説明

リアルタイムサービスのグループ分けのためのリソースの割り付け、スケジューリング、およびシグナリング

本発明は、ユーザのリアルタイムサービスのグループ分けのためにリソースの割り付けのシグナリングをする方法および装置である。音声起動状態と音声不使用状態との間の各ユーザの遷移の音声起動状態報告のためのアップリンクシグナリングが無線送受信ユニットからNodeBに送信される。無線通信システムのユーザへの無線リソース割り付けは、ユーザ測定報告、周波数ポッピングなどの予め定められたパターン、または疑似ランダム関数に基づいて変わる。音声起動状態係数をよりよく使用するためにグループ分け方法が調整され、したがって、物理的なリソースをより効率的に使用するために統計多重を使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長期的発展型(long term evolution:LTE)または高速パケットサービス(HSPA)システムにおけるリアルタイムサービス(RTS)のグループ分けのための状態報告、リソースの割り付け、スケジューリング、およびシグナリングに関する。特に、本発明は、VoIP(voice over Internet Protocol)ユーザがLTEまたはHSPAにおいてパケット交換によりサービスを受けるとき、音声の無音/活性の状態(voice silent and active behavior)を十分に使用することによって、効率的にスケジューリングを決定する媒体アクセス制御(MAC)層および物理(PHY)層でのリソースの割り付けおよびシグナリングの方法に関する。
【背景技術】
【0002】
発展型(Evolved)UTRAおよびUTRANの目的は、システム容量およびカバレージを改良した、データレートが速く待ち時間が短いパケット最適化システムに向けて、無線アクセスネットワークを進展させることである。この目的を達成するためには、無線インターフェイスおよび無線ネットワークアーキテクチャの進展を検討する必要がある。例えば、現在3GPPで使用されているCDMA(符号分割多元接続)を使用する代わりに、OFDMA(直交周波数分割多元接続)およびFDMA(周波数分割多元接続)が、それぞれダウンリンク送信およびアップリンク送信で使用するよう提案されているエアインターフェイス技術である。検討された変更の1つは、LTEにおけるすべてのパケット交換サービス、つまりすべての音声コールがパケット交換に基づき行われることである。このことは、VoIPサービスに対応するLTEシステム設計において多くの問題を引き起こす。
【0003】
VoIPユーザは、データ通信のユーザと同様にLTEシステムの進化したリンクアダプテーションおよび統計多重技術を使用できる点で有利であるが、音声パケットサイズが小さいことから、システムによってサービスを提供することができるユーザの数が大幅に増加する場合、LTEシステムの制御およびフィードバック機構にかなりの負担がかかる可能性がある。既存のリソースの割り付けおよびフィードバック機構は、一般に、そのシステムにおけるVoIPユーザに見られるように、割り付け数のピーク対平均が大きい場合に対処するようには設計されていない。
【0004】
従来のセルラー方式の音声トラフィックは、一定の間隔のボコーダ出力、明確に定義された最大および最小レートなど、(出力は、快適ノイズ、フルレート、サブレートなどとすることができる)いくつかの特徴的な属性を有し、約35〜50%のわずかな音声起動状態係数(voice activity factor:VAF)で処理される。VAFは、ユーザの通話している時間の割合である。これらの属性を活用して、リソースの割り当ておよびフィードバックのための制御シグナリング用の最小限のリソースで、多数の音声ユーザをスケジュールすることが望ましい。
【0005】
従来技術において、LTEにおける音声トラフィックに対応するのに必要なシグナリングおよびフィードバックの量を低減するために、ほぼ同じ無線の状態のユーザをグループ分けすることが提案されている。既知のトラフィックの特徴を活用し、したがって、VAFおよび再送要件に基づいて統計多重を可能にするため、グループを特定のサブフレームに関連付けることが提案された。
【0006】
従来技術の提案によれば、ネットワークにおいて、VAFを活用し、一般のサブフレームで音声パケットに対応するよりも多くのユーザ数(population)をそのグループに含めることができる。例えば、5MHzでは、0.5msサブフレームにおける音声サービスについて、3人または4人のユーザに対応することができると予想される。0.4の一般的なVAFで、8人から10人のユーザのグループを定義することができるはずである。
【0007】
図1は、この一般のグループ分けの原理を示し図であり、ユーザは、そのチャネル状態に基づいてグループ分けされている。基本原理は、ほぼ同じチャネル状態のユーザが、変調、符号化レートなどほぼ同じチャネル属性で処理されることである。図2は、ビットマップを使用してユーザ機器(UE)グループ内で無線リソースブロックを割り当てる方法を示す図である。グループのスケジューリングは、より小さいUEグループのサブフレームへの事前に構成された割り当てを使用して、そのサブフレームにおけるアドレス指定可能なUEの数を低減する、オン/オフ制御が速い永続的なスケジューリングの一種であることに留意されたい。図2に示すように、第1のサブフレームにおいて、無線リソースは、UE1、UE2、UE7、UE8、およびUE9に割り当てられている。UE2が前の送信を認め、もはや無線リソースを必要としない場合、そのリソースは、自由に再割り当てされる。第2のサブフレームにおいて、無線リソースは、UE1、UE3、UE7、UE8、およびUE9に割り当てられている。
【0008】
LETシステムおよび既存の提案から特定される問題は以下の通りである。
【0009】
1.現在の提案には、サービスをグループ分けするための詳細なシグナリング手法が欠如している。
【0010】
2.無線リソースは、準静(semi-static)的に音声ユーザに割り付けられる。音声の無音/活性の状態遷移(voice silent and active state transition)のため、音声ユーザが無音期間中である場合、その音声ユーザの無線リソースを他のユーザまたはサービスに割り付けることが効率的である。発展型UTRA NodeB(eNB)は、ダウンリンク(DL)で送信されるすべてのUEへの音声活性状態を容易に監視し、効率的なリソースの割り当てを行い、その決定をUEに信号で伝える。eNBが、アップリンク(UL)音声サービスのためにUEに割り当てられた無線リソースを他のサービスまたは他のUEに割り付け直す必要がある場合、このUEが音声無音期間中であるときは問題となる。というのは、eNBは、ULのUEの音声活性状態を監視することができないため、効率的なULリソーススケジューリングを決定することができないからである。
【0011】
3.チャネル状態は、絶えず変化しており、音声サービスのために各UEに割り当てられた無線リソースブロックは、一定のパターンになり得ず、さもなければ性能の低下につながる。全VoIPサービス中に割り当てられた無線リソースが固定されている場合、性能の低下には、例えばディープフェーディングチャネル(deep fading channel)による音声パケットの紛失も含まれる可能性がある。連続的に音声パケットが紛失することにより、リスナは歪んだかたちで受信することとなり、これは受け入れられないレベルのサービスとなる可能性がある。例えば、UEのグループ分けを使用すると、VoIPグループ内のUEに割り当てられた無線リソースは、一定の順序とすることはできない。リソース割り付けパターンを変更し、関連のシグナリングでリソースの置換に対応するために、いくつかの方法を検討する必要がある。
【0012】
4.オーバーヘッドを低減するために音声活性状態オン−オフを使用することによって、VoIPサービスが効率的に無線リソースを使用するために、UEグループ分け方法を用いる場合、グループ内のUEの数が少なすぎると問題となる。35〜50%の間のVAFの場合、従来技術で提案されたように、10人の音声ユーザのみを0.5msの1つのサブフレームにまとめるとすると、1つのグループ内に常に4人以下の使用中のユーザおよび6人の不使用中のユーザがいるというのは、統計的に正しいとは言えない。使用可能なリソースより多くのUEがある場合、システムは、新しい無線リソースをグループ内のUEに割り当てる必要があり、これにより余分なオーバーヘッドが発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
VAFを考慮に入れることによって、多数のUEがまとめられる場合のみ、グループ分け方法を適切に使用することができ、したがって統計的に約35〜50%の使用中の音声ユーザが存在し、残りは不使用の音声ユーザであると想定することができる。そのため、10を超えるUEがまとめられるか、いくつかのリソーススケジューリング方法を検討する必要がある。また、1つのグループ内に同じ数のUEがあるため、チャネルおよび音声トラフィックの量を柔軟に反映することができない。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、ユーザのリアルタイムサービスをグループ分けするためのリソースの割り付けのシグナリングの法および装置である。使用状態(active state)と音声不使用状態(inactive voice state)との間の各ユーザの遷移の音声起動状態報告(voice activity reporting)のためのアップリンクシグナリングが無線送受信ユニットからNodeBに送信される。無線通信システムのユーザへの無線リソース割り付けは、ユーザ測定報告、周波数ポッピングなどの予め定められたパターン、または疑似ランダム関数に基づいて変わる。音声起動状態係数をより有効に使用するためにグループ分け方法が調整され、したがって、物理的なリソースをより効率的に使用するために統計多重を使用することができる。
