説明

入力装置

【課題】テンキーに依存せずに特定の数字又は数字列等を比較的容易に入力することができる入力装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の入力装置は、複数の方向キーと、決定キーと、指定キーと、モード制御手段と、表示手段、入力制御手段とを備える。前記モード制御手段は、前記複数の方向キーの押下回数及び押下順序の組み合わせにより、入力モードを実行する。前記表示手段は、前記入力モードの実行に対応して、数字項目の一覧と前記複数の方向キー及び前記決定キーを示すイメージとを表示し、第1の方向キーの押下に対応し前記数字項目の一覧の中の第1の数字項目を第1の表示形式で表示し、前記第1の数字項目以外の項目を第2の表示形式で表示し、前記決定キーの押下に対応し、前記第1の表示形式の前記第1の数字項目に対応する第1の数字を入力画面に表示する。前記入力制御手段は、前記指定キーの押下に対応して、前記入力画面に表示された1以上の数字の入力を確定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コピー機等の画像形成装置の入力部は、プリント枚数等を入力するためのテンキーを備え、ユーザは、入力部のテンキーによりプリント枚数等を入力することができる。一方で、低価格を売りにする画像形成装置に適用される簡易入力部は、テンキーを持たず、4方向に対応した4つの方向キーのうちの、第1の方向キーの押下回数に応じて加算されるプリント枚数の入力を受け付ける。また、第1の方向キーと反対方向の第2の方向キーの押下回数に応じて減算されるプリント枚数の入力を受け付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−251532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように簡易入力装置は、キーの数が少なく、比較的安価に構成することができるが、テンキーを持たないため、特定の数字又は数字列等の入力に向かないことがある。
【0005】
本発明の目的は、テンキーに依存せずに特定の数字又は数字列等を比較的容易に入力することができる入力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の入力装置は、複数の方向キーと、決定キーと、指定キーと、モード制御手段と、表示手段、入力制御手段とを備える。前記モード制御手段は、前記複数の方向キーの押下回数及び押下順序の組み合わせにより、入力モードを実行する。前記表示手段は、前記入力モードの実行に対応して、数字項目の一覧と前記複数の方向キー及び前記決定キーを示すイメージとを表示し、第1の方向キーの押下に対応し前記数字項目の一覧の中の第1の数字項目を第1の表示形式で表示し、前記第1の数字項目以外の項目を第2の表示形式で表示し、前記決定キーの押下に対応し、前記第1の表示形式の前記第1の数字項目に対応する第1の数字を入力画面に表示する。前記入力制御手段は、前記指定キーの押下に対応して、前記入力画面に表示された1以上の数字の入力を確定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施形態に係る画像形成装置(入力装置)の概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態に係る入力部及び表示部の一例を示す図である。
【図3】実施形態に係る表示部の表示画面の遷移の一例を示す図である。
【図4】実施形態に係るサービスモードへの移行及びサービスモードにおける入力の一例を示すフローチャートである。
【図5】実施形態に係る表示部の表示画面の遷移の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、実施形態に係る画像形成装置(入力装置)の概略構成を示すブロック図である。本実施形態では、入力装置の一例として画像形成装置について説明する。なお、入力装置は、画像形成装置だけに限定されるものではなく、入力手段を備える様々な電子機器に適用可能である。
【0010】
図1に示すように、例えば、画像形成装置は、制御部1、記憶部2、入力部3、表示部4、画像入力部5、画像処理部6、画像形成部7等により構成される。
【0011】
図2に示すように、例えば、入力部3は、第1の方向キー(上キー)31、第2の方向キー(下キー)32、第3の方向キー(左キー)33、第4の方向キー(右キー)34、決定キー(OKキー)35、スタートキー(指定キー)36、クリアキー37、モードキー38を備える。
【0012】
例えば、第1の方向キー31が選択(押下)されると、入力部3は、第1の方向キー31の選択に対応した第1の信号を出力し、制御部1は、第1の信号を検出し、第1の方向キー31が選択されたことを検出し、第1の方向キー31の選択に対応した動作を制御する。また、第2の方向キー32が選択(押下)されると、入力部3は、第2の方向キー32の選択に対応した第2の信号を出力し、制御部1は、第2の信号を検出し、第2の方向キー32が選択されたことを検出し、第2の方向キー32の選択に対応した動作を制御する。
【0013】
同様に、制御部1は、第3の方向キー(左キー)33、第4の方向キー(右キー)34、決定キー35、スタートキー(指定キー)36、クリアキー37、モードキー38の何れのキーが選択(押下)されても、どのキーが選択(押下)されたかを検出することができ、キーの選択に対応した動作を制御する。
【0014】
