説明

光パケット交換装置

【課題】光信号対雑音比を改善できる光パケット交換装置を提供する。
【解決手段】光パケット交換装置10は、光パケット信号の経路を切り替える光スイッチ部12と、光パケット信号の光信号対雑音比情報を取得するOSNR取得部と、光パケット信号を再生中継する再生中継部18とを備える。光スイッチ部12は、光パケット信号の光信号対雑音比が所定の基準値未満の場合、該光パケット信号を再生中継部18に出力する。再生中継部18は、再生した光パケット信号を本来光パケット信号が送出されるべき経路に戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光パケット単位でのパケット交換を可能とする光パケット交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いた光伝送システムにおいて、波長選択スイッチ(WSS:wavelength selective switch)等を用いることで、波長単位のパス切替を行う技術が実用化されている。その次の技術として、切替を行う単位を例えばIPパケット(10GEther(10 Gigabit Ethernet(登録商標))信号等)一つ一つという細かい単位とし、各々を光パケットという形式に変換して、超高速の光スイッチで方路切り替えを行う光パケット交換方式が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
IPパケットはデータが存在しない間は有意な情報が転送されておらず、その分だけ帯域が無駄になっているが、光パケット交換方式が実現すれば、データが存在しない時間帯を別のパケットが占有できることになる。従って、光パケット交換方式は、伝送路の帯域利用効率を飛躍的に高める可能性があり、将来の技術として有望視されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−235986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光パケット交換方式においては、光パケット毎に宛先が付与され、光パケットはその宛先に従って複数の光パケット交換装置によりスイッチングされながら転送される。従って、ある光パケット交換装置に到着した光パケットは、いろいろな送信局から異なる経路を通ってきているので、それぞれ異なる光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal to Noise Ratio)を持つことになる。光信号対雑音比が劣化した光パケットは、宛先の検出ができないために、適切にスイッチングできないおそれがある。また、送信先の受信局においてビット誤り率が劣化するおそれもある。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、光信号対雑音比を改善できる光パケット交換装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の光パケット交換装置は、光パケット信号の経路を切り替える光スイッチ部と、光パケット信号の光信号対雑音比情報を取得するOSNR取得部と、光パケット信号を再生中継する再生中継部とを備える。光スイッチ部は、光パケット信号の光信号対雑音比が所定の基準値未満の場合、該光パケット信号を再生中継部に出力する。
【0008】
再生中継部は、入力された光パケット信号を電気信号に変換し、電気信号に対して等化増幅、タイミング抽出および識別再生を行い、再生された電気信号を再び光パケット信号に変換して出力してもよい。
【0009】
再生中継部は、再生した光パケット信号を本来光パケット信号が送出されるべき経路に戻してもよい。
【0010】
再生中継部は、再生した光パケット信号を光スイッチ部の入力に戻してもよい。
【0011】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、光信号対雑音比を改善できる光パケット交換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る光パケット交換装置を示す図である。
【図2】本発明の別の実施形態に係る光パケット交換装置を示す図である。
【図3】光スイッチ部の構成を説明するための図である。
【図4】光スイッチ部の処理フローを説明するための図である。
【図5】光スイッチ部の別の処理フローを説明するための図である。
【図6】再生中継部の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係る光パケット交換装置を示す。図1に示すように、光パケット交換装置10は、光スイッチ部12と、光パケット送信部14と、光パケット受信部16と、再生中継部18と、光カプラ20と、光増幅器22とを備える。
【0016】
OSNR取得部32は、クライアント側からクライアント信号を受信する。そして、OSNR取得部32は、クライアント信号に宛先情報やパケット長情報などを付与することにより光パケット信号を生成し、光スイッチ部12に送信する。
【0017】
光スイッチ部12は、入力された光パケット信号の経路を切り替えるN入力×N出力の光スイッチ装置である。光スイッチ部12の第1入力ポート11a、第2入力ポート11bには、WDMネットワークからの光パケット信号が入力される。光スイッチ部12の第3入力ポート11cには、光パケット送信部14からの光パケット信号が入力される。
