説明

ワーク固定方法およびワーク固定装置

【課題】人手によることなくワークの位置調整を可能とする工作機械におけるワーク固定方法およびワーク固定装置を提供する。
【解決手段】ワークWの水平面における位置決めをなす位置決め機構12と、ワークWを押圧・固定する押圧・固定機構13とを用いてワークWを位置決め固定するものであって、位置決め機構12によりワークWの水平方向における位置決めをなし、ついでワークWを押圧・固定する。その際、押位置決め機構12を強付勢状態とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワーク固定方法およびワーク固定装置に関する。さらに詳しくは、ワークを上側から押し付けることによりワークを固定するワーク固定方法およびワーク固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、工作機械においては加工中のワークのずれを防止するため、ワークを固定することがなされている。この固定は、一般的には、V字状とされたワーク把持部を有するクランプ部材を対向配置させ、それらを前進させることによりワークをクランプつまり固定することがなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、かかるクランプ部材を用いた固定においては、ワークの加工位置を変更するたびに、クランプ部材を後退させクランプを解除しワークの位置調整がなされている。
【0004】
しかしながら、このワークの位置調整は、人手によりなされているところから、作業性および生産性が悪いという問題がある。
【特許文献1】特開平6−114615号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、人手によることなくワークの位置調整を可能とする工作機械におけるワーク固定方法およびワーク固定装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のワーク固定方法は、ワークの水平面における位置決めをなす位置決め機構と、ワークを押圧・固定する押圧・固定機構とを用いてワークを固定するワーク固定方法であって、位置決め機構によりワークの水平方向における位置決めをなす位置決め手順と、 押圧・固定機構により前記手順により位置決めがなされたワークを押圧・固定する押圧・固定手順とを含み、前記位置決め手順において、位置決め機構を強付勢状態とすることを特徴する。
【0007】
本発明のワーク固定方法においては、ターンテーブルによるワークを所定角度回転させるワーク回転手順が付加され、前記ワーク回転手順において、押圧・固定機構をターンテーブル回転可能圧力とするのが好ましい。
【0008】
また、本発明のワーク固定方法においては、ワーク回転手順完了後に、押圧・固定機構を押圧・固定圧力とする手順が付加されているのが好ましい。
【0009】
さらに、本発明のワーク固定方法においては、位置決め機構を弱付勢状態とする手順が付加されているのが好ましい。
【0010】
さらに、本発明のワーク固定方法においては、ワークの加工時に位置決め機構を弱付勢状態から強付勢状態とする手順付加されているのが好ましい。
【0011】
しかして、前記ワーク固定方法は、ワークの加工方法に適用される。
【0012】
本発明のワーク固定装置は、ワークを載置して回転させるターンテーブルと、ワークの水平面における位置決めをなす位置決め機構と、ワークを押圧・固定する押圧・固定機構とを備えてなるワーク固定装置であって、前記押圧・固定機構が、押圧・固定位置と退避位置との間を旋回移動可能とされた旋回ブームと、前記旋回ブームに配設された油圧シリンダとを有するものとされてなることを特徴とする。
【0013】
本発明のワーク固定装置においては、前記油圧シリンダが、主油圧シリンダと補助油圧シリンダとを含むものとされてなるのが好ましい。
【0014】
また、本発明のワーク固定装置においては、主油圧シリンダの圧力が、押圧・固定圧力と、ターテーブル回転可能圧力とに調整可能とされてなるのが好ましい。
【0015】
さらに、本発明のワーク固定装置においては、位置決め機構が、ワークに対して進退自在とされた第1の位置決め部材と、それと直交方向に移動自在とされた第2の位置決め部材とを有するのが好ましい。
【0016】
さらに、本発明のワーク固定装置においては、第1の位置決め部材が、強付勢状態と弱付勢状態とに調整可能とされてなるのが好ましい。
【0017】
しかして、本発明のワーク固定装置は、工作機械に適用される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ワークの位置決めおよび固定が自動的になされ作業能率および生産性が向上するという優れた効果が得られる。
【0019】
本発明の好ましい形態によれば、ワークに位置ずれを生じさせることなく加工面の変更が自動的になし得るので、作業能率および生産性の一層の向上が図られるという優れた効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0021】
図1に本発明の一実施形態に係るワーク固定方法が適用されてなるワーク固定装置10を含む穴加工システムSを概略ブロック図で示し、図2に要部を概略図で示し、図3に制御ブロック図を示す。
