説明

ラベルプリンタ

【課題】簡単な操作でラベル用紙に適度なテンションを与えることができるラベルプリンタを提供する。
【解決手段】装置本体10に対して引出および収容自在なプリンタカセット15が装置本体10に対して収容された場合にラベル用紙Pが収納される用紙収納部24からラベル印刷機構21の構成要素に至るラベル用紙Pの搬送経路に干渉する位置に、用紙収納部24から引き出されたラベル用紙Pにテンションを与えるラベルダンパー50を備える。これにより、用紙収納部24からラベル印刷機構の構成要素に至るラベル用紙Pの搬送経路に用紙収納部24からラベル用紙Pを引き出し、プリンタカセット15を装置本体10に対して収容するという簡単な操作だけで、ラベルダンパー50によってラベル用紙Pに適度なテンションを与えることにより、大径のラベル用紙Pから用紙を引っ張ることができるようにすることができ、印字性能を安定させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
台紙に貼着されたラベルに印字を行なうラベルプリンタでは、台紙巻取り軸によって台紙を巻き取りつつ、ラベル剥離部によって用紙の案内経路を屈曲させ、印字後のラベルを台紙から剥離し発行するようにしている。
【0003】
このようなラベルプリンタで問題となるのは、ロール状に巻回されたラベル用紙(ラベル+台紙)の径が大きい場合にバックフィード等でラベル用紙が弛んでいると、慣性力(慣性抵抗)によりラベル用紙を引っ張りきれず、印字性能を安定させることができない、という問題である。
【0004】
そこで、特許文献1などに記載のラベルプリンタにおいては、テンション部材によってラベル用紙(ラベル+台紙)に適度なテンションを与えることにより、ラベル用紙(ラベル+台紙)に張力を与えて、大径のラベル用紙(ラベル+台紙)から用紙を引っ張ることにより、印字性能を安定させるようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1などに記載のラベルプリンタにおいては、テンション部材とプラテンローラとの間にラベル用紙(ラベル+台紙)を通さねばならず、使い勝手が悪いものとなっている。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単な操作でラベル用紙に適度なテンションを与えることができるラベルプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ロール状のラベル用紙を収納する用紙収納部と、前記用紙収納部に収納された前記ラベル用紙を引き出して搬送する搬送過程で前記ラベル用紙の表面に所定事項を印字するラベル印刷機構の構成要素とを有して、装置本体に対して引出および収容自在なプリンタカセットと、前記プリンタカセットが前記装置本体に対して収容された場合に前記用紙収納部から前記ラベル印刷機構の構成要素に至る前記ラベル用紙の搬送経路に干渉する位置に設けられ、前記用紙収納部から引き出された前記ラベル用紙にテンションを与えるラベルダンパーと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装置本体に対して引出および収容自在なプリンタカセットが装置本体に対して収容された場合にラベル用紙が収納される用紙収納部からラベル印刷機構の構成要素に至るラベル用紙の搬送経路に干渉する位置に、用紙収納部から引き出されたラベル用紙にテンションを与えるラベルダンパーを備えることにより、用紙収納部からラベル印刷機構の構成要素に至るラベル用紙の搬送経路に用紙収納部からラベル用紙を引き出し、プリンタカセットを装置本体に対して収容するという簡単な操作だけで、ラベルダンパーによってラベル用紙に適度なテンションを与えることにより、ラベル用紙に張力を与えて、大径のラベル用紙から用紙を引っ張ることができるようにすることができ、印字性能を安定させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本実施の形態におけるラベルプリンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、プリンタカセットが引き出された状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、プリンタカセットが最大引出位置まで引き出された状態を示す側面図である。
【図4】図4は、プリンタカセットが押し込まれた状態を示す側面図である。
【図5】図5は、プリンタカセットがさらに押し込まれた状態を示す側面図である。
【図6】図6は、プリンタカセットがプリンタ保持部に収納された状態を示す側面図である。
【図7】図7は、プリンタカセットのラベルダンパー付近を示す斜視図である。
【図8】図8は、ラベルダンパーの概略構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるラベルプリンタの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下では、本発明のラベルプリンタを、食品等の商品に関連する情報を印字したラベルやレシートを発行するラベルプリンタに適用した例を示すが、これに限定されることなく用紙等の記録媒体に各種情報を印字する装置であればいずれの装置に適用してもよい。
