説明

中空ターゲット組立体

【課題】支持管及びターゲット本体間で良好な接着性を有する中空のスパッタリングターゲット組立体を提供する。
【解決手段】中空ターゲット組立体は、支持管1と、ターゲット本体20,21,25と、複数の弾性要素3からなり、中空ターゲット材の内壁の溝23と、支持管の外周壁に形成された凹所12の空間に弾性要素を偏倚して配置することにより、ターゲット本体と支持管とを簡単かつ低価格な方法で、密接に接合することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スパッタリングターゲット組立体に関し、特に、支持管及びターゲット本体間で良好な接着性を提供すべく弾性要素を用いた中空のターゲット組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の平面ターゲットのスパッタリング効率は、15%から40%に過ぎず、そのため平面ターゲットは、広いエリアの堆積に適さない。回転ターゲットのスパッタリング効率は70%から90%に高めることができるので、コストを下げるために、回転ターゲットが平面ターゲットの代わりに広いエリアの堆積に広く用いられている。
【0003】
回転ターゲットは、通常、ターゲット本体と支持管とから成る。前記ターゲット本体は、支持管の外周面を覆う。ターゲット本体は、前記堆積中に多量の熱を発生し、該熱は支持管を経由して冷却媒質に導かれる必要がある。したがって、支持管とターゲット本体との間の十分な接触面積は、良好な熱伝導を提供するために、必要である。従来では、それらが互いに良好に接触することができるように、低融点を有する金属がターゲット本体と支持管との間の間隙に満たされる。しかしながら、低融点金属のコストは高すぎ、ターゲット本体の内面及び支持管の外面は、さらに金属被覆の必要がある。さらに、堆積及び冷却の工程中、それらが異なる熱膨張係数を有するので、ひびがターゲット本体と支持管との間に生じることがある。
【0004】
前記した問題を解決するために、米国特許出願公開第2008/0003385号明細書及び国際公開第2009/036910号は、図7に示されているように、支持管とターゲット本体との界面に少なくとも凸形又は凹形のいずれかから成る噛み合い部分を含む支持管を開示する。前記ターゲット本体は、熱処理又は鋳造によって、前記支持管に付着される。しかし、熱処理のための装置は高価であり、それによって製造コストを増大させる。さらに、支持管とターゲット本体の熱膨張係数の差が大きすぎ、前記噛み合い部分にあまりに大きな応力が引き起こされると、ひび及びはく離が起こることがある。前記ターゲット本体を形成するために鋳造技術を使う場合、高い鋳込温度及び長い冷却時間はターゲット本体の密度の低下及びターゲット本体の不均一な微細構造を起こすので、堆積膜の品質がよくない。
【0005】
米国特許出願公開2009/0152108号明細書は、図8に示されるように、前記支持管と前記ターゲット本体との間に形成された間隙を克服するために弾性要素を用いるターゲット配置を開示する。しかしながら、前記支持管と前記ターゲット本体とは弾性要素の摩擦によって相互に付着される。不十分な弾性の要素が使用されると、前記弾性要素によって提供される摩擦は、前記ターゲット本体が動くことを阻止するのに不十分となる。前記支持管と前記ターゲット本体との間の前記間隙に、如何にして十分な弾性要素を入れるかは、非常に複雑な技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/0003385号明細書
【特許文献2】国際公開第2009/036910号
【特許文献3】米国特許出願公開第2009/0152108号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、高コスト、複雑な工程、ターゲット本体と支持管との間の接触不良及びターゲット材による堆積膜の粗悪品についての欠点が改善可能な中空ターゲット組立体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明は、
先端及び末端と、該先端及び末端の近傍位置で外面にそれぞれ形成された凹所とを有する支持管と、
