説明

再生位置制御回路及び再生システム

【課題】再生位置情報を確実に保持すると共に、多数回の書き換えが可能な再生位置制御回路を提供する。
【解決手段】記録媒体0に保存されているデータを読み出す読み出し部3と、読み出し部3が読み出しているデータの記録媒体0内の位置情報を検出する位置情報検出部5と、位置情報検出部5により検出された前記位置情報をRAM6に格納し、再生装置1の電源11がオフされたときにRAM6内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリ7に格納する制御部4と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生位置制御回路及び再生システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、CD、DVD等のディスクの再生装置では、電源オフ時に再生位置情報を記憶部に保存しておき、次に電源がオンされた時に再生位置情報を参照して続きから再生する続き再生機能を備えたものがある。家庭用のディスク再生装置では、この記憶部にバックアップ電源が不要な不揮発性メモリが用いられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
一方、車両搭載用の再生装置では、セルモータの回転時やエアコンの始動時にアクセサリ電源が十分でなくいつ電源が落ちるかわからないため、周期的(例えば1秒毎)に再生位置情報を取得してRAMに記憶し、電源遮断時はRAMにバックアップ電源を供給して再生位置情報を保持している(例えば特許文献2参照)。ここで記憶部に不揮発性メモリでなくRAMを用いているのは、不揮発性メモリは書き換え回数に制限があるためである。例えば、1秒毎の再生位置情報書き換えを1日行うと、書き換え回数は60(秒)×60(分)×24(時間)=86400回と極めて多く、書き換え回数が数万回程度であるフラッシュROMやEEPROM等の不揮発性メモリは車両搭載用の再生装置に適さない。
【0004】
RAMのバックアップ電源には例えばキャパシタが用いられているが、車にエンジンをかけるなどして充電を行わないとバックアップ電源がなくなる。従って、充電をしない時間が長く続くとRAMに保存された再生位置情報が消滅し、続き再生を行うことができなくなるという問題を有していた。
【特許文献1】特開2003−203464号公報
【特許文献2】特開2002−223411号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は再生位置情報を確実に保持すると共に、多数回の書き換えが可能な再生位置制御回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による再生位置制御回路は、記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフされたときに前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、を備えるものである。
【0007】
また、本発明の一態様による再生位置制御回路は、前記記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフされてから所定時間経過後に前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、を備えるものである。
【0008】
また、本発明の一態様による再生位置制御回路は、前記記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフしたときにオンするバックアップ電源の電圧が所定値以下になったときに前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、を備えるものである。
【0009】
本発明の一態様による再生システムは、記録媒体に保存されたデータを読み出す読み出し部と、読み出されたデータを再生して出力する再生処理部と、前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、電源がオフしたことを検出し、電源オフ検出信号を出力する電源オフ検出部と、前記位置情報を保存することができる揮発性メモリと、前記位置情報を保存することができる書き込み可能な不揮発性メモリと、前記電源オン時は前記位置情報を前記揮発性メモリに格納し、前記電源オフ検出信号に基づき前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し前記不揮発性メモリに格納する制御部と、を備えるものである。
【0010】
また、本発明の一態様による再生システムは、記録媒体に保存されたデータを読み出す読み出し部と、読み出されたデータを再生して出力する再生処理部と、前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、電源がオフしたことを検出し、電源オフ検出信号を出力する電源オフ検出部と、前記位置情報を保存することができる揮発性メモリと、前記位置情報を保存することができる書き込み可能な不揮発性メモリと、前記電源オフ検出信号入力時から所定時間経過後に時間経過信号を出力するタイマーと、前記電源オン時は前記位置情報を前記揮発性メモリに格納し、前記時間経過信号に基づき前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し前記不揮発性メモリに格納する制御部と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、再生位置情報を確実に保持すると共に、多数回の書き換えを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態による再生位置制御回路及び再生システムを図面に基づいて説明する。
