説明

レーザ、制御装置、遠隔制御装置、およびレーザ加工する方法

レーザ加工ヘッドを遠隔操作する制御装置は、レーザ加工ヘッドとレーザ加工ヘッドから離れた位置にある作動手段を含む。変換手段は、レーザ加工ヘッドと作動手段との間に接続される。変換手段は、作動手段の動作をレーザ加工ヘッドの動作に変換する。変換手段は、レーザ加工ヘッドに連結される第1端部と、作動手段に連結される第2端部とを有するケーブル制御手段を含む。レーザ加工ヘッドは、ロボットアームに滑走可能に連結されている。作動手段は、レーザ加工ヘッドをロボットアームに対して相対的に直線状に動かす。高さセンサ装置は、レーザ加工ヘッドと加工製品との間の測定に基づいて高さ信号を生成する高さセンサを含む。高さセンサ電子回路部は高さセンサから離れた位置にあり、高さ信号を受信する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、レーザ加工ヘッドに関するものであり、特にレーザ加工ヘッドの遠隔制御操作に関する。
【0002】
〔背景技術〕
レーザ加工は、特に精密な許容差が必要とされる場合の材料の一部分を処理する方法として、ますます一般的になってきている。近年多くのレーザ加工ヘッドに、最適かつ一様な処理結果を確保するのに役立つ機能および装置が付与されている。その一例として、レーザ加工ヘッドの高さ検知機能がある。必須ではないが、これらの機能はその機能特性を果たすための機械的および電気的構成要素を必要とする。このような機能を有するものとして、典型的には機械的なスライド、モータ、エンコーダ、および電気配線が挙げられる。
【0003】
これらの部品は、しかしながら、レーザ加工ヘッドの様々な位置に、種々適用させて設けられている。レーザ加工ヘッドは、熱反射、加工中の製品からの火花、加工により生じるくず(粒子、鉱滓、および煙)、埃、および材料上の汚染物質に起因する厳しい作動環境にさらされている。さらに加工中のヘッドと加工製品との間付近では、これらの衝突が起こり得る。
【0004】
これらの潜在的に繊細な構成要素を加工中の製品近くに配設すると、これらの構成要素をリスクに晒し、破損や欠損の原因となりがちである。さらに、レーザ加工ヘッドに望まれる小型化の要求によって、これらの構成要素の設置を諦める、または大きさおよび性能が制限されることがある。
【0005】
〔発明の開示〕
レーザ加工ヘッドを遠隔操作する制御装置は、レーザ加工ヘッドと、レーザ加工ヘッドから離れた位置にある作動手段とを含んでいる。変換手段は、レーザ加工ヘッドと作動手段との間に接続されている。変換手段は作動手段の動作をレーザ加工ヘッドの動作に変換する。
【0006】
その他の機能によると、変換手段は、レーザ加工ヘッドに連結される第1端部と、作動手段に連結される第2端部とを有するプッシュプルケーブルを含んでいる。レーザ加工ヘッドは、ロボットアームに滑走可能に連結されている。作動手段は、レーザヘッドをロボットアームに対して相対的に直線状に動かす。高さセンサ装置は、レーザヘッドと加工製品との間の距離に基づいて高さ信号を生成する、高さセンサを含んでいる。高さセンサ電子回路部は高さセンサ検知素子から離れた位置にあり、高さ信号を生成する。
【0007】
加工手段と加工製品との間の距離の測定に関して加工手段を一次元に作動し、加工手段と加工製品との間の距離は、高さセンサ装置によって測定され、高さセンサ装置は、加工手段の少なくとも一部に配置されている遠隔制御装置は、変換手段を含む。変換手段は第1構成端部と第2構成端部とを含む。加工手段を一次元に操作するために、第1構成端部は加工手段に連結されている。作動手段は第2構成端部に連結され、加工手段を操作する。作動手段は加工手段を遠隔操作するため、加工手段に連結されていない。制御装置は作動手段を制御する。制御装置は高さセンサ装置に連結されており、加工手段と加工中の製品との間の距離を検知する。高さセンサ装置により測定された距離に従って作動手段に加工手段を作動するように指示するために、高さセンサ装置は制御手段に信号を送る。
【0008】
製品をレーザ加工する方法は、加工製品上においてレーザ加工ヘッドの動作を指示する制御装置に連結されるレーザ加工ヘッドを用意する工程を含む。レーザ加工ヘッドは、レーザ加工ヘッドと加工製品との間の距離を測定するセンサを含む。センサと加工製品との間の距離は測定される。センサから離れた位置にある作動手段の動作は、測定距離に基づいて生成される。作動手段の動作は、レーザ加工ヘッドが加工製品に近づくおよび加工製品から遠ざかるような直線状の動作に変換される。
【0009】
さらに、本発明の適用範囲は、後述する詳細な説明から十分に理解されるだろう。本発明の好ましい実施形態を明らかにする一方で、詳細な説明および明確な実施例は説明の目的でのみ用いられ、本発明の範囲をこれに制限するものではないことは理解され得る。
