説明

低使用率無線装置と通信するための装置および方法

【課題】低使用率無線装置を提供する。
【解決手段】この低使用率無線装置は、高データレート・トランシーバと、低データレート受信機と、マイクロプロセッサとを含む。低データレート受信機は、大量の情報を受信するためにコマンドを受信する。表示情報は、低データレート受信機を通しての受信能力を遥かに超えている。受信したコマンドに応じて、マイクロプロセッサは、スリープ・モードから覚醒し、表示情報を受信するために高データレート・トランシーバを作動する。マイクロプロセッサは、表示情報を受信すると、高データレート・トランシーバの動作を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、電池式低使用率無線装置と通信するための装置および方法に関し、特に新しい情報の更新を受信するために無線装置がオンになる時間の長さを低減し、それにより平均電力消費量を低減し、電力を節約するための有利な装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電池式電子棚ラベル(ESL)は、多くの場合、1回の電池の充電で数年間稼働しなければならない。通常、従来のESLは、アイテムの価格およびアイテムの単価のような限られた情報を表示する専用のセグメント化液晶表示装置(LCD)を含む。限られた情報を表示するので、従来のESLは、ESLのところで情報を更新するために、一度に数百ビットを受信するための低使用率、低電力および低データレート受信機を含む。電力を節約するために、低データレート受信機は、通常は電力がオフの状態になっていて、ビーコン信号を受信するために周期的に覚醒するが、その時点で、受信機は、以降の更新情報を受信するためにオンの状態のままでいるかどうかを決定する。
【0003】
セグメント化したLCDの表示できる情報量は限られているので、従来のESLは、グラフィックス等のような広告情報を表示するための用途は限られていた。一方、従来のドット・マトリクス表示装置は、広告にもっと適しているもっと多くの情報を表示することができる。例えば、ドット・マトリクス表示装置は、グラフィックス、カラー・グラフィックス、種々のスタイルおよびフォントのカラー・テキスト、および他の集客情報を表示することができる。しかし、ドット・マトリクス表示装置を更新するために必要な情報量は、1回の更新に数万ビットを超える場合がある。例えば、ローエンドの320×240画素ビデオ・グラフィックス・アレイ(VGA)の1つのカラー・ドット・マトリクス表示装置は、現在、1回の更新のために76,800ビットを必要とするが、一方、セグメント化LCDは1回の更新に数百ビットしか必要としない。更新するのに低データ受信機アプローチを使用した場合には、ドット・マトリクス表示装置を従来のLCDよりも遥かに長い時間電源をオンにしなければならないので、そのため電力消費が大きくなる。
【0004】
ESLまたは広告用表示装置のドット・マトリクス表示装置が必要とする送信の速いデータレートを満足させるための1つのアプローチは、I.E.E.E.802.11、Bluetooth(登録商標)およびZigbee(登録商標)トランシーバのような従来の高帯域トランシーバの使用を含む場合がある。1回の電池の充電で、ESLまたは広告用表示装置を長時間稼働させる目的で電力を節約するために、従来の高帯域トランシーバは、例えば、10分間に1回スリープ・モードから覚醒させるというように、非常に低い使用率で稼働しなければならない。ESLおよび広告用表示装置を使用している小売業者は、好適には情報を更新するための応答時間を更新開始の数秒間にする必要がある。その結果、従来の高帯域トランシーバを使用しているESLまたは広告用表示装置は、更新が開始したのかどうかを判定するために、少しずつ秒数を増大しながら周期的に覚醒しなければならない。従来の高帯域トランシーバは、更新が開始したのかどうかを判定するために、複数回パケット交換を行わなければならない。さらに、従来の高帯域トランシーバは、自身が通信する遠く離れている端末装置と同期した状態で複数回パケット交換を行わなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それ故、この方法で使用する従来の高帯域トランシーバは、従来のESLと比較した場合かなりの電力を浪費する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電子棚ラベルまたは広告用表示装置のような低使用率無線装置にドット・マトリクス表示装置を内蔵する際のいくつかの問題を解決しなければならないことを認識している。そのために、ドット・マトリクス表示装置を駆動するためのデュアル・モード低使用率の無線装置を開示している。第1の通信モードの場合、低使用率無線装置は、販売時点情報管理(POS)システムのようなホスト・システムから表示情報を受信すべきかどうかを判定するために、低電力および低データレートの受信機を使用する。この判定を行った場合、低使用率無線装置は、第2の通信モードで稼働する。第2の通信モードの場合、低使用率無線装置は、ドット・マトリクス表示装置が必要とする表示情報を受信するために従来の高データレート・トランシーバを使用する。都合のよいことに、本発明は、高データレート・トランシーバを有するドット・マトリクス表示装置が必要とする大量の情報を受信する処理能力の利点と、コマンドを受動的に肯定応答するための低データレートの受信機の電力節約の利点を有する。
