説明

光源装置及びそれを用いた照明器具

【課題】放射角が大きくなるに連れて相対光度が弱くなる光源からの光を、補償して被照射面を略均一な照度で照射できる光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置1は、発光素子12がホルダ11の窪み13の底に設置され、その出光窓口14がレンズ10で覆われており、発光素子12を光源とする光をレンズ10を通して被照射体へ配光するもので、レンズ10が、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面16と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状面18及びそれの周辺部の出射部位で凸形状面19の連続面とを、夫々軸対称に有しており、|r1|<D/2と、|r1|<|r2|と、D<CA1<D×1.5(Dは出光窓口14の最大径、r1は光源側レンズ面の凹形状面16の中央での曲率半径、r2は被照射体側レンズ面の凹形状面18の中央での曲率半径、CA1は光源側レンズ面の凹形状面16の入射有効開口径)となって、配光を制御している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源である発光素子とレンズとを有し、光源からの光を配光制御する光源装置、及びそれを用いて被照射体を照射する照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
照明用の光源として、電力消費が少なく耐久性や発光効率に優れた高輝度の発光ダイオード(LED)を使用した安価な照明器具が、汎用されている。このようなLEDを使用した照明器具として、光源からの光を所望の範囲に、集光させるスポットライトや、発散させるバックライトが、市販されている。
【0003】
LEDを使用した直下型の照明装置により、光源の直下方向の所期範囲を照射したり、高輝度のLEDを使用した液晶パネル用直下式のバックライトにより液晶パネル背面を照射したりする場合に、それら照射範囲内をほぼ均一な照度で照射する必要がある。
【0004】
市販の大多数のLED光源は、発光素子が樹脂で封止され、レンズが付されていないために、図16に示すように、前方正面を放射角0°としたときの放射角0°の相対光度が最も強く、放射角度が大きくなるに従い相対光度が弱くなるという配光特性を持っている。そのため、そのままでは均一な照度で被照射面を照射することができない。そこで、放射角が0°よりも大きくなるに連れ、光源からの光が斜めに照射されるために単位面積当りの光量が少なくなってしまうのを、補償する配光特性が必要となる。そのためには、放射角が0°よりも大きくなるに連れ、光源からの光の強さを大きくしなければならない。
【0005】
LEDで均一な照度で照射する装置として、特許文献1に、発光源の前方へ、斜面、放物面又は楕円面であって光線を整光する整光カバーと、直筒面又は楕円面であって光線を反射する反射カバーと、最後に光線が投射され焦点の調整が可能なレンズとを順番に設置したLED照明装置が、開示されている。
【0006】
さらに、液晶パネルの背面をLEDで直接照射する直下方式のバックライトとして、例えば、特許文献2に、発光源からの光を拡散、偏光する透光手段が、発光源からの所定の入射角の光を反射する特性を持つ偏光部材を有し、発光手段が、偏光部材からの反射光を再反射させて透光手段へ出射する再反射部材を有しているバックライト装置が、開示されている。
【0007】
これらの装置は、LED光源からの光を反射する反射面等の光学部材を必要とするため、複雑な構造となり、小型化できない。しかも液晶パネル等の高性能化に伴い、均一に照射できる一層優れた配光特性が求められている。
【0008】
【特許文献1】特開2008−16341号
【特許文献2】特開2007−59146号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、放射角が大きくなるに連れて相対光度が弱くなるという光源からの光を、補償して被照射面を略均一な照度で照射できる配光特性を有した簡易なレンズ、及びそれを用いた光源装置を提供することを目的とする。また、このような光源装置を用いて、被照射面が光源直下とその周囲との間においても略均一な照度を与える直下式照明器具及び直下式バックライトのような照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成するためになされた特許請求の範囲の請求項1に記載の配光制御レンズは、発光素子を光源とする光を被照射体側へ透過させるレンズであり、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状及びそれの周辺部の出射部位で凸形状の連続面とを、それぞれ軸対称に有していることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の光源装置は、発光素子がホルダの窪みの底に設置され、その窪みで開口している出光窓口がレンズで覆われており、該発光素子を光源とする光を、該出光窓口からレンズを通して被照射体へ配光する光源装置であって、該レンズが、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状及びそれの周辺部の出射部位で凸形状の連続面とを、それぞれ軸対称に有しており、
