説明

一酸化炭素の変換用触媒

所定気孔寸法を有する支持体と、金属カルボニル物質を形成しうる金属とからなる一酸化炭素の変換用触媒につき開示する。1具体例において、本発明の触媒はモルデナイト、β−ゼオライトもしくはホージャサイト支持体とルテニウム金属とを含む。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は2003年10月31日付け出願の米国特許出願第60/516,230号に関連するものであって、その全体を参考のためここに引用する。
【発明の背景】
【0002】
1.発明の分野
本発明は一酸化炭素を変換させる触媒に関するものである。より詳細には本発明は、所定気孔寸法を有する支持体と金属カルボニル物質を形成しうる金属とを含む触媒に関するものである。1具体例において、本発明の触媒はモルデナイト、β−ゼオライトもしくはホージャサイト支持体とルテニウム金属とを含む。
【0003】
2.関連技術の説明
たとえばポリマー・エレクトロライト・メンブラン・燃料セル(PEMFC)スタックのような燃料セルにおいて、燃料の化学エネルギは電気エネルギに変換される。典型的には、使用する燃料は燃料プロセッサにより燃料セルに供給される水素リッチガスである。しかしながら、燃料プロセッサからのガスは未変換炭化水素、水、二酸化炭素および一酸化炭素をも更に含みうる。特に一酸化炭素はPEMFCスタックに対し有害である。何故なら、一酸化炭素は燃料セルにより用いられる貴金属電極を害することがあり、これにより電気出力を減少させるからである。
【0004】
好ましくは燃料セル供給物のためのCO濃度は約100ppm未満のレベルにすべきであり、より好ましくは約50ppm未満のレベルにすべきである。しかしながら、燃料プロセッサから受け入れる際CO濃度は約1重量%を越えることがあり、従ってCO濃度の更なる減少を必要とする。CO濃度を減少させる幾つかの典型的方法はCOの選択的接触酸化、圧力スイング吸着、膜による水素分離およびCOの選択的メタン化を包含する。
【0005】
COの選択的接触媒化(Eq.1)は、燃料セルのためのCO濃度を減少させる周知のプロセスである。しかしながら水素の酸化(Eq.2)が競合反応である。
1/2O+CO→CO Eq.1
1/2O+H→HO Eq.2
すなわち、水素ガスの濃度を最大化させると共に一酸化炭素の濃度を最少化させるにはEq.1がEq.2よりも好適である反応条件を有することが必要である。これを達成する1つのオプションは、一酸化炭素を酸化するための極めて特異的な触媒を有すると共に酸素濃度を制限して、酸素を主として二酸化炭素の生成につき消費させることである。理論的には、これは達成可能であるが実際には燃料プロセッサにより生成されるCO濃度には幅広いスイングが存在し、CO濃度を追跡すべく酸素入力を調整するのが困難である。COは水よりも燃料セルに対し一層有害であるため、反応器には過剰の酸素を供給することにより、実質的にCOがCOまで変換されるよう確保するのが典型的である。欠点は、著量のHがこのように操作することにより水に変換されることである。
【0006】
圧力スイング吸着は工業的に立証された技術であるが、比較的高い圧力操作を必要とする。すなわち、この方法はより大きい燃料セルにて使用するのに有効であるが、より小さい燃料セルについては今回のように実用的でない。
【0007】
膜による水素分離は、一酸化炭素から水素を分離するのに効果的である。しかしながら、この方法は分離を行うための実質的な圧力低下を必要とし、膜のコストおよび耐久性はまだ証明せねばならない。
【0008】
