説明

レーザ溶接装置

【課題】レーザ溶接時に生じた溶接かすを、簡便に処理することが可能なレーザ溶接装置を提供する。
【解決手段】レーザ溶接装置100は、透過窓11を通過したレーザビームをワーク30に対して照射することによって、ワークの溶接を行う。また、レーザ溶接装置は、透過窓とワークとの間に配置され、レーザビームの略進行方向に延在する電極12と、電極に対して電圧を印加する電圧印加手段15とを有する。これにより、溶接時にワーク30から飛散する金属屑等の溶接かすを、帯電している電極12に対して引き寄せて吸着させることができる。したがって、上記したレーザ溶接装置100によれば、交換作業や廃棄物の処理などを行うことなく、簡便に、飛散した溶接かすが透過窓に付着してしまうことを防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークに対してレーザビームを照射することによって溶接を行うレーザ溶接装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、光デバイス素子や水晶振動子などのパッケージ封止において、リッド(蓋)に対してレーザビームを照射することによって、リッドとパッケージとを溶接(レーザ溶接)することが行われている。例えば、特許文献1には、透過窓とワークとの間にレーザ透過性のフィルムを配置して、溶接時にワークから生じた金属屑等のかす(以下、「溶接かす」とも呼ぶ。)をフィルムに付着させることによって、溶接を行う技術が記載されている。その他に、特許文献2及び3に、レーザビームを用いて溶接を行うレーザ溶接装置が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−90060号公報
【特許文献2】特開2004−172206号公報
【特許文献3】特開2000−164095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、溶接かすが付着したフィルムを巻き取る必要があると共に、フィルムを交換する必要があったため、手間がかかっていた。また、特許文献2及び3に記載された技術でも、簡便な手法によって、溶接かすを処理することが困難であった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、レーザ溶接時に生じた溶接かすを簡便に処理することが可能なレーザ溶接装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、透過窓を通過したレーザビームをワークに対して照射することによって、前記ワークの溶接を行うレーザ溶接装置は、前記透過窓と前記ワークとの間に配置され、前記レーザビームの略進行方向に延在する電極と、前記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、を備えることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好適な実施形態では、透過窓を通過したレーザビームをワークに対して照射することによって、前記ワークの溶接を行うレーザ溶接装置は、前記透過窓と前記ワークとの間に配置され、前記レーザビームの略進行方向に延在する電極と、前記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、を備える。
【0008】
上記のレーザ溶接装置は、透過窓を通過したレーザビームをワークに対して照射することによって、ワークの溶接を行う装置である。また、レーザ溶接装置は、透過窓とワークとの間に配置され、レーザビームの略進行方向に延在する電極と、電極に対して電圧を印加する電圧印加手段とを有する。これにより、溶接時にワークから飛散する金属屑等の溶接かすを、帯電している電極に引き寄せて吸着させることができる。したがって、上記したレーザ溶接装置によれば、交換作業や廃棄物の処理などを行うことなく、簡便に、溶接かすが透過窓に付着してしまうことを防止することができる。
【0009】
上記のレーザ溶接装置の一態様では、前記電極は、前記透過窓と前記ワークとの間における空間の側面を覆うように形成されている。これにより、ワークから飛散した溶接かすを確実に電極に吸着させることができる。
【0010】
上記のレーザ溶接装置の他の一態様では、前記電圧印加手段は、前記電極と前記ワークとの間で電位差を生じるように、前記電極に対して電圧を印加することができる。
【0011】
上記のレーザ溶接装置の他の一態様では、前記電圧印加手段は、前記電極と前記ワークとの間で電位差を生じるように、前記ワークに対して電圧を印加する。この場合には、ワークが帯電することによって溶接かすも帯電する。そのため、溶接かすを効果的に電極に対して吸着させることができる。
【0012】
上記のレーザ溶接装置の他の一態様では、前記電極は、少なくとも2つの極板によって構成され、前記電圧印加手段は、前記極板間に電位差が生じるように電圧を印加すると共に、前記ワークに対して前記2つの極板のいずれか一方の極板と同電位になるように電圧を印加する。これによっても、溶接かすを極板に吸着させることができる。
【0013】
上記のレーザ溶接装置において好適には、前記電圧印加手段は、前記ワークが載置されたトレイに対して電圧を印加することができる。これにより、トレイを介してワークに対して電圧を印加することによって、溶接かすを帯電させることができる。