また、第1の方向キー31が長押しされると、入力部3は、第1の方向キー31の長押しに対応した第1の長押し信号を出力し、制御部1は、第1の長押し信号の検出、及び第1の長押し信号の検出時間から、第1の方向キー31の長押しと、長押し時間を検出し、第1の方向キー31の長押しと、長押し時間に応じた動作を制御する。第2の方向キー32等の長押しについても同様である。
【0015】
表示部4は、入力部3のキーの選択に対応した結果を表示する。詳細は後述する。
【0016】
画像入力部5は、スキャナ及びネットワーク通信部を含み、スキャナで読み取られた画像データを入力したり、ネットワーク通信部で受信したプリントデータを入力したりする。画像処理部6は、入力された画像データ又はプリントデータを補正したり、入力された画像データの倍率を変更したりする。画像形成部7は、補正後の画像データ又はプリントデータに基づき画像を形成(プリント)する。或いは、画像形成部7は、倍率変更後の画像データに基づき画像を形成(プリント)する。
【0017】
以下、標準モードにおける入力とサービスモードにおける入力について説明する。
【0018】
画像形成装置は、パワーオンの後、標準モードを実行し、入力部3を介してサービスモードへの移行が指示されるとサービスモードへ移行する。
【0019】
(標準モードにおける入力)
例えば、モードキー38が押下されると、入力画面41に複数のモードが表示され、第1の方向キー31の押下に応じて、複数のモードの中で表示中又は選択中のモードが切り換わる。複数のモードの中で1モードが表示又は選択されている状態で、決定キー35が押下されると、表示中又は選択中の1モードが決定され、制御部1は、決定された1モードを実行する。このような手順を経て、例えば、制御部1がプリントモード(プリント枚数入力モード)を実行すると、表示部4はプリントモード(プリント枚数入力)を案内表示し、プリント枚数「1」を表示する。或いは、制御部1がプリントモード(倍率入力モード)を実行すると、表示部4はプリントモード(倍率入力モード)を案内表示し、倍率「100%」を表示する。
【0020】
プリントモード(プリント枚数入力モード)実行時に、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「1」の表示をプリント枚数「2」の表示へ更新する。さらに、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「2」の表示をプリント枚数「3」の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「3」の表示をプリント枚数「2」の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「2」の表示をプリント枚数「1」の表示へ更新する。つまり、表示部4の入力画面41は、第1の方向キー31又は第3の方向キー33の押下回数に応じて加算されたプリント枚数、又は第2の方向キー32又は第4の方向キー34の押下回数に応じて減算されたプリント枚数を表示する。
【0021】
或いは、プリントモード(プリント枚数入力モード)実行時に、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が所定時間押下され続けると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「1」の表示を押下時間に応じて加算したプリント枚数「N」(N:整数、N≧2)の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が所定時間押下され続けると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「N」の表示を押下時間に応じて減算したプリント枚数「M」(M:整数、N>M≧1)の表示へ更新する。つまり、表示部4の入力画面41は、第1の方向キー31又は第3の方向キー33の押下時間に応じて加算されたプリント枚数、又は第2の方向キー32又は第4の方向キー34の押下回数に応じて減算されたプリント枚数を表示する。
【0022】
プリントモード(倍率入力モード)実行時に、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、倍率「100%」の表示をプリント枚数「101%」の表示へ更新する。さらに、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「101%」の表示をプリント枚数「102%」の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「102%」の表示をプリント枚数「101%」の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が1回選択されると、表示部4は、入力画面41中の、プリント枚数「101%」の表示をプリント枚数「100%」の表示へ更新する。つまり、表示部4の入力画面41は、第1の方向キー31又は第3の方向キー33の押下回数に応じて加算された倍率、又は第2の方向キー32又は第4の方向キー34の押下回数に応じて減算された倍率を表示する。
【0023】
或いは、プリントモード(倍率入力モード)実行時に、第1の方向キー31又は第3の方向キー33が所定時間押下され続けると、表示部4は、入力画面41中の、倍率「100%」の表示を押下時間に応じて加算した倍率「150%」等の表示へ更新する。さらに、第2の方向キー32又は第4の方向キー34が所定時間押下され続けると、表示部4は、入力画面41中の、倍率「150%」の表示を押下時間に応じて減算した倍率「100%」等の表示へ更新する。つまり、表示部4の入力画面41は、第1の方向キー31又は第3の方向キー33の押下時間に応じて加算された倍率、又は第2の方向キー32又は第4の方向キー34の押下回数に応じて減算された倍率を表示する。