【0010】
〔発明を実施するための最良の形態〕
以下に説明する好ましい実施形態は、本質における単なる例示であり、本発明、その応用または使用をこれに制限する意図はない。明確化の目的にて、同じ符号は同様の構成要素を同定するために、図面において用いられる。
【0011】
本発明は、詳細な説明、およびそれに付随する以下の図面から、より十分に理解されるだろう。
【0012】
最初に参照する図1において、本発明に係る遠隔操作レーザ加工装置が示され、一般に参照符号10により同定される。遠隔操作レーザ加工装置10は、スライド手段22を介してロボット20のアーム16に、可動するように連結されるレーザ加工ヘッドアセンブリ12を含む。レーザ加工ヘッドアセンブリ12は、予め定められた様式に加工製品26を設計するために設置されている。作動手段28は、変換手段30を介してレーザ加工ヘッドアセンブリ12に連結されている。レーザ加工ヘッドアセンブリ12を通り、第1のワイヤ34を通って、レーザ加工ヘッドアセンブリ12から離れた位置にある高さセンサ電子回路部36に、高さ信号が伝達される。高さセンサ電子回路部36は、第2のワイヤ40を通ってモータ駆動電子回路部42へ信号を伝達する。モータ駆動電子回路部42は、レーザ加工ヘッドアセンブリ12から離れた位置にあり、作動手段28の動作を制御する制御装置として機能する。モータ駆動電子回路部42は、第3のワイヤ44を通って作動手段28に信号を伝達する。より詳細に後述するように、作動手段28は、高さセンサ電子回路部36およびモータ駆動電子回路部42により与えられる信号に基づいて、垂直方向に(図1に示すように)、レーザ加工ヘッドアセンブリ12を動かす。
【0013】
センサ電子回路部36、モータ駆動電子回路部42および作動手段28の物理的位置は、レーザ加工ヘッドアセンブリ12近傍の厳しい環境から離れた位置であり、このように破壊および損傷に対する装置の脆弱性を減少する。作動手段28をレーザ加工ヘッドアセンブリ12から離れた位置に設置することは、また、積載重量および装置の損耗を全体として減少する。結果として、与えられる用途のために、作動手段28を選択する柔軟性がある。
【0014】
続けて図1を参照し、さらに図2を参照して、レーザ加工ヘッドアセンブリ12をさらに詳細に説明する。レーザ加工アセンブリ12は、一般的にハウジング48、スライド手段22および取付縁部52を含んでいる。ハウジング48は、ファイバ(図示せず)から発せられるレーザ光束を再調整するための光ファイバ再調整要素54を含んでいる。光再調整要素54は、フォーカスレンズ(特に図示せず)を有するレンズホルダ56に入射させるために、レーザ光束を通過させる。先端アセンブリ60はレーザハウジング48の末端部に形成され、ガス噴出先端部62を含む。ガス噴出先端部62は、センサとして機能し、例えば高さセンサ電子回路部36のための容量性信号のような信号を与える。高さセンサ電子回路部36は、信号を高さ検知信号に通訳する。それゆえに、高さセンサ電子回路部36は、ガス噴出先端部62と加工製品との間の距離を測定する。先端アセンブリ60、第1のワイヤ34、および高さセンサ電子回路部36を高さセンサ装置と定義する。高さセンサ装置は、関連する技術分野で知られる、有益な容量性高さセンサ装置になり得る。
【0015】
スライド手段22は、一般的に据付固定部70に滑走可能に連結される直線状スライド66を含む。変換手段30は、取付襟部72において据付固定部70に取付けられる。外部ハウジングは、直線状スライド66に連結されている。スライド手段66は、作動中を通じて据付固定部において一対の相補的な軸(図示せず)に沿って支えられるために、一対の直線状軸受けを含む。高さ信号は、ハウジング48と直線状スライド66との間に拡がる第4のワイヤ80を通って伝達される。信号は、直線状スライド66から第1のワイヤ34を通ってセンサ電子回路部36に伝達される(図1)。
【0016】
取付縁部52は、ロボットアーム16と据付固定部70との間に連結されている。取付縁部52は、取付縁部52の縁86に形成された取付導管84を介して配設される留め具(図示せず)によってロボットアーム16に接続されている。取付縁部52は、処理中に据付固定部70に関係して動かず、留め具(図示せず)によって据付固定部70に適切に連結されている。取付縁部52の構成は例示であり、異なるロボットの使用およびロボットアーム配置と共に変更してもよい。
【0017】
ここで図3を参照すると、レーザハウジング48に関係する構成要素を分解図において示しており、これについて以下により詳細に説明する。光ファイバ再調整要素54は、ファイバ調整ブロック90に収容される。加工時に要求される入促進ガスを収容するために、ファイバ調整ブロック90は付属部品92において取り付け箇所を提供する。複数の設置ピン94は、ファイバ調節ブロック90のより低面において拡張し、レンズホルダ56の上部枠98周囲に形成された収容口96によって受け付けられている。
