説明

光源装置および表示装置

【課題】光源を基材に取り付けた後でも光源の光軸を後段の光軸に正確に合わせることができるようにすること。
【解決手段】本発明は、光源101R、101G、101Bと、光源101R、101G、101Bに取り付けられる冷却フィン1011と、光源101R、101G、101Bの光軸方向に沿った位置決めを行う基材1010と、冷却フィン1011を基材1010との間に挟持して固定する押さえ板1020と、光源の光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向に沿った位置を調整するため基材1010に回転軸が挿入され冷却フィン1011の端部にカムが当接する第1の偏芯カムと、光源の光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向に沿った位置を調整するため冷却フィン1011に回転軸が挿入され押さえ板1020の端部にカムが当接する第2の偏芯カムとを備える光源装置101である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却手段が光源に取り付けられた光源装置およびこの光源装置を用いて表示素子に光を照射し投影像を生成する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶プロジェクタ等の投射型の表示装置は、光源から出射した光をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分光し、各色所定の経路で各々対応した表示素子(液晶パネル等)に導いて変調を行い、合成プリズムで合成した後、投射光学系を介してスクリーン上に拡大投射している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
ここで、表示素子に光を入射する光源装置には発光源となる光源が設けられており、この光源には発熱を抑制するための冷却フィン等の冷却手段が設けられている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−133303号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、冷却手段が取り付けられた光源は重量が増しているため、光源の光軸を投射レンズの光軸に合わせるために基材に正確に位置合わせするのが困難である。特に、LEDやレーザといった単色光源をRGBに対応させて複数備える光源装置では、各色の光源を各々基材に正確に取り付ける必要があり、投射レンズとの位置関係から基材に光源を取り付けた後に各光源独立して位置調整を行う必要がある。このような位置調整は非常に困難となっている。
【0006】
したがって、本発明は、光源を基材に取り付けた後でも簡単な機構によって正確に位置調整を行うことができる光源装置および表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために成されたものである。すなわち、本発明は、光源と、光源に取り付けられる冷却手段と、光源の光軸方向に沿った位置決めを行う基材と、冷却手段を基材との間に挟持して固定する押さえ板と、光源の光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向に沿った位置を調整するため基材に回転軸が挿入され冷却手段の端部にカムが当接する第1の偏芯カムと、光源の光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向に沿った位置を調整するため冷却手段に回転軸が挿入され押さえ板の端部にカムが当接する第2の偏芯カムとを備える光源装置である。
【0008】
このような本発明では、光源が基材に取り付けられることで光軸方向に沿った位置決めが行われる。また、光源は冷却手段が押さえ板によって基材に挟持されていることから、光軸と直交する2軸に沿った方向は、第1の偏芯カムおよび第2の偏芯カムによって基材上に沿って微動できることになる。
【0009】
また、本発明は、光源装置と、光源装置から照射された光を複数の色に分光して、各色に対応した表示素子へ導き、各表示素子で変調された光を合成する光学ユニットと、光学ユニットによって合成された光を投射する投射光学系とを備える表示装置において、光源装置が、光源と、光源に取り付けられる冷却手段と、光源の光軸方向に沿った位置決めを行う基材と、冷却手段を基材との間に挟持して固定する押さえ板と、光源の光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向に沿った位置を調整するため基材に回転軸が挿入され冷却手段の端部にカムが当接する第1の偏芯カムと、光源の光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向に沿った位置を調整するため冷却手段に回転軸が挿入され押さえ板の端部にカムが当接する第2の偏芯カムとを備える表示装置である。
【0010】
このような本発明では、光源装置における光源が基材に取り付けられることで光軸方向に沿った位置決めが行われる。また、光源は冷却手段が押さえ板によって基材に挟持されていることから、光軸と直交する2軸に沿った方向は、第1の偏芯カムおよび第2の偏芯カムによって基材上に沿って微動できることになる。
【発明の効果】
【0011】
したがって、本発明によれば、光源を基材に取り付けた状態で光軸と直交する2軸の方向に沿って微調整することができ、冷却手段の付いた光源を基材に取り付けた後でも光源の光軸を後段の光軸に正確に合わせることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
