ロッドベッドロックシステム
【課題】ロッドベッドロックシステムを提供する。
【解決手段】本発明は、移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための、ホルダーと挿入物を備えている調量装置に関する。ホルダーは細長く、フレームに装着可能であり、挿入物を受け入れるように適合された長手方向の挿入溝と、挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えていている。挿入物は細長く、長手方向のロッド溝と、ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、ロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合されており、コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されている。ホルダーおよび挿入物の係合構成物は、ロック部材と相互作用して挿入物と調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されている。
【解決手段】本発明は、移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための、ホルダーと挿入物を備えている調量装置に関する。ホルダーは細長く、フレームに装着可能であり、挿入物を受け入れるように適合された長手方向の挿入溝と、挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えていている。挿入物は細長く、長手方向のロッド溝と、ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、ロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合されており、コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されている。ホルダーおよび挿入物の係合構成物は、ロック部材と相互作用して挿入物と調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置に関し、
フレームに装着可能であり、長手方向の挿入溝と前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長いホルダーと、
前記挿入溝の中に装着可能であり、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合された長手方向のロッド溝と、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長い挿入物を備えており、前記挿入物の前記ロッド溝は、前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ホルダーの前記係合構成物および前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を達成するように適合されている少なくとも一つのロック部材を備えている。
【0002】
本発明はまた、そのような調量装置のためのホルダーユニットとホルダーと挿入物ユニットと挿入物に関する。
【背景技術】
【0003】
移動ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体を直接的にまたは転写ローラーによって間接的にコーティングするための調量装置は、この分野でよく知られている。特に、製紙工業内では、ペーパーウェブは、着色物質やのり剤やそれに類するものでしばしばコーティングされる。前記コーティング媒体は、前記移動ウェブ上に直接的に任意に塗布されてもよいし、転写ローラーに塗布され、それが次に前記コーティング媒体を前記ウェブ上に転写してもよい。前記コーティング媒体はある種類のコーティング供給装置によって供給され、それが、前記コーティング媒体を前記ウェブまたは前記転写ローラーに塗布する。前記調量装置は、前記移動ウェブおよび/または前記転写ローラーの方向に見て前記コーティング供給装置の下流に位置し、回転円柱状コーティングロッドによってコーティング層を調量し、コーティングロッドは、前記調量装置の中に支持され、前記ウェブ/転写ローラーに向かう力で押し付けられている。前記ウェブ/転写ローラーに向かう前記コーティングロッドの押し付け力を規制することによって、前記コーティング層の厚さをコントロールすることが可能である。
【0004】
調量装置の最も一般的な設計では、前記コーティングロッドは、ある種類のフレームワークに取り付けられる支持ホルダーに直接的に装着される。しかしながら、前記コーティングロッドの回転動作は、前記コーティングロッドと、前記ホルダー内の前記コーティングロッドのための円形形状ベッドまたは溝の摩耗を引き起こす。これは、前記コーティングロッドと前記ホルダーの頻繁な交換の必要性を生じさせ、前記ホルダーは、相当に大きい外形寸法を有している支持構造体であるので、各回のそのような交換のコストは非常に高いものとなる。コストを低減するために、前記コーティングロッドが挿入物のロッド溝の中に回転可能に収容されており、前記挿入物が今度はホルダー内の挿入溝に収容されるタイプの調量装置が開発された。このようにして、回転動作のために著しい摩耗にさらされる部品である前記コーティングロッドと前記挿入物を製造および交換することが比較的安価になる相当に小さい寸法で製造することが可能になる。前記ホルダーは、これに反して、前記挿入物ユニットすなわち前記コーティングロッドおよび前記挿入物と同じ摩耗にさらされず、したがって、前記挿入物と前記コーティングロッドをよく規定された位置に堅く支持するように寸法に作られ、本質的に調量装置の寿命を持ちこたえるように適合される。
【0005】
この種の調量装置に関する一つの問題は、前記挿入物が前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲まなければならず、また前記ホルダーが信頼できる方法で前記挿入物ユニットを保持できなければならないので、どのように前記挿入物ユニットを前記ホルダー内に取り付けるかである。これを達成する一つの方法は、前記挿入物ユニットを前記ホルダーの前記挿入溝の中に一方の端から滑り込ませることである。しかしながら、この種の調量装置は、時には10〜12mにも及ぶ相当な長さを有しているので、前記コーティング層を塗布する際に十分な精度を達成するために前記コーティングロッドの曲がりや振動なしによく規定された位置決めを確実にするために前記ホルダー内に前記挿入物が相当にぴったりした合い具合で収容されなければならないので、そのような手順は空間を大いに必要とし、また前記挿入物と前記挿入溝の間の摩擦のために力を大いに必要とする。
【0006】
従来技術では、前記挿入物の前記ロッド溝がわずかに開かれて前記コーティングロッドが前記挿入物の前記ロッド溝の中に横に挿入され得るように前記挿入物をいくらか弾性的にすることが知られている。また、前記ホルダーは、前記ホルダーの前記挿入溝がわずかに開かれ、また前記挿入物ユニットが前記ホルダーの前記挿入溝の中に横に挿入され得るように、ぜい弱部または同様物によって、いくらか弾性的に作られる。前記ホルダーの前記挿入溝内への前記挿入物ユニットの堅い取り付けを確実にするために、圧縮空気が供給されたときに、前記ホルダーに作用して前記挿入物ユニットのまわりの挿入溝を塞ぐ圧縮空気ホースが配置されている。そのような調量装置は、たとえば、WO03/078077およびWO05/033407に開示されている。そのような構造体の一つの不利益は、その構造体の作り込み弱さを有し、したがって圧縮空気の供給にすっかり依存することである。したがって、圧縮空気供給の不全の場合に、前記挿入物ユニットが偶然に前記ホルダーから外れることがある。
【0007】
WO07/063183には、前記ホルダーが剛性材料で作られており、前記挿入溝の開きを可能にするぜい弱部を有していない調量装置が開示されている。前記ホルダーの前記挿入溝の中に前記挿入物を装着するために、前記コーティングロッドは、前記挿入物が圧縮されて前記挿入溝内に収容され得るように前記挿入物から取り除かれなければならない。続いて前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入を可能にするために、前記挿入物は、前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に押す際に変形され得るように弾力のある材料で作られなければならない。そのような調量装置は有利にどんな圧縮空気ホースもなしで済ますことができる。しかしながら、前記挿入物の弾力のある特質は、前記コーティングロッドの位置決め精度に不利に影響するかもしれない。また、手によって狭いロッド溝の中に数メートルの長さの非常に長いコーティングロッドを押すことは、障害を引き起こし得る。さらに、同じ大きさだが反対方向の力が偶然に前記コーティングロッドを再び前記ロッド溝から解放することがあるので、取り付けはそれほど信頼できない。
【0008】
他のタイプの調量装置も先行技術で知られている。前記挿入物を横に滑り込ませることによって前記挿入物のつがい溝の中に挿入される前記ホルダーのT形状またはくさび形状ストリップによって前記挿入物が前記ホルダーに取り付けられるタイプが例として述べられ得る。そのような解決策の一つの不利益は、前記コーティングロッドのよく規定された位置決めの悪化させ得るような構造体に不可避の遊びがあるということである。また、前記挿入物が前記ホルダーによって取り囲まれないので、これは、前記挿入物をそれ相応により剛性にすることによって償われなければならず、結果としてコストの増大を伴う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】WO03/078077
【特許文献2】WO05/033407
