説明

再充填可能な定量排出弁(dosingvalve)

本発明は、燃料電池、エーロゾル缶、または分配可能な流体用の分配器と共に使用するための、再充填可能な外部定量排出弁に関する。特に、本発明は、気体自動供給駆動ツール用の炭化水素燃料を分配するのに使用するための、再充填可能な外部定量排出弁に関する。再充填可能な定量排出弁は、キャニスタ内部の燃料袋が完全に収縮した後に、燃料キャニスタを再装填することができるような、入口点および逆止め弁を備える。弁は、弁がキャニスタ内の燃料と流体連通を確立することが可能になるようなやり方で、燃料キャニスタに係合するようになされ、かつ、定量排出弁がそれと共に使用される物質でレセプタクルを再充填するために物質をリザーバから定量排出弁を通して送達するようになされた、装置の再充填ノズルと協働するようになされる。弁はまた、気体自動供給駆動ツール内の計量チャンバへと所定量の燃料を送達することを可能にする、内部計量特徴を備えるように構成される。本発明はまた、キャニスタが処分されるときにキャニスタ内の残留気体の除去を可能にするための、システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池、エアゾール缶、または分配可能な流体用の分配装置と共に使用するための、再充填可能な外部定量排出弁に関する。特に、本発明は、気体自動供給駆動ツールのために炭化水素燃料を分配するのに使用するための、再充填可能な外部定量排出弁に関する。
【背景技術】
【0002】
再充填可能な定量排出弁は、キャニスタ内部の燃料袋が完全に収縮した後に燃料キャニスタを再装填することができるように、入口点および逆止め弁を備える。再充填可能な外部定量排出弁はまた、気体自動供給駆動ツール内の計量チャンバに所定の量の燃料を送達することを可能にする、内部計量特徴を備えるように構成される。弁は、弁がキャニスタ内の燃料と流体連通を確立することを可能にするようなやり方で、燃料キャニスタに係合するようになされる。
【0003】
再充填可能な外部定量排出弁はまた、定量排出弁がそれと共に使用される物質を、レセプタクルに再充填するために前記物質をリザーバから定量排出弁を通して送達するようになされた、装置の再充填ノズルと協働するようになされる。本発明はまた、キャニスタを処分するときにキャニスタ内の除去されるべき残留気体の除去を可能にするための、システムを提供する。
【0004】
ただし、再充填可能な外部定量排出弁は、エアゾール式のやり方で流体を分配するために使用される容器の充填が要求される、いかなる商業的、工業的、または家庭的な状況にも適用されることが予想される。ただし、本発明は、この分野以外の用途を有することができる。
【0005】
加圧流体を、連続的または断続的な送達または噴霧として、エーロゾル式のやり方で分配するための弁システムを組み込む、多くの製品が市販されている。殺虫剤スプレー、香水、整髪用製品、髭剃り用製品、気体、その他は、噴霧弁技術が適用されてきた製品の一部に過ぎない。特に、この技術は、気体自動供給駆動ツール用の燃料キャニスタに適用される。
【0006】
通常、キャニスタは、使用後に、キャニスタが空であると思われるときに廃棄される。実際、既存のキャニスタのラベルは、処理および交換キャニスタの購買を支持し、キャニスタの再充填および再利用を避けることを熱心に教示する。その結果として、市場調査は、かなりの数の使用済み燃料キャニスタが、使用後に埋立地またはその他様々な土地に堆積されてきていることを示している。しかし、燃料袋が空であると思われるときですら、常に、燃料容器内に気体が依然存在している。その結果、かなりの量の気体が、非常に、決して安全ではなく、環境的に問題のあるやり方で処理される。
【0007】
通常、気体燃料容器は、気体を収容する袋に取付けられた弁を備える。弁は通常、鉄鋼など金属製である。したがって、これは錆び、最終的に気体を大気中に放出する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、
1.キャニスタの再使用が可能になり、
2.気体で充填された(または同様の)容器の市場における数を、常に把握することが可能になり、
3.容器が何らかの損傷を受けた場合に、容器を循環から除去することが可能になり、
4.使用後に残留する容器内の固定ガスを、容器の寿命が切れるときに回収することが可能になり、
5.燃料キャニスタ自体をその使用の最後に再利用することが可能になり、
6.キャニスタをいかなる場所または国に輸送し、使用直前に充填することも可能になり、
7.環境的に信頼できる製品が提供される、
再充填可能および再使用可能な、燃料キャニスタなどのキャニスタを有することが有用である。
【0009】
したがって、上記で提案された選択肢の利点を、全てではないとしても少なくともいくつかもたらす発明を有することが有利となる。したがって、本発明の目的は、上記問題点を考慮し、こうした複数の問題に対処する少なくとも1つの解決法を提供することである。したがって、本発明の目的の1つは、少なくとも、有用な選択または代替システムを一般向けに提供することである。
【0010】
本発明のさらなる目的は、キャニスタを捨てるのではなく、空のキャニスタを再使用する、安全かつ容易な方法を提供することである。さらに、それによって、循環から取り出されたキャニスタを、続いてより安全なやり方で処理することが可能になる。
【0011】