【0012】
【数1】

【0013】
【数2】

【0014】
【数3】

(式1〜3中、Dは前記出光窓口の最大径、r1は前記光源側レンズ面の凹形状面の中央での曲率半径、r2は被照射体側レンズ面の凹形状の面の中央での曲率半径、CA1は前記光源側レンズ面の凹形状面の入射有効開口径を示す)となっていることによって、前記配光を制御していることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の光源装置は、請求項2に記載されたもので、レンズが、透明樹脂、又は透明ゴムで形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の照明器具は、請求項2に記載の光源装置が、1個、又は複数個並べられて、基材上に配置されていることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の照明器具は、請求項4に記載されたもので、前記光源装置の複数が、直下型バックライトとして照明すべき被照射体へ向けられ、平面状の前記基材上に、一定の配列間隔をあけて配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明のレンズを用いた光源装置によれば、光源からの放射角が大きくなるに連れて相対光度が弱くなるという光源からの光を、補償できるので、光源からの放射角度に依存せずに、被照射面を略均一な照度でむら無く効率良く照射することができる。光源装置自体は、そのような配光特性を有しているから、複雑な補償機構を必要としない。しかも小型で簡易な構造であるから大量生産できるうえ、被照射面が光源直下とその周囲との間においても均一な照度を与える直下式バックライトのような照明器具として、多数並べて用いることができる。
【発明を実施するための好ましい形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための好ましい形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
【0020】
本発明を適用するレンズ及びそれを用いた光源装置について、図1を参照しながら説明する。
【0021】
この光源装置1は、光源としてLEDのような発光素子12と、略擂鉢状の反射材で被覆された窪み13を有しその底に発光素子12が固定されたホルダ11と、その窪み13で開口している透明樹脂で封止された出光窓口14を覆いつつホルダ11上または面上に固定されたレンズ10とからなる。出光窓口は、最大径Dが円状又は楕円状、または多角形状となっている。
【0022】
レンズ10両面の中央部が、凹形状の面を有していることにより、強い負のパワーを持つ両凹レンズとなっている。レンズ10は、偏肉厚で、発光素子12と被照射体の中心との延長線上を軸中心とする軸対称になっている。
【0023】
レンズ10は、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で、略円錐擂鉢状の凹形状面16を有している。その入射部位の凹形状面16は、中央部の最凹部近傍で、曲率半径r1の曲面となっている。その曲面から入射部位の凹形状面16の入射有効開口15までは、円錐状の曲面となっている。入射部位の凹形状面16の入射有効開口径CA1よりも外縁側のレンズ面は、平坦になっている。
【0024】
その凹形状面16の入射有効開口15は、その有効開口径CA1がホルダ11の窪み13の出光窓口14の最大径Dよりも僅かに大きくなっていることにより、ホルダ11の出光窓口14を覆っている。
【0025】
このレンズ10は、前記(式1)の条件を充足するものである。(式1)の条件は、光源側レンズ面の形状を特定するためのものである。略均一な照度で被照射体を照射するには、特に光源側レンズ面の中央部を通過する光の相当部分を、放射角の大きい方向に振り分ける必要があり、強い凹面が必要であることから、(式1)の条件が必要となる。(式1)の条件を満たさないと均一照明の実現が困難となる。
【0026】
また、被照射体側レンズ10は、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で、入射部位よりも緩やかな略円錐擂鉢状の凹形状面18を有している。その出射部位の凹形状面18は、中央部の最凹部近傍で、曲率半径r2の球状の曲面となっている。レンズ10は、その被照射体側レンズ面の出射部位で、この凹形状面18の周辺部がその凹形状面18と被照射体側レンズ面外縁部との間に連続した凸形状面19を有した形状となっている。この凸形状面19で、比較的大きな放射角の入射光が収斂するように屈折される。