【0018】
光スイッチ部12は、入力された光パケット信号の経路を切り替え、第1〜第3出力ポート13a〜13cから出力する。光スイッチ部12の第1出力ポート13aから出力された光パケット信号は、第1光ファイバ23を介して光増幅器22に入力される。光増幅器22は、入力された光パケット信号を増幅した後、WDMネットワークに送出する。また、光スイッチ部12の第2出力ポート13bから出力された光パケット信号は、第2光ファイバ24を介して光パケット受信部16に入力される。光パケット受信部16は、受信した光パケット信号を元のクライアント信号に復元し、クライアント側に出力する。また、光スイッチ部12の第3出力ポート13cから出力された光パケット信号は、第3光ファイバ25を介して再生中継部18に入力される。
【0019】
ここで本実施形態においては、光スイッチ部12は、光パケット信号の光信号対雑音比(OSNR)を測定する機能を有する。そして、光スイッチ部12は、光パケット信号から抽出した宛先情報に加え、該光パケット信号の光信号対雑音比に基づいて、出力ポートを決定する。
【0020】
具体的には、光パケット信号の光信号対雑音比が所定の基準値以上の場合、光スイッチ部12は、宛先情報に従って、第1出力ポート13aまたは第2出力ポート13bから光パケット信号を出力する。一方、光パケット信号の光信号対雑音比が基準値未満の場合、光スイッチ部12は、宛先情報に拘わらず、光パケット信号を第3出力ポート13cから出力する。この基準値は、光パケット信号を受信する受信器(例えば、光パケット受信部16)が許容できる最小の光信号対雑音比以上の値に設定される。
【0021】
図1には、説明のために、WDMネットワークから第1入力ポート11aに第1光パケット信号♯1が入力され、続いて第2入力ポート11bに第2光パケット信号♯2が入力される様子が示されている。第1光パケット信号♯1は、基準値以上の光信号対雑音比を有し、第2光パケット信号♯2は、基準値未満の光信号対雑音比を有するものとする。また、第1光パケット信号♯1および第2光パケット信号♯2は、WDMネットワークに接続された他の光パケット交換装置を宛先としており、宛先情報だけに基づいて経路を判定した場合には第1出力ポート13aから出力される光パケット信号であるとする。
【0022】
この場合、第1光パケット信号♯1は光信号対雑音比が基準値以上であるので、光スイッチ部12は、宛先情報に基づいて第1光パケット信号♯1を第1出力ポート13aから出力する。その後、第1光パケット信号♯1は、第1光ファイバ23を介して光増幅器22に入力され、光増幅器22で増幅された後、WDMネットワークに送出される。
【0023】
一方、第2光パケット信号♯2は光信号対雑音比が基準値未満であるので、光スイッチ部12は、宛先情報に拘わらず、第2光パケット信号♯2を第3出力ポート13cから出力する。すなわち、光スイッチ部12は、本来であれば宛先情報に基づいて出力すべき経路である第1光ファイバ23ではなく、再生中継部18に第2光パケット信号♯2を出力するのである。
【0024】
再生中継部18は、入力された第2光パケット信号♯2を電気信号に変換した後、該電気信号に対して等化増幅(Reshaping)、タイミング抽出(Retiming)および識別再生(Regenerating)を行い、再生された電気信号を再び光パケット信号に変換して出力する。これらの処理は、「3R再生中継」と呼ばれる。3R再生中継後の第2光パケット信号♯2の光信号対雑音比は、基準値以上となっている。この再生された第2光パケット信号♯2’は、第4光ファイバ26を介して第2光パケット信号♯2が本来出力されるべき経路に戻される。すなわち、再生された第2光パケット信号♯2’は、光カプラ20により第1光ファイバ23に挿入される。その後、再生された第2光パケット信号♯2’は、光増幅器22に入力され、光増幅器22で増幅された後、WDMネットワークに送出される。
【0025】
以上のように、本実施形態に係る光パケット交換装置10によれば、基準値を下回る光信号対雑音比を有する光パケット信号が入力された場合に、経路切替を行うだけでなく、光パケット信号を再生して出力することができる。これにより、光パケット交換装置10から出力される光パケット信号の光信号対雑音比を基準値以上に維持することができる。
【0026】
光パケット交換方式においては、通常、光パケット信号は受信局に到達するまでに複数の光パケット交換装置を通過し、その度に光増幅器により光信号対雑音比が劣化する。従って、送信局においては良好な基準値を上回る光信号対雑音比を有していても、何度も光パケット交換装置や光増幅器を持つ中継装置を通過するうちに光信号対雑音比が劣化し、宛先情報が検出できず、適切にスイッチングできないおそれがある。また、送信先の受信局において、ビット誤り率が劣化するおそれがある。しかしながら、本実施形態に係る光パケット交換装置10によれば、光パケット交換装置を通過するたびに光信号対雑音比が改善されるので、適切にスイッチングを行うことができ、またビット誤り率の劣化を抑制できる。
【0027】
本実施形態においては、再生中継部18を経由した光パケット信号は、再生中継部18での3R再生中継の処理時間だけ遅延する。この遅延のために、第1光ファイバ23に戻った光パケット信号と、直接第1光ファイバ23に出力された後続の光パケット信号との間で輻輳が生じる可能性がある。そこで、第1光ファイバ23の第1出力ポート13aと光カプラ20との間に光遅延線15を設け、光パケット信号が第1出力ポート13aから光カプラ20まで到達する時間と、光パケット信号が第3出力ポート13cから再生中継部18を通って光カプラ20まで到達する時間とが一致するように調整することが望ましい。
