ロキシスロマイシン又はその誘導体の投与による免疫応答の調節
免疫応答の調節に有用な式(III)の化合物、この化合物を含む組成物及び免疫応答が関与した疾患又は障害を治療するためのこのような組成物の使用方法を提供する。特定の実施形態において、本発明の化合物は、T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走並びにT細胞及びマクロファージからの炎症性サイトカインの産生が関係する疾患又は障害の治療に有用である。治療可能な疾患又は障害には関節疾患及びリウマチ障害、例えば関節リウマチが含まれる。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(III)
【化1】
(式中、R1は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換され、
ただしR1が水素又はメチルの場合、R2は水素ではなく、またR1がメチルでありR2がメチルである場合、R3はクラジノースではない)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項2】
以下の式(I):
【化2】
(式中、R1は、水素、C1〜10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換され、
ただしR1が水素又はメチルの場合、R2は水素ではなく、またR1がメチルでありR2がメチルである場合、R3はクラジノースではない)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項3】
R1は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R1は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
R1は、水素、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
R1は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はC1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
以下の式(II):
【化3】
(式中、X1は
【化4】
から成る群から選択され、X2は
【化5】
から成る群から選択される)の、ただしロキシスロマイシンではない化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項8】
5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−エチルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(2−メチルプロピル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−ベンジルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−メトキシベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−クロロベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(3−ピリジルメチル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−エチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−(2−メチルプロピルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンジルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(4−メトキシベンジルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(4−クロロベンジルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンサデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(3−ピリジルメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−アセトアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−アセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−フェニルアセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−ピリジルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−メトキシフェニルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(4−メトキシフェニルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−プロピルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項9】
5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−エチルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(2−メチルプロピル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−クロロベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(3−ピリジルメチル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−エチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−(2−メチルプロピルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(3−ピリジルメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−アセトアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−アセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−ピリジルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−プロピルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデから成る群から選択される化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項10】
式(I)が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデである、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデである、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
請求項2の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物及び薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項14】
前記組成物が、
T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走、
T細胞による炎症性サイトカインの産生又は
マクロファージによるIL−6の産生
を低減又は阻害する治療のための有効量を含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記化合物が、
(a)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び
(b)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又は
(a)及び(b)の薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記低減又は阻害が、
(a)約10%〜20%の範囲、
(b)約30%〜40%の範囲、
(c)約50%〜60%の範囲及び
(d)約75%〜100%の範囲
から成る群から選択される範囲内である、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記有効量が、IL−2、IFN−γ、IL−4及びIL−5から成る群から選択される1種以上のサイトカインのT細胞による産生の阻害を最初に、同時に又は後に引き起こさない、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記組成物が、患部若しくは病変部への直接投与、全身投与、経口投与、インプラントを介した投与、静脈内投与、局所投与又はクモ膜下腔内投与に適している、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項19】
ヒトへの投与に適した請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項20】