少なくとも第1の中空ターゲット材と、第2の中空ターゲット材と、前記第1及び第2のターゲット材の内面にそれらの一端から軸線方向にわたってそれぞれ形成された溝とを有し、前記第1及び第2のターゲット材の前記端に開口が形成されたターゲット本体と、
複数の弾性部材とを含み
前記第1及び第2の中空ターゲット材の内面の前記溝と前記支持管の前記先端及び末端の対応する前記凹所とにより空間が形成され、各空間に1つの弾性要素が偏倚して置かれるように、前記第1及び第2の中空ターゲット材は、順次前記支持管の外周囲面を覆い、前記第1及び第2のターゲット材料で前記先端及び末端にそれぞれ面して開口する、
中空ターゲット組立体を提供する。
【0009】
好ましくは、前記ターゲット本体は、さらに、少なくとも1つの第3の中空ターゲット材を含み、前記第3の中空ターゲット材が前記第1及び第2のターゲット材間に置かれる。前記第3のターゲット材には一端から軸線方向にわたって内面に溝が形成され、また対応する凹所が前記支持管の外面に形成されており、前記弾性部材が前記溝及び対応する凹所により形成された前記空間に入れられている。
【0010】
好ましくは、前記第1の中空ターゲット材には、さらに、軸線方向にわたって前記第3の中空ターゲット材への近接端に溝が形成されており、前記弾性要素が前記溝と対応する凹所とにより形成される前記空間に入れられるように、前記支持管の外面には対応する凹所が形成されている。
【0011】
好ましくは、前記弾性要素は、弾性を有するシートであり、その一端は前記溝に置かれ、他端は前記対応する凹所に置かれる。一実施例では、前記第1、第2及び第3ターゲット材の前記溝は、それぞれ連続する環を形成し、前記支持管の前記凹所は連続する環を形成する。他の実施例では、前記第1、第2及び第3ターゲット材の前記溝は、それぞれ断続的な環を形成し、前記支持管の前記凹所は断続的な環を形成する。
【0012】
好ましくは、前記弾性要素はスプリングであり、その両端はそれぞれ前記溝の底と対応する凹所の底にそれぞれ接触する。一実施例では、前記第1、第2及び第3ターゲット材の前記溝は、それぞれ断続的な環を形成し、前記支持管の前記凹所は連続的な環を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の中空ターゲット組立体の第1の好適な実施例の横断面図であり、
【図2】本発明の中空ターゲット組立体の第2の好適な実施例の横断面図であり、
【図3】本発明の中空ターゲット組立体の第3の好適な実施例の横断面図であり、
【図4】本発明の中空ターゲット組立体の第4の好適な実施例の横断面図であり、
【図5】本発明の中空ターゲット組立体の第5の好適な実施例の平面図であり、
【図6】本発明の中空ターゲット組立体の第6の好適な実施例の平面図であり、
【図7】従来技術のある1つの中空ターゲットの横断面図であり、
【図8】従来技術の他の1つの中空ターゲットの横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の上記の及び他の技術的特徴及び利点は、図面を参照してより詳しく説明されるであろう。
【0015】
回転ターゲット材の製造コストを下げ、また前記支持管と前記ターゲット本体との間の接触を改善するために、本発明は、図1に示されるように、1つの支持管1と、1つのターゲット本体2と、複数の弾性要素3とから成る中空ターゲット組立体を提供する。
【0016】
支持管1は先端10及び末端11を備える。凹所12が、それぞれ先端10及び末端11に近い位置で、支持管1の外面に形成されている。凹所12は、機械加工によって連続する環に形成されており、凹所12の断面形状は、矩形、三角又は他のどのような形状であっても良い。
【0017】
ターゲット本体2は、第1の中空ターゲット材20と、第2の中空ターゲット材21とを含む。開口24が第1の中空ターゲット材20及び第2の中空ターゲット材21にそれぞれ形成されるように、溝23が、第1の中空ターゲット材20及び第2の中空ターゲット材21の内面にそれぞれ前記ターゲット材料の一端22から軸線方向にわたって形成されている。第1及び第2の中空ターゲット材20、21は、連続的に支持管1の外周面を順次に覆い、第1及び第2の中空ターゲット材20、21の開口24は支持管1の先端10及び末端11に面し、空間4が、第1及び第2の中空ターゲット材20、21の前記内面の溝23と、支持管1の先端10及び末端11の前記外面の対応する凹所12とによって形成されている。