【0027】
被照射体側レンズ面は滑らかな連続面となっている。そのレンズ10の断面は、図1に示す通り、被照射体側レンズ面で、レンズ中心から外周に向けて、凹形状、平面状、凸形状と連続的に変化している。即ち、被照射体側レンズ面は、レンズ10の中心部で凹面レンズの表面形状を成し、その周囲で不連続面を持つことなく、表面形状が円錐状の湾曲した表面形状を成し、更にその周囲で不連続面を持つことなく、凸面レンズの表面形状を成している。その凹形状面18と凸形状面19とが連続的に直接つながっていてもよい。
【0028】
さらにレンズ10は、前記(式2)の条件を充足するものである。(式2)の条件は、被照射体側レンズ面の形状と特定するためのものである。略均一な照度で被照射体を照射するには、被照射体側レンズ面の中央部を通過する光の相当部分を、放射角の大きい方向に振り分ける必要があり、強い凹面が必要であることから、(式2)の条件が必要となる。(式2)の条件を満たさないと均一照明の実現が困難となる。
【0029】
またレンズ中央部を通過する光を、放射角の大きい方向に振り分ける働きは、光源側レンズ面と被照射体側レンズ面との各凹形状面16・18で分担している。しかし、被照射体側レンズ面の中心部の凹形状面18の傾斜を強くすると、全反射を発生し易くなるので、光源側レンズ面と被照射体側レンズ面との夫々の凹形状面16・18を、バランスの良い適切な形状にする必要がある。そのために、被照射側レンズ面の凹形状面18の中央での曲率半径は、光源側レンズ面の凹形状面16の中央での曲率半径よりも、大きくしてある。
【0030】
また、被照射体側レンズ面の形状を、中央から外縁に向けて、中央近傍で凹形状の曲面、その周囲で略円錐状の曲面、さらにその周囲で凸形状の曲面と、連続的に同心状に変化する面形状としてある。被照射体側レンズ面を光が通過する際に、中心部の軸方向とそのごく近傍周辺の中央部で軸方向から幾分傾いた方向とに向く光は、放射角度の大きい方向に振り分ける必要があるが、その中央部のさらに周辺で軸方向から相当傾いた方向でレンズの周辺部へ向く光は、大きな入射角度でレンズへ多く入射し、レンズ面が平面に近いほど全反射を起こし易い。そのため、全反射を起こさないように凸形状にする必要がある。
【0031】
さらにレンズ10は、前記(式3)の条件を充足するものである。(式3)の条件は、光源側レンズ面の凹形状面16の入射有効開口15の径CA1を特定するためのものである。(式3)の下限を超えると光源からの光を十分に取り込めなくなり、一方その上限を超えると光が入射する有効面の円錐に近い形状の高さが高くなり、大きなレンズになってしまい光源装置のコンパクト化が困難となってしまう。
【0032】
前記(式1〜3)中、r1、r2、及びCA1は、出光窓口Dの大きさにより、式1〜3に基づいて決定される。出光窓口Dの具体的寸法は、LEDの種類によって異なるが、パワーLEDを含め、楕円形状の場合は長径をいうものとして、0.3mm〜30mmのものが好ましく用いることができる。レンズの入射有効開口径CA1とLEDの出光窓口Dとの関係では、出光窓口Dが楕円形や多角形の場合、入射有効開口径CA1は円形であるので、出光窓口Dの短径より大きい必要があるので、長径と短径との比は1.5未満ということになる。
【0033】
レンズ10の材質は、屈折率を示す透光性の透明材質であれば特に制限されないが、ガラスのような無機材よりも比較的成形性の良い透明な樹脂またはゴムが好ましい。例えば透明樹脂として、塩素化ポリエチレン、シリコーン、エポキシ、アクリル、ポリカーボネイトが挙げられ、透明ゴムとして、フッ素ゴム、シリコーンゴムが挙げられる。
【0034】
レンズ10の材質が透明な樹脂またはゴムであれば、ガラスのような研磨は必要なく、射出成形や金型プレス成形でレンズを製造できるため、生産性が高いだけでなく、軽量化に資する。光源からの放熱に対する安定性した耐熱性や透明度、金型転写の正確性等を考慮すると、透明シリコーン樹脂であることが好ましい。
【0035】
また、光源からの光をレンズ10によって、急激に放射角度の大きい方向に曲げる必要があるためレンズの照射面側で、臨界角より大きな角度の光線となり全反射を起こし易い。臨界角は、レンズに使用する材料の屈折率で決まり、屈折率が低いほど臨界角は大きい。全反射の起きにくいレンズ材料としては、d線の屈折率で1.6以下のものが好ましい。なお、d線とは、光学業界でレンズ材料の屈折率の代表として使用されている波長587nmの光のスペクトル線の一つである。
【0036】
発光素子12は、そこから発せられる光をホルダ11の出光窓口14からレンズ10を通して、照射すべき被照射体へ配光するように、被照射体へ向く方向へ配置されている。
【0037】
光源に用いられる発光素子12は、高輝度・省エネルギーの観点からLEDが好適である。
【0038】