【0024】
テンキーがなくても、上記のように、規則的に加算又は減算した数字(数字列)を入力することは比較的容易である。
【0025】
しかしながら、サービスモードでは、不規則な数字列、文字列を入力する場面、又は文字、記号、数字が混在した文字記号数字列を入力する場面が生じることがある。以下、サービスモードにおける入力について説明する。
【0026】
(サービスモードにおける入力)
図4は、サービスモードへの移行及びサービスモードにおける入力の一例を示すフローチャートである。
【0027】
例えば、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34のうちの2以上のキーの押下回数及び押下順序の組み合わせにより、制御部1は、サービスモードを実行する(サービスモードログイン)(ACT11)。例えば、第1の方向キー31が1回、第2の方向キー32が連続して2回、第3の方向キー33が1回押下されると、制御部1は、サービスモードを実行する。
【0028】
続いて、例えば、モードキー38が押下されると、入力画面41に複数のモードが表示され、第1の方向キー31の押下に応じて、複数のモードの中で表示中又は選択中のモードが切り換わる。複数のモードの中で1モード(例えば調整モード)が表示又は選択されている状態で(ACT12)、決定キー35が選択されると、表示中又は選択中の1モード(例えば調整モード)が決定され(ACT13、YES)、制御部1は、決定された1モード(調整モード)を実行する。
【0029】
図2の表示部4に表示された画面は、調整モード(入力モード)の実行に対応して表示される画面の一例である。図2に示すように、表示部4は、調整モードの実行に対応して、入力画面41、キーイメージ42、複数の数字項目(数字項目一覧)43、入力切換項目44を表示する。
【0030】
キーイメージ42は、例えば、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34、決定キー35に対応するイメージであり、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34、決定キー35が有効であることを示す。
【0031】
複数の数字項目43は、「1」、「2」、…「9」、「0」等の数字項目である。入力切換項目44は、「#」である。
【0032】
例えば、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34、決定キー35のうちの何れかのキーが押下されると、「5」項目が第1の表示形式で表示され、「5」以外の項目が第2の表示形式で表示される(図3のSTATE1)。
【0033】
続いて、第3の方向キーが押下されると(ACT14、YES)、第3の方向キーは有効なキーなので(ACT15、YES)、「4」項目が第1の表示形式で表示され、「4」以外の項目が第2の表示形式で表示される(図3のSTATE2)。この状態で、決定キー35が押下されると(ACT16、YES)、第1の表示形式で表示された「4」項目に対応する「4」が入力画面41に表示される(図3のSTATE3)。ここで、クリアキー37が押下されると(ACT17、YES)、入力画面41に表示された「4」がクリアされ、初期画面が表示される。
【0034】
クリアキー37が押下されずに、例えば、「4」項目が第1の表示形式で表示され、「4」以外の項目が第2の表示形式で表示された状態で、第1の方向キー31が押下されると、「1」項目が第1の表示形式で表示され、「1」以外の項目が第2の表示形式で表示される。この状態で、決定キー35が押下されると、第1の表示形式で表示された「1」項目に対応する「1」が入力画面41に表示される。例えば、入力画面41は、「41」を表示する。
【0035】
入力画面41に「4」が表示された状態で、スタートキー36が押下されると(ACT18)、制御部1は、「4」の入力を確定する。また、入力画面41に「41」が表示された状態で、スタートキー36が押下されると(ACT18)、制御部1は、「41」の入力を確定する。
【0036】
さらに、モードキー38等が押下されると、モードが切り換えられる(ACT19)。
【0037】
次に、入力切換について説明する。
【0038】
例えば、調整モード(入力モード)の実行中において(図3のSTATE1)、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34のうちのいくつかのキーの1又は複数回の押下により、入力切換項目44が第1の表示形式で表示され、入力切換項目44以外の項目が第2の表示形式で表示された状態で、決定キー35が押下されると、第1の表示形式で表示された入力切換項目44が入力され、表示部4中のテンキー等の一覧表示(図5のSTATE1)が、アルファベットの前半の一覧表示(図5のSTATE2)に切り換わる。
【0039】
さらに、この状態、つまり、入力切換項目44が第1の表示形式で表示され、入力切換項目44以外の項目が第2の表示形式で表示された状態で、決定キー35が押下されると、第1の表示形式で表示された入力切換項目44が入力され、表示部4中のアルファベットの前半の一覧表示(図5のSTATE2)が、アルファベットの中盤の一覧表示(図5のSTATE3)に切り換わる。
【0040】
さらに、この状態、つまり、入力切換項目44が第1の表示形式で表示され、入力切換項目44以外の項目が第2の表示形式で表示された状態で、決定キー35が押下されると、第1の表示形式で表示された入力切換項目44が入力され、表示部4中のアルファベットの中盤の一覧表示(図5のSTATE3)が、アルファベットの後半及びその他記号の一覧表示(図5のSTATE4)に切り換わる。
