説明

二置換型ヘテロアリール化合物

【課題】IL−12産生、及びIL−12によって媒介される処理の調節において有用である、複素環化合物、その化合物を含む組成物、それらを使用する方法、及び生成する方法を提供すること。
【解決手段】式(I)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、若しくは多形体、それらの組成物、使用方法、及び生成方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2004年7月1日に出願された米国仮特許出願第60/585、124号明細書の利益を主張する。これらの出願の内容は、全体が、参考として組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
インターロイキン−12(IL−12)は、2つのサブユニット(p35及びp40)からなり、かつ、免疫応答において、生得的な抵抗と抗原特異的な適応免疫を結びつけることによって重要な役割を果たすヘテロ二量体のサイトカイン(p70)である。Trinchieri(1993)Immunol Today 14: 335。例えば、これは1型Tヘルパー細胞(TH1)応答、つまり、細胞性免疫を促進する。Chan他(1991)J Exp Med 173: 869;Seder他(1993)Proc Natl Acad Sd USA 90: 10188;Manetti他(1993)JExp Med 111: 1199;及びHsieh他(1993)Science 260: 547。IL−12に記載の過剰生産は、過剰なTh1反応を引き起こし、結果として、炎症性障害(例えば、インスリン依存性糖尿病、多発性硬化症、慢性関節リウマチ、乾せん症、クローン病又は敗血症)になる場合がある。例えば、Gately他(1998)Annu Rev Immunol.16:495;及びAbbas他(1996)Nature 383:787を参照されたい。したがって、IL−12過剰産生を抑制することは、上記の疾患を治療するアプローチとなる。Trembleau他(1995)Immmunol. Today 16: 383;及びAdorini他(1997)Chem. Immunol. 68: 175。例えば、IL−12の過剰産生、及び結果として生じる過剰TH1型応答は、IL−12産生を調節することによって抑制される。従って、IL−12産生を下方制御する化合物は、炎症性疾患を治療するために使用される。Ma他(1998)Eur Cytokine Netw 9: 54。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、複素環化合物、その化合物を含む組成物、それらを使用する方法、及び生成する方法に関する。化合物(及び組成物)は、IL−12産生、及びIL−12によって媒介される処理の調節において有用である。
【0004】
ある形態において、式(I)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、多形体、若しくはプロドラッグである。
【化1】

[式中、Rは、
【化2】

、−N(R)(CH、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、
それぞれにおいて、R及びRの各々は、独立して、R、ハロゲン、ニトロ、シアノ、イソチオニトロ、SR、又はORであり、或いは、R及びRは、纏めて、カルボニルであり、
は、R、アルケニル、アルキニル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NRRd、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、C(O)R、C(O)R、C(O)OR、又はC(O)NR、P(O)OROR、S(O)NRであり、
は、H又はアルキルであり、
は、
【化3】

であり、各nは、独立して0、1、2、3、4、5、又は6であり、
Gは、
ヒドラジド(例えば、−C(O)NHNH−、−NHNHC(O)−、−C(O)NRNR−、又は−NRNRC(O)−等)、
ヒドラゾン(例えば、−CH=N−NH−、−NH−N=CH−、−CRε=N−NR−、又は−NR−N=CR−等)、
ヒドラジン(例えば、−NHNH−又は−NRNR−)、
−ヒドロキシルアミン(例えば、−NHO−、−O−NH−、−NRO−、又は−O−NR−等)、
オキシム(例えば、CH=N−O−、−O−N=CH−、−CR=N−O−、又は−O−N=CR−等)、
カルバメート(例えば、−O−C(O)−NH−及び−O−C(O)−NR−等)、
チオカーバメート(例えば、−O−C(S)−NH−、−NH−C(S)−O−、−O−C(S)−NR−、及び−NR−C(S)−O−等)、
グアニジン(例えば、−NH−C(NH)−NH−及び−NR−C(NR)−NR−等)、
アルキルグアニジン(例えば、−NR−C(NH)−NH−、及び−NR−C(NR)−NH−等)、
シアノグアニジン(例えば、−NH−C(N(CN))−NH−等)、
スルホニルグアニジン(例えば、−NH−C(NSO)−]−NH−又は−NR−C(NSO)−NH−等)、
ニトログアニジン(例えば、−NH−C(NNO)−NH−等)、
アクリルグアニジン(例えば、−NH−C(NC(O)R)−MH−等)、
尿素(例えば、−NH−C(O)−NH−又は−NR−C(O)−NR−等)、
チオ尿素(例えば、−NH−C(S)−NH−、又は−NR−C(S)−NR−等)、
−NH−S(O)−NH−、
−NR−S(O)−NR−、
スルファミド(例えば、−N(R)−S(O)−O−等)、
ホスホリル(例えば、−P(O)(R)−、−P(O)(R)−O−、又は−P(O)(R)−NR−等)、
−シクリル−、
−ヘテロシクリル−、
−アリール−、
−ヘテロアリール−、
−ヘテロアリールアルキル−、
−ヘテロアリール−NR(例えば、−ヘテロアリール−NH−)、
−ヘテロアリール−S−、
−ヘテロアリールアルキル−O−、
−C(N−CN)−NR−、
−Si(OH)−、
−B(OH)−、
−C(NR)−NR−(例えば、C(NH)−NH−等)、
−N(R)−CHR−C(O)−、
−C(O)−ON(R)−、
−C(O)−N(R)O−、
−C(S)−ON(R)−、
−C(S)−N(R)O−、
−C(N(R))−ON(R)−、
−C(N(R))−NRO−、
−OS(O)−N(R)N(R)−、
−OC(O)−N(R)N(R)−、
−OC(S)−N(R)N(R)−、
−OC(N(R))−N(R)N(R)−、
−N(R)N(R)S(O)O−、
−N(R)N(R)C(S)O−、
−N(R)N(R)C(N(R))O−、
−OP(O)O−、
−N(R)P(O)O−、
−OP(O)N(R)−、
−N(R)P(O)N(R)−、
−P(O)O−、
−P(O)N(R)−、
−N(R)P(O)−、
−OP(O)−、
−O−アルキル−ヘテロシクリル−N(R)−、
−N(R)CHRC(O)N(R)CHRC(O)−、
−N(R)CHRC(O)−、
−N(R)C(O)CHR−、
−C(O)N(R)CHRC(O)−であり、
Xは、O、S、S(O)、S(O)、N(SO)、又はNRであり、
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)、S(O)、又はNRであり、
Zは、N又はCHであり、
U及びVは、それぞれ独立してN又はCRであり、かつ、
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR、又はNC(O)Rであり、
及びRの各々は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、R及びRの各々は、独立してH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、−S(O)、又はアルキルカルボニルであり、各Rは、独立してアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクリルであり、かつ、R、R、及びRは、それぞれにおいて、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、サイクル、及びヘテロシクリルである。]
【0005】
別の形態において、本発明は、薬理学的に許容できる担体と、少なくとも1つの本発明の複素環化合物(本願明細書における式(I)の化合物、本願明細書に記載のいずれの化合物)とを含む医薬組成物を特徴とする。
【0006】
更に別の側面において、本発明は、IL−12の過剰産生に関連する障害(例えば、リウマチ関節炎、敗血症、クローン病、多発性硬化症、乾癬、又はインスリン依存性糖尿病)を治療する方法を特徴とする。その方法は、必要とする被検者(例えば、ヒト又は動物)に、本発明の有効量の1又は複数の複素環化合物を投与することを含む。その方法は、上記の疾患又は障害の治療を必要とする被検者を同定する工程も含むことができる。その同定は、被検者又は医療従事者の判断において行なわれ、主観的(例えば、オピニオン)又は客観的(例えば、検査又は診断法によって測定可能)に行なわれる。
【0007】
また、IL−12の過剰産生に関連する障害の治療における使用、及び、上記の使用における医薬の製造のためのこれらの組成物の使用において、1又は複数の複素環化合物を含む組成物も本発明の範囲内である。
【0008】
本発明のその他の特徴、目的及び利点は、本願明細書の記述及び本願請求の範囲から明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
一実施形態において、化合物は、本願明細書における式のいずれの化合物であり、かつ、U及びVのどちらか一方はNであり、その他方はCRである。別の実施形態において、化合物は、本願明細書における式のいずれの化合物であり、U及びVの両方はNである。別の実施形態において、化合物は、本願明細書における式のいずれの化合物であり、U及びVの両方はCRである。別の実施形態において、化合物は、本願明細書における式のいずれの化合物であり、U及びVの少なくとも1つはCRである。
【0010】
本発明の化合物の一実施形態において、Gは、−C(O)NHNH−、−NHNHC(O)−、−CH=N−NH−、−NH−N=CH−、−NHNH−、−NHO−、−O−NH−、−NR−O−、−CH=N−O−、−O−N=CH−、−O−C(S)−NH−、又は−NH−C(S)−O−である。
【0011】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、−O−C(O)−NH−、−NH−C(NH)−NH−、−NR−C(NH)−NH−、−NR−C(NR)−NH−、−NH−C(N(CN))−NH−、−NH−C(NSO)−NH−、−NR−C(NSO)−NH−;−NH−C(NNO)−NH−、−NH−C(NC(O)R)−NH−、−NH−C(O)−NH−、又は−NH−C(S)−NH−である。
【0012】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、−C(N−CN)−NH−、−Si(OH)−、−B(OH)−、−C(NH)−NR−、−N(R)−CH−C(O)−、−C(O)−ON(R)−、−C(O)−N(R)O−、−C(S)−ON(R)−、−C(S)−N(R)O−、−C(N(R))−、ON(R)−、−C(N(R))−NRO−、−OS(O)−N(R)N(R)−、−OC(O)−N(R)N(R)−、−OC(S)−N(R)N(R)−、−OC(N(R))−N(R)N(R)−、−N(R)N(R)S(O)O−、−N(R)N(R)C(S)O−、−N(R)N(R)C(N(R))O−、−OP(O)O−、−N(R)P(O)O−、−OP(O)N(R)−、−N(R)P(O)N(R)−、−P(O)O−、−P(O)N(R)−、−N(R)P(O)−、−OP(O)−、−O−アルキル−ヘテロシクリル−N(R)−、−N(R)CHRC(O)N(R)CHRC(O)−、−N(R)CHRC(O)−、−N(R)C(O)CHR−、又は−C(O)N(R)CHRC(O)−である。
【0013】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、−NH−S(O)−NH−、−N(R)−S(O)−O−、−P(O)(R)−、−P(O)(R)−O−、又は−P(O)(R)−NR−である。
【0014】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、シクリル又はヘテロシクリルである。
【0015】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アジリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、モルホリニル、又はピペリジニルである。本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(N−CN)−NH−、−Si(OH)−、−C(NH)−NR又は−N(R)−CH−C(O)−である。
【0016】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルである。
【0017】
本発明の化合物の別の実施形態において、Gは、イミダゾリル、イミダゾリジノン、イミダゾリジンアミン、ピロリジニル、ピロリル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、フェニル、ピリジル、ピリミジル、インドリル、ベンゾチアゾリル、又はピペラジニルである。
【0018】
本発明の別の実施形態において、Gは、−ヘテロアリール−NH−、−ヘテロアリール−S−、−ヘテロアリールアルキル−O−、−C(N−CN)−NH−、−Si(OH)−、又は−C(NH)−NR−、−N(R)−CH−C(O)−である。
【0019】
本発明の化合物の一実施形態において、XはNRである。
【0020】
本発明の化合物の別の実施形態において、XはNRであり、XにおけるRは、H、アルキル、又はアルキルカルボニルである。
【0021】
本発明の化合物の別の実施形態において、XはOである。
【0022】
本発明の化合物の一実施形態において、Rは、
【化4】