【0028】
図2は、本発明の別の実施形態に係る光パケット交換装置を示す。本実施形態に係る光パケット交換装置10において、図1に示す光パケット交換装置と同一または対応する構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
【0029】
図2に示すように、本実施形態に係る光パケット交換装置10においては、再生中継部18の出力が第4光ファイバ26を介して光スイッチ部12の第4入力ポート11dに接続されている。従って、再生中継部18にて再生された第2光パケット信号♯2’は、光スイッチ部12の第4入力ポート11dに入力される。
【0030】
光スイッチ部12は、第4入力ポート11dに入力された第2光パケット信号♯2’に対し、第1入力ポート11aや第2入力ポート11bに入力された光パケット信号と同様の処理を行う。すなわち、第2光パケット信号♯2’の宛先情報を抽出するとともに、光信号対雑音比を測定する。この第2光パケット信号♯2’は、再生中継部18にて再生された光パケット信号であるので、光信号対雑音比は基準値を上回っている。従って、第2光パケット信号♯2’は宛先情報に基づいて第1出力ポート13aから出力される。
【0031】
このように、本実施形態に係る光パケット交換装置10によっても、基準値を下回る光信号対雑音比を有する光パケット信号が入力された場合に、経路切替を行うだけでなく、光パケット信号を再生して出力することができる。これにより、光パケット交換装置10から出力される光パケット信号の光信号対雑音比を基準値以上に維持することができる。
【0032】
また、本実施形態の場合、再生した第2光パケット信号♯2’を光スイッチ部12に戻す構成としているので、輻輳処理を光スイッチ部12に任せることができる。
【0033】
第4入力ポート11dに入力される光パケット信号は、再生中継部18にて再生された光パケット信号であるので、光信号対雑音比は確実に基準値を上回っている。従って、光スイッチ部12は、第4入力ポート11dから入力された光パケット信号については、光信号対雑音比の測定を行わなくてもよい。
【0034】
図3は、光スイッチ部の構成を説明するための図である。ここでは、4入力×4出力の光スイッチ部について説明する。図3に示すように、光スイッチ部12は、第1〜第4入力ポートIN1〜IN4と、第1〜第4出力ポートOUT1〜OUT4と、光スイッチ36と、光スイッチ制御部30とを備える。光スイッチ制御部30は、光カプラ31と、OSNR取得部32と、光/電気変換部33と、ヘッダ解析部34と、制御信号生成部35とを備える。なお、光スイッチ制御部は各入力ポート毎に設けられるが、ここでは図示を簡略化するために、第1入力ポートIN1に対応する光スイッチ制御部30のみ図示している。
【0035】
第1入力ポートIN1に入力された光パケット信号は、光スイッチ制御部30の光カプラ31に入力される。光カプラ31は、入力された光パケット信号を2つに分岐する。分岐された一方の光パケット信号はOSNR取得部32に送られ、他方の光パケット信号は光スイッチ36に送られる。
【0036】
OSNR取得部32は、入力された光パケット信号の光信号対雑音比を測定する。測定された光信号対雑音比情報は、制御信号生成部35に送られる。また、OSNR取得部32は、光パケット信号を光/電気変換部33に送る。光/電気変換部33は、入力された光パケット信号を電気のパケット信号に変換し、ヘッダ解析部34に送る。ヘッダ解析部34は、パケット信号のヘッダを解析し、宛先情報を抽出する。この宛先情報は、制御信号生成部35に送られる。
【0037】
制御信号生成部35は、光信号対雑音比情報および宛先情報に基づいて光スイッチ36を制御するための制御信号を生成し、光スイッチ36に出力する。光スイッチ36は、例えばSOA(Semiconductor Optical Amplifier)ゲートを用いた光スイッチであってよい。光スイッチ36は、光スイッチ制御信号に基づいて適切なSOAゲートをオン/オフすることにより、第1〜第4出力ポートOUT1〜OUT4の何れかから光パケット信号を出力する。
【0038】
図4は、光スイッチ部の処理フローを説明するための図である。まず、光パケット信号が受信されると(S10)、OSNR取得部32およびヘッダ解析部34により、光信号対雑音比(OSNR)情報および宛先情報が取得される(S12)。
【0039】
次に、制御信号生成部35は、宛先情報に基づいて、受信した光パケット信号が自局宛てか否か判定する(S14)。
【0040】
光パケット信号が自局宛ての場合(S14のY)、制御信号生成部35は、光パケット信号を自局の光パケット受信部16に切り替える(S16)。一方、光パケット信号が自局宛てではない場合(S14のN)、制御信号生成部35は、光信号対雑音比が所定の基準値以上であるか否か判定する(S18)。
【0041】
光信号対雑音比が基準値以上の場合(S18のY)、制御信号生成部35は、宛先情報に従って光パケット信号を切り替える(S20)。一方、光信号対雑音比が基準値未満の場合(S18のN)、制御信号生成部35は、光パケット信号を再生中継部18に切り替える(S22)。これにより、光パケット信号の光信号対雑音比が改善される。