【0013】
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係る再生システムの概略構成を示す。再生システムは、再生装置1、電源部11、電源オフ検出部12及びバックアップ電源13を備える。再生装置1は再生位置制御回路2、再生処理部8、映像出力端子9、音声出力端子10、揮発性メモリとしてDRAM、SRAM等のRAM6及び書き込み可能な不揮発性メモリ7を有する。再生位置制御回路2は読み出し部3、制御部4及び位置情報検出部5を含む。
【0014】
再生装置1では、DVD等の記録媒体0に記録されている映像/音声データが読み出し部3により読み出され、読み出されたデータは再生処理部8で復号などが行われ、映像信号は映像出力端子9を介して、音声信号は音声出力端子10を介して出力される。制御部4は読み出し部3及び再生処理部8の制御を行うとともに、位置検出制御信号を位置情報検出部5に出力し、読み出し部3で読み出されているデータの記録媒体0における位置を示す情報(以後再生位置情報という)を周期的(例えば1秒毎)に検出するよう動作させる。位置情報検出部5で検出された再生位置情報は制御部4によりRAM6に書き込まれる。
【0015】
図2に再生動作中に再生位置情報をRAM6に格納する動作フローを示す。制御部4から出力される位置検出制御信号に基づき、位置情報検出部5により読み出し部3が読み出しているデータの再生位置情報が検出され(ステップS11)、検出された再生位置情報が制御部4によりRAM6に格納される(ステップS12)。
【0016】
電源部11は再生装置1に電源を供給する。電源オフ検出部12は電源が切れたことを検出し、電源オフ検出信号を出力する。バックアップ電源13は電源オフ検出信号に基づきオンし、制御部4、RAM6及び不揮発性メモリ7へ電源を供給する。バックアップ電源13は例えばスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)である。
【0017】
制御部4は電源オフ検出信号に基づきRAM6に格納されている再生位置情報を取り出し、不揮発性メモリ7に格納する。次に電源がオンになった、つまり電源部11から再生装置1に電源が供給された、ときは不揮発性メモリ7に格納されている再生位置情報を参照することで続き再生を行うことができる。
【0018】
電源オン時は書き換え回数に制限がないRAM6に周期的に、つまり多数回、再生位置情報を書き込み、電源オフした時のみ不揮発性メモリ7に再生位置情報を書き込むため、不揮発性メモリへの書き込み回数を抑えることができる。また、不揮発性メモリを利用することで、バックアップ電源が切れても再生位置情報を保持し続けられ、次に電源がオンするまでの時間が長くても再生位置情報が消滅することがなく、続き再生を行うことができる。また、バックアップ電源12はRAM6に格納されている再生位置情報が不揮発性メモリ7に書き込まれるまでの間だけ電源供給すればよいため、バックアップ電源の電源容量を低減することができる。
【0019】
このように、本実施形態に係る再生システムにより、再生位置情報の取得、書き換えを多数回行うと共に、電源オフ時も再生位置情報を確実に保持することができる。
【0020】
(第2の実施形態)図3に本発明の第2の実施形態に係る再生システムの概略構成を示す。図1と同一部分には同一符号を付す。タイマー14は電源オフ検出部12から出力される電源オフ検出信号に基づきカウントを開始し、タイマーの値が所定値以上になると、つまり電源が切れてから所定時間経過すると、時間経過信号を制御部4へ出力する。制御部4は時間経過信号に基づきRAM6に格納されている再生位置情報を取り出し、不揮発性メモリ7に格納する。タイマーの所定値、つまり電源が切れてから経過する所定時間、はバックアップ電源が切れる前の値に設定する。
【0021】
この再生システムによる再生位置制御方法について説明する。電源オン時は、位置情報検出部5は制御部4から出力される位置検出制御信号に基づき周期的(例えば1秒毎)に再生位置情報を検出する。検出された再生位置情報は制御部4によりRAM6に格納され、RAM有効フラグがセットされる。図4にRAM6及び不揮発性メモリ7の概略構成を示す。RAM6では、RAM有効フラグは有効フラグ領域61にセットされ、再生位置情報は再生位置情報格納部62に格納される。不揮発性メモリ7では、再生位置情報は再生位置情報格納部72に格納される。
【0022】
再生位置情報をRAM6から取り出し不揮発性メモリ7に格納する動作フローを図5に示す。電源がオフして所定時間が経過すると(ステップS21)、タイマー14から出力される時間経過信号に基づき制御部4がRAM6から再生位置情報を取り出して不揮発性メモリ7に格納し(ステップS22)、RAM有効フラグをクリアする(ステップS23)。
続き再生を行う際の動作フローを図6に示す。電源が再びオンした時は、RAM6の有効フラグ領域61にRAM有効フラグがセットされているか否かが検出される(ステップS31)。RAM有効フラグがセットされている場合はRAM6内の再生位置情報が最新の再生位置情報であるため、再生位置情報格納部62に格納されている再生位置情報が抽出される(ステップS32)。RAM有効フラグがセットされていない場合は、最新の再生位置情報はRAM6から取り出され不揮発性メモリ7に格納されているため、再生位置情報格納部72に格納されている再生位置情報が抽出される(ステップS33)。このようにして抽出された再生位置情報を用いて続き再生が行われる(ステップS34)。
【0023】
また、RAM6にRAM有効フラグをセットするのではなく、不揮発性メモリ7に読み出しフラグをセットするようにしてもよい。このときのRAM6及び不揮発性メモリ7の概略構成を図7に示す。読み出しフラグは読み出しフラグ領域71にセットされる。