である。
【0023】
本発明の化合物の別の実施形態において、Rは、
【化5】

であり、かつ、R又はRはHである。
【0024】
本発明の化合物の別の実施形態において、Rは、
【化6】

であり、かつ、R又はRはアルキルである。
【0025】
本発明の化合物の別の実施形態において、R
【化7】

であり、かつ、R又はRはアリールである。
【0026】
本発明の化合物の別の実施形態において、Rは、
【化8】

であり、かつ、R又はRはヘテロアリールである。
【0027】
本発明の化合物の別の実施形態において、Rは、アリール又はヘテロアリールである。
【0028】
本発明の化合物の一実施形態において、UはNであり、かつ、VはCRである。
【0029】
本発明の化合物の別の実施形態において、UはNであり、かつ、VはCRであり、VにおけるRはHである。
【0030】
本発明の化合物の別の実施形態において、UはCRであり、かつ、VはNである。
【0031】
本発明の化合物の別の実施形態において、UはCRであり、かつ、VはNであり、UにおけるRはHである。
【0032】
本発明の化合物の一実施形態において、ZはNである。
【0033】
本発明の化合物の一実施形態において、WはOである。
【0034】
本発明に記載の化合物の一実施形態において、RはHである。
【0035】
本発明に記載の化合物の一実施形態において、Yは、CH、O、又は共有結合である。
【0036】
本発明に記載の化合物の一実施形態において、nは、0、1、又は2である。
【0037】
一実施形態において、本願明細書における式の化合物は、Rがモルホリニルである。
【0038】
本発明に記載の化合物の一実施形態において、R及びRの各々はRである。
【0039】
本発明に記載の化合物に記載の一実施形態において、R及びRの各々はRであり、RはHである。
【0040】
本発明に記載の化合物に記載の一実施形態において、R及びRの各々はRであり、各Rは独立してアルキルである。
【0041】
本発明に記載の化合物に記載の一実施形態において、R及びRの各々はRであり、RにおけるRはアルキルである。
【0042】
本発明に記載の化合物に記載の一実施形態において、R及びRの各々はRであり、RにおけるRはHである。
【0043】
本発明の化合物の一実施形態において、Rは、R、COR、C(O)R、SO、又はS(O)NRである。
【0044】
本発明の化合物の別の実施形態において、RはRであり、RにおけるRは、H、アルキル、アリール、シクリル、又はヘテロシクリルである。
【0045】
本発明の化合物の別の実施形態において、RはCORであり、RにおけるRはHである。
【0046】
本発明の化合物の別の実施形態において、RはSOであり、RにおけるRはシクリルである。
【0047】
一実施形態において、本発明は、有効量の式(I)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、或いは多形体、若しくは薬理学的に許容できる担体を含む医薬組成物を提供する。
【化9】

[式中、Rは、
【化10】

、−N(R)(CH、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、それぞれにおいて、
及びRの各々は、独立して、R、ハロゲン、ニトロ、シアノ、イソチオニトロ、SR、又はORであり、或いは、R及びRは、纏めて、カルボニルであり、
は、R、アルケニル、アルキニル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NRRd、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、C(O)R、C(O)R、C(O)OR、又はC(O)NR、P(O)OROR、S(O)NRであり、
は、H又はアルキルであり、
は、
【化11】

であり、各nは、独立して0、1、2、3、4、5、又は6であり、
Gは、
ヒドラジド(例えば、−C(O)NHNH−、−NHNHC(O)−、−C(O)NRNR−、又は−NRNRC(O)−等)、
ヒドラゾン(例えば、−CH=N−NH−、−NH−N=CH−、−CR=N−NR−、又は−NR−N=CR−等)、
ヒドラジン(例えば、−NHNH−又は−NRNR−等)、
ヒドロキシルアミン(例えば、−NHO−、−O−NH−、−NRO−、又は−O−NR−等)、
オキシム(例えば、CH=N−O−、−O−N=CH−、−CR=N−O−、又は−O−N=CR−等)、
カルバメート(例えば、−O−C(O)−NH−及び−O−C(O)−NR−等)、
チオカーバメート(例えば、−O−C(S)−NH−、−NH−C(S)−O−、−O−C(S)−NR−、及び−NR−C(S)−O−等)、
グアニジン(例えば、−NH−C(NH)−NH−及び−NR−C(NR)−NR−等)、
アルキルグアニジン(例えば、−NR−C(NH)−NH−、及び−NR−C(NR)−NH−等)、
シアノグアニジン(例えば、−NH−C(N(CN))−NH−等)、
スルホニルグアニジン(例えば、−NH−C(NSO)−NH−又は−NR−C(NSO)−NH−等)、
ニトログアニジン(例えば、−NH−C(NNO)−NH−等)、
アクリルグアニジン(例えば、−NH−C(NC(O)R)−NH−等)、
尿素(例えば、−NH−C(O)−NH−又は−NR−C(O)−NR−等)、
チオ尿素(例えば、−NH−C(S)−NH−又は−NR−C(S)−NR−等)、
−NH−S(O)−NH−、
−NR−S(O)−NR−、
スルファミド(例えば、−N(R)−S(O)−O−等)、
ホスホリル(例えば、−P(O)(R)−、−P(O)(R)−O−、又は−P(O)(R)−NR−等)、
−シクリル−、
−ヘテロシクリル−、
−アリール−、
−ヘテロアリール−、
−ヘテロアリールアルキル−、
−ヘテロアリール−NR(例えば、−ヘテロアリール−NH−等)、
−ヘテロアリール−S−、
−ヘテロアリールアルキル−O−、
−C(N−CN)−NR−、
−Si(OH)−、
−B(OH)−、
−C(NR)−NR−(例えば、C(NH)−NH−等)、
−N(R)−CHR−C(O)−、
−C(O)−ON(R)−、
−C(O)−N(R)O−、
−C(S)−ON(R)−、
−C(N(R))−ON(R)−
−C(N(R))−NRO−
−OS(O)−N(R)N(R)−、
−OC(O)−N(R)N(R)−、
−OC(S)−N(R)N(R)−、
−OC(N(R))−N(R)N(R)−、
−N(R)N(R)S(O)O−、
−N(R)N(R)C(S)O−、
−N(R)N(R)C(N(R))O−、
−OP(O)O−、
−N(R)P(O)O−、
−OP(O)N(R)−、
−N(R)P(O)N(R)−
−P(O)O−、
−P(O)N(R)−、
−N(R)P(O)−、
−OP(O)−、
−O−アルキル−ヘテロシクリル−N(R)−、
−N(R)CHRC(O)N(R)CHRC(O)−、
−N(R)CHRC(O)−、
−N(R)C(O)CHR−、
−C(O)N(R)CHRC(O)−であり、
Xは、O、S、S(O)、S(O)、N(SO)、又はNRであり、
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)、S(O)、又はNRであり、
Zは、N又はCHであり、
U及びVは、それぞれ独立してN又はCRであり、かつ、
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR、又はNC(O)Rであり、
及びRの各々は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、R及びRの各々は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、−S(O)、又はアルキルカルボニルであり、各Rは、独立してアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクリルであり、かつ、R、R、及びRは、それぞれにおいて、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、サイクル、及びヘテロシクリルである。]
【0048】
別の実施形態において、本発明は、IL−12の過剰産生に関連する障害を治療する方法であって、それを必要とする被検者に、治療的に有効量の式(I)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩を投与することを含む方法を提供する。
【0049】
その方法は、これらの効果を生み出すために、被検者(これらの治療が必要であるとして同定された被検者を含む)に、有効量の本願明細書に記載の化合物、又は本願明細書に記載の組成物を投与することを含む。これらの治療を必要とする被検者の同定は、被検者又は医療従事者の判断において行なわれ、主観的(例えば、オピニオン)又は客観的(例えば、検査又は診断法によって測定可能)に行なわれる。
【0050】
本発明の方法の別の実施形態において、前記障害は、リウマチ関節炎、敗血症、クローン病、多発性硬化症、乾癬、又はインスリン依存性糖尿病である。
【0051】
他の実施形態は、本願明細書に記載の化合物、中間体、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、多形体、若しくはそれらを含む組成物、及び疾患の治療及び予防、IL−12の阻害、又はIL−12が媒介する疾患の調節のためにそれらを使用する方法、かつ、本願明細書に記載の化合物並びに中間体の生成する方法を含む。
【0052】
別の実施形態は、本願明細書に記載の反応のいずれか又は組み合わせを用いて、本願明細書における式のいずれかの化合物を生成する方法である。その方法は、本願明細書に記載の1又は複数の中間体或いは化学試薬の使用を含むことができる。
【0053】
別の形態は、本願明細書に記載の式のいずれかの放射性標識化合物である。このような化合物は、化合物に導入される1又は複数の放射性原子(例えば、H、H、14C、13C、35S、1251、131I)を有する。このような化合物は、薬物代謝の研究及び診断に有用である。
【0054】
本願明細書中で使用されるように、用語「アルキル」は、1〜12個の炭素原子を含む直鎖又は分枝炭化水素基に言及する。用語「低級アルキル」は、C−Cアルキル鎖に言及する。アルキル基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、及びn−ペンチルが挙げられる。
【0055】
用語「アルケニル」は、2〜12個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む、直鎖又は分枝である不飽和炭化水素鎖に言及する。用語「アルキニル」は、2〜12個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含む、直鎖又は分枝である不飽和炭化水素鎖に言及する。sp炭素又はsp炭素は、任意的に、アルケニル基又はアルキニル基の付着位置であってよい。
【0056】
用語「アルコキシ」は、−O−アルキル基に言及する。用語「エステル」は、C(O)O−Rに言及し、Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクリル基である。用語「アミド」はC(O)NHであり、「N−アルキル−置換アミド」は、式C(O)N(H)(R)である。
【0057】
用語「スルファニル」は、チオ基に言及する。
【0058】
本願明細書中で使用される用語「ハロゲン」又は「ハロ」は、−F、−Cl、−B又は−Iを意味する。
【0059】
本願明細書に記載の方法において有用な酸及び塩基は、従来技術において周知である。酸性触媒は、いずれの酸性化学物質であり、実際には、無機性(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、三塩化アルミニウム)又は有機性(例えば、ショウノウスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、イッテルビウムトリフレート)である。酸は、化学反応を容易にするために、触媒量又は理論量において有用である。塩基は、いずれの塩基性化学物質であり、無機性(例えば、重炭酸ナトリウム、水酸化カリウム)、又は、有機性(例えば、トリエチルアミン、ピリジン)である。塩基は、化学反応を容易にするために、触媒量又は理論量において有用である。アルキル化剤は、対象とする官能基(例えば、アルコールの酸素原子、アミノ基の窒素原子)のアルキル化をもたらすことができるいずれの試薬である。
【0060】
アルキル化剤は従来技術において周知であり、本願明細書に引用される参考文献を含み、かつ、ハロゲン化アルキル(例えば、ヨウ化メチル、臭化ベンジル又は塩化ベンジル)、硫酸アルキル(例えば、硫酸メチル)、又は従来技術において周知の他のアルキル基−脱離基の組み合わせを含む。離脱基は、反応(例えば、脱離反応、置換反応)の間に分子から離れることができる、いずれの安定した種であり、本願明細書に引用される参考文献を含み、かつ、ハロゲン化物(例えば、I−、Cl−、Br−、F−)、ヒドロキシ、アルコキシ(例えば、−OMe、−O−t−Bu)、アシルオキシアニオン(例えば、−OAc、−OC(O)CF)、スルホン酸塩(例えば、メシル、トシル)、アセトアミド(例えば、−NHC(O)Me)、カルバミン酸塩(例えば、N(Me)C(O)O−t−Bu)、ホスホン酸塩(例えば、−OP(O)(OEt))、水又はアルコール(プロトン状態)等を含む。
【0061】
用語「シクロアルキル」又は「シクリル」は、少なくとも1つの非芳香族環を有する炭化水素の単環系又は二環系に言及し、各環の0、1、2、3、又は4個の原子は、置換基で置換される。シクロアルキル基の例には、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エニルl、ジヒドロナフタレニル、ベンゾシクロペンチルなどが挙げられる。
【0062】
用語「アリール」は、炭化水素単環式、二環式又は三環式芳香環構造に言及し、各環の0、1、2、3、又は4個の原子は、置換基で置換される。アリール基の例には、フェニル、ナフチル等を含む。用語「アリールアルキル」又は用語「アラルキル」は、アリールで置換されるアルキルに言及する。用語「アリールアルコキシ」は、アリールで置換されるアルコキシに言及する。
【0063】
用語「ヘテロアリール」は、芳香族性の5〜8員単環系、8〜12員二環系、又は11〜14員三環系に言及し、単環系の場合は1〜3個の環ヘテロ原子、二環系の場合は1〜6個のヘテロ原子、又は三環系の場合1〜9個のヘテロ原子を有する。ここで、前記ヘテロ原子は、O、N、又はSから選択され、残りの環原子は、炭素であり(他に示さない限り、適切な水素原子を有する)、ヘテロアリール基の例には、ピリジル、フリル又はフラニル、ピロリル、オキサゾリル、ピリミジニル、キナゾリニル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チエニル、インドリル、チアゾリルなどが含まれる。用語「ヘテロアリールアルキル」又は「ヘテロアラルキル」は、ヘテロアリールで置換されるアルキルに言及する。用語「ヘテロアリールアルコキシ」は、ヘテロアリールで置換されるアルコキシに言及する。
【0064】
用語「ヘテロシクリル」又は「ヘテロシクロアルキル」は、非芳香族性の5〜8員単環系、8〜12員二環系、又は11〜14員三環系に言及し、単環系の場合は1〜3個のヘテロ原子、二環系の場合は1〜6個のヘテロ原子、又は三環系の場合は、1〜9個のヘテロ原子を含む。ここで、前記ヘテロ原子は、O、N、S、B、P、又はSiから選択され、各環の1、2、3、又は4個の原子は、置換基で置換されてもよい。ヘテロシクリル基の例には、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジヒドロチオフェニル、1、4−オキサゼパニル、1H−ピリジン−2−オニルなどが含まれる。用語「ヘテロシクロアルキルアルキル」又は「ヘテロシクリルアルキル」は、ヘテロシクリルで置換されるアルキルに言及する。用語「ヘテロシクリルアルコキシ」は、ヘテロシクリルで置換されるアルコキシに言及する。
【0065】
置換される基(例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、及び、ヘテロシクリル)は、置換又は非置換の部分であってよい。用語「置換」は、水素原子を各々置換する、1又複数の置換基(同一又は異なってもよい)に言及する。置換基の例には、ハロゲン(F、Cl、Br、又はI)、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキルアミノ、ジアリールアミノ、シアノ、ニトロ、メルカプト、オキソ(つまり、カルボニル)、チオ、イミノ、ホルミル、カルバミド、カルバミル、カルボキシル、チオウレイド、チオシアネート、スルホアミド、スルフォニルアルキル、スルフォニルアリール、アルキル、アルケニル、アルコキシ、チオアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリルであって、ここで、アルキル、アルケニル、アルキルオキシ、アリール、ヘテロアリール、シクリル、及びヘテロシクリルはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、メルカプト、シアノ、ニトロ、オキソ(=0)、チオキソ(=S)、又はイミノ(=NR)で任意に置換される置換基が含まれるが、これらに限定されない。
【0066】
他の実施形態において、あらゆる基における置換基(例えば、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリール基)は、それらの基のあらゆる原子において存在してよい。適切な置換基には、ハロゲン、CN、NO、OR15、SR15、S(O)OR15、NR1516、C−Cパーフルオロアルキル、C−Cパーフルオロアルキル、1,2−メチレンジオキシ、(=O)、(=S)、(=NR15)、C(O)OR15、C(O)NR1516、OC(O)NR1516、NR15C(O)NR1516、C(NR16)NR1516、NR15C(NR16)NR1516、S(O)NR1516、R17、C(O)H、C(O)R17、NR15C(O)R17、Si(R15、OSi(R15、Si(OH)15、B(OH)、P(O)(OR15、S(O)R17、又はS(O)17が含まれるが、これらに限定されない。各R15は、独立して、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリールで任意に置換される水素、C−Cアルキルである。各R16は、独立して、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリールで置換される水素、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C−Cアルキル、又はC−Cアルキルである。各R17は、独立して、C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、又はヘテロアリールで置換されるC−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C−Cアルキル、又はC−Cアルキルである。各R15、R16、及びR17における各C−Cシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びC−Cアルキルは、ハロゲン、CN、C−Cアルキル、OH、C−Cアルコキシ、COOH、C(O)OC−Cアルキル、NH、C−Cアルキルアミノ、又はC−Cアルキルジアミノで任意に置換されてもよい。
【0067】
本願明細書中で使用されるように、用語「低級」は、6個以下の原子を有する基に言及する。例えば、「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基に言及し、「低級アルケニル」又は「低級アルキニル」は、それぞれ2〜6個の炭素原子を有するアルケニル基又はアルキニル基に言及する。
【0068】
別途記載しない限り、上記いずれかの置換基に示される左の原子が、複素環に最も近い原子であることに留意されたい。また、nが2以上である場合、前述の複素環化合物が2種類以上のC(R)の部分を有する場合があり、複素環化合物中に指示(例えば、R−又はR−を含有する置換基)を有する1より多い基がある場合、その部分(例えば、R、R)は、同一又は異なってもよい。その同じ規則は、他の同様の状況において適用される。更に、その基(例えば、R、R)は、場合によっては、1価又は2価の置換基であることに留意されたい。
【0069】
本発明の化合物は、本願明細書においてその化学構造及び/又は化学名によって定義される。化合物が、化学構造及び化学名に言及し、かつ、化学構造及び化学名が矛盾する場合、化学構造が化合物の同一性を決定する。
【0070】
本発明によって想定される置換基及び変数の組み合わせは、安定した化合物の形成をもたらすもののみである。本願明細書において使用されるように、用語「安定した」は、製造が可能となるのに十分な安定性を有し、かつ、本願明細書に詳述された目的(例えば、リウマチ関節炎、敗血症、クローン病、多発性硬化症、乾癬、又はインスリン依存性真性糖尿病のようなIL−12の過剰産生に関連する障害を治療する、治療用製品、治療用化合物を生成するための中間体、分離又は貯蔵することができる中間体化合物の調製)に使用するのに十分な期間において化合物の結合性を維持する化合物に言及する。本願明細書における方法によって生成される化合物は、被検者(例えば、ヒト、動物)に投与するための溶液、カプセル、クリーム、又は軟膏を含む組成物に組み込んでもよい。このような組成物(例えば、薬剤)は、このような化合物に関連する所望の健康又は他の生理学的利点を被検者に提供するのに有用である。
【0071】
求核剤は、当該技術分野において公知であり、かつ本願明細書に引用される化学文書及び論文に記載されている。上記方法で使用される化学物質には、例えば、溶媒、試薬、触媒、保護及び脱保護試薬等を含んでもよい。上記の方法は、本願明細書に記載される式の化合物を最終的に合成するために、工程の前後に、適切な保護基を添加又は除去する工程を追加的に含んでもよい。本願明細書に示される方法は、式の化合物を別の式の化合物に転換することが意図される。転換のプロセスは、インサイチュにおいて、又は、中間体化合物の分離によって行なわれる1又は複数の化学的転換に言及する。その転換には、本願明細書において引用される参考文献の技術及び手順を含む、当該技術分野において周知の技術及び手順を使用して、出発化合物又は中間体を追加的な試薬と反応させることが含まれる。その中間体は、精製(例えば、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィー)して、或いは、精製しないで使用されてもよい。他の実施形態は、本願明細書において示される中間体化合物、及び本願明細書において示す方法(例えば、治療、合成)におけるその使用に関する。
【0072】
本発明の例示的な化合物を以下に記述する。
【0073】
化合物1
【化12】