キャニスタの再使用が可能になるようなやり方で、キャニスタの再充填を可能にする装置を提供することも本発明の一目的である。
【0012】
本発明のさらなる態様および利点は、例示のためだけに行う後続の説明から明らかになるであろう。説明される実施形態の変形形態が可能であり、本発明の範囲内に含まれることが理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、燃料電池、エーロゾル缶、または分配可能な流体用の分配器と共に使用される再充填可能な外部定量排出弁に関し、流体は、加圧下で保持されるが、キャニスタ内容物の流れ、噴霧、噴出、または同様のものを、連続的な流れまたは断続的な噴出のいずれかまたは両方として出すように弁システムを開くと、放出することができる。
【0014】
特に、本発明は、気体自動供給駆動ツール用の炭化水素燃料を分配するために使用するための、再充填可能な外部定量排出弁に関する。本発明を、この実施形態を参照しながら説明するが、本発明は、弁を備え本明細書で説明するようなやり方で送達することができるある量の流動可能な物質を送達する、いかなるキャニスタまたは容器を伴う応用例も有し、またはその応用例に適合させることができることが理解されるべきである。通常、キャニスタの内容物は、流体(液体または気体)である。ただし、その他の流動可能な物質も考慮されるべきである。
【0015】
流体は、通常、加圧されてキャニスタまたは容器内に保持されており、放出機構が作動されると、使用のために適用することができる。流体は、使用される放出機構、または放出機構に加えられる圧力に応じて、連続的または断続的に、あるいはその両方で放出することができる。流体は、いくつかの例に過ぎないが、殺虫剤スプレー、発泡クリーム、整髪用製品、香水、およびその他の、キャニスタまたは容器内に通常収容されるような、液体、気体、懸濁液、その他とすることができる。
【0016】
したがって、再充填可能な外部定量排出弁は、エアゾール式のやり方で流体を分配するために使用される容器の再充填が要求される、いかなる商業的、工業的、または家庭的な状況にも適用可能であることが予想される。
【0017】
以下の説明は、容易にするために、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁を対象とする。特に、この説明は、弁が燃料キャニスタと流体連通を確立している係止位置において、燃料キャニスタと共に使用するための弁に関する。
【0018】
燃料キャニスタは通常、キャニスタ本体、気体を保持するための内部燃料袋、袋とキャニスタ内面との間の気体空間(同様に、気体を収容する袋を加圧するために袋内の気体と同一の気体で通常充填される)、および分配弁体を備える。
【0019】
本発明の弁体は、好ましくは、袋が完全に収縮した後に燃料キャニスタを再装填することができるように、リザーバからの流体を加圧下で、逆止め弁を通してキャニスタ内へと流すことを可能にする、孔を組み込む。
【0020】
弁は、主構成、ならびに、弁体とキャニスタとの間の係止位置を維持するようになされた形状、およびさらに、外部定量排出弁の裏側など弁の本体内のある点にある孔を通して、外部充填装置が調節された燃料注入を実行することを可能にする形状を有する、本体を備える。
【0021】
本発明の一態様によれば、外部絞り弁を、気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料キャニスタと共に使用する方法が提供され、この方法は、再充填可能な外部定量排出弁、および可能な場合は再利用される別個の燃料キャニスタと、キャニスタ内部の燃料バッグが完全に収縮された後に燃料キャニスタを再装填することができるように、再充填可能な定量排出弁の逆止め弁を通る入口点と、弁棒によって封止された前記チャンバが前記付勢を超えるように押されるまで、前記再充填可能な外部定量排出弁に、内部計量、および付勢された往復運動弁棒を設けることと、燃料キャニスタ上の弁を係止位置内へと挿入することと、弁が燃料キャニスタとの流体連通を確立することを可能にすることと、組み合わされた弁および燃料電池を使用のために気体自動供給駆動ツール内へと固定することと、弁を同時に押し、気体自動供給駆動ツール内の係止位置内へと固定することとを含み、それによって弁は、計量チャンバ(気体自動供給駆動ツール)を燃料で充填するために燃料キャニスタとの流体連通を確立している。
【0022】
本発明の別の態様によれば、前方および後方端部を有し、両端部が燃料キャニスタ上に完全に押下され常に完全に係止位置にある、再充填可能な外部定量排出弁が提供される。
【0023】
本発明の別の態様によれば、再充填可能な外部定量排出弁の後端部に孔が設けられ、その孔に対して外部充填装置が、係止位置にあるときに外部定量排出弁を通して調節された定量排出を実行することができる、実質的に上記で説明したような再充填可能な外部定量排出弁が提供される。
【0024】
本発明の別の態様によれば、再充填可能な外部定量排出弁を、気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料電池と共に使用する方法が提供され、この方法は、再充填可能な外部定量排出弁および別個の燃料キャニスタを提供することと、前記弁棒が前記付勢を超えるまで、付勢された往復運動弁棒によって封止される内部計量チャンバを、前記再充填可能な外部定量排出弁に設けることと、弁を、それが完全な係止位置に到達するように燃料キャニスタ上に挿入することと、前記燃料キャニスタから前記計量チャンバ内へと燃料が輸送される係止位置内へと、弁を押し込むことと、前記係止位置になると、組み合わされた弁および燃料電池を、使用のために気体自動供給駆動ツール内へと挿入することとを含み、係止位置において弁は、燃料キャニスタとの流体連通を確立しており、前記計量チャンバの燃料充填を進める。
