説明

ロードキル等の廃棄物処理方法とそのための処理装置

【課題】廃棄物が投入されれば、自動的に袋状の処理容器に収容密封されて腐敗臭や体液などが外部へ漏れることのない廃棄物の処理方法と装置を提供すること。
【解決手段】合成樹脂フィルム製の筒状体4をほぼ蛇腹状に折畳み、廃棄物投入口2を外側から覆うようにセットし、筒状体の先端側41を、廃棄物収容部の底部41cになる筒状体の先端をヒートシールして廃棄物収容部41aに形成すると共に投入口の内面に沿って下方へ繰出せるようにしておき、投入口から廃棄物をその収容部に投入し、廃棄物が投入されたら廃棄物収容部の入口部41bを絞り込み、その絞り込んだ入口部をヒートシールにより密封してカットすることによって、廃棄物を収容した収容部がその底部と入口部とをヒートシールにより密封した状態で下方へ落下させられると共に、次の廃棄物収容部の底部がヒートシールにより密封され下方へ送られ、次の廃棄物投入の待機状態を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般道や高速道路(自動車専用道路を含む)などの道路において、走行する自動車にはねられて死亡したタヌキ,猫,野鳥などの小動物乃至鳥獣の屍骸(以下、「廃棄物」という)を始め、生肉,野菜,魚介類など主として生ゴミ系の廃棄物を、省力的かつ効率的に専用の処理袋に入れて密封し回収する方法と、そのための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、種々の野生動物の生息数が多い地域を通過する一部の高速道路などでは、小動物が車にはねられるなどして、年間35,000件以上ものそれらの屍骸(ロードキル)が生じると報告されている。
【0003】
しかし、これらの廃棄物は生体であるため、季節によってはすぐに腐敗が始まり、周囲に異臭,悪臭を放散してしまうという問題がある。また、廃棄物が道路上に放置されたままであると、後続車がそれを避けるために安全運転が脅かされることになり、道路交通の安全上も重大な問題を孕んでいる。
【0004】
一方、家庭や店舗などで生じる生肉,野菜,魚介類などを含む生ゴミ系の廃棄物も、ビニル袋などに入れたままであると、特に温暖期には早期に腐敗が始まって悪臭,異臭を周囲に放散して、上記のロードキルの場合と同様の問題がある。
現状では、上記のようなロードキルを始め、犬,猫のフンなどの汚物や生ゴミ系廃棄物(以下、これらを単に「廃棄物」という)は、処理係員が現地に出向き、ビニール製の処理袋に手作業で廃棄物を収容し、当該袋の口を紐やプラスチックバンドで緊縛して密封し産業廃棄物用の車輌に積み込んで処理場へ運ぶようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0005】
しかし、強い腐敗臭を放つ廃棄物を手作業でビニール袋に収容してその袋の口を手作業で緊縛し、専用車輌等に搭載する作業は、作業環境面からみても衛生面から見ても、誰にとっても耐え難いものであり、抜本的な改善が強く求められている。
【特許文献1】特開2005−095116号公報
【特許文献2】特開2004−222554号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、いわゆるロードキルを含む廃棄物の取扱い、或は、処理の現状に鑑み、廃棄物が投入されれば、自動的に袋状の処理容器に収容されてその袋が密封されて腐敗臭や体液などが外部へ漏れることのない廃棄物の処理方法とそのための装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明処理方法は、柔軟でヒートシール可能な合成樹脂フィルム製の筒状体をほぼ蛇腹状に折畳み、折畳んだ前記筒状体を廃棄物投入口を外側から覆うようにセットし、セットした当該筒状体の先端側を、廃棄物収容部の底部になる前記筒状体の先端をヒートシールして廃棄物収容部に形成すると共に当該筒状体の先端側を前記投入口の内面に沿って下方へ繰出せるようにしておき、前記投入口から廃棄物をその収容部に投入し、廃棄物が投入されたら当該廃棄物収容部の入口部を絞り込み、その絞り込んだ入口部をヒートシールにより密封してカットすることによって、廃棄物を収容した収容部がその底部と入口部とをヒートシールにより密封した状態で下方へ落下させられると共に、次の廃棄物収容部の底部が前記ヒートシールにより密封され下方へ送られ、次の廃棄物投入の待機状態を形成することを特徴とするものである。