(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0074】
化合物2
【化13】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0075】
化合物3
【化14】

p−トリル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0076】
化合物4
【化15】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N−メチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0077】
化合物5
【化16】

シクロヘキシル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0078】
化合物6
【化17】

(2−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0079】
化合物7
【化18】

(4−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0080】
化合物8
【化19】

エチル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0081】
化合物9
【化20】

ピリジン−3−イル−チオカルバミン酸 O−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)エステル
【0082】
化合物10
【化21】

ナフタレン−1−イル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0083】
化合物11
【化22】

(4−フェノキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0084】
化合物12
【化23】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0085】
化合物13
【化24】

p−トリル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0086】
化合物14
【化25】

p−トリル−カルバミン酸 3−{4−[N−メチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0087】
化合物15
【化26】

(4−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0088】
化合物16
【化27】

p−トリル−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0089】
化合物17
【化28】

エチル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0090】
化合物18
【化29】

ジメチル−{2−[5−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルスルファニル)−テトラゾール−1−イル]−エチル}−アミン
【0091】
化合物19
【化30】

p−トリル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル
【0092】
化合物20
【化31】

(4−イソプロピル−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0093】
化合物21
【化32】

(4−クロロ−フェニル)カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0094】
化合物22
【化33】

(4−シアノ−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0095】
化合物23
【化34】

4−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エトキシカルボニルアミノ)−安息香酸メチルエステル
【0096】
化合物24
【化35】

フェニル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0097】
化合物25
【化36】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(5−ピリジン−4−イル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルスルファニル)−エチル]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン
【0098】
化合物26
【化37】

m−トリル−カルバミン酸 1,1−ジメチル−3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0099】
化合物27
【化38】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル
【0100】
化合物28
【化39】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル
【0101】
化合物29
【化40】

(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0102】
化合物30
【化41】

(4−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0103】
化合物31
【化42】

N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−N’−フェニル−シアノグアニジン
【0104】
化合物32
【化43】

N−アセチル−N’−(2−{4−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−N”−プロピル−グアニジン
【0105】
化合物33
【化44】

N’−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−N,N−ジメチル−グアニジン
【0106】
化合物34
【化45】

N−[ジメチルアミノ−({4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−メチレン]−メチレンスルフォンアミド
【0107】
化合物35
【化46】

N−(ベンジルアミノ−{[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−アミノ}−メチレン)−メチレンスルフォンアミド
【0108】
化合物36
【化47】

N−ベンジル−N’−[4−モルホリン−4−イル−6−(2−p−トリル−ビニルアミノ)−ピリミジン−2−イルメチル]−ニトログアニジン
【0109】
化合物37
【化48】

N−[4−(N’−ベンゾフラン−2−イルメチレン−ヒドラジノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−N’−(4−クロロ−ベンジル)−N”−(4−ニトロ−ベンゾイル)−グアニジン
【0110】
化合物38
【化49】

N−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−N’−(4−メチル−ベンゼンスルホニル)−グアニジン
【0111】
化合物39
【化50】

N,N−ジメチル−N’−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−グアニジン
【0112】
化合物40
【化51】

3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピオン酸 N’−フェニル−ヒドラジド
【0113】
化合物41
【化52】

イソ酪酸 N’−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピオニル)−ヒドラジド
【0114】
化合物42
【化53】

N−メチル−N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−O−ピリジン−3−イル−ヒドロキシルアミン
【0115】
化合物43
【化54】

N−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−N’−(2−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(3−トリフルオロメチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−グアニジン
【0116】
化合物44
【化55】

1−イソプロピル−3−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)−スルファミド
【0117】
化合物45
【化56】

1−ベンジル−3−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−スルファミド
【0118】
化合物46
【化57】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−(6−モルホリン−4−イル−2−{2−[N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジノ]−エトキシ}−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジン
【0119】
化合物47
【化58】

N−[({4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−(N’−フェニル−ヒドラジノ)−メチレン]−メタンスルホンアミド
【0120】
化合物48
【化59】

4−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−N−メチル−N−ピリジン−2−イル−ベンゼンスルホンアミド
【0121】
化合物49
【化60】

4−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド
【0122】
化合物50
【化61】

1−メタンスルホニル−3−(2−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−尿素
【0123】
化合物51
【化62】

N−(2−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−シアノグアニジン
【0124】
化合物52
【化63】

N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−ピロリジン−1−(N−シアノ)カルボキサミジン
【0125】
化合物53
【化64】

1−ベンジル−3−(3−{4−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)−チオ尿素
【0126】
化合物54
【化65】

1,1−ジメチル−3−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−スルファミド
【0127】
化合物55
【化66】

モルホリン−4−カルボン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル
【0128】
化合物56
【化67】

1−(3−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメトキシ}−ピロリジン−1−イル)−エタノン
【0129】
化合物57
【化68】

(3−{2−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメトキシ}−ピロリジン−1−イル)−(4−フルオロ−フェニル)−メタノン
【0130】
化合物58
【化69】

メチル−(3−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−プロピル)−シランジオール
【0131】
化合物59
【化70】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−[3−(1−メチル−シロラン−1−イル)−プロピル]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン
【0132】
化合物60
【化71】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−モルホリン−4−イル−6−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−プロピル]−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン
【0133】
化合物61
【化72】

4−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−プロピルボロン酸
【0134】
化合物62
【化73】

({2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−カルボニル}−アミノ)−酢酸
【0135】
化合物63
【化74】