【0025】
本発明の別の態様によれば、再充填可能な外部定量排出弁を、実質的に上記のような、気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料電池と共に使用する方法が提供され、前記方法は、前記弁の裏側で前記燃料キャニスタを再充填するための孔を有する、再充填可能な外部定量排出弁、および別個の燃料キャニスタを設けることと、前記弁棒が前記付勢を超えるように押されるまで、付勢された往復運動弁棒によって封止される内部計量チャンバを、前記再充填可能な定量排出弁に設けることと、弁を燃料キャニスタ上へと下向きに押し、係止位置において構成を燃料キャニスタに係合させることと、前記係止位置になると、弁および燃料キャニスタを使用のために気体自動供給駆動ツール内に配置することとを含み、係止位置において弁は、燃料キャニスタとの流体連通を確立しており、前記定量排出チャンバの燃料充填に進む。
【0026】
本発明の別の態様によれば、弁が燃料電池と流体連通を確立している係止位置において、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供され、前記弁は、係止位置を維持するための弁体と、係止位置で燃料電池からの所定量の燃料を受けるように構成された、前記弁体内の定量排出チャンバとを備え、前記計量チャンバは、弁棒が前記付勢を超える力を受けるまで前記チャンバを封止する、付勢された弁棒を備える。
【0027】
本発明の別の態様によれば、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供され、前記弁はさらに、別個の前方および後方固定係留具を有する弁体を備え、前記係留具は、下方から見ると断面が弓形である。
【0028】
本発明の別の態様によれば、前記弁体が、少なくとも2つの係留点を有し、前記2つの係留点が、第1の構成と、燃料キャニスタを充填するために弁体の後方に配置される前記孔とを有する、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0029】
本発明の別の態様によれば、弁がさらに、係止位置において弁体を保持するように構成された係留リップである第1の構成と、係止位置において前記弁燃料を前記燃料キャニスタに充填するように構成された孔である第2の構成とを備える、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0030】
本発明の別の態様によれば、弁が、弁が燃料電池と流体連通を確立している係止位置の両方で、燃料電池と共に使用するように構成され、弁体が、前端から突出する付勢された弁棒を有する前端を有し、前記弁棒が、計量チャンバおよび後端と流体連通し、前記前方および後方端部にある前記2つの係留リップが、係止位置で燃料電池の巻きシームに摩擦固定されるように構成される、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0031】
本発明の別の態様によれば、前記弁体の前記前方および後方端部が、係止位置において前記燃料電池の上方で係止され、燃料電池が動力ツール内に動作するように配置されるとき係止位置内へと固定され、前記弁体が、ツール構成要素によって係止位置内へと押し込まれる、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0032】
本発明の別の態様によれば、組み合わされた燃料キャニスタおよび弁が提供され、組み合わされたキャニスタおよび弁は、スピゴットを取り囲むほぼ円形空間を画成する巻きシームを一端部に備える円筒形キャニスタと、前記ノズルと前記弁体の間の流体連通を可能にするために係止位置を維持するための、巻きシームと係合可能な係留リップを有する弁体とを備え、前記弁体は、別々の前方および後方係留リップを有する。
【0033】
本発明の別の態様によれば、組み合わされた燃料電池および弁がさらに、2つの係留リップを有する前記弁体を備える、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0034】
本発明の別の態様によれば、請求項12に記載の組み合わされた燃料電池および弁がさらに、係止位置に置いて前記弁体を前記巻きシームに対して保持するように構成された溝である前記構成を含む、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0035】
本発明の別の態様によれば、組み合わされた燃料容器および弁構成が最終構成である、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0036】
本発明の別の態様によれば、袋が完全に収縮した跡に燃料キャニスタを再装填することができるように、流体が逆止め弁を通って流れることを可能にする孔を弁が組み込む、実質的に上記のような、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁が提供される。
【0037】