【0018】
弾性要素3は、開口24から第1及び第2の中空ターゲット材20、21に偏倚し、溝23及び対応する凹所12によって形成された空間4内に配置されている。支持管1及びターゲット本体2は、これらの弾性要素3によって密接に結合されている。
【0019】
第1の中空ターゲット材20が支持管1に通され該支持管を覆い、弾性要素3が溝23及び対応する凹所12によって形成された空間4内に配置された後で、第1の中空ターゲット材20が金属の融点に加熱される。前記溶融金属は、支持管1と第1の中空ターゲット材20との間の間隙に注がれる。熱源は取り除かれ、第1の中空ターゲット材20の温度は徐々に低下するので溶融金属が固まり、その結果、第1の中空ターゲット材20と支持管1とが良好に相互に付着することができる。その後、第2の中空ターゲット材21は、良好に支持管1に付着するように同じ方法で処理される。これに関し、支持管1、ターゲット本体2及び前記金属間の異なる熱膨張は、析出すなわち冷却過程で、支持管1とターゲット本体2との間に空所を生成させるであろうが、弾性要素3の使用によって、支持管1とターゲット本体2との相互の接着性を維持することができ、またターゲット本体2は移動しない。
【0020】
好ましくは、前記金属は低融点を有する金属である。より好ましくは、前記金属はインジウムである。
【0021】
図1及び図4に示されているように、ターゲット本体2は、第1の中空ターゲット材20と第2の中空ターゲット材21との間に、少なくとも第3の中空ターゲット材25をさらに含む。初めに、第1の中空ターゲット材20は、支持管1の外周面を覆い、弾性要素3の使用によって固定的に留まる。次に、第3の中空ターゲット材25が支持管1に通される。最後に、第2の中空ターゲット材21は、支持管1に通され、弾性要素3の使用によって固定的に留まる。第3の中空ターゲット材25の総量は、支持管1の長さによって変えることができる。第1及び第2の中空ターゲット材20、21が弾性要素3によって固定位置に留まるので、第3の中空ターゲット材25もまた、第1及び第2の中空ターゲット材20、21間でターゲット本体2の中間に固定的に留まる。
【0022】
図2に示されているように、第3の中空ターゲット材25には、また、前記内面の溝23が一端22から前記軸線方向にわたって形成されている。対応する凹所12が、また支持管1の前記外周面に形成されている。第3の中空ターゲット材25が支持管1に通されるとき、溝23を有する一端22は、支持管1の末端11に向き合う。この点に関し、第1、第2及び第3の中空ターゲット材20、21、25は、弾性要素3を配置するための溝23を有し、したがって、より効率的な熱伝導率を提供するために、ターゲット本体2と支持管1との間の接着性が高められる。
【0023】
組立の間に、第1の中空ターゲット材20は、支持管1に通され、弾性要素3が空間4に配置される。溶融金属は支持管1と第1の中空ターゲット材20との間の間隙に注がれる。液体金属が固まった後、第3及び第2の中空ターゲット材25、21は、同様な方法で連続的に支持管1に通される。すなわち、第3及び第2の中空ターゲット材25、21のそれぞれが支持管1に通されると、弾性要素3は該支持管の対応する凹所12によって形成された空間4内に置かれる。その後、前記溶融金属は前記中空のターゲット材と支持管1との間の間隙に注ぎ入れられ、冷却され、次の第3又は第2の中空ターゲット材25、21は前記と同様な処理のために支持管1に通される。
【0024】
図3に示されているように、第1の中空ターゲット材20の前記内面には、さらに、他端から溝23が前記軸線方向にわたって形成されている。支持管1の前記外面にも、また対応する位置に凹所12が形成されている。弾性要素3が、ターゲット本体2と支持管1との間の接着性を高めるべく、溝23と対応する凹所12とによって形成された空間4内に入れられる。
【0025】