【0008】
また、上記方法を実施するための本発明処理装置の構成は、廃棄物を投入する略ロート状をなす廃棄物投入口と、柔軟でヒートシール可能な合成樹脂フィルム製の筒状体であって前記投入口の外側に配置するため略蛇腹状に折畳まれ、当該筒状体の先端側を前記投入口内に沿って挿入しセットすると共に廃棄物収容部の底部になる先端をヒートシールで封止した筒状体と、前記投入口から投入された廃棄物を収容した収容部の入口部をヒートシールのために絞り込む絞込部と、絞り込まれた筒状体の入口部をヒートシールして密封するヒートシール部と、そのヒートシール部をカットして次の廃棄物収容部の封止底を形成すると共に前記の入口部をヒートシールされた収容部を下方へ落下させるカット部と、封止底が形成された次の廃棄物収容部を下方へ送出する廃棄物収容部の送出部とを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
上記本発明装置では、廃棄物を投入する略ロート状をなす廃棄物投入口と、柔軟でヒートシール可能な合成樹脂フィルム製の筒状体であって前記投入口の外側に配置するため略蛇腹状に折畳まれ、当該筒状体の先端側を前記投入口内に沿って挿入しセットすると共に廃棄物収容部の底部になる先端をヒートシールで封止した筒状体と、前記投入口から投入された廃棄物を収容した収容部の入口部をヒートシールのために絞り込む絞込部と、絞り込まれた筒状体の入口部をヒートシールして密封するヒートシール部と、そのヒートシール部をカットして次の廃棄物収容部の封止底を形成すると共に前記の入口部をヒートシールされた収容部を下方へ落下させるカット部と、封止底が形成された次の廃棄物収容部を下方へ送出する廃棄物収容部の送出部とを備え、しかもこれらを一つの筐体内に配設して廃棄物処理装置を構成したので、自動車などに載せて廃棄物がある現場に駆け付け、当該廃棄物を衛生的かつ省力的に処理することができる。
【0010】
また、前記投入口に、コンベア又はシュータを備えると、投入作業自体も自動化することが可能になる。さらに、前記筐体に折畳み式のスタンド脚を設けておくと、装置の保管,運搬時にはコンパクトな形態で場所を取らず、また、廃棄物の収集現場では、脚を出すことにより、本発明装置の高さを廃棄物処理作業に適した位置に付けることができ、作業性を良好にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に本発明処理方法並びにそのための処理装置の実施の形態例について、図を参照して説明する。添付した図において、図1は本発明装置の概略構成を説明するための断面図、図2と図3は廃棄物収容部の入口部をヒートシールのために絞り込む絞込部の概念を示す平面図、図4は、ヒートシール部とカット部とを共通構成部材で一体的に形成したヒートシール・カット部の概要を模式的に示した正断面図である。
【0012】
図1において、1は本発明処理装置が組込まれる立方体に近い、一例として一辺が約700mm、高さが約500mm程度を有する金属性又はプラスチック製の筐体で、上部は廃棄物の投入口2として200〜300mmφ程度の径で開口されていると共に、下部は廃棄物を収容してヒートシール密封された廃棄物収容部の落下口3として形成されている。筐体1の下部には、その筐体1の左右側面を抱え込むように折畳み可能なスタンド脚11が配置されている。この脚11は本発明装置に不可欠のものではない。例えば、筐体1を、その下に配置する密封された廃棄物収容部の収容箱10の上に載架セットして使用することもあるからである。本発明において、上記筐体1のサイズや投入口2の開口径は一例であって、例示したものより大きいものもあれば小さいものもある。
【0013】
