を有するガイドを貫通穴部の内周面に形成した外囲体と、この外囲体の前記貫通穴部に挿入される円筒状をなし、その外周表面の所定位置に前記ガイドに係合する凸部を備えた可動体とを有することを特徴とするモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構である。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構において、前記ガイドには、鋸歯状を呈する歯が偶数枚等間隔に形成され、前記ガイドに係合される前記凸部は、前記可動体の外周表面に対称に2個設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、モーメンタリ動作をするスイッチと、このスイッチを囲むように配置されるバネ体と、このバネ体を介して前記スイッチの上に配置されるオルタネイト機構部と、このオルタネイト機構部の上方に設けた押しボタンとを具備し、前記オルタネイト機構部は、鋸歯状を呈しその歯先部分と根元部分に切欠を有するガイドを貫通穴部の内周面に形成した外囲体と、この外囲体の貫通穴部に挿入される円筒状をなし、その外周表面の所定位置に前記ガイドに係合する凸部を備えた可動体とを有することを特徴とする押しボタンスイッチである。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の押しボタンスイッチにおいて、前記オルタネイト機構部の上方と前記押しボタンとの間に、ばね部材を介在させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
上記課題を解決するための手段の項にも示したとおり、本発明の特許請求の範囲に記載する各請求項の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、市販のモーメンタリ動作のスイッチに対して簡便な機構を付加するだけで、容易にオルタネイト動作仕様に変換することができる。この場合、内部に電子回路を設ける必要はなく、また、制御プログラムも必要としないので、防水性や防浸性に富んだ信頼性の高い変換機構が提供される。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、ガイドとなる歯に係合される凸部を可動体の外周表面の対称位置に2個設けているので、可動体を外囲体の内周にバランスよく保持することができ、可動体の動きをよりスムーズにすることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、市販のモーメンタリ動作のスイッチを採用しながら、簡便な機構を付加することによりオルタネイト動作仕様の押しボタンスイッチとして使用することができる。この場合、内部に電子回路を設ける必要はなく、また、制御プログラムも必要としないので、防水性や防浸性に富んだ信頼性の高い押しボタンスイッチが提供される。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、ロック式の押しボタンスイッチを、ノンロック式の押しボタンスイッチにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係るモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構と、その機構を備えた押しボタンスイッチの一実施例について、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、これらの図において、同一部分には同一符号を付して示してある。
【0020】
図1は、本発明に係るモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構を備えた押しボタンスイッチの一実施例を、説明を容易にするために要素毎に分解して示した斜視図である。この図において、1は作動片1aを有しモーメンタリ動作をする既存のスイッチ、2はスイッチ1の周りを囲むように設けられるバネ体(例えばコイル状のバネ)、3はバネ体2の収縮/反発作用を利用してオルタネイト動作を行うオルタネイト機構部、4はオルタネイト機構部3に作用力を与えるための押しボタンである。
【0021】
ここでオルタネイト機構部3は、位置が固定される外囲体31と、この外囲体31に囲まれて回転および上下動可能に保持される円筒状の可動体32とから構成され、可動体32の外周表面の所定位置には凸部321が設けられている。この可動体32は、後述するがバネ体2の収縮/反発作用によって上下に動くものである。一方、外囲体31は展開図で示すと図2のように、等間隔に幾つかの歯311を有する鋸歯状に形成されるとともに、歯先部分には第1の切欠312が形成され、歯の根元部分には第2の切欠313が形成されている。従って、第1の切欠312や第2の切欠313も等間隔に形成される。そして、外囲体31に形成されている第1の切欠312の高さT(図2参照)は、使用しているスイッチ1のオン状態での最大荷重以内に収まる動作距離、すなわちスイッチ1がオンした後にその動作片を押し込めることの許される距離以下に設定するものとする。
【0022】