【0018】
先端アセンブリ60(図2)は、据付窓ホルダー102および先端保持器104を含む。据付窓ホルダー102は、レーザ光束を通過させる窓106を含む。据付窓ホルダー102はまた、先端保持器104の中の加圧ガスチャンバを封止する。先端保持器104は、レーザ光束と同軸の付属部品92を通って供給された補助ガスを運ぶ働きをする。加えて、先端アセンブリ60は、容量性高さセンサ信号をアースおよび残りのレーザアセンブリ構成要素から隔離するように組み立てられる。先端62は、先端保持器104の末端に取付けられる。保護襟部110は、加工により生じるくずから保持部104を保護する。一組のねじ112は、レンズホルダ56の低面において相補的な穴(図示せず)に収容される。
【0019】
図4を参照して、変換手段30および作動手段28を以下に説明する。変換手段30は、柔軟なケーブルまたはケーブル制御手段118を一般的に含む。ケーブル制御手段118は、一般的に外部導管120を有する柔軟な内芯から構成される。ピン124を介して作動軸122に連結される接続分岐部120を形成するために、ケーブル制御手段118は第1端部に結合される。ケーブル制御手段118の反対側の端部は、洗浄スライド66の低縁部126に留め具130とともに連結される。導管120は、第1端部において作動手段28の末端面134に取付けられ、反対側の端部において据付固定部70の取付襟部72に取付けられている。
【0020】
作動手段28は円筒状ねじ留め手段の外型の中に直線状の作動器として図示される。一般に、作動手段28は、回転するねじりモーメントを直線状の動作に変換する。当業者であれば、レーザ加工ヘッドアセンブリ12の直線状スライド66を作動させるために、他の作動手段を使用しても良いことは十分に理解し得るだろう。例えば、誘導レール(guide rail)およびボールねじの形成(ball screw arrangement)、ベルト駆動部、電気モータ、並びにサーボ制御空気圧または水圧シリンダー配置およびその他の要素を同様に採用してもよい。加えて、作動手段28が、ロボット20の上部面の位置に示されている一方で、レーザ加工ヘッドアセンブリ12から離れた位置であるその他の位置に同様に配置しても良い。例えば、作動手段28をロボットアーム16の他の部位に配置してもよく、または、完全に他の構成要素に取付けても良い。
【0021】
作動手段28は、モータ138および円筒状ねじ留め手段を含む。円筒状ねじ留め手段は、周囲をワイヤで囲まれ、公転可能に組み立てられた複数の糸巻部142を作動軸122上に含む。モータ138は、モータ138の円筒構造中においてローラー142を直線状に進行させる原因となる(矢印A)、回転運動を生み出す。これにより、モータの回転動作を作動軸122の直線状の動作に変換する。作動軸122の直線状の動作は、導管120の範囲内でのケーブル制御手段118の滑走移動を生み出す。ケーブル制御手段118は、低縁部136において直線状スライド66に取付けられているので、ケーブル制御手段118の動作は、結果としてハウジング48の動作を生み出す(矢印B)。変換手段30の実行により、作動手段28、およびその結果としてモータ駆動電子回路42は、レーザ加工領域からいくらか離れた位置に物理的に移動させられる。結果としてこれらの構成要素は、レーザ加工領域直近の厳しい環境から、より保護される。レーザ加工領域から離れた位置に作動手段28を配置するもう一つの利点として、モータおよびモータ駆動部の選択において、大きさまたは包装の拘束によって制限されない。
【0022】
説明の目的のために、図4において、ハウジング74(図3)を直線状スライド66から取り外した状態を示す。直線状スライド66に下向きの力をかけるために、空気シリンダー150はスライド手段22と協同する。より具体的には、直線状スライド66を据付固定部70に対して下向きに動かすために、空気シリンダーは低縁部126に力をかける。空気シリンダー150は、ケーブル制御手段118を常に張った状態にすることを補償するために、作動手段28から離れる方向へケーブル制御手段118に対して安定した力を与える、すなわちケーブル制御手段118を付勢する。ケーブル制御手段118を張った状態にするために、他の手段を適用してもよい。
【0023】