【0024】
電源オン時は位置情報検出部5により周期的(例えば1秒毎)に再生位置情報が検出され、制御部4により再生位置情報はRAM6の再生位置情報格納部62に格納される。
【0025】
再生位置情報をRAM6から取り出し不揮発性メモリ7に格納する動作フローを図8に示す。電源がオフして所定時間が経過すると(ステップS41)、タイマー14から出力される時間経過信号に基づき制御部4はRAM6の再生位置情報格納部62から再生位置情報を取り出して、不揮発性メモリ7の再生位置情報格納部72に格納する(ステップS42)。そして、読み出しフラグ領域71の読み出しフラグをクリアする(ステップS43)。
【0026】
続き再生を行う際の動作フローを図9に示す。電源が再びオンした時は、不揮発性メモリ7の読み出しフラグ領域71に読み出しフラグがセットされているかが検出される(ステップS51)。読み出しフラグがセットされているときはRAM6内の再生位置情報が最新の再生位置情報であるため、再生位置情報格納部62から再生位置情報が抽出される(ステップS52)。読み出しフラグがセットされていないときは不揮発性メモリ7内の再生位置情報が最新の再生位置情報であるため、再生位置情報格納部72から再生位置情報が抽出され(ステップS53)、読み出しフラグがセットされる(ステップS54)。このようにして抽出された再生位置情報を用いて続き再生が行われる(ステップS55)。
【0027】
タイマー14を用いて電源オフしてから所定時間経過後にRAM6内の再生位置情報を不揮発性メモリ7に格納することで、電源が再びオンするまでの時間が短く、バックアップ電源13が切れる前に電源がオンするときは不揮発性メモリ7への書き込みを行わなくて済むため、不揮発性メモリ7への書き込み回数をさらに低減することができる。また、RAM有効フラグ又は読み出しフラグを用いることで、最新の再生位置情報がRAM6と不揮発性メモリ7のどちらに格納されているかを判別することができる。
【0028】
このように、本実施形態に係る再生システムにより、再生位置情報の取得、書き換えを多数回行うことができると共に、電源オフ時も再生位置情報を確実に保持することができる。また、不揮発性メモリへの書き込み回数を極めて少なくすることができる。
【0029】
(第3の実施形態)図10に本発明の第3の実施形態に係る再生システムの概略構成を示す。図1と同一部分には同一符号を付す。バックアップ電源電圧検出部15はバックアップ電源13の電圧値をモニタし、電圧値が所定値以下になったら制御部4へ電圧検出信号を出力する。制御部4は電圧検出信号に基づきRAM6に格納されている再生位置情報を取り出し、不揮発性メモリ7に格納する。再生位置情報のRAM6への格納、RAM有効フラグ又は読み出しフラグのセット、クリア及び続き再生時の再生位置情報の検出は上記第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0030】
バックアップ電源電圧検出部15を用いて、バックアップ電源13の電圧値が所定値以下になったことを検出し、このときにRAM6内の再生位置情報を不揮発性メモリ7に格納する。これにより、電源が再びオンするまでの時間が短くバックアップ電源13が切れる前に電源がオンするときは不揮発性メモリ7への書き込みを行わなくて済むため、不揮発性メモリ7への書き込み回数を低減することができる。また、RAM有効フラグ又は読み出しフラグを用いることで、最新の再生位置情報がRAM6と不揮発性メモリ7のどちらに格納されているかを判別することができる。
【0031】
このように、本実施形態に係る再生システムにより、再生位置情報の取得、書き換えを多数回行うことができると共に、電源オフ時も再生位置情報を確実に保持することができる。また、不揮発性メモリへの書き込み回数を極めて少なくすることができる。
【0032】
上記実施形態における不揮発性メモリ7は図11に示すように再生位置情報格納部を複数備えるようにしてもよい。図11には一例として3つの再生位置情報格納部72a〜72cを備える構成を示す。ここで各再生位置情報格納部は再生位置情報と共に書き込み回数が記録される。各再生位置情報格納部には書き込み制限回数があり、制限回数に達すると別の再生位置情報格納部に再生位置情報が書き込まれる。このような構成の不揮発性メモリ7への再生位置情報書き込みフローを図12を用いて説明する。
【0033】
まず再生位置情報格納部の書き込み回数が読み出される(ステップS61)。そして書き込み回数が制限回数に達しているかが判定される(ステップS62)。達している場合は別の再生位置情報格納部をサーチし(ステップS64)、達していない場合はその再生位置情報格納部にRAM6から取り出された再生位置情報が書き込まれ(ステップS63)、記録されている書き込み回数に1が加算される(ステップS65)。
【0034】
次に、図13を用いて再生位置情報の読み出しフローを説明する。まず再生位置情報格納部の書き込み回数が読み出される(ステップS71)。そして書き込み回数が制限回数に達しているかが判定される(ステップS72)。達している場合は別の再生位置情報格納部をサーチし(ステップS74)、達していない場合はその再生位置情報格納部から再生位置情報を読み出す(ステップS74)。
【0035】
書き込み回数の読み出しを行う再生位置情報格納部には予め順序づけがされており、例えば再生位置情報部72a、72b、72cの順である。これにより、複数の再生位置情報格納部の中で書き込み制限回数に達していない再生位置情報格納部に再生位置情報を書き込むことができる。また、最新の再生位置情報を読み出すことができる。このように再生位置情報格納部を複数設けることで不揮発性メモリ7の書き込み回数を増やすことができる。