【0022】
穴加工システムSは、前記ワーク固定装置10の他に穴加工装置20、ならびにワーク固定装置10および穴加工装置20を制御する制御装置30を含むものとされる。
【0023】
穴加工装置20は、図2および図3に示すように、X−Y方向の2軸方向に移動自在とされた水平ボール盤とされ、水平配置された電動式ドリル21と、電動式ドリル21をX−Y方向の2軸方向に移動させるドリル移動部22とを備えてなるものとされる。なお、電動式ドリル21はX軸方向に配設されている。
【0024】
ワーク固定装置10は穴加工装置20に対向配置され、図2および図3に示すように、ワークWが位置決めされて載置・固定されるターンテーブル11と、ターンテーブル11に載置されたワークWの位置決めをなす位置決め機構12と、位置決めされたワークWを押圧して固定する押圧・固定機構13とを備えてなるものとされる。
【0025】
ターンテーブル11は、公知のものとすることができその構成に特に限定はない。なお、ワークWは、ターンテーブル11に直接載置されてもよいが、図2に示すように、ターンテーブル11にワーク載置台11aを設けてそれに載置されるようにされてもよい。
【0026】
位置決め機構12は、ターンテーブル(ワーク載置台11aが設けられる場合にはワーク載置台11a)に載置されたワークWのX−Y方向の位置決めをなすものであって、図2に示すように、X軸方向に、つまり電動式ドリル21に向けて進退自在とされてX軸方向位置決めをなすX軸方向位置決め部材60と、X軸方向位置決め部材60に付設されY軸方向に横行自在とされてY軸方向の位置決めをなすY軸方向位置決め部材70とを備えてなるものとされる。
【0027】
X軸方向位置決め部材60は、図4に示すように、直方体状とされた本体61と、本体61の穴加工装置20の対向面に突設された所要数(図示例では3個)の位置決め部62と、本体61を穴加工装置20、より具体的にはワークWに対して進退させて位置決め部62にX軸方向の位置決めをなさせる進退駆動部63とを含むものとされる。
【0028】
本体61は、穴加工装置20からの加工時に付加される付勢力に抗するだけの剛性を有するものとされる。
【0029】
位置決め部62を前記構成とするのは、加工精度の向上を図りもって位置決め精度の向上を図るためである。
【0030】
進退駆動部63は、公知の各種駆動機構とすることができ、例えば、ボールネジ機構64と、その両サイドにターンテーブル11を挟むように配置されたリニアガイド65,65との組み合わせとすることができる(図4参照)。
【0031】
Y軸方向位置決め部材70は、図5に示すように、直方体状とされた本体71と、本体71を支持する支持部72と、支持部72の基端72aをX軸方向位置決め部材60の本体61上を横行可能に保持する、本体71にY軸方向の位置決めをなさせる横行駆動部73とを含むものとされる。
【0032】
横行駆動部73は、公知の各種駆動機構とすることができ、例えば、ボールネジ機構74と、X軸方向位置決め部材60の本体61上面にボールネジ機構74を挟むようにして配置されたリニアガイド75,75との組み合わせとすることができる(図5参照)。
【0033】
穴加工装置20側のリニアガイド75は、2列とされてその剛性の向上が図られている。
【0034】
押圧・固定機構13は、図6に示すように、押圧・固定位置と退避位置との間を旋回自在とされた旋回ブーム15と、旋回ブーム15の適宜位置、例えば押圧・固定位置においてターンテーブル11の中心に対応する位置に配置された主油圧シリンダ16と、主油圧シリンダ16の両サイドに配置された補助油圧シリンダ17,17とを備えてなるものとされる。
【0035】
旋回ブーム15を旋回させる旋回機構80としては、例えば図6に示すように、旋回ブーム15の一端部15aを旋回自在に支持する旋回ポスト81と、旋回ブーム15の他端部15bに配設されたモータ駆動のピンオン軸82と、このピンオン軸82と歯合するラック(明瞭には図示はされていない)83との組み合わせとすることができる。ラック83は、図示はされていないが、少なくとも押圧・固定位置と退避位置とをカバーするものとされる。
【0036】
制御装置30は、図3に示すように、穴加工装置20を制御する穴加工装置制御ブロック40と、ワーク固定装置10を制御するワーク固定装置制御ブロック50とを主要部として備えてなるものとされる。
【0037】
穴加工装置制御ブロック40は、電動式ドリル21を制御する電動式ドリル制御部41と、ドリル移動部22を制御するドリル移動部制御部42とを含むものとされる。
【0038】
ワーク固定装置制御ブロック50は、ターンテーブル11を制御するターンテーブル制御部51と、位置決め機構12を制御する位置決め機構制御部52と、押圧・固定機構13を制御する押圧・固定機構制御部53とを含むものとされる。
【0039】
なお、かかる各制御部51、52、53を含むワーク固定装置制御ブロック50は、例えば、コンピュータに後述する各動作に対応させたプログラムを格納することにより実現される。
【0040】
次に、かかる構成とされたワーク固定装置10を含む穴加工システムSにおける動作をワーク固定を中心に説明する。
【0041】
手順1:ターンテーブル(ワーク載置台11aが設けられる場合にはワーク載置台11a)11にワークWが載置される。
【0042】