LEDは、LEDチップが封止樹脂によって封止されており、封止樹脂内に、LEDチップからの光の波長を変換する蛍光物質が発光素子を被覆されるように配置されているものを用いることができる。また、LEDの封止材の上を透光性の樹脂またはゴムに蛍光体または染料・顔料を含有せしめたシート状またはキャップ状の被覆材で被覆して発光素子12からの光の一部が波長変換されまたは混色されるものであってもよい。発光素子の波長が青色発光し、YAG蛍光体で青色発光の一部を波長変換して白色光にして本願発明の照明光として用いるみこともできる。また、LEDは2つ以上のLEDチップがパッケージされて混色されたものを光源として用いてもよい。
【0039】
また、LED発光装置自体が複数蜜集し、これらがひとつのLEDチップの発光素子光源と同じ役目を果たし、その光源の上に本発明のレンズが配置された場合において、本発明の作用効果を奏する範囲で、本発明のとすることができる。
【0040】
LED光源は、発光ダイオードであれば、波長域、色彩、輝度のものを、適宜選択して用いることができる。レンズ10の外周近傍のコバ部は、LEDに接してもよく、僅かに離れていてもよい。
【0041】
発光素子12は、光源の真正面を放射角0°(光軸)とした時、光軸から−90°〜90°のθだけ傾いた光を、出射するから、図16のようなコサイン(COS)カーブの配光特性の光を出射することになる。その光がレンズを通過することによって放射角度0°より大きな放射角度位置に配光ピークを示す配光特性を、レンズが持っていることが望ましい。特に被照射体を均一に照射するには、1/(COSθ)の配光特性を持つことが望ましい。
【0042】
この理由は以下の通りである。光軸と直交する照射面を仮想した場合、光軸からθだけ傾いた点では、光源から照射点までの距離は軸上点より1/(COSθ)倍長いから均一に照射するのに(COSθ)倍の光度が必要であり、またその照射面に光源からの光束がθだけ傾いて入射するから均一に照射するのにCOSθ倍の光度が必要である。従って、これらを全部掛け合わすと、θ傾いた点では軸上の点より(COSθ)倍だけ暗くなるから、均一に照射するのに(COSθ)倍の光度が必要となるからである。
【0043】
より具体的に説明するために、図15に、1/(COSθ)の配光特性をシミュレーションしたグラフを示す。例えば、放射角60°では、放射角0°の8倍の光の強度が必要となる。このような配光特性を有するレンズを用いれば、放射角度が90°の光を所望の方向へ屈折させて有効に照射させるのは実用上不可能であるにしても、少なくとも放射角75°付近までなら、所望の方向へ屈折させて実質上有効に照射させることができる。
【0044】
本発明の光源装置によれば、均一に照射するために、放射角度が−75°〜75°付近まで光を均一な照度となるように屈折させることができる。
【0045】
ホルダ11の窪み13は、略擂鉢状であってもよいが、半球状であってもよい。その窪み13には、金属メッキのような反射材が付されていると一層好ましい。
【0046】
ホルダ11の出光窓口14の最大径Dを考える場合、出光窓口14が四角形の場合は、その対角を最大径Dと考えればよい。基板上に直接LEDチップを搭載し、封止材で封止したLEDの場合は、有効な光を放射する領域を囲む円の直径を最大径Dと考えればよい。
【0047】
このような光源装置1は、以下のように動作する。発光素子LED12に通電させると、発光する。例えば、光軸に沿って出射した光20aは、レンズ10のレンズ内部17の透明樹脂内を真直ぐに透過する。光軸から僅かに傾いて出射した光20bは、レンズ10の光源側レンズ面と被照射体側レンズ面との両凹形状面16・18で、発散するから、入射時よりも更に傾いて出射する。光軸から幾分傾いて出射した光20cは、レンズの光源側レンズ面の凹形状面16で発散し、被照射体側レンズ面との凸形状面18で、幾分集束する結果、入射時よりも幾分傾きが小さくなって出射する。光軸から相当傾いて出射した光20dは、レンズ10の光源側レンズ面の凹形状面16で発散し、被照射体側レンズ面の凸形状面18で大きく集束する結果、入射時よりも相当傾きが小さくなって出射する。それらの結果、光20a〜20dは、被照射体が、略均一に照射される方向に出射される。
【0048】
本発明のレンズを用いることにより照射される光源からの光は、放射角度の大きい被照射体の場所に放射角度が0°の光度より大きな光度で照射されるので、均質な明るさの被照射体平面を得ることができる。更に、放射角度が20°〜70°好ましくは30°〜65°の範囲で放射角度0°より相対光度が大きく、且つ、発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合を65%以上好ましくは70%以上、更に好ましくは、80%以上にすることができる。
【0049】
本発明のレンズは本発明のレンズの作用効果を損なわない範囲で、フレネルにして用いることもできる。
【0050】
本発明の照明器具30は、光源装置1が複数列毎にあるいは平面的に均等間隔で複数個並べられて基材上に配置されているものである(図13参照)。
【0051】
この光源装置1を照明装置に用いることによって、光源の光の放射角度がある程度の放射角度に至るまでの角度範囲で平面を均一に近い照度で照明できる照明装置として用いることができる。