非ヒトへの投与に適した請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記医薬組成物が、哺乳類における細菌感染を治療するための有効量の前記化合物を含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記医薬組成物が、哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与している障害を治療するためのものである、請求項13記載の医薬組成物。
【請求項23】
第2のマクロライド抗生物質を更に含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記組成物が、1種以上の非マクロライド抗生物質、抗炎症化合物又は免疫調節剤を更に含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項25】
請求項2の化合物及び薬学的に許容可能な賦形剤を含む治療有効量の組成物を、それを必要としている患者又は哺乳類に投与することを含む、免疫応答の調節に関連した疾患又は障害を治療するための方法。
【請求項26】
前記疾患又は障害が、
T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走、
T細胞による炎症性サイトカインの産生又は
マクロファージによるIL−6の産生
に関与している、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記疾患又は障害が関節疾患又はリウマチ障害であり、限定するものではないが、関節リウマチ、骨関節炎、感染性、乾癬性及び/若しくはウィルス性関節炎;クローン病;同種骨髄移植後の移植片対宿主病;心不全;移植片拒絶;心房粘液腫;多発性骨髄腫:キャッスルマン病;メサンギウム増殖性糸球体腎炎を含む糸球体腎炎;骨粗しょう症;EBV陽性リンパ腫;全身性エリテマトーデス;膠原病;潰瘍性大腸炎;自己免疫性溶血性貧血;活動性慢性肝炎を含む肝炎;痛風;アテローム性動脈硬化症:乾癬;アトピー性皮膚炎;肉芽腫に関係した肺疾患;脳脊髄炎;強直性脊椎炎;滑液包炎及び腱炎;手根管症候群;慢性背部損傷;広汎性特発性骨増殖症(DISH);線維筋痛症;ライム病;パジェット病;リウマチ性多発筋痛症;多発筋炎・皮膚筋炎;レイノー現象;ライター症候群;反復性ストレス障害;強皮症;ベーチェット症候群;シェーグレン症候群;不安定狭心症;心筋梗塞;冠動脈ステント装着後の治療;又はIL−6関連疾患を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記化合物が、
(a)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び
(b)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又は
(a)若しくは(b)の薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記疾患又は障害が、関節疾患又はリウマチ障害である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記障害が関節リウマチである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記組成物を、患部若しくは病変部に直接投与、全身投与、経口投与、インプラントを介して投与、静脈内投与、局所投与又はクモ膜下腔内投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記組成物を、1種以上の非マクロライド抗生物質、抗炎症化合物又は免疫調節剤と組み合わせて又は併用して投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
前記抗炎症化合物又は免疫調節剤が、インターフェロン;ベータセロン、ベータインターフェロンを含むインターフェロン誘導体;イロプロスト、シカプロストを含むプロスタン誘導体;コルチゾール、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾンを含むグルココルチコイド;シクロスポリンA、FK−506、メトキサレン、サリドマイド、スルファサラジン、アザチオプリン、メトトレキサートを含む免疫抑制剤;ジロートン、MK−886、WY−50295、SC−45662、SC−41661A、BI−L−357を含むリポキシゲナーゼ阻害剤;ロイコトリエンアンタゴニスト;ACTH及びその類似体を含むペプチド誘導体;可溶性TNF受容体;TNF抗体;インターロイキン、その他のサイトカイン、T細胞タンパク質の可溶性受容体;インターロイキン、その他のサイトカイン、T細胞タンパク質の受容体に対する抗体;カルシポトリオール並びにこれらの類似体を単体で又は組み合わせて含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記組成物を1種以上のマクロライド抗生物質と組み合わせて又は併用して投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記哺乳類がヒトである、請求項25に記載の方法。
【請求項36】
前記哺乳類が非ヒトである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
前記疾患又は障害が、関節疾患又はリウマチ障害に関連した痛み又は症状である、請求項25に記載の方法。
【請求項38】
前記方法が、T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走又はT細胞からのIL−6若しくはTNF−α又はNF−κBの産生を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項39】
前記方法が、マクロファージからのIL−6の産生を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項40】
前記方法が、T細胞又はマクロファージにおけるNF−κBの活性化を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項41】
前記疾患又は障害が、哺乳類における細菌感染である、請求項25に記載の方法。
【請求項42】
前記障害が、哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与した障害である、請求項25に記載の方法。
【請求項43】
ロキシスロマイシンより低い抗生物質活性を有し且つロキシスロマイシンと比較するとT細胞及びマクロファージからのTNF−α及びIL−6の産生の阻害性が高いマクロライド抗生物質を投与することを含む、免疫応答の調節に関連した疾患又は障害を治療するための方法。
【請求項44】
前記マクロライド抗生物質が、TNF−αについて約15μMより低いIC50、IL−6について約12μMより低いIC50及びStaphylococcus aureus FDA 209Pについて少なくとも約100μMの最小阻止濃度を有する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
哺乳類における細菌感染を治療するための請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩若しくはプロドラッグの使用。
【請求項46】
哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与している障害を治療するための請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩若しくはプロドラッグの使用。
【請求項1】
以下の式(III)
【化1】
(式中、R1は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換され、
ただしR1が水素又はメチルの場合、R2は水素ではなく、またR1がメチルでありR2がメチルである場合、R3はクラジノースではない)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項2】
以下の式(I):
【化2】
(式中、R1は、水素、C1〜10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換され、
ただしR1が水素又はメチルの場合、R2は水素ではなく、またR1がメチルでありR2がメチルである場合、R3はクラジノースではない)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項3】
R1は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C6〜C10アリールスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C1〜C10アルコキシカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C10アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル及びC6〜C10アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C8アルコキシ、カルボキシル、C1〜C8アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C10アルキルカルボニル及びC6〜C10アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R1は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
R1は、水素、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はクラジノース、C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