手順2:制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、位置決め機構12のX軸方向位置決め部材60が前進させられワークWのX軸方向の位置決めがなされる。本明細書では、このときのX軸方向位置決め部材60の付勢状態を「強付勢状態」と定義することとする。
【0043】
手順3:制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、位置決め機構のY軸方向位置決め部材70が横行(前進)させられワークWのY軸方向の位置決めがなされる。本明細書では、このときのY軸方向位置決め部材70の付勢状態を「強付勢状態」と定義することとする。なお、この手順3は手順2と同時になされてもよい。
【0044】
手順4:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、旋回ブーム15が旋回させられて退避位置から押圧・固定位置に位置決めされる。
【0045】
手順5:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、主油圧シリンダ16および補助油圧シリンダ17が駆動されてワークWが押圧・固定される。本明細書では、このときの圧力を「押圧・固定圧力」と定義することとする。なお、ワークWが所定サイズ以下の場合は、主油圧シリンダ16のみが駆動される。
【0046】
これにより、ワークWの固定が完了し、ついでワークWの穴加工装置20側の面に対し穴加工装置20により所定の加工がなされる。
【0047】
ところで、ワークWによっては一側面の加工のみならず、他側面の加工も必要な場合もある。そのために、ターンテーブル11を回転させてワークWの加工面を変更する必要が生ずる 。次に、そのための手順を説明する。
【0048】
手順11:制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、位置決め機構12のX軸方向位置決め部材60が後退させられ、かつ、Y軸方向位置決め部材70が横行(後退)させられ初期位置に復帰する。
【0049】
手順12:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、補助油圧シリンダ17が初期位置とされて補助油圧シリンダ17による押圧・固定が解除される。なお、ワークサイズが小さくて補助油圧シリンダ17による押圧・固定がなされていない場合には、この手順は省略される。
【0050】
手順13:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、主油圧シリンダ16の圧力がターンテーブル11が回転可能な程度にまで減圧される。例えば、押圧・固定圧力の3割程度にまで圧力が減圧される。本明細書では、このときの圧力を「ターンテーブル回転可能圧力」と定義することとする。
【0051】
手順14:制御装置30のターンテーブル制御部51の制御により、ターンテーブル11が所定角度回転させられる。なお、このターンテーブル11の回転によるワークWの回転につられて主油圧シリンダ16のロッドも共回りする。
【0052】
手順15:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、主油圧シリンダ16の圧力が押圧・固定圧力にまで昇圧させられる。
【0053】
手順16:制御装置30の押圧・固定機構制御部53の制御により、補助油圧シリンダ17が昇圧されて押圧・固定圧力とされる。なお、ワークサイズが小さくて補助油圧シリンダ17による押圧・固定がなされない場合には、この手順は省略される。
【0054】
手順17:制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、位置決め機構12のX軸方向位置決め部材60が前進させられてワークWに当接させられる。この場合、X軸方向位置決め部材60を強くワークWに当接させると、ワークWに位置ずれが生ずるおそれがあるので、軽く当接する程度に付勢力は調節されている。本明細書では、このときのX軸方向位置決め部材60の付勢状態を「弱付勢状態」と定義することとする。
【0055】
手順18:制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、位置決め機構12のY軸方向位置決め部材70が駆動されてワークWに当接させられる。この場合、前記と同様に、Y軸方向位置決め部材70を強くワークWに当接させると、ワークWに位置ずれが生ずるおそれがあるので、軽く当接する程度に付勢力は調節されている。本明細書では、このときのY軸方向位置決め部材70の付勢状態を「弱付勢状態」と定義することとする。なお、この手順18は手順17と同時になされてもよい。
【0056】
これにより、ワークWの加工面の変更が完了し、ついでその変更された面の加工がなされる。この場合、穴加工装置20による穴加工の付勢力によりワークWに位置ずれが生じないよう、穴加工装置20による穴加工が開始されると、制御装置30の位置決め機構制御部52の制御により、X軸方向位置決め部材60が強付勢状態とされる。つまり、押圧・固定機構13とX軸方向位置決め部材60とにより、ワーク位置の保持がなされる。
【0057】