【0042】
図5は、光スイッチ部の別の処理フローを説明するための図である。まず、光パケット信号が受信されると(S30)、OSNR取得部32およびヘッダ解析部34により、光信号対雑音比(OSNR)情報および宛先情報が取得される(S32)。
【0043】
次に、制御信号生成部35は、光信号対雑音比が所定の基準値以上であるか否か判定する(S34)。
【0044】
光信号対雑音比が基準値以上の場合(S34のY)、制御信号生成部35は、宛先情報に従って光パケット信号を切り替える(S36)。一方、光信号対雑音比が基準値未満の場合(S34のN)、制御信号生成部35は、宛先情報に基づいて、受信した光パケット信号が自局宛てか否か判定する(S38)。
【0045】
光パケット信号が自局宛ての場合(S38のY)、制御信号生成部35は、光パケット信号を自局の光パケット受信部16に切り替える(S40)。一方、光パケット信号が自局宛てではない場合(S38のN)、光パケット信号を再生中継部18に切り替える(S42)。これにより、光パケット信号の光信号対雑音比が改善される。
【0046】
図6は、再生中継部の構成を説明するための図である。図6に示すように、再生中継部18は、モニタ部61と、光/電気変換部62と、クロック抽出部63と、パケット抽出部64と、ヘッダ解析部65と、パケット再生部66と、タイミング調整部67と、電気/光変換部68とを備える。
【0047】
再生中継部18の入力ポートINに入力された光パケット信号はモニタ部61に入力される。モニタ部61は、波長、光パワー、消光比などをモニタし、これらのモニタ情報を電気/光変換部68に出力する。その後、光パケット信号は光/電気変換部62に送られる。
【0048】
光/電気変換部62は、光パケット信号を電気のパケット信号に変換し、クロック抽出部63に出力する。クロック抽出部63は、入力されたパケットからクロック信号を抽出する。パケット信号およびクロック信号は、パケット抽出部64に入力される。
【0049】
パケット抽出部64は、入力されたパケット信号からパケットを抽出し、ヘッダ解析部65は抽出されたパケットのヘッダを解析する。パケット再生部66は、パケット信号を識別再生する。タイミング調整部67は、再生されたパケット信号を電気/光変換部68に出力するタイミングを調整する。電気/光変換部68は、パケット信号を光パケット信号に変換する。ここで、電気/光変換部68は、モニタ部61からのモニタ情報を基づいて、波長、光パワー、消光比等を調整する。電気/光変換部68にて変換された光パケット信号は、出力ポートOUTから送出される。
【0050】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せによりいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0051】
例えば、上述の実施形態では、OSNR取得部32を光スイッチ部12の内部に設けたが、光スイッチ部12の外部に設けてもよい。
【符号の説明】
【0052】
10 光パケット交換装置、 12 光スイッチ部、 14 光パケット送信部、 15 光遅延線、 16 光パケット受信部、 18 再生中継部、 20 光カプラ、 22 光増幅器、 30 光スイッチ制御部、 31 光カプラ、 32 OSNR取得部、 33 光/電気変換部、 34 ヘッダ解析部、 35 制御信号生成部、 36 光スイッチ、 61 モニタ部、 62 光/電気変換部、 63 クロック抽出部、 64 パケット抽出部、 65 ヘッダ解析部、 66 パケット再生部、 67 タイミング調整部、 68 電気/光変換部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光パケット信号の経路を切り替える光スイッチ部と、
光パケット信号の光信号対雑音比情報を取得するOSNR取得部と、
光パケット信号を再生中継する再生中継部と、
を備え、
前記光スイッチ部は、光パケット信号の光信号対雑音比が所定の基準値未満の場合、該光パケット信号を前記再生中継部に出力することを特徴とする光パケット交換装置。
【請求項2】
前記再生中継部は、入力された光パケット信号を電気信号に変換し、電気信号に対して等化増幅、タイミング抽出および識別再生を行い、再生された電気信号を再び光パケット信号に変換して出力することを特徴とする請求項1に記載の光パケット交換装置。
【請求項3】
前記再生中継部は、再生した光パケット信号を本来光パケット信号が送出されるべき経路に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の光パケット交換装置。
【請求項4】
前記再生中継部は、再生した光パケット信号を前記光スイッチ部の入力に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の光パケット交換装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−21556(P2013−21556A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154091(P2011−154091)
【出願日】平成23年7月12日(2011.7.12)
【出願人】(000237662)富士通テレコムネットワークス株式会社 (682)
【Fターム(参考)】