上記で列挙した項目は、輸送のために完全に係合され、袋内にいかなる気体も備えない燃料キャニスタに取付けられた弁を特徴とする、燃料キャニスタ用の新規の外部定量排出弁のすべての要件を満たす。
【0038】
本発明の一実施形態では、弁は、輸送準備された完全な係止位置内に弁が係止されることを可能にするように形状付けされた、2つの係留具を有する。弁が、動作するように燃料キャニスタ上に係合されると、気体をいつでも袋の中に加えることができ、次いで燃料キャニスタを、従来のやり方で気体自動供給ツール内へと装着することができる。
【0039】
本発明は、係留工程を単純化することを対象とし、弁の使い勝手をよくする。
【0040】
さらに、この実施形態では、弁は輸送中に燃料キャニスタ内の燃料の影響を受けず、その結果、燃料キャニスタの耐用年数がより長くなる。
【0041】
さらに、この実施形態では、弁体上の係留具の形状によって、それを輸送のために、燃料キャニスタ上の完全な係止位置内に固定することが可能になる。
【0042】
本発明のその他の実施形態によれば、2つの係留具を備える弁体は、燃料キャニスタのクリンプされたカップの曲率に合わせ、弁を気体自動供給駆動ツール内に直接係合させることを可能にするような方法で形状づけられる。前方および後方弁体係留具は、燃料キャニスタのリムの下に挿入され、それによって、弁を、燃料キャニスタのスピゴットと完全に係合させることが可能になる。
【0043】
弁を燃料電池と係合するためにさらなる動作が必要とされないので、これによって、使用が単純であるという利点が提供される。これは、ツール内に装着する前に、弁が燃料キャニスタに正しく取付けられることを意味する。
【0044】
より具体的には、本発明は、弁が動作位置に固定され弁が燃料キャニスタと流体連通を確立している係止位置において、燃料キャニスタと共に使用するように構成された弁を提供する。
【0045】
弁は、係止位置を維持する構成を備える本体を含む。この実施形態において、弁体は、その上に画成された1つの係留構成を有する。この構成は、前方および後方が弁体を係止位置に保持するように構成された溝である。
【0046】
別の実施形態によれば、弁体は、弁体の前方および後方端部に取付けられた係留具を有し、係留具は、係止位置において燃料キャニスタの巻きシームへと、リップによって摩擦固定されるように構成される。そこで弁およびキャニスタは、気体自動供給駆動ツール内に装着する準備ができている。
【0047】
したがって本発明は、燃料キャニスタに取付けるように設計され、定量排出スピゴットのそれぞれ別々の押下を用いるなど、放出機構が作動されるときに、燃料の計量排出を送達するようになされる。
【0048】
再充填可能な定量排出弁がそれと共に使用される製品間の区別をするために、様々な流体のための、または様々な応用例のための弁を、異なる色にすることができる。
【0049】
さらに、好ましくは、キャニスタは、度重なる使用および再充填に耐えるような厚さのものとし、流体を保持する内部バックも同様とする。
【0050】
本発明はまた、輸送中または使用されていないときに再充填可能な定量排出弁を保護するためにそれを覆って配置することができる、移動キャップを備える。
【0051】
したがって本発明は、定量排出弁を取り外さずにキャニスタを再充填するためのさらなるポートを備えるため、多くの既存の製品と区別される。弁の構成は、キャニスタを再充填するための能力をもたらすこと、既存のシステムに代わる環境に優しい代替物をもたらすこと、および、取り扱いの安全性向上をもたらすことを対象とする。
【0052】
推奨される耐用期間に到達した使用済みのキャニスタは、循環から離脱させることができる。キャニスタ本体と流体を収容する内部袋との間にあるキャニスタ内部の気体は、除去することができ、キャニスタの金属は再利用される。
【0053】
本発明の説明において、その延長として、再充填可能な定量排出弁によるキャニスタの再充填に使用するための装置が参照されることが、さらに理解されるべきである。前記装置は、再充填ノズルを再充填可能な定量排出弁の再充填ポートと係合させることによって、少なくとも1つのキャニスタを再充填するようになされる。この装置はまた、少なくとも1つの流体リザーバと連通し、また、リザーバからキャニスタへと所定量の流体を輸送することを可能にする計量システムを備えるようになされる。リザーバからの流体は、少なくとも1つの導管を通して定量排出弁へと輸送される。キャニスタの内容物が、使用のために加圧されるとすると、装置もまた、流体を加圧されたやり方でキャニスタに提供するようになされる。
【0054】
装置は任意で、キャニスタが再充填された回数を記録するための記録手段を備えることができ、それによって、キャニスタがその適当な使用期間に到達したと考えられ、循環から除去されるまでに、キャニスタを、所定の好ましい再充填回数(たとえば10または12回)だけ再充填することを可能にする。
【0055】
理解されるように、そのような記録システムによって、各キャニスタがコードを有することが可能になり、そのコードによって、それが製造された日付、それが製造された場所、および/またはそれが最後に再充填された場所に関してキャニスタが識別可能となり、次いでそれが何回再充填されてきたかという情報が見いだされる。そのような情報によって、キャニスタの追跡、および非合法に捨てられたものの追求が可能になる。
【0056】