【実施例】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
【0015】
[レーザ溶接装置の構成]
図1は、本発明の実施例に係るレーザ溶接装置100の概略構成を示す図である。具体的には、図1は、レーザビームLB2の進行方向に沿った断面図を示している。
【0016】
レーザ溶接装置100は、主に、レーザビーム出射装置1と、ガルバノヘッド2と、XYテーブル6と、絶縁プレート7と、トレイ8と、真空チャンバ9と、筒部10と、透過窓11と、電極12と、電極取付部13と、高圧電源15と、配線16と、を備える。レーザ溶接装置100は、トレイ8上に載置された複数のワーク30に対して溶接を行う装置である。
【0017】
レーザビーム出射装置1は、レーザビームLB1を出射し、このレーザビームLB1をガルバノヘッド2に対して照射する。ガルバノヘッド2は、レーザビームLB1を受光し、当該レーザビームLB1を照射する位置をミラーなどによって変更する。ガルバノヘッド2から出射されたレーザビームLB2は、ガラスなどによって構成される透過窓11を通過して、真空チャンバ9内に進入する。そして、透過窓11を通過したレーザビームLB2は、ワーク30に対して照射される。
【0018】
ワーク30は、内部が真空に維持された真空チャンバ9内で溶接が実行される。この場合、ワーク30は、トレイ8上に載置される。また、トレイ8は、絶縁素材で構成される絶縁プレート7を介してXYテーブル6上に配置される。
【0019】
ここで、図2を参照して、ワーク30及びXYテーブル6等の詳細を説明する。図2(a)は、図1中の矢印A方向からワーク30等を観察した図を示す。図2(b)は、ワーク30の斜視図を示す。
【0020】
図2(a)に示すように、トレイ8上に複数のワーク30が配置されている。ワーク30は、図2(b)に示すように、板状のリッド30aと、箱状のパッケージ30bとを有しており、内部に電子部品(不図示)が収納されている。上記したレーザビームLB2がリッド30aに照射され、リッド30aがパッケージ30bに対して溶接されることにより、ワーク30の封止が実行される。
【0021】
前述したように、ワーク30が配置されたトレイ8は、絶縁プレート7を介して、XYテーブル6に載置されている。XYテーブル6は、図2(a)中の矢印B1方向及び矢印B2方向に移動可能に構成されている。例えば、ガルバノヘッド2が現在のトレイ8の位置においてレーザビームLB2を照射することが可能なエリア(以下、このエリアを「照射可能エリア」と呼ぶ。)内に存在する全てのワーク30に対する溶接が終了すると、XYテーブル6は、トレイ8を移動させる。この場合、XYテーブル6は、溶接が行われていないワーク30がガルバノヘッド2の照射可能エリア内に入るような位置へと、トレイ8を移動させることができる。
【0022】
図1に戻って説明を再開する。真空チャンバ9の上部には、筒部10が設けられている。筒部10は、中空部分10xを有する略円筒形状によって構成されており、上部に透過窓11を保持する。筒部10に形成された中空部分10xには、透過窓11を通過したレーザビームLB2が通過していく。なお、ワーク30の溶接を行う際には、真空チャンバ9及び筒部10の内部の空間が真空に維持される。
【0023】
また、筒部10の内壁面には、電極取付部13を介して電極12が設けられている。電極取付部13は、絶縁素材のOリングやねじ止め等で構成されており、筒部10の内壁面に対して電極12を固定する。電極12は、銅などによって構成され、レーザビームLB2の略進行方向に延在するように配置されている。また、電極12は、配線16を介して高圧電源15に接続されている。これにより、電極12は、高圧電源15によって電圧を印加される。この場合、電極12は絶縁素材で構成された電極取付部13によって固定されているため、筒部10などには電圧は印加されない。
【0024】
更に、高圧電源15は、配線16を介して、トレイ8に対しても電圧を印加する。このようにトレイ8に電圧が印加されることによって、ワーク30にも電圧が印加されることになる。この場合、トレイ8は絶縁プレート7に載置されているため、XYテーブル6などには電圧は印加されない。なお、高圧電源15は、例えば1000(V)程度の電圧を印加可能に構成されている。
【0025】
ここで、図3を参照して、電極12等に電圧が印加される様子を説明する。
【0026】
図3(a)は、図1中の矢印A方向から電極12を観察した図を示している。図示のように、電極12は、中空部12xを有する略円筒形状によって構成される。電極12に形成された中空部12xには、透過窓11を通過したレーザビームLB2が通過していく。
【0027】
図3(b)は、図1においてトレイ8、電極12、ワーク30、高圧電源15、及び配線16を抽出して、簡略化して示した図である。この例では、電極12は高圧電源15の正極(プラス極)側に接続され、トレイ8は高圧電源15の負極(マイナス極)側に接続されている。このように高圧電源15が電圧を印加することによって、電極12に正の電荷が帯電し、トレイ8及びワーク30に負の電荷が帯電する。
【0028】
[溶接かす吸着方法]
次に、本実施例に係る溶接かす吸着方法について説明する。
【0029】