筐体1の上部に形成した投入口2は、大略浅いロート状をなす投入ガイド21が配置されている。図の例では、投入ガイド21の下方における投入口2の外周の外側に、略蛇腹状に折畳まれてカセット化された柔軟合成樹脂フィルムによる筒状体4をセットする環状凹部による筒状体セット部22が形成されている。なお、投入ガイド21は、筐体1の投入口2に対して着脱可能又は開閉可能に設けられカセット化した前記筒状体4のセットや投入口2の内部のメンテナンスに便宜なように形成されている。
【0014】
前記セット部22にセットされた蛇腹状筒状体4の先端側41は、折畳みが解かれて投入ガイド21の下縁(投入口2の上縁)で下向きにターンさせられ当該投入口2の内面に沿ってその下部に形成した開口部21aから下方へ繰出し可能に配置される。
【0015】
投入口2における下部の開口部21aの下方には、その開口21aから出て来る筒状体4の先端側41を、図1の例では左右の側縁部を挟んで下方へ送り出すため対向配備された少なくとも左右2対の送出ローラ5,5と同6,6が、後に説明する廃棄物収容部の送出部として配備されている。この送出部は、繰出される筒状体4の先端側41の吊下保持部としても作用する。
【0016】
上記送出ローラ5,5、同6,6の下方には、左右で組をなすローラ5,6によって送り込まれて来る筒状体4の先端側41、つまり、送り方向の先端(収容部の底41cになる)が後述するヒートシールによって密封された廃棄物収容部41a(この収容部41aには廃棄物が入っている)の入口部41bを、効率的にヒートシールするために、この収容部41aの入口の左右幅を狭く絞り込むための絞込部7が配置されている。絞込部7については次に述べる。
【0017】
絞込部7は、図2,図3にその構成の概要を平面図で示す。図2,図3において、前記送りローラ5,5、同6,6に挟持されている筒状体4の先端部41に対し、そのローラ5,6の軸に平行な方向において対向して進退する一対の拘束部材71,72と、この部材71,72と直交する方向で対向して進退するように設けた挟み部材73,74を配置して絞込部7を形成している。この構成により、図2に示すように、前記拘束部材71,72の進出によって筒状体4の先端側41を、ローラ5,5、同6,6による挟持した向きと平行な方向で扁平縮小化する。41'は扁平縮小化した先端部である。一方、挟み部材73,74によって図3に示すように先に前記部材71,72により扁平縮小化した部分41’をさらに略蛇腹状に収集圧縮することにより、筒状体4の先端部41(廃棄物収容部41aの入口41bと次の収容部の底41cになるようにヒートシールされる部位)の平断面形状をヒートシールしやすくするため、さらに縮小化するようにしている。41"はさらに縮小化された先端部である。
【0018】
そして、先端側41の廃棄物の入口部41bが扁平縮小化されて符号41”の状態に保持されている当該先端部を、先の挟み部材73,74と同じ方向から、後述するヒートシール用のヒータ81とヒータ受け82を進出させ、前記4”の扁平縮小部位(入口部41b)をヒートシールする。本発明では、挟み部材73と74に、ヒートシール用のヒータ81とヒータ受け82を組込んだ構成とすることもできるが、この実施例では、絞込部7とヒートシール8は別体構成のものとして説明する。
【0019】
8は、投入ガイド21の下部開口部21aから繰出される筒状体4の先端側41に対して、挟み部材73,74と同じ水平方向から対向して進退自在に配置したヒートシール部で、一例としてヒータ81とヒータ受け82により形成される。そして、この実施例ではヒータ81の上下方向の中間には、ヒータカッタとして作用する小突起部83がカッタ部9として形成されている。
【0020】
図4に例示したヒートシール部8は、ヒータ81とヒータ受け82とが、図4の上方から送られて来た縮小化された先端部41"を挟むように対向設置して形成されている。
図4において、ヒータ81は、ヒータ体81aと、その前面に貼設した伝熱板81bと、ヒータ体81aを収納したヒータケーシングと、ケーシング内でヒータ体81aを背面でサポートするサポート材を備えている。81cは伝熱板81bの前面に貼った耐熱テープなどによる離型材である。また、図4の例では伝熱板81bの中間に突起部9aを設け、この突起部9aがカット部9として作用するように形成されている。