2−{[4−モルホリン−4−イル−6−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレンアミノオキシ)−ピリミジン−2−イルメチル]−アミノ}−アセトアミド
【0136】
化合物64
【化75】

4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1−メチルカルバモイル−エチル)−アミド
【0137】
化合物65
【化76】

4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−カルボン酸[1−(1−カルバモイル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
【0138】
化合物66
【化77】

4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(1−カルバモイル−2−フェニル−エチル)−アミド
【0139】
化合物67
【化78】

2−アミノ−3−メチル−N−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルメチル}−ブチルアミド
【0140】
化合物68
【化79】

N−(1−カルバモイル−エチル)−3−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イル}−プロピオンアミド
【0141】
化合物69
【化80】

4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−アミド
【0142】
化合物70
【化81】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−[5−(3−メチル−ベンジル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン
【0143】
化合物71
【化82】

(5−ベンジル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−アミン
【0144】
化合物72
【化83】

(2−メトキシ−エチル)−(5−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメチル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミン
【0145】
化合物73
【化84】

1.(2−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イル}−エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸ジメチルアミド
【0146】
化合物74
【化85】

5−{[2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルメトキシメチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−インダン−1−オン
【0147】
化合物75
【化86】

1H−インドール−2−カルボン酸[4−(N’−インダン−1−イリデン−ヒドラジノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−アミド
【0148】
化合物76
【化87】

2−[5−({4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−テトラゾール−1−イル]−エタノール
【0149】
化合物77
【化88】

N−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−N−メチル−ピロリジン−1−カルボキサミジン;メタン含有化合物
【0150】
化合物78
【化89】

シクロペンチル−{4−[4−(インダン−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−メタノン
【0151】
化合物79
【化90】

4−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−スルホン酸ジメチルアミド
【0152】
化合物80
【化91】

(4−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−イル)−ピロリジン−1−イル−メタノン
【0153】
化合物81
【化92】

4−{4−[N’−(3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−イリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド
【0154】
化合物82
【化93】

N−(4−{4−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−ベンジル)−アセトアミド
【0155】
化合物83
【化94】

(4−シクロペンチルオキシメチル−フェニル)−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−アミン
【0156】
化合物84
【化95】

(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−フェニル)−ピロリジン−1−イル−メタノン
【0157】
化合物85
【化96】

ジメチル−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル
【0158】
化合物86
【化97】

2−ベンジル−3−{4−[N’−(4−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル
【0159】
化合物87
【化98】

【0160】
化合物88
【化99】

【0161】
化合物89
【化100】

【0162】
化合物90
【化101】

2−{4−[N−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エタノール
【0163】
化合物91
【化102】

N−[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジン
【0164】
化合物92
【化103】

N−[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(3−メチル−ベンジル)−ヒドラジン
【0165】
化合物93
【化104】

2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エタノール
【0166】
化合物94
【化105】

N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン
【0167】
化合物95
【化106】

メタンスルホン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル
【0168】
化合物96
【化107】

(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−ピリジン−2−イルメチル−アミン
【0169】
化合物97
【化108】

2−メチル−1−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロパン−2−オール
【0170】
化合物98
【化109】

2−メチル−4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ブタン−2−オール
【0171】
化合物99
【化110】

2−メチル−1−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−プロパン−2−オール
【0172】
化合物100
【化111】

N−(2−{4−[N−アセチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−アセトアミド
【0173】
化合物101
【化112】

2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルアミン
【0174】
化合物102
【化113】

(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル}−プロピルエステル
【0175】
化合物103
【化114】

(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル}−プロピルエステル
【0176】
化合物104
【化115】

プロピル−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル
【0177】
化合物105
【化116】

(4−メトキシ−ベンジル)−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル
【0178】
化合物106
【化117】

