説明

乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置

【課題】地下鉄駅舎乗降場に設けられる乗降場スクリーンドアの設置工法のうち、モジュール化工法を適用する時に乗降場スクリーンドアモジュールを垂直及び前後方向に効率良く移動させながら設置作業が進行できる乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を提供する。
【解決手段】本発明の乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は、一対が備えられて垂直柱の両側に各々結合されて駆動され、かつ、モーターカーの底面に固定されて支持台の役目をするベース部材10と、固定ブラケット40を媒介にしてベース部材10の上側に固定設置される第1前後移動手段30と、一対の第1中央フレームを通じて第1前後移動手段30に結合され、第1中央フレームの上部には一対の第2側面フレームを媒介にして複数個のガイド部材が設けられる第2前後移動手段50と、油圧シリンダー91を媒介にして上・下移動される移動部材が設けられた垂直移動手段80と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に関し、より詳しくは、地下鉄駅舎乗降場に設けられる乗降場スクリーンドアの設置工法のうち、モジュール化工法を適用する時に乗降場スクリーンドアの設置作業を非常に効率良く進行できるようにした乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、地下鉄駅舎などには乗客の乗下車のための一定の高さの乗降場が備えられるが、上記乗降場と線路との間には別途の境界手段がないので乗客が自意や他意により線路に落ちる事故が頻繁に発生するようになる。
【0003】
ここに、最近は電車が乗降場に完全に停車した後、スクリーンに設けられたドアが開くようにすることにより、乗客が乗降場から線路に落ちて安全事故が発生することを予防することは勿論、乗降場側と線路側とを相互分離して乗降場側の冷暖房効率の向上及び快適な環境の提供が可能であるように構成されたスクリーンドア(PSD:Platform Screen Door)の設置が増大している実状である。
【0004】
図1は、従来の乗降場スクリーンドアの構成を示す分離斜視図であって、上記乗降場スクリーンドアは乗降場の底面にガイドレール110及びアノダイジングカバー120が設けられ、ガイドレール110及びアノダイジングカバー120の一定の地点に垂直に一対のマリオン140が構成された後、マリオン140を間に置いて固定ドア130aと一対の可動ドア130b及び非常ドア130cからなるドア部が設けられ、上記ドア部の両側には各々垂直柱150が、上記ドア部の上側には水平ビーム及びヘッダボックス160が設けられて構成される。
【0005】
また、垂直柱150には柱カバー200が設けられると共に、上記水平ビーム及びヘッダボックス160側にはトランサムカバー210とトランサムサポート230、ケーブルトレー220、垂直天井補強材240、及びアッパープレート250などが更に設けられて構成される。
【0006】
この際、前述したような乗降場スクリーンドアの設置方式は現場組立方式であって、前述した各部品を設置場所に個別搬入した状態で、現場で組立及び設置作業を行うようになるが、これによって、設置所要期間及び作業投入人員が増加する問題点が発生すると共に、作業後、剰余資材の発生時、資材積置場所が必要であるが、地下鉄乗降場の場合、空間が狭いだけでなく、資材積載に伴う乗客の民願発生が一二度でなく起きる問題点も発生するようになった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は前述したような従来の問題点を改善するために案出したものであって、本発明は地下鉄駅舎乗降場に設けられる乗降場スクリーンドアの設置工法のうち、モジュール化工法を適用する時に乗降場スクリーンドアモジュールを垂直及び前後方向に効率良く移動させながら設置作業を進行できるようにした乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述したような目的を達成するための本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は、ガイドレールとアノダイジングカバー、マリオン、固定ドア、可動ドア、非常ドア及び垂直柱、水平ビーム及びヘッダボックスを含んで、一体型で構成された乗降場スクリーンドアモジュールを乗降場の一定の地点に固定設置するための乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置であって、上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は一対が備えられて、乗降場スクリーンドアモジュールの垂直柱の両側に各々結合されて駆動され、かつ、上記乗降場スクリーンドアモジュールの両端部に対応するモーターカーの底面に固定されて支持台の役目をするベース部材と、一対の第1側面フレームの間に複数個のガイド部材が設けられ、各第1側面フレームの外側には結合ブラケットが設けられ、上記結合ブラケットとシャフトを媒介にして固定結合される固定ブラケットを媒介にして上記ベース部材の上側に固定設置される第1前後移動手段と、上記第1前後移動手段に備えられた複数個のガイド部材が貫通される貫通ホールが穿孔された一対の第1中央フレームを通じて上記第1前後移動手段に結合され、上記第1中央フレームの上部には一対の第2側面フレームを媒介にして複数個のガイド部材が設けられる第2前後移動手段と、上記第2前後移動手段のガイド部材が貫通される貫通ホールが穿孔された一対の第2中央フレームを通じて上記一対の第1中央フレームの上側に結合設置され、上記第2中央フレームの後面には両内側面にガイド溝が形成された垂直フレームが備えられ、上記垂直フレームには結合部材を媒介にして上記乗降場スクリーンドアモジュールが結合された状態で油圧シリンダーを媒介にして上・下移動される移動部材が設けられた垂直移動手段と、を含んでなることを特徴とする。
【0009】
