説明

光源装置、光走査装置及び画像表示装置

【課題】複数のビーム光、特に波長領域が同一又は近似するような複数の光源部からのビーム光を合成可能な光源装置、その光源装置を用いることでビーム光を安定かつ高速に走査させることが可能な光走査装置、及び画像表示装置を提供すること。
【解決手段】同色の直線偏光である複数のビーム光を供給する第1光源部11及び第2光源部12と、第1光源部11からのビーム光及び第2光源部12からのビーム光を合成させる偏光光合成部である偏光ビームスプリッタ15と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置、光走査装置及び画像表示装置、特に、画像信号に応じて変調されたビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置に用いられる光源装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、画像を表示する画像表示装置として、レーザ光を用いるレーザプロジェクタが提案されている。レーザ光は、単色性及び指向性が高いことを特徴とする。このため、レーザプロジェクタは、色再現性の良い画像を得られるという利点を有する。画像表示装置に用いられる照明装置は、複数の発光部からの光を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−352589号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レーザプロジェクタにて複数の光源部からのレーザ光を走査させる構成とする場合、被照射面におけるレーザ光の光量を増加させ、さらに単独の光源部からのレーザ光を重ね合わせる場合と比較してスペックルの発生を低減させることもできると考えられる。複数のレーザ光を供給するために、複数の光源部からのレーザ光を単に近接させることとすると、レーザ光を並列させる幅が大きくなることから、レーザ光を走査させるスキャナを大型にする必要を生じる。大型なスキャナは、安定かつ高速な駆動を行うことが非常に困難である。このため、複数の光源部からのレーザ光を略一致させて出射可能であることが望まれる。光線を略一致させるように複数の光源部からの光を合成させるには、例えば、ダイクロイックミラーを用いることが考えられる。しかしながら、各光源部からのレーザ光の波長領域が同一又は近似する場合には、ダイクロックミラーを用いて複数のレーザ光を合成させることは非常に困難であるため問題である。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、複数のビーム光、特に波長領域が同一又は近似するような複数の光源部からのビーム光を合成可能な光源装置、その光源装置を用いることでビーム光を安定かつ高速に走査させることが可能な光走査装置、及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、同色の直線偏光である複数のビーム光を供給する第1光源部及び第2光源部と、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を合成させる偏光光合成部と、を有することを特徴とする光源装置を提供することができる。
【0006】
ここで、同色の光とは、略同一又は近似する波長領域を有する光であるとする。偏光光合成部としては、例えば、第1の振動方向の偏光光を透過させ、第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射する偏光ビームスプリッタを用いることができる。第1光源部及び第2光源部からのビーム光を、偏光光合成部の透過特性や反射特性に応じた振動方向の偏光光として偏光光合成部へ入射させることにより、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を合成させることができる。偏光光合成部は、第1光源部からのビーム光と第2光源部からのビーム光とを略平行に出射、又は集光させるように合成させる。偏光光合成部を用いて第1光源部からの光線及び第2光源部からの光線を略一致、又は交互に並列させるように重ね合わせることにより、第1光源部からのビーム光と第2光源部からのビーム光とをあたかも一の光源部から供給させた場合と同じように扱うことが可能である。これにより、複数のビーム光、特に波長領域が同一又は近似するような複数の光源部からのビーム光を合成可能な光源装置を得られる。複数の光源部からのビーム光を合成可能であると、ビーム光を並列させる幅を、単独の光源部を用いる場合と略同じにすることができる。
【0007】
また、本発明の好ましい態様によれば、偏光光合成部は、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を略平行に出射させるように合成させることが望ましい。これにより、第1光源部からのビーム光と第2光源部からのビーム光とを合成させることができる。
【0008】
また、本発明の好ましい態様によれば、偏光光合成部は、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を集光させるように合成させることが望ましい。これにより、第1光源部からのビーム光と第2光源部からのビーム光とを合成させることができる。
