説明

低排出発電並びに炭化水素回収システム及び方法

炭化水素回収方法における低排出発電のための統合システム及び方法が提供される。一つのシステムは制御燃料流、酸素流、燃焼ユニット、第一発電システム及び第二発電システムを含む。燃焼ユニットは制御燃料流及び酸素流を受け取り、燃焼して二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を生じるように構成される。第一発電システムは少なくとも一単位の電力及び二酸化炭素流を生じるように構成される。第二発電システムは熱エネルギーをガス状燃焼流から受け取り、その熱エネルギーを少なくとも一単位の電力に変換するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は2009年11月12日に出願された、“低排出発電並びに炭化水素回収システム及び方法”という発明の名称の審査中の米国仮特許出願第61/260,636号(その全てが全ての目的のために参考として本明細書に含まれる)の35 U.S.C.§119(e)下の利益を主張する。
更に、この出願は2009年3月25日に出願された国際特許出願PCT/US2009/038247に関連し、これは、順に、2008年3月28日に出願された米国仮特許出願第61/072,292号及び2009年2月18日に出願された米国仮特許出願第61/153,508号の利益を主張する。
本発明の実施態様は炭化水素回収方法における低排出発電に関する。更に特別には、本発明の実施態様は非常に低い排出の炭化水素回収方法で窒素、酸素、二酸化炭素、及び/又は炭化水素燃料を利用して発電するための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
この節は本発明の例示の実施態様と関連し得る、技術の種々の局面を導入することを目的とする。この説明は本発明の特別な局面の一層良好な理解を促すためのフレームワークを与えることを助けるものと考えられる。それ故、この節はこれに鑑みて読まれるべきであり、必ずしも従来技術の自認として読まれるべきではないことが理解されるべきである。
多くの強化された炭化水素回収操作は下記の型の一つとして分類し得る:圧力管理及びミシブル攻法(miscible flooding)。圧力管理操作では、窒素の如き不活性ガスが主ガスリザーバーに注入されてリザーバー中の最小圧力を少なくとも維持して逆行凝縮(retrograde condensation)を防止し、全回収を改善する。ミシブル攻法操作では、二酸化炭素の如きミシブルガスが主液体リザーバーに注入されて液体と混合し、それらの粘度を低下し、圧力を増大して回収速度(rate)を改善する。
多くの産油国が電力需要における強い国内成長を経験しつつあり、それらのリザーバーからの油回収を改良するための高められた油回収(EOR) に関心を有する。二つの従来のEOR 技術として、リザーバー圧力管理のための窒素(N2)注入及びEOR のためのミシブル攻法のための二酸化炭素(CO2)注入が挙げられる。また、温室ガス(GHG)排出に関するグローバルな関心がある。多くの国でキャップ・アンド・トレード政策の履行と組み合わされたこの関心により、これらの国及びその他の国だけでなく、これらの中の炭化水素製造システムを作動する会社にとってCO2排出を減らすことが優先事項になっている。
CO2 排出を低下するための幾つかのアプローチとして、燃料脱炭化又は燃焼後捕獲が挙げられる。しかしながら、これらの解決策の両方が高価であり、しかも発電効率を低下し、一層低い発電、増大された燃料需要及び家庭の電力需要を満たすための増大された電気のコストをもたらす。別のアプローチは組み合わされたサイクル(例えば、ガスタービンブライトン(Brayton)サイクルからの排出熱が捕獲されてスチームをつくり、ランキン(Rankine)サイクルで付加的な電力を生じる場合)におけるオキシ燃料ガスタービンである。しかしながら、このようなサイクルで作動し得る市販のガスタービンがなく、また高純度酸素を生じるのに必要とされる電力がその方法の全体の効率をかなり低下する。幾つかの研究がこれらの方法を比較しており、夫々のアプローチの利点の幾つかを示している。例えば、http://www.energy.sintef.no/publ/xergi/98/3/3art-8-engelsk.htm (1998)に見られる、BOLLAND, OLAV、及びUNDRUM, HENRIETTE著“ガスタービン電力プラントからのCO2 の除去:燃焼前方法及び燃焼後方法の評価”SINTEF Groupを参照のこと。
【0003】
米国特許第4,344,486号('486特許と略記)は実質的に純粋な酸素を液体産出地層(liquid producing formation)から生成された炭化水素及び二酸化炭素に添加して熱又は電力を生じ、二酸化炭素をEOR のために再注入する方法を開示している。'486特許は液体生成地層の生産流中のガス成分から炭化水素液体を分離し、次いでガス成分を実質的に純粋な酸素と混合し、その混合物を燃焼して熱及びCO2 を生じることを開示している。次いでCO2 が同じ又は異なる液体産出地層に注入される。このアプローチは、酸素プラントから引き出す効率に対する解決策を教示又は示唆し得ない。