【0007】
添付の図面を参照しながら、下記の詳細な説明を読めば、本発明および本発明の他の特徴および利点をよりよく理解することができるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本発明によるESL122を使用する取引管理システム100である。システム100は、ESLホスト・コンピュータ・システム102と、販売時点情報管理(POS)端末114とを含む。この図の場合、構成要素102および114は、ネットワークにより一緒に接続している別々の構成要素になっているが、これらの構成要素またはそのサブ構成要素も、POSシステム116を構成するために種々の方法で結合または分割することができる。
【0009】
また、システム100は、通信基地局(CBS)120と、ESL122とを含む。ESL122は、本発明による低使用率無線装置の一例であり、図2のところでさらに詳細に説明する。CBS120は、小売り施設の天井またはその近くに適切に装着することができる。ESL122は、通常、アイテムに隣接する店舗の棚に取り付けられる。ある態様においては、システム100は、複数のグループのESL122と、複数のCBS120とを含む。この場合、好適には、ESL122の各グループは、CBS120のうちの1つに割り当てることが好ましい。
【0010】
また、システム100は、アクセス・ポイント(AP)128を含む。図2のところでさらに詳細に説明するように、ESL122は、従来のESLで従来使用されていた受動後方散乱技術以外のI.E.E.E.802.11のような異なるプロトコルを通してホスト・コンピュータ102と通信する高データレート・トランシーバを有する。AP128は、高データレート・プロトコルをサポートし、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)130を通してホスト・コンピュータ102と通信する。別の方法としては、AP128は、有線ネットワーク124、有線LAN、または別々の有線ネットワークを通してホスト・コンピュータ102と通信することができる。別の方法としては、本発明の教示は、CBSにアクセス・ポイント機能を統合することを考えている。
【0011】
ホスト・コンピュータ・システム102は、ESL122への価格更新のようなメッセージを記録し、スケジューリングを行う。ESLホスト・コンピュータ・システム102は、ESL122のための行動リストを監視し、維持する。行動リスト上のアイテムまたは記録は、POSシステム114またはホスト・コンピュータ102のユーザから提供することができる。メッセージに基づいて、ESLホスト・コンピュータ・システム102は、ESL122に対してスケジューリングを行い、ESLホスト・コンピュータ・システム102は、適当なメッセージを生成し、そのメッセージを適当なCBS120に送信する。メッセージは、2つの種類のメッセージの一方からのものであってもよい。第1の種類は、ESLのクロックを同期させるための、または特定のESLに表示情報を更新する必要があることを知らせるためのビーコン・メッセージを含む。第2の種類は、表示情報更新を含む。
【0012】
メッセージは、通信リンク124を通してCBS120に送信される。通信リンク124は、無線周波(RF)通信、赤外線(IR)通信、または通信技術のある種の組合せを適宜使用することができる。ESL122のグループは、通信のために特定のCBSに割り当てられる。ホスト・システム102からメッセージを受信した後で、ESL122に割り当てられた特定のCBS120は、RF通信、IR通信、または通信技術のある種の組合せを適宜使用することができる通信リンク126により、ESL122にメッセージを送信する。2つの種類のメッセージの処理については、図2のところでさらに詳細に説明する。
【0013】
