説明

侵入監視装置

【課題】 工場、発電所、病院、学校など不正な侵入を監視する必要のある敷地への侵入者の監視を行う装置において、侵入者の監視が必要である区画と期間の組合せで、侵入者を監視することができるようにする。
【解決手段】 不正侵入を監視する必要のある敷地の境界に、複数の区画に分割したこれら区画ごとに侵入検知センサ111−124を設置し、侵入検知装置10が侵入検知センサからの検知出力を受け、検知した区画と時期を特定して監視情報として出力し、この監視情報を侵入検知判定手段12が区画ごとに定められた侵入を監視する期間を記憶した監視スケジュールデータベース13と照合し、この監視情報が有効であるか否かを判定するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、工場、発電所、病院、学校など不正な侵入を監視する必要のある敷地への侵入者の監視を行う装置に関する。
【背景技術】
【0002】
敷地への不正侵入者の監視では、侵入者を検知する赤外線センサや監視カメラなどの手段により侵入者を検知すると、検知したという情報と時刻情報を監視情報として、通信装置を経由して、PCや携帯端末などの監視端末に送信し、監視者に伝達するようにしている。
【0003】
従来の侵入監視装置では、監視情報は侵入者を検知したときに作成され監視端末に送信される。このため、監視端末で別の作業をしている場合では監視情報の受信によりその作業が中断されることとなるが、作業中断を防ぐため侵入監視装置では監視情報の送信を停止する手段を備えている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−65028号(0031段)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
敷地への不正侵入者の監視において、例えば通勤時間帯において従業員用の通用門では従業者の入退場が多くなる。しかし、侵入監視装置には侵入者か従業員かの区別がつかないため、従業員の入退場でも侵入者を検知したという監視情報が監視者に伝達されることとなる。このような場合、従業員の入退場が多い門については、時間帯により監視情報の伝達を停止させ、門以外の境界部分における侵入者の監視は継続して実施する必要があるが、従来の侵入監視装置では、侵入者の監視を行わないときには監視情報の送信を停止するようにしているため、監視が必要な区画と期間を組合せて指定して監視をすることができないという問題点があった。
【0006】
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、侵入者の監視が必要である区画と期間の組合せで、侵入者を監視することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る侵入監視装置においては、不正侵入を監視する必要のある敷地の境界に、複数の区画に分割したこれら区画ごとに侵入検知センサを設置し、侵入検知装置が侵入検知センサからの検知出力を受け、検知した区画と時期を特定して監視情報として出力し、この監視情報を区画ごとに定められた侵入監視期間を記憶した監視スケジュールデータベースと照合し、この監視情報が有効であるか否かを判定する。
【発明の効果】
【0008】
この発明は、敷地の境界に区画ごとに設置した侵入検知センサごとに、人を検知したときに作成される監視情報と人を検知した時期とを監視スケジュールデータベースと照合することで監視情報が有効か否かを判定するようにしたことにより、侵入者の監視が必要である区画と期間の組合せで、侵入者を監視することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置のブロック図、図2はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置の敷地への侵入検知装置設置の例を示す説明図、図3はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置の監視スケジュールデータの例を示す説明図、図4はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置の侵入検知データの例を示す説明図、図5はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置の監視端末に表示する画面の例、図6はこの発明を実施するための実施の形態1における侵入監視装置の動作フロー図である。
【0010】
図1において、人が横切ると検知し、検知したという情報と検知した区画を監視情報の信号として出力する1または複数の侵入検知装置10と、これら侵入検知装置10からの信号を受信し、検知した区画と受信した時刻を基に監視スケジュールデータベース13と照合して侵入監視が必要な情報かどうかを判定し、侵入監視が必要な情報と判定した場合は侵入検知データとして侵入検知データベース14に登録するする侵入検知判定手段12と、この侵入検知データベース14に登録された侵入検知データを参照する監視端末15から構成される。前記侵入検知装置10は設置区画ごとに設置される複数の侵入検知センサ11からなる。