一方、ヒータ受け82は、ここでは耐熱ゴム製のヒータ受けブロック82aにより形成している。
【0021】
図4の例のヒートシール部8は、筒状体4の縮小化した先端部41"に対しヒータ81がヒータ受け82に向けて進出し当該先端部41"をヒータ受け82に押付け圧接させている間に、その先端部41"をその溶融温度まで加熱してヒータ体81aに対向した先端部全体を溶着させると共に、突起部9aの作用で、溶着(ヒートシール)された先端部41"を上,下で分離するようにカットする。これによりヒートシールされた廃棄物収容部41aは、収容箱10に逐次落下集積されることになる。
【0022】
本発明では、ヒータ81とヒータ受け82に代えて、次のような構成を採ることもできる。例えば、前記の先端側41の上,下に関し複列、例えば、上,下2段にひーた81とヒータ受け82を配備し、下段のヒータ81aとヒータ受け82aが廃棄物収容部(廃棄物が収容されている)の入口部をヒートシールで密封し、上段のヒータ81bとヒータ受け82bとが、次の廃棄物収容部(廃棄物は未収容)の底をヒートシールで密封するように形成することもできる。
【0023】
上,下2段にヒータ81とヒータ受け82を設けた場合のカッタ部9は、図示しないが上記の上下で2組のヒータと上下2組のヒータ受けの間に配設され、2組のヒータとヒータ受けによってヒートシールされた筒状体4の先端部4"に形成される廃棄物を収容した廃棄物収容部の入口と次の廃棄物の収容部の底との境界を、例えばニクロム線カッタを進出させて当該境界を切断する。なお、カッタ部9には、ライン状の刃物(図示せず)をニクロム線カッタに代えて用い、この刃物によって上記の収納部の入口と次の収容部の底とを切断分離するようにもできる。
【0024】
上記のようにして、投入部2の下方に配置された合成樹脂フィルム製筒状体による廃棄物収容部に収容されて密封された廃棄物は、その密封された収容部単位でカットされて筐体1の下部に設けた落下口3から落下するので、そこに収集用の箱などの容器10を配置しておけば、全く人手に触れることなく鳥獣などの屍骸を始めとする廃棄物を密封処理することができる。
【0025】
本発明では、廃棄物を投入口2に投入するのに、図示しないがコンベアやシュータを利用することができる。例えば、コンベアは下方から投入口2へ向けて廃棄物を搬送してその投入口2に投入できるように配設し、また、シュータは、上方から投入口2へ廃棄物を滑らせ投入できるように配設する。さらには、廃棄物を投入口2に投入するとき、同時に、又は、遅くとも入口部41bをヒートシールする前に、殺菌機能,消臭機能,凝固機能のうち少なくともいずれか一つの機能、望ましくは2つ以上の機能を有するパウダー状乃至ペレット状などの添加材を、廃棄物を投入した収容部41aに、手動的又は自動的に投入することが望ましい。添加材には、単一機能のものを混合して、或は、複合機能のものを用いればよい。
【0026】
以上の説明においては、処理対象を単に「廃棄物」として説明したが、本発明が処理対象とする廃棄物には、道路上などに散逸している鳥獣などの屍骸(ロードキル)を始めとして、食肉,生野菜,魚介類などを含む生ゴミ系の廃棄物が含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は以上の通りであって、廃棄物を投入する投入口と、投入口にセットされる合成樹脂製フィルムの筒状体と、廃棄物収容部の入口部を絞り込む絞込部と、絞り込んだ入口部をヒートシールするヒートシール部と、ヒートシールされた前記入口部をカットして入口の封止と次の収容部の底を形成するカット部と、カットされた次の収容部を下方へ送り出す送出部とを備え、しかもこれらを一つの筐体内に配設して廃棄物処理装置を構成したので、自動車などに載せて廃棄物がある現場に駆け付け、当該廃棄物を衛生的かつ省力的に処理することができる。
【0028】