本発明の説明において、その延長として、定量排出弁を流体密封したやり方でキャニスタと係合するのに使用するための装置が参照され、前記係合が、本明細書に記載するような方法ステップおよび定量排出弁の構成を含むことも理解されるべきである。
【0057】
本発明のいくつかの異なる実施形態を説明してきたが、本発明の様々な実施形態、用途、および応用例も存在することが、さらに理解されるべきである。次に、本発明をよりよく説明し定義することを助けるために、本発明のいくつかの実施形態が、例としてのみ与えられる。ただし、具体的な実施形態を説明することは、本発明の範囲を限定するものとしてみなされるべきではない。
【0058】
本発明のさらなる態様が、例としてのみ与えられ、添付の図面を参照する、以下の説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0059】
図(図1から図6)を例としてのみ参照すると、燃料電池、エーロゾル缶、または分配可能な流体用の分配器と共に使用される再充填可能な外部定量排出弁が提供され、流体は、加圧下で保持されるが、流体の流れ、噴霧、または同様のものを連続的な流れまたは断続的な噴出のいずれかまたは両方として出すように弁システムを開くと、放出することができる。
【0060】
特に、本発明は、気体自動供給駆動ツール用の炭化水素燃料の分配に使用するための、再充填可能な外部定量排出弁1に関する。
【0061】
図1から図6は、吸上げ手段の1つの可能な実施形態を示す。燃料キャニスタは通常、キャニスタ本体2、気体を保持するための内部燃料袋、袋とキャニスタ内面との間の気体空間(同様に、袋に収容された気体を加圧するために袋内の気体と同一の気体で通常充填される)、および分配弁体を備える。
【0062】
本発明の弁体は、好ましくは、袋が完全に収縮した後に燃料キャニスタを再装填することができるように、逆止め弁を通して流体をキャニスタ内へと流すことを可能にする、孔3を組み込む。
【0063】
弁は、弁体とキャニスタの間の維持および係合位置用の形状、ならびに外部充填装置が外部定量排出弁の裏側にある孔を通して調節された燃料注入を行うことを可能にする形状である、主構成を有する本体を備える。
【0064】
外部絞り弁を、気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料キャニスタと共に使用する方法は、再充填可能な外部定量排出弁、および可能な場合は再利用される、別個の燃料キャニスタを使用することを含む。キャニスタ内部の燃料袋が完全に収縮された後に、燃料キャニスタを再装填することができるように、再充填可能な定量排出弁の逆止め弁を通る入口点が存在する。
【0065】
再充填可能な外部定量排出弁は、弁棒によって封止された上記チャンバが上記付勢を超えるように押されるまで、内部計量、付勢された往復運動弁棒を備える。弁は、燃料キャニスタ上で係合位置へと挿入され、弁が燃料キャニスタと流体連通を確立することを可能にする。組み合わされた弁と燃料電池は次いで、使用のために気体自動供給駆動ツール内へと固定される。
【0066】
弁は気体自動供給駆動ツール内で同時に押され、係合位置内へと固定され、それによって弁は、(気体自動供給駆動ツール内で)計量チャンバに燃料を充填するために、燃料キャニスタとの流体連通を確立している。
【0067】
再充填可能な外部定量排出弁は、前方端部4および後方端部5を有し、両端部は、燃料キャニスタ上に完全に押下され、常に完全な係合位置にある。
【0068】
再充填可能な外部定量排出弁の後方端部に、孔があり、それに対して、外部充填装置が、係合位置にあるときに前記外部定量排出弁を通して、調節された定量排出を行うことができる。
【0069】
再充填可能な外部定量排出弁を、気体自動供給駆動ツール用の燃料電池と共に使用する場合、再充填可能な外部定量排出弁、および別個の燃料キャニスタがある。再充填可能な外部定量排出弁は、付勢された往復運動弁棒によって、前記弁棒が前記付勢を超えるように押されるまで封止される、内部計量チャンバを備える。弁は、完全な係合位置に到達するように、燃料キャニスタ上に挿入される。弁は、上記燃料キャニスタから上記計量チャンバ内へと燃料が移送される係合位置内へと押され、上記係合位置にくると、組み合わされた弁および燃料電池が、使用のために気体自動供給駆動ツール内へと挿入される。係合位置内で、弁は、燃料キャニスタと流体連通を確立し、ツールの前記計量チャンバの燃料充填を進める。
【0070】
燃料電池との流体連通を確立した弁は、係合位置を維持するための弁体と、係合位置で燃料電池からの所定の量の燃料を受けるように構成された、前記弁体内の定量排出チャンバとを有する。前記計量チャンバは、前記付勢を超える力が前記弁棒に加えられるまでチャンバを封止する、付勢された弁棒を備える。
【0071】
弁体はさらに、個別の前方および後方固定係留手段6を備え、前記係留具は、下方から見ると断面が弓状である。
【0072】
弁体は、少なくとも2つの係留点を有する。第1は、前記弁体を係合位置に保持するように構成された係留リップであり、第2は、係合位置で前記弁の燃料を前記燃料キャニスタ内へと充填するように構成された孔である。
【0073】
弁は、弁が燃料電池との流体連通を確立した係合位置で、燃料電池と共に使用するように構成され、弁体は、前方端部を有し、そこから突出する付勢された弁棒を有し(前記弁棒は、計量チャンバと流体連通する)、後方端部、および前記前方および後方端部にある2つの係留リップは、係合位置にあるときに、燃料電池の巻きシームに摩擦固定されるように構成される。