米国特許公開第2007/0237696号('696公開と略記)は、オキシ燃料方法と'486特許に開示されたようなEOR の組み合わせを実質的に開示している。'696公開はまたスタンドアローンの酸素プラント又は空気分離プラントを必要とし、作用ガス出力タービン配置を教示又は示唆し得ない。
更に最近、国際特許出願US2009/038247は、酸素プラントから引き出す効率に対する解決策を与え、更に不活性ガス(窒素)を注入してリザーバー圧力を管理するシステムを開示している。しかしながら、US2009/038247 の統合システムでは、生じた正味の電力が、改善された効率でさえも、その方法の電力消費要求によって一般的に減少される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなものとして、向上した電力発生とともに低排出で高効率の炭化水素回収方法に対するかなりの要望が依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
統合システムが本発明の少なくとも一つの実施態様において提供される。該システムは酸素流、主制御燃料流、主燃焼ユニット、第一発電システム、及び第二発電システムを含む。主燃焼ユニットは主制御燃料流及び酸素流を受け取り、燃焼して二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を生じるように構成される。第一発電システムはガス状燃焼流を受け取り、圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れを少なくとも生じるように構成される。第二発電システムは熱エネルギーをガス状燃焼流から受け取り、その熱エネルギーを少なくとも一単位の電力に変換するように構成される。
発電しながら低排出で炭化水素を回収するための方法がまた本発明の少なくとも一つの実施態様において提供される。その方法は二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を生成する工程、圧縮された空気流を生成する工程、ガス状燃焼流からの熱を圧縮された空気流に移して冷却されたガス状燃焼流及び加熱された圧縮空気流を生成する工程、第一発電システムを使用して電力、水流、及び二酸化炭素流を冷却されたガス状燃焼流から生じる工程、第二発電システムを使用して電力を加熱された圧縮空気流から生じる工程、及び二酸化炭素流の少なくとも一部をリザーバーに注入して炭化水素生成を増大する工程を含む。
本開示の以上の利点及びその他の利点が下記の詳細な記載及び実施態様の非限定例の図面を再考した後に明らかになり得る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1A】本開示の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための統合システムを示す。
【図1B】本開示の別の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための統合システムを示す。
【図1C】本開示の更に別の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための統合システムを示す。
【図2A】本開示の更に別の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための統合システムを示す。
【図2B】本開示の更に別の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための統合システムを示す。
【図3】本開示の実施態様の低排出発電及び炭化水素回収のための方法の工程系統図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
定義
本明細書に使用される種々の用語が以下に定義される。特許請求の範囲に使用される用語が以下に定義されていない限り、当業者がその用語に付与する定義を与えるべきである。
本明細書に使用される“a”又は“an”という構成要素は一つ以上のその構成要素を表す。このようなものとして、“a”(又は“an”)、“一つ以上”、及び“少なくとも一つ”という用語は、限定が特に断らない限り、本明細書中で互換可能に使用し得る。
本明細書に使用される“含む(comprise)”という用語はその用語の前に言及された主題からその用語の後に言及された一つ以上の要素への移行に使用されるオープンエンド(open-ended)の転換用語であり、この場合、その移行句の後にリストされた一つ以上の要素は必ずしも主題を構成する唯一の要素ではない。
本明細書に使用される“含む(contain)”という用語は“含む(comprise)”と同じオープンエンドの意味を有する。
本明細書に使用される“有する”という用語は“含む(comprise)”と同じオープンエンド(open-ended)の意味を有する。
本明細書に使用される“含む(include)”という用語は“含む(comprise)”と同じオープンエンド(open-ended)の意味を有する。
【0008】
記載