選択的メタン化(Eq.3)は、一酸化炭素を触媒の存在下に水素と反応させてメタンおよび水を生成させると共に二酸化炭素のメタン化を最少化させるプロセスである。アンモニアプラントで通常使用されるが、全炭素酸化物メタン化は一酸化炭素および二酸化炭素の濃度を約5ppmv〜10ppmvのような低いレベルまで減少されることが知られており、工業的触媒は選択的でない。しかしながら、大抵の燃料セル用途において選択的メタン化反応は可逆的水−ガス−シフト反応(Eq.4)により達成され、これも一般的に触媒により容易化される。すなわち、CO濃度はメタン化によって減少されるが、更なる一酸化炭素が水−ガス−シフト反応のへ平衡を維持すべく存在する二酸化炭素から生成される。
CO+3H→CH+HO Eq.3
CO+H←→CO+HO Eq.4
適正な反応条件下で非選択的メタン化触媒を用いれば、COをEq.5に示したようにメタン化することができる。
CO+4H→CH+2HO Eq.5
しかしながら、これは一般に望ましくない反応である。何故なら、これは更にHを消費すると共に、COメタン化が「ランナウエイ」状態をもたらしうる反応器における温度上昇により一般に達成されるからである。二酸化炭素濃度が一酸化炭素の濃度の10倍より大であることを考慮して、選択率の達成は熱力学的に好適でない。すなわちCOメタン化につき極めて選択的であり、実質的にCOメタン化を抑制すると共に、COからCOへの変換を水−ガス−シフト反応により促進しないような触媒を有することが有利である。
【0009】
従来技術のメタン化プロセスにおいては、たとえばAl、SiOおよびTiOのような非ゼオライト材料に支持された金属をCOの選択的メタン化にて触媒として使用した[たとえば米国特許第3,615,164号明細書および米国特許出願公開第2003/0086866号明細書参照]。たとえば国際公開第01/64337号パンフレットには、卵形状の構造を有するAl、TiO、SiO、ZrOもしくはAl−TiOのキャリヤベース支持体におけるルテニウム(Ru)は0.6%のCO、15%のCO、64.4%のH、20%のHOにてGHSV=10,000H−1の雰囲気下に70〜80%の選択率を以て約800ppmの濃度までCOを減少させると教示される。しかしながら、効率的なPEMFCパワーシステムにつき、CO濃度は約10ppm未満、好ましくは約50ppmに等しい或いはそれ未満とすべきである。従来技術の触媒を用いる選択的メタン化プロセスからのCO濃度はPEMFCスタックにつき所望の最大濃度よりも顕著に高いので、これら触媒はPEMFCパワーシステムに実用することができない。
【0010】
すなわちCOメタン化につき極めて選択的であり、COメタン化を実質的に抑制し、かつ水−ガス−シフト反応を介しCOからCOへの変換を容易化させない触媒を有することが有利であろう。
【発明の概要】
【0011】
本発明の触媒は、所定気孔寸法を有する支持体上に金属−カルボニル物質を形成しうる金属を含む。より詳細には触媒はルテニウム、ロジウム、ニッケル、鉄、コバルト、レニウム、パラジウム、鉛、錫および支持体上に金属−カルボニル物質を形成する他の金属よりなる群から選択される金属を含み、前記支持体は正常な格子構造を有すると共にカルボニル化金属物質を収容するのに充分な寸法の所定気孔直径を有する。1具体例において、金属はルテニウムであり、支持体はモルデナイト、β−ゼオライトもしくはホージャサイトから選択されると共に、約6.3Å(オングストローム)より大の気孔直径と約0.3〜約1.0cm/gの範囲の気孔容積とを有する。たとえばアルミナ、γ−Al、SiO、ZrO、TiOもしくはプソイドベーマイト(pseudo-boehmite)のような不活性結合剤を触媒に必要に応じ添加することができる。触媒は、リホーメート中に存在すると共にCOの濃度を約50ppmに等しい或いはそれ未満のレベルまで減少させるHを用いて一酸化炭素の選択的水素化を効率的に容易化させる。
【0012】
本発明は更にCO「ポリッシング」のプロセスをも含み、このプロセスにより水素と炭化水素と二酸化炭素と一酸化炭素と水とを含有するガスの混合物におけるCOの濃度を除去し或いは実質的に減少させる。特に本発明は、一酸化炭素をたとえば残留水素が燃料セルにおける燃料として使用するのに適すると共にPEMFCパワーシステムの全体的効率が改善されるような濃度レベルまで減少させる選択的メタン化の方法に向けられる。