【0015】
本発明のより詳細な理解は、一例として提供され、添付の図面と併せ読めば理解される望ましい実施形態の以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】20msのリソースの割り付けを、単一グループにおけるUEの割り当てと共に示す図である。
【図2】UEのグループ分けに基づくビットマップを使用した無線リソースの割り当てを示す図である。
【図3】サービスをグループ分けするためのシグナリングの方法のフロー図である。
【図4】DL音声動作レポートに基づいてリソースを再割り当てする方法のフロー図である。
【図5】UL音声動作レポートに基づいてリソースを再割り当てする方法のフロー図である。
【図6】リソースの再割り当てと関連してUL音声動作レポートを検証する方法のフロー図である。
【図7】音声起動状態をチェックし、無線リソースを割り当てるために構築されたシステムの図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、「無線送受信ユニット」(WTRU)には、それだけには限定されないが、ユーザ機器、移動局、固定式または携帯式の加入者ユニット、ページャ、または無線環境で動作することができる他の任意の種類の装置が含まれる。以下で言及するとき、「基地局」には、それだけに限定されないが、NodeB、eNB、サイトコントローラ、アクセスポイント、または無線環境における他の任意の種類のインターフェイス装置が含まれる。
【0018】
本発明の一実施形態は、具体例としてLTEを参照して説明するが、類似のサービスを使用して、HSPAシステムを別の適用可能な例とすることができる。本発明の実施形態では、1つの具体例としてVoIP操作を説明するが、断続的に送信するいずれのアプリケーションにも対応することができる。
【0019】
[サービスをグループ分けするためのシグナリング]
本発明の第1の実施形態において、サービスをグループ分けするためのシグナリングを説明する。サービスをグループ分けするためのシグナリングにおいては、1つのグループ内のWTRUに対する無線リソースブロックの割り付けがL1共通制御チャネルに含まれることが望ましい。無線リソースブロックの割り当てを信号で伝えるためのビット数は、いくつの無線ベアラ(RB)が割り当てに使用されるかによる。例えば、16RBが割り当てられる場合、シグナリングのためには4ビットが必要である。
【0020】
グループが構成されている間に、1組の共通制御リソースが、グループ分けの目的でWTRUに明示的または黙示的に割り当てられ、信号で伝えられる。ビットマップの位置、割り当てられたRBのリスト、および共通制御チャネルで送信されない場合はHARQプロセス情報が、共通制御チャネルからWTRUに信号で伝えられる。共通制御チャネルを使用してWTRUのグループ分けを信号で伝えるには3つの方法がある。
a)WTRU IDおよびRB割り当て情報のみを含める。
b)WTRU ID、RB割り当て情報、およびHARBプロセス情報を含める。または
c)RB割り当て情報およびHARQプロセス情報のみを含める。
【0021】
L1制御チャネルを使用してWTRUグループ分けを信号で伝えることの他に、他の方法として、無線リソース制御(RRC)構成メッセージを介してグループ分けを信号で伝えることができる。RRC構成メッセージは、以下の内容、すなわちリソース割り当てビットマップの位置、RB割り当て、およびHARQプロセス情報、および他の必要な情報を有する。どのビットがその動作状態をトリガすることになっているかをWTRUが認識できるように、ビットマップ内の特定のWTRUの位置も信号で伝えられる。例えば、あるWTRUは、ビットマップにおける3番目の位置がそのWTRUについての表示であることを認識しなければならない。HARQプロセスがオンであるかオフであるかを、RB割り当てと共に、信号で伝えることができる。WTRUがこの情報を読み込むべき送信時間間隔(TTI)の開始時期も含まれる。信号で伝えられたTTIから始めて、WTRUは、必要な情報を取得するために、信号で伝えられた位置から内容を読み込む。
【0022】
図3は、サービスをグループ分けするためのシグナリングの方法300のフロー図である。eNBは、グループ分けのためWTRUにリソースを割り当てる(ステップ302)。上述したように、eNBからWTRUへのリソースの割り当てを伝達には、異なる2つの方法、共通制御チャネルを介する方法、およびRRC構成メッセージによる方法がある。共通制御チャネルを使用する場合(ステップ304)、RB割り当て情報、並びにWTRU ID(ステップ308)、WTRU IDおよびHARQプロセス情報(ステップ310)、およびHARQプロセス情報(ステップ312)のうちの1つまたは複数の情報が送信される(ステップ306)。リソース割り当て情報を送信した後、この処理は終了する(ステップ314)。
【0023】
リソース割り当て情報をRRC構成メッセージによって送信する場合(ステップ320)、eNBは、リソース割り当てビットマップの位置、RB割り当て、HARQプロセス情報、およびTTI情報をWTRUに送信する(ステップ322)。リソース割り当て情報を送信した後、この処理は終了する(ステップ314)。
【0024】
WTRUへのRRCメッセージによっても、無線リソースを停止状態とし再割り当てすることができる。リソースを停止状態にするとき、eNBは、グループ分け期間が終わった旨の表示をWTRUに示す。リソースを再割り当てするとき、RRCメッセージには、新しい無線リソース割り付けメッセージが含められる。
【0025】
[ULにおける音声動作レポート]
第2の実施形態において、ULは、WTRUの音声動作レポートを含む。DLでは、eNBは、音声コーデックを音声起動/無音検出器とともに使用して、無音状態と音声起動の状態との間の音声起動状態遷移を検出する、または欠けている音声データおよび/または無音表示パケット(silence indication packet)を単に監視することができる。検出後、eNBは、無音状態のWTRUから音声起動の状態の他のWTRUに、無線リソースを効率的に割り当てることができる。新しいリソースの割り当ては、eNBからWTRUに信号で伝えられる。
【0026】
図4は、DL音声動作レポートに基づいてリソースを再割り当てする方法400のフロー図である。eNBは、WTRUによる音声起動状態遷移を検出する(ステップ402)。eNBは、無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに無線リソースを割り当てる(ステップ404)。eNBは、新しい無線リソースの割り当てをWTRUに信号で伝え(ステップ406)、この処理は終了する(ステップ408)。
【0027】
ULリソースの再割り付けも、eNBによってスケジュールされ、割り当てられる。そうすることができるように、eNBは、WTRUが無音期間にあるために使用されないリソースを別の音声ユーザまたは別のサービスに割り当てることができるように、各WTRUの音声起動/無音音声状態遷移の情報を有している必要がある。新しいリソースの割り当ての決定は、適時にWTRUに信号で伝えられなければならない。ULにおける音声動作遷移は、WTRUでしか検出できないため、音声動作遷移が検出されたときは、eNBに効率的に、即座に報告されなければならない。
【0028】
図5は、UL音声動作レポートに基づいてリソースを再割り当てする方法500のフロー図である。音声起動状態遷移がWTRUで検出され(ステップ502)、eNBに報告される(ステップ504)。eNBは、無音状態のWTRUから使用状態のWTRUに無線リソースを割り当てる(ステップ506)。eNBは、新しい無線リソースの割り当てをWTRUに信号で伝え(ステップ508)、この処理は終了する(ステップ510)。
【0029】
ULにおける音声オン−オフ動作のレポートには以下のような方法が考えられる。第1の実施形態において、WTRUからの音声オン−オフ動作を示すために1ビットの状態レポートが追加され、これは音声動作がオン状態とオフ状態との間で遷移するときのみ使用される。ULにおいてこのレポートを認識するためのいくつかの方法がある。
【0030】
(1)処理起動のためのLIシグナリングの方法には、以下のようなものがある。
(a)HARQ、ACK/NAK、CQIなど、他のUL L1シグナリングと多重化することができる物理制御シグナリングの使用。例えば、単一ビットのシグナリングにより、音声動作状態を示すためにビット値1を使用し、無音状態を示すためにビット値0を使用する、またはその逆を使用する。この制御シグナリングパラメータ(control signaling parameter)は、既知の物理的なチャネル割り付けが確立/維持され、または解放されるべきである旨の一般の表示を提供するものであり、多目的であることが望ましい。
(b)UL周期専用チャネル(UL periodic dedicated channel)の使用。他のチャネルが使用できない場合、音声起動状態変更表示を、UL周期専用チャネルから送信することができる。この表示は、WTRU音声起動状態がオフからオンに遷移するときに重要であり、eNBがそのUL音声サービスのために、ULリソースをWTRUに迅速に割り当てることができるように、WTRUができるだけ早くeNBに報告することが必要である。
(c)同期RACHの使用。この場合、音声動作状態変更表示が同期RACH上で送信されるが、これは少しのアクセス遅延を有する。
【0031】
(2)動作停止のためのL1シグナリングは、最後のデータパケットに付随したシグナリング、同期PRACHまたはUL周期専用チャネル上での最後のデータパケットの後の予め定められた(構成されたまたは指定された)反復パターン、またはULデータパケットが送信されない状態で行われてもよい。
【0032】
(3)L2/L3シグナリングの方法としては、以下の様なものがある。
(a)他のULバッファ占有シグナリングの変形体であり得るMACヘッダーに表示を追加すること。