好ましくは、上記第1及び第2中央フレームに穿孔された各貫通ホールは四角形状を有するようになされると共に、各ガイド部材の断面はそれと対応する四角形状を有するように形成され、上記一対からなる第1中央フレーム及び第2中央フレームの間に該当する各貫通ホールの内面にはローラーブラケットを媒介にして複数個のローラーが設けられて、上記ガイド部材に沿って走行するローラーを媒介にして第1及び第2中央フレームの円滑な移動が可能であるように構成されたことを特徴とする。
【0010】
より好ましくは、上記移動部材の両側には上記垂直フレームのガイド溝に沿って走行するガイドローラーが設けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、地下鉄駅舎乗降場に設けられる乗降場スクリーンドアの設置工法のうち、モジュール化工法を適用する時に乗降場スクリーンドアモジュールを垂直及び前後方向に効率良く移動させながら設置作業を進行できる効果が得られる。
【0012】
即ち、首都圏地域に運行される電車の運行中止時間である約3時間(AM
01:30〜AM 04:30)の短い時間の間にも設置可能な効果があり、設置工程の単純化により作業人員の最小化、及び安全、環境管理にも有用な効果があり、工期の短縮により乗客の不便を最小化し、かつ経済性を向上させることができる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】従来の乗降場スクリーンドアの構成を示す分離斜視図である。
【図2】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に適用される乗降場スクリーンドアモジュールを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を示す斜視図である。
【図4a】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる第1前後移動手段の構成を示す正面斜視図である。
【図4b】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる第2前後移動手段の構成を示す後面斜視図である。
【図4c】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる垂直移動手段の構成を示す正面斜視図である。
【図4d】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられるローラーの構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置の使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、前述したように構成された本発明に対し、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図2は本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に適用される乗降場スクリーンドアモジュールを示す斜視図、図3は本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を示す斜視図、図4aは本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる第1前後移動手段の構成を示す正面斜視図、図4bは本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる第2前後移動手段の構成を示す後面斜視図、図4cは本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられる垂直移動手段の構成を示す正面斜視図、図4dは本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に備えられるローラーの構成を示す斜視図、図5は本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置の使用状態を示す斜視図である。
【0016】
本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は、ガイドレール110と、アノダイジングカバー120、マリオン140、固定ドア130a、可動ドア130b、非常ドア130c及び垂直柱150、水平ビーム及びヘッダボックス160を含んで一体型で構成された乗降場スクリーンドアモジュール100を垂直及び前後方向に容易に移動させて地下鉄線路側のモーターカーから乗降場スクリーンドアの設置地点へ移動させることができるように構成される。
【0017】
このために、上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は、乗降場スクリーンドアモジュール100を地下鉄線路を通じて移動させるように線路に沿って走行するモーターカーの平板フレームの底面に設けられるベース部材10が備えられ、その上側に第1前後移動手段30と、第2前後移動手段50、及び垂直移動手段80が各々結合されて構成される。
【0018】
この際、上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は一対で備えられて、乗降場スクリーンドアモジュール100の垂直柱150の両側と対応するモーターカーの底面に各々固定設置された状態で、乗降場スクリーンドアモジュール100を垂直及び前後方向に移動させるようになる。
【0019】
ここで、ベース部材10は、バー(bar)形状の金属部材が四角枠形状をなすように結合され、その中央には一対の補強部材12が固定結合された状態で、乗降場スクリーンドアモジュール100の両端部と対応するモーターカーの底面に各々固定されて支持台の役目をするようになる。
【0020】
そして、第1前後移動手段30は、略三角板形状を有する一対の第1側面フレーム32の間に複数個のガイド部材34が設けられ、各第1側面フレーム32の外側にはその側面が略“┏┓”形状を有する結合ブラケット36が設けられ、結合ブラケット36を貫通してシャフト38が設けられると共に、シャフト38の両端にはその側面の形状が各々“┗”形状及び“┛”形状を有する一対の固定ブラケット40が各々固定結合されて、固定ブラケット40を媒介にしてベース部材10の上側に固定設置されるように構成される。