R1は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールスルホニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R2は、水素、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルキルカルボニル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルキルスルホニル、C3〜C8シクロアルキル、C6〜C8アリール、C6〜C10アリールカルボニル、C6〜C10アリールオキシカルボニル及びカルバモイルから成る群から選択され、
R1及びR2におけるアルキル、アルケニル、アルキニル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル及びC6〜C8アリールの1〜3個の炭素は、可能な場合、任意でO、N又はSによって置換され、
R3はC1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルから成る群から選択され、R3におけるアルキル及びアリール部分は、任意で、アリール、ヒドロキシル、アミノ、フッ素、塩素、臭素、C1〜C5アルコキシ、カルボキシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、カルバモイル又は5−テトラゾリルによって置換されてもよく、前記C1〜C5アルキルカルボニル及びC6〜C8アリールカルボニルの1〜3個の炭素は、可能なら、任意でO、N又はSによって置換される、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
以下の式(II):
【化3】
(式中、X1は
【化4】
から成る群から選択され、X2は
【化5】
から成る群から選択される)の、ただしロキシスロマイシンではない化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項8】
5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−エチルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(2−メチルプロピル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−ベンジルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−メトキシベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−クロロベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(3−ピリジルメチル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−エチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−(2−メチルプロピルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンジルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(4−メトキシベンジルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,ll,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(4−クロロベンジルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンサデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(3−ピリジルメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−アセトアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−アセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−フェニルアセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−ピリジルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−メトキシフェニルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(4−メトキシフェニルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−プロピルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項9】
5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−エチルメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(2−メチルプロピル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(4−クロロベンジル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−N−(3−ピリジルメチル)メチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−エチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−(2−メチルプロピルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−[3,4,6−トリデオキシ−3−(3−ピリジルメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ]−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−アセトアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−アセトキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ;5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(3−ピリジルアセトキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−プロピルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−l3−オリデから成る群から選択される化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物。
【請求項10】
式(I)が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデである、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
前記化合物が、5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデである、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
請求項2の化合物又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物及び薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項14】
前記組成物が、
T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走、
T細胞による炎症性サイトカインの産生又は
マクロファージによるIL−6の産生
を低減又は阻害する治療のための有効量を含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記化合物が、
(a)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び
(b)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又は
(a)及び(b)の薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記低減又は阻害が、
(a)約10%〜20%の範囲、
(b)約30%〜40%の範囲、
(c)約50%〜60%の範囲及び
(d)約75%〜100%の範囲
から成る群から選択される範囲内である、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記有効量が、IL−2、IFN−γ、IL−4及びIL−5から成る群から選択される1種以上のサイトカインのT細胞による産生の阻害を最初に、同時に又は後に引き起こさない、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記組成物が、患部若しくは病変部への直接投与、全身投与、経口投与、インプラントを介した投与、静脈内投与、局所投与又はクモ膜下腔内投与に適している、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項19】
ヒトへの投与に適した請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項20】
