説明

ロータリー式自動包装機の充填シュートの昇降カム機構

【課題】内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのを防止することができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るロータリー式自動包装機は、略水平に回転移送しながら二つ折りの包装フィルム121にサイドシール124を施し、サイドシール124間の包装袋122に内容物を充填して多数の包装体を連続的に作る自動包装機1であって、内容物を落下させる中間シュート71と、中間シュート71から受け取った内容物を包装袋122に充填する充填シュート61とを備える。そして、この充填シュート61は、包装袋122に内容物を充填するために包装袋122に差し込まれ、包装袋122に内容物を充填するときに中間シュート71に向かって上昇する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装フィルムの袋部に粉剤の内容物を充填した包装体を製造するロータリー式自動包装機に関し、特に、充填シュートを昇降させる昇降カム機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、長尺の樹脂フィルム(包装フィルム)を使用して、定量の粉剤等の内容物を多数の包装体に区分して包装する自動包装機の一つにロータリー式自動包装機がある。このロータリー式自動包装機では、長尺の樹脂フィルムがフィルムコイルから巻き戻され、この樹脂フィルムを水平方向に移動させながらフィルムガイドで折りたたみ、ターンテーブルへと樹脂フィルムを導入する。ターンテーブル上の周囲に配置した多数のサイドヒートシールバーは、この導入された樹脂フィルムに、一定間隔の幅シール(サイドシール)を形成しながら保持する。そして、順次折りたたんだ樹脂フィルムの間に、幅シールによって区切られた包装袋が形成される。
【0003】
この包装袋には、互いに隣り合うサイドヒートシールバーの間で多数の充填シュートが挿入され、充填シュートから所定量の内容物が包装袋に充填される。充填後には、充填シュートは抜き取られ、幅シールを形成するサイドヒートシールバーが樹脂フィルムから外される。内容物が充填された包装袋はガイドを通って移送され、予熱シールバーがその上縁を加熱し、トップシールローラはこの加熱された上縁をヒートシール(トップシール)する。このヒートシールは、内容物を包装袋内に密封する。その後、幅シール部分は、切断されたり、ミシン目切れ込みがなされたりする。これによって、樹脂フィルムは所要の包装形態となる。このような従来のロータリー型自動包装機は、例えば、特許文献1、特許文献2等に開示されている。
【0004】
内容物を充填する充填シュートは、サイドヒートシールバーの間で旋回しながら昇降する。この充填シュートは支柱に軸支され、この支柱にカムフォロア機構が連結されている。カムフォロア機構は、昇降カム機構に当接している。このようなカムフォロア機構と昇降カム機構は、充填シュートを昇降させる昇降カム構造と充填シュートを旋回させる旋回カム構造によって構成されている。
【0005】
充填シュートは、包装袋内に差し込まれつつ、内容物を計量して供給する回転盤の下に入り込む。そのため、昇降カム構造は、内容物の充填を行うために充填シュートを下降させる部分と、内容物の充填が終わって回転盤の下から抜け出るために充填シュートを上昇させる部分とによって構成されている。
そのため、回転盤から内容物が落下する際に、回転盤と充填シュートとの隙間から内容物が飛び散る事態が発生する。これによって、ロータリー式自動包装機本体の汚染や設置されている工場環境の汚染といった問題が発生する。
【特許文献1】特開2001−199402号公報
【特許文献2】特開2001−122208号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、従来のロータリー式自動包装機では、内容物が充填シュート外に飛び散ることがあるため、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのを防止することができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るロータリー式自動包装機は、略水平に回転移送しながら二つ折りの包装フィルムに対して、幅方向にサイドシールを施し、当該サイドシール間の包装袋に内容物を落下させて充填した後に包装袋の上端に対してトップシールを施して多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、前記内容物を落下させる供給機構と、前記供給機構から受け取った内容物をサイドシール間の包装袋に充填する充填機構とを備え、前記充填機構は、供給機構から受け取った内容物を包装袋に投入する充填シュートと、当該充填シュートを包装袋に差し込むために昇降させるカムフォロア及びカムとを有し、前記カムは、充填シュートが内容物を包装袋に投入するときに、当該充填シュートを供給機構に向かって上昇させる。このような構成によって、内容物が充填シュート外に飛び散るのを抑制し、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのを防止することができる。