【0011】
図2は敷地への侵入検知装置10の設置の例であるが、不正な侵入者を防止する必要のある敷地の例として、プラント100を想定している。このプラント100の敷地内には、工場101、事務所102、駐車場103があり、プラント100の敷地境界は、工場101および事務所102への従業員や来客などが出入する正門104、出退勤時に従業員が出入する通用門105、工場101への納品や工場101からの出荷で車が出入する駐車場出入口106、前述の正門104と通用門105との間の南西塀107、通用門105と駐車場出入口106との間の北西塀108、正門104と駐車場出入口との間の東塀109からなる。
【0012】
前述の敷地境界104−109に沿うようにして、図2に示す点線のように侵入検知装置10を設置する。この侵入検知装置10には、漏洩電波を用いた広域侵入検知センサを適用することができる。この広域侵入検知センサは、例えば特開2007−189521の侵入検知システム(0012段−0016段)にて開示されているように公知のものであるため詳細な技術説明は省略するが、次のような特徴がある。侵入を監視する場所に、送信側の漏洩伝送路と、この送信側の漏洩伝送路からの漏洩電波を受信する受信側の漏洩伝送路を並設し、これら両漏洩伝送路がセンサ装置に接続され、この受信側の漏洩伝送路で受信した電波の変化をセンサ装置が検出すれば侵入者があったものと判定するものである。両漏洩伝送路には数メートル間隔で対になった電波漏洩箇所が設けられ、侵入者があったときに変化する電波のセンサ装置への伝達時間からどの漏洩箇所を経由した電波が変化したかが判別できる。すなわち、侵入者がこの広域侵入検知センサ上を横切ると、電波が変化した電波漏洩箇所の位置により、どの場所で侵入したのか検知することができる。本実施の形態では、これら両漏洩伝送路の1対の電波漏洩箇所を1つの侵入検知センサ11とし、この1つの侵入検知センサ11が検知できる範囲を1つの区画とする。図2では、侵入検知装置10を境界に沿って敷設し、検知できる区画として侵入検知センサ111−124に分けている。なお、広域侵入検知センサは上述のように数メートルの単位で侵入場所を特定できるため、プラント100のような広範囲の敷地に敷設する場合は、侵入検知センサ数すなわち区画の数は多数となるが、本実施の形態では簡略して記載している。また、この広域侵入検知センサには漏洩伝送路の最大長があり、設置する必要のある境界がこの漏洩伝送路の最大長より長い場合は、複数の広域侵入検知センサを適用する。
【0013】
さらに、侵入検知装置10は上記の広域侵入検知センサに限られず、赤外線センサや人感センサなどのセンサを適用することができる。例えば、赤外線センサを適用する場合であれば、赤外線の投光部と受光部を前記区画の両端に設置することとなり、1つの区画に対し1組の赤外線センサを設置し、この1組の赤外線センサが1つの侵入検知センサに対応することになる。また、これら複数の種類のセンサを混在して適用することも可能である。
【0014】
後述する監視スケジュールデータベース13では、いくつかの侵入検知センサ11をまとめて設定するようにしているため、侵入検知センサ111−124を検知ブロック131−134にまとめる。具体的には、正門104に設置する侵入検知装置10の侵入検知センサ118を検知ブロック131、通用門105に設置する侵入検知装置10の侵入検知センサ123を検知ブロック132、駐車場出入口106に設置する侵入検知装置10の侵入検知センサ(115、116)をまとめて検知ブロック133、門および出入口以外の塀に関してはすべて同じように監視することとして、南西塀107と北西塀108と東塀109に設置する侵入検知装置10の検知ブロック(119、120、121、122、111、112、113、114、124、117)をまとめて検知ブロック134とする。
【0015】
図3は監視スケジュールデータベース13に格納する監視スケジュール200のデータを示したものであり、侵入検知判定手段12からの監視期間及び侵入検知センサ番号の照合に用いられるもので、監視端末15でデータの保守を行う。この監視スケジュール200は検知ブロック201、この検知ブロック201に対応する場所202、人を検出する場所の単位となる区画と対応する侵入検知センサ203と、監視する時間帯を定めた監視期間204からなる。侵入検知判定手段12からの照合の対象となるのは侵入検知センサ203と監視期間204であり、検知ブロック201および場所202は監視者の設定や保守で分かりやすいように付加しているものである。例えば、侵入検知判定手段12から侵入検知センサ118で時刻12:00に人を検知したという情報を照合する場合は、侵入検知センサ203の欄の118を探し、対応する監視期間204の欄の期間(19:00−7:00)内かどうかを照合して、この組合せに合致しないのでこの検知した情報は有効ではないと判定する。なお、監視期間204は侵入者を監視する時間帯を設定しているが、逆に通常は終日の24時間監視として、侵入者の監視を行わない期間である監視抑制期間を設定するようにしてもよく、監視抑制期間を7:00−19:00と設定した場合は、監視期間を19:00−7:00と設定したのと同じことを意味する。