(b)UL L2パケットによりピギーバックされるという表示を追加すること。ピギーバックされるパケットが長時間の遅延をもたらさない場合に使用することができる。短い遅延は、WTRUがeNBからの即座のリソース割り付けを必要とすることから、WTRUが無音状態から使用状態に遷移するとき重要である。
(c)新しいMAC制御パケットを送信すること。
(d)ピギーバックフィードバックオプションを使用する場合と同じ短い遅延要件で、WTRUからのRLC状態レポート内に表示を追加すること。
(e)ピギーバックフィードバックオプションを使用する場合と同じ短い遅延要件で、既存のRRCシグナリングに表示を追加すること。
(f)スケジューリング情報(SI)メッセージまたはバッファサイズメッセージに表示を追加すること。
【0033】
誤って解釈される可能性を最低限に抑えるために、その位置に応じて(L1またはL2/L3)、音声オン−オフ状態レポートを示す1ビットを、繰り返し符号またはCRCによって保護する。すなわち、状態レポートが誤って受信された場合、eNBが、リソースの割り付けまたは割り付け解除を行うべきではないときに行うなど、誤った決定を行う危険性があるからである。WTRUは、タイマ機構によって生じた誤り(例えば、その音声起動状態は起動中である旨の表示を送信したが、まだ割り付けを受けていないなど)、または予期しないメッセージの受信によって生じた誤り(例えば、音声動作状態が無音であるとき、WTRUがリソース割り当てメッセージを受信する、またはその音声動作状態が使用中であるとき、リソース割り付け解除メッセージを受信する)など、何らかの誤りが起こったかどうかを検出することができる。こうした誤りを検出すると、WTRUは、音声動作状態レポートを再送するか、誤りが起こったことを示す別のレポートを送信することができる。
【0034】
eNBが1つのWTRUから無音状態を検出すると、そのWTRUのリソースを、他のVoIP WTRU、他のサービス、または異なるWTRUに割り振ることができる。
【0035】
以下、リソースの割り付け解除の方法について2例説明する。
(a)無音の表示を信号で伝えると、WTRUは、自動的に(またはそれ自体で)リソースを放棄するが、これは、eNBが簡単にリソースを別のWTRUに即座に割り振ることができるという意味では効率的である。
(b)WTRUは、それ自体でリソースを放棄するのではなく、eNBからリソース割り付け解除メッセージの受信を待つ。
【0036】
後者の場合、複数のWTRU(例えば2つのWTRU)を対象とすることができるリソース割り付け結合メッセージ(combined resource allocation message)を有することが望ましい。結合メッセージは、あるWTRUに、そのULリソースが割り付け解除されたことを通知し、別のWTRUに、ULリソースが割り振られたことを通知する。誤って解釈された結果出されたUL起動/動作停止の表示であることをWTRUが認識し、訂正することができるように、このリソース割り付け解除信号も使用される。
【0037】
別の方法(図示せず)において、eNBは、ユーザのDL音声起動状態に基づいて、ULにおける音声起動状態を検出または予測するよう試みることができる。基本原理は、一方が話をしている間(例えば、DL音声が使用中)、大体の場合(必ずしもその時間の100%とは限らないが)、他方が聞いている(例えば、UL音声が不使用中)ため、UL音声起動状態とDL音声起動状態との間の負の相関があるということである。eNBは、割り当てられたULリソースを増減するのに、特定のユーザのDL音声起動状態情報を使用することができる。例えば、eNBは、DLにおける音声起動状態を分析し、それに応じて、ULリソースを徐々に増減することができる。
【0038】
図6は、WTRU602とeNB604との間のリソースの再割り当てと関連してUL音声動作レポートを検証する方法600のフロー図である。図6は、1つのWTRUしか示していないが、方法600の原理は、任意の数のWTRUに適用されることに留意されたい。WTRU602は、使用状態と無音状態との間のUL音声起動状態遷移を検出する(ステップ610)。WTRU602は、音声起動状態遷移をeNB604に通知し(ステップ612)、内部タイマを開始させる(ステップ614)。
【0039】
eNB604は、無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに無線リソースを割り当てる(ステップ616)。次いで、eNB604は、新しい無線リソースの割り当てをWTRUに信号で伝える(ステップ618)。
【0040】
WTRU602で、タイマが期限切れかどうかを決定する(ステップ620)。タイマが期限切れである場合、WTRU602は、eNB604にエラーレポートを送信するか、その音声起動状態を再送し(ステップ622)、処理が終了する(ステップ624)。WTRU602の現在の音声起動状態が正しく報告されたかどうかのチェックとして、上述したように、エラーレポートの送信、または音声起動状態の再送が行われる。
【0041】
eNB604で、WTRU602がエラーレポートを送信したかどうかの決定が行われる(ステップ626)。WTRU602がエラーレポートを送信した場合、eNB604は、WTRU602の無線リソースをWTRUにおける他のサービス、または異なるWTRUに割り当て(ステップ628)、処理が終了する(ステップ624)。WTRU602がエラーレポートを送信しなかった場合(ステップ626)、WTRU602によって再送された音声起動状態が起動から動作停止への遷移であるかどうかのチェックが行われる(ステップ630)。WTRU602が音声不使用になった場合、eNB604は、WTRU602の無線リソースをWTRUにおける他のサービス、または異なるWTRUに割り当て(ステップ628)、処理が終了する(ステップ624)。WTRU602が音声起動の状態になった場合(ステップ630)、eNB604は、WTRU602に無線リソースを割り当て、処理が終了する(ステップ624)。
【0042】
タイマが期限切れでない場合(ステップ620)、WTRU602が予期しないメッセージを受信したかどうかのチェックが行われる(ステップ634)。WTRU602が予期しないメッセージを受信した場合、WTRU602は、エラーレポートをeNB604に送信するか、その音声起動状態を再送し(ステップ622)、処理が終了する(ステップ624)。
【0043】
WTRU602が予期しないメッセージを受信していない場合(ステップ634)、WTRU602が新しい無線リソースの割り付けをeNB604から受信したかどうかの決定が行われる(ステップ636)。WTRU602が新しい無線リソースの割り付けを受信した場合、処理は終了する(ステップ624)。WTRU602が新しいリソースの割り付けを受信していない場合(ステップ636)、上述したように、タイマが期限切れであるかどうかのチェック(ステップ620)から開始して、この一連のチェックが繰り返される。
【0044】
[割り振られた無線リソースのパターン変化]
本発明の第3の実施形態によれば、WTRUグループ分けが使用されているかどうかにかかわらず、無線リソースブロック割り当ての順序を固定ではなく、可変とする。無線リソースブロック割り当てが変化することよって、逆バーストチャネル状態(adverse bursty channel condition)に遭遇するおそれのある特定のWTRUに、同じ無線リソースブロックを割り当てることを回避する。例えば、WTRUグループ分けにおいて、1から10までの番号が付けられたユーザがおり、WTRU1、3、4、および7がビットマップ中にある場合、これは、WTRU1が常に無線リソースブロックXに割り当てられ(無線リソースブロックが表に揚げられているものとして)、この割り当ては、チャネル変動に順応できないことを意味する。
【0045】
この実施形態において、無線リソースブロック割り当ては、連続して使用する音声ユーザのために、さらにはWTRUグループ分け内でランダム化される。ランダム化は、システム構成、性能要件、または測定結果に基づいて、動的または準静的とすることができる。eNBは、使用すべき方式を決定する。以下、可能な手法について説明する。
【0046】
(1)無線リソースブロック割り当てのランダム化は、無線リソースブロック番号またはフレーム番号によって繰り返される疑似ランダム関数によって実現することができる。疑似ランダム関数の選択は、「最適な」関数が、ネットワークの詳細に基づくシミュレーション結果に基づいて最適に選択され、したがってネットワークごとに異なることから実装時に決定される。無線リソースブロックの置換は、予め定められた期間に組み込むことができる。予め定められた期間の長さは、バッファ占有率および予想されるサービスの長さに応じて決まることに留意されたい。疑似ランダム関数で使用されるパラメータも、構成可能とすべきである。
【0047】
(2)無線リソースブロック割り当てのランダム化は、既知のパターンの周波数ホッピングを適用することによって実現することもできる。パターンの選択は、「最適な」パターンが、ネットワークの詳細に基づくシミュレーション結果に基づいて最適に選択され、したがって、ネットワークごとに異なることから実装に決定される。周波数ホッピングパターンは、構成可能であり、WTRUに信号で伝えられるべきである。周波数ホッピングは、予め定められた期間に構成することができる。
【0048】
(3)WTRUで測定されたチャネル品質に基づいて、WTRUは、WTRUでの測定結果の観点から、望ましい無線リソースブロックを報告する。チャネル品質インジケータ(CQI)を除いて、WTRUは、無線リソースブロックIDを示すことによって、望ましいリソース割り付けをeNBに報告することができる。eNBは、それだけには限定されないが、WTRUの推薦、ならびにセル負荷状態、干渉レベル、他のWTRUのサービス要求、およびサービスの優先度を含む他の要素を総体的に考慮に入れることによって、最終的なスケジューリングの決定を行う。
