説明

再生装置及び再生方法

【課題】異なるフレームレートで記録された動画を高速再生する際に、所望の画面を迅速に検索したり、または動画の概要を確認したりすることを容易にする。
【解決手段】フレームレートが異なる複数の動画データが記録された記録媒体から前記動画データを再生する再生手段と、前記再生手段により再生された動画データを表示装置に出力する出力手段と、前記動画データの高速再生時の再生速度を指定する指定手段と、高速再生の指示に応じて、前記再生手段により再生された動画データから一部のフレームを選択し、前記選択したフレームの動画データを出力するように前記出力手段を制御する制御手段とを設け、ユーザの意図にあった表示方法で表示することができるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は再生装置及び再生方法に関し、特に、フレームレートが異なる複数の動画を連続してサーチ再生する際に、ユーザの意図にあった表示方法で再生するために用いて好適な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、動画を撮影して記録媒体に記録するビデオカメラが知られている。また、近年では、動画のフレームレート(単位時間当たりのフレーム数)を変更して記録する撮影装置も提案されている(例えば、特許文献1)。この様にフレームレートを変更して撮影した動画を決められたフレームレートで再生することで、スローモーション効果やファストモーション効果を得ることができる。
【0003】
例えば、120フレーム/秒(fps)のフレームレートで撮影した動画を、60fpsで再生することにより、フレームの表示間隔が撮影時よりも長くなるので、1/2倍速のスローモーション効果が得られる。また、30fpsで撮影した動画を60fpsで再生することにより、2倍速のファストモーション効果が得られる。
【0004】
また、高フレームレートで記録された動画を記録時と同じフレームレートで表示するか、或いは、再生された動画の一部のフレームを間引いた後、低いフレームレートで表示すれば、実時間での再生を行うことができる。例えば、120fpsで撮影した動画を再生し、120fpsで表示すれば、表示されるフレームのタイミングは撮影時と同じ表示タイミングとなる。或いは、120fpsで撮影した動画を再生し、1フレーム毎に間引いた後60fpsで表示しても、表示されるフレームのタイミングは撮影時と同じ表示タイミングとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−125210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の様に、高フレームレートで撮影し、記録された動画を再生することにより、スロー効果を得るが、高フレームレートの動画を早送り再生した場合、通常のフレームレートの動画に比べ、再生速度(表示画面の更新周期)が低くなってしまう。
そのため、早送り再生することにより所望の画面を迅速に見つけたい場合には、使い勝手が悪い問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、異なるフレームレートで記録された動画を高速再生する際に、再生中の動画のフレームレートと高速再生時の再生速度とに基づく高速再生を行うことができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の再生装置は、フレームレートが異なる複数の動画データが記録された記録媒体から前記動画データを再生する再生手段と、前記再生手段により再生された動画データを表示装置に出力する出力手段と、前記動画データの高速再生時の再生速度を指定する指定手段と、高速再生の指示に応じて、前記再生手段により再生された動画データから一部のフレームを選択し、前記選択したフレームの動画データを出力するように前記出力手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記再生手段により再生された動画データのフレームレートと、前記指定手段により指定された再生速度とに応じて、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて高速再生の際の再生速度に応じた所定のフレーム間隔で前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第1の再生モードと、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて前記動画データの記録時の実時間に対するフレームの間隔が一定となるように前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第2の再生モードのいずれかのモードを選択することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異なるフレームレートで記録された動画を高速再生する際の使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】符号化される動画データの構成を示す図である。
【図3】再生時の処理を示すフローチャートである。
【図4】基準フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
【図5】高フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
【図6】低フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
【図7】低フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
【図8】高速再生時に表示される画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態としての撮像装置(ビデオカメラ)の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の撮像装置100は、所定の記録フォーマットに従い動画と音声を記録する。また、記録媒体に記録された動画やその他の情報は、FAT(File Allocation Table)ファイルシステムに従い、ファイルとして管理される。また、撮像装置100は、撮影する動画のフレームレート(単位時間あたりのフレーム数)を複数の所定のフレームレートの何れかに設定することができる。また、撮像装置100は、記録された動画を30fpsで再生して表示する。
【0011】
図1において、撮像部101は被写体を撮影し、被写体を示す動画データを生成して出力する。撮像部101は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の光学系、CMOS等のイメージセンサ、アイリス、撮影した動画データをデジタルデータに変換するAD変換器、撮影された動画データに必要な処理を施す処理回路等を含む。
【0012】