【0036】
上記実施形態による再生システムを車両に搭載する場合は、電源部11からの電源供給のオンオフ切り替えは車両メインキーのオンオフ切り替えにより行うことが出来る。
【0037】
上述した実施の形態はいずれも一例であって制限的なものではないと考えられるべきである。例えば、RAM有効フラグの代わりに再生位置情報のチェックサムを設けるようにしてもよい。また、バックアップ電源13とは別にRAM6のデータ保持専用のバックアップ電源を設け、バックアップ電源13はRAM6内の再生位置情報を不揮発性メモリ7へ書き込むときのみ電源を供給するようにしてもよい。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の第1の実施形態による再生システムの概略構成図である。
【図2】再生位置情報をRAMに格納する動作フローを示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による再生システムの概略構成図である。
【図4】RAM及び不揮発性メモリの概略構成図である。
【図5】再生位置情報を不揮発性メモリに格納する動作フローを示す図である。
【図6】続き再生を行う際の動作フローを示す図である。
【図7】RAM及び不揮発性メモリの概略構成図である。
【図8】再生位置情報を不揮発性メモリに格納する動作フローを示す図である。
【図9】続き再生を行う際の動作フローを示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態による再生システムの概略構成図である。
【図11】不揮発性メモリの概略構成図である。
【図12】再生位置情報書き込みフローチャートを示す図である。
【図13】再生位置情報読み出しフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
【0039】
1 再生装置
2 再生位置制御回路
3 読み出し部
4 制御部
5 位置情報検出部
6 RAM
7 不揮発性メモリ
8 再生処理部
9 映像出力端子
10 音声出力端子
11 電源部
12 電源オフ検出部
13 バックアップ電源
14 タイマー
15 バックアップ電源電圧検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、
周期的に位置検出を行うよう前記位置検出制御信号を出力し、前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフされたときに前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、
を備えることを特徴とする再生位置制御回路。
【請求項2】
前記記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、
前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフされてから所定時間経過後に前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、
を備えることを特徴とする再生位置制御回路。
【請求項3】
前記記録媒体に保存されているデータを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、
前記位置情報検出部により検出された前記位置情報を揮発性メモリに格納し、前記再生装置の電源がオフしたときにオンするバックアップ電源の電圧が所定値以下になったときに前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し、書き込み可能な不揮発性メモリに格納する制御部と、
を備えることを特徴とする再生位置制御回路。
【請求項4】
記録媒体に保存されたデータを読み出す読み出し部と、
読み出されたデータを再生して出力する再生処理部と、
前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、
電源がオフしたことを検出し、電源オフ検出信号を出力する電源オフ検出部と、
前記位置情報を保存することができる揮発性メモリと、
前記位置情報を保存することができる書き込み可能な不揮発性メモリと、
前記電源オン時は前記位置情報を前記揮発性メモリに格納し、前記電源オフ検出信号に基づき前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し前記不揮発性メモリに格納する制御部と、
を備えることを特徴とする再生システム。
【請求項5】
記録媒体に保存されたデータを読み出す読み出し部と、
読み出されたデータを再生して出力する再生処理部と、
前記読み出し部が読み出しているデータの前記記録媒体内の位置情報を検出する位置情報検出部と、
電源がオフしたことを検出し、電源オフ検出信号を出力する電源オフ検出部と、
前記位置情報を保存することができる揮発性メモリと、
前記位置情報を保存することができる書き込み可能な不揮発性メモリと、
前記電源オフ検出信号入力時から所定時間経過後に時間経過信号を出力するタイマーと、
前記電源オン時は前記位置情報を前記揮発性メモリに格納し、前記時間経過信号に基づき前記揮発性メモリ内の前記位置情報を取り出し前記不揮発性メモリに格納する制御部と、
を備えることを特徴とする再生システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−130202(P2008−130202A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−317034(P2006−317034)
【出願日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】