【0049】
上述したように、動的または準静的なリソーススケジューリングを信号で伝えるためには、明示的なシグナリングが望ましい。したがって、以下の方法が適用される。第1の方法では、リソース割り付けのランダム性を達成するために、WTRUごとにビットマップ中において、単一ビットのシグナリングが複数ビットのシグナリングに替えられる。第2の方法では、WTRUごとにシグナリングビットの数を可変とすることができる。これらのシグナリングのビットは、グループ内のWTRUに少なくとも以下の情報を信号で伝えなければならない。(a)音声無音/起動、(b)最初のまたは前の割り付けからの変更がある場合、リソースブロックの割り当て、および(c)非同期HARQ方式が使用される場合、HARQプロセスの無線リソースブロックへの関連付けが変わると、HARQ IDおよびリソースシーケンス番号(RSN)を信号で伝える必要がある。
【0050】
共通制御チャネルと専用制御チャネルとの間で動的切り替えが行われることがさらに可能である。例えば、RB割り当てなどの制御情報、およびHARQプロセス情報は、共通制御チャネルまたは専用制御チャネルのいずれかにおいて使用することができる。これは、共通制御チャネル内における情報のサイズに応じて決まる。例えば、多数のWTRUが1つのグループ内にある場合(例えば、100を超える)、共通制御チャネル内に含まれる非常に多くのスケジューリング情報がある可能性があり、これは、制御チャネルの容量を超えることになる。切り替えを示す制御情報は、共通制御部分で、またはRRC構成によって信号で伝えられる。
【0051】
[効率的で柔軟性のある音声ユーザ多重化]
本発明の第4の実施形態によれば、音声ユーザの統計多重は、セル音声のトラフィック量に応じて行われる。多重化されるべき音声ユーザの数は、VAFが統計的平均数になるように、閾値より多くなければいけない。多重化グループ内の音声ユーザの数は、トラフィック量およびチャネル品質に応じて変わり、したがって異なるWTRUグループのビットマップのサイズは異なる可能性がある。1つの多重化グループ内の音声起動中ユーザの数がある瞬間の1つのグループ内の使用可能な無線リソースを超える場合、eNBは、割り振られた全無線リソースを使用しない他のWTRUグループからの無線リソースをスケジューリングすることができる。
【0052】
[音声起動状態をチェックし、無線リソースを割り当てるためのシステム]
図7は、音声起動状態をチェックし、無線リソースを割り当てるために構築されたシステム700の図である。システム700は、WTRU702およびeNB704を含む。WTRU702は、送受信機710および送受信機710に接続されたアンテナ712を備える。音声起動状態遷移検出器714は、送受信機710およびタイマ716と通信する。タイマ716は、タイマ満了ハンドラ(timer expiration handler)718と通信し、次いでタイマ満了ハンドラは、送受信機710と通信する。無線リソース割り当て受信機720は、送受信機710およびタイマ716と通信する。予期しないメッセージハンドラ(unexpected message handler)722は、送受信機710と通信する。
【0053】
eNB704は、送受信機730および送受信機730に接続されたアンテナ732を備える。音声起動状態遷移検出器734は、送受信機730および無線リソース割り当て装置736と通信し、次いで無線リソース割り当て装置は送受信機730と通信する。エラーレポートハンドラは、送受信機730および無線リソース割り当て装置736と通信する。
【0054】
稼働中、システム700は、上述した方法400、500、および600を実行することができる。方法400に関して、eNB704における音声起動状態遷移検出器734は、WTRU702がいつ音声起動と無音とで変わるかを検出する。音声起動状態遷移検出器734は、音声起動状態の変更を無線リソース割り当て装置736に通知し、無線リソース割り当て装置736は、必要に応じて、無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUへの無線リソースの割り当てまたは再割り当てを行う。新しい無線リソースの割り当ては、送受信機730に転送され、送受信機は、新しい無線リソースの割り当てをWTRU702に送信する。
【0055】
方法500に関して、WTRU702における音声起動状態遷移検出器714は、WTRU702がいつ音声起動と無音とで変わるかを検出する。音声起動状態は、送受信機710に転送され、送受信機は、音声起動状態をeNB704に報告する。eNB704で、送受信機730は、WTRU702の音声起動状態を受信し、それを音声起動状態遷移検出器734に転送する。音声起動状態遷移検出器734は、音声起動状態の変更を無線リソース割り当て装置736に通知し、無線リソース割り当て装置736は、必要に応じて、無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUへの無線リソースの割り当てまたは再割り当てを行う。新しい無線リソースの割り当ては、送受信機730に転送され、送受信機は、新しい無線リソースの割り当てをWTRU702に送信する。
【0056】
方法600に関して、WTRU702における音声起動状態遷移検出器714は、WTRU702がいつ音声起動と無音とで変わるかを検出する。音声起動状態は、送受信機710に転送され、送受信機は、音声起動状態をeNB704に報告する。eNB704で、送受信機730は、WTRU702の音声起動状態を受信し、それを音声起動状態遷移検出器734に転送する。音声起動状態遷移検出器734は、音声起動状態の変更を無線リソース割り当て装置736に通知し、無線リソース割り当て装置736は、必要に応じて、無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUへの無線リソースの割り当てまたは再割り当てを行う。新しい無線リソースの割り当ては、送受信機730に転送され、送受信機は、新しい無線リソースの割り当てをWTRU702に送信する。
【0057】
また、音声起動状態遷移検出器714は、タイマ716に通知し、タイマは稼働を開始する。タイマ716は、期限切れになった場合、タイマ満了ハンドラ718に通知し、タイマ満了ハンドラは、送受信機710を介してeNB704にエラーレポートを送信し、または音声起動状態を再送する。eNB704がエラーレポートを受信した場合、エラーレポートは、送受信機730からエラーレポートハンドラ738に渡され、エラーレポートハンドラは、次いで無線リソース割り当て装置736に通知する。無線リソース割り当て装置736は、無線リソースを同じWTRU702における異なるサービスに割り当てる、または無線リソースを異なるWTRUに割り当てる。この新しい無線リソースの割り当ては、送受信機730に転送され、送受信機は、新しい無線リソースの割り当てをWTRU702に送信する。
【0058】
eNBが再送された音声起動状態を受信した場合、音声起動状態は、音声起動状態遷移検出器734に転送される。再送された音声起動状態が、WTRU702が無音状態であることを示す場合、音声起動状態遷移検出器734は、無線リソース割り当て装置736に通知する。無線リソース割り当て装置736は、無線リソースを同じWTRU702における異なるサービスに割り当てる、または無線リソースを異なるWTRUに割り当てる。この新しい無線リソースの割り当ては、送受信機730に転送され、送受信機は、新しい無線リソースの割り当てをWTRU702に送信する。
【0059】
タイマ716が期限切れでなく、WTRU702が予期しないメッセージを受信した場合、予期しないメッセージハンドラ722は、送受信機710を介してeNB704にエラーレポートを送信する、または音声起動状態を再送する。eNBは、エラーレポートまたは再送された音声起動状態を上述したように処理する。タイマ716が期限切れでなく、WTRU702が新しい無線リソースの割り付けを受信した場合、無線リソース割り当て受信機720は、タイマ716に通知し、タイマはその時点で停止する。
【0060】
本発明を、任意の種類の無線通信システムまたはネットワーク、特にWTRU、基地局、またはeNBに望み通りに実装することができる。一例として、本発明を、任意の種類のIEEE802関連のシステム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunications system:UMTS)周波数分割複信(FDD)、UMTS時分割複信(TDD)、時分割同期符号分割多元接続(TDSCDMA)、直交周波数分割多元(OFDM)複数入出力(multiple input multiple output:MIMO)、または他の任意の種類の無線通信システムに実装することができる。また、本発明を、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ソフトウェア、ハードウェア、特定用途向け集積回路(ASIC)などの集積回路、複数の集積回路、プログラム可能論理ゲートアレイ(logical programmable gate array:LPGA)、複数のLPGA、個別部品、または集積回路、LPGA、および個々の部品の組合せに実装することもできる。本発明は、物理層(無線またはデジタル広帯域)、データリンク層、またはネットワーク層に実装するのが望ましい。
【0061】
本発明の特徴および要素は、望ましい実施形態に、特定の組合せで記載されているが、各特徴または要素は、望ましい実施形態の他の特徴および要素無しに単独で、または本発明の他の特徴および要素の有無にかかわらず様々な組合せで使用することができる。本発明で提供された方法またはフロー図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するために、コンピュータ可読記憶媒体に有形で組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスクおよび取外式ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多目的ディスク(DVD)などの光媒体などがある。