ピリジン−3−イル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル
【0179】
本発明の複素環化合物は、該当する場合、それらの塩及びプロドラッグと同様に化合物自身を含む。このような塩は、例えば、化合物上に正電荷の置換基(例えば、アミノ)とアニオンとの間で形成される。適切なアニオンには、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩、及び酢酸塩が含まれるが、これに限定されない。同様に、化合物上の負電荷の置換基(例えば、カルボン酸塩)は、カチオンを有する塩を形成することができる。適切なカチオンには、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、及びアンモニウムカチオン(例えば、テトラメチルアンモニウムイオン)が含まれるが、これに限定されない。プロドラッグに記載の例には、エステル、及び、他の薬理学的に許容できる誘導体が含まれ、被検者へ投与する際にインビボにおいて上記の複素環化合物を提供することが可能である(Goodman及びGilman’s、The Pharmacological basis of therapeutics、8th ed.、McGraw−Hill、Int. Ed. 1992、”Biotransformation of Drugs”を参照)。
【0180】
更に、本発明のいくつかの複素環化合物は、1又は複数の二重結合、或いは、1又は複数の不斉中心を有する。このような化合物は、ラセミ化合物、ラセミ混合物、単一の鏡像異性体、個々のジアステレオマー、ジアステレオマー混合物、及び二重結合のシス−、トランス−、E−、又はZ−異性体の形状として存在してもよい。これらの化合物の全てのこのような異性体の形状は、本発明に明白に含まれる。本発明の化合物は、複数の互変異性体の形状でも表されてもよい。この場合、本発明は、本願明細書に記載される化合物の全ての互変異性体の形状を明白に含む(例えば、環系のアルキル化は、複数の部位においてアルキル化させてもよく、本発明は、全てのこのような反応生成物を明白に含む)。このような化合物のこのような全ての異性体の形状は、本発明に明白に含まれる。本願明細書に記載の化合物の全ての結晶形は、本発明に明白に含まれる。
【0181】
更に、上記の複素環化合物は、そのN−酸化物も含む。用語「N−酸化物」は、複素環化合物中に存在する場合、1又は複数の窒素原子がN−酸化物の形状、即ち、N→Oであることに言及する。
【0182】
上記化合物は、当該技術分野で周知の方法、及び本願明細書に記載の合成経路によって調製される。例えば、ピリミジン化合物は、出発原料として2,4,6−トリクロロ−ピリミジンを使用して調製される。3つのクロロ基は、種々の置換基で置換される。より具体的には、第1のクロロ基(例えば、6位で)は、例えば、モルホリンと反応して、モルホリニルピリミジンを形成することができる。また、2−アリール及び2−アルキルピリミジンジクロロ化合物は、アミジン及びマロン酸エステルを反応させ、その後、オキシ塩化リンによる処理によって調製される。第2のクロロ基は、基剤(例えば、水素化ナトリウム)の存在下において、アルコールのような求核基と反応して置換される。他の例において、式(I)の化合物(YはCHである)は、触媒として有機パラジウム化合物の存在下で、ピリミジン塩化物をグリニャール試薬、有機スズ試薬、有機銅試薬、有機ホウ酸、又は有機亜鉛試薬と反応させることによって調製される。ここで異性体の形状が、生成されてもよい。所望の異性体の生成物は、例えば、高性能液体クロマトグラフィーによって、他の生成物から分離される。第3のクロロ基は、例えば、ヒドラジンとの脱離反応を受け、結合したヒドラジン部分の1級アミンは、更にアルデヒド、例えば、インドール−3−カルボキサルデヒドと反応してヒドラゾン結合を形成する。従って、本発明のピリミジン化合物が得られる。必要に応じて、他の種類の結合が、同様の反応によって調製される。ピリミジニル中間体及び求核試薬の反応しやすい部分は、結合前に保護される。上記合成経路で使用される化学物質には、例えば、溶媒、試薬、触媒、並びに保護基及び脱保護基試薬を含んでもよい
【0183】
上記の方法は、複素環式化合物の合成を最終的に可能にするため、本願明細書中に具体的に記載された工程の前後に、適切な保護基を添加又は除去する工程を追加してもよい。更に、種々の合成工程を他の順序順番で行ない、所望の化合物を得てもよい。適用できる複素環化合物の合成において有用な、合成化学の転換及び保護基の方法論(保護及び脱保護)は、従来技術において周知であり、例えば、R.Larock、Comprehensive Organic Transformations、VCH Publishers(1989);T.W.Greene及びP.GM.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、3R Ed.、John Wiley及びSons(1999);L.Fieser及びM.Fieser、Fieser及びFieser’s Reagents for Organic Synthesis、John Wiley及びSons(1994);及びL.Paquette、ed.、Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis、John Wiley及びSons(1995)、及び、続版に記載されたものが含まれる。
【0184】
同様に、本願明細書に記述されるピリジニル及びトリアジニル化合物は、上記の刊行物における方法を含む周知の方法に従って生成される。ピリジニル及びトリアジニル化合物は、類似した合成手順及びピリミジニル化合物に関して記載される試薬を使用して製造される。ピリミジンは、ピリジン及びトリアジンに関連する反応性中間体を示すため、反応条件(例えば、温度、反応時間等)を調節してもよく、これは、当業者にとっては慣例であることが当業者によって認識される。
【0185】
このように得られた複素環化合物は、フラッシュカラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、又は結晶化によって更に精製される。また、本発明の1又は複数の複素環化合物(有効量の化合物を含む)及び薬理学的に許容できる担体を含む医薬組成物は、本発明の範囲内である。更に、本発明は、有効量のこのような化合物を、IL−12の過剰産生に関連する障害(例えば、慢性関節リウマチ、敗血症、クローン病、多発性硬化症、乾せん症又はインスリン依存性糖尿病)の治療を必要とする被検者に投与する方法を含む。「有効量」は、治療される被検者に治療効果を与えるために必要な化合物の量に言及する。動物及びヒトの投与量の相互関係は、(体表1平方メートル当たりのミリグラムで)Freireich他、(1966)Cancer Chemother Rep 50:219に記載されている。体表面積は、患者の身長体重から概算してもよい。例えば、Scientific Tables、Geigy Pharmaceuticals、ARley、N.Y.、1970、537を参照。本発明の複素環化合物の有効量は、約0.001〜約1000mg/kg、より好ましくは、0.01〜約100mg/kgの範囲とすることができる。また、当業者が理解するように、有効投与量は、治療される疾患、投与経路、賦形剤の使用、及び他の薬剤の使用などの他の治療法を併用する可能性に応じて変化する。本発明の方法を実施するために、本願明細書に記載される化合物を医薬組成物の成分として、経口、非経口、吸入スプレー、局所、直腸内、鼻腔内、口腔内、腟内、又は埋め込み型リザーバーにより投与される。本願明細書で使用される用語「非経口」には、皮下、皮内、静脈内、筋肉内、関節内、動脈内、滑液包内、胸腔内、クモ膜下腔内、病変内、及び頭蓋内注射又は注入技術を含む。
【0186】
滅菌注射用の組成物、例えば、滅菌注射用の水性懸濁液又は油性懸濁液は、従来技術において周知の技術に従い、適切な分散剤又は加湿剤(例えば、Tween80など)及び懸濁化剤を使用して調製される。滅菌注射可能な製剤は、非毒性の非経口的に許容できる希釈剤又は溶媒中の滅菌注射可能な溶液或いは懸濁液、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい。使用可能な許容できるビヒクル及び溶媒は、マンニトール、水、リンガー溶液、及び等張塩化ナトリウム溶液である。更に、滅菌の固定油が、溶媒又は懸濁化剤として従来使用されている(例えば、合成モノグリセリド又はジグリセリド)。オレイン酸及びそのグリセリド誘導体のような脂肪酸は、オリーブ油又はヒマシ油のような天然の薬理学的に許容できる油、特にそのポリオキシエチル化体のように、注射剤の調製において有用である。これらの油溶液又は懸濁液は、長鎖アルコール希釈剤若しくは分散剤、又はカルボキシメチルセルロース若しくは類似の分散剤も含むことができる。また、Tween若しくはSpanのような他の一般に使用される界面活性剤又は薬理学的に許容できる固体、液体、若しくは他の剤形の製造において一般に使用される他の類似の乳化剤若しくは生物学的利用能の促進剤も、調製目的で使用される。
【0187】
経口投与用の組成物は、いかなる経口的に許容できる剤形であってもよく、カプセル剤、錠剤、乳化剤並びに水性懸濁剤、分散剤及び溶液を含むが、これらに限定されない。経口使用のための錠剤の場合、一般的に用いられる担体には乳糖及びコーンスターチが含まれる。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も一般的に添加される。カプセル形状での経口投与において、有用な希釈剤には、乳糖及び乾燥コーンスターチが含まれる。水性懸濁剤又は乳化剤を経口投与する場合、活性成分は、乳化剤又は懸濁化剤と組み合わせて、油相に懸濁又は溶解してもよい。必要であれば、ある種の甘味料、着香料、又は着色料を添加してもよい。鼻腔内エアロゾル又は吸入用の組成物は、医薬製剤の技術分野で周知の技術に従って調製され、ベンジルアルコール又は他の適切な保存剤、生物学的利用能を増強するための吸収促進剤、炭化フッ素、及び/又は当技術分野において周知の他の可溶化剤若しくは分散剤を用いて、食塩水中の溶液として調製される。本発明の複素環化合物は、直腸内投与用の坐剤の形状においても投与される。
【0188】
医薬組成物中の担体は、製剤の活性成分と適合性があり(かつ、好ましくは、製剤活性分を安定化することができ)、治療される被験者にとって有害ではないという意味において「許容できる」ものでなければならない。例えば、本発明の化合物と特定の溶解性がより高い複合体を形成するシクロデキストリンなどの可溶化剤、又は、1又は複数の可溶化剤が、複素環化合物を送達するための医薬賦形剤として利用される。他の担体の例には、コロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、及びD&C黄色10号が含まれる。
【0189】
本願明細書中で使用されるように、用語「動物」、「被検者」及び「患者」には、ウシ、サル、ウマ、ヒツジ、ブタ、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、ネコ、イヌ、マウス、ラット、ウサギ、モルモット及びヒト(好ましくは、ヒト)が含まれるが、それらに限定されない。
【0190】
本願明細書において用いられる用語「薬理学的に許容できる溶媒和化合物」)は、1又は複数の溶媒分子の結合から式(I)の化合物の1つに形成される溶媒和化合物である。用語「溶媒和化合物」には、水和物(例えば、一水和物、二水和物、三水和物、四水化物など)が含まれる。
【0191】
化合物の生物活性は、多数の細胞に基づくアッセイによって評価される。このようなアッセイの1つは、ヒト末梢血単核細胞(PBMC)又はヒト単球細胞系統(THP−1)からの細胞を使用して行なわれる。細胞は、テスト化合物の存在下において、ヒトインターフェロン−γ(INFNγ)とリポ多糖の組み合わせ、又は、IFNγと黄色ブドウ球菌Cowan Iの組み合わせによって刺激される。IL−12産生の阻害レベルは、抗ヒトIL−12抗体によるサンドイッチELISAアッセイを使用することにより、p70の量を判定することによって測定される。テスト化合物のIC50が、次に判定される。具体的には、PBMC又はTHP−1細胞は、テスト化合物によってインキュベートされる。細胞生存度は、MTS[3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム](Promega,Madison,WI)の生体内還元を使用して評価された。
【0192】
複素環化合物は、動物試験によっても評価できる。例えば、これらの試験の1つには、ラットにおけるアジュバント関節炎(即ち、IL−12の過剰産生に関連する障害)を治療するテスト化合物の能力が挙げられる。
【0193】
更に詳述しなくとも、上記の記載は、本発明を十分に実施することができると考えられる。以下の特定的な実施形態は専ら例示的であり、かつ、開示の残り部分をいかなる方法であれ、限定されないと解釈されるべきである。本願明細書に引用される全ての参考文献及び出版物は、全体が参考として本願明細書に組み込まれる。
【実施例】
【0194】
実施例1.化合物1の合成
2−メチル−4,6−ジヒドロキシピリミジン(42.0g,333mmol)を、塩化ホスホリル(350mL)に添加した。反応混合物を、3時間加熱還流した。容量がほぼ100mLとなるまで、溶媒を減圧除去し、次に、反応混合物を、氷(500mL)に注いで、10分間撹拌した。ジクロロメタン(200mL)を添加し。撹拌後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させ、粗S1;2−メチル−4,6−ジヒドロキシピリミジン(41.8g,256mmol)得た。
【0195】
粗S1;2−メチル−4,6−ジクロロピリミジン(41.8g,256mmol)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、不活性雰囲気において−78°Cまで冷却した。ジクロロメタン(100mL)中に溶解されるモルホリン(48g,550mol)をゆっくり添加した。一晩撹拌しながら反応物を室温に暖めた。有機層を飽和塩化アンモニウム(2×100mL)で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発してS2;2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−ピリミジン(48.5g,227mmol)を得た。
【0196】
S2;2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−ピリミジン(10.7g,50mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)に溶解した。反応物を不活性雰囲気において−78°Cまで冷却した。n−ブチルリチウムのヘキサン(24mL,2.5M,60mmol)溶液を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。テトラヒドロフラン中に溶解したオキシラン(40mL,41.5M,60mmol)の溶液を添加し、一晩撹拌しながら反応物を室温に暖めた。溶媒を減圧除去し、及び、粗物質を塩化メチレン(200mL)に溶解して飽和塩化アンモニウム(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させて乾燥状態にした。化合物をカラムクロマトグラフィーで精製し、S3;3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−プロパン−1−オール(6.6g,25.6mmol)を得た。
【0197】
S3;(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−プロパン−1−オール(5.0g,19.4mmol)をジオキサン(30mL)に溶解した。反応混合物に、無水ヒドラジン(10mL,300mmol)を添加した。反応物を、5時間加熱還流した。溶媒を減圧除去し、粗固体を、ジクロロメタン(800mL)、及び、10%の炭酸カリウム(40mL)の混合物に溶解した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させ、粗S4;3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)を得た。
【0198】
S4;3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)をエタノール(40mL)に溶解した。混合物に、m−トリルアルデヒド(2.15g,18mmol)及び1滴の氷酢酸を添加した。反応物を50°Cで1時間加熱し、室温まで冷却した。沈殿物を濾過してエタノール(10mL)で洗浄し、真空乾燥してS5;3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロパン−1−オール(5.0g,14mmol)を白色の粉体として得た。
【0199】
S5;3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロパン−1−オール(355mg,1mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解した。混合物に、m−メトキシフェニルイソシアネート(149mg,1mmol)及び触媒量のジメチルアミノピリジンを添加した。反応物を60°Cで16時間撹拌した。反応物を4°Cまで冷却し、沈殿物を濾過してアセトニトリル(1mL)で洗浄し、乾燥して化合物1(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステルを得た。
【0200】
m−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物2を調製した。
【0201】
p−メチルフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物3を調製した。
【0202】
m−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物4を合成した。さらに、メチルヒドラジンをヒドラジンの代わりに使用しことを除いて、S4に類似の方法で関連した前駆体を合成した。
【0203】
p−トリルイソシアネートをm−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物14を調製した。
【0204】
シクロヘキシルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物5を調製した。
【0205】
o−フルオロヘニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物6を調製した。
【0206】
p−ニトロフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物7を調製した。
【0207】
エチルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物8を調製した。
【0208】
上記のアリールイソシアネートに類似の方法において基質3−イソチオシアネートピリジンを反応させ、上記の化合物1に類似の方法で化合物9を調製した。
【0209】
1−ナフチルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物10を調製した。
【0210】
p−フェノキシフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物11を調製した。
【0211】
上記の化合物1に類似の方法で化合物13を調製した。
【0212】
化合物90、2−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ)−エタノールをp−メチルフェニルイソシアネートと反応させたことを除いて、上記の化合物1の合成の最終工程に類似の方法で化合物19を調製した。
【0213】
エチレングリコールをアルコールとして使用したことを除いて、化合物99に類似の方法で化合物90を調製した。
【0214】
プロピルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物104を生成した。
【0215】
p−メトキシフェニルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物105を生成した。
【0216】
3−ピリジルイソシアネートをm−メトキシフェニルイソシアネートの代わりに使用したことを除いて、上記の化合物1に類似の方法で化合物106を生成した。
【0217】
実施例2.化合物91の合成
S2;2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−ピリミジン(10.7g,50mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)に溶解した。反応混合物に、ジイソプロピルアミン(1mL,10mmol)を添加した。反応物を不活性雰囲気の下で−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウムのヘキサン(24mL,2.5M,60mmol)溶液を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。反応物に、ベンジルオキシメチル塩化物(9.4g,60mmol)添加し、一晩撹拌しながら反応物を室温に暖めた。溶媒を減圧除去し、及び、粗物質を塩化メチレン(200mL)に溶解して飽和塩化アンモニウム(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させて乾燥状態にした。化合物をカラムクロマトグラフィーで精製し、S6、4−(2−ベンジルオキシメチル−6−クロロ−ピリミジン−4−イル)−モルホリン(11.28g,33.8mmol)を得た。
【0218】
S6、4−(2−ベンジルオキシメチル−6−クロロ−ピリミジン−4−イル)−モルホリン(11.28g,33.8mmol)をジオキサン(100mL)に溶解し、反応物に、無水ヒドラジン(11g,340mmol)を添加した。反応物を、4時間加熱還流した。溶媒を減圧除去し、粗固体を、ジクロロメタン(400mL)、及び、10%の炭酸カリウム(40mL)の混合物に溶解した。有機層を分離して硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発して粗S7、(2−ベンジルオキシメチル−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジンを得た。
【0219】
S7、(2−ベンジルオキシメチル−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジン(658mg,2mmol)をエタノール(4mL)に溶解し、反応物に、m−トリルアルデヒド(240mg,2mmol)及び1滴の氷酢酸を添加した。反応物を70°Cで16時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。原油を、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物91、N−[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジン(550mg,1.27mmol)を得た。
【0220】
実施例3.化合物92の合成
【0221】
化合物91、N−[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジン(550mg,1.27mmol)をエタノール(20mL)に溶解し、溶液に、炭素上の10%のパラジウム(200mg)、3滴の氷酢酸を添加し、反応液を、1気圧の水素下において室温で4時間撹拌した。反応液を、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物92、N−[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−N’−(3−メチル−ベンジル)−ヒドラジン(106mg,24mmol)を得た。
【0222】
実施例4.化合物12の合成
粗S7、(2−ベンジルオキシメチル−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジンを、メタノール(300mL)に溶解し、溶液に、塩酸水溶液(6N、80mL)、及び、炭素(1g)上の10%のパラジウムを添加した。混合物を、59psiの水素下においてParr撹拌器で撹拌した。反応混合物をセライトに通し、蒸発させてS8、2−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−エタノール;塩酸塩を得た。粗固体をエタノール(50mL)に溶解した。反応混合物に、m−トリルアルデヒド(4.1g,34mmol)及びメタノール中のアンモニア(7N、5mL,35mmol)を添加した。反応物を60°Cで16時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。反応混合物をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物93、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エタノール(2.0g,5.9mmol)を得た。
【0223】
化合物93をm−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートと反応させたことを除いて、上記の化合物1の合成の最終工程に類似の方法で化合物12を調製した。
【0224】
使用されるイソシアネートがp−ニトロフェニルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物15を調製した。
【0225】
使用されるイソシアネートがエチルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物17を調製した。
【0226】
使用されるイソシアネートがp−イソプロピルフェニルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物20を調製した。
【0227】
使用されるイソシアネートがp−クロロフェニルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物21を調製した。
【0228】
使用されるイソシアネートがp−シアノフェニルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物22を調製した。
【0229】
使用されるイソシアネートがp−イソシアネート−安息香酸メチルエステルであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物23を調製した。
【0230】
使用されるイソシアネートがフェニルイソシアネートであること以外は、化合物12と類似の方法で化合物24を調製した。
【0231】
実施例5.化合物94の合成
化合物93、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エタノール(680mg,2mmol)を塩化メチレン(10mL)に溶解した。反応混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL,3mmol)を添加した。反応物を0°Cまで冷却した。反応物に、メタンスルホニル塩化物(251mg,2.2mmol)を添加し、15分後、反応物を飽和水性塩化アンモニウム(2×2mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物95、メタンスルホン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル(290mg,0.7mmol)を得た。
【0232】
化合物95、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル(104mg,0.25mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)に溶解した。反応物に、モルホリン(43mg,0.5mmol)を添加し、容器を封入して、80°Cで16時間に加熱した。溶媒を減圧除去し、原油をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物94、N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−[6−モルホリン−4−イル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラジン(52mg,0.13mmol)を得た。
【0233】
上記の化合物94に類似の方法で化合物96を調製した。
【0234】
実施例6.化合物16の合成
アセトンを求電子試薬として使用してS3に類似の方法でS9、1−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを調製した。
【0235】
S9をS3の代わりに使用した以外は、S4に類似の方法でS10、1−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル)−2−メチル−プロパン−2−オールを調製した。
【0236】
S10をS4の代わりに使用した以外は、S5に類似の方法で化合物97、2−メチル−1−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロパン−2−オールを調製した。
【0237】
出発原料としての化合物97及びp−メチルフェニルイソシアネートを使用し、上記の化合物12に類似の方法で化合物16を調製した。さらに、オキセタンをオキシランの代わりに使用した。
【0238】
1,1−ジメチルオキシランをオキシランの代わりに使用した以外は、化合物97に類似の方法で化合物98、2−メチル−4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ブタン−2−オールを調製した。
【0239】
使用されるイソシアネートがm−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートであること以外は、化合物16と類似の方法で化合物29を調製した。
【0240】
使用されるイソシアネートがp−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートであること以外は、化合物16と類似の方法で化合物30を調製した。
【0241】
出発原料としての化合物98及びm−メチルフェニルイソシアネートを使用し、上記の化合物16に類似の方法で化合物26を調製した。
【0242】
使用されるイソシアネートがm−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートであること以外は、化合物26と類似の方法で化合物27を調製した。
【0243】
化合物99、3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ)−2−メチル−プロパン−1−オールを使用して、上記の化合物26と類似の方法で化合物28を調製した。
【0244】
2−メチル−ヒドロキシプロパノールがアルコールとして使用されたこと以外は、本願明細書に参照として引用される全体の教示である、米国特許第6,693,097号明細書に記述される2−N−ブトキシ−4−クロロ−6−(モルホリン−4−イル)ピリミジンの合成と類似の方法で化合物99を調製した。
【0245】
実施例7.化合物100の合成
【0246】
モルホリンの代わりに求核試薬としてアンモニアを使用し、化合物94に類似の方法で化合物101、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルアミンを調製した。
【0247】
化合物101、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルアミン(40mg,0.2mmol)をジクロロメタン(4mL)に溶解した。反応混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(129mg,1mmol)及び無水酢酸(61mg,0.6mmol)を添加し、反応物を、室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、有機層を飽和塩化アンモニウム(1mL)で洗浄した。粗固体をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物100、N−(2−{4−[N−アセチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−アセトアミド(5mg)を得た。実施例8.化合物25の合成
【0248】
化合物95、メタンスルホン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル(50mg,0.12mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。反応混合物に、5−ピリジン−4−イル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−チオール(124mg,0.66mmol)及び水素化ナトリウム(12mg,0.5mmol)を添加し、容器を、室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、原油をカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物25、N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(5−ピリジン−4−イル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルスルファニル)−エチル]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン(34mg)を得た。
【0249】
1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−テトラゾール−5−チオールを5−ピリジン−4−イル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−チオールの代わりに使用した以外は、上記の化合物25に類似の方法で化合物18を調製した。
【0250】
実施例9.化合物102の合成
【化118】