【0052】
照明器具は、1個の光源装置を用いてもよいが、複数であるとより広い面積の被照射体の平面上に均一な照度となるように照明することができる。
【0053】
例えば、単独の光源装置を用いて均一な照度を与える放射角度の上限が60°であるとき、それのさらに周辺付近、例えば光源の放射角度が±70°の部位に、均一な照度を与えることができない。そこで、複数の光源装置を用いて照明装置を組み立てる際に、照度の低下する外周部付近の平面上において、隣り合う光源装置の放射角度の60°を超える外周部同士が重なりあって多重に照射されるように複数の光源装置を、適当な間隔をあけて、四方八方に整列して配置する。すると、その外周部の照度の低下を隣り合う光源装置同士が互いに補い合って、放射角度が60°以下の中央部と、それを超える周辺部位との照度が、均一となる。
【0054】
また、照明装置は、光源装置を平面状に一定の間隔を有して複数個配列してなる直下式バックライトとして用いてもよい。
【0055】
なお、発光素子12は、半導体発光素子を光透明樹脂で封止したもので、特開平11−87784号公報に開示する所謂砲弾タイプまたは表面実装タイプ(チップタイプ)の半導体発光装置が挙げられるが、中でも表面実装タイプの半導体発光装置であることが好ましい。
【0056】
発光素子12がホルダ11に収容された光源の例を示したが、発光素子12が露出し光源側レンズ面の凹形状内部に収まる照明器具であってもよい。
【0057】
光源装置1として、所望の色調の光を得るために、半導体発光素子12とレンズ10との間に、蛍光体、染料、顔料の少なくともひとつを含有する透明素材を介在させてもよい。光の色調を変化させる手段としては、本発明の効果を損なわない範囲で、蛍光体、染料、顔料の少なくともひとつの着色剤を含有する透明コーティング剤をレンズの表面に塗布してもよく、それら着色剤を含む薄い着色シートをレンズの表面に貼着してもよい。この場合、光源の出光窓口側の円錐形状の凹面に沿って設けてもよい。
【0058】
また、レンズ10自体に蛍光体、染料、顔料の少なくとも何れかを含有させてもよい。
【0059】
また、本発明の照明器具は、被照射体側のレンズ面の上に酸化チタンや炭酸カルシウムを光散乱材として透明樹脂または透明ゴムに充填したプレートを配置することにより、更に柔らかな光にすることができる。
【実施例】
【0060】
以下に、より具体的に、本発明の光源装置、及びそれを用いた照明器具を試作した例を、実施例1〜5に示す。
【0061】
(実施例1)
図1は、本発明を適用する実施例1の光源装置1の構成を示す断面図である。発光素子12であるLEDとして、LEDチップが封止樹脂によってパッケージされた白色LED(商品名LW E67C;オスラム社製)を用いた。この白色LEDは、ホルダ11内で、LEDチップからの光の波長を変換する蛍光物質が、その樹脂に含有されていることにより、LEDチップが蛍光物質で被覆されたパッケージ構造となっている。この発光素子12は、ホルダ11の窪みの底に設置され、発光素子12から延びた導線がホルダ11を貫通して電源へ接続されたものである。
【0062】
d線で屈折率1.41のシリコーンレジン製のレンズ10を、光源の近くになるように、レンズ10の周辺近傍のコバ部をLED12に接するように配置した。
【0063】
レンズ10は、図1に示す通り、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面16と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状面18及びそれの周辺部の出射部位で凸形状面19の連続面とを、それぞれ軸対称に有している。窪み13の出光窓口14を、光源側レンズ面の凹形状面16と対峙するように位置あわせしつつ、LED12の光軸にレンズ10の中心軸を合致するようにレンズ10で覆って光源装置1を得た。
【0064】
図1の光源装置1が、均一な照明に好適なものであることを具体的数値で説明する。図1のようなレンズ10の光学的な特徴を、表1に示す。rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ中心でのレンズ厚、nはd線でのレンズ材料の屈折率、φはレンズの最大外形である。レンズ面は、両面とも非球面であり、その形状はZをレンズの光軸からの開口の半径距離hの位置におけるレンズ頂点からの変位量とした時、下記(式4)で表記される回転対称非球面である。
【0065】
【数4】

(式4中、κはコーニック定数、Aiはi次の非球面係数である)
【0066】
【表1】

【0067】
白色LED(オスラム社製LED:LW E67C)の出光窓口の最大径Dは、2.4mmである。レンズの最大径はφ6であり、最大高さは1.73mmである。これらの条件を前記(式1)に当てはめると、|r1|=0.5であり、D/2=1.2であるから、|r1|<D/2という条件を満たしている。前記(式2)に当てはめると、|r1=0.5であり、|r2|=1.5であるから、|r1|<|r2という条件を満たしている。前記(式3)に当てはめると、レンズの光源側の入射有効開口径CA1が2.5であるから、D<CA1<D×1.5という条件を満たしている。形状も前記の通りであるから、本発明のレンズの条件を満たしている。