【0008】
好適には、前記カムは、充填シュートを供給機構の落下口に重ね合わせるように上昇させる。これによって、内容物を確実に充填シュートに投入することができるので、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのを確実に防止することができる。
【0009】
さらに、前記供給機構は、内容物を落下させる供給装置と、落下した内容物を一旦受け取って充填シュートに正確に導く中間シュートを有し、前記カムは、充填シュートを中間シュートの導入口に重ね合わせるように上昇させる。これによって、供給機構からの内容物を確実に充填シュートに投入することができるので、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのをより確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内容物の飛散によって自動包装機本体や工場環境が汚染されるのを防止することができるロータリー式自動包装機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機では、内容物を包装袋に投入する際に、充填シュート機構の充填シュートを上下させて内容物を確実に包装袋に充填するものである。
以下、本発明を実施の形態について図を参照して説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本発明に係るロータリー式自動包装機の全体構成について説明する。図1は本発明に係るロータリー式自動包装機を示す正面図、図2はその要部を示す上面模式図である。また、図1に示された本発明に係るロータリー式自動包装機1を単に自動包装機1と略す。
【0012】
図1に示すように、自動包装機1は、コイル巻き戻しリール2により包装フィルム121にバックテンションを掛けながら、包装フィルム121をフィルムコイル120から引き出す。引き出された包装フィルム121は、図中上方に連続的に流れ、フィルムガイド3によって中央部で略U字状に二つに折り曲げられる。この二つ折りの包装フィルム121は、図2に示すように、ターンテーブル4にその接線方向から導入される。
【0013】
ターンテーブル4上には、サイドシール機構5のシーリングバー51が一定距離だけ離れて配置され、充填機構6の充填シュート61は、これらシーリングバー51の中間位置で昇降可能に配置されている。二つ折りの包装フィルム121がターンテーブル4へと送られると、充填シュート61は、各シーリングバー51の間で二つ折りの包装フィルム121内へと下降して差し込まれる。シーリングバー51は、この充填シュート61が差し込まれた状態で二つ折りの包装フィルム121を幅方向に挟み込む。
【0014】
サイドシール機構5のシーリングバー51は、包装フィルム121の幅方向に熱シールを施して局部的にヒートシールフィルムを溶融する。これにより、二つ折りの包装フィルム121の溶融したヒートシールフィルム同士が圧着し、サイドシール124が形成される。これによって、二つ折りの包装フィルム121には、サイドシール124によって挟まれた複数の包装袋122が形成される。
【0015】
供給機構7は、図示しない回転容器を水平回転させ、中間シュート71を充填シュート61上に配置させる。供給機構7は、この回転容器を所定の位置に配置させると、回転容器の底部下側の開閉板(図示せず)を開く。これによって、回転容器内の枡(図示せず)の下端面が開放され、枡内の所定量の内容物が中間シュート71に落下し、中間シュート71を通って充填シュート61に落下する。充填シュート61がサイドシール124間に形成された包装袋122に差し込まれているので、充填シュート61に落下した内容物は包装袋122に充填される。
【0016】