【特許文献3】WO07/063183
【発明の概要】
【0010】
導入部にしたがった改良された調量装置を提供することが本発明の目的である。より正確には、調量装置に対する、挿入物と挿入物ユニット(挿入物とコーティングロッドを含む)の信頼できる取り付けが容易になるような調量装置のためのホルダーとホルダーユニットと挿入物と挿入物ユニットを提供することが目的である。少なくともこの目的は、請求項1に記載のホルダーユニットと請求項7に記載のホルダーと請求項12に記載の挿入物ユニットと請求項16に記載の挿入物によって達成される。
【0011】
本発明はまた、上記と同じ目的を本質的に有している調量装置に関する。この目的は、請求項20〜23に記載の調量装置によって達成される。
【0012】
したがって、本発明の根拠は、ホルダーの挿入溝に沿った係合構成物と挿入物のロッド溝に沿った係合構成物のほかに、前記ホルダーの前記係合構成物と前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物を互いに連結するように適合されていると少なくとも一つのロック部材を提供することによってこの目的が達成され得るという洞察である。さらに、前記ロック部材は、独立したコンポーネントである、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される。
【0013】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置に本発明が関する請求項の規定は広く解釈されるべきであり、また、前記コーティング媒体は、前記移動材料ウェブ上に直接的にコーティングされるか、前記移動材料ウェブ上に前記コーティング媒体を転写する転写ローラーまたは転写ベルトを介して間接的にコーティングされることを意味すると理解されるべきである。
【0014】
この全体的な思想の範囲内において、本発明はさまざまな方法で実現され得る。前記ロック部材は、独立したコンポーネントとして形成されるように意図されており、ホルダーから完全に取り外され得、後に説明および図解される三つの実施形態中の二つの場合には、ピボットジョイントによってホルダーに連結され得る。
【0015】
前記ロック部材は、スナップインタイプであってよく、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する。このように設計されたロック部材によって、前記挿入物と前記コーティングロッドを所定位置に保持するために前記ロック部材に絶えず作用しなければならない、前述した先行技術文献のいくつかに開示されている液体および空気圧力などの外力に頼らなければならないことを避けることができる。そのようなスナップインロック部材は、死点位置を通過して前記ホルダーと前記挿入物を互いに向けてロック位置に締め付けることができる前記ロック部材および/または前記ホルダーおよび/または前記挿入物の係合部の少なくともいくつかの部品の材料の弾性変形に頼る。
【0016】
本発明の以下で説明される第一の実施形態では、前記ロック部材はリンク部材で作られ、一方の縁においてホルダーに回転可能に連結され、他方の縁においてロック部材の一方の縁に沿って回転可能に連結される。前記ロック部材は、他方の縁にフック形状部を備えるように形成され、挿入物の係合構成物と係合状態に入るように適合されている。前記リンク部材は、前記ロック部材の死点位置を規定し、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の一方の側にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が解放される。そのようなロック部材は時には犬の骨機構または二重ピボット機構とも呼ばれる。
【0017】
以下で説明および図解される第二の実施形態では、前記ロック部材はフック部材として形成され、一方の縁に沿ったピボットジョイントによってホルダーに連結され、他方の縁に沿ったフック部によって前記挿入物の係合構成物をつかむ。したがって、この実施形態では、前記ホルダーの前記係合構成物は前記ピボットジョイントである。
【0018】
第三の実施形態では、前記ロック部材は締め金部材の形態をしており、前記ホルダーと前記挿入物のおのおのの上側縁をつかむ。
【0019】
したがって、この実施形態の前記ロック部材は、前記挿入物と前記コーティングロッドの交換の最中は前記調量装置から完全に取り除かれる。
【0020】
以下に説明および図解される三つの実施形態のすべてにおいて、前記調量装置は、前記挿入物と前記ホルダーの上側縁の間にロック機構を備えている。代替実施形態では、前記挿入物の下側縁と前記ホルダーの挿入溝にもそれらの上側縁と同様のロック部材を配置することができる。しかしながら、説明および図解される実施形態では、前記挿入物と前記ホルダーの下側縁は、前記ホルダーの前記挿入溝内の係合構成物と前記挿入物の外部の係合構成物によって相互連結され、それらは、前記挿入物が前記ホルダーのその完全挿入位置に関していくらか角度づけられたときに互いに係合または解放され得る形状に作られている。この位置から、前記挿入物は、下側係合構成物のまわりに前記ホルダーの完全挿入位置まで回転され、その位置では、下側係合構成物が前記挿入物と前記ホルダーの下側縁を互いにかみ合わせ、それからロック機構が操作されて前記挿入物と前記ホルダーの上側縁を互いにかみ合わせる。しかしながら、異なる手法で形づくられた他の多くの係合手段が本発明の範囲内において想像できると理解されるべきである。
【0021】
以下に説明される第一および第二の実施形態によれば、ピボットジョイントによって調量装置に取り付けられているロック部材は、普通はホルダーに取り付けられている。しかしながら、前記挿入物のコストを上昇させるに違いないので好適ではないけれども、前記ロック部材は、前記調量装置の頻繁に交換されるコンポーネントの一つである前記挿入物に取り付けることも可能であると理解されるべきである。前記挿入物と前記ホルダーは、前記調量装置の全長に本質的に延在している一つの細長いロック部材によって相互連結されることも可能であると理解されるべきである。しかしながら、さらに、前記ロック部材は、互いに距離を置いて配置されたいくつかの独立したロック部材部品に分割されることも考えられる。
【0022】
本発明の好適な実施形態では、前記挿入物と前記コーティングロッドは、ユーザーが前記挿入ユニットを前記調量装置に装着する必要があるだけであり、したがって、前記挿入物と前記コーティングロッドを前記調量装置に装着する前にそれらを互いに組み立てる必要がないような組立挿入ユニットとして販売される。製造施設において前記挿入物と前記コーティングロッドをすでに組み立てることによって、前記挿入物およびコーティングロッドを組み立てるためのより進んだ方法が、たとえばコーテッドペーパーを生産するための生産施設においてではなく製造施設において実行され得るので、特に前記挿入物を設計するための追加の機会が提供される。たとえば、より剛性材料の挿入物を製造し、前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に前記挿入物の一方の端から滑り込ませることが可能であり、これはおそらく、ユーザーにおいてよりも製造施設においておこなうことをより簡単にし得る。
【0023】
前記コーティングロッドは、好ましくは前記移動ウェブまたは転写ローラーに関して反対方向に運転され得るか、前記移動ウェブまたは転写ローラーに向けて押し付けられることによって同一物と一緒に回転する空転ローラーとして形成され得るかのいずれかであると理解されるべきである。さらに、開示および図解される実施形態によれば、前記挿入物は、前記回転コーティングロッドに潤滑を提供する目的のために、またコーティング媒体からの前記ロッド溝の掃除のために前記ロッド溝の内側に二つの水潤滑流路を備えている。これは、ただ一つの水潤滑流路だけが設けられた既存の開示された挿入物を超える改善である。
【0024】
本発明は、改良された調量装置とホルダーとホルダーユニットと挿入物と挿入物ユニットを提供し、これによっていかなるぜい弱な構造なしで強力かつ持続可能なホルダーを使用することが可能であり、前記ホルダーと前記挿入物を相互連結するロック部材に作用するいかなる一定の外力に依存する必要なく、前記ホルダーと前記挿入物を相互連結するための信頼できる機械的ロック機構を提供する。さらに、挿入物は、ある好適な実施形態では、前記回転コーティングロッドの十分な潤滑および冷却を達成することができるような少なくとも二つの潤滑水流路を収容するに十分な寸法を有している。しかしながら、どんな数の流路を設けることも可能であり、また、いくつかの適用例では、流路がまったく設けられないと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明は、可能な実施形態が例として図解された添付図面を参照して以下に詳細に説明される。しかしながら、他の多くの実施形態が請求項の範囲内で考えられると理解されるべきである。
【図1】図1は、移動ウェブ上に粘着性コーティング媒体を直接的にコーティングしている際の本発明によるコーティング供給装置および調量装置の概略断面図である。
【図2】図2は、移動ウェブ上に粘着性コーティング媒体を転写ローラーを介して間接的にコーティングしている本発明によるコーティング供給装置および調量装置の概略断面図である。
【図3】図3は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図4】図4は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図5】図5は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図6】図6は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図7】図7は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図8】図8は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図9】図9は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図10】図10は、代替実施形態による調量装置の断面図である。