【0021】
また、第2前後移動手段50は、第1前後移動手段30に備えられた複数個のガイド部材34が貫通されるように対応するように貫通ホール62が穿孔されたその側面が略“┛”形状を有する一対の第1中央フレーム60が備えられて、第1前後移動手段30のガイド部材34を媒介にして前・後移動されるように構成され、第1中央フレーム60の上部には略三角板形状を有する一対の第2側面フレーム52の間に複数個のガイド部材54が一体で固定設置されるようになされる。
【0022】
また、第1中央フレーム60に穿孔された各貫通ホール62は略四角形状を有するように穿孔され、第1前後移動手段30に備えられたバー(bar)形態のガイド部材34はその断面がそれと対応する四角形状を有するように形成される。
【0023】
また、一対からなる第1中央フレーム60の間に該当する各貫通ホール62の内面には、各々のローラーブラケット70を媒介にして複数個のローラー72が設けられて、ガイド部材34の円滑な移動を助けるようになるが、図4dに示すように、ローラー72はその側面の形状が略“┛”及び“┗”形状を有するローラーブラケット70の間に各々一対で設けられて構成される。
【0024】
そして、垂直移動手段80は、上記一対の第1中央フレーム60の上側に結合設置されて、上記乗降場スクリーンドアを前後及び垂直方向に移動させるようになされる。
【0025】
即ち、第1中央フレーム60の上側には、その側面が略“┏”形状を有し、第2前後移動手段50に備えられた複数個のガイド部材54と対応する貫通ホール84が穿孔された一対の第2中央フレーム82が備えられて、第2前後移動手段50のガイド部材54を媒介にして前・後移動されるように構成され、一対の第2中央フレーム82の後面には両内側面に沿ってガイド溝94が形成された垂直フレーム90が固定結合されて構成される。
【0026】
また、垂直フレーム90には乗降場スクリーンドアモジュール100の垂直柱150が固定結合される折り曲げられた板形態の結合部材99が備えられた状態で、その下側に備えられる油圧シリンダー91を媒介にして、上・下移動される移動部材98が設けられて構成される。
【0027】
この際、油圧シリンダー91はその下段が垂直フレーム90の略中央に形成された支え板92に固定された状態で、その上段が移動部材98の下段に固定され、上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置の一側には外部電源部及びスイッチ部(図示せず)と連結された油圧モーター91aが備えられる。
【0028】
また、移動部材98の両側には垂直フレーム90のガイド溝94に沿って走行するガイドローラー96が各々設けられ、移動部材98の円滑な上・下移動がなされるように構成される。
【0029】
前述した第1中央フレーム60と同様に、第2中央フレーム82に穿孔された各貫通ホール84、及び各貫通ホール84に貫通結合されるガイド部材54の断面も相互対応する四角形状で構成され、また、一対の第2中央フレーム82の間に該当する各貫通ホール84の内面にもローラーブラケット86を複数個のローラー88が設けられて、ガイド部材54の円滑な移動を助けるようになる。
【0030】
次に、前述したようになされた本発明の作用について図面を参照しながら説明すれば、次の通りである。
【0031】
まず、本発明に係る乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を用いて乗降場スクリーンドアモジュールを該当設置地点へ移動させるためには、地下鉄線路を媒介にして移動するモーターカー(図示せず)の平板フレームの上面に上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置を一定の間隔を有するように対で固定設置した状態で、上記一対の装置の間に乗降場スクリーンドアモジュール100の両側に備えられた垂直柱150を固定させる。
【0032】
この際、乗降場スクリーンドアモジュール100の垂直柱150には、乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置の垂直移動手段80の移動部材98に備えられた結合部材99と対応する所定の形状の結合部(図示せず)が構成され、より堅い結合のために相互ボルトなどが締結されることもある。
【0033】
一方、上記モーターカーに固定設置された一対の乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置により乗降場スクリーンドアモジュール100を設置するに当たって、乗降場スクリーンドアモジュール100の前・後移動のために手動で外力を印加して第1前後移動手段30に備えられたガイド部材34を媒介にして一対の第1中央フレーム60を移動させると共に、一対の第2中央フレーム82側にも同一な方向に外力を印加する。
【0034】
即ち、上記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置の垂直移動手段80を構成する油圧シリンダー91を動作させて、垂直フレーム90に設けられた移動部材98を一定高さ上昇させることによって、乗降場スクリーンドアモジュール100がモーターカーの底面から一定高さ離隔した状態になるようにした後、上記一対の第1中央フレーム60及び第2中央フレーム82側に前方に向けた所定の加圧力を印加する。
【0035】
ここに、第1中央フレーム60は外力により一対のフレームの間に設けられたローラー72がガイド部材34を乗って移動するにつれて、前方側に位置した第1側面フレーム32の後面に当接することになり、これによって第1中央フレーム60の上部に固定設置されたガイド部材54の一部分及び一側の第2側面フレーム52は乗降場側に向けて装置から突出した状態になると共に、第2中央フレーム82に印加された外力により両側の乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置に固定された乗降場スクリーンドアモジュール100は、モーターカーの平板フレームの前段部側まで移動できるようになる。