【0074】
前記弁体の前方および後方端部は、係合位置において前記燃料電池上方に係止され、燃料電池が動作するよう動力ツール内に配置される場合は、係合位置に固定され、ここで弁体は、ツール構成要素によって係合位置内へと押し込まれる。
【0075】
本発明は図に示すように、巻きシームを一端部に有する円筒形キャニスタを備える、組み合わされた燃料キャニスタおよび弁を示し、前記巻きシームはスピゴットを取り囲むほぼ円形の空間を画成し、弁体は、弁の前方端部の分配手段7と前記弁体との間の流体連通を可能にするために係合位置を維持するための、前記巻きシームを備える係合可能な係留リップを有し、前記弁体は、別個の前方および後方係留リップを有する。
【0076】
図示の組み合わされた燃料電池において、弁体は、2つの係留リップと、弁体を係合位置で巻きシームに対して保持するように構成された溝とを有する。
【0077】
弁は、キャニスタ内の内部燃料袋が完全に収縮された後に燃料キャニスタを再装填することができるように、逆止め弁を通して流体を流すことを可能にする孔を組み込む。
【0078】
燃料キャニスタ用の外部定量排出弁はまた、輸送のために袋内にいかなる気体も備えずに完全に係合された燃料キャニスタに取付けられる、弁を特徴とする。この弁は、輸送準備ができた完全な係合位置に弁を係止することを可能にするよう形状付けされた、2つの係留具を有する。弁が動作用に燃料キャニスタ上に係合されると、いつでも気体を袋に加えることができ、次いで燃料キャニスタを、従来のやり方で気体自動供給駆動ツール内に装着することができる。
【0079】
本発明は、係合工程を単純にすることを対象とし、弁を使用勝手のよいものにする。
【0080】
さらに、本実施形態では、弁は輸送中に燃料キャニスタ内部の燃料の影響を受けず、これによって、燃料キャニスタの耐用期間が長くなる。
【0081】
さらに、本実施形態では、弁体上の係留具の形状によって、弁体を、輸送のために燃料キャニスタ上の完全な係合位置に固定することが可能になる。
【0082】
弁体の2つの係留部は、燃料キャニスタのクリンプされたカップ曲率に合わせ、弁を気体自動供給駆動ツール内に直接係合させることが可能になるような方法で形状づけられる。前方および後方弁体係留具は、燃料キャニスタのリムの下に挿入され、それによって、弁を燃料キャニスタのスピゴットと完全に係合させることが可能になる。
【0083】
本説明およびそれに関する図は、あるツール用の燃料キャニスタと共に使用するための再充填可能な定量排出弁を対象とするが、本発明は複数の用途に適していることが理解されるべきである。したがって、本発明は、何らかの構造的特徴、寸法、およびその他のうちの1つまたは複数を変更することによって、様々な製品を収容する様々なキャニスタと共に使用するように構成することができる。したがって、理解することができるように、上記で説明した発明の範囲内にも、本発明の様々な異なる実施形態、用途、および応用例が存在する。
【0084】
したがって、本発明の、再充填可能な定量排出弁、および結果的に得られる再充填可能かつ再使用可能なキャニスタは、以下に列挙するようなものを単独または組み合わせで提供するという点で、従来技術のシステムに勝る潜在的に実現可能な利点を有する。
1.気体で充填された(または同様の)容器の市場における数を、常に把握することが可能になること
2.容器が何らかの損傷を受けた場合に、容器を循環から除去することが可能になること
3.使用後に残留する容器内の固定ガスを、容器の寿命が切れるときに回収することが可能になること
4.燃料キャニスタ自体をその使用の最後に再利用することが可能になること
5.キャニスタをいかなる場所または国に輸送し、使用直前に充填することも可能になること
6.環境的に信頼できる製品が提供されること
【0085】
「備える(comprise)」という用語は、本明細書で使用される場合、限定的な意味で使用されているとみなされるべきでないことが理解されるべきである。したがって、「備える」は、項目の限定的な組を表現または定義せず、その他の構成要素および項目が一覧に加えられる可能性を含む。
【0086】
この明細書はまた、従来技術に関する発明者の理解に基づく。従来技術の説明は、従来技術の真の状態の権威的な開示であるとみなされるべきではなく、本発明を開発するときの、発明者の精神および意識内のまたはそれにもたらされた考えに関するとみなされるべきである。
【0087】
本発明の態様を、例としてのみ説明してきたが、本発明の範囲から逸脱せずに、上記実施形態へのまたはそれからの修正、追加、および変形を行うことができることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明の好ましい一実施形態を示す前方斜視図である。
【図2】図1に表す本発明の好ましい実施形態による発明を示す背面図である。
【図3】図1に表す本発明の好ましい実施形態による発明を示す前面図である。
【図4】図1に表す本発明の好ましい実施形態による発明を示す側面図である。
【図5】図1に表す本発明の好ましい実施形態による発明を示す底部平面図である。
【図6】図1に表す本発明の好ましい実施形態による発明を示す頂部平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加圧された流体を収容するキャニスタと共に使用するための再充填可能な定量排出弁であって、前記弁は、