以下の詳細な記載の節において、本発明の特別な実施態様は、好ましい実施態様と関連して記載される。しかしながら、以下の記載が本発明の特別な実施態様又は特別な使用につき特別である限り、これは例示目的のみのためであり、例示実施態様の記載を単に提示することを目的とする。それ故、本発明は以下に記載される特別な実施態様に限定されず、むしろ、それは特許請求の範囲の真の精神及び範囲内に入る全ての変化、改良、及び均等物を含む。
【0009】
図1Aを参照すれば、統合システム100 は、増大された過剰の電力生産を伴う低排出で高効率の炭化水素回収方法を示す。一般に、そのシステムは全排出を相乗的に減少するための一緒に結合された二つの電力生産サイクルを含み、高められた油回収(EOR) 又は金属イオン封鎖(sequestration)のためにCO2 を生成し、EOR 、金属イオン封鎖、又は販売のためにN2を生成し、家庭の目的のために使用し得るきれいな水を生成し、かつ/又は同様のことを行う。更に特別には、システム100 は主制御燃料流104 及び酸素流106 を受け取るように構成された主燃焼ユニット(例えば、オキシ-燃料燃焼器)102 を含む。少なくとも一つの実施態様において、酸素流106 が空気流112 を実質的に酸素に富む成分(例えば、酸素流106 )及び実質的に窒素に富む成分(例えば、窒素流114 )に分離するように構成される空気分離ユニット(“ASU ”)110 により生成される。窒素流114 はコンプレッサー120 により圧縮されて窒素注入流122 を生成し、その後圧力管理リザーバー124 に注入てもよい。しかしながら、窒素流114 はあらゆる適切な用途に使用されてもよく、及び/又は特別な用途の設計基準を満足するために販売されてもよい。また、酸素流106 及び主制御燃料流104 が特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆるメカニズムにより生成され及び/又は供給されてもよいことが認められるべきである。更に、一つ以上の実施態様が空気流(これはそれ自体で酸素を含む)を酸素流106 として補ってもよい。
同様に、主制御燃料流104 が特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆる燃料又は燃料の混合物(例えば、天然ガス、石炭、炭化水素液体、及び/又はあらゆるその他の好適な炭素質燃料)であってもよい。一般に、主燃焼ユニット102 は二酸化炭素(CO2 )及び水(H2O )を含む混合物をガス状燃焼流130 として排出する。
ガス状燃焼流130 は熱交換器132 に通されてもよい。熱交換器132 は一般にガス状燃焼流130 からの熱エネルギーをガスタービン180 に移すように構成される。本件出願で後に記載されるように、熱交換器(即ち、熱交換ユニット)132 は二つの電力産出サイクルの間の界面を形成する。
熱交換器132 を通過した、ガス状燃焼流130 が第一熱回収流生成装置(HRSG)140 により受け取られてもよい。第一HRSG140 は一般に流れ142 を生成するためのガス状燃焼流130 と接触する、熱交換器、例えば、スチームコイル(示されていない)を含む。流れ142 はスチームタービン150 を横切って膨張されて電力/動力を生じてもよい。次いでスチームタービン排出流152 が凝縮(例えば、第一冷却器154 中)かつ/又は冷却(例えば、冷却器156 中)されて水流160 を生じてもよい。少なくとも一つの実施態様において、冷却器156 が補給水流158 を受け取るように構成される。水160 の全部又は一部、例えば、流れ160'及び160”が、装置の適当なピース、例えば、HRSGの第一140 及び/又は第二162 に循環されてもよく、かつ/又は特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆる用途に適用されてもよい。
【0010】
第一HRSG140 は圧縮された実質的にガスのCO2 流170 及び水流172 への分離のための第二冷却器164 にガス状燃焼流130 を通してもよい。少なくとも一つの実施態様において、冷却されたCO2 流170 の一部170'が逆に主燃焼ユニット102 に循環されて燃焼温度を抑えてもよい。少なくとも一つのその他の実施態様において、CO2 流170 の第二部分170”がEOR 注入、金属イオン封鎖、及び/又はあらゆるその他の好適な使用と関連して使用されてもよい。更に別の実施態様において、少なくとも一つの外部の源(示されていない)からの排出ガス171 がCO2 流170 と混合されてもよく(即ち、混ぜ合わされてもよく)、その結果、排出ガス171 がまた燃焼温度抑制、EOR 注入、金属イオン封鎖、及び/又はあらゆるその他の好適な用途と関連して使用される。