このように、本実施形態によれば、ワークWをターンテーブル11などに載置するだけで、その位置決めおよび押圧・固定がなされるばかりでなく、加工面の変更も自動的になされるので、作業性および生産性が向上する。
【0058】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態では加工装置として穴加工装置20を例にとり説明されているが、本発明の適用は穴加工装置20に限定されるものではなく、各種加工装置に適用でき、例えば切削装置にも適用できる。なお、切削装置の場合には、Y軸方向位置決め部材70も強付勢状態とされる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、工作機械に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明のワーク固定装置を含む穴加工システムの概略ブロック図である。
【図2】同システムの穴加工装置およびワーク固定装置の概略図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【図3】同システムの制御ブロック図である。
【図4】同ワーク固定装置の位置決め機構のX軸方向位置部材の概略図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【図5】同ワーク固定装置の位置決め機構のY軸方向位置部材の概略図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【図6】同ワーク固定装置の押圧・固定機構の概略図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は正面図を示す。
【符号の説明】
【0061】
10 ワーク固定装置
11 ターンテーブル
12 位置決め機構
13 押圧・固定機構
20 穴加工装置
21 電動式ドリル
22 ドリル移動部
30 制御装置
40 穴加工制御ブロック
50 ワーク固定装置制御ブロック
51 ターンテーブル制御部
52 位置決め機構制御部
53 押圧・固定機構制御部
60 X軸方向位置決め部材
61 本体
62 位置決め部
63 進退駆動部
70 Y軸方向位置決め部材
71 本体
72 支持部
73 横行駆動部
80 旋回機構
81 旋回ポスト
82 ピニオン軸
83 ラック
S 穴加工システム
W ワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークの水平面における位置決めをなす位置決め機構と、ワークを押圧・固定する押圧・固定機構とを用いてワークを固定するワーク固定方法であって、
位置決め機構によりワークの水平方向における位置決めをなす位置決め手順と、
押圧・固定機構により前記手順により位置決めがなされたワークを押圧・固定する押圧・固定手順とを含み、
前記位置決め手順において、位置決め機構を強付勢状態とすることを特徴するワーク固定方法。
【請求項2】
ターンテーブルによるワークを所定角度回転させるワーク回転手順が付加され、
前記ワーク回転手順において、押圧・固定機構をターンテーブル回転可能圧力とすることを特徴とする請求項1記載のワーク固定方法。
【請求項3】
ワーク回転手順完了後に、押圧・固定機構を押圧・固定圧力とする手順が付加されていることを特徴とする請求項2記載のワーク固定方法。
【請求項4】
位置決め機構を弱付勢状態とする手順が付加されていることを特徴とする請求項3記載のワーク固定方法。
【請求項5】
ワークの加工時に位置決め機構を弱付勢状態から強付勢状態とする手順付加されていることを特徴とする請求項4記載のワーク固定方法。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のワーク固定方法を用いることを特徴とするワークの加工方法。
【請求項7】
ワークを載置して回転させるターンテーブルと、ワークの水平面における位置決めをなす位置決め機構と、ワークを押圧・固定する押圧・固定機構とを備えてなるワーク固定装置であって、
前記押圧・固定機構が、押圧・固定位置と退避位置との間を旋回移動可能とされた旋回ブームと、前記旋回ブームに配設された油圧シリンダとを有するものとされてなることを特徴とするワーク固定装置。
【請求項8】
前記油圧シリンダが、主油圧シリンダと補助油圧シリンダとを含むものとされてなることを特徴とする請求項7記載のワーク固定装置。
【請求項9】
主油圧シリンダの圧力が、押圧・固定圧力と、ターテーブル回転可能圧力とに調整可能とされてなることを特徴とする請求項8記載のワーク固定装置。
【請求項10】
位置決め機構が、ワークに対して進退自在とされた第1の位置決め部材と、それと直交方向に移動自在とされた第2の位置決め部材とを有することを特徴とする請求項7記載のワーク固定装置。
【請求項11】
第1の位置決め部材が、強付勢状態と弱付勢状態とに調整可能とされてなることを特徴とする請求項10記載のワーク固定装置。
【請求項12】
請求項7ないし請求項11のいずれか一項に記載のワーク固定装置を備えてなることを特徴とする工作機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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