【0041】
さらに、この状態、つまり、入力切換項目44が第1の表示形式で表示され、入力切換項目44以外の項目が第2の表示形式で表示された状態で、決定キー35が押下されると、第1の表示形式で表示された入力切換項目44が入力され、表示部4中のアルファベットの後半及びその他記号の一覧表示(図5のSTATE4)が、テンキー等の一覧表示(図5のSTATE1)に切り換わる。
【0042】
アルファベットの前半の一覧表示、アルファベットの中盤の一覧表示、アルファベットの後半及びその他記号の一覧表示において、第1の方向キー31、第2の方向キー32、第3の方向キー33、第4の方向キー34、決定キー35の押下により、アルファベット等を入力することができる。
【0043】
本実施形態によれば、コントロールパネル上にテンキーが無く、またタッチパネル入力機能を備えていなくとも、テンキー等の一覧表示と方向キー等を組み合わせて、数字又は数字列を簡単に入力することができる。
【0044】
即ち、
(1)表示部4は0−9の数字一覧を表示することができる。
【0045】
(2)表示部4は有効なキーに対応するキーイメージ42を表示することができる。
【0046】
(3)表示部4は0−9の数字一覧のうち、選択中の数字を白、背景を黒で表示し、非選択中の数字を黒、背景を白で表示することができる。
【0047】
(4)入力部3は決定キー35を備える。
【0048】
(5)表示部4は0−9の数字一覧をアルファベット等に切り換えて表示することもできる。
【0049】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0050】
1…制御部、2…記憶部、3…入力部、4…表示部、5…画像入力部、6…画像処理部、7…画像形成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の方向キーと、
決定キーと、
指定キーと、
前記複数の方向キーの押下回数及び押下順序の組み合わせにより、入力モードを実行するモード制御手段と、
前記入力モードの実行に対応して、数字項目の一覧と前記複数の方向キー及び前記決定キーを示すイメージとを表示し、第1の方向キーの押下に対応し前記数字項目の一覧の中の第1の数字項目を第1の表示形式で表示し、前記第1の数字項目以外の項目を第2の表示形式で表示し、前記決定キーの押下に対応し、前記第1の表示形式の前記第1の数字項目に対応する第1の数字を入力画面に表示する表示手段と、
前記指定キーの押下に対応して、前記入力画面に表示された1以上の数字の入力を確定する入力制御手段と、
を備える入力装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記入力モードの非実行時に、前記第1の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて加算されるプリント枚数を前記入力画面に表示し、前記第2の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて減算される前記プリント枚数を前記入力画面に表示し、
前記制御手段は、前記指定キーの押下に対応して、前記入力画面に表示された前記プリント枚数のプリント動作を実行する請求項1の入力装置。
【請求項3】
モードキーを備え、
前記制御手段は、前記モードキーの押下に応じて、プリント枚数入力モードを実行し、
前記表示手段は、前記プリント枚数入力モードの実行時に、前記第1の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて加算される前記プリント枚数を前記入力画面に表示し、前記第2の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて減算される前記プリント枚数を前記入力画面に表示する請求項2の入力装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記モードキーの押下に応じて、プリント倍率入力モードを実行し、
前記表示手段は、前記プリント倍率入力モードの実行時に、前記第1の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて加算されるプリント倍率を前記入力画面に表示し、前記第2の方向キーの押下回数又は押下時間に応じて減算される前記プリント倍率を前記入力画面に表示し、
前記制御手段は、前記指定キーの押下に対応して、前記入力画面に表示された前記プリント倍率のプリント動作を実行する請求項3の入力装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記入力モードの実行に対応して、前記数字項目の一覧と、入力切換項目と、前記複数の方向キー及び前記決定キーを示すイメージとを表示し、1以上の方向キーの押下の組み合わせに対応し前記入力切換項目を前記第1の表示形式で表示し、前記入力切換項目以外の項目を前記第2の表示形式で表示し、前記決定キーの押下に対応し、前記数字項目の一覧を文字項目の一覧へ切り換えて表示する請求項1乃至4の何れか1つの入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−37695(P2013−37695A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−176345(P2012−176345)
【出願日】平成24年8月8日(2012.8.8)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】