【0016】
図4は、侵入検知データベース14に格納する侵入検知データ210であり、侵入検知判定手段12で有効であると判定した監視情報をこの侵入検知判定手段12から登録するものである。この侵入検知データ210は、侵入を検知した侵入検知センサ211とこれに対応する場所212と侵入時期213からなる。
【0017】
図5は、侵入検知データベース14に監視情報が登録された時に監視端末15に表示される画面220であり、侵入検知データベース14に格納されている侵入検知データ210を基に、侵入検知センサ211、場所212、侵入時期213を監視者に分かりやすく表示したものである。なお、侵入検知データベース14の内容を監視端末15に表示するための詳細な構成は記載していないが、WEBによる方式やメールによる通知など多くの方法が考えられ、いずれの方式を採用してもかまわない。また、監視端末15により監視者に通知する方法についても、画面への表示だけでなく警報音などの音声により知らせる方法を採用することもできる。
【0018】
次に動作について、図6の動作フローに従って説明する。プラント100の境界に設置した侵入検知装置10を人が横切ると、この侵入検知装置10が人を検知する(ステップ301)。人を検知した侵入検知装置10は、侵入検知センサ11の番号が含まれる監視情報を作成し、この監視情報を侵入検知判定手段12に伝送する(ステップ302)。侵入検知判定手段12は、受信した監視情報と、その受信した日時を基にして、監視スケジュールデータベース13へ照合する(ステップ303)。照合の結果、侵入検知センサ11の番号を含む監視情報と日時が監視スケジュールデータベース13の侵入検知センサ203と監視期間204の組合せに合致している場合は監視対象と判定し、監視情報に含まれる侵入検知センサ11の番号と日時を侵入検知データベース14の侵入検知センサ211と侵入時期213へ登録する(ステップ304、ステップ305)。照合の結果が、侵入検知センサ203と監視期間204の組合せに合致しない場合は、監視対象ではないと判定し、監視情報を破棄する(ステップ304、ステップ307)。ステップ305で侵入検知データベース14へ登録した後、監視端末15に監視情報と日時を伝送し、画面上に侵入者情報220のような表示をすることで、監視者に侵入者を検知したという情報を知らせる(ステップ306)。
【0019】
このように、敷地の境界に区画ごとに設置した侵入検知センサごとに、人を検知したときに作成される監視情報と人を検知した時期とを監視スケジュールデータベースと照合することで監視情報が有効か否かを判定するようにしたことにより、侵入者の監視が必要である区画と期間の組合せで、侵入者を監視することができる。
【0020】
実施の形態2.
なお、実施の形態1では監視スケジュールデータベース13に侵入検知センサ11ごとの監視期間を時間帯で設定したが、図7に示すように、この監視スケジュールデータベース13に、年月日や曜日に基づいて監視を実行するか否かを判断する実行条件を設定してもよい。
【0021】
図7において、実行条件付監視スケジュール230は実施の形態1での監視スケジュール200に、監視期間に対応した実行条件を付加したものであり、監視スケジュールデータベース13で管理され、侵入検知判定手段12からの監視期間及び侵入検知センサ11の照合に用いられるもので、監視端末15でデータの保守を行う。この実行条件付監視スケジュール230には、検知ブロックAでは、場所:正門104、侵入検知センサ118を対象として、監視期間が19:00−7:00では月曜日から金曜日まで適用し、監視期間が0:00−24:00では土曜日、日曜日に適用するというようにデータが設定されている。例として、侵入検知装置10の単位ブロック118で金曜日の15:00に人を検知した場合であれば、この実行条件付監視スケジュール230の検知ブロックAの欄と照合し金曜日の19:00−7:00に合致しないので監視対象ではないと判定する。一方、同じ単位ブロック118で土曜日の15:00に人を検知した場合であれば、検知ブロックAの欄の土曜日の0:00−24:00に合致するので監視対象と判定する。
【0022】
このように、監視スケジュールデータベースに侵入者の監視を実行する期間として日ごとに設定する実行条件を備えることにより、監視スケジュールを先の日付まで設定できるため、監視者の設定を容易にすることができる。
【0023】
実施の形態3.