【0013】
(表示装置:リアプロジェクタ)
図1は、本実施形態の光源装置が適用される表示装置の一例であるリアプロジェクタを説明する模式図である。このリアプロジェクタは、筐体内に配置される液晶プロジェクタ1000と、反射ミラー1001と、スクリーンSを備える構成となっている。
【0014】
リアプロジェクタの主要部である液晶プロジェクタ1000は、プリズムブロックの周囲に表示素子(液晶パネル:液晶表示装置)が取り付けられた光学ユニット1000Uを備えており、光源装置から出射された光を光学ユニット1000Uで映像に変調し、投射して反射ミラー1001で反射させ、スクリーンSの裏面から投影している。
【0015】
本実施形態では、この液晶プロジェクタ1000に設けられる光源を備えた光源装置において、RGBの各色に対応した複数の単色光源を基材に取り付けた状態で、正確に光軸合わせできる構成となっている。
【0016】
(表示装置:液晶プロジェクタ)
図2は、本実施形態に係る光源装置が適用される液晶プロジェクタの構成を説明する模式図である。液晶プロジェクタ1000は、主として図1に示すリアプロジェクタに適用されるものであるが、フロントプロジェクタ等、他の装置にも適用可能である。
【0017】
すなわち、液晶プロジェクタ1000は、光源装置101、レンズ部102、ダイクロイック色分離フィルタ103、ビームスプリッタ104r、104g、104b、液晶表示装置1r、1g、1b、光学補償板10r、10g、10b、駆動回路105r、105g、105b、プリズム(ダイクロイックミラー)106および投射レンズ107を備えた構成となっている。
【0018】
このシステムでは、光源装置101から出射した光をレンズ部102からダイクロイック色分離フィルタ103に送り、ここで2方向へ分離する。2方向へ分離された光は、全反射ミラー108、109、ビームスプリッタ104r、104g、104b、ダイクロイックミラー110、プリズム106によってR(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色に対応した反射型の液晶表示装置1r、1g、1bから成る表示部に各々送られる。
【0019】
例えば、R(RED)に対応した液晶表示装置1rには、ダイクロイック色分離フィルタ103から全反射ミラー108、ビームスプリッタ104r、光学補償板10rを介して光源装置101からの光が入射し、G(GREEN)に対応した液晶表示装置1gには、ダイクロイック色分離フィルタ103から全反射ミラー108、ダイクロイックミラー110およびビームスプリッタ104g、光学補償板10gを介して光源装置101からの光が入射し、B(BLUE)に対応した液晶表示装置1bには、ダイクロイック色分離フィルタ103から全反射ミラー109、ビームスプリッタ104b、光学補償板10bを介して光源装置101からの光が入射する。
【0020】
各液晶表示装置1r、1g、1bは、ダイクロイックミラーであるプリズム106の複数の面に各々対応する状態で、ビームスプリッタ104r、104g、104bを介して設けられている。また、各液晶表示装置1r、1g、1bは各々対応する駆動回路105r、105g、105bによって駆動され、入射した光を液晶層で映像にして反射し、プリズム106によって合成して投射レンズ107に送る。これにより、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色に対応した映像が図示しないスクリーンに投影され、カラー画像として再現されることになる。
【0021】
なお、図2に示す液晶プロジェクタは光源装置101から出射された光を各液晶表示装置1r、1g、1bで反射して変調する反射型の液晶プロジェクタであるが、光を各液晶表示装置1r、1g、1bで透過して変調する透過型の液晶プロジェクタであっても適用可能である。
【0022】
(光学ユニット)
本実施形態に係る光学ユニット1000Uは、例えば、図2に示す液晶プロジェクタ1000の構成のうち、フライアイレンズ110を含むレンズ部102と、ダイクロイック色分離フィルタ103、全反射ミラー108、109、ダイクロイックミラー110、光学補償板10r、10g、10b、各表示デバイス(液晶表示装置1r、1g、1b)、および各表示デバイスに対応する各ビームスプリッタ104r、104g、104bの組み合わせから成るものである。なお、これ以外の組み合わせであっても光学ユニット1000Uとして構成可能である。
【0023】
(光源装置)
図3は、本実施形態に係る光源装置を説明する模式斜視図である。光源装置101は、光学ユニット1000Uの後方に接続されており、光学ユニット1000Uに向けて光を照射して、光学ユニット1000Uの前方に配置される投射レンズ107から映像を投影できるようになっている。
【0024】
本実施形態で適用される光源装置101は、R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色に対応して各々別個の光源101R、101G、101Bが基材1010に取り付けられた構成となっている。光源101R、101G、101Bとしては、LEDやレーザが用いられている。
【0025】
LEDやレーザを光源101R、101G、101Bとして用いる場合、特に高出力型のものでは光源101R、101G、101Bに冷却フィン1011等の冷却手段が取り付けられている。本実施形態では、LEDやレーザの素子の背面に冷却フィン1011が取り付けられており、ここから放熱できるようになっている。
【0026】