【0036】
また、前述した過程を通じて乗降場スクリーンドアモジュール100を一定の距離前方に移動させた後には、第2前後移動手段50を媒介にして乗降場スクリーンドアモジュール100をまた前方に移動させて、乗降場スクリーンドアの設置地点へ移動させるようになる。
【0037】
即ち、上記乗降場側に突出した第2前後移動手段50のガイド部材54を媒介にして上記一対の第2中央フレーム82を前方に移動させることによって、移動部材98に結合設置された乗降場スクリーンドアモジュール100は、モーターカーから外れて乗降場のスクリーンドア設置地点へ移動するようになる。
【0038】
この際、第1及び第2前後移動手段30、50の作動順序及び前・後移動距離などは作業環境によって選択的に調節することができ、これを通じて乗降場スクリーンドアモジュール100を乗降場の該当設置地点へ移動させることができる。
【0039】
また、第1及び第2前後移動手段30、50を媒介とした乗降場スクリーンドアモジュール100の前後移動が完了すれば、また垂直移動手段80を構成する油圧シリンダー91を媒介にして乗降場スクリーンドアモジュール100を下降させて、乗降場に既に設置されたアンカー(図示せず)に安着するようにすることによって、乗降場スクリーンドアモジュール100を該当設置地点へ移送させる作業を完了する。
【0040】
その後、乗降場スクリーンドアモジュール100を該当地点に設けた後、モジュールに柱カバー及びアッパープレート、ケーブルトレーなどを含んだ各種補助部材を設けることによって、乗降場スクリーンドアの設置作業が仕上げられる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明に記載された内容と異なる変形された実施形態が突出するとしても、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならず、本発明に添付された請求範囲内に属することは勿論である。
【符号の説明】
【0042】
10 ベース部材
12 補強部材
30 第1前後移動手段
32 第1側面フレーム
34、54 ガイド部材
36 結合ブラケット
38 シャフト
40 固定ブラケット
50 第2前後移動手段
52 第2側面フレーム
60 第1中央フレーム
62、84 貫通ホール
70、86 ローラーブラケット
72、88 ローラー
80 垂直移動手段
82 第2中央フレーム
90 垂直フレーム
91 油圧シリンダー
92 支え板
94 ガイド溝
96 ガイドローラー
98 移動部材
99 結合部材
100 乗降場スクリーンドアモジュール
300 乗降場

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドレールとアノダイジングカバー、マリオン、固定ドア、可動ドア、非常ドア及び垂直柱、水平ビーム及びヘッダボックスを含んで、一体型で構成された乗降場スクリーンドアモジュールを乗降場の一定の地点に固定設置するための乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置であって、
前記乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置は、一対が備えられて乗降場スクリーンドアモジュールの垂直柱の両側に各々結合されて駆動され、かつ、
前記乗降場スクリーンドアモジュールの両端部に対応するモーターカーの底面に固定されて支持台の役目をするベース部材と、
一対の第1側面フレームの間に複数個のガイド部材が設けられ、各第1側面フレームの外側には結合ブラケットが設けられ、前記結合ブラケットとシャフトを媒介にして固定結合される固定ブラケットを媒介にして前記ベース部材の上側に固定設置される第1前後移動手段と、
前記第1前後移動手段に備えられた複数個のガイド部材が貫通される貫通ホールが穿孔された一対の第1中央フレームを通じて前記第1前後移動手段に結合され、前記第1中央フレームの上部には一対の第2側面フレームを媒介にして複数個のガイド部材が設けられる第2前後移動手段と、
前記第2前後移動手段のガイド部材が貫通される貫通ホールが穿孔された一対の第2中央フレームを通じて前記一対の第1中央フレームの上側に結合設置され、前記第2中央フレームの後面には両内側面にガイド溝が形成された垂直フレームが備えられ、前記垂直フレームには結合部材を媒介にして前記乗降場スクリーンドアモジュールが結合された状態で油圧シリンダーを媒介にして上・下移動される移動部材が設けられた垂直移動手段と、
を含んでなることを特徴とする乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置。
【請求項2】
前記第1及び第2中央フレームに穿孔された各貫通ホールは四角形状を有するようになされると共に、各ガイド部材の断面はそれと対応する四角形状を有するように形成され、前記一対からなる第1中央フレーム及び第2中央フレームの間に該当する各貫通ホールの内面にはローラーブラケットを媒介にして複数個のローラーが設けられて、前記ガイド部材に沿って走行するローラーを媒介にして第1及び第2中央フレームの円滑な移動が可能であるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置。
【請求項3】
前記移動部材の両側には前記垂直フレームのガイド溝に沿って走行するガイドローラーが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置。

【図4a】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−30582(P2010−30582A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103444(P2009−103444)
【出願日】平成21年4月21日(2009.4.21)
【出願人】(509114228)ヒュンダイエレベータカンパニーリミテッド (1)
【Fターム(参考)】