【0068】
得られた光源装置1を用いて、光源の白色LEDで発光した光をレンズ10に通過させたときの配光特性について、シミュレーションしたグラフを、図2に示す。なお、光源からの光は白色光であるからその光の波長は広範囲に分布しているが、発光スペクトルの形状、被視感度などを考慮して、光源の波長としては525nmのものを用いた。図2から明らかな通り、±52°付近に光度のピークがあり、その大きさは放射角0°の光度の約4倍であり、白色LED単独で発光させたときのコサインカーブを有する配光特性から大きく変化している。白色LEDで発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合は82%であった。残余の光は、レンズ面での全反射によるものが大部分と考えられる。
【0069】
なお、全反射した光の内、LED側へ反射しLEDパッケージ内面で反射させたり、全反射した光を再度反射板で前方に反射させたりする工夫により、照射効率を一層向上させることが可能である。
【0070】
(実施例2)
実施例1で用いた光源装置よりも、さらに周辺に光度のピークを有する実施例2の構成を、図3に示す。図3のようなレンズの光学的な特徴を、表2に示す。その他、LED光源、使用光源の波長およびレンズ材料の屈折率、非球面の式などは、実施例1の条件と同じである。
【0071】
【表2】

【0072】
LED光源(オスラム社製LED:LW E67C)の出光窓口の最大径Dは、2.4mmである。レンズの最大径はφ7であり、最大高さは2.28mmである。これらの条件を前記(式1)に当てはめると、|r1|=0.1であり、D/2=1.2であるから、|r1|<D/2という条件を満たしている。前記(式2)に当てはめると、|r1=0.1であり、|r2|=2.5であるから、|r1|<|r2|という条件を満たしている。前記(式3)に当てはめると、レンズの光源側の入射有効開口径CA1が2.5であるから、D<CA1<D×1.5という条件を満たしている。形状も前記の通りであるから、本発明のレンズの条件を満たしている。
【0073】
得られた光源装置を用いて、光源から白色LEDで発光した光をレンズに通過させたときの配光特性について、シミュレーションしたグラフを、図4に示す。図4から明らかな通り、±60°付近に光度のピークがあり、その大きさは放射角0°の光度の約18倍であり、白色LED単独で発光させたときのコサインカーブを有する配光特性から大きく変化している。白色LEDで発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合は95%であった。
【0074】
(実施例3)
実施例1で用いた光源装置よりも、前記(式1)、(式2)の条件の臨界に近い実施例3の構成を、図5に示す。図5のようなレンズの光学的な特徴を、表3に示す。その他、LED光源、使用光源の波長およびレンズ材料の屈折率、非球面の式などは、実施例1の条件と同じである。
【0075】
【表3】

【0076】
LED光源の出光窓口の最大径Dは、2.4mmである。レンズの最大径はφ6であり、最大高さは2.28mmである。これらの条件を前記(式1)に当てはめると、r1|=1.1であり、D/2=1.2であるから、|r1|<D/2という条件を満たしている。前記(式2)に当てはめると、|r1|=1.1であり、|r2|=1.3であるから、|r1|<|r2|という条件を満たしている。前記(式3)に当てはめると、レンズの光源側の入射有効開口径CA1が2.5であるから、D<CA1<D×1.5という条件を満たしている。形状も前記の通りであるから、本発明のレンズの条件を満たしている。
【0077】
得られた光源装置を用いて、光源から白色LEDで発光した光をレンズに通過させたときの配光特性について、シミュレーションしたグラフを、図6に示す。図6から明らかな通り、±50°付近に光度のピークがあり、その大きさは放射角0°の光度の約1.7倍である。また白色LEDで発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合は72%であった。これは中央部の凹形状面で屈折パワーを照射面側にもある程度負担させるためにr2の曲率半径を小さくし、全反射をやや発生しやすい形状にしているためである。よって良好な所望の配光特性を保つための条件としては、この実施例の数値が、臨界に近いと考えられる。
【0078】
(比較例1)
本発明を適用外であって前記(式1)、(式2)の条件から外れたレンズをLED光源に搭載した比較例1の構成を、図7に示す。図7のようなレンズの光学的な特徴を、表4に示す。その他、LED光源、使用光源の波長およびレンズ材料の屈折率、非球面の式などは、実施例1の条件と同じである。
【0079】
【表4】

【0080】