ここで、熱交換ユニット132 に戻ると、システム100 の熱交換器132 は一般に熱エネルギーをガス状燃焼流130 からガスタービン180 に基づく発電プロセスに移すように作用する。ガスタービン180 は一般に空気流、例えば、空気流112'(これは空気流112 と同じ源に由来してもよい)を受け取り、空気流を、例えば、コンプレッサー182 により圧縮して圧縮されたタービン空気流184 を生成する。熱交換器132 が圧縮されたタービン空気流184 を受け取り、空気流184 をガス状燃焼流130 と流れ184 の間の伝熱により加熱する。図1Aの実施態様において、加熱された圧縮タービン空気流184'は、その後に燃焼器(即ち、補充燃焼ユニット)186を通過し、この燃焼器は、燃焼器排出流184”から電力/動力を生じるためのエキスパンダー190 に結合されている。少なくとも一つの実施態様において、燃焼器186 が燃料流(すなわち、補充制御燃料流)188 を受け取るように構成される。補充制御燃料流188 は特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆる燃料及び/又は燃料流、例えば、主制御燃料流104 (これに限定されない)であってもよい。
【0011】
熱交換ユニット132 中で圧縮タービン空気流184 を加熱することは所望の空気入口温度をエキスパンダー190 で生じるのに必要とされる補充制御燃料188 の量を有意に減少し得ることが注目し得る。それ故、補充制御燃料流188 の量の減少は一般に補充燃焼ユニット186 により生じられる排出物の量の減少を与える。具体的には、少なくとも一つのシミュレーションは排出物の2/3 が熱交換ユニット132 を使用して燃焼の前に圧縮タービン空気流184 を加熱することにより排除し得ることを予測する。
次いでガスタービン排出物192 が第二HRSG162 又は特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆるその他の装置に流入し得る。少なくとも一つの実施態様において、第二HRSG162 はスチームタービン150 に結合され、スチーム166 をスチームタービン150 に通す。スチーム166 はスチーム142 と合わされ、又はスチーム142に代えて使用され、電力を発生し、かつスチームタービン排出流152 を生成してもよい。加えて、本発明の一つ以上の実施態様が排出の前に煙突ガス196を処理するための第二HRSG162 に結合された選択的接触還元装置(SCR) 194を含んでもよい。
少なくとも一つの実施態様において、ガス状燃焼流130 中の含水量は、主燃焼ユニット102 を高圧で運転することにより、主燃焼ユニット102 が大気圧付近(即ち、わずかに上、大気圧、又はわずかに下)で運転される場合に燃焼流130 中に存在する含水量と較べて減少し得る。このような実施態様において、ASU 110 は高圧酸素流106 を主燃焼ユニット102 に与えるように構成されてもよい。
【0012】
少なくとも一つの実施態様において、含水量の減少が一つ以上のその後の処理工程、例えば、脱水ユニット(示されていない)の適用の省略及び/又は簡素化を可能にし得る。同様に、上昇圧力における主燃焼ユニット102 の運転が生成されたCO2 (例えば、圧縮された実質的にガスのCO2 流170 )を圧縮する必要性を低減し得る。例えば、EOR 中のその後の使用について更に特別には、燃焼流130 に由来するCO2 を適当なリザーバー注入レベルに圧縮するのに必要とされる電力の量が1/3まで減少し得る。高圧燃焼装置はまた一層小さい物理フットプリント(footprint)を有してもよい。しかしながら、一方で、大気圧付近での燃焼は、一般に酸素流106 を圧縮する必要性を避け、また高圧燃焼と関連するやっかいな問題、例えば、ススを形成する傾向を回避する。
図1Bを参照して、本発明と関連して実施し得る別の統合システム100'を示すダイアグラムが示されている。一般に、システム100'は、圧縮された実質的にガスのCO2 流170 の少なくとも一部、例えば、流れ170'の注入のためのCO2 リザーバー174 を含むことによりシステム100 と同様に実施し得る。示されているように、CO2 流170 の一部、例えば、流れ170'”が、燃焼温度抑制のために主燃焼ユニット102 に依然として送られてもよい。加えて、又は別途、流れ170'”がリザーバー174 から生成された流体に由来してもよい(例えば、それから分離されてもよい)。少なくとも一つの実施態様において、主制御燃料流104 がCO2 リザーバー174 から得られてもよい。同様に、補充制御燃料流188 が圧力管理リザーバー124 から得られてもよい。圧力管理リザーバー124 から得られた燃料中の窒素の使用が付加的な物質(これはエキスパンダー190 の性能を高め、空気圧縮要求を低減し、こうしてガスタービン180 の正味の電力を増大し得る)を与え得ることが注目し得る。
少なくとも一つの実施態様において、水流172 がリザーバー(例えば、174 )に注入されて炭化水素回収(例えば、EOR )を高め得る。少なくとも一つの別の実施態様において、水流172 が井戸作業(well work)、掘削、プラント冷却、及び/又はスチームシステムと関連して使用し得る。しかしながら、水流172は、特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆる用途と関連して補われ得る。更に、水流172 が特性決定され、又は更に処理されてもよく、その結果、それが低塩分水(即ち、約10,000ppm 未満の合計溶解固体を有する水)と特徴づけられるかもしれない。このような低塩分水は非低塩分水とは反対にリザーバー水フラッジングに特に有益であり得る。水流172は一般に燃焼のプロセスから生じるが、低塩分水の如き水が、特別な実施態様の設計基準を満足するのに適したあらゆる方法を使用して生成されてもよい。