前記キャニスタの開口と係合するようになされた本体を備え、係合するとき、前記弁は、前記キャニスタが充填されている場合その内容物と連通し、前記本体は、
外部充填装置と協働するようになされ、前記キャニスタが空である場合に前記流体を前記キャニスタに方向的に充填することを可能にするための逆止め手段を有する孔を備える、再充填可能な定量排出弁。
【請求項2】
前記弁の前記本体がまた、前方部分および後方部分を備える、請求項1に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項3】
前記後方部分が、前記孔を備え、前記前方部分が、前記キャニスタの前記内容物を分配するための分配手段を備える、請求項2に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項4】
前記分配手段が、前記キャニスタの前記内容物の分配を計量するための計量手段を備える、請求項3に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項5】
前記分配手段が、付勢された往復運動弁棒の動作によって前記キャニスタの前記内容物を分配するようになされる、請求項4に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項6】
前記付勢された往復運動弁棒の動作が、前記付勢を超え、前記分配手段を通る前記キャニスタからの流体の流れを可能にするように、前記弁棒を押下することによって実行される、請求項5に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項7】
前記弁が、気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料キャニスタに取付けるための、外部絞り弁である、請求項6に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項8】
前記燃料キャニスタが、燃料電池を前記キャニスタの内部に備え、前記燃料電池は、前記燃料キャニスタが充填されているときに前記燃料を収容する、請求項7に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項9】
前記弁体が、前記弁体を、前記キャニスタまたは前記キャニスタ内の燃料電池のいずれかまたは両方と係合させるための係留手段を備える、請求項2に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項10】
前記燃料電池が巻きシームを備える、請求項9に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項11】
前記係留手段は、ほぼ弓形であり、前記弁体を前記巻きシームと共に係止位置に保持するように構成された溝を形成する、請求項9に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項12】
前記係留手段と、前記燃料電池および/または前記キャニスタの前記巻きシームとの係合によって、最終的な係合構成の組み合わされた燃料キャニスタおよび弁が実行される、請求項9および10に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項13】
前記孔は、流体セルが空になった後に、前記キャニスタを流体で再充填することを可能にする、請求項3に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項14】
前記孔が、逆止め弁と連通する、請求項1に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項15】
前記弁が前記燃料電池と流体連通を確立した係止位置において、燃料キャニスタと共に使用するように構成された再充填可能な定量排出弁であって、前記弁が、弁体を備え、前記弁体が、前方部分および後方部分を備え、前記前方部分が、そこから突出する付勢された弁棒を備え、前記弁棒が、計量チャンバと流体連通し、前記後方部分が、再充填装置と係合されるようになされ、前記弁体がまた、前記弁および前記キャニスタを前記係止位置に維持するために、少なくとも前記燃料電池の巻きシームの周囲に摩擦固定されるように構成された係留手段を備える、再充填可能な定量排出弁。
【請求項16】
前記係止位置において、前記弁が、前記燃料電池と流体連通を確立しており、前記付勢された弁棒が、使用準備された前記計量チャンバと流体連通する、請求項15に記載の燃料キャニスタと共に使用するための再充填可能な定量排出弁。
【請求項17】
前記弁体の前記前方および後方部分が、前記係止位置において前記燃料電池の上方で係止されるが、前記付勢された弁棒が使用準備された前記計量チャンバと流体連通するよう、前記弁体がツール構成要素によって前記係止位置内へと押されるように、前記組み合わされた弁体およびキャニスタを動力ツール内に配置することによって動作が実行される、請求項16に記載の、燃料キャニスタと共に使用するように構成された再充填可能な定量排出弁。
【請求項18】
組み合わされた燃料キャニスタおよび弁であって、
スピゴットを取り囲むほぼ円形空間を画成する巻きシームを一端部に備える、円筒形キャニスタと、