【0009】
また、本発明の好ましい態様によれば、偏光光合成部は、第1の振動方向の偏光光を透過させ、第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射することでビーム光を合成させることが望ましい。かかる偏光光合成部を用いることにより、第1光源部からの光線及び第2光源部からの光線を略一致、又は交互に並列させるように重ね合わせることが可能である。これにより、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を合成させることができる。
【0010】
また、本発明の好ましい態様によれば、第1光源部及び第2光源部は、第1光源部の光軸及び第2光源部の光軸が略直交するように配置され、偏光光合成部は、第1の振動方向の偏光光を透過させ、第2の振動方向の偏光光を反射する偏光膜を有し、偏光膜が第1光源部の光軸及び第2光源部の光軸のいずれに対しても略45度傾くように配置されることが望ましい。第1光源部の光軸及び第2光源部の光軸のいずれに対しても略45度傾くように偏光膜を配置することにより、偏光光合成部の出射側にて第1光源部の光軸と第2光源部の光軸とを略一致させることが可能である。これにより、第1光源部からのビーム光及び第2光源部からのビーム光を合成させることができる。
【0011】
また、本発明の好ましい態様としては、第1光源部と偏光光合成部との間、又は第2光源部と偏光光合成部との間に設けられた位相板を有することが望ましい。例えば、いずれも第1の振動方向の偏光光を供給する第1光源部、第2光源部を用いる場合に、第2光源部と偏光光合成部との間にλ/2位相板を設けることとする。第2光源部からの第1の振動方向の偏光光は、第2の振動方向の偏光光に変換され、偏光光合成部へ入射する。このように、位相板を適宜配置することで、偏光光合成部の透過、反射特性に適合するようにビーム光を供給することが可能となる。これにより、光源部の偏光特性に応じてビーム光を合成させることができる。
【0012】
また、本発明の好ましい態様としては、第1光源部は、第1の振動方向の偏光光であるビーム光を供給し、第2光源部は、第2の振動方向の偏光光であるビーム光を供給することが望ましい。これにより、位相板を用いること無く簡易な構成により、第1光源部からのビーム光と第2光源部からのビーム光とを合成させることができる。
【0013】
また、本発明の好ましい態様としては、偏光光合成部は、第1光源部からのビーム光の光線と、第2光源部からのビーム光の光線とを略一致させて合成させることが望ましい。これにより、単独の光源部を用いる場合と同数の、明るいビーム光を供給することができる。また、2つの光源部からのビーム光を合成させることで、単独の光源部からのビーム光同士を合成させる場合と比較してスペックルの発生を低減させることも可能である。
【0014】
また、本発明の好ましい態様としては、偏光光合成部は、第1光源部からのビーム光の光線と、第2光源部からのビーム光の光線とを交互に並列させて合成させることが望ましい。これにより、ビーム光を並列させる幅を、単独の光源部を用いる場合と大きく異ならせること無くビーム光を供給することが可能となる。
【0015】
また、本発明の好ましい態様としては、第1色光を合成させる第1偏光光合成部と、第2色光を合成させる第2偏光光合成部と、第1偏光光合成部からの第1色光及び第2偏光光合成部からの第2色光を合成させる色合成部と、を有することが望ましい。これにより、複数の色光であるビーム光を合成させることができる。
【0016】
さらに、本発明によれば、上記の光源装置と、光源装置からの光を走査させる走査部と、を有することを特徴とする光走査装置を提供することができる。上記の光源装置を用いることにより、光源装置で合成されたビーム光を走査させることができる。また、ビーム光を並列させる幅を、単独の光源部を用いる場合と略同じにすることが可能であるから、小型な走査部を用いることが可能である。これにより、光源装置で合成されたビーム光を安定かつ高速に走査させることができる。複数の光源部からのレーザ光を走査させる場合、光源部ごとに設けられた複数の走査部によりレーザ光を走査させる構成も考えられる。これに対し、本態様では、走査部を小型とし、かつ単独の走査部を用いることが可能であるから、光学系を簡易な構成とすることもできる。
【0017】
また、本発明の好ましい態様としては、光源装置と走査部との間に設けられた照明光学系を有し、照明光学系は、複数のビーム光を略平行、かつ光源装置から出射されるときとは異なる間隔で出射させることが望ましい。これにより、光源装置で合成されたビーム光を所望の間隔で走査させることができる。
【0018】
また、本発明の好ましい態様としては、光源装置と走査部との間に設けられた照明光学系を有し、照明光学系は、複数のビーム光を集光させることが望ましい。照明光学系により複数のビーム光を集光させることにより、さらに走査部を小型とすることが可能となる。また、被照射面にて所望の間隔でビーム光を走査させることもできる。
【0019】
