説明

リンス系毛髪化粧料

【課題】1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物のオレフィン系樹脂製のプラスチック容器への吸着が抑制され、組成物の安定性が良好で、伸びやすく、泡立ちにくい、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有するリンス系毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A)ベタイン系両性界面活性剤1〜4質量%、(B)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、(C)カチオン性界面活性剤、及び(D)炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールを含有し、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂から形成されたプラスチック容器に充填してなることを特徴するリンス系毛髪化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアエッセンス等に好適なリンス系毛髪化粧料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物は、フケ・かゆみ抑制効果を有する成分であり、毛髪化粧料に配合されている。しかしながら、カチオン性界面活性剤及び長鎖脂肪族アルコールを含有するリンス系毛髪化粧料に、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を配合したリンス系毛髪化粧料を、オレフィン系樹脂(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP))を用いたプラスチック容器に充填すると、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物が容器に吸着し、リンス系毛髪化粧料の安定性が確保できなかった。
【0003】
以上のことから、上記1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有するリンス系毛髪化粧料の容器としては、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物の吸着が抑制されるポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)を用いた容器が用いられていた。しかしながら、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)は、オレフィン系樹脂(PE,PP)と比較し、チューブ加工、フィルム加工等が困難であるため、微細な構造を有するディスペンサーを用いた容器やチューブタイプ等の容器に応用することができず、使用形態に対する制約が大きかった。以上のことから、安価で容易に加工可能なオレフィン系樹脂(PE、PP)を用いた容器に充填した場合に、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物の吸着を抑制する技術が望まれていた(特許文献1:特開2001−354514号公報参照)。また、リンス系毛髪化粧料は、その効果を発揮させるために、髪の表面に均一に広げることが求められ、伸びやすく、泡立ちにくいことが望まれていた。
【0004】
【特許文献1】特開2001−354514号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物のオレフィン系樹脂製のプラスチック容器への吸着が抑制され、組成物の安定性が良好で、伸びやすく、泡立ちにくい、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有するリンス系毛髪化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有するリンス系毛髪化粧料に、ベタイン系両性界面活性剤を1〜4質量%配合することにより、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物のオレフィン系樹脂製のプラスチック容器への吸着が抑制され、組成物の安定性が良好となり、リンス系毛髪化粧料が伸びやすく、泡立ちにくく、使用性が良好となることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】
従って、本発明は、
[1].(A)ベタイン系両性界面活性剤1〜4質量%、(B)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、(C)カチオン性界面活性剤、及び(D)炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールを含有し、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂から形成されたプラスチック容器に充填してなることを特徴とするリンス系毛髪化粧料。
[2].(A)成分が、ラウリン酸アミドプロピルベタイン又はヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインであることを特徴とする[1]記載のリンス系毛髪化粧料を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物のオレフィン系樹脂製のプラスチック容器への吸着が抑制され、組成物の安定性が良好で、伸びやすく、泡立ちにくい、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有するリンス系毛髪化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の毛髪化粧料は、(A)ベタイン系両性界面活性剤1〜4質量%、(B)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、(C)カチオン性界面活性剤、及び(D)炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールを含有し、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂から形成されたプラスチック容器に充填してなることを特徴とするリンス系毛髪化粧料である。
【0010】
(A)ベタイン系両性界面活性剤
ベタイン系両性界面活性剤としては、アルキルベタイン系活性剤、アミドベタイン系活性剤、スルホベタイン系活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系活性剤、アミドスルホベタイン系活性剤、ホスホベタイン系活性剤、イミダゾリウムベタイン系活性剤等が挙げられる。具体的には、ラウリルアミノ酢酸ベタイン、2−ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。中でも、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインが好ましい。
【0011】
(A)成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その含有量は、毛髪化粧料中1〜4質量%であり、1〜3質量%が好ましい。含有量が1質量%未満では、1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物のオレフィン系樹脂への吸着抑制効果が不十分となり、一方、4質量%を超えると、伸びが悪く、起泡性が発現し、組成物の安定性も低下する。
【0012】
(B)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物
1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物成分は、下記一般式(I)で表される。
【0013】
【化1】