2−メチル−4,6−ジクロロピリジン(256mmol)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、不活性雰囲気において−78°Cまで冷却した。ジクロロメタン(100mL)中に溶解されるモルホリン(550mol)をゆっくり添加する。一晩撹拌しながら反応物を室温に暖める。有機層を飽和塩化アンモニウム(2×100mL)で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発して2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−ピリジンを得る。
【0251】
2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−ピリジン(50mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)に溶解する。反応物を不活性雰囲気の下で−78℃まで冷却する。n−ブチルリチウムのヘキサン(24mL,2.5M,60mmol)溶液を添加し、反応混合物を30分間撹拌する。テトラヒドロフラン中に溶解したオキシラン(40mL,41.5M,60mmol)の溶液を添加し、一晩撹拌しながら反応物を室温に暖める。溶媒を減圧除去し、及び、粗物質を塩化メチレン(200mL)に溶解して飽和塩化アンモニウム(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させて乾燥状態にする。化合物をカラムクロマトグラフィーで精製し、3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル)−プロパン−1−オールを得る。
【0252】
3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル)−プロパン−1−オール(19.4mmol)をジオキサン(30mL)に溶解した。反応混合物に、無水ヒドラジン(10mL,300mmol)を添加する。反応物を、5時間加熱還流する。溶媒を減圧除去し、粗固体を、ジクロロメタン(800mL)、及び、10%の炭酸カリウム(40mL)の混合物に溶解する。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させ、粗3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)を得る。
【0253】
3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)をエタノール(40mL)に溶解する。混合物に、m−トリルアルデヒド(2.15g,18mmol)及び1滴の氷酢酸を添加する。反応物を50°Cで1時間加熱し、室温まで冷却する。沈殿物を濾過してエタノール(10mL)で洗浄し、真空乾燥して3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル}−プロパン−1−オールを得る。
【0254】
3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル}−プロパン−1−オール(1mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解する。混合物に、m−メトキシフェニルイソシアネート(149mg,1mmol)及び触媒量のジメチルアミノピリジンを添加する。反応物を60°Cで16時間撹拌する、反応物を4°Cまで冷却し、沈殿物を濾過してアセトニトリル(1mL)で洗浄し、乾燥して化合物102、(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリジン−2−イル}−プロピルエステルを得る。
【0255】
実施例10.化合物54の合成
【0256】
求核試薬としてアンモニアを使用し、化合物94に類似の方法で化合物101、2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルアミンを調製した。
【0257】
化合物101(96mg,0.22mmol)をジクロロメタン(10mL)及びジイソプロピルエチルアミン(30mg)に溶解した。溶液に、ジメチルスルファモイルクロリド(32mg)を添加し、120℃で一晩反応させた。反応混合物は、飽和塩化アンモニウム(2×10mL)で洗浄して蒸発させ、カラムクロマトグラフィーで精製して化合物54、1,1−ジメチル−3−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−スルファミドを得た。
【0258】
実施例11.化合物55の合成
2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エタノール(79mg,0.22mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解して、−78℃まで冷却した。溶液に、n−ブチルリチウム(0.10mLの2.5M溶液;0.25mmol)をゆっくり添加した
さらに20分間撹拌した後に、モルホリノカルボニル塩化物(40mg)を添加し、一晩撹拌しながら反応物を室温に暖めた。溶媒を蒸発させ、固体をカラムクロマトグラフィーで精製して化合物55を得た。
【0259】
ジメチルアミノカルボニル塩化物をモルホリノカルボニル塩化物の代わりに使用した以外は、化合物55に類似の方法で化合物85を生成した。
【0260】
実施例12.化合物103の合成
【化119】

2−メチル−4,6−ジクロロトリアジン(256mmol)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、不活性雰囲気において−78°Cまで冷却した。ジクロロメタン(100mL)中に溶解されるモルホリン(550mol)をゆっくり添加する。一晩撹拌しながら反応物を室温に暖める。有機層を飽和塩化アンモニウム(2×100mL)で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発して2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−トリアジンを得る。
【0261】
2−メチル−4−クロロ−6−モルホリノ−トリアジン(50mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)に溶解する。反応物を不活性雰囲気の下で−78℃まで冷却する。n−ブチルリチウムのヘキサン(24mL,2.5M,60mmol)溶液を添加し、反応混合物を30分間撹拌する。テトラヒドロフラン中に溶解したオキシラン(40mL,41.5M,60mmol)の溶液を添加し、一晩撹拌しながら反応物を室温に暖める。溶媒を減圧除去し、及び、粗物質を塩化メチレン(200mL)に溶解して飽和塩化アンモニウム(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させて乾燥状態にする。化合物をカラムクロマトグラフィーで精製し、3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル)−プロパン−1−オールを得る。
【0262】
3−(4−クロロ−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル)−プロパン−1−オール(19.4mmol)をジオキサン(30mL)に溶解した。反応混合物に、無水ヒドラジン(10mL,300mmol)を添加する。反応物を、5時間加熱還流する。溶媒を減圧除去し、粗固体を、ジクロロメタン(800mL)、及び、10%の炭酸カリウム(40mL)の混合物に溶解する。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥して蒸発させ、粗3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)を得る。
【0263】
3−(4−ヒドラジノ−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル)−プロパン−1−オール(4.3g,17mmol)をエタノール(40mL)に溶解する。混合物に、m−トリルアルデヒド(2.15g,18mmol)及び1滴の氷酢酸を添加する。反応物を50°Cで1時間加熱し、室温まで冷却する。沈殿物を濾過してエタノール(10mL)で洗浄し、真空乾燥して3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル}−プロパン−1−オールを得る。
【0264】
3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル}−プロパン−1−オール(1mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解する。混合物に、m−メトキシフェニルイソシアネート(149mg,1mmol)及び触媒量のジメチルアミノピリジンを添加する。反応物を60°Cで16時間撹拌する、反応物を4°Cまで冷却し、沈殿物を濾過してアセトニトリル(1mL)で洗浄し、乾燥して化合物103、(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−トリアジン−2−イル}−プロピルエステルを得る。
【0265】
実施例13:合成された化合物のESMS
【0266】
ESMSを計算し、合成される化合物の各々について測定した。
【表1】




【0267】
実施例14.インビトロアッセイ試薬
黄色ブドウ球菌Cowan I(SAC)をCalbiochem(La Jolla、CA)から得て、リポ多糖(LPS、Serratia marscencens)をSigma(St.Louis、MO)から得た。ヒト及びマウス組み換えIFNγを、Boehringer Mannheim(MannheiM,Germany)及びPharmingen(San Diego、CA)からそれぞれ購入した。
【0268】
ヒトインビトロアッセイ
ヒトPBMCを、Ficoll−Paque(Pharmacia Biotech、Uppsala、Sweden)を使用して遠心分離で分離し、0%ウシ胎児血清(FCS)、100U/mLペニシリン、及び100μgストレプトマイシンが添加されたRPMI培地で調製した。濃度5×10細胞/ウェルにおける96−ウェルプレートのウェル内でPMBCを平板培養し、IFNγ(30U/mL)を添加して22時間初回抗原刺激を与え、その後、LPS(1μg/mL)又はIFNγ(100U/mL)を添加して刺激し、次にSAC(0.01%)を添加して刺激した。ピリミジンテスト化合物をDMSO中に溶解し、96−ウェルプレートのウェルに添加した。化合物フリーの対照を含む全ての培養において、最終DMSO濃度が0.25%となるように調節した。ウェル内でヒトTHP−1細胞の平板培養を行ない、IFNγ(100U/mL)を添加して22時間初回抗原刺激を与え、次に、異なる濃度のピリミジン化合物の存在下で、SAC(0.025%)を添加して刺激する。無細胞の上清液を18時間後に取り出し、サイトカインの測定を行なう。MTSの生体内還元を用いて細胞生存率を評価した。化合物による治療群対化合物フリーの対照における吸収度の比率を判定して、細胞生存率を評価した。
【0269】
抗ヒト抗体によるサンドイッチELISA、即ち、R&D Systems(Berkeley、CA)のヒトIL−12p40ELISAキット、及びEndogen(Cambridge、MA)のヒトIL−12p70又はIL−10ELISAキットを使用して、上清液のIL−12p40、IL−12p70又はIL−10の量のアッセイを行なった。アッセイは、製造業者の指示に基づいた。
【0270】
マウスインビボアッセイ
Balb/cマウス(Taconic、Germantown、NY)を結核菌H37Ra(Difco、Detroit、MI)で免疫化した。脾細胞を5日間採取し、1×10細胞/ウェルを有する平底の96−ウェルプレートのウェル内において10%FCS及び抗生物質を添加したRPMI培地において調製した。次にテスト化合物の存在下でIFNγ(60ng/mL)及びSAC(0.025%)[又はLPS(20μg/mL)]を組み合わせて、脾細胞を刺激した。無細胞の上清液を24時間後に取り出し、サイトカインの測定を行なう。上記にように、化合物の調製及び細胞生存率の評価を行なった。製造業者の指示に基づき、EndogenのELISAキットを使用して、マウスIL−12p70、IL−10、IL−1β及びTNFαを測定した。
【0271】
ヒトPBMC又はTHP−1細胞において、ピリミジン化合物の生物活性を試験した。予想外に、テスト化合物のいくつかのIC50値を1nMより低い。
【0272】
代表的結果は、表2に示される。
【表2】