前記ターゲット材の溝23は、弾性要素3を配置するための空間を提供する。しかし、溝23は、前記処理の間、前記ターゲット材への衝撃を防止するため及び前記ターゲット材の使用領域を増大するために可能な限り小さくするべきである。十分な抵抗を提供し、弾性要素3の変位を防止するために、凹所12の周方向の深さは、弾性要素3の厚さほどでないとしても、同じくらいである。
【0026】
図1から図3に示されているように、弾性要素3は、好ましくは曲がった弾力を有するシートである。弾性要素3が弾性を有するシートである場合、前記ターゲット材の前記軸線方向の溝23の深さは、凹所12の端からの支持管1の最も近い端までの距離より大きい。したがって、弾性要素3の一端は溝23に置かれ、また弾性要素3の他端は対応する凹所12に置かれている。
【0027】
図4に示されているように、弾性要素3は、好ましくはスプリングである。弾性要素3がスプリングである場合、該スプリングの両端が溝23溝と、対応する凹所12の底とにそれぞれ接触する。
【0028】
弾性要素3は、好ましくは、前記ターゲット材の支持に良好な強さを有する。弾性要素3は、好ましくは、ターゲット本体2から支持管1へ熱を伝導するための良好な伝導率を有する。好ましくは、弾性要素3は純銅から作られる。
【0029】
図5に示されているように、前記ターゲット材の溝23は、機械加工によって連続環として作ることができる。溝23は、また図6に示すように、断続的な環(すなわち多数の溝)として作ることができる。
【0030】

アルミニウム酸化亜鉛が、スパッタリング材料として選ばれ、ターゲット本体2を形成する。ターゲット本体2は、1つの第1の中空のターゲット材20、1つの第2の中空のターゲット材21及び3つの第3の中空のターゲット材25を含む。前記三種類の中空のターゲット材の外径及び内径は、それぞれ160mm及び133mmである。前記ターゲット材の軸線方向の各長さは280mmであり、その結果ターゲット本体2の全長は1400mmである。溝23は、第1の中空ターゲット材20及び前記第2の中空ターゲット材の一端22からの該ターゲット部材の前記内面への機械加工により、軸線方向に深さ10mm及び円周方向に2mmの深さを有する連続的な環として作られる。支持管1は、ステンレスSUS304で作られる。内張管1の外径及び内径は、それぞれ132.5mm及び125mmである。支持管1の長さ1450mmである。ターゲット本体2が容易に支持管1の前記周面を覆うことができるように、支持管1の外径はターゲット本体2の内径より0.5mm小さい。凹所12は、先端10及び末端11に近い位置から支持管1の外面への機械加工によって作られる。凹所12は、三角形の断面形状を有し、前記軸線方向3mmの長さ及び前記円周方向に1mmの深さを有する。弾性要素3は、1mmの厚さを有する純銅によって作られる。第1、第2及び第3の中空ターゲット材20、21、25の前記外面と、支持管1の内面とは、溶融インジウムによる予備的処置によって金属被覆されている。
【0031】
第1の中空ターゲット材20は、支持管1に通され、また6つの弾性要素が、溝23及び対応する凹所12によって形成された前記空間に入れられる。加熱ブランケットが第1の中空ターゲット材20を覆うために使用され、温度は30分間、180℃に保持されるので、第1の中空ターゲット材20の温度がインジウムの融点より高く保持される。前記溶融インジウムは第1の中空ターゲット材20と支持管1との前記空間に注がれる。前記加熱ブランケットが取り除かれ、前記溶融インジウムは徐々に固められる。その後、3つの第3の中空ターゲット材25と、第2の中空ターゲット材21とが支持管1に順次に通され、弾性要素3を溝23及び対応する凹所12によって形成された前記空間に置くステップ、前記ターゲット材と支持管1との間の前記間隙に溶融インジウムを満たすステップが各中空ターゲット材を支持管1に通した後に繰り返される。
【0032】
最後に、本発明の中空ターゲット組立体は、前記ターゲット材の外面の溝23と支持管1の前記外面の対応する凹所12によって形成された、弾性要素3の配置のための空間4を使用する。弾性要素3は、良好な熱伝導を提供するだけでなく、ターゲット本体2と支持管1との間の良好な接着性を提供する。
【0033】