【好適な実施態様の詳細な説明】
【0013】
本発明の触媒は、小さい燃料セルにおける炭素酸化物メタン化反応を容易化させる際に示した利点を示した。一般的な意味において触媒は、完全カルボニル化された金属錯体を気孔が収容しうるのに充分な寸法の所定気孔寸法を有する支持体の上に金属−カルボニル物質を形成しうる金属を含む。当業界で知られているように触媒につき典型的な支持体は結晶アルミノ−シリケート材料である。安定な金属−カルボニル錯体を形成する当業界で知られた金属はルテニウム、ロジウム、ニッケル、鉄、コバルト、レニウム、パラジウム、鉛および錫(例示)である。必要に応じ、たとえばアルミナ、γ−Al、SiO、ZrO、TiOもしくはプソイドベーマイトのような不活性支持体を必要に応じ触媒に添加することができる。
【0014】
以下、本発明を限定はしないが例示具体例、図面および実施例により説明する。ここに示した全ての具体例、図面、実施例および関連データは単に本発明の原理を例示するためのものであって、本発明の範囲を決して限定するものでない。
【0015】
本発明の触媒の支持体は、所定気孔寸法を有する結晶アルミノ−シリケートを含む。より詳細には、結晶アルミノ−シリケートはモレキュラシーブ、β−ゼオライト、モルデナイト、ホージャサイト或いは正常格子構造を有する他のアルミノ−シリケートとすることができる。更に正常な格子構造を有すると共に実質的に本発明の触媒につきアルミノ−シリケートの代わりに使用しうる適する気孔寸法を有する他の支持体はアルミナ、チタニア、セリア、ジルコニアおよびその組合せを包含する。メタン化反応は支持体の気孔内で生ずると思われるので、気孔は完全カルボニル化金属錯体を収容するのに充分な寸法を持たねばならず、すなわち気孔寸法の要件は触媒につき選択される金属物質に応じて変化する。しかしながら、気孔寸法が完全カルボニル化金属物質の寸法よりも小さく或いは実質的に大きければ、得られる触媒は一酸化炭素メタン化につき所望の選択率を示さないことが観察された。
【0016】
本発明の触媒の金属は金属−カルボニル物質を形成できねばならない。当業界で知られているように金属は各リガンドがカルボニル単位(たとえばFe(CO))である金属−カルボニル錯体を形成することができ或いは金属は少なくとも1個のリガンドがカルボニルでない金属−カルボニル錯体(たとえばCpFe(CO))を形成することができる。開発の目的には金属が完全カルボニル化錯体を形成しうることを必要とせず、たとえば各リガンドはカルボニル基である。寧ろ、「完全カルボニル化」は錯体(支持体の気孔内に必要とされる容積を計算する目的で)ここでは一酸化炭素リガンドの最大数を有する金属錯体がその最少エネルギ状態にて収容することが好ましいと規定される。好ましくは金属はルテニウム、ロジウム、白金、パラジウム、レニウム、ニッケル、鉄、コバルト、鉛、錫、銀、イリジウム、金、銅、マンガン、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、金属−カルボニル物質を形成する他の金属およびその組合せよりなる群から選択される。触媒に供給する際、金属はベース金属とすることができ、或いは金属酸化物錯体とすることができる。
【0017】
金属は、この金属を支持体の気孔中へ介在させるための当業界で知られた任意の手段、たとえば限定はしないが含浸、初期湿潤化法、浸漬および噴霧により支持体に添加することができる。ここに示した具体例は、例示の目的のみにつき含浸を介し金属を付加する。本発明を実施するための要件ではないが、金属源は典型的に認められた毒物(たとえば硫黄、塩素、ナトリウム、臭素、沃素もしくはその組合せ)を含まないことが推奨される。許容しうる触媒はこの種の毒物を含む金属源を用いて作成することもできるが、触媒の生成に際し触媒から毒物を洗浄するよう注意を払わねばならない。
【0018】