図2は、本発明による低使用率無線装置200である。低使用率無線装置200は、1つまたは複数のESL122として適宜使用することができる。低使用率無線装置200は、低データレート受信機210と、高データレート・トランシーバ230と、マイクロプロセッサ220と、永続メモリ250と、ドット・マトリクス表示装置240と、電池260とを含む。低データレート受信機210は、従来の受動後方散乱技術を使用する従来の低使用率、低電力受信機であってもよい。高データレート・トランシーバ230は、本発明の教示により修正したIEEE802.11受信機のような従来の高データレート・トランシーバであってもよい。マイクロプロセッサ220は、マイクロプロセッサが数マイクロアンペア(μA)しか消費しないで、数マイクロ秒で作動すなわち覚醒することができる待機モードを有する任意の適当なマイクロプロセッサであってもよい。このタイプの動作に適しているあるマイクロプロセッサ・グループとしては、例えば、テキサス・インストルメンツ社のMSP430シリーズのマイクロプロセッサがある。電池260は、マイクロプロセッサ220および低データレート受信機210と結合している。マイクロプロセッサ220は、必要に応じて通信バス225を通して高データレート・トランシーバ230、表示装置240およびメモリ250に電力を供給する。
【0014】
永続メモリ250は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)である。好適には、フラッシュ・メモリおよび電力を供給しなくてもデータを持続的に格納することができる任意の他のメモリ・タイプを使用することが好ましい。表示装置240は、更新を行うのに高レートのデータを必要とするKent Displays Inc.社製のコレステリックLCD(ChLCD)、ZBD Displays Ltd.社製の双安定型表示装置、Plastic Logic社の電子ペーパー等のような任意の適切な双安定型表示装置、または任意の適切なタイプの低電力消費ドット・マトリクス表示装置であってもよい。双安定型表示装置は、表示装置への電力をオフにした後でも、オン−スクリーン画像およびテキストのような情報を引き続き表示する。この表示装置は、表示情報が変化した場合だけ電力を使用する。
【0015】
通常の動作モードの場合、低データレート受信機210は、ビーコン・メッセージを受信するために約1.45秒毎にスリープ・モードから覚醒する。このモードの場合には、低データレート受信機210は、サイクル毎に2μA程度の少ない電力を消費し、または平均6マイクロワット(μW)を消費する。ビーコン・メッセージは、通常、低データレート受信機210が覚醒し、その内部ロジックと同期し、スリープ・モードに戻る時間同期ポイントとしての働きをする。低データレートの受信機210の瞬時データレートは、毎秒約16キロビットである。しかし、低データレートの受信機210が1.45秒毎に覚醒することを考えた場合、実効データレートは毎秒約300キロビットである。
【0016】
テキスト、グラフィックス、フォント、スタイル、カラー等の更新のような表示情報による表示装置240の更新のような行動を実行する場合には、ビーコン・メッセージはアドレスおよびデータ構成要素を含む。アドレス構成要素は、データ構成要素の宛先である特定のESLを識別する。データ構成要素は、コマンドおよびコマンドに関連するデータ部分を含む。低データレート受信機210は、コマンドに対して肯定応答するために従来の受動後方散乱技術を使用する。ある行動を行う場合には、低データレート受信機210は、リンク218を通してマイクロプロセッサ220にクロックまたは任意の適切なタイプの割込み信号を送る。
【0017】
また、低データレート受信機は、シリアル・ポート215を通してマイクロプロセッサ220にコマンドおよびデータ部分を転送する。マイクロプロセッサ220はスリープ・モードから覚醒し、そのクロックを同期させ、それに応じてコマンド部分を処理する。例えば、表示240を更新すべきであることを示すコマンドの場合には、コマンド部分は、ビーコン・メッセージにより低データレート受信機210の直列出力215にデータを送る。他の実施形態の場合には、リンク218は、直列出力215と結合して1つの信号線になることができる。この他の実施形態の場合には、状態の変化または信号の遷移を、コマンドを受信するまでマイクロプロセッサ220を作動するのに使用することができる。
【0018】
マイクロプロセッサ220は、覚醒し、コマンド部分を処理する。コマンド部分を処理する場合には、マイクロプロセッサ220は、表示240への更新がホスト・コンピュータ102からの要求であることを認識する。マイクロプロセッサ220は、表示情報を受信するために覚醒し、ホスト・コンピュータ102との通信を開始するために、通信バス225を通して高データレート・トランシーバ230に信号を送る。高データレート・トランシーバ230は、そのデータレートが、低データレート受信機210より実質上高い限りは、任意の通信プロトコルを使用し、低使用率無線装置200の平均電力消費を節約する働きをすることができる。トランシーバ230の最低通信レートは、表示装置240を更新するために必要な情報量により変わり、数ミリ秒中にこの量の情報で表示装置240を更新することができる。320×240画素の表示装置のように画面のサイズがもっと小さい場合には、少なくとも毎秒250キロビットで動作し、約0.5〜1ワットの電力を消費するトランシーバで十分である。表示情報を受信している際に消費電力をもっと少なくするために、好適には、データレートは毎秒メガビット程度であることが好ましい。これらの基準に適合するプロトコルの一例としては、I.E.E.E.802.11プロトコルがある。