各光源101R、101G、101Bは、冷却フィン1011を介して基材1010に取り付けられている。すなわち、冷却フィン1011に予め設けられたフランジ部を基材1010と押さえ板1020との間で挟持して、基材1010の基準面に冷却フィン1011を当接し、光軸方向に沿った位置決めと固定とを行っている。
【0027】
本実施形態では、3つの光源101R、101G、101Bの各々について、冷却フィン1011の左右端を2つの押さえ板1020によって基材1010に固定している。具体的には、光源101Rと光源101Gとを一緒に左右2つの押さえ板1020で固定し、光源101Bを左右2つの押さえ板1020で固定している。
【0028】
図4は、光源装置の模式斜視図、図5は、光源装置の模式側面図である。3つの光源101R、101G、101Bは、図中縦に並べた状態で配置されており、先に説明した押さえ板1020によって基材1010の基準面に取り付けられている。押さえ板1020はボルトによって基材1010側に締め付けられ、この締め付けによって各光源101R、101G、101Bの冷却フィン1011のフランジ部が基材1010と押さえ板1020との間に挟み込まれる。これにより、光源101R、101G、101Bが基材1010に固定される状態となる。したがって、この押さえ板1020を固定するボルトの締め具合によって光源101R、101G、101Bの固定強度を設定できる。
【0029】
図6は、光源装置の模式背面図である。基材1010の背面は枠型となっており、枠内に光源101R、101G、101Bを配置することで正面側へ光を出射する。基材背面の枠部分は基準面となっており、この基準面に各光源101R、101G、101Bの冷却フィン1011を取り付けることにより、各光源101R、101G、101Bの光軸方向に沿った位置決めを行っている。
【0030】
光源101R、101G、101Bを基材1010に固定するには、冷却フィン1011の取り付けられた光源101R、101G、101Bを基材1010の枠内の所定位置に配置し、冷却フィン1011のフランジ部を基材1010の枠部分の基準面に当接する。そして、この状態で押さえ板1020によって冷却フィン1011のフランジ部を押さえ、ボルトBで押さえ板1020を基材1010に固定する。これにより、押さえ板1020と基材1010との間に冷却フィン1011のフランジ部を挟持して固定できる状態となる。
【0031】
本実施形態では、R用の光源101RとG用の光源101Gとを左右一組の押さえ板1020で固定し、B用の光源101Bを左右一組の押さえ板1020で固定している。図7(a)は、図6のa−a線断面図である。ボルトBは押さえ板1020を貫通し、基材1010でネジ止めされている。これにより、ボルトBの締め付けによって押さえ板1020を介した冷却フィン1011の基材1010への固定が可能となる。
【0032】
また、本実施形態においては、光源101R、101G、101Bの光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向(図中x方向)に沿った位置を調整するため基材1010に回転軸が挿入され冷却フィン1011の端部にカムが当接する第1の偏芯カムC1と、光源101R、101G、101Bの光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向(図中y方向)に沿った位置を調整するため冷却フィン1011に回転軸が挿入され押さえ板1020の端部にカムが当接する第2の偏芯カムC2とを備えている。
【0033】
第1の偏芯カムC1および第2の偏芯カムC2は、各光源101R、101G、101Bに対応して各々独立に設けられており、各偏芯カムC1、C2によって各光源101R、101G、101Bをx、yの各々の方向に沿って独立して微調整できるようになっている。
【0034】
図7(b)は、図6のb−b線断面図である。第1の偏芯カムC1は、押さえ板1020の切り込み部に押さえ板1020と干渉しないよう配置され、回転軸が基材1010に挿入されている。そして、カム部が冷却フィン1011の端部に当接するよう設けられている。これにより、カム部の回転によって冷却フィン1011をx軸方向に押圧できることになる。
【0035】
図7(c)は、図6のc−c線断面図である。第2の偏芯カムC2は、押さえ板1020の切り込み部で冷却フィン1011のフランジ部に回転軸が挿入された状態で配置される。そして、カム部が押さえ板の切り込み部の端部に当接するよう設けられている。これにより、カム部の回転によって押さえ板1020の切り込み部の端部を押圧し、その反作用で冷却フィン1011をy軸方向に移動できることになる。
【0036】
図8は、偏芯カムの模式斜視図である。偏芯カムC1、C2は、回転軸とカム部とから構成され、円筒形のカム部の中心からずれた位置に回転軸の中心が設けられたものである。回転軸は筒状となっており、先端にC型クリップ等の抜け止めを取り付ける溝が設けられている。この回転軸を中心としてカム部を回転させることで、カム部の当接する対象物がカム作用によって移動できるようになる。
【0037】
ここで、各偏芯カムC1、C2の回転による光源の移動について、図6に基づき説明する。なお、各光源101R、101G、101Bにおいて偏芯カムC1、C2の回転による動作は同じであるため、以下においては光源101Rを代表としてその移動を説明する。
【0038】
光源101Rについては、第1の偏芯カムC1が図中左側に設けられており、回転軸が基材1010に挿入され、カム部が光源101Rの冷却フィン1011の図中左側端面に当接している。
【0039】