LED光源の出光窓口の最大径Dは、2.4mmである。レンズの最大径はφ6であり、最大高さは1.55mmである。これらの条件を前記(式1)に当てはめると、|r1|=1.4であり、D/2=1.2であるから、|r1|<D/2という条件を満たしていない。前記(式2)に当てはめると、|r1=1.4であり、|r2|=0.8であるから、|r1|<|r2|という条件を満たしていない。しかし前記(式3)に当てはめると、レンズの光源側の入射有効開口径CA1が2.5であるから、D<CA1<D×1.5という条件を満たしている。形状は前記の通りである。
【0081】
得られた光源装置を用いて、光源から白色LEDで発光した光をレンズに通過させたときの配光特性について、シミュレーションしたグラフを、図8に示す。図8から明らかな通り、±45°付近に光度のピークがあるが、その大きさは放射角0°の光度の0.97倍であり、当倍にも満たない。このことは、平面の被照射体を照射した場合に中心部が明るい光源装置であることを、示している。また、白色LEDで発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合は62%であり、均一照明するための光源装置の特性としては、あまりに不十分である。
【0082】
前記の実施例1〜3、及び比較例1の結果から、略均一な照明が可能な光源装置を得るためのレンズとしては、本発明の範囲内でなければならないことが判った。
【0083】
(実施例4)
実施例1でレンズの材料として用いたシリコーンレジンに代えて、d線で屈折率1.59のポリカーボネイトを用いた実施例4の構成を図9に示す。図9のようなレンズの光学的な特徴を、表5に示す。その他、LED光源、使用光源の波長、非球面の式などは、実施例1の条件と同じである。
【0084】
【表5】

【0085】
LED光源の出光窓口の最大径Dは、2.4mmである。レンズの最大径はφ6であり、最大高さは1.44mmである。これらの条件を前記(式1)に当てはめると、|r1|=0.5であり、D/2=1.2であるから、|r1<D/2という条件を満たしている。前記(式2)に当てはめると、|r1|=0.5であり、|r2|=6.0であるから、|r1|<|r2|という条件を満たしている。前記(式3)に当てはめると、レンズの光源側の入射有効開口径CA1が2.5であるから、D<CA1<D×1.5という条件を満たしている。形状も前記の通りであるから、本発明のレンズの条件を満たしている。
【0086】
得られた光源装置を用いて、光源から白色LEDで発光した光をレンズに通過させたときの配光特性について、シミュレーションしたグラフを、図10に示す。図10から明らかな通り、±55°、±75付近に光度のピークがあり、その大きさは放射角0°の光度の約3倍であり、白色LEDで発光した光の内、レンズを通過後、前方の被照射体側から出射した光の割合は76%であった。このことから、コンパクトな均一照明に好適であることが判った。また、実施例1〜4の結果から、レンズ材料として、屈折率1.41〜1.59のシリコーンレジン、又はポリカーボネイトを含む透明樹脂が好適であることが判った。
【0087】
(比較参考例1)
図1の光源装置1からレンズを外し、レンズなしで照射した場合の配光特性をシミュレーションした。LEDの光源から出射されレンズを介することなく放射される光の配光特性としては、コサインカーブを有するものが殆んどであり、光源に直面する位置、つまり放射角0°の位置がもっとも光の強度が強く、放射角が大きくなるに従い光が減衰し、放射角90°で光を検出できなくなるというものである。このLEDの配光特性を、図14に示す。そして、コサインカーブを有する一般的なLEDの配光特性を図16に示す。放射角0°の光の強度の半分に減衰した放射角(半値角)は、±60°近傍が多い。このような半値角±60°の配光特性を持つLEDは、一般に指向角120°であると表現されるものであり、放射角0°の位置がもっとも光の強度が強く、均一に平面を照射することはできず、均一照明には不向きなものとなる。
【0088】
次に、本発明の光源装置1を用いた照明器具を、作製した例を実施例5〜6に示す。
【0089】
(実施例5)
実施例1で作製した光源装置1を一つ用いた照明装置を作製し、上から真下の平面の被照射体へ照射した概要図を、図11に示す。実施例1の光源装置の配光特性は、図2の通り52°付近に光度のピークを持っている。この照明装置によれば、放射角度に対する照射面21での照度は、図12に示すようになっており、照明装置真下の照度を100%としたとき、それの±30%の増減の範囲は、放射角度で±55°の範囲である。そのため、図11のように、広範な範囲で、良好な略均一照明が可能であった。
【0090】
照明装置が、このレンズ10を用いていなければ、照明装置の真下が一番明るく、放射角度が大きくなるに従い暗くなり、ある放射角度θの位置での相対照度は真下の位置に対して、(COSθ)3倍にしかならないから、均一に照明することができない。
【0091】
(実施例6)