【図11】図11は、代替実施形態による調量装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
まず図1を参照すると、移動ウェブ4たとえばペーパーウェブ上に液体または粘着性コーティング媒体3をコーティングするための本発明によるコーティング供給装置1と調量装置2の考えられる配置が概略的に示されている。示された断面において、前記ウェブは、回転ウェブローラー5のまわりに案内されている。前記コーティング供給装置は、前記ウェブローラーの下方に配置され、回転コーティングローラー6を備えており、それは、前記ウェブローラーに向けて押し付けられており、また、その下側部分は内側槽7内のコーティング媒体の中に浸されている。前記移動ウェブローラーの方向に見て、前記コーティングローラーに下流には、前記調量装置が回転円柱状コーティングロッド8を備えて配置されており、それは、前記ウェブと前記ウェブローラーに対して押されている。動作中、前記コーティングローラーは前記内側槽からコーティング媒体を集めて、それを前記ウェブローラー上の前記移動ウェブ上に塗布する。前記移動ウェブ上に塗布されるコーティング媒体の量は、完成ウェブに望まれる量のだいたい約10ないし20倍であってもよい。この理由のため、前記コーティング媒体の層の厚さを調量するために、前記調量装置が、前記コーティング供給装置に下流に配置されている。通常、これは、前記移動ウェブに関して反対方向に前記コーティングロッドを回転させることによって実施される。しかしながら、前記移動ウェブと前記ウェブローラーに向けて前記コーティングロッドを単に押し付けることによって前記コーティングロッドを空転ロッドとして前記移動ウェブと一緒に回転させることも可能である。後者の場合、前記コーティングロッドの表面はパターニングされてもよく、パターンのデザインとともにパターンの深さが層の結果の厚さを決定する。過剰なコーティング媒体は、前記調量装置から外側槽9の中に流れ、続いて内側槽の中に循環され得る。図1は単に概略的な例証であり、実際の装置は、たとえば前記ウェブローラーと前記コーティング供給装置と前記調量装置のおのおのための支持構造などの付加装置を備えていると理解されるべきである。
【0027】
図2には、前記コーティング供給装置1と前記調量装置2の代替適用例が示されている。ここで、前記コーティング媒体3は、前記コーティング供給装置によって塗布され、前記転写ローラー10上の前記調量装置によって調量される。前記転写ローラー上のコーティング媒体の調量された層は、続いて前記移動ウェブ4に転写され、それは転写ローラー10の一部の上に走っている。
【0028】
次に図3〜6を参照すると、本発明による調量装置の第一の実施形態が詳しく示される。前記調量装置は、ホルダー11と、前記ホルダーに装着されたロック部材12と、挿入物14とコーティングロッド8をから成る挿入物ユニット13を備えている。前記ホルダーは、過剰なコーティング媒体を下方に前記外側槽の中に案内するための排出フランジ15を下側部分に、前記挿入物ユニットを収容するための挿入溝16を側方位置に備えた頑丈な設計を有している。断面に見られるように、前記ロック部材は、前記ホルダーの上側部分に設けられており、その端17の一つはフック形状をしている。前記ロック部材は、リンク部材18によって、前記ホルダーの反対側の縁部に回転可能に連結されている。前記リンク部材は、断面に見られるような「犬の骨」に形成されており、すなわち、その端のおのおのに沿って実質的円形断面を持つ厚い部分19と薄い中間部分20を有している。前記リンク部材の前記厚い部分はそれぞれ、前記ホルダーと前記ロック部材のおのおのの対応する座部21に収容され、それらはそれぞれ断面において部分的に円形であり、制限された回転可能な方法でそれぞれの厚い部分を部分的に取り囲んで保持している。
【0029】
前記挿入物ユニット13は、すでに述べたように、挿入物14とコーティングロッド8を備えており、それは前記挿入物のロッド溝22の中に回転可能に支持されており、それは、前記コーティングロッドが前記挿入物から偶然に解放されるのを防止するために前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲んでいる。前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの装備を可能にするため、前記挿入物はたとえば、前記ロッド溝の開きと前記コーティングロッドの横向きの挿入を成し遂げるようにいくらか弾力があるとよい。前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に前記挿入物の一方の端から滑り込ませることも可能である。ある好適な実施形態では、前記挿入物ユニットは、前記コーティングロッドが前記挿入物に装着された組立状態で配達される。これは、これらの二つのコンポーネントは同じ摩耗にさらされ、通常は同時に交換される必要があるからである。このように、交換がユーザーにとって楽なものになり得る。
【0030】
前記挿入物ユニット13の装着と前記挿入溝16内への確実な取り付けを可能にするために、前記ホルダー11は、前記挿入溝の下側部分に沿って部分的円形断面を有している縁部分の形態をしている係合構成物23を備えている。前記挿入物が今度は、その下側部分に沿って部分的円形断面を有している溝の形態をしている係合構成物24を備えている。このように、図4に示されるように、前記挿入物の前記係合構成物24を前記ホルダーの前記係合構成物23の上に位置決めすることによって前記挿入物の下側部分と前記とホルダーを相互連結することが可能であり、前記挿入物はその完全挿入位置に関していくらか角度づけられた状態にある。続いて、図5に示されるように、前記挿入物が完全挿入位置へ回転され得る。
【0031】
最後に、前記ロック部材12が、前記挿入溝内への前記挿入物ユニットの確実なロックを実施するために使用される。この理由のため、前記挿入物は、前記ロッド溝に沿って上側部分に溝の形態をしている係合構成物25を備えている。前記ホルダーが今度は、すでに述べたように、前記挿入溝に沿ってその上側部分に、前記リンク部材18のための前記部分的円形座部21の形態をしている係合構成物を備えている。図5に示されるように、前記ロック部材が、前記ホルダーと前記ロック部材にある前記座部21内の前記ピボットジョイントのまわりに旋回されて前記挿入物の前記溝25の前記ロック部材のフック形状先端に係合し、続いて、図6に示されるように前記ロック部材の後ろ端がロック位置に押し下げられ得る。図5による位置から図6による位置への前記ロック部材12の移動中、前記リンク部材18の平面が前記フック形状端17と前記挿入物の前記係合構成物25すなわち溝の間の係合点と一直線になるときに前記ロック部材の構造体が死点位置を通過する。死点位置を通過するときの前記ロック部材の材料の弾性的な伸張のために、前記ロック部材は図6によるロック位置に信頼性良く維持される。
【0032】
本発明によれば、前記挿入物ユニット13が素早く簡単な方法で前記調量装置2に信頼性良く装着され得る。さらに、上記ステップを逆の順序でおこなうことによって前記挿入物ユニットが同等に素早く簡単な方法で前記調量装置から解放され得る。
【0033】
前記挿入物14内の前記コーティングロッド8の回転運動の潤滑を達成するために、また前記コーティングロッド8および挿入物の間の界面をコーティング媒体から清掃するために、前記挿入物の前記ロッド溝の内側に二つの流路26が設けられている。動作中、前記流路が水で満たされ前記界面に水の膜が形成されるように、前記挿入物の端の一方または両方の不図示の導管によって前記流路が給水装置に連結され得る。しかしながら、前記挿入物はまた、ゼロの、一つの、三つ以上の流路を有しているように容易に設計され得ると理解されるべきである。流路の数は用途に依存し、必ずしも二つである必要はない。
【0034】
次に、図7〜9を参照すると、図3〜6に示された前記調量装置の三つの異なる配置が、前記調量装置の一部の斜視図で示されている。図7では、前記調量装置の一部を形成しているコンポーネントのすべては、前記調量装置すなわち前記ホルダー11と前記ロック部材12と前記挿入物14と前記コーティングロッド8の全長にわたって延在している。一方、図8では、前記ロック部材は、互いに距離を置いて分配されたいくつかの短いロック部材部分12として形成されている。この実施形態の利点は、材料が節約されるとともに、図7の細長いロック部材を操作するよりも前記調量装置に前記挿入物ユニットをロックおよびロック解除する際に各ロック部材部分がより簡単に操作されるようになることである。図9では、前記ロック部材12に加えて、前記ホルダーも、互いに距離を置いて分配されたいくつかの短いホルダー部分11として形成されている。この実施形態では、材料の追加の節約が達成される。しかしながら、この実施形態は、申し分なく操作され得るに十分な強度および剛性を有している挿入物ユニットを必要とする。
【0035】
最後に、図10と11を参照すると、前記ロック部材12の二つの代替実施形態が前記調量装置を通る断面図で示されている。図10による実施形態では、前記ロック部材は、ピボットジョイント27によって、前記ホルダーに一方の端に沿って旋回可能に連結されている。前記ロック部材は、他方の端に沿って、フック形状端28が形成されており、それは、前記挿入物13の前記ロッド溝に沿った段差状係合構成物と係合状態にある。前記段差状係合構成物は前記フック形状端のための死点位置を規定し、前記フック形状端は、前記段差状係合構成物を通過して前記ロック位置を占有し得るように弾性的に変形しなければならない。図12によるロック部材12は、ピボットジョイントまたは同様物を介して前記ホルダーに連結されていない別部品として形成されている。その代わりとして、前記ロック部材は、直線部分と二つの下方/内向角度づけ部分29を有している締め金として形成されており、それらはそれぞれ前記ホルダーと前記挿入物のわずかな下方切り取り係合構成物をつかみ、この方法で前記ホルダー11と前記挿入物14を相互連結する。ここで、前記下方切り取り係合構成物は、下方/内向角度づけ部分のための死点位置を規定する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置に関し、