本発明の具体例において、支持体はモルデナイト、β−ゼオライトもしくはホージャサイトから選択される結晶アルミノ−シリケートである。この支持体は約6.3Åより大の気孔直径と、約0.3〜約1.0cm/gの範囲、好ましくは0.5〜約0.8cm/gの範囲の気孔容積とを有する。ルテニウムを支持体に含浸させて、ルテニウムを含む触媒の全重量に対し約0.5wt%Ru〜約4.5wt%Ruの濃度を供給する。ルテニウムの幾つかの推奨される原料は限定はしないがRu(NO)(NO(OH)、Ru(NO(NO、Ru(NO、RuCl、Ru(CHCOO)、(NHRuCl、[Ru(NH]Cl、Ru(NO)ClおよびRu(CO)12を包含する。必要に応じ、触媒は更に結合剤の重量を含め約20重量%の充填量にて結合剤γ−Alをも含む。触媒は、水素と二酸化炭素と一酸化炭素と水とを含有するガスの混合物にて一酸化炭素の量を除去し或いは実質的に減少させるための例示プロセスにて使用することができる。このプロセスはガスの混合物を、シフト反応が生ずる温度より低くかつ一酸化炭素の選択的メタン化が生ずる温度より高い温度を有する反応帯域にて、触媒上に通過させることを含む。
【0019】
本発明の範囲内にて改変をなし得ることが了解されよう。たとえば、本発明の触媒は燃料セル用途につき一酸化炭素の変換のための選択的メタン化触媒として使用することを意図するが、これら触媒は高度の選択的炭素酸化物メタン化触媒を必要とする他の用途にも使用しうると予想される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気孔が完全カルボニル化金属錯体を収容しうるのに充分な寸法の所定気孔寸法を有する支持体の上に金属−カルボニル物質を形成しうる金属を含むことを特徴とする燃料セルの炭素酸化物メタン化反応のための触媒。
【請求項2】
支持体が結晶アルミノ−シリケートである請求項1に記載の触媒。
【請求項3】
支持体がモレキュラシーブ、β−ゼオライト、モルデナイト、ホージャサイト、正常格子構造を有する他のアルミノ−シリケート、アルミナ、チタニア、セリア、ジルコニアおよびその組合せよりなる群から選択される請求項1に記載の触媒。
【請求項4】
支持体がβ−ゼオライト、モルデナイトおよびホージャサイトよりなる群から選択される請求項3に記載の触媒。
【請求項5】
金属がルテニウム、ロジウム、白金、パラジウム、レニウム、ニッケル、鉄、コバルト、鉛、錫、銀、イリジウム、金、銅、マンガン、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、金属−カルボニル物質を形成する他の金属およびその組合せよりなる群から選択される請求項1に記載の触媒。
【請求項6】
金属がルテニウム、ロジウムおよびニッケルよりなる群から選択される請求項5に記載の触媒。
【請求項7】
金属がルテニウムである請求項6に記載の触媒。
【請求項8】
不活性結合剤を更に含む請求項1に記載の触媒。
【請求項9】
結合剤がアルミナ、γ−Al、SiO、ZrO、TiOもしくはプソイドベーマイトよりなる群から選択される請求項8に記載の触媒。
【請求項10】
金属が含浸、初期湿潤化法、浸漬および噴霧を介し支持体に添加される請求項1に記載の触媒。
【請求項11】
ルテニウムが含浸を介し支持体に添加される請求項7に記載の触媒。
【請求項12】
支持体が約0.3〜約1.0cm/gの範囲の気孔容積を有する請求項4に記載の触媒。
【請求項13】
金属が支持体上に含浸されたルテニウムであって、ルテニウムを含む触媒の全重量に対し約0.5重量%Ru〜約4.5重量%Ruの濃度を供給する請求項12に記載の触媒。
【請求項14】
約0.3〜約1.0cm/gの範囲の気孔容積を有する支持体の上に金属カルボニル物質を形成しうる金属を含むことを特徴とする燃料セルの炭素酸化物メタン化反応のための触媒。
【請求項15】