さらに、本発明によれば、光走査装置からの光により画像を表示する画像表示装置であって、光走査装置は、上記の光走査装置であることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の光走査装置を用いることにより、光源装置で合成されたビーム光を安定かつ高速に走査させることができる。これにより、明るく高品質な画像を表示可能な画像表示装置を得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0021】
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。光源装置10は、第1光源部11及び第2光源部12を有する。第1光源部11及び第2光源部12は、同色、例えば赤色の直線偏光である4つのビーム光を供給する。同色の光とは、略同一又は近似する波長領域を有する光である。また、第1光源部11及び第2光源部12は、いずれも第1の振動方向の偏光光であるp偏光光を供給する。
【0022】
第1光源部11及び第2光源部12としては、ビーム光であるレーザ光を供給する面発光型半導体レーザを用いることができる。第1光源部11は、光源装置10の出射方向へ光軸を向けて配置されている。第1光源部11及び第2光源部12は、第1光源部11の光軸及び第2光源部12の光軸が略直交するように配置されている。なお、図中実線の矢印、破線の矢印は、それぞれ第1光源部11から第1光源部11の光軸に沿う方向へ出射するレーザ光、第2光源部12から第2光源部12の光軸に沿う方向へ出射するレーザ光を表している。
【0023】
偏光ビームスプリッタ15は、第1光源部11からのレーザ光、及び第2光源部12からのレーザ光が入射する位置に設けられている。偏光ビームスプリッタ15は、偏光膜16を備えるプリズム体であって、第1光源部11からのレーザ光及び第2光源部12からのレーザ光を略平行に出射させるように合成させる偏光光合成部である。偏光膜16は、第1の振動方向の偏光光であるp偏光光を透過させ、第2の振動方向の偏光光であるs偏光光を反射する。偏光膜16としては、例えば、誘電体多層膜を用いることができる。偏光ビームスプリッタ15は、第1光源部11の光軸及び第2光源部12の光軸にいずれに対しても偏光膜16が略45度傾くように配置されている。また、第2光源部12と偏光ビームスプリッタ15との間の光路には、λ/2位相板14が設けられている。
【0024】
第1光源部11からのp偏光光は、偏光ビームスプリッタ15の偏光膜16を透過した後、出射方向へそのまま進行する。第2光源部12からのp偏光光は、λ/2位相板14で振動方向が90度回転され、s偏光光に変換される。第2光源部12からのレーザ光は、s偏光光に変換された後、偏光ビームスプリッタ15へ入射する。なお、偏光ビームスプリッタ15の第1光源部11側の入射面、及び第2光源部12側の入射面には、反射防止膜を設けることが望ましい。反射防止膜を設けることにより、各光源部11、12からの光を偏光ビームスプリッタ15へ効率良く入射させることが可能となる。
【0025】
第2光源部12の側から偏光ビームスプリッタ15へ入射したs偏光光は、偏光膜16で反射することにより、光路が略90度折り曲げられる。偏光膜16で反射したs偏光光は、偏光膜16を透過した第1光源部11からのp偏光光と同じ出射方向へ進行する。第1光源部11の光軸及び第2光源部12の光軸のいずれに対しても略45度傾くように偏光膜16を配置しているため、偏光ビームスプリッタ15の出射側にて第1光源部11の光軸と第2光源部12の光軸とを略一致させることができる。
【0026】
かかる構成により、第1光源部11からの4つのレーザ光と第2光源部12からの4つのレーザ光とを、それぞれ略一致させて出射させることが可能である。よって、光源装置10は、図2に示すように、被照射面Iにおいて、第1光源部11からのレーザ光と第2光源部12からのレーザ光により4つのスポットSPを形成させる。第1光源部11からレーザ光の光線と第2光源部12からのレーザ光の光線とを略一致させることで、第1光源部11及び第2光源部12のいずれか一方のみを用いる場合と同数、かつ略2倍の明るさのレーザ光を供給することが可能となる。
【0027】
偏光光合成部である偏光ビームスプリッタ15は、このようにして第1光源部11からのレーザ光と第2光源部12からのレーザ光とを略平行、かつ略一致させて出射させるように合成させる。これにより、複数のビーム光、特に波長領域が同一又は近似するような複数の光源部11、12からのビーム光を合成させることができるという効果を奏する。複数の光源部11、12からのレーザ光を合成可能であると、単独の光源部を用いる場合と比較して、被照射面におけるレーザ光の光量を増加させることが可能となる。さらに、複数のレーザ光を供給する構成とすること、及び複数の光源部11、12からのレーザ光を重ね合わせることでレーザ光同士の干渉性を低減し、スペックルの発生を低減させることも可能となる。
【0028】
複数の光源部11、12からのレーザ光を合成可能であると、単独の光源部を用いる場合と略同じ幅においてレーザ光を並列させることが可能となる。例えば、光源装置10からのレーザ光は、小型な走査部によって走査させることが可能である。よって、本発明の光源装置10は、レーザ光を走査させる光走査装置に用いる場合に有用である。
【0029】