【0013】
図1Cを参照すると、本発明と関連して実施し得る更に別のシステム100”を示すダイアグラムが示される。一般に、システム100”は、リフォーマー燃料流144 、例えば、燃料流104 又は188 、及びスチーム流146 、例えば、流れ142 又は166 を受け取り、水素燃料流148 を生成するように構成されたリフォーマー142を包含することによりシステム100 及び100'と同様に実施し得る。一般に、水素燃料流148 は、補充制御燃料流188 、及び/又はあらゆるその他の適当な燃料流としてシステム100”中で補われてもよい。燃料としての水素の使用は、一般にあらゆる得られる燃焼流中の二酸化炭素の生成を排除又は減少する。こうして、水素燃料は、そうしないと炭素質燃料を使用することから生じるであろう二酸化炭素排出を排除するためにガスタービン180 の燃焼ユニット186 中で戦略的又は優先的に使用し得る。これはシステム100”について超低排出を得るのに有益であり得る。少なくとも一つの実施態様において、水素燃料流148 の少なくとも一部、例えば、部分148'が、その後の販売のために分流されてもよい。水素燃料流はまた、一つ以上の実施態様において、主制御燃料流104 として実施されてもよいことが注目し得る。しかしながら、二酸化炭素をガスの燃焼流130 から排除することは望ましくないかもしれない。何とならば、二酸化炭素が一般に分離され、続いてリザーバー注入に使用されるからである。しかしながら、水素燃料流148 及び/又は水素流から分離されたリフォーマー流出物の一部が主制御燃料流104 で実施されて(例えば、混合されて)望ましい(即ち、特別な適用の設計基準を満足する)燃焼ユニット性能(例えば、炎安定性)及び/又はガスの燃焼流130 中の二酸化炭素減少を得てもよいことが意図されている。
【0014】
ここで、図2Aを参照すると、統合システム200 は、過剰の電力生産を伴なう低排出で高効率の炭化水素回収方法を示している。そのシステム200 は補充燃焼ユニット186 が省かれること以外はシステム100 、100'及び100”と同様に実施し得る。それ故、加熱された圧縮タービン空気流184'がエキスパンダー190 に直接通される。補充燃焼ユニット186 及び関連燃焼排出物の排除は、例えば、超低排出に達するのに有益であり得る。このような実施態様において、加熱された圧縮タービン空気流184'がエキスパンダー190 の、製造業者により特定されるような、好ましい(例えば、最高の)運転入口温度よりも実質的に低い温度でエキスパンダー190 に到達し得る。その低下された温度が一般にそのシステム200の複雑さの減少及び低減された排出物と引き替えにシステム200 により生じられる総電力を減少する。一方、補充燃焼ユニット186を含むと、一般にエキスパンダー190 の好ましい(例えば、最高の)運転入口温度に実質的に等しい温度の空気流184”をエキスパンダー190 に与える。補充燃焼ユニット186 を含むと一般に付加的な電力を生じるが、システム200 のデザインを複雑にし、システム200 と関連する排出物を増大するかもしれない。部材132 にセラミック熱交換器を使用すると、充分な伝熱を与え、その結果、加熱された圧縮タービン空気184'が実質的にエキスパンダー190 の好ましい(例えば、最高の)運転入口温度でエキスパンダー190 に到達することが注目し得る。付加的な熱が付加的な電力を生じ得るが、補充燃焼ユニット186 の排除がシステム200 の総排出物(例えば、補充燃焼ユニット186 と関連するこれらの排出物)の減少を与え得る。また、補充燃焼ユニット186 の排除が一般にSCR 194についての要求を排除することが注目し得る。
図2Bを参照すると、本発明と関連して実施し得る別の統合システム200'を示すダイアグラムが示されている。一般に、システム200'は、圧縮された実質的にガス状のCO2 流の少なくとも一部、例えば、流れ170'の注入のためのCO2 リザーバー174 を含むことにより、システム200 と同様に実施し得る。示されるように、CO2 流170 の一部、例えば、流れ170” 'が、燃焼温度適度化のために主燃焼ユニット102 に送られてもよい。加えて、又は別途、流れ170” 'がリザーバー174 から生成された流体から誘導されてもよい(例えば、分離されてもよい)。少なくとも一つの実施態様において、主制御燃料流104 がCO2 リザーバー174 から得られてもよい。再度、システム100 、100'、100”及び200 と同様に、関連ASU 110 からの窒素流114 がコンプレッサー120 により圧縮されて窒素注入流122 を生成してもよい。窒素流122は、圧力管理リザーバー124 へのその後の注入に使用されてもよく、又は窒素流114/122 があらゆる適当な用途に使用されてもよく、及び/又は特別な適用の設計基準を満足するために販売されてもよい。
下記の表1はシステム200 及び200'と通常の天然ガス組み合わせサイクル(NGCC)の模擬性能比較を提示する。
表1性能比較の例
【0015】