(式中、R1は、炭素数1〜17のアルキル基、炭素数2〜17のアルケニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数7〜9のビシクロアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基かつ炭素数1〜4のアルキル基を有するシクロアルキル−アルキル基(但し、シクロアルキル基は、その水素原子の一部又は全部が炭素数1〜4のアルキル基によって置換されていてもよい。)、炭素数6〜14のアリール基、炭素数6〜14のアリール基かつ炭素数1〜4のアルキル基を有するアラルキル基、炭素数6〜14のアリール基かつ炭素数2〜4のアルケニル基を有するアリールアルケニル基、炭素数6〜14のアリール基かつ炭素数1〜4のアルキル基を有するアリールオキシアルキル基もしくはアリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル基、炭素数1〜4のアルキル基を有するフェニルスルホニルアルキル基、フリル基、又は炭素数2〜4のアルケニル基を有するフリルアルケニル基を示す。但し、上記アリール基は、その水素原子の一部又は全部が、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子によって置換されていてもよい。R2は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基、ハロゲン原子、フェニル基又はベンジル基を表す。X+は、有機塩基、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又は2〜4価の陽イオンを表す。)
【0014】
上記一般式(I)で表される化合物の具体例としては、例えば下記化合物及びその塩等を挙げることができる。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ヘプチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(1−エチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ウンデシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−プロペニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−オクテニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,2−ジブチル−ビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(シクロヘキセニリデン−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔2−(ジメチルシクロヘキシル)−プロピル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第3ブチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3,5−ジクロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−ブロム−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシスチリル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキシ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルスルホニルメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−クロルフェニルスルホニル)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンジル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4−ジメチルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(第3ブチル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−クロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,5−ジクロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第2ブチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,5−トリクロルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロムフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ナフチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンズヒドリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−フリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フリルビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−スチリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルブタジエニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−フェニル−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジフェニル−2−ピリドン等を挙げることができる。
【0015】
上記化合物は、塩として用いられ、例えば有機アミンとの塩として好適に使用することができる。具体的には、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノ−エタノール、2−アミノ−2−メチル−n−プロパノール、ジメチルアミノプロパノール、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオール、トリ−イソプロパノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、モルホリン、ピペリジン、シクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、ドデシルアミン、N,N−ジメチル−ドデシルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、N−エチルベンジルアミン、ジメチルステアリルアミン、N−メチル−モルホリン、N−メチルピペラジン、4−メチルシクロヘキシルアミン、N−ヒドロキシエチル−モルホリン等が挙げられる。
【0016】
また、本発明に用いられる1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物は、無機イオンとの塩であってもよく、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩及びマグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩等を用いることができる。さらに、亜鉛塩、アルミニウム塩、ジルコニウム塩等の2〜4価の陽イオンとの塩も用いることができる。
【0017】
上記(I)の1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物としては特に制限されないが、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2−ピリドン等の6−シクロヘキサン系、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドンのモノエタノールアミン塩等が好ましく、特に、下記式(II)で表される1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドンのモノエタノールアミン塩(別名:ピロクトンオラミン)、下記式(III)で表される1−ヒドロキシ−6−シクロヘキシル−2−ピリドンのモノエタノールアミン塩が好ましい。
【0018】
【化2】

【0019】
(B)成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その含有量は、毛髪化粧料中0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜1質量%がより好ましい。少なすぎると十分な薬効が得られないおそれがあり、多すぎると例えば溶解が不十分となって、低温での保存において析出する等の安定性に影響が出るおそれがあり、また、保存の過程で容器への吸着を十分抑制することが困難となるおそれがある。
【0020】
(C)カチオン性界面活性剤
本発明に用いることができるカチオン性界面活性剤は、リンス系毛髪化粧料に含有し得るものであれば、その種類は特に制限されず、アミン型界面活性剤、アルキル第4級アンモニウム塩、グアニジン誘導体又はその塩、アルキル第4級アンモニウム塩、アミドアミン型及び、グアニジン誘導体又はその塩、アミノ酸系カチオン性界面活性剤等を使用することができる。具体的には下記のものが例示される。
【0021】
アミン型界面活性剤としては、下記一般式(IV)で表される化合物を好適に用いることができる。
【化3】

(式中、R3は炭素数11〜27、好ましくは15〜23、より好ましくは炭素数21の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R4は炭素数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基、mは2〜4の整数を示す。)
【0022】
上記一般式(IV)で表されるアミン型界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ油脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドが挙げられる。また、アミン型界面活性剤として、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミンも使用することができる。
【0023】
これらは、通常、塩の形で配合され、具体的には塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、グリコール酸塩、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酸性アミノ酸塩、高級脂肪酸塩、ピログルタミン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等として用いることができる。これらのうち、酸性アミノ酸塩、クエン酸塩、塩酸塩の形が好ましい。なお、中和に用いられる塩は1種又は2種以上を併用してもよい。
【0024】
中でも、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ油脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミドが好ましい。
【0025】
アルキル第4級アンモニウム塩としては、下記一般式(V)で表される化合物を好適に用いることができる。
【化4】