なお、偏光ビームスプリッタ15は、s偏光光を透過させ、p偏光光を反射させる構成としても良い。この場合、光源装置10は、第2光源部12からのレーザ光を直進させる方向へレーザ光を出射させる構成とすることができる。この他、λ/2位相板14を、第2光源部12と偏光ビームスプリッタ15との間ではなく、第1光源部11と偏光ビームスプリッタ15との間に設ける構成としても良い。この場合、λ/2位相板14は、第1光源部11からのp偏光光をs偏光光へ変換させる。このように、λ/2位相板14を適宜配置することで、偏光ビームスプリッタ15の透過、反射特性に適合させてレーザ光を供給することができる。さらに、第1光源部11及び第2光源部12は、p偏光光に代えてs偏光光を供給する構成としても良い。
【0030】
第1光源部11、第2光源部12は、複数のレーザ光を供給する構成であれば良く、4つのレーザ光を供給する構成に限られない。第1光源部11、第2光源部12は、面発光型半導体レーザに限られず、複数の端面発光型半導体レーザを並列させる構成としても良い。この場合、各半導体レーザの偏光特性に応じて、一部の半導体レーザからのレーザ光のみをλ/2位相板14へ入射させる構成としても良い。
【0031】
光源装置は、プリズム体である偏光ビームスプリッタ15を用いる構成に限られない。図3に示す光源装置30のように、板状の偏光ビームスプリッタ35を用いる構成としても良い。偏光ビームスプリッタ35は、透明な硝子部材からなる基板に偏光膜16を貼り合わせて構成されている。板状の偏光ビームスプリッタ35を用いる場合も、2つの光源部11、12からのレーザ光を合成させることができる。なお、偏光光合成部としては、偏光膜16を備える偏光ビームスプリッタ35に代えて、ワイヤグリッド型偏光板を用いても良い。
【0032】
また、光源装置は、第1光源部11からのレーザ光と第2光源部12からのレーザ光とを略一致させて出射させる構成に限られない。図4に示す光源装置40のように、第1光源部11及び第2光源部12からのレーザ光を略平行、かつ交互に並列させるように重ね合わせる構成としても良い。光源装置40は、図1に示す光源装置10と比較して、偏光ビームスプリッタ15に対する第1光源部11及び第2光源部12の位置をシフトさせたものである。
【0033】
光源装置40は、図5に示すように、被照射面Iにおいて、第1光源部11からのレーザ光によるスポットSP1と第2光源部12からのレーザ光によるスポットSP2とを交互に並列させて形成させる。光源装置40の場合も、レーザ光を並列させる幅を、単独の光源部を用いる場合と大きく異ならせること無くレーザ光を供給することが可能となる。なお、第1光源部11及び第2光源部12の位置を適宜調節することで、第1光源部11からのレーザ光と第2光源部12からのレーザ光とを略等間隔となるように出射させることができる。
【0034】
図6は、本実施例の変形例1に係る光源装置60の概略構成を示す。本変形例は、第1の振動方向の偏光光であるp偏光光を供給する第1光源部61と、第2の振動方向の偏光光であるs偏光光を供給する第2光源部62とを有することを特徴とする。第1光源部61及び第2光源部62は、それぞれ複数の端面発光型半導体レーザであるレーザ素子63、64を並列させて構成されている。
【0035】
図7は、レーザ素子63、64の配置について説明するものである。第1光源部61のレーザ素子63は、活性層71が略水平となるように配置されている。活性層71を略水平となるように配置したレーザ素子63は、水平方向に振動方向を有するp偏光光を供給する。これに対して、第2光源部62のレーザ素子64は、活性層71が略垂直となるように配置されている。活性層71を略垂直となるように配置したレーザ素子64は、垂直方向に振動方向を有するs偏光光を供給する。なお、レーザ素子63、64の出射側に設けられたレンズ72は、活性層71から供給されたレーザ光を整形した後出射させる。
【0036】
光源装置60は、第1光源部61と偏光ビームスプリッタ15との間、第2光源部62と偏光ビームスプリッタ15との間のいずれにも位相板を設ける必要は無い。よって、位相板を用いること無く簡易な構成により、第1光源部61からのレーザ光と第2光源部62からのレーザ光とを合成させることができる。なお、第1光源部61及び第2光源部62は、振動方向が互いに直交する偏光光を供給する構成であれば良く、例えば、第1光源部61によりs偏光光、第2光源部62によりp偏光光を供給する構成としても良い。
【0037】
図8は、本実施例の変形例2に係る光源装置80の概略構成を示す。本変形例の光源装置80は、複数の色光を略平行に出射させることを特徴とする。光源装置80は、第1色光である赤色レーザ光(以下、「R光」という。)を供給するR光用第1光源部11R及びR光用第2光源部12R、及び第2色光である緑色レーザ光(以下、「G光」という。)を供給するG光用第1光源部11G及びG光用第2光源部12Gを有する。光源装置80は、R光及びG光について、それぞれ上記の光源装置10と同様の構成を備える。
【0038】