なお、実施の形態2では、監視スケジュールデータベース13に年月日や曜日に基づいて監視を実行するか否かを判断する実行条件235を設定したが、図8に示すように、この年月日や曜日に基づく実行条件の設定をユーザ定義カレンダーにより行うようにしてもよい。
【0024】
図8において、実行条件付監視スケジュール230は実施の形態2における図7に記載のものと同じであり、この実行条件付監視スケジュール230の実行条件235の設定を、監視スケジュールデータベース13に設けるユーザ定義カレンダー240から行うことができる。図8の例では、ユーザ定義カレンダー240で2007年8月13日から17日までが休日と設定すると、実行条件付監視スケジュール230の検知ブロック231がA、B、Cの欄において、監視期間234が0:00−24:00に対応する実行条件235に8月13日−17日が設定される。この設定により、該当期間は0:00−24:00の終日にわたって侵入監視が実行されることとなる。なお、実行条件235に曜日と日による設定がされており重なっている場合には、日による設定を優先するようにしてあるものとする。
【0025】
このように、監視スケジュールデータベースの実行条件の設定にユーザ定義カレンダーにより設定できるようにすることで、監視者による監視スケジュールの設定を分かりやすくすることができる。
【0026】
実施の形態4.
なお、実施の形態1では侵入検知センサごとに監視期間を設定していたが、図9に示すように登録監視スケジュールを作成し、侵入検知センサごとに登録監視スケジュールのデータを適用することで監視期間を設定してもよい。
【0027】
図9において、登録監視スケジュール250は監視スケジュールデータベース13で管理されているデータであり、監視端末15でデータの保守を行う。この登録監視スケジュール250は、スケジュール名称251をキーとして、監視期間252および実行条件253のデータからなる。なお、実行条件253は特に無くてもかまわない。この登録監視スケジュール250の1行目を例に挙げて説明すると、スケジュール名称として監視者が分かりやすい「出退勤時間帯以外」という名称をつけているが、出退勤時間帯では監視を抑制し出退勤時間帯を除く時間帯で監視を行うことが名称からわかるようにしている。監視期間および実行条件は対応する時間・年月日曜日を設定する。
【0028】
監視スケジュール260は実施の形態1ないし3の監視スケジュールあるいは実行条件付監視スケジュールと同様に監視スケジュールデータベース13で管理されているデータであり、侵入検知判定手段12からの監視期間及び侵入検知センサの番号の照合に用いられるもので、監視端末15でデータの保守を行う。この監視スケジュール260は侵入検知センサ263をまとめて分かりやすく管理するための検知ブロック261、この検知ブロック261に対応する区画262、人を検出する区画の単位になる侵入検知センサ263と、適用スケジュール264からなり、この適用スケジュール264には、登録監視スケジュール250のキーデータであるスケジュール名称251を入れることとする。これにより、例えば侵入検知センサ118で月曜日の10:00に人を検知した場合における侵入検知判定手段12からの照合では、監視スケジュール260のデータで検知ブロックAに該当し、適用スケジュール264が「出退勤時間帯以外」であり、登録監視スケジュール250のデータでスケジュール名称251の「出退勤時間帯以外」の監視期間および実行条件に当てはまることがわかり、監視対象であると判定する。
【0029】
このように、監視スケジュールデータベースのスケジュール名称をキーとして登録し、侵入検知センサごとに登録した監視スケジュールを割り当てることにより監視期間を設定することとしたため、監視スケジュールの設定および保守が容易になる。
【0030】
実施の形態5.