(式中、R5,R6の少なくとも1つは、炭素数12〜28、好ましくは炭素数16〜24、より好ましくは18〜22、さらに好ましくは炭素数22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。特に直鎖アルキル基が好ましい。R5,R6のどちらか一方は、メチル基又はエチル基であってもよく、これらはお互いに同一であっても異なっていてもよい。R7,R8はメチル基であり、Z-は、陰イオンを示す。)
【0026】
上記一般式(V)で表される具体例としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム等を挙げることができる。中でも、炭素数16〜22の直鎖アルキル基を有するものが好ましく、具体的に、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
【0027】
これらは、通常、塩の形で含有され、具体的には塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、グリコール酸塩、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酸性アミノ酸塩、高級脂肪酸塩、ピログルタミン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等として用いることができ、塩酸塩、臭素酸塩の形が好ましい。
【0028】
グアニジン誘導体又はその塩としては、下記一般式(VI)で表される化合物を好適に用いることができる。
【化5】

【0029】
上記一般式(VI)中のR9は、炭素数1〜21、好ましくは11〜19の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を示す。Aは炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基又はアルケニレン基を示し、tは1〜5の整数であって、tが2以上の場合、各ブロック中のAは互いに異なってもよい。
【0030】
9は、例えば、C1123−、C1225−、C1327−、C1429−、C1531−、C1633−、C1735−、(C8172CH−、4−C251530−等の基が好適である。Aは、炭素数1〜10、好ましくは2〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基又はアルケニレン基を示し、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、イソプロピレン基、2−ペンテニル基、2−エチルブチレン基等が挙げられる。
【0031】
これらは、通常、塩の形で配合され、具体的には塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、グリコール酸塩、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酸性アミノ酸塩、高級脂肪酸塩、ピログルタミン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等として用いることができる。これらのうち、塩酸塩、臭素酸塩、酢酸塩、グリコール酸塩、クエン酸及び酸性アミノ酸塩の形が好ましい。
【0032】
アミノ酸系カチオン性界面活性剤としては、例えば、モノ−N−長鎖(炭素数12〜22)アシル塩基性アミノ酸低級(炭素数1〜8)アルキルエステル塩を挙げることができる。この化合物を構成する塩基性アミノ酸としては、例えば、オルニチン、リジン及びアルギニン等の天然アミノ酸を挙げることができる。また、α,γ−ジアミノ酪酸のような合成アミノ酸を用いることも可能である。これらは光学活性体でもラセミ体でもよい。
【0033】
このアシル基は、炭素数が8〜22の飽和又は不飽和の高級脂肪酸残基である。これらは天然のものでも合成されたものでもよい。例えば、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基及びステアロイル基等の単一高級脂肪酸残基、並びにヤシ油脂肪酸残基及び牛脂高級脂肪酸残基等の天然の混合高級脂肪酸残基を用いることができる。
【0034】
上記低級アルキルエステル成分としては、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル及びオクチルエステルが好適である。また、低級アルキルエステル成分は、通常、塩の形で配合され、具体的には塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、グリコール酸塩、酢酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酸性アミノ酸塩、高級脂肪酸塩、ピログルタミン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等として用いることができる。中でも、塩酸塩、L−又はDL−ピロリドンカルボン酸塩及び酸性アミノ酸塩の形が好ましい。
【0035】
(C)カチオン性界面活性剤としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミンが好ましい。
【0036】
(C)成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その含有量は特に限定されないが、毛髪化粧料中0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。(C)成分の含有量が0.05質量%未満であると、化学処理でダメージを受けた毛髪の表面コートし、なめらかな感触を与える効果が不十分となるおそれがあり、一方、10質量%を超えて配合しても、上記効果の向上が得られず、不経済になることがある。
【0037】
(D)炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコール
炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールとしては、直鎖状の炭化水素基を有することが好ましく、炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールが好ましい。具体的には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等を挙げることができる。
【0038】
(D)成分は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その含有量は特に限定されないが、通常、毛髪化粧料中0.5〜10質量%であり、1〜8質量%が好ましい。0.5質量%未満では、リンス系毛髪化粧料としての毛髪保護効果が不十分となるおそれがあり、一方、10質量%を超えると、乾燥後の髪の仕上がりが重くなるとともに、増粘が生じるおそれがある。
【0039】
本発明の毛髪化粧料には、上記成分以外に、一般のリンス系毛髪化粧料に使用されている各種添加成分を、本発明を損なわない範囲で配合することができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0040】