R光用第1光源部11R及びR光用第2光源部12RからのR光は、R光用偏光ビームスプリッタ15Rにより合成させる。R光用偏光ビームスプリッタ15Rは、第1色光であるR光を合成させる第1偏光光合成部である。G光用第1光源部11G及びG光用第2光源部12GからのG光は、G光用偏光ビームスプリッタ15Gにより合成させる。G光用偏光ビームスプリッタ15Gは、第2色光であるG光を合成させる第2偏光光合成部である。R光用偏光ビームスプリッタ15R及びG光用偏光ビームスプリッタ15Gは、R光用偏光ビームスプリッタ15RからのR光の出射方向とG光用偏光ビームスプリッタ15GからのG光の出射方向とが略直交するように配置されている。
【0039】
R光用偏光ビームスプリッタ15RからのR光、及びG光用偏光ビームスプリッタ15GからのG光が入射する位置には、ダイクロイックミラー88が設けられている。ダイクロイックミラー88は、第1偏光光合成部であるR光用偏光ビームスプリッタ15RからのR光、及び第2偏光光合成部であるG光用偏光ビームスプリッタ15GからのG光を略平行に出射させるように合成させる色合成部である。ダイクロイックミラー88は、透明な硝子部材からなる基板にダイクロイック膜89を貼り合わせて構成されている。ダイクロイック膜89としては、例えば、誘電体多層膜を用いることができる。なお、ダイクロイックミラー88に代えて、ダイクロイックプリズムを用いても良い。
【0040】
ダイクロイック膜89は、R光を透過させ、かつG光を反射する。ダイクロイックミラー88は、R光用偏光ビームスプリッタ15RからのR光の出射方向、及びG光用偏光ビームスプリッタ15GからのG光の出射方向のいずれに対してもダイクロイック膜89が略45度傾くように配置されている。R光用偏光ビームスプリッタ15RからのR光は、ダイクロイックミラー88を透過し、出射方向へそのまま進行する。G光用偏光ビームスプリッタ15GからのG光は、ダイクロイック膜89で反射することにより、光路が略90度折り曲げられる。ダイクロイック膜89で反射したG光は、ダイクロイック膜89を透過したR光と同じ出射方向へ進行する。かかる構成により、4つのR光と4つのG光とを、それぞれ略一致させて出射させることができる。このように、波長領域が異なる色光同士は、ダイクロイックミラー88を用いて合成させることができる。
【0041】
なお、光源装置80は、R光を供給する光源部11R、12R、G光を供給する光源部11G、12Gを用いる構成に限らず、青色レーザ光(以下、「B光」という。)を供給する光源部を用いる構成としても良い。また、光源装置80の構成に、上記の光源装置10と同様のB光を供給する構成を追加しても良い。この場合、3原色についてのレーザ光を略一致させて出射させることができる。
【実施例2】
【0042】
図9は、本発明の実施例2に係る光走査装置90の概略構成を示す。光走査装置90は、上記の光源装置10を備える。上記実施例1の光源装置10と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。光源装置10の出射側に設けられた凸レンズ91及び凹レンズ92は、光源装置10と走査部93との間に設けられた照明光学系95である。照明光学系95は、凸レンズ91の収束作用、及び凹レンズ92の拡散作用により、4つのレーザ光を略平行、かつ光源装置10からの出射時よりも間隔を小さくして走査部93へ供給する。走査部93は、光源装置10からのレーザ光を走査させる。
【0043】
図10は、走査部93の概略構成を示す。走査部93は、反射ミラー202と、反射ミラー202の周囲に設けられた外枠部204とを有する、いわゆる二重ジンバル構造をなしている。外枠部204は、回転軸であるトーションばね206によって、不図示の固定部に連結されている。外枠部204は、トーションばね206の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね206を中心として回動する。反射ミラー202は、トーションばね206に略直交する回転軸であるトーションばね207によって、外枠部204に連結されている。反射ミラー202は、光源装置10からのレーザ光を反射する。反射ミラー202は、高反射性の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。
【0044】
反射ミラー202は、トーションばね206を中心として外枠部204を回動させることにより、被照射面においてレーザ光を垂直方向へ走査するように変位する。また、反射ミラー202は、トーションばね207の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね207を中心として回動する。反射ミラー202は、トーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー202で反射したレーザ光を水平方向へ走査させるように変位する。このように、走査部93は、光源装置10からのレーザ光を二次元方向へ走査させる。
【0045】
図11は、走査部93を駆動させるための構成を説明するものである。反射ミラー202がレーザ光を反射させる側を表側とすると、第1の電極301、302は、外枠部204の裏側の空間であって、トーションばね206に関して略対称な位置にそれぞれが設けられている。第1の電極301、302に電圧を印加すると、第1の電極301、302と、外枠部204との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。外枠部204は、第1の電極301、302に交互に電圧を印加することにより、トーションばね206を中心として回動する。