フレームに装着可能であり、長手方向の挿入溝と前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長いホルダーと、
前記挿入溝の中に装着可能であり、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合された長手方向のロッド溝と、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長い挿入物を備えており、前記挿入物の前記ロッド溝は、前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ホルダーの前記係合構成物および前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を達成するように適合されている少なくとも一つのロック部材を備えている。
【0002】
本発明はまた、そのような調量装置のためのホルダーユニットとホルダーと挿入物ユニットと挿入物に関する。
【背景技術】
【0003】
移動ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体を直接的にまたは転写ローラーによって間接的にコーティングするための調量装置は、この分野でよく知られている。特に、製紙工業内では、ペーパーウェブは、着色物質やのり剤やそれに類するものでしばしばコーティングされる。前記コーティング媒体は、前記移動ウェブ上に直接的に任意に塗布されてもよいし、転写ローラーに塗布され、それが次に前記コーティング媒体を前記ウェブ上に転写してもよい。前記コーティング媒体はある種類のコーティング供給装置によって供給され、それが、前記コーティング媒体を前記ウェブまたは前記転写ローラーに塗布する。前記調量装置は、前記移動ウェブおよび/または前記転写ローラーの方向に見て前記コーティング供給装置の下流に位置し、回転円柱状コーティングロッドによってコーティング層を調量し、コーティングロッドは、前記調量装置の中に支持され、前記ウェブ/転写ローラーに向かう力で押し付けられている。前記ウェブ/転写ローラーに向かう前記コーティングロッドの押し付け力を規制することによって、前記コーティング層の厚さをコントロールすることが可能である。
【0004】
調量装置の最も一般的な設計では、前記コーティングロッドは、ある種類のフレームワークに取り付けられる支持ホルダーに直接的に装着される。しかしながら、前記コーティングロッドの回転動作は、前記コーティングロッドと、前記ホルダー内の前記コーティングロッドのための円形形状ベッドまたは溝の摩耗を引き起こす。これは、前記コーティングロッドと前記ホルダーの頻繁な交換の必要性を生じさせ、前記ホルダーは、相当に大きい外形寸法を有している支持構造体であるので、各回のそのような交換のコストは非常に高いものとなる。コストを低減するために、前記コーティングロッドが挿入物のロッド溝の中に回転可能に収容されており、前記挿入物が今度はホルダー内の挿入溝に収容されるタイプの調量装置が開発された。このようにして、回転動作のために著しい摩耗にさらされる部品である前記コーティングロッドと前記挿入物を製造および交換することが比較的安価になる相当に小さい寸法で製造することが可能になる。前記ホルダーは、これに反して、前記挿入物ユニットすなわち前記コーティングロッドおよび前記挿入物と同じ摩耗にさらされず、したがって、前記挿入物と前記コーティングロッドをよく規定された位置に堅く支持するように寸法に作られ、本質的に調量装置の寿命を持ちこたえるように適合される。
【0005】
この種の調量装置に関する一つの問題は、前記挿入物が前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲まなければならず、また前記ホルダーが信頼できる方法で前記挿入物ユニットを保持できなければならないので、どのように前記挿入物ユニットを前記ホルダー内に取り付けるかである。これを達成する一つの方法は、前記挿入物ユニットを前記ホルダーの前記挿入溝の中に一方の端から滑り込ませることである。しかしながら、この種の調量装置は、時には10〜12mにも及ぶ相当な長さを有しているので、前記コーティング層を塗布する際に十分な精度を達成するために前記コーティングロッドの曲がりや振動なしによく規定された位置決めを確実にするために前記ホルダー内に前記挿入物が相当にぴったりした合い具合で収容されなければならないので、そのような手順は空間を大いに必要とし、また前記挿入物と前記挿入溝の間の摩擦のために力を大いに必要とする。
【0006】
従来技術では、前記挿入物の前記ロッド溝がわずかに開かれて前記コーティングロッドが前記挿入物の前記ロッド溝の中に横に挿入され得るように前記挿入物をいくらか弾性的にすることが知られている。また、前記ホルダーは、前記ホルダーの前記挿入溝がわずかに開かれ、また前記挿入物ユニットが前記ホルダーの前記挿入溝の中に横に挿入され得るように、ぜい弱部または同様物によって、いくらか弾性的に作られる。前記ホルダーの前記挿入溝内への前記挿入物ユニットの堅い取り付けを確実にするために、圧縮空気が供給されたときに、前記ホルダーに作用して前記挿入物ユニットのまわりの挿入溝を塞ぐ圧縮空気ホースが配置されている。そのような調量装置は、たとえば、WO03/078077およびWO05/033407に開示されている。そのような構造体の一つの不利益は、その構造体の作り込み弱さを有し、したがって圧縮空気の供給にすっかり依存することである。したがって、圧縮空気供給の不全の場合に、前記挿入物ユニットが偶然に前記ホルダーから外れることがある。
【0007】
WO07/063183には、前記ホルダーが剛性材料で作られており、前記挿入溝の開きを可能にするぜい弱部を有していない調量装置が開示されている。前記ホルダーの前記挿入溝の中に前記挿入物を装着するために、前記コーティングロッドは、前記挿入物が圧縮されて前記挿入溝内に収容され得るように前記挿入物から取り除かれなければならない。続いて前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入を可能にするために、前記挿入物は、前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に押す際に変形され得るように弾力のある材料で作られなければならない。そのような調量装置は有利にどんな圧縮空気ホースもなしで済ますことができる。しかしながら、前記挿入物の弾力のある特質は、前記コーティングロッドの位置決め精度に不利に影響するかもしれない。また、手によって狭いロッド溝の中に数メートルの長さの非常に長いコーティングロッドを押すことは、障害を引き起こし得る。さらに、同じ大きさだが反対方向の力が偶然に前記コーティングロッドを再び前記ロッド溝から解放することがあるので、取り付けはそれほど信頼できない。
【0008】
他のタイプの調量装置も先行技術で知られている。前記挿入物を横に滑り込ませることによって前記挿入物のつがい溝の中に挿入される前記ホルダーのT形状またはくさび形状ストリップによって前記挿入物が前記ホルダーに取り付けられるタイプが例として述べられ得る。そのような解決策の一つの不利益は、前記コーティングロッドのよく規定された位置決めの悪化させ得るような構造体に不可避の遊びがあるということである。また、前記挿入物が前記ホルダーによって取り囲まれないので、これは、前記挿入物をそれ相応により剛性にすることによって償われなければならず、結果としてコストの増大を伴う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】WO03/078077
【特許文献2】WO05/033407
【特許文献3】WO07/063183
【発明の概要】
【0010】
導入部にしたがった改良された調量装置を提供することが本発明の目的である。より正確には、調量装置に対する、挿入物と挿入物ユニット(挿入物とコーティングロッドを含む)の信頼できる取り付けが容易になるような調量装置のためのホルダーとホルダーユニットと挿入物と挿入物ユニットを提供することが目的である。少なくともこの目的は、請求項1に記載のホルダーユニットと請求項7に記載のホルダーと請求項12に記載の挿入物ユニットと請求項16に記載の挿入物によって達成される。
【0011】
本発明はまた、上記と同じ目的を本質的に有している調量装置に関する。この目的は、請求項20〜23に記載の調量装置によって達成される。
【0012】
したがって、本発明の根拠は、ホルダーの挿入溝に沿った係合構成物と挿入物のロッド溝に沿った係合構成物のほかに、前記ホルダーの前記係合構成物と前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物を互いに連結するように適合されていると少なくとも一つのロック部材を提供することによってこの目的が達成され得るという洞察である。さらに、前記ロック部材は、独立したコンポーネントである、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される。
【0013】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置に本発明が関する請求項の規定は広く解釈されるべきであり、また、前記コーティング媒体は、前記移動材料ウェブ上に直接的にコーティングされるか、前記移動材料ウェブ上に前記コーティング媒体を転写する転写ローラーまたは転写ベルトを介して間接的にコーティングされることを意味すると理解されるべきである。