【0019】
高データレート・トランシーバ230は、ネットワーク130を通してホスト・コンピュータ102のようなホスト・コンピュータから表示情報を受信し、この表示情報を格納するために永続メモリ250に転送する。永続メモリ250は、同じ表示情報を再度受信しなくても、後で検索することができるように表示情報を格納する。表示情報の受信が完了した場合には、マイクロプロセッサ220は表示装置240を覚醒させて、永続メモリ250内に格納している表示情報により表示装置240を更新する。表示装置240は、更新した表示情報を表示する。表示情報が表示されると、マイクロプロセッサ220は、電力をオフにし、スリープ・モードになり、次のコマンドを待機するように表示装置240に信号を送る。表示装置240は、双安定型表示装置なので、表示された情報は、表示装置240の電力をオフにした後でも表示されたままである。
【0020】
図では、低データレートの受信機210および高データレート・トランシーバ230は別々の構成要素として示してあるが、本発明の教示に従ってこれらの構成要素を1つの構成要素に統合することができることを理解されたい。
【0021】
広告態様を強化するために、表示装置240は、従来のLCD ESLより大きな画面サイズを有することができる。例えば、表示装置240の画面サイズを従来のLCD ESLの1インチ×2インチから5インチ×7インチにすることができる。このサイズの画面の場合には、より集客力のある広告情報を表示することができ、もっと遠くから見ることができる。本発明による低使用率無線装置200のもう1つの例は、広告用表示装置を含む。
【0022】
図3は、本発明による図2の構成要素を含む広告用表示装置300の外観図である。広告用表示装置300は、自立タイプのものであってもよく、または棚の上に装着することができる。図3に示すように、正確な縮尺ではないが、表示エリアは約4×5インチである。表示装置は、約50〜100画素/インチを含むドット・マトリクス表示装置により適宜実施することができる。
【0023】
図4は、本発明による図2の低使用率無線装置200と通信するための方法を示すフローチャートである。ステップ410において、表示装置240のような無線装置の表示装置を更新するために、低データレート受信機がコマンドを受信する。例えば、POSシステム116のコンピュータ102のようなPOSシステムのホスト・コンピュータは、無線装置の表示情報を更新するためにコマンドを送信することができる。ステップ420において、例えば、POSシステムと通信するために、高データレート・トランシーバ230のような高データレート・トランシーバが作動する。例えば、マイクロプロセッサ220は、スリープ状態から覚醒して高データレート・トランシーバに信号を送りPOSシステムと通信することができる。ステップ430において、高データレート・トランシーバを通して表示情報を受信する。ステップ440において、表示装置240のような表示装置が、作動して、受信した表示情報を表示する。ステップ450において、受信した表示情報が表示される。ステップ460において、表示装置および高データレート・トランシーバの動作を停止する。方法400は、次のコマンドを受信するまで待機状態470になる。待機状態470中、表示装置は電力を全然消費しないが、高データレート・トランシーバ、低データレート受信機、およびマイクロプロセッサは、スリープ・モード中、最小電力を消費する。別の方法としては、待機状態470中、高データレート・トランシーバの電力を完全にオフにすることができる。次のコマンドが到着すると、この方法はステップ410に進む。
【0024】
現在の好ましい実施形態の種々の態様から本発明を開示してきたが、添付の特許請求の範囲に適合する他の環境に本発明を適宜適用することができることを理解することができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明を有利に使用することができる取引管理システムのブロック図である。
【図2】本発明による低使用率無線装置である。
【図3】本発明による図2の構成要素を含む広告用表示装置の外観図である。
【図4】本発明による図2の低使用率無線装置と通信するための方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高データレート・トランシーバと、
前記高データレート・トランシーバのところでコマンドを受信して表示情報を受信し、それに応じてウェイクアップ信号を生成するための低データレート受信機と、
前記ウェイクアップ信号を受信し、それに応じてスリープ・モードから覚醒し、前記高データレート・トランシーバを作動して前記表示情報を受信するためのマイクロプロセッサとを備え、前記マイクロプロセッサが、前記表示情報を受信した場合に、前記高データレート・トランシーバの動作を停止する低使用率無線装置。