支持体が結晶アルミノ−シリケート、モレキュラシーブ、β−ゼオライト、モルデナイト、ホージャサイト、正常格子構造を有する他のアルミノ−シリケート、アルミナ、チタニア、セリア、ジルコニアおよびその組合せよりなる群から選択される請求項14に記載の触媒。
【請求項16】
金属がルテニウム、ロジウム、白金、パラジウム、レニウム、ニッケル、鉄、コバルト、鉛、錫、銀、イリジウム、金、銅、マンガン、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、金属−カルボニル物質を形成する他の金属およびその組合せよりなる群から選択される請求項14に記載の触媒。
【請求項17】
不活性結合剤を更に含む請求項14に記載の触媒。
【請求項18】
結合剤がアルミナ、γ−Al、SiO、ZrO、TiOもしくはプソイド−ベーマイトよりなる群から選択される請求項17に記載の触媒。
【請求項19】
金属が支持体上に含浸されたルテニウムであって、ルテニウムを含む触媒の全重量に対し約0.5wt%Ru〜約4.5wt%Ruの濃度を供給する請求項14に記載の触媒。
【請求項20】
約0.3〜約1.0cm/gの範囲の気孔容積を有する支持体の上にルテニウム、ロジウム、白金、パラジウム、レニウム、ニッケル、鉄、コバルト、鉛、錫、銀、イリジウム、金、銅、マンガン、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、金属−カルボニル物質を形成する他の金属およびその組合せよりなる群から選択される金属を含み、支持体が結晶アルミノ−シリケート、モレキュラシーブ、β−ゼオライト、モルデナイト、ホージャサイト、正常格子構造を有する他のアルミノ−シリケート、アルミナ、チタニア、セリア、ジルコニアおよびその組合せよりなる群から選択されることを特徴とする燃料セルの炭素酸化物メタン化反応のための触媒。
【請求項21】
アルミナ、γ−Al、SiO、ZrO、TiOもしくはプソイド−ベーマイトよりなる群から選択される結合剤を更に含む請求項20に記載の触媒。
【請求項22】
金属が支持体上に含浸されたルテニウムであって、ルテニウムを含む触媒の全重量に対し約0.5〜約4.5wt%Ruの濃度を供給する請求項20に記載の触媒。
【請求項23】
支持体上に含浸されたルテニウムを含み、ルテニウムを含む触媒の全重量に対し約0.5〜約4.5wt%Ruの濃度を供給し、支持体がβ−ゼオライト、モルデナイトおよびホージャサイトよりなる群から選択されることを特徴とする燃料セルの炭素酸化物メタン化反応のための触媒。
【請求項24】
支持体が約6.3Åより大の気孔直径と、約0.3〜約1.0cm/gの範囲の気孔容積とを有する請求項23に記載の触媒。
【請求項25】
触媒が結合剤の重量を含む約20wt%の充填量にて結合剤γ−Alを更に含む請求項23に記載の触媒。
【請求項26】
気孔が完全カルボニル化金属錯体を収容しうるのに充分な寸法の所定気孔寸法を有する支持体の上に金属−カルボニル化物質を形成しうる金属を含む触媒を用いる燃料セルの炭素酸化物メタン化反応のための方法において、シフト反応が生ずる温度より低くかつ一酸化炭素の選択メタン化が生ずる温度よりも高い温度を有する反応帯域にてガスの混合物を触媒上に通過させることを特徴とする一酸化炭素メタン化反応のための方法。

【公表番号】特表2007−520333(P2007−520333A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−545629(P2006−545629)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2004/036299
【国際公開番号】WO2005/068077
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(506209639)ズード−ケミー インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】