【0014】
この全体的な思想の範囲内において、本発明はさまざまな方法で実現され得る。前記ロック部材は、独立したコンポーネントとして形成されるように意図されており、ホルダーから完全に取り外され得、後に説明および図解される三つの実施形態中の二つの場合には、ピボットジョイントによってホルダーに連結され得る。
【0015】
前記ロック部材は、スナップインタイプであってよく、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する。このように設計されたロック部材によって、前記挿入物と前記コーティングロッドを所定位置に保持するために前記ロック部材に絶えず作用しなければならない、前述した先行技術文献のいくつかに開示されている液体および空気圧力などの外力に頼らなければならないことを避けることができる。そのようなスナップインロック部材は、死点位置を通過して前記ホルダーと前記挿入物を互いに向けてロック位置に締め付けることができる前記ロック部材および/または前記ホルダーおよび/または前記挿入物の係合部の少なくともいくつかの部品の材料の弾性変形に頼る。
【0016】
本発明の以下で説明される第一の実施形態では、前記ロック部材はリンク部材で作られ、一方の縁においてホルダーに回転可能に連結され、他方の縁においてロック部材の一方の縁に沿って回転可能に連結される。前記ロック部材は、他方の縁にフック形状部を備えるように形成され、挿入物の係合構成物と係合状態に入るように適合されている。前記リンク部材は、前記ロック部材の死点位置を規定し、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の一方の側にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が解放される。そのようなロック部材は時には犬の骨機構または二重ピボット機構とも呼ばれる。
【0017】
以下で説明および図解される第二の実施形態では、前記ロック部材はフック部材として形成され、一方の縁に沿ったピボットジョイントによってホルダーに連結され、他方の縁に沿ったフック部によって前記挿入物の係合構成物をつかむ。したがって、この実施形態では、前記ホルダーの前記係合構成物は前記ピボットジョイントである。
【0018】
第三の実施形態では、前記ロック部材は締め金部材の形態をしており、前記ホルダーと前記挿入物のおのおのの上側縁をつかむ。
【0019】
したがって、この実施形態の前記ロック部材は、前記挿入物と前記コーティングロッドの交換の最中は前記調量装置から完全に取り除かれる。
【0020】
以下に説明および図解される三つの実施形態のすべてにおいて、前記調量装置は、前記挿入物と前記ホルダーの上側縁の間にロック機構を備えている。代替実施形態では、前記挿入物の下側縁と前記ホルダーの挿入溝にもそれらの上側縁と同様のロック部材を配置することができる。しかしながら、説明および図解される実施形態では、前記挿入物と前記ホルダーの下側縁は、前記ホルダーの前記挿入溝内の係合構成物と前記挿入物の外部の係合構成物によって相互連結され、それらは、前記挿入物が前記ホルダーのその完全挿入位置に関していくらか角度づけられたときに互いに係合または解放され得る形状に作られている。この位置から、前記挿入物は、下側係合構成物のまわりに前記ホルダーの完全挿入位置まで回転され、その位置では、下側係合構成物が前記挿入物と前記ホルダーの下側縁を互いにかみ合わせ、それからロック機構が操作されて前記挿入物と前記ホルダーの上側縁を互いにかみ合わせる。しかしながら、異なる手法で形づくられた他の多くの係合手段が本発明の範囲内において想像できると理解されるべきである。
【0021】
以下に説明される第一および第二の実施形態によれば、ピボットジョイントによって調量装置に取り付けられているロック部材は、普通はホルダーに取り付けられている。しかしながら、前記挿入物のコストを上昇させるに違いないので好適ではないけれども、前記ロック部材は、前記調量装置の頻繁に交換されるコンポーネントの一つである前記挿入物に取り付けることも可能であると理解されるべきである。前記挿入物と前記ホルダーは、前記調量装置の全長に本質的に延在している一つの細長いロック部材によって相互連結されることも可能であると理解されるべきである。しかしながら、さらに、前記ロック部材は、互いに距離を置いて配置されたいくつかの独立したロック部材部品に分割されることも考えられる。
【0022】
本発明の好適な実施形態では、前記挿入物と前記コーティングロッドは、ユーザーが前記挿入ユニットを前記調量装置に装着する必要があるだけであり、したがって、前記挿入物と前記コーティングロッドを前記調量装置に装着する前にそれらを互いに組み立てる必要がないような組立挿入ユニットとして販売される。製造施設において前記挿入物と前記コーティングロッドをすでに組み立てることによって、前記挿入物およびコーティングロッドを組み立てるためのより進んだ方法が、たとえばコーテッドペーパーを生産するための生産施設においてではなく製造施設において実行され得るので、特に前記挿入物を設計するための追加の機会が提供される。たとえば、より剛性材料の挿入物を製造し、前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に前記挿入物の一方の端から滑り込ませることが可能であり、これはおそらく、ユーザーにおいてよりも製造施設においておこなうことをより簡単にし得る。
【0023】
前記コーティングロッドは、好ましくは前記移動ウェブまたは転写ローラーに関して反対方向に運転され得るか、前記移動ウェブまたは転写ローラーに向けて押し付けられることによって同一物と一緒に回転する空転ローラーとして形成され得るかのいずれかであると理解されるべきである。さらに、開示および図解される実施形態によれば、前記挿入物は、前記回転コーティングロッドに潤滑を提供する目的のために、またコーティング媒体からの前記ロッド溝の掃除のために前記ロッド溝の内側に二つの水潤滑流路を備えている。これは、ただ一つの水潤滑流路だけが設けられた既存の開示された挿入物を超える改善である。
【0024】
本発明は、改良された調量装置とホルダーとホルダーユニットと挿入物と挿入物ユニットを提供し、これによっていかなるぜい弱な構造なしで強力かつ持続可能なホルダーを使用することが可能であり、前記ホルダーと前記挿入物を相互連結するロック部材に作用するいかなる一定の外力に依存する必要なく、前記ホルダーと前記挿入物を相互連結するための信頼できる機械的ロック機構を提供する。さらに、挿入物は、ある好適な実施形態では、前記回転コーティングロッドの十分な潤滑および冷却を達成することができるような少なくとも二つの潤滑水流路を収容するに十分な寸法を有している。しかしながら、どんな数の流路を設けることも可能であり、また、いくつかの適用例では、流路がまったく設けられないと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明は、可能な実施形態が例として図解された添付図面を参照して以下に詳細に説明される。しかしながら、他の多くの実施形態が請求項の範囲内で考えられると理解されるべきである。
【図1】図1は、移動ウェブ上に粘着性コーティング媒体を直接的にコーティングしている際の本発明によるコーティング供給装置および調量装置の概略断面図である。
【図2】図2は、移動ウェブ上に粘着性コーティング媒体を転写ローラーを介して間接的にコーティングしている本発明によるコーティング供給装置および調量装置の概略断面図である。
【図3】図3は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図4】図4は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図5】図5は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図6】図6は、挿入物と回転可能ロッドを備えている、挿入物ユニットの装着/解放のある段階の本発明による調量装置の実施形態の断面図である。
【図7】図7は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図8】図8は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図9】図9は、挿入物ユニットの長さに沿ったホルダーとロック部材のある配置を開示している調量装置の一部の斜視図である。
【図10】図10は、代替実施形態による調量装置の断面図である。
【図11】図11は、代替実施形態による調量装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
まず図1を参照すると、移動ウェブ4たとえばペーパーウェブ上に液体または粘着性コーティング媒体3をコーティングするための本発明によるコーティング供給装置1と調量装置2の考えられる配置が概略的に示されている。示された断面において、前記ウェブは、回転ウェブローラー5のまわりに案内されている。前記コーティング供給装置は、前記ウェブローラーの下方に配置され、回転コーティングローラー6を備えており、それは、前記ウェブローラーに向けて押し付けられており、また、その下側部分は内側槽7内のコーティング媒体の中に浸されている。前記移動ウェブローラーの方向に見て、前記コーティングローラーに下流には、前記調量装置が回転円柱状コーティングロッド8を備えて配置されており、それは、前記ウェブと前記ウェブローラーに対して押されている。動作中、前記コーティングローラーは前記内側槽からコーティング媒体を集めて、それを前記ウェブローラー上の前記移動ウェブ上に塗布する。前記移動ウェブ上に塗布されるコーティング媒体の量は、完成ウェブに望まれる量のだいたい約10ないし20倍であってもよい。この理由のため、前記コーティング媒体の層の厚さを調量するために、前記調量装置が、前記コーティング供給装置に下流に配置されている。通常、これは、前記移動ウェブに関して反対方向に前記コーティングロッドを回転させることによって実施される。しかしながら、前記移動ウェブと前記ウェブローラーに向けて前記コーティングロッドを単に押し付けることによって前記コーティングロッドを空転ロッドとして前記移動ウェブと一緒に回転させることも可能である。後者の場合、前記コーティングロッドの表面はパターニングされてもよく、パターンのデザインとともにパターンの深さが層の結果の厚さを決定する。過剰なコーティング媒体は、前記調量装置から外側槽9の中に流れ、続いて内側槽の中に循環され得る。図1は単に概略的な例証であり、実際の装置は、たとえば前記ウェブローラーと前記コーティング供給装置と前記調量装置のおのおのための支持構造などの付加装置を備えていると理解されるべきである。