【0062】
適したプロセッサには、一例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け専用回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意の種類の集積回路(IC)および/または状態機械などがある。
【0063】
ソフトウェアと関連するプロセッサは、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実施するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置、有機発光ダイオード(OLED)表示装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアに実装されるモジュールと共に使用することができる。
【0064】
実施態様
1.グループ分け情報を無線送受信ユニット(WTRU)のグループに信号で伝えるための方法。
【0065】
2.本方法は、無線リソースをグループに割り当てるステップと、無線ベアラ割り当てを含む共通制御チャネルを介して、無線リソースをグループにおけるWTRUに信号で伝えるステップとを含む実施態様1に記載の方法。
【0066】
3.信号で伝えるステップは、WTRU識別子を信号で伝えることをさらに含む実施態様2に記載の方法。
【0067】
4.信号で伝えるステップは、ハイブリッド自動再送要求情報を信号で伝えることをさらに含む実施態様2または3に記載の方法。
【0068】
5.本方法は、無線リソースをグループに割り当てるステップと、リソース割り当てビットマップの位置、無線ベアラ割り当て、およびハイブリッド自動再送要求情報を含む無線リソース制御構成メッセージを送信することによって、無線リソースをグループにおけるWTRUに信号で伝えるステップとを含む実施態様1に記載の方法。
【0069】
6.構成メッセージは、WTRUがそれによってビットマップのどこでそのリソース割り当てを探すかがわかる、リソース割り当てビットマップにおける特定のWTRUの位置をさらに含む実施態様5に記載の方法。
【0070】
7.構成メッセージは、WTRUがそれによっていつリソース割り当て情報を読むかがわかる送信時間間隔情報をさらに含む実施態様5または6に記載の方法。
【0071】
8.ダウンリンク音声動作レポートに基づいて、無線通信システムにおいてリソースを割り当てるための方法。
【0072】
9.本方法は、NodeBによって、無線送受信ユニット(WTRU)の音声起動状態遷移を検出するステップと、NodeBによって、無線リソースを無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに割り当てるステップと、新しい無線リソースの割り当てをNodeBからNodeBと通信するすべてのWTRUに信号で伝えるステップとを含む実施態様8に記載の方法。
【0073】
10.NodeBは、Evolved UTRA NodeBである実施態様9に記載の方法。
【0074】
11.NodeBは、WTRUのダウンリンク音声起動状態に基づいて、WTRUのアップリンク音声起動状態レベルを予測する実施態様9または10に記載の方法。
【0075】
12.NodeBは、予測されたアップリンク音声起動状態レベルに基づいて、WTRUに割り振られた無線リソースを調整する実施態様9〜11のいずれか一項に記載の方法。
【0076】
13.アップリンク音声動作レポートに基づいて、無線通信システムにおいてリソースを割り当てるための方法。
【0077】
14.本方法は、無線送受信機(WTRU)で音声起動状態遷移を検出するステップと、音声起動状態をWTRUからNodeBに報告するステップと、NodeBによって、無線リソースを、無音音声状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに割り当てるステップと、新しい無線リソースの割り当てをNodeBから音声起動の状態のWTRUに信号で伝えるステップとを含む実施態様13に記載の方法。
【0078】
15.NodeBは、Evolved UTRA NodeBである実施態様14に記載の方法。
【0079】
16.報告するステップは、状態レポートをWTRUからNodeBに送信することを含む実施態様14または15に記載の方法。
【0080】
17.状態レポートは、WTRUの音声起動状態を示すための1ビットを含む実施態様16に記載の方法。
【0081】
18.状態レポートは、物理制御シグナリングによってWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0082】
19.状態レポートは、アップリンク周期専用チャネルを介してWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0083】
20.他のチャネルが使用できない場合、アップリンク周期専用チャネルが使用される実施態様19に記載の方法。
【0084】
21.状態レポートは、同期ランダムアクセスチャネルを介してWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0085】
22.状態レポートは、WTRUからNodeBに送信される最後のデータパケットと共に、WTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0086】
23.状態レポートは、媒体アクセス制御ヘッダーの一部としてWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0087】
24.状態レポートは、別のアップリンク層2パケットにピギーバックされて、WTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0088】
25.状態レポートは、媒体アクセス制御パケットでWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0089】
26.状態レポートは、無線リンク制御状態レポートの一部としてWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0090】
27.状態レポートは、無線リソース制御シグナリングを使用してWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0091】
28.状態レポートは、スケジューリング情報メッセージの一部としてWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0092】
29.状態レポートは、バッファサイズメッセージの一部としてWTRUからNodeBに送信される実施態様16または17に記載の方法。
【0093】
30.状態レポートは、繰り返し符号を使用することによって保護され、状態レポートを誤って解釈する可能性が低減する実施態様16〜29のいずれか一項に記載の方法。
【0094】
31.状態レポートは、巡回冗長検査を使用することによって保護され、状態レポートを誤って解釈する可能性が低減する実施態様16〜29のいずれか一項に記載の方法。
【0095】
32.割り当てるステップは、WTRUが無音状態であることの表示を送信するとき、WTRUが無線リソースを自動的に放棄することを含む実施態様14に記載の方法。
【0096】
33.割り当てるステップは、NodeBが、無線リソースを解放するようWTRUに指示するリソース割り付け解除メッセージをWTRUに送信することを含む実施態様14に記載の方法。
【0097】
34.割り付け解除メッセージは、WTRUによって解放された無線リソースが第2のWTRUに割り振られる、第2のWTRUへの割り付けメッセージをさらに含む実施態様33に記載の方法。
【0098】
35.音声起動状態レポートを検証するステップをさらに含む実施態様14に記載の方法。
【0099】
36.検証するステップは、音声起動状態レポートをNodeBに送信した後、WTRUでタイマを開始するステップと、タイマが期限切れになる前に、予期しないメッセージがWTRUで受信されたかどうかを決定するステップと、予期しないメッセージが受信されなかった場合、タイマが期限切れになる前に、新しいリソースの割り付けがWTRUで受信されたかどうかを決定するステップとを含む実施態様35に記載の方法。
【0100】
37.タイマが期限切れになった場合、WTRUは、エラーレポートをNodeBに送信し、本方法は、WTRUで終了する実施態様36に記載の方法。
【0101】
38.エラーレポートを受信すると、NodeBは、無線リソースをWTRUにおける異なるサービスに割り当てる実施態様37に記載の方法。
【0102】
39.エラーレポートを受信すると、NodeBは、無線リソースを異なるWTRUに割り当てる実施態様37に記載の方法。
【0103】
40.タイマが期限切れになった場合、WTRUは、音声起動状態レポートをNodeBに再送し、本方法は、WTRUで終了する実施態様36に記載の方法。
【0104】
41.WTRUが無音音声状態に入っている場合、NodeBは、無線リソースをWTRUにおける異なるサービスに割り当てる実施態様40に記載の方法。
【0105】
42.WTRUが無音音声状態に入っている場合、NodeBは、無線リソースを異なるWTRUに割り当てる実施態様40に記載の方法。
【0106】
43.WTRUが音声起動状態に入っている場合、NodeBは、無線リソースをWTRUに割り当てる実施態様40に記載の方法。
【0107】
44.WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、WTRUは、エラーレポートをNodeBに送信し、本方法は、WTRUで終了する実施態様36に記載の方法。