内容物が充填された包装袋122は、図2に示すように、ターンテーブル4の回転動作により図中反時計回りに回転する。ターンテーブル4によって回転移送された包装袋122は、ガイドローラ8によってトップシール機構9へと直線移送される。トップシール機構9の予熱シールバー90が包装袋122の上縁を加熱すると、包装袋122上縁の重ね合わせられたヒートシールフィルムが溶融する。一対のトップシーラ91は、溶融した包装袋122上縁を加圧することにより、この上縁のヒートシールフィルム同士が圧着する。これにより、トップシール125が形成され、包装袋122が密封される。
【0017】
その後、包装袋122は、トップシールローラ92の押し出しによってノッチ機構10へと送られる。ノッチ機構10は、ノッチガイド100によって包装袋122のトップシール125を狭持し、ノッチカッター101によってトップシール125を部分的に切断する。これにより、包装袋122のトップシール125にノッチが入れられる。カッター機構11は、サイドシール124を切断したり、サイドシール124にミシン目を入れたりする。これにより、複数の包装袋122は、内容物を包装する包装体123に分包される。
【0018】
続いて、図3,4を用いて、本発明に係る自動包装機1における充填シュート61を昇降させるカム機構について詳細に説明する。
図3に、本発明に係る自動包装機1の昇降カムの一構成例が示されており、図3(a)は上面模式図、図3(b)は側面模式図である。
図3(a)に示すように、昇降カム30は、幅と厚みを有するドーナツ状のブロックから構成され、充填シュート61がターンテーブル4に沿って旋回するように上面視ドーナツ状の形状を有する。この昇降カム30は、ターンテーブル4の各領域において、充填シュート61を昇降させるためのカムである。昇降カム30は、ターンテーブル4に沿って充填シュート61を旋回させながら昇降させるとともに、内容物が投下される領域において充填シュート61を若干上下させる。
【0019】
具体的には、昇降カム30は、包装フィルム121が導入される導入領域では充填シュート61を下降させ、サイドシール124を形成するシール領域では充填シュート61が下降した状態を維持する。昇降カム30は、このシール領域において、内容物を包装袋122に落下して充填する充填領域では充填シュート61を中間シュート71の方に近づけたり、この状態から元に戻したりする。昇降カム30は、内容物が充填された包装袋122をトップシール機構9に送る導出領域では充填シュート61を上昇させ、この導出領域から導入領域までの準備領域では充填シュート61が上昇した状態を維持する。
【0020】
図3(b)に示すように、昇降カム30は、下降傾斜部311、平坦部312、上昇傾斜部313、平坦部314を有する。
下降傾斜部311は、側面から観察して下方に滑らかに傾斜した部分であり、導入領域に配置されている。上昇傾斜部313は、側面から観察して上方に滑らかに傾斜した部分であり、導出領域に配置される。平坦部312,314は、側面から観察して平坦な部分であり、これらの傾斜部311,313を連結する部分である。詳細には、平坦部312は、傾斜部311,313を繋ぐ円弧部分の内で長い方の部分であり、シール領域に配置されている。これに対して、平坦部314は、傾斜部311,313を繋ぐ円弧部分の内で短い方の部分であり、準備領域に配置される。
【0021】
昇降カム30は、充填領域に充填シュート61を若干上下させるための上りブロック321、下りブロック322を有する。これらブロック321,322は、平坦部312に設けられ、ともに側面視略台形状の形状を有し、平坦部312の中途部において一時的に上下する滑らかな段差を構成している。従って、各ブロック321,322はそれぞれ、充填シュート61を上昇させる上昇部、充填シュートを下降させる下降部として機能する。
詳細には、上りブロック321は、下降傾斜部311側に配置され、平坦部312の中途部分において上りの傾斜を構成している。これに対して、下りブロック322は、上昇傾斜部313側に配置され、平坦部312の中途部分において下りの傾斜を構成している。ここで、上りブロック321による上昇量、下りブロック322による下降量は、平坦部314から平坦部312への下降量、平坦部312から平坦部314への上昇量よりも小さく、各ブロック321,322の配設位置で若干平坦部312が隆起したようになっている。
各ブロック321,322は、ドーナツ状のブロックから構成された昇降カム30の円弧に沿って位置調整可能に固定されている。従って、各ブロック321,322の配設位置を調整することによって、充填シュート61が上下する位置を容易に調整することができる。
【0022】