また、前記投入口に、コンベア又はシュータを備えると、投入作業自体も自動化することができる。さらに、前記筐体に折畳み式のスタンド脚を設けておくと、装置の保管,運搬時にはコンパクトな形態で場所を取らず、また、廃棄物の収集現場では、脚を出すことにより、作業性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明装置の概略構成を説明するための断面図。
【図2】本発明装置における締込部の概要を模式的に例示した平面図。
【図3】本発明装置の図2の締込部の動作状態を説明するための平面図。
【図4】本発明装置におけるヒータ部とカッタ部た一体となったヒートシール・カット部の一例の正断面図。
【符号の説明】
【0030】
1 筐体
2 投入口
3 廃棄物収容部の落下口
4 筒状体
5,6 送出しローラ
7 絞込部
8 ヒートシール部
9 カッタ部
10 収集用の箱などの容器
11 スタンド脚

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟でヒートシール可能な合成樹脂フィルム製の筒状体をほぼ蛇腹状に折畳み、折畳んだ前記筒状体を廃棄物投入口を外側から覆うようにセットし、セットした当該筒状体の先端側を、廃棄物収容部の底部になる前記筒状体の先端をヒートシールして廃棄物収容部に形成すると共に当該筒状体の先端側を前記投入口の内面に沿って下方へ繰出せるようにしておき、前記投入口から廃棄物をその収容部に投入し、廃棄物が投入されたら当該廃棄物収容部の入口部を絞り込み、その絞り込んだ入口部をヒートシールにより密封してカットすることによって、廃棄物を収容した収容部がその底部と入口部とをヒートシールにより密封した状態で下方へ落下させられると共に、次の廃棄物収容部の底部が前記ヒートシールにより密封され下方へ送られ、次の廃棄物投入の待機状態を形成することを特徴とするロードキル等の廃棄物処理方法。
【請求項2】
廃棄物の投入口への投入は、コンベア又はシュータから投入する請求項1の処理方法。
【請求項3】
廃棄物を投入する略ロート状をなす廃棄物投入口と、柔軟でヒートシール可能な合成樹脂フィルム製の筒状体であって前記投入口の外側に配置するため略蛇腹状に折畳まれ、当該筒状体の先端側を前記投入口内に沿って挿入しセットすると共に廃棄物収容部の底部になる先端をヒートシールで封止した筒状体と、前記投入口から投入された廃棄物を収容した収容部の入口部をヒートシールのために絞り込む絞込部と、絞り込まれた筒状体の入口部をヒートシールして密封するヒートシール部と、そのヒートシール部をカットして次の廃棄物収容部の封止底を形成すると共に前記の入口部をヒートシールされた収容部を下方へ落下させるカット部と、封止底が形成された次の廃棄物収容部を下方へ送出する廃棄物収容部の送出部とを備えたことを特徴とするロードキル等の廃棄物処理装置。
【請求項4】
ヒートシール部とカット部とは、共通構成部材により一体的なヒートシール・カット部として形成した請求項3の処理装置。
【請求項5】
廃棄物を投入する投入口と、投入口にセットされる合成樹脂製フィルムの筒状体と、廃棄物収容部の入口部を絞り込む絞込部と、絞り込んだ入口部をヒートシールするヒートシール部と、ヒートシールされた前記入口部をカットして入口の封止と次の収容部の底を形成するカット部と、カットされた次の収容部を下方へ送り出す送出部とを、一つの筐体内に配設した請求項3または4の処理装置。
【請求項6】
筐体は底部側に折畳み自在のスタンド脚を備えた請求項5の処理装置。
【請求項7】
廃棄物投入口は、コンベア又はシュータを備えた請求項3〜6のいずれかの処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−116179(P2010−116179A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−290404(P2008−290404)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(391046610)日本セイフティー株式会社 (25)
【Fターム(参考)】