【0027】
図2には、前記コーティング供給装置1と前記調量装置2の代替適用例が示されている。ここで、前記コーティング媒体3は、前記コーティング供給装置によって塗布され、前記転写ローラー10上の前記調量装置によって調量される。前記転写ローラー上のコーティング媒体の調量された層は、続いて前記移動ウェブ4に転写され、それは転写ローラー10の一部の上に走っている。
【0028】
次に図3〜6を参照すると、本発明による調量装置の第一の実施形態が詳しく示される。前記調量装置は、ホルダー11と、前記ホルダーに装着されたロック部材12と、挿入物14とコーティングロッド8をから成る挿入物ユニット13を備えている。前記ホルダーは、過剰なコーティング媒体を下方に前記外側槽の中に案内するための排出フランジ15を下側部分に、前記挿入物ユニットを収容するための挿入溝16を側方位置に備えた頑丈な設計を有している。断面に見られるように、前記ロック部材は、前記ホルダーの上側部分に設けられており、その端17の一つはフック形状をしている。前記ロック部材は、リンク部材18によって、前記ホルダーの反対側の縁部に回転可能に連結されている。前記リンク部材は、断面に見られるような「犬の骨」に形成されており、すなわち、その端のおのおのに沿って実質的円形断面を持つ厚い部分19と薄い中間部分20を有している。前記リンク部材の前記厚い部分はそれぞれ、前記ホルダーと前記ロック部材のおのおのの対応する座部21に収容され、それらはそれぞれ断面において部分的に円形であり、制限された回転可能な方法でそれぞれの厚い部分を部分的に取り囲んで保持している。
【0029】
前記挿入物ユニット13は、すでに述べたように、挿入物14とコーティングロッド8を備えており、それは前記挿入物のロッド溝22の中に回転可能に支持されており、それは、前記コーティングロッドが前記挿入物から偶然に解放されるのを防止するために前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲んでいる。前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの装備を可能にするため、前記挿入物はたとえば、前記ロッド溝の開きと前記コーティングロッドの横向きの挿入を成し遂げるようにいくらか弾力があるとよい。前記コーティングロッドを前記ロッド溝の中に前記挿入物の一方の端から滑り込ませることも可能である。ある好適な実施形態では、前記挿入物ユニットは、前記コーティングロッドが前記挿入物に装着された組立状態で配達される。これは、これらの二つのコンポーネントは同じ摩耗にさらされ、通常は同時に交換される必要があるからである。このように、交換がユーザーにとって楽なものになり得る。
【0030】
前記挿入物ユニット13の装着と前記挿入溝16内への確実な取り付けを可能にするために、前記ホルダー11は、前記挿入溝の下側部分に沿って部分的円形断面を有している縁部分の形態をしている係合構成物23を備えている。前記挿入物が今度は、その下側部分に沿って部分的円形断面を有している溝の形態をしている係合構成物24を備えている。このように、図4に示されるように、前記挿入物の前記係合構成物24を前記ホルダーの前記係合構成物23の上に位置決めすることによって前記挿入物の下側部分と前記とホルダーを相互連結することが可能であり、前記挿入物はその完全挿入位置に関していくらか角度づけられた状態にある。続いて、図5に示されるように、前記挿入物が完全挿入位置へ回転され得る。
【0031】
最後に、前記ロック部材12が、前記挿入溝内への前記挿入物ユニットの確実なロックを実施するために使用される。この理由のため、前記挿入物は、前記ロッド溝に沿って上側部分に溝の形態をしている係合構成物25を備えている。前記ホルダーが今度は、すでに述べたように、前記挿入溝に沿ってその上側部分に、前記リンク部材18のための前記部分的円形座部21の形態をしている係合構成物を備えている。図5に示されるように、前記ロック部材が、前記ホルダーと前記ロック部材にある前記座部21内の前記ピボットジョイントのまわりに旋回されて前記挿入物の前記溝25の前記ロック部材のフック形状先端に係合し、続いて、図6に示されるように前記ロック部材の後ろ端がロック位置に押し下げられ得る。図5による位置から図6による位置への前記ロック部材12の移動中、前記リンク部材18の平面が前記フック形状端17と前記挿入物の前記係合構成物25すなわち溝の間の係合点と一直線になるときに前記ロック部材の構造体が死点位置を通過する。死点位置を通過するときの前記ロック部材の材料の弾性的な伸張のために、前記ロック部材は図6によるロック位置に信頼性良く維持される。
【0032】
本発明によれば、前記挿入物ユニット13が素早く簡単な方法で前記調量装置2に信頼性良く装着され得る。さらに、上記ステップを逆の順序でおこなうことによって前記挿入物ユニットが同等に素早く簡単な方法で前記調量装置から解放され得る。
【0033】
前記挿入物14内の前記コーティングロッド8の回転運動の潤滑を達成するために、また前記コーティングロッド8および挿入物の間の界面をコーティング媒体から清掃するために、前記挿入物の前記ロッド溝の内側に二つの流路26が設けられている。動作中、前記流路が水で満たされ前記界面に水の膜が形成されるように、前記挿入物の端の一方または両方の不図示の導管によって前記流路が給水装置に連結され得る。しかしながら、前記挿入物はまた、ゼロの、一つの、三つ以上の流路を有しているように容易に設計され得ると理解されるべきである。流路の数は用途に依存し、必ずしも二つである必要はない。
【0034】
次に、図7〜9を参照すると、図3〜6に示された前記調量装置の三つの異なる配置が、前記調量装置の一部の斜視図で示されている。図7では、前記調量装置の一部を形成しているコンポーネントのすべては、前記調量装置すなわち前記ホルダー11と前記ロック部材12と前記挿入物14と前記コーティングロッド8の全長にわたって延在している。一方、図8では、前記ロック部材は、互いに距離を置いて分配されたいくつかの短いロック部材部分12として形成されている。この実施形態の利点は、材料が節約されるとともに、図7の細長いロック部材を操作するよりも前記調量装置に前記挿入物ユニットをロックおよびロック解除する際に各ロック部材部分がより簡単に操作されるようになることである。図9では、前記ロック部材12に加えて、前記ホルダーも、互いに距離を置いて分配されたいくつかの短いホルダー部分11として形成されている。この実施形態では、材料の追加の節約が達成される。しかしながら、この実施形態は、申し分なく操作され得るに十分な強度および剛性を有している挿入物ユニットを必要とする。
【0035】
最後に、図10と11を参照すると、前記ロック部材12の二つの代替実施形態が前記調量装置を通る断面図で示されている。図10による実施形態では、前記ロック部材は、ピボットジョイント27によって、前記ホルダーに一方の端に沿って旋回可能に連結されている。前記ロック部材は、他方の端に沿って、フック形状端28が形成されており、それは、前記挿入物13の前記ロッド溝に沿った段差状係合構成物と係合状態にある。前記段差状係合構成物は前記フック形状端のための死点位置を規定し、前記フック形状端は、前記段差状係合構成物を通過して前記ロック位置を占有し得るように弾性的に変形しなければならない。図12によるロック部材12は、ピボットジョイントまたは同様物を介して前記ホルダーに連結されていない別部品として形成されている。その代わりとして、前記ロック部材は、直線部分と二つの下方/内向角度づけ部分29を有している締め金として形成されており、それらはそれぞれ前記ホルダーと前記挿入物のわずかな下方切り取り係合構成物をつかみ、この方法で前記ホルダー11と前記挿入物14を相互連結する。ここで、前記下方切り取り係合構成物は、下方/内向角度づけ部分のための死点位置を規定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のためのホルダーユニットであって、
フレームに装着可能であり、長手方向の挿入溝と前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長いホルダーと、
前記挿入溝の中に装着可能であり、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合された長手方向のロッド溝と前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長い挿入物を備えており、前記挿入物の前記ロッド溝は、前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ホルダーの前記係合構成物および前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を達成するように適合された少なくとも一つのロック部材を備えており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、ホルダーユニット。
【請求項2】