このような昇降カム30では、充填シュート61は、下降傾斜部311において下降することによって二つ折りの包装フィルム121に差し込まれる。下降した充填シュート61は、平坦部312において包装袋122に挿入された状態で旋回する。その間、内容物が包装袋122に充填され、その際に充填シュート61は、上りブロック321によって中間シュート71との隙間を塞ぐように上昇する。内容物の充填が終了すると、充填シュート61は、下りブロック322によって中間シュート71との隙間を塞いだ状態から元の状態に戻るように下降する。充填シュート61は、包装袋122がターンテーブル4から送られるとき、上昇傾斜部313において上昇し、包装袋122から抜き取られる。その後、充填シュート61は、平坦部314において上昇した状態で移動する。
【0023】
さらに続いて、図4を用いて、本発明に係る自動包装機1の充填シュート61を昇降させるカム機構について詳細に説明する。図4は、この充填シュート61のカム機構を示す側面模式図である。ここで、図4では、ターンテーブル4上で略円形状に旋回する複数の充填シュート61の主たる部分が示され、点線によって離別した部材の対応が図示されている。
図4に示すように、充填シュート61は、支柱611に水平に突設された支持板612を介して支持されている。充填シュート61を昇降させるための昇降カムフォロア613は、支柱611の中途部に連結され、昇降カム30の上面に載置されている。支柱611の下端には旋回板614が連結され、この旋回板614に、充填シュート61を旋回させるための旋回カムフォロア615が固定されている。この旋回カムフォロア615は、自動包装機1下方に設けられた旋回カム616に挿嵌されている。
【0024】
このようなカム機構では、旋回カムフォロア615が旋回カム616に沿って旋回すると、旋回カムフォロア615に連結された旋回板614が旋回する。旋回板614に連結された支柱611はそれに応じて回転するので、これに突設された支持板612が旋回し、これに連結された充填シュート61が旋回する。このとき、昇降カムフォロア613は、昇降カム30の上面形状に沿って支柱611を昇降させる。これにより、充填シュート61は、昇降カム30の上面に沿って昇降する。
【0025】
より具体的に充填シュート61の動作を説明すると、昇降カムフォロア613は、準備領域で平坦部314を移動した後、導入領域で下降傾斜部311を移動する。昇降カムフォロア613は下降傾斜部311の形状に従って滑らかに下降し、充填シュート61は滑らかに下降する。これによって、充填シュート61は、二つに折られた包装フィルム121の間に差し込まれる。
【0026】
昇降カムフォロア613は、下降傾斜部311を下りた後に、シール領域で平坦部312を移動する。このとき、充填シュート61は、二つ折りの包装フィルム121に差し込まれた状態を維持する。このとき、中間シュート71は、内容物が投入される充填シュート61の被投入口から離れているので回転可能であり、包装袋122に内容物を充填するために充填シュート61上に配置される。昇降カムフォロア613は、さらに平坦部312を移動し、充填領域で上りブロック321を上る。充填シュート61は、これに応じて、中間シュート71に向かって近づきながら上昇する。これによって、中間シュート71の下端は、充填シュート61の被投入口に挿入される。換言すれば、内容物を充填シュート61に導く中間シュート71の導入口、すなわち内容物を落下させる供給機構7の投入口は、充填シュート61の被投入口に重ね合わせられる。
【0027】
昇降カムフォロア613が上りブロック321を滑らかに上りきると、この上りブロック321上を通って下りブロック322上を移動する。充填シュート61は、その被投入口に中間シュート71の下端が挿入された状態を維持しながらターンテーブル4に沿って回転する。この間、内容物は、中間シュート71から充填シュート61へ吐出され、この充填シュート61を通って包装袋122へと充填される。
【0028】
昇降カムフォロア613が下りブロック322を滑らかに下り始めると、充填シュート61は、中間シュート71とは逆の方向に中間シュート71から離れながら下降する。昇降カムフォロア613が充填領域を過ぎると、中間シュート71下端は充填シュート61の被投入口から抜き取られ、この被投入口への挿入状態が解除される。このとき、中間シュート71は、充填シュート61の被投入口から抜き取られているので、この被投入口から離れて回転可能となる。また、内容物の包装袋122への投入動作が完了しているので、内容物が中間シュート71から吐出されることがない。
【0029】
昇降カムフォロア613が再びシール領域で平坦部312を移動するとき、充填シュート61は、内容物が充填された包装袋122に差し込まれた状態で旋回する。昇降カムフォロア613が導出領域で昇降傾斜部313を上昇するにつれて、充填シュート61は上昇し、包装袋122から抜き取られる。この上昇した充填シュート61は、昇降カムフォロア613が準備領域で平坦部314を移動するので、上昇した状態を保ちながら新たに導入状態へと移動する。