【0046】
トーションばね207は、詳細には、第1のトーションばね307と第2のトーションばね308とで構成されている。第1のトーションばね307と第2のトーションばね308との間には、ミラー側電極305が設けられている。ミラー側電極305の裏側の空間には、第2の電極306が設けられている。第2の電極306に電圧を印加すると、第2の電極306とミラー側電極305との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。第2の電極306のいずれにも同位相の電圧を印加すると、反射ミラー202は、トーションばね207を中心として回動する。走査部93は、このようにして反射ミラー202を回動させることで、レーザ光を二次元方向へ走査させる。走査部93は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる。
【0047】
なお、走査部93は、電位差に応じた静電力によって駆動する構成に限られない。例えば、圧電素子の伸縮力や電磁力を用いて駆動する構成であっても良い。走査部93は、水平方向にレーザ光を走査させる反射ミラーと、垂直方向にレーザ光を走査させる反射ミラーとを設ける構成としても良い。さらに、走査部93は、ガルバノミラーを用いる構成に限らず、複数のミラー片を有する回転体を回転させるポリゴンミラーを用いる構成としても良い。
【0048】
上記の光源装置10を用いることにより、光源装置10で合成されたレーザ光を走査させることができる。また、レーザ光を並列させる幅を、単独の光源部を用いる場合と略同じにすることが可能であるから、小型な走査部93を用いることが可能である。これにより、光源装置10で合成されたレーザ光を安定かつ高速に走査させることができる。複数の光源部からのレーザ光を走査させる場合、光源部ごとに設けられた複数の走査部によりレーザ光を走査させる構成も考えられる。これに対し、本実施例の場合、走査部93を小型とし、かつ単独の走査部93を用いることが可能であるから、光学系を簡易な構成とすることもできる。さらに、照明光学系95を用いることで、光源装置10で合成されたレーザ光を所望の間隔で走査させることができる。
【0049】
なお、照明光学系95は、4つのレーザ光を略平行、かつ間隔を小さくすることが可能であれば良く、凸レンズ91及び凹レンズ92を用いる構成に限られない。さらに、照明光学系95は、複数のレーザ光を略平行、かつ光源装置10から出射されるときとは異なる間隔で出射させる構成であれば良く、レーザ光の間隔を大きくする構成としても良い。
【0050】
図12は、本実施例の変形例に係る光走査装置120の概略構成を示す。本変形例の光走査装置120は、複数のレーザ光を集光させる照明光学系121を有することを特徴とする。照明光学系121としては、収束作用を備える凸レンズを用いることができる。照明光学系121により複数のレーザ光を集光させることにより、さらに走査部93を小型とすることが可能となる。また、被照射面にて所望の間隔でレーザ光を走査させることもできる。本変形例では、照明光学系121は、走査部93の反射ミラー202(図10参照)上に焦点を形成する構成としている。この他、照明光学系121は、各レーザ光を反射ミラー202へ入射させることが可能であれば、反射ミラー202の入射前、又は入射後に焦点を形成する構成であっても良い。
【0051】
本実施例の光走査装置は、照明光学系により複数のレーザ光の間隔を変換した後偏光ビームスプリッタで合成させる構成としても良い。但し、レーザ光の間隔を小さくさせる場合には、本実施例で説明したように複数のレーザ光を合成させた後照明光学系に入射させる構成としたほうが、複数のレーザ光の合成を容易に行うことが可能である。また、光源部と偏光ビームスプリッタとの間に照明光学系を設ける場合は光源部の数だけ照明光学系を用いる必要がある。これに対して、偏光ビームスプリッタからの光を照明光学系へ入射させる構成とする場合、照明光学系を一つとし、簡易な構成にできるという利点もある。
【0052】
さらに、複数のレーザ光を集光させる構成として、図14に示す光走査装置150のように、照明光学系を用いない構成も可能である。光走査装置150の光源装置145は、第1光源部141からのレーザ光及び第2光源部142からのレーザ光を走査部93上において集光させる。第1光源部141のレーザ素子143は、偏光ビームスプリッタ15を透過した後走査部93上にレーザ光を集光させるように配置されている。第2光源部142のレーザ素子143は、偏光ビームスプリッタ15の偏光膜16で反射した後走査部93上にレーザ光を集光させるように配置されている。このように、偏光光合成部である偏光ビームスプリッタ15により、第1光源部141からのレーザ光及び第2光源部142からのレーザ光を集光させるように合成させる構成としても良い。
【実施例3】
【0053】