【表1】

【0016】
図3を参照すると、一実施態様である発電とともに低排出で炭化水素を回収するための方法300 の工程系統図が示されている。この方法300 は、図1A-1C 、図2A-2B と関連して既に記載されたシステム100 、100'、100”、200 及び/又は200'、及び/又は特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆるシステムと関連して有利に実施し得る。方法300 は、一般に連続に行ない得る複数のブロック又は工程(例えば、302 、304 、306 等)を含む。当業者により認められるように、図3に示された工程の順序は例示であり、一つ以上の工程の順序が本発明の精神及び範囲内で変更し得る。更に、方法300 の工程が少なくとも一つの不連続(又は非逐次)の順序で行なわれてもよく、一つ以上の工程が特別な適用の設計基準を満足するために省かれてもよい。
ブロック302 は、方法300 への入口位置である。ブロック304 で、ガスの燃焼流(例えば、130 )及び圧縮空気流(例えば、184 )が生成し得る。少なくとも一つの実施態様において、ASU (例えば、110 )からの酸素流(例えば、106 )が燃焼ユニット(例えば、102 )及び燃料流(例えば、104 )と連係して補われてガスの燃焼流を生成する。このような実施態様において、ガスの燃焼流は、一般に二酸化炭素及び水を含む。ASU 中で副生物として生成された窒素とともに二酸化炭素が圧縮され、かつ/又はリザーバー(例えば、124 、174 )に注入されて炭化水素生成を促進し得る。しかしながら、ガスの燃焼流及び/又は圧縮空気流は、特別な適用の設計基準を満足するのに適したあらゆるメカニズムを使用して生成されてもよい。
【0017】
ブロック306において、熱は、ガスの燃焼流から圧縮空気流に伝えられる。その伝熱は、一般に冷却されたガスの燃焼流及び加熱された圧縮空気流を生じる。少なくとも一つの実施態様において、熱は、熱交換ユニット(例えば、132 )(これは高温で熱を交換し得るあらゆる適当な材料及び/又は装置、例えば、セラミックマトリックス複合材料(CMC) 、セラミック空気間熱交換器、コンパクトなプレート-フィンセラミックレキュペレーター及びその他の金属合金、例えば、低圧適用のためのインコネル及び種々の酸化物分散強化(ODS) 合金であってもよい)を使用して伝えられる。種々の被覆物、例えば、熱バリヤー被覆物(TBC) 及び環境バリヤー被覆物(EBC) も、これらの適用について使用されてもよい。潜在的に好適な熱交換ユニットの具体例は、非常に高いプロセス温度における操作を可能にするためにインコネル(Inconel)617 の如き特殊合金を使用して拡散結合方法からつくられたヘアトリック(Heatric)(メギット社の一部門)高温熱交換器(PCHE、FPHE、H2X )である。しかしながら、熱は、特別な適用の設計要件を満足するのに適したあらゆる装置及び/又は材料を使用して伝えられてもよい。
ブロック308 で、第一発電システム(これは、少なくとも一つの実施態様において、HRSG(例えば、140 )、スチームタービン(例えば、150 )、第一冷却器(例えば、154 )、冷却器(例えば、156 )、及び/又は第二冷却器(例えば、164 )を含んでもよい)は、一般に冷却されたガスの燃焼流を受け取り、少なくとも一単位の電力/動力、水流(例えば、160 、172 )及び/又は圧縮された実質的にガスのCO2 流(例えば、170 )を生じるように実施される。
ブロック310 において、加熱された圧縮空気流は、所望により設計基準を満足するために、補充燃焼ユニット(例えば、186 )により更に加熱されてもよい。少なくとも一つの実施態様において、リフォーマーユニット(例えば、142 )は、補充燃焼ユニットへの燃料流(例えば、補充制御燃料流188 )としてのその後の使用のために水素を生成するように実施されてもよい。このような実施態様において、補充燃焼ユニットのガスの燃焼流が二酸化炭素を実質的に含まなくてもよい。このようなものとして、リフォーマーユニットの使用が望ましくない燃焼関連排出物の有意な減少を与え得る。
ブロック312 において、第二発電システム(これは、例えば、完全空気抽出について改良された通常の天然ガス組み合わせサイクル(NGCC)方法を含んでもよい)は、少なくとも一単位の電力/動力を生じるように実施されてもよい。少なくとも一つの実施態様において、第二発電システムが、例えば、図1Aの例示の統合システム100 及び/又は図2Aの例示の統合システム200 に示されたようにガスタービン(例えば、180 )、HRSG(例えば、162 )、スチームタービン(例えば、150 )、第一冷却器(例えば、154 )、冷却器(例えば、156 )、及び/又はSCR (例えば、194 )を含んでもよい。
【0018】
ブロック314 において、生成された二酸化炭素流の少なくとも一部(例えば、170”)は、リザーバーに注入されて炭化水素製造(例えば、EOR )を増大してもよい。同様に、生成された窒素の少なくとも一部(例えば、114 )がリザーバーに注入されて炭化水素製造(例えば、圧力管理による)を増大してもよい。