係留手段を有し、前記弁体を通る流体連通を可能にする係止位置を維持するための係留手段によって前記巻きシームと係合するようになされた弁体とを備える、燃料キャニスタおよび弁。
【請求項19】
再充填可能な外部定量排出弁および別個の燃料キャニスタを使用する気体自動供給駆動ツール内で使用するための、燃料キャニスタを再充填する方法であって、前記弁が、前記キャニスタ内部の燃料電池の再充填を可能にするために、逆止め弁を通る入口点を備え、前記再充填可能な外部定量排出弁がまた、前記弁棒が前記付勢を超えるように押下されるときに動作する、付勢された往復運動弁棒による計量手段を備え、前記方法は、前記燃料キャニスタ上の前記弁を係止位置へと挿入し、前記燃料キャニスタとの流体連通を前記弁が確立することを可能にするステップと、前記組み合わされた弁および燃料電池を、使用のために気体自動供給駆動ツール内へと固定するステップと、前記弁を同時に押し、前記気体自動供給駆動ツール内の係止位置内に固定するステップとを含み、それによって前記弁が、(前記気体自動供給駆動ツール内の)前記計量チャンバに燃料を充填するために前記燃料キャニスタとの流体連通を確立している方法。
【請求項20】
再充填可能な外部定量排出弁を、気体自動供給駆動ツール内で使用するための既存の燃料電池と共に使用する方法であって、
再充填可能な外部定量排出弁および別個の燃料キャニスタを設けることと、
前記弁棒が前記付勢を超えるように押下されるまで、付勢された往復運動弁棒によって封止される内部計量チャンバを、前記再充填可能な外部定量排出弁に設けることと、
前記弁を前記燃料キャニスタ上に、前記弁が完全な係止位置に到達するように挿入することと、
前記弁を、燃料が前記燃料キャニスタから前記計量チャンバ内へと輸送される係止位置内へと押し込むことと、
前記係止位置になると、前記組み合わされた弁および燃料電池を使用のために前記気体自動供給駆動ツール内へと挿入することとを含み、
前記係止位置で前記弁は、前記燃料キャニスタとの流体連通を確立しており前記計量チャンバの燃料充填に進む方法。
【請求項21】
前記弁の裏側で前記燃料キャニスタを再充填するための孔を有する再充填可能な外部定量排出弁、および別個の燃料キャニスタを設けることと、
前記弁棒が前記付勢を超えるように押されるまで、付勢された往復運動弁棒によって封止される内部計量チャンバを、前記再充填可能な定量排出弁に設けることと、
前記弁を前記燃料キャニスタ上へと下向きに押し、係止位置において前記構成を前記燃料キャニスタに係合させることと、
係止位置になると、前記弁および燃料キャニスタを使用のために前記気体自動供給駆動ツール内に配置することとを含み、
前記係止位置において前記弁は、前記燃料キャニスタとの流体連通を確立しており前記定量排出チャンバの燃料充填に進む、請求項20に記載の、再充填可能な外部定量排出弁を気体自動供給駆動ツール内で使用するための燃料電池と共に使用する方法。
【請求項22】
前記弁が前記燃料電池との流体連通を確立している前記係止位置内で、既存の燃料キャニスタと共に使用するように構成された再充填可能な定量排出弁であって、前記弁が、
前記係止位置を維持するための弁体と、
前記係止位置において所定量の燃料を前記燃料電池から受け取るように構成された、前記弁体内の定量排出チャンバとを備え、前記計量チャンバは、付勢された弁棒を備え、前記弁棒は、前記弁棒が前記付勢を超える力を受けるまで前記チャンバを封止する、再充填可能な定量排出弁。
【請求項23】
前記弁体が、前記係止位置内で前記燃料キャニスタの巻きシームに摩擦固定されるように構成された係留手段を備え、そこで前記弁およびキャニスタは、前記気体自動供給駆動ツール内に挿入するための準備ができている、請求項22に記載の再充填可能な定量排出弁。
【請求項24】
再充填可能な定量排出弁によるキャニスタの再充填に使用するための装置であって、
前記装置は、再充填ノズルを前記再充填可能な定量排出弁の再充填孔と係合させることによって、少なくとも1つのキャニスタを再充填するようになされ、前記装置はまた、少なくとも1つの流体リザーバと連通し、前記リザーバから前記キャニスタへと所定量の前記流体を輸送することを可能にする計量システムを備えるようになされ、前記リザーバからの流体が、少なくとも1つの導管を通して前記定量排出弁へと輸送される装置。
【請求項25】
前記装置が、前記流体を加圧されたやり方で前記キャニスタへと供給するようになされる、請求項24に記載の、再充填可能な定量排出弁によるキャニスタの再充填に使用するための装置。
【請求項26】
前記定量排出弁を前記キャニスタと流体密封するやり方で係合するのに使用するための装置であって、前記係合が、実質的に本明細書で特許請求されるような、前記方法および前記定量排出弁の構成を含む装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2008−505813(P2008−505813A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−520250(P2007−520250)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【国際出願番号】PCT/NZ2005/000158
【国際公開番号】WO2006/004443
【国際公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(505388654)
【出願人】(505388665)
【Fターム(参考)】