【0011】
図1は、本実施の形態におけるラベルプリンタ1の外観構成を示す斜視図である。ラベルプリンタ1は、ラベルに商品に関連する情報を印字し、印字したラベルを発行するものである。図1に示すように、ラベルプリンタ1の装置本体10の上部には、商品に関する種々の情報を表示するタッチパネル付きのディスプレイ11が設けられている。また、ラベルプリンタ1の装置本体10の上面には、操作者からの各種入力を受付けるキーボード12が設けられている。また、ラベルプリンタ1の装置本体10の正面下部には、商品を載置して商品の重量を計測する計量秤13が設けられている。
【0012】
ラベルプリンタ1の装置本体10の内部には、プリンタカセット15、16が並設されて収容されており、ラベルプリンタ1の装置本体10の計量秤13側の下部に設けられた溝部15a、16aに指を掛けて引っ張ることで、装置本体10から図1におけるA方向に引き出し可能となっている。また、引き出されたプリンタカセット15、16をA方向と反対方向に押圧することで、ラベルプリンタ1の装置本体10の内部に収容可能となっている。
【0013】
図2は、プリンタカセット15が引き出された状態を示す斜視図である。プリンタカセット15には、ラベル印刷機構21(図6参照)により印字されるラベルが台紙に貼付されたロール状のラベル用紙Pが収容されている。プリンタカセット16も同様にラベル用紙Pが収容されている。なお、ラベル用紙Pは、保持軸22(図3参照)に着脱自在に保持されている。そして、ラベルプリンタ1は、プリンタカセット15、16のラベル印刷機構21によって印刷されたラベルが、ラベルプリンタ1の装置本体10の計量秤13側に形成されたラベル発行口17、18から排出される構成となっている。左側に位置する他方のプリンタカセット16は、プリンタカセット15と左右対称となる構造を有している。以下、右側に位置するプリンタカセット15についてのみ説明し、左側に位置するプリンタカセット16については、説明を省略する。
【0014】
ここで、図3〜図6は、プリンタカセット15が押し込まれる過程を順に示したものである。図3〜図6を参照しつつ、ラベルプリンタ1の構造について詳細に説明する。
【0015】
ラベルプリンタ1は、その概略構造として、ラベルプリンタ1の装置本体10のプリンタ保持部20に対し、プリンタカセット15が引出自在に収納されて構成されている。プリンタカセット15は、ラベル発行口17から順に、ラベル印刷機構21を構成するプラテン及びラベル用紙Pのラベルと台紙とを剥離させるためのラベル剥離板を備える片持ちユニット23と、ラベル用紙Pを収納保持する用紙収納部24とを位置させている。また、片持ちユニット23の下方には、ラベル剥離板により剥離された台紙を巻き取るための台紙巻取り軸25を位置させている。プリンタカセット15の内部一側部には取付壁26が設けられ、この取付壁26と対向する他側部には開放部27が形成されている。取付壁26は、プラテン、ラベル剥離板及び台紙巻取り軸25を片持ち状態で支持する構造体であり、開放部27は切欠構造である。
【0016】
したがって、用紙収納部24の保持軸22と片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)と台紙巻取り軸25とによって、プリンタカセット15には、用紙収納部24の保持軸22から台紙巻取り軸25に至るラベル用紙Pの搬送経路が形成される。
【0017】
また、プリンタカセット15の取付壁26には、プリンタカセット15の押し込み動作時に、後述するラベルダンパー50のブラケット51の被当接部53(図8などを参照)に当接する階段形状の当接部26aが形成されている。
【0018】
片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)の自由端は、補助板金28に支持されて位置決め精度の向上及び剛性確保が図られている。片持ちユニット23のプラテン及び台紙巻取り軸25は回転自在に取り付けられており、取付壁26には、片持ちユニット23のプラテン及び台紙巻取り軸25に対する動力伝達機構を構成するギヤ列(図示せず)が設けられている。片持ちユニット23および台紙巻取り軸25が取付壁26に取り付けられた状態において、片持ちユニット23(プラテン、ラベル剥離板)及び台紙巻取り軸25は、プリンタカセット15の引き出し及び押し込み方向と直交する略水平軸に沿って配置されることになる。
【0019】
なお、プリンタ保持部20は、その内側壁に、片持ちユニット23の補助板金28の底部を支持する自由端支持部(図示せず)を有する。つまり、この自由端支持部は、直接的に支持する補助板金28を支持することによってこの補助板金28に取り付けられた片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)の自由端を支持する。
【0020】
プリンタ保持部20には、ラベル印刷機構21を構成する印字ヘッドとしてのラインサーマルヘッド30を片持ちユニット23のプラテンに対して離間および当接自在なヘッドブロック31が設けられている。
【0021】