これらの成分としては、ジメチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等のポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、高重合アミノ変性シリコーン等のシリコーン化合物、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、イソプロピルミリステート等のエステル、ツバキ油、アーモンド油、ホホバ油等の植物油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等のノニオン界面活性剤、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、アクリル酸系ポリマー等のアニオン性ポリマー、ビニルピロリドン系ポリマー等のノニオン性ポリマー、塩化ジアリルジメチルアンモニウム/アクリル酸等の両性ポリマー、ヒドロキシエチルセルロース等のカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム等のカチオン性ポリマー、マンニット、エリスリトール、ソルビット等の糖アルコール、没食子酸誘導体、グリシン、セリン、アルギニン等のアミノ酸、ピロリドンカルボン酸及び塩、生薬、ビタミン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸等の消炎剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン等の殺菌剤、タール色素、安息香酸等の防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、エタノール等の溶剤、香料、水等が挙げられる。
【0041】
本発明の毛髪化粧料においては、アニオン性界面活性剤の含有量は、毛髪化粧料中1質量%以下が好ましく、非配合とすることがより好ましい。アニオン性界面活性剤を配合することにより、カチオン性界面活性剤が凝集し、組成物の安定性が低下するおそれがあり、泡立ちを生じるおそれがある。アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、炭素数12〜13の脂肪族アルコールオキシエチレンエーテル硫酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、アシルメチルタウリン塩、スルホコハク酸型アニオン性界面活性剤、アルキロイルアルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
【0042】
香料としては、例えば、合成香料としては、1996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料化学と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊、ステファンアークタンダー(STEFFEN ARCTANDER)著「パヒューム アンド フレーバーケミカルス(Perfume and Flavor Chemicals)」等に記載の香料が使用できる。天然香料としては、「香りの百科」(日本香料協会編)に記載の香料が使用できる。本発明の毛髪化粧料に使用される香料、香料組成物は、特開2006−083130号公報に記載された香料成分50]に記載された香料用溶剤等が挙げられる。
【0043】
本発明の毛髪化粧料の25℃でのpHは3〜5の範囲が好ましい。なお、pHの測定は、pHメーター(東亜DKK(株)HM−30G)を用いて、25℃で測定する。好ましいpH調整剤としては、ピロリン酸ナトリウム等の無機酸塩、グリコール酸、クエン酸等の有機酸が挙げられる。
【0044】
本発明の毛髪化粧料の粘度は1〜20Pa・sの範囲が好ましい。なお、粘度の測定は、粘度計:TOKIMEC社製のBM型粘度計を用いて、No.4ローター、30rpm、20秒後、測定温度25℃の条件で行う。
【0045】
本発明の毛髪化粧料は、常法によって調製することができる。具体的には(C)成分及び(D)成分を含む油相を高温で溶解し、水相をパドルミサキサー、ホモミキサーで撹拌を加えながら加える。均一化した後、室温付近まで冷却し、香料を加え、得ることができる。また、(A)成分、(B)成分はそれぞれの溶解性を考慮し、油相又は水相に混合するとよい。
【0046】
本発明の毛髪化粧料はリンス系毛髪化粧料である。本発明において、リンス系毛髪化粧料とは、シャンプー等による毛髪洗浄後に使用するもので、毛髪に塗布することにより、毛髪化粧料の成分が髪表面に吸着、又は髪に浸透するものをいう。本発明のリンス系毛髪化粧料としては、洗い流して使用するものでも、洗い流さずに使用するものいずれでもよく、具体的に、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアエッセンス等が挙げられるが、リンスインシャンプー等の毛髪洗浄に用いるものは含まない。
【0047】
本発明の毛髪化粧料は、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂から形成されたプラスチック容器に充填してなるものであり、該容器用リンス系毛髪化粧料、リンス系毛髪化粧料とこれを充填した上記容器とを備えたリンス系毛髪化粧料製品とすることもできる。ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられるが、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)を好適に用いることができる。容器形状としては、特に限定されず、チューブ容器、ディスペンサー容器、スクイーズ容器、スポイト容器、スティック容器、ボトル容器、詰め替え用容器等が挙げられ、アルミを蒸着させたポリエチレンパウチ容器(最内層が直鎖状低密度ポリエチレン)等を好適に用いることができる。
【実施例】
【0048】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%を示し、特に記載がある場合を除いては、表中の各成分の量は成分の純分換算量である。
【0049】
[実施例1〜7、比較例1〜3]
表1,2に示す組成のコンディショナーを常法により調製し、下記評価を行った。結果を表中に併記する。
【0050】
〈(B)成分の残存率(%)〉
コンディショナーをポリエチレン容器(50mL)に約40mL充填し(内溶液と接触している容器表面積は53cm2)、40℃・6ヶ月保存後、容器から全て内容液を取り出し、均一にしてから、約0.2gを採取し、液体クロマトグラフィーを用いて(B)成分量を定量し、下記式に基づいて(B)成分の残存率を算出した。なお、分離を生じているものは残存率は測定していない。
残存率(%)=40℃・6ヶ月保存後の(B)成分の定量値/調製初期の(B)成分の定量値×100
【0051】
液体クロマトグラフィーの条件
紫外吸光光度計:測定波長:300nm、カラム:内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管に5μm液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填した。ガードカラム:内径4.0mm、長さ10mmのステンレス管に5μm液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填した。
カラム温度40℃、移動相:メタノール/水/エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物0.25%水溶液/リン酸混液=40:8:1:1(容量比)、検出器:HITACHI L−7405H
【0052】
〈組成物の安定性:分離の有無〉
上記40℃・6ヶ月保存後の分離を目視で観察した。分離がないものは「○」、分離が認められたものは「×」とした。
【0053】
〈伸びやすさ・泡立ちのなさ〉
コンディショナーを髪に塗布する際の「伸びやすさ」、「泡立ちのなさ」について評価を行なった。評価は10名の被験者が行い、「良い」と判断した人数によって、以下の評価基準に従い示した。
[評価基準]
「伸びやすさ」
◎:良いと答えた被験者が9〜10名
○:良いと答えた被験者が7〜8名
△:良いと答えた被験者が4〜6名
×:良いと答えた被験者が0〜3名
「泡立ちのなさ」
◎:泡立ちを感じないと答えた被験者が10名
○:泡立ちを感じないと答えた被験者が8〜9名
△:泡立ちを感じないと答えた被験者が6〜7名
×:泡立ちを感じないと答えた被験者が0〜5名
【0054】
【表1】