図13は、本発明の実施例3に係る画像表示装置130の概略構成を示す。画像表示装置130は、上記の光走査装置90を備える。画像表示装置130は、スクリーン140の一方の面にレーザ光を供給し、スクリーン140の他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタである。画像表示装置130は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させることにより画像を表示する。
【0054】
光走査装置90は、スクリーン140の被照射面において水平方向であるX方向と、垂直方向であるY方向へ走査させる。図中、光走査装置90は、単独の色光を走査させる構成を示しているが、画像信号に応じて変調されたR光、G光、B光を走査させる構成であるとする。光走査装置90は、色光ごとの3つの光源装置を備える構成とするほか、図8を用いて説明した複数の色光を供給させる光源装置を備える構成とすることができる。
【0055】
光走査装置90からのレーザ光は、投写光学系133を経た後、反射部135へ入射する。投写光学系133は、光走査装置90からのレーザ光をスクリーン140上に結像させる。反射部135は、光走査装置90からのレーザ光をスクリーン140の方向へ反射する。筐体137は、筐体137内部の空間を密閉する。スクリーン140は、筐体137の所定の一面に設けられている。スクリーン140は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を透過させる透過型スクリーンである。反射部135からの光は、スクリーン140の、筐体137の内部側の面から入射した後、観察者側の面から出射する。観察者は、スクリーン140から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
【0056】
光走査装置90の走査部93は、例えば画像の1フレーム期間において、垂直方向であるY方向へ1回レーザ光を走査させる間に、水平方向であるX方向について複数回レーザ光を往復させるように反射ミラー202(図10参照)を変位させる。X方向へのレーザ光の走査を高速に行うために、走査部93は、トーションばね207(図10参照)を中心として反射ミラー202を共振させる構成とすることが望ましい。反射ミラー202を共振させることにより、反射ミラー202の変位量を増大させることができる。反射ミラー202の変位量を増大させることにより、走査部93は、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査させることができる。なお、反射ミラー202は、共振を用いず駆動することとしても良い。
【0057】
画像表示装置130は、各色光について4つのレーザ光を、4行ごとに走査させる。このように色光ごとに複数のレーザ光を並列させることで、被照射領域における走査を複数のレーザ光に分担させることができる。複数のレーザ光により走査を分担させる場合、単独のレーザ光を走査させる場合よりも低い変調周波数で画像を表示することが可能となる。
【0058】
画像表示装置130は、上記の光走査装置90を用いることにより、光源装置10で合成されたレーザ光を安定かつ高速に走査させることができる。これにより、明るく高品質な画像を表示することができる。なお、上記の光走査装置90は、いわゆるフロント投写型のプロジェクタに用いることとしても良い。フロント投写型のプロジェクタは、観察者側に設けられたスクリーンにレーザ光を供給し、スクリーンで反射する光を観察することで画像を鑑賞する画像表示装置である。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上のように、本発明に係る光源装置は、画像信号に応じて変調されたビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置に用いる場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施例1に係る光源装置の概略構成を示す図。
【図2】被照射面に形成されるスポットを示す図。
【図3】板状の偏光ビームスプリッタを用いる構成を示す図。
【図4】レーザ光を略平行かつ交互に並列させる構成を示す図。
【図5】被照射面に形成されるスポットを示す図。
【図6】実施例1の変形例1に係る光源装置の概略構成を示す図。
【図7】レーザ素子の配置について説明する図。
【図8】実施例1の変形例2に係る光源装置の概略構成を示す図。
【図9】本発明の実施例2に係る光走査装置の概略構成を示す図。
【図10】走査部の概略構成を示す図。
【図11】走査部を駆動させるための構成を説明する図。
【図12】実施例2の変形例に係る光走査装置の概略構成を示す図。
【図13】本発明の実施例3に係る画像表示装置の概略構成を示す図。
【図14】複数のレーザ光を集光させる他の光走査装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
【0061】