実施例1で作製した光源装置1を複数用いた照明装置30として、被照射体である液晶表示器22の直下から光を照射する直下式バックライトを作製した例を、図13に示す。液晶表示器22は、透明板27、拡散シート26、プリズムシート25、偏光シート24、液晶パネル23が、この順で積層されたものである。このバックライトである照明装置30は、光源装置が広い放射角度の範囲で略均一照明が可能なため、液晶表示器22の透明板27に照明装置30を接近させても均一照明が可能で、かつ光源装置1がコンパクトであるため、光源装置1を所定の間隔で液晶表示装置の後ろの面に配置して、薄型の直下式バックライトとなっている。
【産業上の利用可能性】
【0092】
本発明のレンズと光源として発光素子とを有する光源装置は、均一に照明する各種照明装置に用いることができる。この光源装置を用いた照明装置は、とりわけ液晶表示器を表示するのに用いられる直下式バックライトとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明を適用する実施例1の光源装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明を適用する実施例1の光源装置の配光特性を示す図である。
【図3】本発明を適用する実施例2の光源装置の構成を示す断面図である。
【図4】本発明を適用する実施例2の光源装置の配光特性を示す図である。
【図5】本発明を適用する実施例3の光源装置の構成を示す断面図である。
【図6】本発明を適用する実施例3の光源装置の配光特性を示す図である。
【図7】本発明を適用する実施例4の光源装置の構成を示す断面図である。
【図8】本発明を適用する実施例4の光源装置の配光特性を示す図である。
【図9】本発明を適用する実施例5の光源装置の構成を示す断面図である。
【図10】本発明を適用する実施例5の光源装置の配光特性を示す図である。
【図11】本発明を適用する実施例6の照明装置の構成を示す断面図である。
【図12】本発明を適用する実施例6の照明装置を用いたときの放射角度と照度との相関関係を示す図である。
【図13】本発明を適用する実施例7の照明装置の構成を示す断面図である。
【図14】本発明を適用外とする市販のLEDの配光特性を示す図である。
【図15】本発明を適用外とする市販のLED均一照明に必要な放射角度と相対光度との関係図である。
【図16】本発明を適用外とする一般的なLEDの配光特性を示す概要図である。
【符号の説明】
【0094】
1は光源装置、10はレンズ、11はホルダ、12は発光素子、13は窪み、14は出光窓口、15は入射有効開口、16は凹形状面、17はレンズ内部、18は凹形状面、19は凸形状面、20a〜dは光、21は照射面、22は液晶表示器、23は液晶パネル、24は偏光シート、25はプリズムシート、26は拡散シート、27は透明板、30は照明装置である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子を光源とする光を被照射体側へ透過させるレンズであり、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状及びそれの周辺部の出射部位で凸形状の連続面とを、それぞれ軸対称に有していることを特徴とする配光制御レンズ。
【請求項2】
発光素子がホルダの窪みの底に設置され、その窪みで開口している出光窓口がレンズで覆われており、該発光素子を光源とする光を、該出光窓口からレンズを通して被照射体へ配光する光源装置であって、該レンズが、その光源側レンズ面の中央部の入射部位で凹形状面と、その被照射体側レンズ面の中央部の出射部位で凹形状及びそれの周辺部の出射部位で凸形状の連続面とを、それぞれ軸対称に有しており、
【数1】

【数2】

【数3】

(式1〜3中、Dは前記出光窓口の最大径、r1は前記光源側レンズ面の凹形状面の中央での曲率半径、r2は被照射体側レンズ面の凹形状の面の中央での曲率半径、CA1は前記光源側レンズ面の凹形状面の入射有効開口径を示す)となっていることによって、前記配光を制御していることを特徴とする光源装置。
【請求項3】
レンズが、透明樹脂、又は透明ゴムで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
【請求項4】
請求項2に記載の光源装置が、1個、又は複数個並べられて、基材上に配置されていることを特徴とする照明器具。
【請求項5】
前記光源装置の複数が、直下型バックライトとして照明すべき被照射体へ向けられ、平面状の前記基材上に、一定の配列間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−15898(P2010−15898A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−176084(P2008−176084)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(597096161)株式会社朝日ラバー (74)
【Fターム(参考)】