このようなヘッドブロック31は、プリンタカセット15の引き出し動作に伴いラインサーマルヘッド30が跳ね上げられる方向にヘッドブロック31を回動させ、プリンタカセット15の押し込み動作に伴いラインサーマルヘッド30をプラテンに当接する印字位置に復帰させる方向にヘッドブロック31を回動させるような、プリンタカセット15のスライド移動に伴うラインサーマルヘッド30の跳上げ動作を実現している。すなわち、ヘッドブロック31は、装置本体10のプリンタ保持部20に対してプリンタカセット15を引き出しおよび収容する過程で開放および閉止自在に設けられる開閉ブロックである。
【0022】
また、プリンタカセット15がプリンタ保持部20から最大限引き出された最大引出位置ではラインサーマルヘッド30を跳ね上げるようにヘッドブロック31を回動させる跳上げ構造を実現する跳上げ手段が、図示しないカム構造(カムおよびカムフォロワ)によって構成されている。
【0023】
加えて、ヘッドブロック31には、ラベル用紙Pの径が大きい場合にラベル用紙Pから引き出されたラベル用紙に適度なテンションを与えるラベルダンパー50が設けられている。図7はプリンタカセット15のラベルダンパー50付近を示す斜視図、図8はラベルダンパー50の概略構成を示す斜視図である。図7および図8に示すように、ラベルダンパー50は、ヘッドブロック31に対して両持ちで軸54により軸支されて回動自在なブラケット51と、このブラケット51に備えられる略板形状のテンションボード52と、このテンションボード52をヘッドブロック31方向へ付勢する付勢部材である圧縮スプリング55とを有してラベルダンパー50の構造としている。ラベルダンパー50のブラケット51には、プリンタカセット15の押し込み動作時に、プリンタカセット15の取付壁26に形成された当接部26aに当接する被当接部53が形成されている。テンションボード52は、ラベル用紙Pから引き出されるラベル用紙の幅方向と略同一の幅に形成されており、ラベル用紙Pの搬送経路に干渉する位置に設けられている。
【0024】
これにより、プリンタカセット15のプリンタ保持部20への押し込み動作によって、ラインサーマルヘッド30をプラテンに当接する印字位置に復帰させる方向に移動するヘッドブロック31のラベルダンパー50のブラケット51の被当接部53に対して、プリンタカセット15の取付壁26に形成された当接部26aが当接する。さらにプリンタカセット15をプリンタ保持部20に押し込むと、圧縮スプリング55の付勢力に抗してブラケット51が用紙収納部24側へと回動する。すなわち、ラベルダンパー50のブラケット51の被当接部53とプリンタカセット15の取付壁26に形成された当接部26aとが当接した状態で、さらにプリンタカセット15をプリンタ保持部20に押し込むと、ブラケット51の回動に伴ってテンションボード52が用紙収納部24側へと回動することになる。
【0025】
プリンタカセット15がプリンタ保持部20に収納された状態では、ヘッドブロック31のラインサーマルヘッド30近傍に設けられたフック32が片持ちユニット23の補助板金28に設けられたロックピン29に係合することで閉じた位置に位置決めされる。フック32とロックピン29との係合は、フック32の形状がプリンタカセット15の引き出し方向に沿っていることから、プリンタカセット15のプリンタ保持部20からの引き出し動作によって解除される。
【0026】
一方、プリンタカセット15のプリンタ保持部20からの引き出し動作によって、フック32とロックピン29との係合が解除されるとともに、ラベルダンパー50のブラケット51の被当接部53とプリンタカセット15の取付壁26に形成された当接部26aとの当接が解除されると、圧縮スプリング55の付勢力によりブラケット51がヘッドブロック31方向へ回動することになる。これにより、プリンタカセット15のプリンタ保持部20からの引き出しの際に、ラベルダンパー50のテンションボード52が用紙収納部24に収納保持されたラベル用紙Pに当たるのを防止することができる。
【0027】
このような構成において、本実施の形態のラベルプリンタ1は、例えば、計量秤13に載せた品物の重量を計量してその計量結果を印字したラベルをプリンタカセット15、16によって印字しラベル発行口17、18から発行するというように利用される。
【0028】
ここで、ラベル用紙Pの交換作業のためのプリンタカセット15の引き出し及び押し込み動作について説明する。まず、ラベルプリンタ1の装置本体10のプリンタ保持部20にプリンタカセット15が収納されている状態からプリンタカセット15が最大引出位置まで引き出された状態では、跳上げ手段によってヘッドブロック31が回動させられ、ラインサーマルヘッド30が跳ね上げられる。しかも、プリンタカセット15には、片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)及び台紙巻取り軸25が片持ち状態で設けられ、プリンタカセット15においてこれらを片持ちする取付壁26と対面する側は開放部27となっている。そこで、プリンタカセット15が最大引出位置まで引き出された状態で、用紙収納部24に対するラベル用紙Pのセット作業、ラベル用紙Pから引き出したラベル用紙の片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)へのセット作業、台紙巻取り軸25に対する台紙のセット作業、各部の保守作業等を容易に行なうことが可能となる。
【0029】