【0108】
45.エラーレポートを受信すると、NodeBは、無線リソースをWTRUにおける異なるサービスに割り当てる実施態様44に記載の方法。
【0109】
46.エラーレポートを受信すると、NodeBは、無線リソースを異なるWTRUに割り当てる実施態様44に記載の方法。
【0110】
47.WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、WTRUは、音声起動状態レポートをNodeBに再送し、本方法は、WTRUで終了する実施態様36に記載の方法。
【0111】
48.無線リソースを無線送受信ユニット(WTRU)のグループに割り当てるための方法。
【0112】
49.本方法は、複数のWTRUをグループ分けするステップと、無線リソースをWTRUのグループに割り当てるステップと、無線リソースブロック割り当てをランダム化するステップであって、無線リソースブロック割り当てがそれによって変わるステップと、無線リソースブロック割り当てをグループにおけるWTRUに信号で伝えるステップとを含む実施態様48に記載の方法。
【0113】
50.ランダム化するステップは、疑似ランダム関数を使用することを含む実施態様49に記載の方法。
【0114】
51.疑似ランダム関数は、無線リソースブロック番号によって繰り返される実施態様50に記載の方法。
【0115】
52.疑似ランダム関数は、フレーム番号によって繰り返される実施態様50に記載の方法。
【0116】
53.ランダム化するステップは、既知のパターンの周波数ホッピングを使用することを含む実施態様49に記載の方法。
【0117】
54.ランダム化するステップは、WTRUでチャネル品質を測定するステップと、測定されたチャネル品質に基づいて、WTRUで望ましい無線リソースブロックを選択するステップと、望ましい無線リソースブロックをWTRUからNodeBに報告するステップと、NodeBによって望ましい無線リソースブロックを分析するステップとを含む実施態様49に記載の方法。
【0118】
55.分析するステップは、セル負荷状態、干渉レベル、他のWTRUからのサービス要求、およびサービス優先度から成るグループから選択された少なくとも1つの追加の要素を考慮に入れることを含む実施態様54に記載の方法。
【0119】
56.信号で伝えるステップは、複数ビットのシグナリングを使用することを含む実施態様49に記載の方法。
【0120】
57.複数ビットのシグナリングは、WTRUの音声起動状態および無線リソースブロックの割り当てに関連する情報を含む実施態様56に記載の方法。
【0121】
58.複数ビットのシグナリングは、ハイブリッド自動再送要求識別子に関連する情報を含む実施態様56または57に記載の方法。
【0122】
59.信号で伝えるステップは、共通制御チャネルを使用することを含む実施態様49に記載の方法。
【0123】
60.信号で伝えるステップは、専用制御チャネルを使用することを含む実施態様49に記載の方法。
【0124】
61.無線通信システムにおける音声ユーザ多重化のための方法。
【0125】
62.本方法は、複数の音声ユーザを1つのグループに割り当てるステップと、グループの音声起動状態係数が統計的平均数になるように、グループにおける音声ユーザを多重化するステップとを含む実施態様61に記載の方法。
【0126】
63.多重化するステップは、あるセルにおける音声トラフィックボリュームに基づいて、統計多重を行うことを含む実施態様62に記載の方法。
【0127】
64.多重化されるべきユーザの数は、所望の音声起動状態係数を達成するための閾値に基づく実施態様62に記載の方法。
【0128】
65.多重化されるべきユーザの数は、音声トラフィックボリュームに基づく実施態様62に記載の方法。
【0129】
66.多重化されるべきユーザの数は、チャネル品質に基づく実施態様62に記載の方法。
【0130】
67.あるグループにおける使用中音声ユーザの数がグループから使用可能な無線リソースを超える場合、異なるグループからの無線リソースをスケジューリングするステップをさらに含む実施態様62に記載の方法。
【0131】
68.送受信機と、送受信機に接続されているアンテナと、送受信機と通信する音声起動状態遷移検出器であって、WTRUがいつ音声起動の状態と音声無音状態との間で遷移するかを検出し、WTRUの現在の音声起動状態をWTRUが通信するNodeBに報告するよう構成されている音声起動状態遷移検出器と、送受信機と通信する無線リソース割り当て受信機であって、無線リソース割り当て情報を受信するよう構成されている無線リソース割り当て受信機と、音声起動状態遷移検出器および無線リソース割り当て受信機と通信するタイマであって、WTRUが音声起動状態を変更した後、予め定められた期間をカウントするよう構成されているタイマと、タイマおよび送受信機と通信するタイマ満了ハンドラであって、タイマが期限切れになると、アクションを実行するよう構成されているタイマ満了ハンドラと、送受信機と通信する予期しないメッセージハンドラであって、タイマが開始された後、WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、アクションを実行するよう構成されている予期しないメッセージハンドラとを含む無線通信システムで使用するための無線送受信ユニット(WTRU)。
【0132】
69.タイマ満了ハンドラは、タイマが期限切れになった後、エラーレポートをNodeBに送信するよう構成されている実施態様68に記載のWTRU。
【0133】
70.タイマ満了ハンドラは、タイマが期限切れになった後、WTRUの音声起動状態をNodeBに再送するよう構成されている実施態様68に記載のWTRU。
【0134】
71.予期しないメッセージハンドラは、タイマが開始された後、予期しないメッセージが受信された場合、エラーレポートをNodeBに送信するよう構成されている実施態様68〜70のいずれか一項に記載のWTRU。
【0135】
72.予期しないメッセージハンドラは、タイマが開始された後、予期しないメッセージが受信された場合、WTRUの音声起動状態をNodeBに再送するよう構成されている実施態様68〜70のいずれか一項に記載のWTRU。
【0136】
73.送受信機と、送受信機に接続されているアンテナと、送受信機と通信する音声起動状態遷移検出器であって、NodeBと通信する無線送受信ユニット(WTRU)がいつ音声起動の状態と音声無音状態との間で遷移するかを検出するよう構成されている音声起動状態遷移検出器と、送受信機および音声起動状態遷移検出器と通信する無線リソース割り当て装置であって、WTRUの現在の音声起動状態に基づいて無線リソースを割り当てるよう構成されている無線リソース割り当て装置と、送受信機および無線リソース割り当て装置と通信するエラーレポートハンドラであって、WTRUからNodeBによって受信されたエラーを処理するよう構成されているエラーレポートハンドラとを含む無線通信システムで使用するためのNodeB。
【0137】
74.無線リソース割り当て装置は、受信されたエラーレポートに基づいて無線リソースを割り当てるようさらに構成されている実施態様73に記載のNodeB。
【0138】
75.無線リソース割り当て装置は、無線リソースを音声無音状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに割り当てるよう構成されている実施態様73または74に記載のNodeB。
【0139】
76.無線リソース割り当て装置は、無線リソースを同じWTRUにおける異なるサービスに割り当てるよう構成されている実施態様73〜75のいずれか一項に記載のNodeB。
【0140】
77.無線リソース割り当て装置は、無線リソースを異なるWTRUに割り当てるよう構成されている実施態様73〜75のいずれか一項に記載のNodeB。
【0141】
78.エラーレポートハンドラは、無線リソース割り当て装置に受信されたエラーレポートを通知するよう構成されている実施態様73〜77のいずれか一項に記載のNodeB。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループ分け情報を無線送受信ユニット(WTRU)のグループに信号で伝えるための方法であって、
無線リソースを前記グループに割り当てるステップと、
前記無線ベアラ割り当てを含む共通制御チャネルを介して、前記無線リソースを前記グループにおける前記WTRUに信号で伝えるステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記信号で伝えるステップは、前記WTRU識別子を信号で伝えることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記信号で伝えるステップは、ハイブリッド自動再送要求情報を信号で伝えることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記信号で伝えるステップは、前記WTRU識別子およびハイブリッド自動再送要求情報を信号で伝えることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
グループ分け情報を無線送受信ユニット(WTRU)のグループに信号で伝えるための方法であって、
無線リソースを前記グループに割り当てるステップと、
リソース割り当てビットマップの位置、無線ベアラ割り当て、およびハイブリッド自動再送要求情報を含む無線リソース制御構成メッセージを送信することによって、前記無線リソースを前記グループにおける前記WTRUに信号で伝えるステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