【請求項2】
前記低データレート受信機が、後方散乱技術により前記受信したコマンドに対して肯定応答をする、請求項1に記載の低使用率無線装置。
【請求項3】
前記低データレート受信機が、毎秒16キロビット以下の瞬時データレートを有し、前記高データレート・トランシーバが、毎秒250キロビット以上の瞬時データレートを有する、請求項1に記載の低使用率無線装置。
【請求項4】
前記表示情報を表示するためのドット・マトリクス表示装置をさらに備える、請求項1に記載の低使用率無線装置。
【請求項5】
前記表示情報を持続的に格納するためのメモリをさらに備える、請求項4に記載の低使用率無線装置。
【請求項6】
前記表示情報が表示された後で、前記ドット・マトリクス表示装置の電力がオフになる、請求項4に記載の低使用率無線装置。
【請求項7】
低使用率無線装置が電子棚ラベルである、請求項4に記載の低使用率無線装置。
【請求項8】
低使用率無線装置が広告用表示装置である、請求項4に記載の低使用率無線装置。
【請求項9】
表示装置を有する低使用率無線装置と通信するための方法であって、
低データレート受信機により、表示情報を高データレートで受信しなければならないことを示すコマンドを受信するステップと、
前記コマンドの受信に応じてウェイクアップ信号を生成するステップと、
前記ウェイクアップ信号に応じて、前記表示情報を受信するために前記高データレート・トランシーバを作動するステップと、
前記高データレート・トランシーバにより前記表示情報を受信するステップと、
前記表示情報の受信を終了した場合に、前記高データレート・トランシーバの動作を停止するステップとを含む方法。
【請求項10】
表示装置により前記表示情報を表示するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記表示情報を表示した後で、前記表示装置の電源をオフにするステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記低使用率無線装置が電子棚ラベルである、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記低使用率無線装置が広告用表示装置である、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記低データレート受信機が、毎秒16キロビット以下の瞬時データレートを有し、前記高データレート・トランシーバが、毎秒250キロビット以上の瞬時データレートを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記低データレート受信機が、後方散乱技術により前記受信したコマンドに対して肯定応答をする、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
低使用率無線装置であって、
双安定型表示装置と、
高データレート・トランシーバと、
前記双安定型表示装置を更新するためにコマンドを受信し、ウェイクアップ信号を生成するための低データレート受信機と、
前記ウェイクアップ信号に応じて、スリープ・モードから覚醒し、前記高データレート・トランシーバを作動して表示情報を受信するためのマイクロプロセッサとを備え、前記マイクロプロセッサが、前記双安定型表示装置を作動して前記受信した表示情報を表示させ、前記マイクロプロセッサが、前記表示情報を表示した場合に、前記双安定型表示装置および前記高データレート・トランシーバの両方の動作を停止する低使用率無線装置。
【請求項17】
前記低データレート受信機が、後方散乱技術により前記受信したコマンドに対して肯定応答をする、請求項16に記載の低使用率無線装置。
【請求項18】
前記低データレート受信機が、毎秒16キロビット以下の瞬時データレートを有し、前記高データレート・トランシーバが、毎秒250キロビット以上の瞬時データレートを有する、請求項16に記載の低使用率無線装置。
【請求項19】
前記低使用率無線装置が電子棚ラベルである、請求項16に記載の低使用率無線装置。
【請求項20】
前記低使用率無線装置が広告用表示装置である、請求項16に記載の低使用率無線装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−166606(P2007−166606A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−327433(P2006−327433)
【出願日】平成18年12月4日(2006.12.4)
【出願人】(592089054)エヌシーアール インターナショナル インコーポレイテッド (21)
【氏名又は名称原語表記】NCR International,Inc.
【Fターム(参考)】