【0273】
実施例15.インビボアッセイ
ラットにおけるアジュバント関節炎の治療:不完全フロイントアジュバント中に懸濁した粉末の加熱殺菌した結核菌H37Raから生成される0.1mLの10mg/mL細菌懸濁液を皮内注射(尻尾の底部)して、雌ルイスラットにおいてアジュバント関節炎(AA)を誘発した。経口でテスト化合物を、結核菌誘発後から開始して12日間、1日1回、ラットに与えた。顕微鏡で、及び、臨界期(免疫化後10〜25日)において、各動物に対する関節炎の指標値を割り当てて、多発性関節炎の発現を毎日観察した。
【0274】
多発性関節炎の強度を、次のスキームによって採点した。
(a)以下のとおり、関節の紅斑、腫れ、及び変形に基づき、各肢に対して0−3の等級を付ける。
0:紅斑又は腫れがない場合
0.5:少なくとも1つの関節で腫れが検出可能である場合
1:軽度の紅斑及び腫れがある場合
2:足根及び手根両方の紅斑及び腫れがある場合
3:強直及び骨変形がある場合
従って、4本全部の足に対する最大のスコアは12であった。
(b)体の他の部分に関して等級を付ける。
0.5:各耳において赤い部分がある場合(かつ、隆起が存在すれば、更に0.5加算)
1:結合組織の腫れ(鞍鼻)がある場合(かつ、尻尾に隆起又は屈曲が存在すれば更に1加算)
最も高い関節炎指標は16であった。
【0275】
本発明の複素環式化合物(例えば、化合物12)の経口投与によって、関節炎の得点が用量依存的に再現的に減少し、かつ多発性関節炎の発達が遅れた。本モデルで使用された関節炎の得点は、観察された構造の炎症状態の反映であり、その結果、この態様の病変に対して軽減するテスト化合物の能力を示した。
【0276】
ジニトロベンゼンスルホン酸−誘発炎症性腸症候群のモデルラットにおけるクローン病の治療:体重200±20gかつ24時間絶食させたウィスター由来の雄及び雌ラットを使用した。2,4−ジニトロベンゼンスルホン酸(0.5mLエタノール30%中にDNBS,25mg)を大腸内に点滴し、その後、溶液が大腸内に確実に残るように、カニューレを通して空気(2mL)を穏やかに注射して遠位大腸炎を誘発した。DNBS点滴前の24時間及び2時間、かつ毎日5日間、テスト化合物及び/又はビヒクルを経口投与した。1つの対照群に対してビヒクル単独で同様に治療を行ない、他のグループに対してビヒクルとDNBSで治療を行った。テスト化合物の最終投与24時間後に動物を犠牲にし、各大腸を除去して重量を測定した。各動物における大腸の重量対体重の比を、大腸(g)/体重×100の式に従って計算した。ビヒクル−対照+DNBS群対ビヒクル−対照群の比の「純」増加率を、テスト物質による治療群との比較する根拠として使用し、かつ「減少%」として表現した。本発明のピリミジン化合物(化合物12)は、再生的に約30%減少する。ビヒクルで治療した対照グループと比較して、大腸対体重比において30%以上の減少を有意的であるとみなした。
【0277】
経口的にテスト物質が与えられたラットは、炎症応答においても著しい減少を示した。これらの実験を3回繰り返し、効果は再現的であった。
【0278】
CD4CD45RbhighT細胞が再構成されるSCID大腸炎モデルマウスにおけるクローン病の治療:脾臓細胞を正常な雌BALB/cマウスから調製した。細胞精製のために、抗マウス抗体(B220(RA3−6B2)、CD11b(M1/70)及びCD8α(53−6.72))を使用して、非CD4T細胞に標識を付けた。BioSource(Camarillo、CA)から全ての抗体を得た。M450抗ラットIngが被覆された磁気ビーズ(Dynal,Oslo,Norway)を使用して抗体を結合し、かつ、MPC−1磁気濃縮器を使用して陰性選択した。次に、濃縮CD4細胞の標識が付けられ、FITC−複合CD45RB(16A、Pharmingen,San Diego,CA)及びPE−複合CD4(CT−CD4,Caltag,Burlingame,CA)で細胞選別を行なった。CD4CD45RBhigh細胞を、上位40%のCD45Rb染色CD4細胞として操作上定義し、フローサイトメトリーによって滅菌条件下で選別した。PBS中の4×10/mLで得られた細胞を再度懸濁し、雌のC.B−17 SCIDの腹腔内に100μL注射した。移植から開始して1日1回、週に5日、本発明のピリミジン化合物(例えば、化合物12)及び/又はビヒクルを経口投与した。移植SCIDマウスの体重を週に1度測定し、臨床状態を観察した。
【0279】
大腸組織標本を10%のバッファ化ホルマリンに固定して、パラフィンに埋め込んだ。上行、横行及び下行結腸から収集された切片(4μm)を切断し、ヘマトキシリン及びエオシンで染色した。大腸炎の重傷度を、遠位大腸切片の組織検査に基づいて判定し、大腸炎症の範囲を4つの基準(陰窩伸長、細胞浸入、杯細胞の減耗及び陰窩膿瘍の数)の各々において0−3段階で等級付けした。
【0280】
新たに得られた大腸標本からLPリンパ球を分離した。パイエル板を除去した後、大腸を、Ca/MgフリーのHBSS中で洗浄して0.5cmの部片に切断し、次いで、15分間37℃でEDTA(0.75mM)、DTT(1mM)及び抗生物質(Sigmaのアンホテリシン2.5μg/mL,ゲンタマイシン50μg/mL)を含むHBSS中で2回インキュベートした。次に、37℃で0.5mg/mLコラゲナーゼD、0.01mg/mL DNアーゼ I(Boehringer Manheim)及び抗生物質を含むRPMI中において、組織を更に消化した。LP細胞を、次に40−100%パーコル勾配(Pharmacia、Uppsala、Sweden)上に積層し、リンパ球濃縮集団を、40−100%の境界で細胞から分離した。
【0281】
サイトカイン産生を測定するために、4℃において一晩中炭酸緩衝液(PH9.6)中で10μg/mLマウス抗DC3ε抗体(145−2C11)で48−ウェルプレートを被覆した。次に1μg/mLの溶解性抗CD28抗体(37.51)の存在下で、プレコートウェルの中の0.5mlの完全培地において5×10LP細胞を培養した。Pharmigenから精製された抗体を得た。48時間後に培養上清液を除去し、サイトカイン産生についてアッセイを行なった。製造業者の指示に従い、Endogen(Cambridge、MA)のELISAキットを使用してマウスIFNγを測定した。
【0282】
組織分析によって、ビヒクル対照群と比較して、本発明のピリミジン化合物(例えば、化合物12)の経口投与によって大腸炎が減少したことが示された。抑制効果は用量依存であり、10mg/kgの服用量において有意に減少した。計算された大腸対体重比は、組織の得点と一致し、テスト化合物を投与した治療によって減衰したことが示された。更に、抗CD3抗体及び抗CD28抗体に応答したLP細胞からのサイトカインの分析は、ビヒクル対照からのLP細胞が増大したレベルのIFNγを産生し、その産生がテスト化合物による治療によって減少したことを示した。これらの結果によって、クローン病に代表される炎症性腸疾患の治療において、テスト化合物の有意性を明らかに示された。
【0283】
この明細書の全体にわたって引用される全ての特許、特許出願、及び、出版物の内容は、これらにより、全体において本願明細書に引用したものとする。
【0284】
この明細書において開示される特徴の全ては、あらゆるとおりに組合せられる。本願明細書中に開示された各特徴は、同一、同等又は類似の目的に役立つ別の特徴によって置き換えてもよい。従って、明白に述べない限り、開示された各特徴は、包括的な一連の同等又は類似の特徴の例に過ぎない。
【0285】
上記の記載から、当業者は、本発明の必要不可欠な特徴を容易に確認でき、かつその精神及び範囲から逸脱せずに、本発明を種々の用法及び条件に適合させるために、種々の変更及び修正を行うことができる。例えば、本願明細書に記載される複素環化合物に構造的に類似した化合物もまた、IL−12活性を抑制するために生成され、検査され、かつ、本発明を実践するために使用される。従って、他の実施形態も、請求の範囲内である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、若しくは多形体。
【化1】

[式中、Rは、
【化2】

、−N(R)(CH、シクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、それぞれにおいて、
及びRの各々は、独立して、R、ハロゲン、ニトロ、シアノ、イソチオニトロ、SR、又はORであり、或いは、R及びRは、纏めて、カルボニルであり、
は、R、アルケニル、アルキニル、OR、OC(O)R、SO、S(O)R、S(O)NR、SR、NR、NRCOR、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRSO、C(O)R、C(O)R、C(O)OR、又はC(O)NR、P(O)OROR、S(O)NRであり、
は、H又はアルキルであり、
は、
【化3】

であり、各nは、独立して0、1、2、3、4、5、又は6であり、
Gは、
ヒドラジド、
ヒドラゾン、
ヒドラジン、
ヒドロキシルアミン、
オキシム、
カルバメート、
チオカーバメート、
グアニジン、
アルキルグアニジン、
−NR−C(NR)−NH−、
シアノグアニジン、
スルホニルグアニジン、
−NR−C(NSO)−NH−、
ニトログアニジン、
アクリルグアニジン、
尿素、
−NR−C(O)−NR−、
チオ尿素、
−NR−C(S)−NR−、
−NH−S(O)−NH−、
−NR−S(O)−NR−、
スルファミド、
ホスホリル、
−シクリル−、
−ヘテロシクリル−、
−アリール−、
−ヘテロアリール−、
−ヘテロアリールアルキル−、
−ヘテロアリール−NR−、
−ヘテロアリール−S−、
−ヘテロアリールアルキル−O−、
−C(N−CN)−NR−、
−Si(OH)−、
−B(OH)−
−C(NR)−NR−、
−N(R)−CHR−C(O)−、
−C(O)−ON(R)−、
−C(O)−N(R)O−、
−C(S)−ON(R)−、
−C(S)−N(R)O−、
−C(N(R))−ON(R)−、
−C(N(R))−NRO−、
−OS(O)−N(R)N(R)−、
−OC(O)−N(R)N(R)−、
−OC(S)−N(R)N(R)−、
−OC(N(R))−N(R)N(R)−、
−N(R)N(R)S(O)O−、
−N(R)N(R)C(S)O−、
−N(R)N(R)C(N(R))O−、
−OP(O)O−、
−N(R)P(O)O−、
−OP(O)N(R)−、
−N(R)P(O)N(R)−、
−P(O)O−、
−P(O)N(R)−、
−N(R)P(O)−、
−OP(O)−、
−O−アルキル−ヘテロシクリル−N(R)−、
−N(R)CHRC(O)N(R)CHRC(O)−、
−N(R)CHRC(O)−、
−N(R)C(O)CHR−、又は、
−C(O)N(R)CHRC(O)−であり、
Xは、O、S、S(O)、S(O)、N(SO)、又はNRであり、
Yは、共有結合、CH、C(O)、C=N−R、C=N−OR、C=N−SR、O、S、S(O)、S(O)、又はNRであり、
Zは、N又はCHであり、
U及びVは、それぞれ独立してN又はCRであり、かつ、
Wは、O、S、S(O)、S(O)、NR、又はNC(O)Rであり、
及びRの各々は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、及び、R及びRの各々は、独立してH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、−S(O)、又はアルキルカルボニルであり、各Rは、独立してアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクリルである。]
【請求項2】
Gは、−C(O)NHNH−、−NHNHC(O)−、−C(O)NRNR−、−NRNRC(O)−、−CH=N−NH−、−NH−N=CH−CR=N−NR−、−NR−N=CR−、−NHNH−、−NRNR−、−NHO−−O−NH−、−O−NR−、−NRO−、−CH=N−O−、−O−N=CH−、−CR=N−O−、−O−N=CR−、−O−C(O)−NH−、−O−C(O)−NR−、−O−C(S)−NH−、−NH−C(S)−O−、−O−C(S)−NR−、−NRO(S)−O−、−NH−C(NH)−NH−、−NR−C(NH)−NH−、−NR−C(NR)−NH−、−NH−C(N(CN))−NH−、−NH−C(NSO)−NH−、−NR−C(NSO)−NH−、−NH−C(NNO)−NH−、−NH−C(NC(O)R)−NH−、−NH−C(O)−NH−、−NR−C(O)−NR−、−NH−C(S)−NH−及び−NR−C(S)−NR−、−NH−S(O)−NH−、−NR−S(O)−NR−、−N(R)−S(O)−O−、−P(O)(R)−、−P(O)(R)−O−、−P(O)(R)−NR−、−シクリル−、−ヘテロシクリル−、−アリール−、−ヘテロアリール−、−ヘテロアリールアルキル−、−ヘテロアリール−NH−、−ヘテロアリール−S−、−ヘテロアリールアルキル−O−、−C(N−CN)−NH−、−Si(OH)−、−B(OH)−、−C(NH)−NR−、−N(R)−CH−C(O)−、−C(O)−ON(R)−、−C(O)−N(R)O−、−C(S)−ON(R)−、−C(S)−N(R)O−、−C(N(R))−ON(R)−、−C(N(R))−NRO−、−OS(O)−N(R)N(R)−、−OC(O)−N(R)N(R)−、−OC(S)−N(R)N(R)−、−OC(N(R))−N(R)N(R)−、−N(R)N(R)S(O)O−、−N(R)N(R)C(S)O−、−N(R)N(R)C(N(R))O−、−OP(O)O−、−N(R)P(O)O−、−OP(O)N(R)−、−N(R)P(O)N(R)−、−P(O)O−、−P(O)N(R)−、−N(R)P(O)−、−OP(O)−、−O−アルキル−ヘテロシクリル−N(R)−、−N(R)CHRC(O)N(R)CHRC(O)−、−N(R)CHRC(O)−、−N(R)C(O)CHR−、及び−C(O)N(R)CHRC(O)−であり、R、R、及びRは、それぞれにおいて、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、サイクル、及びヘテロシクリルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Gは、−C(O)NHNH−、−NHNHC(O)−、−CH=N−NH−、−NH−N=CH−、−NHNH−、−NHO−、−O−NH−、−NR−O−、−CH=N−O−、−O−N=CH−、−O−C(S)−NH−、又は−NH−C(S)−O−である請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Gは、−O−C(O)−NH−、−NH−C(NH)−NH−、−NR−C(NH)−NH−、−NR−C(NR)−NH−、−NH−C(N(CN))−NH−、−NH−C(NSO)−NH、−NR−C(NSO)−NH−、NH−C(NNO)−NH−、NH−C(NC(O)R)−NH−、−NH−C(O)−NH−、又は−NH−C(S)−NH−である請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Gは、−NH−S(O)−NH−、−N(R)−S(O)−O−、−P(O)(R)−、−P(O)(R)−O−、又は−P(O)(R)−NR−である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Gは、シクリル又はヘテロシクリルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Gは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アジリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、モルホリニル、又はピペリジニルである請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Gは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(N−CN)−NH−、−Si(OH)−、−C(NH)−NR、又は−N(R)−CH−C(O)−である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Gは、イミダゾリル、イミダゾリジノン、イミダゾリジンアミン、ピロリジニル、ピロリル、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、フェニル、ピリジル、ピリミジル、インドリル、ベンゾチアゾリル、又はピペラジニルである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
XはNRである請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
XにおけるRは、H、アルキル、又はアルキルカルボニルである請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
XはOである請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が、
【化4】