前記ロック部材は、スナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項1に記載のホルダーユニット。
【請求項3】
前記ロック部材はフック形状部を備えるように形成されており、前記ホルダーの前記係合構成物はピボットジョイントの形態をしており、これにより、前記ロック部材は前記ホルダーに旋回可能に連結され、前記フック形状部によって前記挿入物の前記係合構成物に係合可能である、請求項1または2に記載のホルダーユニット。
【請求項4】
前記ピボットジョイントはリンク部材を備えており、このリンク部材は、一方の縁において前記ホルダーに他方の縁において前記ロック部材に回転可能に連結され、また、前記ロック部材の死点位置を規定し、これにより、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の一方の側にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が前記ホルダーから解放可能である、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項5】
前記ホルダーと前記挿入物はおのおのが、前記ロック部材に関して前記挿入溝と前記ロッド溝の反対側の縁に沿った第二の係合構成物をそれぞれ備えており、前記ホルダーおよび前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに互いに係合状態に入ることが可能であり、前記挿入物を前記ホルダーのその完全挿入位置に回転させたときにこれらの縁を互いにかみ合わせる、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項6】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入を可能にするための前記ロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項7】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のためのホルダーであって、
前記ホルダーは細長く、フレームに装着可能であり、
挿入物を受け入れるように適合された長手方向の挿入溝と、
前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、
前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、ホルダー。
【請求項8】
前記ロック部材は、スナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項7に記載のホルダー。
【請求項9】
ロック部材を備えており、前記ロック部材はフック形状部を備えるように形成されており、前記ホルダーの前記係合構成物はピボットジョイントの形態をしており、これにより、前記ロック部材は前記ホルダーに旋回可能に連結され、前記フック形状部によって前記挿入物の前記係合構成物に係合可能である、請求項7または8に記載のホルダー。
【請求項10】
前記ピボットジョイントはリンク部材を備えており、このリンク部材は、一方の縁において前記ホルダーに他方の縁において前記ロック部材に回転可能に連結され、また、前記ロック部材の死点位置を規定し、これにより、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が死点位置の一方の面にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が前記ホルダーから解放可能である、請求項9に記載のホルダー。
【請求項11】
前記ホルダーはまた、前記ロック部材に関して、前記挿入溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記ホルダーの前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記挿入物の相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項7〜10のいずれかひとつに記載のホルダー。
【請求項12】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のための挿入物ユニットであって、
挿入物とコーティングロッドを備えており、前記挿入物は細長く、
長手方向のロッド溝を備えており、このロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合され、また前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記挿入物と前記調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結され、前記コーティングロッドは、前記挿入物の前記ロッド溝の中に回転可能に収容されている、挿入物ユニット。
【請求項13】
前記ロック部材はスナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項12に記載の挿入物ユニット。
【請求項14】
前記挿入物はまた、前記ロック部材に関して、前記ロッド溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記ホルダーの相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項12または13に記載の挿入物ユニット。
【請求項15】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入の可能にするための前記ロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、請求項12〜14のいずれかひとつに記載の挿入物ユニット。
【請求項16】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のための挿入物であって、前記挿入物は細長く、
長手方向のロッド溝を備えており、このロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合され、また前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、
前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記挿入物と前記調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、挿入物。
【請求項17】
前記ロック部材はスナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項16に記載の挿入物。
【請求項18】
前記挿入物はまた、前記ロック部材に関して、前記ロッド溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記ホルダーの相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項16または17に記載の挿入物。
【請求項19】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中へのコーティングロッドの挿入の許可のロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、請求項16〜18のいずれかひとつに記載の挿入物。
【請求項20】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項1〜6のいずれかひとつに記載のいずれかひとつに記載のホルダーユニットを備えている、調量装置。
【請求項21】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項7〜11のいずれかひとつに記載のホルダーを備えている、調量装置。
【請求項22】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項12〜15のいずれかひとつに記載の挿入物ユニットを備えている、調量装置。
【請求項23】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項16〜19のいずれかひとつに記載の挿入物を備えている、調量装置。
【請求項1】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のためのホルダーユニットであって、
フレームに装着可能であり、長手方向の挿入溝と前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長いホルダーと、
前記挿入溝の中に装着可能であり、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合された長手方向のロッド溝と前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えている細長い挿入物を備えており、前記挿入物の前記ロッド溝は、前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ホルダーの前記係合構成物および前記挿入物の前記係合構成物と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を達成するように適合された少なくとも一つのロック部材を備えており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、ホルダーユニット。
【請求項2】
前記ロック部材は、スナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項1に記載のホルダーユニット。
【請求項3】