なお、可動体32の外周表面の所定位置に設けられている凸部321は、その上面が外囲体31の歯311の傾斜角度とほぼ同じになるように傾斜しており、また、外囲体31の第1の切欠312および第2の切欠313は、可動体32の外周表面に設けられている凸部321を係合させるのに適した大きさに形成されている。このように、外囲体31に形成されている歯311は、凸部321をガイドする機能を果たすものである。従って、凸部321が歯311にガイドされることによって、可動体32が外囲体31に沿って回転したり上下動したりすることが可能である。
【0023】
さらに、外囲体31については、図1には便宜的に円筒状の物体として、あたかも可動体32に保持されているかのように表示し、図2にその展開図を示したが、実は、外囲体31は図3に示すように、筒状の可動体32を挿通させるための貫通穴31aを有し、その貫通穴31aの内周面に可動体32のガイドとなる歯311と第1の切欠312および第2の切欠313を形成した、例えば矩形状の位置が固定される物体である。そして、歯311の根元部分より下に、可動体32の作用力を受けるスイッチ1とバネ体2とを収納可能な空間部分が形成されている。従って、図2に示した外囲体31の展開図は、外囲体31の内周面の展開図ということになる。
【0024】
次に、上記のように構成された本発明に係るモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構と、その機構を備えた押しボタンスイッチの動作について、図1と同様の要素毎に分解して示した斜視図である図4ないし図7を参照して説明する。
【0025】
図4は、状態[1]として押しボタンスイッチがオフの状態にあることを示したものである。すなわち、バネ体2の反発力によって可動体32が上方へ押され、可動体32の凸部321が、外囲体31の歯311の根元部分に形成されている第2の切欠313に係合している。なお、例えば外囲体31に歯311が4枚形成されている場合には、第1の切欠312と第2の切欠313も4つずつ形成されることになる。よって図4において、可動体32の凸部321が係合している第2の切欠313を、説明の便宜上符号313aとして表示し、その左側にある第2の切欠313には符号313bを付して表示することにする。
【0026】
次に、図4に示すオフの状態にある押しボタンスイッチの押しボタン4を押すと、押しボタン4に押されて可動体32がバネ体2を収縮させながら押し下げられる。このとき可動体32の凸部321が、外囲体31の歯311の垂直部分に沿って下降し、十分押し込むと可動体32の底部で既存のスイッチ1の作動片1aを押してオンさせる。その状態で押しボタン4を押す力を緩めると、バネ体2の反発作用によって可動体32は若干上方へ持ち上がるものの、可動体32の凸部321が外囲体31の歯311の先端部分に形成されている第1の切欠312に係合することになる。図5はこの状態を状態[2]として示したものであり、スイッチ1は押されたままオン状態を維持することになる。すなわち、プッシュオンの状態となる。
【0027】
このような図5に示すプッシュオンの状態にある押しボタンスイッチの押しボタン4を再度押すと、可動体32がバネ体2を収縮させて若干押し下げられるので、外囲体31の第1の切欠312に係合されていた可動体32の凸部321が第1の切欠312から外れる。そして、そのまま押しボタン4を押す力を緩めると、バネ体2の反発作用によって可動体32は上方へ持ち上げられる。この状態を状態[3]としして図6に示してある。なお、図6はオンからオフに変化する過程の状態を説明するために示したものである。
【0028】
すなわち、可動体32はその凸部321を外囲体31の歯311の傾斜に沿って回転しながら上昇することとなり、遂には凸部321が外囲体31の第2の切欠313bに係合して可動体32は停止することになる。このときの様子が図7に状態[4]として示されており、可動体32の底部がスイッチ1から離れるのでスイッチ1はオフとなる。すなわち、この状態はプッシュオフの状態である。なお、図4に示した最初のオフ状態(状態[1])では、第2の切欠313aに係合していた可動体32の凸部321は、1度押しボタン4を押してオン状態にした(図5参照)後、さらに押しボタン4を押すと図6の状態を経て図7に示す次のオフ状態(状態[4])になり、このときには、可動体32の凸部321は第2の切欠313bに係合することになる。このことから分かるように、押しボタン4を押してプッシュオン・プッシュオフを繰り返す毎に、可動体32は外囲体31の内壁に沿って順次回転することになる。
【0029】
以上詳述したように本発明によれば、市販のモーメンタリ動作のスイッチに対して簡便な機構を付加するだけで、容易にオルタネイト動作仕様に変換することができる。この場合、内部に電子回路を設ける必要はなく、また、制御プログラムも必要としないので、防水性や防浸性に富んだ信頼性の高い変換機構が提供される。
【0030】
従って、この変換機構を採用することによって、例えば、操作卓上の押しボタンスイッチをモーメンタリ動作仕様で製品開発途中だったものを、オルタネイト動作仕様へ変更する必要が生じたような場合でも、大幅な設計変更をすることなく、モーメンタリ動作仕様のスイッチそのものを採用しながら、これをオルタネイト動作仕様に容易に置き換えることができる。また、モーメンタリ動作仕様で製品化済みのものであっても、モーメンタリ動作仕様のスイッチを交換することなくオルタネイト動作仕様への機能変更が容易となる。この変更は操作卓の形状に依存しないので、汎用性や流用性が高いことも大きなメリットである。