前記構成メッセージは、前記WTRUがそれによって前記ビットマップのどこでそのリソース割り当てを探すかがわかる、前記リソース割り当てビットマップにおける特定のWTRUの位置をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記構成メッセージは、前記WTRUがそれによっていつ前記リソース割り当て情報を読むかがわかる送信時間間隔情報をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
ダウンリンク音声動作レポートに基づいて、無線通信システムにおいてリソースを割り当てるための方法であって、
NodeBによって、無線送受信ユニット(WTRU)の音声起動状態遷移を検出するステップと、
前記NodeBによって、無線リソースを無音音声状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに割り当てるステップと、
前記新しい無線リソースの割り当てを前記NodeBから前記NodeBと通信するすべてのWTRUに信号で伝えるステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記NodeBは、Evolved UTRA NodeBであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記NodeBは、前記WTRUの前記ダウンリンク音声起動状態に基づいて、前記WTRUのアップリンク音声起動状態レベルを予測することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記NodeBは、前記予測されたアップリンク音声起動状態レベルに基づいて、前記WTRUに割り振られた前記無線リソースを調整することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
アップリンク音声動作レポートに基づいて、無線通信システムにおいてリソースを割り当てるための方法であって、
無線送受信ユニット(WTRU)で音声起動状態遷移を検出するステップと、
前記音声起動状態を前記WTRUからNodeBに報告するステップと、
前記NodeBによって、無線リソースを、無音音声状態のWTRUから音声起動の状態のWTRUに割り当てるステップと、
前記新しい無線リソースの割り当てを前記NodeBから前記音声起動の状態の前記WTRUに信号で伝えるステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項13】
前記NodeBは、Evolved UTRA NodeBであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記報告するステップは、状態レポートを前記WTRUから前記NodeBに送信することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記状態レポートは、前記WTRUの前記音声起動状態を示すための1ビットを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記状態レポートは、物理制御シグナリングによって前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記状態レポートは、アップリンク周期専用チャネルを介して前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
他のチャネルが使用できない場合、前記アップリンク周期専用チャネルが使用されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記状態レポートは、同期ランダムアクセスチャネルを介して前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記状態レポートは、前記WTRUから前記NodeBに送信される最後のデータパケットと共に、前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項21】
前記状態レポートは、媒体アクセス制御ヘッダーの一部として前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項22】
前記状態レポートは、別のアップリンク層2パケットにピギーバックされて、前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項23】
前記状態レポートは、媒体アクセス制御パケットで前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項24】
前記状態レポートは、無線リンク制御状態レポートの一部として前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項25】
前記状態レポートは、無線リソース制御シグナリングを使用して前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項26】
前記状態レポートは、スケジューリング情報メッセージの一部として前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項27】
前記状態レポートは、バッファサイズメッセージの一部として前記WTRUから前記NodeBに送信されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項28】
前記状態レポートは、繰り返し符号を使用することによって保護され、前記状態レポートを誤って解釈する可能性が低減することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項29】
前記状態レポートは、巡回冗長検査を使用することによって保護され、前記状態レポートを誤って解釈する可能性が低減することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項30】
前記割り当てるステップは、前記WTRUが前記無音状態であることの表示を送信するとき、前記WTRUが前記無線リソースを自動的に放棄することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項31】
前記割り当てるステップは、前記NodeBが、前記無線リソースを解放するよう前記WTRUに指示するリソース割り付け解除メッセージを前記WTRUに送信することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項32】
前記割り付け解除メッセージは、前記WTRUによって解放された前記無線リソースが前記第2のWTRUに割り振られる、第2のWTRUへの割り付けメッセージをさらに含むことを特徴とする請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記音声起動状態レポートを検証するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項34】
前記検証するステップは、
前記音声起動状態レポートを前記NodeBに送信した後、前記WTRUでタイマを開始するステップと、
前記タイマが期限切れになる前に、予期しないメッセージが前記WTRUで受信されたかどうかを決定するステップと、予期しないメッセージが受信されなかった場合、
前記タイマが期限切れになる前に、新しいリソースの割り付けが前記WTRUで受信されたかどうかを決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記タイマが期限切れになった場合、前記WTRUは、エラーレポートを前記NodeBに送信し、前記方法は、前記WTRUで終了することを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記エラーレポートを受信すると、前記NodeBは、前記無線リソースを前記WTRUにおける異なるサービスに割り当てることを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記エラーレポートを受信すると、前記NodeBは、前記無線リソースを異なるWTRUに割り当てることを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記タイマが期限切れになった場合、前記WTRUは、前記音声起動状態レポートを前記NodeBに再送し、前記方法は、前記WTRUで終了することを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項39】
前記WTRUが前記無音音声状態に入っている場合、前記NodeBは、前記無線リソースを前記WTRUにおける異なるサービスに割り当てることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記WTRUが前記無音音声状態に入っている場合、前記NodeBは、前記無線リソースを異なるWTRUに割り当てることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記WTRUが前記音声起動の状態に入っている場合、前記NodeBは、無線リソースを前記WTRUに割り当てることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、前記WTRUは、エラーレポートを前記NodeBに送信し、前記方法は、前記WTRUで終了することを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項43】
前記エラーレポートを受信すると、前記NodeBは、前記無線リソースを前記WTRUにおける異なるサービスに割り当てることを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記エラーレポートを受信すると、前記NodeBは、前記無線リソースを異なるWTRUに割り当てることを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、前記WTRUは、前記音声起動状態レポートを前記NodeBに再送し、前記方法は、前記WTRUで終了することを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項46】