である請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
又はRがHである請求項13に記載の化合物
【請求項15】
又はRがアルキルである請求項13に記載の化合物
【請求項16】
又はRがアリールである請求項13に記載の化合物
【請求項17】
又はRがヘテロアリールである請求項13に記載の化合物
【請求項18】
は、アリール又はヘテロアリールである請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
UはNであり、かつ、VはCRである請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
VにおけるRはHである請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
UはCRであり、かつ、VはNである請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
UにおけるRはHである請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
ZはNである請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
WはOである請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
はHである請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
Yは、CH、O、又は共有結合である請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
nは、0、1又は2である請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
及びRの各々はRである請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
及びRにおけるRはHである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
におけるRはアルキルである請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
は、R、COR、C(O)R、SO、又はS(O)NRである請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
はRであり、RにおけるRは、H、アルキル、アリール、シクリル、又はヘテロシクリルである請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
はCORであり、RにおけるRはHである請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
はSOであり、RにおけるRはシクリルである請求項31に記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物は、(3−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
p−トリル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N−メチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
シクロヘキシル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(2−フルオロ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(4−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
エチル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
ピリジン−3−イル−チオカルバミン酸 O−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)エステル、
ナフタレン−1−イル−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(4−フェノキシ−フェニル)−カルバミン酸 3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
p−トリル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
p−トリル−カルバミン酸 3−{4−[N−メチル−N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(4−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
p−トリル−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
エチル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
ジメチル−{2−[5−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルスルファニル)−テトラゾール−1−イル]−エチル}−アミン、
p−トリル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル、
(4−イソプロピル−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
(4−クロロ−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
(4−シアノ−フェニル)−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
4−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エトキシカルボニルアミノ)−安息香酸メチルエステル、
フェニル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{6−モルホリン−4−イル−2−[2−(5−ピリジン−4−イル−4H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルスルファニル)−エチル]−ピリミジン−4−イル}−ヒドラジン、
m−トリル−カルバミン酸 1,1−ジメチル−3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル、
(3−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステル、又は
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−カルバミン酸 1,1−ジメチル−2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチルエステルである請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
前記化合物は、N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−N’−フェニル−シアノグアニジン、
N−アセチル−N’−(2−{4−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−N”−プロピル−グアニジン、
N’−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−N,N−ジメチル−グアニジン、
N−[ジメチルアミノ−({4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−メチレン]−メタンスルホンアミド、
N−(ベンジルアミノ−{[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−アミノ}−メチレン)−メタンスルホンアミド、
N−ベンジル−N’−[4−モルホリン−4−イル−6−(2−p−トリル−ビニルアミノ)−ピリミジン−2−イルメチル]−ニトログアニジン、
N−[4−(N’−ベンゾフラン−2−イルメチレン−ヒドラジノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−N’−(4−クロロ−ベンジル)−N”−(4−ニトロ−ベンゾイル)−グアニジン、
N−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−N’−(4−メチル−ベンゼンスルホニル)−グアニジン、
N,N−ジメチル−N’−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−グアニジン、
3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピオン酸 N’−フェニル−ヒドラジド、
イソ酪酸 N’−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピオニル)−ヒドラジド、
N−メチル−N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−O−ピリジン−3−イル−ヒドロキシルアミン、
N−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−N’−(2−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(3−トリフルオロメチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−グアニジン、
1−イソプロピル−3−(3−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)−スルファミド、
1−ベンジル−3−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−スルファミド、
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−(6−モルホリン−4−イル−2−{2−[N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジノ]−エトキシ}−ピリミジン−4−イル)−ヒドラジン、
N−[({4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−(N’−フェニル−ヒドラジノ)−メチレン]−メタンスルホンアミド、
4−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−N−メチル−N−ピリジン−2−イル−ベンゼンスルホンアミド、
4−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
1−メタンスルホニル−3−(2−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−尿素、
N−(2−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−シアノグアニジン、
N−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−ピロリジン−1−(N−シアノ)カルボキサミジン、
1−ベンジル−3−(3−{4−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−プロピル)−チオ尿素、
[6−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−2−(3−メチルアミノ−プロピル)−ピリミジン−4−イル]−ジメチル−アミン、
1,1−ジメチル−3−(2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−エチル)−スルファミド、
シクロヘキシル−カルバミン酸 2−[4−ジメチルアミノ−6−(インダン−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルオキシ]−エチルエステル、
(3−クロロ−フェニル−カルバミン酸 3−[4−ジメチルアミノ−6−(インダン−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イル]−3−メチル−ブチルエステル、
フェニル−カルバミン酸 2−{4−ジメチルアミノ−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステル、
{2−(3−メトキシ−プロピル)−6−[N’−(3−トリフルオロメチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−4−イル}−メチル−アミン、
6−(N’−ベンジリデン−ヒドラジノ)−2−(2−メトキシ−エトキシ)−ピリミジン−4−イルアミン、
5−{[6−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン、
N−(2−{4−ジエチルアミノ−6−[N’−(3,4−ジフルオロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチル)−アセトアミド、
5−{[2−(2−アミノ−2−メチル−プロポキシ)−6−ジメチルアミノ−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン、
モルホリン−4−カルボン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル、
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルバルデヒド O−[6−アミノ−2−({[1−(2−メトキシ−エチル)−ピロリジン−3−イル]−メチル−アミノ}−メチル)−ピリミジン−4−イル]−オキシム、
1−(3−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメトキシ}−ピロリジン−1−イル)−エタノン、
(3−{2−[N’−(3−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメトキシ}−ピロリジン−1−イル)−(4−フルオロ−フェニル)−メタノン、
メチル−(3−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−プロピル)−シランジオール、
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−[3−(1−メチル−シロラン−1−イル)−プロピル]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン、
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−モルホリン−4−イル−6−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−プロピル]−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン、
4−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−プロピルボロン酸、
({2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−カルボニル}−アミノ)−酢酸、
2−{[4−モルホリン−4−イル−6−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレンアミノオキシ)−ピリミジン−2−イルメチル]−アミノ}−アセトアミド、
4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1−メチルカルバモイル−エチル)−アミド、
4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−カルボン酸[1−(1−カルバモイル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド、
4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(1−カルバモイル−2−フェニル−エチル)−アミド、
2−アミノ−3−メチル−N−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イルメチル}−ブチルアミド、
N−(1−カルバモイル−エチル)−3−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イル}−プロピオンアミド、
4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−アミド、
N−(3−メチル−ベンジリデン)−N’−{4−[5−(3−メチル−ベンジル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルメチル]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−ヒドラジン、
(5−ベンジル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル}−アミン、
(2−メトキシ−エチル)−(5−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルメチル}−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)−アミン、
1−(2−{4−モルホリン−4−イル−6−[N’−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−ピリミジン−2−イル}−エチル)−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸ジメチルアミド、
5−{[2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルメトキシメチル)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル]−ヒドラゾノメチル}−インダン−1−オン、
1H−インドール−2−カルボン酸[4−(N’−インダン−1−イリデン−ヒドラジノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−アミド、
2−[5−({4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−アミノ)−テトラゾール−1−イル]−エタノール、
N−{4−[N’−(4−クロロ−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−N−メチル−ピロリジン−1−カルボキサミジン;メタン含有化合物、
シクロペンチル−{4−[4−(インダン−2−イルアミノ)−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−メタノン、
4−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−スルホン酸ジメチルアミド、
(4−{4−[N’−(2,2−ジメチル−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチレン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−イル)−ピロリジン−1−イル−メタノン、
4−{4−[N’−(3,4−ジヒドロ−2H−ナフタレン−1−イリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルメチル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド、
N−(4−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−ベンジル)−アセトアミド、
(4−シクロペンチルオキシメチル−フェニル)−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−アミン、
(3−{4−[N’−(3−メチル−,ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシメチル}−フェニル)−ピロリジン−1−イル−メタノン、
ジメチル−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル、
2−ベンジル−3−{4−[N’−(4−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イル}−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル、
【化5】


【化6】


【化7】


プロピル−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル、
(4−メトキシ−ベンジル)−カルバミン酸 2−{2−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イルオキシ}−エチルエステル、又は、
ピリジン−3−イル−カルバミン酸 2−{4−[N’−(3−メチル−ベンジリデン)−ヒドラジノ]−6−モルホリン−4−イル−ピリミジン−2−イルオキシ}−エチルエステルである請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
請求項1に記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、若しくは多形体と、薬理学的に許容できる担体と、を含む医薬組成物。
【請求項38】
IL−12の過剰産生に関連する障害を治療する方法であって、それを必要とする被検者に、治療的有効量の請求項1に記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和化合物、クラスレート、水和物、若しくは多形体を投与することを含む方法。
【請求項39】
前記障害は、リウマチ関節炎、敗血症、クローン病、多発性硬化症、乾癬、又はインスリン依存性糖尿病である請求項38に記載の方法。

【公表番号】特表2008−505105(P2008−505105A)
【公表日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−519448(P2007−519448)
【出願日】平成17年7月1日(2005.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/023346
【国際公開番号】WO2006/007532
【国際公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(504151848)シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション (72)
【Fターム(参考)】