ワーク30に対してレーザビームLB2を照射した際に、ワーク30から金属屑など(溶接かす)が飛散する場合がある。このように飛散した溶接かすが透過窓11に付着した場合、レーザビームLB2が溶接かすが付着した透過窓11の部分を通過してしまうと、レーザビームLB2の照射パワーが減衰してしまう可能性がある。また、透過窓11に付着した溶接かすにレーザビームLB2が照射されてしまうと、溶接かすが透過窓11に焼き付いてしまう場合がある。したがって、本実施例では、上記した不具合を解消するために、ワーク30から発生した溶接かすを電極12に吸着(付着)させることによって、溶接かすが透過窓11に付着してしまうことを防止する。
【0030】
ここで、図4を参照して、本実施例に係る溶接かす吸着方法について説明する。図4(a)、(b)は、図3(b)と同様に、トレイ8、透過窓11、電極12、ワーク30、及び高圧電源15などを簡略化して示した図である。
【0031】
図4(a)は、ワーク30から溶接かす40が飛散する様子を示した図である。ここでは、電極12を高圧電源15の正極側に接続し、トレイ8を高圧電源15の負極側に接続する。そのため、電極12は正の電荷で帯電し、トレイ8及びワーク30は負の電荷で帯電する。この場合、ワーク30は負の電荷で帯電しているため、溶接時にワーク30から飛散する溶接かす40も負の電荷に帯電することになる。
【0032】
図4(b)は、溶接かす40が電極12に吸着する様子を示した図である。上記したように、電極12には正の電荷が帯電しており、溶接かす40には負の電荷が帯電している。そのため、ワーク30より飛散した溶接かす40は、ワーク30から透過窓11の方向に進行していく際に、電極12の方向に引き寄せられていく。その結果、溶接かす40は、透過窓11まで到達することなく、電極12に付着する。即ち、溶接かす40は、電極12によって吸着される。
【0033】
このように、本実施例に係る溶接かす吸着方法によれば、溶接かす40が透過窓11に付着してしまうことを適切に防止することができる。ここで、本実施例に係る溶接かす吸着方法と、透過窓とワークの間に設けたフィルムによって溶接かすを付着させる比較例に係る方法とを比較すると、本実施例に係る方法によれば、フィルムの定期的な交換作業の必要はなく、廃棄物なども発生しない。したがって、本実施例に係る方法によれば、手間を要することなく、溶接かす40を適切に処理することができると言える。
【0034】
[変形例]
上記では、電極12を円筒形状で構成する実施例を示したが、これに限定はされない。図5に変形例に係る電極の形状を示す。なお、図5(a)〜(f)は、図1中の矢印Aに対応する方向から電極12a〜12fを観察した図を示している。
【0035】
図5(a)は、電極12aを示している。電極12aは、略円筒形状の一部に隙間12aaが形成された形状を有している。図5(b)は、電極12bを示している。電極12bは、底面部が略円弧形状を有する2つの電極12ba、12bbによって構成される。2つの電極12ba、12bbは、配線18bによって接続される。これにより、高圧電極15によって電圧を印加されたときの電位が同一になる。
【0036】
図5(c)は、電極12cを示している。電極12cは、内部に中空部分12caが形成された円柱形状を有している。図5(d)は、電極12dを示している。電極12dは、図5(c)に示した電極12cに隙間12daを形成した形状を有している。
【0037】
図5(e)は、電極12eを示している。電極12eは、底面部がコの字形状を有する2つの電極12ea、12ebによって構成される。2つの電極12ea、12ebは、配線18eによって接続される。そのため、電極12eに対して電圧を印加した場合、電極12ea、12ebの電位は同一になる。図5(f)は、電極12fを示している。電極12fは、平板形状を有する2つの電極12fa、12fbによって構成される。2つの電極12fa、12fbは、配線18fによって接続される。そのため、電極12fに対して電圧を印加した場合、電極12fa、12fbの電位は同一になる。
【0038】
なお、電極形状はレーザを走査して照射する際に、レーザの進行を阻害しない範囲で中空部の面積が最も小さくなるように構成することが望ましく、電極の形状は問われない。
【0039】
次に、電極12及びトレイ8に対する電圧の印加方法の変形例について説明する。上記では、電極12を高圧電源15の正極側に接続し、トレイ8を高圧電源15の負極側に接続する実施例を示したが、電極12及びトレイ8に対する電圧の印加方法は、これに限定はされない。
【0040】
図6に、変形例に係る電圧の印加方法を示す。図6は、上記の図3(b)と同様に、トレイ8、電極12、ワーク30などを簡略化して表した図を示している。
【0041】
図6(a)は、電極12を高圧電源15aの負極側に接続し、トレイ8を高圧電源15aの正極側に接続する例を示している。この場合、電極12は負の電荷で帯電し、トレイ8及びワーク30は正の電荷で帯電する。よって、ワーク30から飛散する溶接かすは正の電荷で帯電するため、溶接かすは、負の電荷で帯電する電極12に吸着される。
【0042】
また、図6(b)は電極12を高圧電源15bの正極側に接続し、トレイ8を高圧電源15bの負極側に接続し、負極側の配線16bの一端をグランドGに接続した例を示している。この場合には、トレイ8はグランドGに接続されているので、トレイ8上に載置されたワーク30から飛散した溶接かすは帯電していないが、溶接かすと電極12との間には電位差が生じているため、溶接かすは電極12の中空部12xを通過するときに帯電している電極に吸着される。
【0043】