【0055】
【表2】

【0056】
[実施例8]コンディショナー
組成 %
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.5
ステアリルアルコール 3.8
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0
B−1 0.3
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 0.3
ソルビット 10.0
プロピレングリコール 3.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
ジメチルシリコーン 1.0
高重合アミノ変性シリコーン 2.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.2
グリコール酸 適量
精製水 バランス
合計 100.0
pH4.0、粘度8.0Pa・s(25℃)
保存容器
(1)ポンプ容器
ディスペンサーチューブ:PE
ディスペンサー:PP,HDPE
ボトル:HDPE
(内溶液と接触している容器表面積は325cm2、充填量は500mL)
(2)アルミ蒸着ポリエチレンパウチ容器
(内溶液と接触している容器表面積は360cm2、充填量は400mL)
【0057】
[実施例9]トリートメント
組成 %
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 2.5
ステアリルアルコール 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0
B−1 0.3
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5
ソルビット 30.0
プロピレングリコール 3.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
ジメチルシリコーン 1.5
高重合アミノ変性シリコーン 3.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.3
グリコール酸 適量
精製水 バランス
合計 100.0
pH3.3、粘度15.0Pa・s(25℃)
保存容器
(1)チューブ容器
チューブ:PE
キャップ:PP
(内溶液と接触している容器表面積は210cm2、充填量は180mL)
【0058】
上記コンディショナー、トリートメントについて、実施例1と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0059】
【表3】

【0060】
実施例及び比較例で使用した原料を下記に示す。
【化6】

【0061】
【表4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ベタイン系両性界面活性剤1〜4質量%、(B)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物、(C)カチオン性界面活性剤、及び(D)炭素数16〜22の長鎖脂肪族アルコールを含有し、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂から形成されたプラスチック容器に充填してなることを特徴とするリンス系毛髪化粧料。
【請求項2】
(A)成分が、ラウリン酸アミドプロピルベタイン又はヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインであることを特徴とする請求項1記載のリンス系毛髪化粧料。

【公開番号】特開2009−155279(P2009−155279A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−336240(P2007−336240)
【出願日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】