ブロック316 において、生成された二酸化炭素流の少なくとも一部(例えば、170')は、燃焼ユニットの如き好適な装置に循環されて、例えば、燃焼温度を抑制してもよい。ブロック318 は、一般に方法300 からの出口位置に相当する。
認められるように、開示されたシステム及び方法は、一般に増大された電力生産とともに低排出の、高効率炭化水素回収方法を与える。更に、一つ以上の実施態様において、主燃焼器(例えば、102 )がCO2漏出後のEOR プロジェクトのガス中に典型的に見られるような高CO2 汚染による低BTU-燃料を取り扱うように設計されてもよい。一つ以上のこのような実施態様において、水素が低BTU-燃料に添加されて炎安定性を援助してもよい。
本発明は種々の改良及び別の形態を受け易いかもしれないが、先に説明された例示の実施態様は例のためのみに示された。しかしながら、本発明は本明細書に開示された特別な実施態様に限定されることを意図していないことが再度理解されるべきである。実際に、本発明は特許請求の範囲の真の精神及び範囲内に入る全ての別型、改良、及び均等物を含む。
【符号の説明】
【0019】
100 、100’、100”、200 、200’−統合システム
102 −主燃焼ユニット
104 −主制御燃料流
106 −酸素流
110 −空気分離ユニット
112 −空気流
114 −窒素流
120 、182 −コンプレッサー
124 −圧力管理リザーバー
130 −ガス状燃焼流
132 −熱交換器
140 −第一熱回収流生成装置
142 −リフォーマー
148 −水素燃料流
150 −スチームタービン
154 −第一冷却器
156 −冷却器
158 −補給水流
160 、172 −水流
164 −第二冷却器
170 −CO
171 −排出ガス
180 −ガスタービン
184 −圧縮タービン空気流
186 −燃焼器
188 −燃料流
190 −エキスパンダー
194 −選択的接触還元装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸素流、
主制御燃料流、
主制御燃料流及び酸素流を受け取り、かつ燃焼して二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を生じるように構成された主燃焼ユニット、
ガス状燃焼流を受け取り、圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れを少なくとも生じるように構成された第一発電システム、
熱エネルギーをガス状燃焼流から受け取り、その熱エネルギーを少なくとも一単位の電力に変換するように構成された第二発電システム
を含むことを特徴とする、統合システム。
【請求項2】
ガス状燃焼流を受け取り、熱エネルギーをガス状燃焼流から抽出し、その熱エネルギーを第二発電システムに移すように構成された熱交換ユニットを更に含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
熱交換ユニットが熱エネルギーを第二発電システムの圧縮タービン空気流に移して加熱された圧縮タービン空気流を生成する、請求項2記載のシステム。
【請求項4】
第二発電システムが加熱された圧縮タービン空気流を受け取り、補充制御燃料流を受け取り、補充制御燃料流とともに加熱された圧縮タービン空気流を燃焼して燃焼器排出流を生成するように構成された補充燃焼ユニットを更に含む、請求項3記載のシステム。
【請求項5】
燃焼器排出流を受け取るためのエキスパンダーを更に含み、その補充燃焼ユニットが燃焼器排出流をエキスパンダーの好ましい運転入口温度に実質的に等しい温度でエキスパンダーに与えるように構成される、請求項4記載のシステム。
【請求項6】
燃焼器排出流を受け取るためのエキスパンダーを更に含み、その補充燃焼ユニットが燃焼器排出流をエキスパンダーの好ましい運転入口温度より低い温度でエキスパンダーに与えるように構成される、請求項4記載のシステム。
【請求項7】
主制御燃料流及び補充制御燃料流が単一共有燃料源により供給される、請求項4記載のシステム。
【請求項8】
スチーム及び反応燃料源を受け取るように構成され、更に水素を生成するように構成されたリフォーマーを更に含み、水素の少なくとも一部が補充制御燃料流に使用される、請求項4記載のシステム。
【請求項9】
水素の別の部分が再販のために捕獲される、請求項8記載のシステム。
【請求項10】
スチーム及び反応燃料源を受け取るように構成され、更に水素を生成するように構成されたリフォーマーを更に含み、リフォーマー生成物の少なくとも一部、水素、又はその両方が主制御燃料流に使用される、請求項1記載のシステム。
【請求項11】
酸素流を生成するための空気分離ユニットを更に含む、請求項1記載のシステム。
【請求項12】
酸素流が主燃焼ユニット中の燃焼の前に加圧される、請求項11記載のシステム。
【請求項13】
酸素流が主燃焼ユニットにより受け取られる場合に、酸素流の圧力が大気圧に実質的に等しい、請求項11記載のシステム。
【請求項14】
空気分離ユニットがまた窒素流を生成し、その窒素流が圧力管理リザーバーに注入される、請求項11記載のシステム。
【請求項15】
第二発電システムが補充制御燃料流を受け取るように構成された補充燃焼ユニットを含み、その補充制御燃料流が圧力管理リザーバーから生成される、請求項14記載のシステム。