したがって、第1の偏芯カムC1のカム部を回転させると、回転軸からカム部の冷却フィン1011との当接位置までの距離が変化し、冷却フィン1011をx軸方向に移動させることができる。光源101Rの位置調整を行うには、押さえ板1020の固定用のボルトBを僅かに緩めた状態で第1の偏芯カムC1を回転させる。これにより、冷却フィン1011を介して光源101Rがx軸方向に移動できるようになる。光軸調整は、光源101Rから光を出射した状態で、後段の光学ユニットや投射レンズの光軸との調整を行う。そして、調整が完了した状態で押さえ板1020の固定用のボルトBを締め、確実な固定を行う。
【0040】
また、第2の偏芯カムC2は、冷却フィン1011の左右のフランジ部に各々設けられている。第2の偏芯カムC2の回転軸は冷却フィン1011のフランジ部に挿入され、カム部は押さえ板1020のx軸方向に沿って設けられた切り込み部分に当接している。
【0041】
したがって、第2の偏芯カムC2のカム部を回転させると、回転軸からカム部の押さえ板1020との当接位置までの距離が変化し、押さえ板1020に対して冷却フィン1011がy軸方向に移動する状態となる。光源101Rの位置調整を行うには、押さえ板1020の固定用のボルトBを僅かに緩めた状態で第2の偏芯カムC2を回転させる。これにより、押さえ板1020を基準に冷却フィン1011を介して光源101Rがy軸方向に移動できるようになる。光軸調整は、光源101Rから光を出射した状態で、後段の光学ユニットや投射レンズの光軸との調整を行う。そして、調整が完了した状態で押さえ板1020の固定用のボルトBを締め、確実な固定を行う。
【0042】
このように、光源101R、101G、101Bを冷却フィン1011を介して押さえ板1020により基材1010に挟持して固定し、上記説明した偏芯カムC1、C2を用いることによって、各光源101R、101G、101Bを基材1010に取り付けた状態でx、y方向に微調整でき、実際の製品に光源101R、101G、101Bを組み込んだ状態で正確な光軸合わせを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本実施形態に係る表示装置の一例であるリアプロジェクタを説明する模式図である。
【図2】本実施形態に係る表示装置の一例である液晶プロジェクタの例を示す模式図である。
【図3】本実施形態に係る光源装置を説明する模式斜視図である。
【図4】光源装置の模式斜視図である。
【図5】光源装置の模式側面図である。
【図6】光源装置の模式背面図である。
【図7】固定用のボルト、偏芯カムの近傍の断面図である。
【図8】偏芯カムの模式斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1…液晶表示装置、10…光学補償板、100…光学部品、101…光源装置、101R…光源、101G…光源、101B…光源、102…レンズ部、1000…液晶プロジェクタ、1010…基材、1020…押さえ板、1000U…光学ユニット、C1…第1の偏芯カム、C2…第2の偏芯カム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
前記光源に取り付けられる冷却手段と、
前記光源の光軸方向に沿った位置決めを行う基材と、
前記冷却手段を前記基材との間に挟持して固定する押さえ板と、
前記光源の光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向に沿った位置を調整するため前記基材に回転軸が挿入され前記冷却手段の端部にカムが当接する第1の偏芯カムと、
前記光源の光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向に沿った位置を調整するため前記冷却手段に回転軸が挿入され前記押さえ板の端部にカムが当接する第2の偏芯カムと
を備えることを特徴とする光源装置。
【請求項2】
複数の前記光源を備えており、各光源に対応して前記冷却手段、前記押さえ板、前記第1の偏芯カムおよび前記第2の偏芯カムが設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の光源装置。
【請求項3】
光源装置と、
前記光源装置から照射された光を複数の色に分光して、各色に対応した表示素子へ導き、各表示素子で変調された光を合成する光学ユニットと、
前記光学ユニットによって合成された光を投射する投射光学系とを備える表示装置において、
前記光源装置は、
光源と、
前記光源に取り付けられる冷却手段と、
前記光源の光軸方向に沿った位置決めを行う基材と、
前記冷却手段を前記基材との間に挟持して固定する押さえ板と、
前記光源の光軸と直交する2軸のうち第1の軸の方向に沿った位置を調整するため前記基材に回転軸が挿入され前記冷却手段の端部にカムが当接する第1の偏芯カムと、
前記光源の光軸と直交する2軸のうち前記第1の軸と直交する第2の軸の方向に沿った位置を調整するため前記冷却手段に回転軸が挿入され前記押さえ板の端部にカムが当接する第2の偏芯カムとを備える
ことを特徴とする表示装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図1】
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【公開番号】特開2009−58726(P2009−58726A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−225434(P2007−225434)
【出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】