非ヒトへの投与に適した請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記医薬組成物が、哺乳類における細菌感染を治療するための有効量の前記化合物を含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記医薬組成物が、哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与している障害を治療するためのものである、請求項13記載の医薬組成物。
【請求項23】
第2のマクロライド抗生物質を更に含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記組成物が、1種以上の非マクロライド抗生物質、抗炎症化合物又は免疫調節剤を更に含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項25】
請求項2の化合物及び薬学的に許容可能な賦形剤を含む治療有効量の組成物を、それを必要としている患者又は哺乳類に投与することを含む、免疫応答の調節に関連した疾患又は障害を治療するための方法。
【請求項26】
前記疾患又は障害が、
T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走、
T細胞による炎症性サイトカインの産生又は
マクロファージによるIL−6の産生
に関与している、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記疾患又は障害が関節疾患又はリウマチ障害であり、限定するものではないが、関節リウマチ、骨関節炎、感染性、乾癬性及び/若しくはウィルス性関節炎;クローン病;同種骨髄移植後の移植片対宿主病;心不全;移植片拒絶;心房粘液腫;多発性骨髄腫:キャッスルマン病;メサンギウム増殖性糸球体腎炎を含む糸球体腎炎;骨粗しょう症;EBV陽性リンパ腫;全身性エリテマトーデス;膠原病;潰瘍性大腸炎;自己免疫性溶血性貧血;活動性慢性肝炎を含む肝炎;痛風;アテローム性動脈硬化症:乾癬;アトピー性皮膚炎;肉芽腫に関係した肺疾患;脳脊髄炎;強直性脊椎炎;滑液包炎及び腱炎;手根管症候群;慢性背部損傷;広汎性特発性骨増殖症(DISH);線維筋痛症;ライム病;パジェット病;リウマチ性多発筋痛症;多発筋炎・皮膚筋炎;レイノー現象;ライター症候群;反復性ストレス障害;強皮症;ベーチェット症候群;シェーグレン症候群;不安定狭心症;心筋梗塞;冠動脈ステント装着後の治療;又はIL−6関連疾患を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記化合物が、
(a)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ベンゼンスルホンアミド−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシルオキシ)−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデ及び
(b)5−(3,4,6−トリデオキシ−3−ジメチルアミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシルオキシ)−3−ベンゾイルオキシ−6,11,12−トリヒドロキシ−9−(2−メトキシエトキシ)メトキシイミノ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチルペンタデカン−13−オリデから成る群から選択される又は
(a)若しくは(b)の薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ若しくは溶媒和物である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記疾患又は障害が、関節疾患又はリウマチ障害である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記障害が関節リウマチである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記組成物を、患部若しくは病変部に直接投与、全身投与、経口投与、インプラントを介して投与、静脈内投与、局所投与又はクモ膜下腔内投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記組成物を、1種以上の非マクロライド抗生物質、抗炎症化合物又は免疫調節剤と組み合わせて又は併用して投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
前記抗炎症化合物又は免疫調節剤が、インターフェロン;ベータセロン、ベータインターフェロンを含むインターフェロン誘導体;イロプロスト、シカプロストを含むプロスタン誘導体;コルチゾール、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾンを含むグルココルチコイド;シクロスポリンA、FK−506、メトキサレン、サリドマイド、スルファサラジン、アザチオプリン、メトトレキサートを含む免疫抑制剤;ジロートン、MK−886、WY−50295、SC−45662、SC−41661A、BI−L−357を含むリポキシゲナーゼ阻害剤;ロイコトリエンアンタゴニスト;ACTH及びその類似体を含むペプチド誘導体;可溶性TNF受容体;TNF抗体;インターロイキン、その他のサイトカイン、T細胞タンパク質の可溶性受容体;インターロイキン、その他のサイトカイン、T細胞タンパク質の受容体に対する抗体;カルシポトリオール並びにこれらの類似体を単体で又は組み合わせて含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記組成物を1種以上のマクロライド抗生物質と組み合わせて又は併用して投与する、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記哺乳類がヒトである、請求項25に記載の方法。
【請求項36】
前記哺乳類が非ヒトである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
前記疾患又は障害が、関節疾患又はリウマチ障害に関連した痛み又は症状である、請求項25に記載の方法。
【請求項38】
前記方法が、T細胞及び活性化T細胞の経内皮遊走又はT細胞からのIL−6若しくはTNF−α又はNF−κBの産生を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項39】
前記方法が、マクロファージからのIL−6の産生を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項40】
前記方法が、T細胞又はマクロファージにおけるNF−κBの活性化を阻害することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項41】
前記疾患又は障害が、哺乳類における細菌感染である、請求項25に記載の方法。
【請求項42】
前記障害が、哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与した障害である、請求項25に記載の方法。
【請求項43】
ロキシスロマイシンより低い抗生物質活性を有し且つロキシスロマイシンと比較するとT細胞及びマクロファージからのTNF−α及びIL−6の産生の阻害性が高いマクロライド抗生物質を投与することを含む、免疫応答の調節に関連した疾患又は障害を治療するための方法。
【請求項44】
前記マクロライド抗生物質が、TNF−αについて約15μMより低いIC50、IL−6について約12μMより低いIC50及びStaphylococcus aureus FDA 209Pについて少なくとも約100μMの最小阻止濃度を有する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
哺乳類における細菌感染を治療するための請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩若しくはプロドラッグの使用。
【請求項46】
哺乳類における炎症性サイトカインの産生が関与している障害を治療するための請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩若しくはプロドラッグの使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図9】
【公表番号】特表2010−535776(P2010−535776A)
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−520002(P2010−520002)
【出願日】平成20年8月11日(2008.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/009642
【国際公開番号】WO2009/023196
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(504340981)ワイズセラピューティックス株式会社 (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月11日(2008.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/009642
【国際公開番号】WO2009/023196
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(504340981)ワイズセラピューティックス株式会社 (2)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]