【請求項16】
圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れの少なくとも一部が元の主燃焼ユニットに再循環される、請求項1記載のシステム。
【請求項17】
少なくとも一つの外部源からの排出ガスが圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れと混合される、請求項16記載のシステム。
【請求項18】
圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れの少なくとも一部がリザーバーに注入される、請求項1記載のシステム。
【請求項19】
主制御燃料流がリザーバーから生成される、請求項18記載のシステム。
【請求項20】
少なくとも一つの外部源からの排出ガスが圧縮されたガス状の、実質的に二酸化炭素の流れと混合される、請求項18記載のシステム。
【請求項21】
第二発電システムが
空気源を受け取り、圧縮タービン空気流を生成するように構成されたコンプレッサー、
ガス状燃焼流を受け取り、熱エネルギーをガス状燃焼流から抽出し、その熱エネルギーを圧縮タービン空気流に移して加熱された圧縮タービン空気流を生成するように構成された熱交換ユニット、及び
加熱された圧縮タービン空気流を受け取り、ガスタービン排出を生じるように構成されたエキスパンダー
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項22】
熱交換ユニットがセラミック熱交換器であり、加熱された圧縮タービン空気流がエキスパンダーの好ましい運転入口温度に実質的に等しい温度である、請求項21記載のシステム。
【請求項23】
加熱された圧縮タービン空気流がエキスパンダーの好ましい運転入口温度より実質的に低い温度である、請求項21記載のシステム。
【請求項24】
加熱された圧縮タービン空気流を熱交換ユニットから受け取り、加熱された圧縮タービン空気流の温度を補充制御燃料流の燃焼により上昇するように構成された補充燃焼ユニットを更に含む、請求項21記載のシステム。
【請求項25】
水流がガス状燃焼流の水から生成され、その水流がリザーバーに注入されて炭化水素回収を高める、請求項1記載のシステム。
【請求項26】
水流が低塩分水流である、請求項25記載のシステム。
【請求項27】
水流がガス状燃焼流の水から生成され、その水流が井戸作業、掘削、プラント冷却、及びスチームシステムの少なくとも一つと関連して使用される、請求項1記載のシステム。
【請求項28】
酸素流が空気を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項29】
発電しながら低排出で炭化水素を回収するための方法であって、その方法が
二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を生成する工程、
圧縮された空気流を生成する工程、
ガス状燃焼流からの熱を圧縮された空気流に移して冷却されたガス状燃焼流及び加熱された圧縮空気流を生成する工程、
第一発電システムを使用して電力、水流、及び二酸化炭素流を冷却されたガス状燃焼流から生じる工程、
第二発電システムを使用して電力を加熱された圧縮空気流から生じる工程、及び
二酸化炭素流の少なくとも一部をリザーバーに注入して炭化水素生成を増大する工程
を含むことを特徴とする前記方法。
【請求項30】
第二発電システムから電力を生じる前に加熱された圧縮空気流の温度を上昇する工程を更に含む、請求項29記載の方法。
【請求項31】
補充燃焼ユニットを使用して加熱された圧縮空気流の温度を上昇する、請求項30記載の方法。
【請求項32】
補充燃焼ユニットがリフォーマーにより生成された水素燃料源を受け取り、かつ燃焼するように構成される、請求項31記載の方法。
【請求項33】
熱をガス状燃焼流から圧縮空気流に移すことを熱交換ユニットにより行なう、請求項29記載の方法。
【請求項34】
二酸化炭素及び水を有するガス状燃焼流を酸素と燃料の混合物を燃焼する主燃焼ユニットにより生成する、請求項29記載の方法。
【請求項35】
酸素を空気分離ユニットにより生成する、請求項34記載の方法。
【請求項36】
酸素を空気として提供する、請求項34記載の方法。
【請求項37】
二酸化炭素流の少なくとも一部を主燃焼ユニットに循環して主燃焼ユニット中の燃焼温度を制御する工程を更に含む、請求項34記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−510989(P2013−510989A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538815(P2012−538815)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/049279
【国際公開番号】WO2011/059567
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(500450727)エクソンモービル アップストリーム リサーチ カンパニー (46)
【Fターム(参考)】