なお、実施の形態1では、監視情報を監視スケジュールデータベースと照合してこの監視情報の判定を行うことについて述べたが、図10に示すように監視抑制スイッチを設け、この監視抑制スイッチを投入することで全ての監視情報を有効ではないと判定させることにしてもよい。
【0031】
図10において、実施の形態1の図1と異なる構成は、侵入検知判定手段12に入力するように監視抑制スイッチ16を設けるところである。監視対象となるプラント100の境界に設置する侵入検知装置10が洪水などの原因で正常に動作しなくなると、この侵入検知装置10は不動作の状態あるいは監視情報を出し続ける状態になる。監視情報を出し続ける状態になると、監視端末に図5で示す侵入者情報220の画面が頻出することとなる。このような場合に侵入者情報の画面の出力を抑制するために、監視抑制スイッチ16を投入する。
【0032】
この監視抑制スイッチ16を投入した後、侵入検知装置10が監視情報を出力し侵入検知判定手段12が監視情報を受信すると、監視抑制スイッチ16が投入されていることから、監視スケジュールデータベース13に照合する前にこの監視情報を破棄する。このようにすることで、監視情報スイッチ16を投入することにより侵入者の監視を抑制することができる。
【0033】
このように、監視抑制スイッチを設けることで、洪水などで侵入検知センサが正常に動作しなくなる緊急時に監視抑制スイッチを投入するだけで、侵入者の監視を抑制することができる。
【0034】
なお、監視抑制スイッチ16は図10に示した形態では監視端末15とは別の手段として設けているが、監視端末15の内部に設けることも可能である。また、監視抑制スイッチ16を監視端末15と別に設ける場合でも、ソフトウェアによる画面上のボタンとする場合や、レバースイッチのようなハードウェアスイッチにする場合などが考えられ、どちらでも適用することができる。緊急時での対応であるため、レバースイッチをはじめとするハードウェアスイッチで構成することが、監視者の迅速な対応を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置の敷地への侵入検知装置設置の例を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置の監視スケジュールデータの例を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置の侵入検知データの例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置の監視端末に表示する画面の例である。
【図6】この発明の実施の形態1を示す侵入監視装置の動作フロー図である。
【図7】この発明の実施の形態2を示す侵入監視装置の監視スケジュールのデータの例を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態3を示す侵入監視装置の監視スケジュールのデータの例を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態4を示す侵入監視装置の監視スケジュールのデータの例を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態5を示す侵入監視装置のブロック図である。
【符号の説明】
【0036】
10 侵入検知装置
11、111−124 侵入検知センサ
12 侵入検知判定手段
16 監視抑制スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の区画に分けられた敷地の境界の区画ごとに設置された侵入検知センサと、
これらの侵入検知センサからの検知出力を受け、検知した区画および時期を特定した監視情報を出力する侵入検知装置と、
前記監視情報を受け、区画ごとに予め定められた侵入監視期間を記憶したデータベースと照合することにより、前記監視情報が有効であるか否かを判定する侵入検知判定手段とを備えた侵入監視装置。
【請求項2】
侵入検知センサは、赤外線センサを備えたことを特徴とする請求項1に記載の侵入監視装置。
【請求項3】
侵入検知装置は、漏洩電波を送信する送信側漏洩伝送路と、該送信側漏洩伝送路と並設され前記漏洩電波を受信する受信側漏洩伝送路と、前記漏洩電波が変化すれば侵入があったものと判定する手段と、変化した前記漏洩電波が前記両漏洩伝送路を伝達する時間から侵入があった位置を算定する手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の侵入監視装置。
【請求項4】
データベースは、侵入者の監視を実行する期間を日ごとに設定する実行条件を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の侵入監視装置。
【請求項5】
実行条件の設定が、カレンダーにより行うことを特徴とする請求項4に記載の侵入監視装置。
【請求項6】
データベースが、侵入者を監視する期間を登録する手段を備え、侵入検知センサごとに登録した前記期間を設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の侵入監視装置。
【請求項7】
侵入検知センサが監視抑制スイッチを備え、前記監視抑制スイッチを入力することによりすべての監視情報を有効ではないと判定するようにしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の侵入監視装置。
【請求項8】
監視抑制スイッチが、ハードスイッチであることを特徴とする請求項7に記載の侵入監視装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−145950(P2009−145950A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−319520(P2007−319520)
【出願日】平成19年12月11日(2007.12.11)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】