更に、他の例では、電極12及びトレイ8の両方に対して電圧を印加する代わりに、電極を2つの極板によって構成し、この2つの極板間に電位差が生じるように電圧を印加すると共に、ワーク30に対して2つの極板のいずれか一方の極板と同電位になるように電圧を印加することができる。
【0044】
図7は、極板間に電位差が生じるように電圧を印加する例を示す図である。なお、図7(a)、(b)は、図1中の電極やワークなどを観察した斜視図である。ここでは、説明の便宜上、トレイ、ワーク、電極、高圧電源、及び配線のみを示している。
【0045】
図7(a)は、底面部が略円弧形状を有する2つの極板12ga、12gbによって構成される電極12gを用いた場合の例を示している。この場合、極板12gaには高圧電源15gの正極側が接続され、極板12gb及びワーク30には高圧電源15gの負極側が接続されている。これにより、極板12gaは正の電荷で帯電し、極板12gb及びワーク30は負の電荷で帯電する。一方、図7(b)は、平板形状を有する2つの極板12fa、12fbによって構成される電極12hを用いた場合の例を示している。この場合には、高圧電源15hによって電圧を印加されることによって、極板12haは正の電荷で帯電し、極板12hb及びワーク30は負の電荷で帯電する。
【0046】
図7に示すように電極12g、12hを構成して電圧を印加した場合、以下のような手順で、ワーク30から飛散する溶接かすを吸着することができる。上記したようにトレイ8を介してワーク30に電圧を印加して溶接かすを帯電させることによって、ワーク30より飛散した溶接かすは、ワーク30から透過窓11の方向に進行していく際に、負の電荷で帯電している極板12gbからは引き離される方向に力を受け、正の電荷で帯電している極板12gaからは電極に引き寄せられる方向に力を受ける。これにより、溶接かすは、極板12gaに吸着される。
【0047】
以上のように、本実施例に係るレーザ溶接装置は、透過窓を通過したレーザビームをワークに対して照射することによって、ワークの溶接を行い、透過窓とワークとの間に配置され、レーザビームの略進行方向に延在する電極と、電極に対して電圧を印加する高圧電源と、を備える。これにより、手間を要することなく、溶接時にワークから生じる溶接かすが透過窓に付着してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施例に係るレーザ溶接装置の概略構成を示す図である。
【図2】ワーク及びXYテーブル等の詳細を説明するための図である。
【図3】電極及びワークに電圧が印加される様子を説明するための図である。
【図4】本実施例に係る溶接かす吸着方法を説明するための図である。
【図5】変形例に係る電極の形状を示す図である。
【図6】電圧の印加方法の他の例を説明するための図である。
【図7】電圧の印加方法の更に他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0049】
1 レーザビーム出射装置
2 ガルバノヘッド
6 XYテーブル
7 絶縁プレート
8 トレイ
9 真空チャンバ
10 筒部
11 透過窓
12 電極
15 高圧電源
40 溶接かす
100 レーザ溶接装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透過窓を通過したレーザビームをワークに対して照射することによって、前記ワークの溶接を行うレーザ溶接装置であって、
前記透過窓と前記ワークとの間に配置され、前記レーザビームの略進行方向に延在する電極と、
前記電極に対して電圧を印加する電圧印加手段と、を備えることを特徴とするレーザ溶接装置。
【請求項2】
前記電極は、前記透過窓と前記ワークとの間における空間の側面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接装置。
【請求項3】
前記電圧印加手段は、前記電極と前記ワークとの間で電位差を生じるように、前記電極に対して電圧を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接装置。
【請求項4】
前記電圧印加手段は、前記電極と前記ワークとの間で電位差を生じるように、前記ワークに対して電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレーザ溶接装置。
【請求項5】
前記電極は、少なくとも2つの極板によって構成され、
前記電圧印加手段は、前記極板間に電位差を生じるように電圧を印加すると共に、前記ワークに対して前記2つの極板のいずれか一方の極板と同電位になるように電圧を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接装置。
【請求項6】
前記電圧印加手段は、前記ワークが載置されたトレイに対して電圧を印加することを特徴とする請求項4又は5に記載のレーザ溶接装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−313536(P2007−313536A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−145084(P2006−145084)
【出願日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【出願人】(596041928)株式会社パイオニアエフ・エー (38)
【Fターム(参考)】