無線リソースを無線送受信ユニット(WTRU)のグループに割り当てるための方法であって、
複数のWTRUをグループ分けするステップと、
無線リソースを前記WTRUのグループに割り当てるステップと、
無線リソースブロック割り当てをランダム化するステップであって、前記無線リソースブロック割り当てがそれによって変わるステップと、
前記無線リソースブロック割り当てを前記グループにおける前記WTRUに信号で伝えるステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項47】
前記ランダム化するステップは、疑似ランダム関数を使用することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記疑似ランダム関数は、無線リソースブロック番号によって繰り返されることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記疑似ランダム関数は、フレーム番号によって繰り返されることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記ランダム化するステップは、既知のパターンの周波数ホッピングを使用することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項51】
前記ランダム化するステップは、
前記WTRUでチャネル品質を測定するステップと、
前記測定されたチャネル品質に基づいて、前記WTRUで望ましい無線リソースブロックを選択するステップと、
前記望ましい無線リソースブロックを前記WTRUから前記NodeBに報告するステップと、
前記NodeBによって前記望ましい無線リソースブロックを分析するステップと
を含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項52】
前記分析するステップは、セル負荷状態、干渉レベル、他のWTRUからのサービス要求、およびサービス優先度から成るグループから選択された少なくとも1つの追加の要素を考慮に入れることを含むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記信号で伝えるステップは、複数ビットのシグナリングを使用することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項54】
前記複数ビットのシグナリングは、前記WTRUの前記音声起動状態および前記無線リソースブロックの割り当てに関連する情報を含むことを特徴とする請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記複数ビットのシグナリングは、ハイブリッド自動再送要求識別子に関連する情報をさらに含むことを特徴とする請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記信号で伝えるステップは、共通制御チャネルを使用することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項57】
前記信号で伝えるステップは、専用制御チャネルを使用することを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項58】
無線通信システムにおける音声ユーザ多重化のための方法であって、
複数の音声ユーザを1つのグループに割り当てるステップと、
前記グループの音声起動状態係数が統計的平均数になるように、前記グループにおける前記音声ユーザを多重化するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項59】
前記多重化するステップは、あるセルにおける音声トラフィックボリュームに基づいて、統計多重を行うことを含むことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項60】
多重化されるべきユーザの数は、所望の音声起動状態係数を達成するための閾値に基づくことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項61】
多重化されるべきユーザの数は、音声トラフィックボリュームに基づくことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項62】
多重化されるべきユーザの数は、チャネル品質に基づくことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項63】
あるグループにおける音声起動ユーザの数が前記グループから使用可能な前記無線リソースを超える場合、異なるグループからの無線リソースをスケジューリングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項64】
送受信機と、
前記送受信機に接続されているアンテナと、
前記送受信機と通信する音声起動状態遷移検出器であって、前記WTRUがいつ音声起動の状態と音声無音状態との間で遷移するかを検出し、前記WTRUの現在の音声起動状態を前記WTRUが通信するNodeBに報告するよう構成されている音声起動状態遷移検出器と、
前記送受信機と通信する無線リソース割り当て受信機であって、無線リソース割り当て情報を受信するよう構成されている無線リソース割り当て受信機と、
前記音声起動状態遷移検出器および前記無線リソース割り当て受信機と通信するタイマであって、前記WTRUが音声起動状態を変更した後、予め定められた期間をカウントするよう構成されているタイマと、
前記タイマおよび前記送受信機と通信するタイマ満了ハンドラであって、前記タイマが期限切れになると、アクションを実行するよう構成されているタイマ満了ハンドラと、
前記送受信機と通信する予期しないメッセージハンドラであって、前記タイマが開始された後、前記WTRUが予期しないメッセージを受信した場合、アクションを実行するよう構成されている予期しないメッセージハンドラと
を含むことを特徴とする無線通信システムで使用するための無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項65】
前記タイマ満了ハンドラは、前記タイマが期限切れになった後、エラーレポートを前記NodeBに送信するよう構成されていることを特徴とする請求項64に記載のWTRU。
【請求項66】
前記タイマ満了ハンドラは、前記タイマが期限切れになった後、前記WTRUの前記音声起動状態を前記NodeBに再送するよう構成されていることを特徴とする請求項64に記載のWTRU。
【請求項67】
前記予期しないメッセージハンドラは、前記タイマが開始された後、予期しないメッセージが受信された場合、エラーレポートを前記NodeBに送信するよう構成されていることを特徴とする請求項64に記載のWTRU。
【請求項68】
前記予期しないメッセージハンドラは、前記タイマが開始された後、予期しないメッセージが受信された場合、前記WTRUの前記音声起動状態を前記NodeBに再送するよう構成されていることを特徴とする請求項64に記載のWTRU。
【請求項69】
送受信機と、
前記送受信機に接続されているアンテナと、
前記送受信機と通信する音声起動状態遷移検出器であって、前記NodeBと通信する無線送受信ユニット(WTRU)がいつ音声起動の状態と音声無音状態との間で遷移するかを検出するよう構成されている音声起動状態遷移検出器と、
前記送受信機および前記音声起動状態遷移検出器と通信する無線リソース割り当て装置であって、前記WTRUの現在の音声起動状態に基づいて無線リソースを割り当てるよう構成されている無線リソース割り当て装置と、
前記送受信機および前記無線リソース割り当て装置と通信するエラーレポートハンドラであって、前記WTRUから前記NodeBによって受信されたエラーを処理するよう構成されているエラーレポートハンドラと
を含むことを特徴とする無線通信システムで使用するためのNodeB。
【請求項70】
前記無線リソース割り当て装置は、受信されたエラーレポートに基づいて無線リソースを割り当てるようさらに構成されていることを特徴とする請求項69に記載のNodeB。
【請求項71】
前記無線リソース割り当て装置は、無線リソースを前記音声無音状態のWTRUから前記音声起動状態のWTRUに割り当てるよう構成されていることを特徴とする請求項69に記載のNodeB。
【請求項72】
前記無線リソース割り当て装置は、無線リソースを前記同じWTRUにおける異なるサービスに割り当てるよう構成されていることを特徴とする請求項69に記載のNodeB。
【請求項73】
前記無線リソース割り当て装置は、無線リソースを異なるWTRUに割り当てるよう構成されていることを特徴とする請求項69に記載のNodeB。
【請求項74】
前記エラーレポートハンドラは、前記無線リソース割り当て装置に前記受信されたエラーレポートを通知するよう構成されていることを特徴とする請求項69に記載のNodeB。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2010−502103(P2010−502103A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−525573(P2009−525573)
【出願日】平成19年8月17日(2007.8.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/018279
【国際公開番号】WO2008/024283
【国際公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】