【0031】
本発明は、上述の一実施例に限定されることなく、種々の形態で実施できることは言うまでもない。例えば、外囲体31に歯311が4枚等間隔に形成されている場合について説明したが、これに限らず適宜の数の歯311が形成されていてもよい。また可動体32の凸部321の数については触れていないが、歯311の数が偶数枚であれば、凸部321を2つ可動体32の対称位置に設けることによって、可動体32を外囲体31の内周にバランスよく保持できるので、可動体32の動きをよりスムーズにすることができる。
【0032】
なお、既存の機器の操作部や足踏スイッチに対して、モーメンタリ動作仕様をオルタネイト動作仕様へ変更しようとする場合は、採用されているスイッチ1の大きさと、そのスイッチの自由位置から動作位置までの移動距離に応じて、外囲体31や可動体32の大きさ(直径や高さ)、歯311の枚数、凸部321の数などを適宜調整するものとする。そして、スイッチ1の自由位置から動作位置までの移動距離が短い場合は、外囲体31や可動体32の直径を大きくするとともに高さを低くし、さらに歯311の枚数を増やしたり凸部321の数を増やしたりして対応するのがよい。
【0033】
また上記の実施例では、押しボタン4を押した手を離すと、押し込んだ位置に押しボタン4が保持される所謂ロック式のものについて示したが、押しボタン4と可動体32との間にバネを挿入することにより、押しボタン4を常に自由位置に戻すノンロック式のものにすることができる。さらに、押しボタン4として円柱状のものを示したが、外囲体31や可動体32の実装スペースが確保でき、かつこれらの動作の妨げにならなければ、どのような形状のものであっても差し支えないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係るオルタネイト変換機構を備えた押しボタンスイッチの一実施例を、要素毎に分解して示した斜視図である。
【図2】オルタネイト機構部の外囲体の内周面を展開して示した説明図である。
【図3】外囲体の一例を示した斜視図である。
【図4】スイッチがオフ状態にあるときのオルタネイト機構部の様子を説明するために示した説明図である。
【図5】スイッチがオン状態にあるときのオルタネイト機構部の様子を説明するために示した説明図である。
【図6】オン状態からオフ状態へ移行する過程のオルタネイト機構部の様子を説明するために示した説明図である。
【図7】スイッチが再度オフ状態になったときのオルタネイト機構部の様子を説明した説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 モーメンタリ動作をする既存のスイッチ
2 バネ体
3 オルタネイト機構部
4 押しボタン
31 外囲体
32 可動体
311 歯
312 第1の切欠
313 第2の切欠
321 凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モーメンタリ動作をするスイッチを囲むように配置されるバネ体と、
このバネ体を介して前記スイッチの上に配置されるオルタネイト機構部とを具備し、
前記オルタネイト機構部は、鋸歯状を呈しその歯先部分と根元部分に切欠を有するガイドを貫通穴部の内周面に形成した外囲体と、この外囲体の前記貫通穴部に挿入される円筒状をなし、その外周表面の所定位置に前記ガイドに係合する凸部を備えた可動体とを有することを特徴とするモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構。
【請求項2】
前記ガイドには、鋸歯状を呈する歯が偶数枚等間隔に形成され、前記ガイドに係合される前記凸部は、前記可動体の外周表面に対称に2個設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモーメンタリ動作のスイッチをオルタネイト動作に変換するための機構。
【請求項3】
モーメンタリ動作をするスイッチと、
このスイッチを囲むように配置されるバネ体と、
このバネ体を介して前記スイッチの上に配置されるオルタネイト機構部と、
このオルタネイト機構部の上方に設けた押しボタンとを具備し、
前記オルタネイト機構部は、鋸歯状を呈しその歯先部分と根元部分に切欠を有するガイドを貫通穴部の内周面に形成した外囲体と、この外囲体の貫通穴部に挿入される円筒状をなし、その外周表面の所定位置に前記ガイドに係合する凸部を備えた可動体とを有することを特徴とする押しボタンスイッチ。
【請求項4】
前記オルタネイト機構部の上方と前記押しボタンとの間に、ばね部材を介在させたことを特徴とする請求項3に記載の押しボタンスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−32402(P2009−32402A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191919(P2007−191919)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】