【0030】
以上のように、本発明に係る自動包装機1では、充填シュート61は、中間シュート71が内容物を吐出するときに、その導入口が充填シュート61の被投入口に挿入される。そのため、内容物が中間シュート71下端から吐出されたとしても、充填シュート61の被投入口内で吐出される。従って、内容物が充填シュート61外に飛び散るのを防止することができ、自動包装機1本体や工場内が内容物の飛散によって汚染されるのを防止することが可能となる。
【0031】
なお、本実施形態では、昇降カム30がドーナツ状のブロックから構成されているが、これに限らず、溝カムから構成されてもよい。具体的には、充填シュート61が内容物を充填する部分に、上記のようなブロックを設け、充填シュート61を若干上下させればよい。
またなお、本実施形態では、供給機構7の回転盤の下に中間シュート71が設けられた場合について説明したが、本発明は、中間シュート71がない場合にも適用可能である。具体的には、内容物を投下する際に、本実施形態のように充填シュート61を回転盤に近づければよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係るロータリー式自動包装機の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明に係るロータリー式自動包装機の要部を示す平面模式図である。
【図3】本発明に係るロータリー式自動包装機の昇降カムの一構成例を示す図である。
【図4】本発明に係るロータリー式自動包装機の昇降カムの動作を示す模式図である。
【符号の説明】
【0033】
1…ロータリー式自動包装機、2…巻き戻しリール、3…フィルムガイド、
4…ターンテーブル、5…サイドシール機構、51…サイドヒートシールバー、
6…充填機構、61…充填シュート、7…供給機構、71…中間シュート、
8…ガイドロール、9…トップシール機構、91…予熱シールバー、
92…トップシールローラ、10…ノッチ機構、100…ノッチガイド、
101…ノッチカッター、11…カッター機構
120…フィルムコイル、121…包装フィルム、122…包装袋、123…包装体、124…サイドシール、125…トップシール
30…昇降カム、311…下降傾斜部、312…平坦部、313…昇降傾斜部、
314…平坦部、321…上りブロック、322…下りブロック
611…支柱、612…支持板、613…昇降カムフォロア、614…旋回板、
615…旋回カムフォロア、616…旋回カム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略水平に回転移送しながら二つ折りの包装フィルムに対して、幅方向にサイドシールを施し、当該サイドシール間の包装袋に内容物を落下させて充填した後に包装袋の上端に対してトップシールを施して多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、
前記内容物を落下させる供給機構と、
前記供給機構から受け取った内容物をサイドシール間の包装袋に充填する充填機構とを備え、
前記充填機構は、供給機構から受け取った内容物を包装袋に投入する充填シュートと、当該充填シュートを包装袋に差し込むために昇降させるカムフォロア及びカムとを有し、
前記カムは、充填シュートが内容物を包装袋に投入するときに、当該充填シュートを供給機構に向かって上昇させるロータリー式自動包装機。
【請求項2】
前記カムは、充填シュートを供給機構の落下口に重ね合わせるように上昇させることを特徴とする請求項1に記載のロータリー式自動包装機。
【請求項3】
前記供給機構は、内容物を落下させる供給装置と、落下した内容物を一旦受け取って充填シュートに正確に導く中間シュートを有し、
前記カムは、充填シュートを中間シュートの導入口に重ね合わせるように上昇させることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリー式自動包装機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−261669(P2007−261669A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92343(P2006−92343)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(596092595)三光機械株式会社 (102)
【Fターム(参考)】