前記ロック部材はフック形状部を備えるように形成されており、前記ホルダーの前記係合構成物はピボットジョイントの形態をしており、これにより、前記ロック部材は前記ホルダーに旋回可能に連結され、前記フック形状部によって前記挿入物の前記係合構成物に係合可能である、請求項1または2に記載のホルダーユニット。
【請求項4】
前記ピボットジョイントはリンク部材を備えており、このリンク部材は、一方の縁において前記ホルダーに他方の縁において前記ロック部材に回転可能に連結され、また、前記ロック部材の死点位置を規定し、これにより、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の一方の側にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が前記ホルダーから解放可能である、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項5】
前記ホルダーと前記挿入物はおのおのが、前記ロック部材に関して前記挿入溝と前記ロッド溝の反対側の縁に沿った第二の係合構成物をそれぞれ備えており、前記ホルダーおよび前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに互いに係合状態に入ることが可能であり、前記挿入物を前記ホルダーのその完全挿入位置に回転させたときにこれらの縁を互いにかみ合わせる、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項6】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入を可能にするための前記ロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、先行請求項のいずれかひとつに記載のホルダーユニット。
【請求項7】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のためのホルダーであって、
前記ホルダーは細長く、フレームに装着可能であり、
挿入物を受け入れるように適合された長手方向の挿入溝と、
前記挿入溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、
前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記ホルダーと前記挿入物の間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、ホルダー。
【請求項8】
前記ロック部材は、スナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項7に記載のホルダー。
【請求項9】
ロック部材を備えており、前記ロック部材はフック形状部を備えるように形成されており、前記ホルダーの前記係合構成物はピボットジョイントの形態をしており、これにより、前記ロック部材は前記ホルダーに旋回可能に連結され、前記フック形状部によって前記挿入物の前記係合構成物に係合可能である、請求項7または8に記載のホルダー。
【請求項10】
前記ピボットジョイントはリンク部材を備えており、このリンク部材は、一方の縁において前記ホルダーに他方の縁において前記ロック部材に回転可能に連結され、また、前記ロック部材の死点位置を規定し、これにより、前記フック形状部が前記挿入物の前記係合構成物と係合状態にあって、前記ロック部材の回転可能な連結部が死点位置の一方の面にあるときには前記ロック部材が前記挿入物を前記ホルダーにロックし、これに対して、前記ロック部材の回転可能な連結部が前記死点位置の反対の側にあるときには前記挿入物が前記ホルダーから解放可能である、請求項9に記載のホルダー。
【請求項11】
前記ホルダーはまた、前記ロック部材に関して、前記挿入溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記ホルダーの前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記挿入物の相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項7〜10のいずれかひとつに記載のホルダー。
【請求項12】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のための挿入物ユニットであって、
挿入物とコーティングロッドを備えており、前記挿入物は細長く、
長手方向のロッド溝を備えており、このロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合され、また前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記挿入物と前記調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結され、前記コーティングロッドは、前記挿入物の前記ロッド溝の中に回転可能に収容されている、挿入物ユニット。
【請求項13】
前記ロック部材はスナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項12に記載の挿入物ユニット。
【請求項14】
前記挿入物はまた、前記ロック部材に関して、前記ロッド溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記ホルダーの相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項12または13に記載の挿入物ユニット。
【請求項15】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中への前記コーティングロッドの挿入の可能にするための前記ロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、請求項12〜14のいずれかひとつに記載の挿入物ユニット。
【請求項16】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置のための挿入物であって、前記挿入物は細長く、
長手方向のロッド溝を備えており、このロッド溝は、円形断面を有しているコーティングロッドを回転可能に支持するように適合され、また前記コーティングロッドをその周囲の180°を超えて取り囲むように設計されており、
また、前記ロッド溝に沿った長手方向の係合構成物を備えており、
前記係合構成物はロック部材と相互作用して前記挿入物と前記調量装置のホルダーの間の相互連結を可能にするように設計されており、前記ロック部材は、独立したコンポーネントであり、前記ホルダーから取り外し可能であるかピボットジョイントによって前記ホルダーに連結される、挿入物。
【請求項17】
前記ロック部材はスナップインタイプであり、第一の方向に力を加えることによりロック位置を占有し、これにより、前記ロック部材の構造体が死点位置を通過し、反対方向の力が前記ロック部材を解放段階に戻すまで前記ロック部材がロック位置を維持する、請求項16に記載の挿入物。
【請求項18】
前記挿入物はまた、前記ロック部材に関して、前記ロッド溝の他方の縁に沿った第二の係合構成物を備えており、前記挿入物の前記第二の係合構成物は、完全装着位置に関して角度づけられた位置に組み立てたときに前記ホルダーの相補的係合構成物と係合状態に入ることが可能である、請求項16または17に記載の挿入物。
【請求項19】
前記挿入物は、前記ロッド溝の中へのコーティングロッドの挿入の許可のロッド溝の開きを可能にするように少なくとも限定的に弾力がある、請求項16〜18のいずれかひとつに記載の挿入物。
【請求項20】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項1〜6のいずれかひとつに記載のいずれかひとつに記載のホルダーユニットを備えている、調量装置。
【請求項21】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項7〜11のいずれかひとつに記載のホルダーを備えている、調量装置。
【請求項22】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項12〜15のいずれかひとつに記載の挿入物ユニットを備えている、調量装置。
【請求項23】
移動材料ウェブ上に液または粘着性コーティング媒体をコーティングするための調量装置であって、請求項16〜19のいずれかひとつに記載の挿入物を備えている、調量装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2013−514880(P2013−514880A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545232(P2012−545232)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/EP2010/069751
【国際公開番号】WO2011/076629
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(512164780)ビーティージー・アイピーアイ,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/EP2010/069751
【国際公開番号】WO2011/076629
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(512164780)ビーティージー・アイピーアイ,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
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