図5に示すように、レーザ加工ヘッドアセンブリを遠隔操作する工程は、一般に200のように表される。ステップ202において、制御は開始する。ステップ206において、制御はレーザアセンブリが作動しているかどうかを決定する。装置が作動していなければ、ステップ208において制御は終了する。装置が作動していれば、先端62に取付けられた高さセンサ電子回路部36によって、高さ測定が行われる。ステップ214において、センサ電子回路36は、先端62と加工製品26との間の距離を決定する。ステップ218において、必要とするレーザ加工ヘッドの移動距離を決定する。ステップ220において、距離信号を第2のワイヤを通過してモータ駆動電子回路42に伝達する。ステップ224において、距離信号を処理し、モータ制御信号を生成する。ステップ226において、モータ制御信号を第3のワイヤ44を通過して作動手段28に伝達する。ステップ230において、ケーブル制御手段118を要求された(所望の)長さに変形する。そして制御はステップ206に戻る。
【0024】
上記の説明から、本発明の広範囲におよぶ技術を多様な形態において実施し得ることは、当業者であれば十分に理解することができる。例えば、予め定められた様式においてレーザ加工ヘッドを動かすために、ロボット20はCNCロボットであることが好ましいが、他のロボット実装または装置であっても良い。加えて、レーザ加工ヘッドアセンブリ、センサ電子回路、およびモータ駆動電子回路間のシグナル伝達は、第1のワイヤおよび第2のワイヤを通過する伝達信号として説明しているが、無線信号をそれぞれの構成要素間に伝達してもよいことを意図している。この点において、ワイヤによる物理的な結合を必要とせず、センサ電子回路およびモータ駆動電子回路を同様にレーザヘッドアセンブリから離れて位置させても良い。従って、本発明をその詳細な例と関連して説明している一方で、図、明細書および特許請求の範囲の記載から、他の変形は当業者に明白になるため、本発明の真の範囲はこれに限定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、本発明の技術によって遠隔操作されるレーザを示す組織図である。
【図2】図2は、レーザ加工ヘッドアセンブリを示す透視図である。
【図3】図3は、図2に示すレーザ加工ヘッドアセンブリの分解図である。
【図4】図4は、作動手段とレーザ加工ヘッドアセンブリとの接続状態を示すために、作動手段の一部を切り欠いた図である。
【図5】図5は、レーザ加工ヘッドアセンブリを遠隔操作するステップを説明するフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ加工ヘッドを遠隔操作する制御装置であって、
レーザ加工ヘッドと、
前記レーザ加工ヘッドから離れた位置に設置された作動手段と、
前記レーザ加工ヘッドと前記作動手段との間においてこれらを互いに連結する変換手段とを備え、
前記変換手段は、前記作動手段の動作を前記レーザ加工ヘッドの動作に変換することを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記変換手段は、前記レーザ加工ヘッドに連結される第1端部と、前記作動手段に連結される第2端部とを有するケーブル制御手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記レーザ加工ヘッドは、スライド可能にロボットアームに連結され、前記作動手段はレーザ加工ヘッドを、ロボットアームに対して相対的に直線状に動かすことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記作動手段を制御する作動制御装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
高さセンサ装置をさらに備え、
前記高さセンサ装置は、前記レーザ加工ヘッドと加工製品との間の距離に基づいた高さ信号を生成する高さセンサと、前記高さセンサから離れた位置にあり、高さ信号を受信する高さセンサ電子回路部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記高さセンサ装置は、前記高さセンサと前記高さセンサ電子回路部との間に、高さ信号を伝達するワイヤをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記高さセンサ装置は作動制御装置に接続されており、前記作動制御装置に信号を送ることによって、前記高さセンサ装置が生成する前記高さ信号に基づいて前記作動手段に前記レーザ加工ヘッドを作動するように指示することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項8】
前記ケーブル制御手段の第2端部は、前記作動手段の円筒状ねじ留め手段に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項9】
前記ケーブル制御手段は、前記作動手段から離れる方向に偏っていることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項10】