そして、用紙収納部24に対するラベル用紙Pのセット作業、ラベル用紙Pから引き出したラベル用紙の片持ちユニット23(プラテン及びラベル剥離板)へのセット作業、台紙巻取り軸25に対する台紙のセット作業の終了後、プリンタカセット15のプリンタ保持部20への押し込み動作によってラベルダンパー50のテンションボード52を用紙収納部24側へ回動させることにより、用紙収納部24に収納保持されたラベル用紙Pの径が大きい場合には、ラベルダンパー50によってラベル用紙Pから引き出されたラベル用紙にテンションをかけることができる。また、ラベルダンパー50のブラケット51は、ヘッドブロック31に対して両持ちで軸54により軸支されているので、ラベル用紙Pから引き出されたラベル用紙の幅方向全面に均等にテンションをかけることができる。
【0030】
なお、本実施の形態においては、ラベルダンパー50が、プリンタ保持部20内のヘッドブロック31という直接手で触れにくい場所に設けられているので、ラベル用紙Pのセットの際にオペレータの手が当たってラベルダンパー50が破損することを防止することができる、という利点がある。
【0031】
また、ラベルダンパー50のテンションボード52の先端は、R形状に形成されている。これにより、ラベルダンパー50(テンションボード52)によってラベル用紙Pから引き出されたラベル用紙にテンションをかけた場合に、テンションが一点に集中するのを防止し、台紙からラベルが剥がれてしまうのを防止することができる。
【0032】
このように本実施の形態によれば、装置本体10に対して引出および収容自在なプリンタカセット15が装置本体10に対して収容された場合にラベル用紙Pが収納される用紙収納部24からラベル印刷機構21の構成要素に至るラベル用紙Pの搬送経路に干渉する位置に、用紙収納部24から引き出されたラベル用紙Pにテンションを与えるラベルダンパー50を備えることにより、用紙収納部24からラベル印刷機構の構成要素に至るラベル用紙Pの搬送経路に用紙収納部24からラベル用紙Pを引き出し、プリンタカセット15を装置本体10に対して収容するという簡単な操作だけで、ラベルダンパー50によってラベル用紙Pに適度なテンションを与えることにより、ラベル用紙Pに張力を与えて、大径のラベル用紙Pから用紙を引っ張ることができるようにすることができ、印字性能を安定させることができる。
【符号の説明】
【0033】
1 ラベルプリンタ
10 装置本体
15,16 プリンタカセット
21 ラベル印刷機構
24 用紙収納部
26a 当接部
31 開閉ブロック
51 ブラケット
50 ラベルダンパー
52 テンションボード
55 付勢部材
P ラベル用紙
【先行技術文献】
【特許文献】
【0034】
【特許文献1】特開2001−302043号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状のラベル用紙を収納する用紙収納部と、前記用紙収納部に収納された前記ラベル用紙を引き出して搬送する搬送過程で前記ラベル用紙の表面に所定事項を印字するラベル印刷機構の構成要素とを有して、装置本体に対して引出および収容自在なプリンタカセットと、
前記プリンタカセットが前記装置本体に対して収容された場合に前記用紙収納部から前記ラベル印刷機構の構成要素に至る前記ラベル用紙の搬送経路に干渉する位置に設けられ、前記用紙収納部から引き出された前記ラベル用紙にテンションを与えるラベルダンパーと、
を備えることを特徴とするラベルプリンタ。
【請求項2】
前記プリンタカセットにおける前記用紙収納部から前記ラベル印刷機構の構成要素に至る前記ラベル用紙の搬送経路に対して、前記装置本体に対して前記プリンタカセットを引き出しおよび収容する過程で開放および閉止自在に設けられる開閉ブロックと、
前記プリンタカセットに形成されており、前記装置本体に対して前記プリンタカセットを収容する過程で前記ラベルダンパーに当接する当接部と、
を備え、
前記ラベルダンパーは、前記ラベル用紙の幅方向と略同一の幅に形成されている略板形状のテンションボードと、前記テンションボードを前記開閉ブロック方向へ付勢する付勢部材と、前記開閉ブロックに設けられていて前記プリンタカセットの前記当接部の当接動作に従って前記付勢部材による付勢力に抗して前記テンションボードを前記ラベル用紙の搬送経路に干渉する方向に回動させるブラケットと、を有している、
ことを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
【請求項3】
前記ラベルダンパーの前記ブラケットは、前記開閉ブロックに対して両持ちで軸支されて回動自在である、
ことを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
【請求項4】
前記ラベルダンパーの前記テンションボードの先端は、R形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−184394(P2010−184394A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−29037(P2009−29037)
【出願日】平成21年2月10日(2009.2.10)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】