10 光源装置、11 第1光源部、12 第2光源部、14 λ/2位相板、15 偏光ビームスプリッタ、16 偏光膜、I 被照射面、SP スポット、30 光源装置、35 偏光ビームスプリッタ、40 光源装置、SP1、SP2 スポット、60 光源装置、61 第1光源部、62 第2光源部、63、64 レーザ素子、71 活性層、72 レンズ、80 光源装置、11R R光用第1光源部、11G G光用第1光源部、12R R光用第2光源部、12G G光用第2光源部、15R R光用偏光ビームスプリッタ、15G G光用偏光ビームスプリッタ、88 ダイクロイックミラー、89 ダイクロイック膜、90 光走査装置、91 凸レンズ、92 凹レンズ、93 走査部、95 照明光学系、202 反射ミラー、204 外枠部、206 トーションばね、207 トーションばね、301、302 第1の電極、305 ミラー側電極、306 第2の電極、307 第1のトーションばね、308 第2のトーションばね、120 光走査装置、121 照明光学系、130 画像表示装置、133 投写光学系、135 反射部、137 筐体、140 スクリーン、141 第1光源部、142 第2光源部、143 レーザ素子、150 光走査装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同色の直線偏光である複数のビーム光を供給する第1光源部及び第2光源部と、
前記第1光源部からの前記ビーム光及び前記第2光源部からの前記ビーム光を合成させる偏光光合成部と、を有することを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記偏光光合成部は、前記第1光源部からの前記ビーム光及び前記第2光源部からの前記ビーム光を略平行に出射させるように合成させることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記偏光光合成部は、前記第1光源部からの前記ビーム光及び前記第2光源部からの前記ビーム光を集光させるように合成させることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記偏光光合成部は、第1の振動方向の偏光光を透過させ、前記第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射することで前記ビーム光を合成させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項5】
前記第1光源部及び前記第2光源部は、前記第1光源部の光軸及び前記第2光源部の光軸が略直交するように配置され、
前記偏光光合成部は、前記第1の振動方向の偏光光を透過させ、前記第2の振動方向の偏光光を反射する偏光膜を有し、前記偏光膜が前記第1光源部の光軸及び前記第2光源部の光軸のいずれに対しても略45度傾くように配置されることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
【請求項6】
前記第1光源部と前記偏光光合成部との間、又は前記第2光源部と前記偏光光合成部との間に設けられた位相板を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項7】
前記第1光源部は、前記第1の振動方向の偏光光である前記ビーム光を供給し、
前記第2光源部は、前記第2の振動方向の偏光光である前記ビーム光を供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項8】
前記偏光光合成部は、前記第1光源部からの前記ビーム光の光線と、前記第2光源部からの前記ビーム光の光線とを略一致させて合成させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項9】
前記偏光光合成部は、前記第1光源部からの前記ビーム光の光線と、前記第2光源部からの前記ビーム光の光線とを交互に並列させて合成させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項10】
第1色光を合成させる第1偏光光合成部と、第2色光を合成させる第2偏光光合成部と、
前記第1偏光光合成部からの前記第1色光及び前記第2偏光光合成部からの前記第2色光を合成させる色合成部と、を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光を走査させる走査部と、を有することを特徴とする光走査装置。
【請求項12】
前記光源装置と前記走査部との間に設けられた照明光学系を有し、
前記照明光学系は、複数の前記ビーム光を略平行、かつ前記光源装置から出射されるときとは異なる間隔で出射させることを特徴とする請求項11に記載の光走査装置。
【請求項13】
前記光源装置と前記走査部との間に設けられた照明光学系を有し、
前記照明光学系は、複数の前記ビーム光を集光させることを特徴とする請求項11に記載の光走査装置。
【請求項14】
光走査装置からの光により画像を表示する画像表示装置であって、
前記光走査装置は、請求項11〜13のいずれか一項に記載の光走査装置であることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−47245(P2007−47245A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−229147(P2005−229147)
【出願日】平成17年8月8日(2005.8.8)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】