前記ケーブル制御手段は、空気シリンダーによって前記作動手段から離れるように偏らされていることを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
【請求項11】
加工手段と加工製品との間の距離の測定に関して加工手段を一次元に作動し、加工手段と加工製品との間の距離は、高さセンサ装置によって測定され、高さセンサ装置は、加工手段の少なくとも一部に配置されている遠隔制御装置であって、
加工手段に連結されている第1構成端部と第2構成端部とを含み、加工手段を一次元に操作する変換手段と、
加工手段には連結されず第2構成端部に連結され、加工手段を遠隔操作する作動手段と、
前記作動手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、加工手段と加工製品との間の距離を検知する高さセンサ装置に接続され、
前記高さセンサ装置は、前記制御手段に信号を送ることによって、高さセンサ装置により測定された距離に従って作動手段に加工手段を作動するように指示することを特徴とする遠隔制御装置。
【請求項12】
前記加工手段は、レーザ加工ヘッド、接着ヘッド、プラズマヘッドおよびワイヤ送り溶接ヘッドのうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項11に記載の遠隔制御装置。
【請求項13】
前記変換手段は、加工手段に連結される第1端部と、作動手段に連結される第2端部とを有するケーブル制御手段を含むことを特徴とする請求項11に記載の遠隔制御装置。
【請求項14】
前記作動手段は、円筒状ねじ留め手段を含むことを特徴とする請求項11に記載の遠隔制御装置。
【請求項15】
加工製品をレーザ加工する方法であって
加工製品上におけるレーザ加工ヘッドの動作を指示する制御装置に連結され、さらに加工製品との間の距離を測定するセンサを含むレーザ加工ヘッドを用意する工程と、
前記センサと加工製品との間の距離を測定する工程と、
前記測定距離に基づいて、前記センサから離れた位置にある前記作動手段の動作を生成する工程と、
前記作動手段の動作を、前記レーザ加工ヘッドが前記加工製品に向かうおよび前記加工製品から離れる直線状の動きに変換する工程とを含むことを特徴とするレーザ加工する方法。
【請求項16】
前記測定距離を前記センサから高さセンサ電子回路部に伝達する工程と、
前記測定距離に基づく信号を、前記高さセンサ電子回路部から前記作動手段に伝達する工程とを含むことを特徴とする請求項15に記載のレーザ加工する方法。
【請求項17】
前記作動手段の前記動作を変換する工程は、
前記作動手段と前記レーザ加工ヘッドとの間を相互に連結する変換手段に、前記作動手段の動作を与える工程と、
前記変換手段を通って伝達される動作に基づいて、前記レーザ加工ヘッドを直線状に操作する工程とを含むことを特徴とする請求項15に記載のレーザ加工する方法。
【請求項18】
前記レーザ加工ヘッドを直線状に操作する工程は、前記レーザヘッドに力をかけることによって、前記レーザヘッドを、前記レーザ加工ヘッドを支持するロボットアームに対して相対的に直線状に動かす工程を含むことを特徴とする請求項17に記載のレーザ加工する方法。
【請求項19】
前記レーザ加工ヘッドを直線状に操作する工程は、前記作動手段と前記レーザ加工ヘッドとの間を連結するケーブル制御手段に力をかける工程を含むことを特徴とする請求項17に記載のレーザ加工する方法。
【請求項20】
ロボットアームに連結されるレーザ加工ヘッドと、
前記レーザ加工ヘッド中に設置され、前記レーザ加工ヘッドと加工製品との間の高さ測定をする高さセンサと、
前記レーザ加工ヘッドから離れた位置にある作動手段によって直線状に操作され、前記高さ測定に基づいて前記レーザ加工ヘッドと前記ロボットアームとの間に相対的に直線状の動きを与えるスライド手段とを備えていることを特徴とする加工処理を行うレーザ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−526130(P2007−526130A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−501877(P2007−501877)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/006372
【国際公開番号】WO2005/084260
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(506186477)レーザー メカニズムズ,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】