上述されたところは本発明の好適な実施例に過ぎず、それは説明のためのみであり、制限的なものではない。請求の範囲によって規定されているように、本発明の精神及び特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの変更、改良又は等価なものを当業者によってなすことができるであろうが、それらは本発明の保護範囲に入るであろう。
【符号の説明】
【0034】
1 支持管
2 ターゲット本体
3 弾性要素
4 空間
10 先端
11 末端
12 凹所
20 第1の中空ターゲット材
21 第2の中空ターゲット材
23 溝
24 開口
25 第3の中空ターゲット材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端及び末端と、該先端及び末端の近傍位置で外面にそれぞれ形成された凹所とを有する支持管と、
少なくとも第1の中空ターゲット材と、第2の中空ターゲット材と、前記第1及び第2の中空ターゲット材の内面にそれらの一端から軸線方向にわたってそれぞれ形成された溝とを有し、前記第1及び第2のターゲット材の前記端に開口が形成されたターゲット本体と、
複数の弾性部材とを含み
前記第1及び第2の中空ターゲット材の内面の前記溝と前記支持管の前記先端及び末端の対応する前記凹所とにより空間が形成され、各空間に1つの弾性要素が偏倚して置かれるように、前記第1及び第2の中空ターゲット材は、順次前記支持管の外周囲面を覆い、前記第1及び第2のターゲット材料で前記先端及び末端にそれぞれ面して開口する、中空ターゲット組立体。
【請求項2】
前記ターゲット本体は、さらに、少なくとも1つの第3の中空ターゲット材を含み、前記第3の中空ターゲット材が前記第1及び第2のターゲット材間に置かれている、請求項1に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項3】
前記第3のターゲット材には一端から軸線方向にわたって内面に溝が形成され、また対応する凹所が前記支持管の外面に形成されており、前記弾性部材が前記溝及び対応する凹所により形成された前記空間に入れられている、請求項2に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項4】
前記第1の中空ターゲット材には、さらに、軸線方向にわたって前記第3の中空ターゲット材への近接端に溝が形成されており、前記支持管の外面には対応する凹所が形成されており、前記弾性要素が前記溝と対応する凹所とにより形成される前記空間に入れられている、請求項3に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項5】
前記弾性要素は、弾性を有するシートであり、その一端は前記溝に置かれ、他端は前記対応する凹所に置かれる、請求項1から4のいずれか一項に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項6】
前記弾性要素はスプリングであり、その両端はそれぞれ前記溝の底と、対応する凹所の底とにそれぞれ接触する、請求項1から4のいずれか一項に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項7】
前記第1、第2及び第3ターゲット材の前記溝は、それぞれ連続する環を形成し、前記支持管の前記凹所は連続する環を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の中空ターゲット組立体。
【請求項8】
前記第1、第2及び第3ターゲット材の前記溝は、それぞれ断続的な環を形成し、前記支持管の前記凹所は連続的な環を形成する、請求項1から6のいずれか一項に記載の中空ターゲット組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−46807(P2012−46807A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−191864(P2010−191864)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(509201953)光洋應用材料科技股▲ふん▼有限公司 (3)
【Fターム(参考)】