音声入力部102は、マイクロフォンやアンプ、AD変換器等を有し、被写体の音声を取得し、音声データを出力する。メモリ103は、撮像部101から出力された動画データや音声入力部102からの音声データ、表示用の画像信号、圧縮された動画データやその他の情報を記憶する。
【0013】
信号処理部104は、記録時においては、撮影された動画データや音声データに対して公知のMPEG方式に従う符号化処理を施し、その情報量を圧縮してメモリ103に記憶する。また、信号処理部104は、再生時においては、再生された動画データや音声データを復号し、情報量を伸張する。表示制御部105は、制御部107からの指示に従い、動画像や各種の情報を表示部106に出力する。表示部106は液晶パネル等、公知の表示装置を含む。
【0014】
制御部107は、マイクロコンピュータ(CPU)やその他必要なメモリを有し、不図示の不揮発メモリに記憶されたプログラムに従い、操作部108からの指示に応じて撮像装置100の各部の動作を制御する。操作部108は、ユーザにより操作可能な電源スイッチ、動画像の撮影開始、停止を指示するトリガスイッチ、再生スイッチ、メニュースイッチ等の各種のスイッチを備える。制御部107は、操作部108からのユーザの指示を受け付ける。また、ユーザはメニュースイッチを操作して表示部106にメニュー画面を表示し、このメニュー画面を利用して撮像装置100の動作モードを変更し、また、設定を変更する。
【0015】
記録再生部109は、制御部107からの指示に従い、動画データや音声データ、各種の情報を記録媒体110に記録し、記録媒体110から再生する。記録媒体110はメモリカードやハードディスク(HDD)等のランダムアクセス可能な記録媒体である。本実施形態では、記録媒体110はフラッシュメモリを内蔵した交換可能なメモリカードである。
【0016】
また、不図示の装着、排出機構により、撮像装置100に対してユーザが容易に記録媒体110を装着、排出可能である。音声出力部111は、スピーカやアンプを含み、再生された音声を出力する。外部インターフェイス(IF)112は、PCや外部の表示装置等の外部機器との間で、動画や音声データ、その他の情報を通信する。内部バス113は、撮像装置100の各部の間で、各種のデータやコマンドを転送するために用いられる。
【0017】
次に、撮像装置100による記録処理について説明する。
ユーザが操作部108を操作することにより撮像装置100の電源が投入されると、制御部107は各部を制御して、撮像部101により得られた動画データをメモリ103に記憶する。制御部107は、フレームレートを30フレーム/秒(fps)に設定し、撮影した動画データを出力するように撮像部101を制御する。そして、メモリ103に記憶された動画データに応じた被写体の動画像を表示部106に表示し、記録待機状態となる。
【0018】
ユーザは、記録待機状態において操作部108を操作することで、撮影する動画のフレームレートを120fpsから1fpsの間で任意の値を設定できる。また、動画の記録開始から記録停止までの間、ユーザは撮影する動画のフレームレートを変更することができない。
【0019】
この様な記録待機状態において、操作部108より記録開始の指示があると、制御部107は、現在設定されているフレームレートを確認する。そして、制御部107は、撮像部101に対して設定されたフレームレートの動画データを生成するように指示する。また、制御部107は、撮像部101により生成された動画データと音声データを符号化するように、信号処理部104に指示する。
【0020】
本実施形態では、動画データをMPEG方式に従って符号化する。MPEG方式では、動画の各フレームを、フレーム内符号化(Iフレーム)、前方予測フレーム間予測符号化(Pフレーム)、双方向予測フレーム間予測符号化(Bフレーム)の何れかを用いて符号化する。また、MPEGでは、GOPと呼ばれる所定数のフレームを単位として符号化を行う。本実施形態では、一つのGOPを15フレームで構成する。
【0021】
また、各GOPは、1フレームのIフレームと、2フレームおきに(3フレーム毎に1フレームの)Pフレームが含まれる構成とする。図2にGOPの様子を示す。データ列201は、撮像部101から出力された動画データの1GOPの様子を示している。データ列202は、データ列201の符号順を示している。図2において、Iが付加されたフレームはIフレーム、Pが付加されたフレームがPフレーム、Bが付加されたフレームがBフレームであり、数字は入力順を示している。
【0022】
記録再生部109は、この様に符号化された動画データと音声データをメモリ103より読み出し、記録媒体110に記録する。本実施形態では、再生時のフレームレートと同じフレームレート、即ち30fpsを基準フレームレートとして設定する。また、制御部107は、設定されたフレームレートが基準フレームレート以外であった場合は、音声データの符号化と記録を禁止するように各部に指示する。そのため、フレームレートが30fps以外の動画を記録する場合には、音声は記録されない。
【0023】
この様に、動画と音声の記録を開始した後、操作部108より記録停止の指示があると、制御部107は、記録再生部109に対して、動画の記録停止を指示する。そして、制御部107は、動画データのフレームレートの情報を含む付加情報を生成し、動画ファイルの付加情報として記録媒体110に記録するように記録再生部109に指示する。本実施形態では、記録開始の指示から記録停止の指示までの間に記録された一連の動画と音声を一つのファイルとして管理する。
【0024】
制御部107は、記録媒体110に記録された管理ファイルを更新するように記録再生部109に指示する。管理ファイルは、記録媒体110に記録された各ファイルの記録位置やファイル名、或いは各動画ファイルの再生順序を示す情報などを含むファイルである。
図8に、前述した様に撮影、記録された動画データの様子を示す。図8(a)の動画データ801において、T0からT1までの期間が30fpsの動画で、T1からT2までの期間が120fpsの動画である。また、図8(b)の動画データ804において、T0からT1までの期間が30fpsの動画で、T1からT2までの期間が20fpsの動画である。
【0025】
次に、再生処理を説明する。
ユーザが操作部108を操作して、再生モードへの切り替えを指示すると、制御部107は、記録再生部109に対し、記録媒体110に記録された各動画ファイルの先頭部分を読み出すように指示する。そして、制御部107は、信号処理部104に対し、各動画ファイルの先頭部分を復号し、サムネイル画像のデータを生成する様に指示する。
【0026】
信号処理部104は、各動画ファイルの先頭部分をデコードした後、先頭フレームのサイズを縮小してサムネイル画像データを生成し、表示制御部105に出力する。表示制御部105は、複数の動画ファイルのサムネイル画像からなるインデックス画面を生成し、サムネイル画像を選択するためのカーソル画像やその他の情報と共に表示部106に表示する。また、制御部107は、各動画ファイルの付加情報に基づいて、各動画のフレームレートの情報と共にサムネイル画像を表示するように、表示制御部105に指示する。
【0027】
ユーザは操作部108を操作することにより、インデックス画面に表示された複数のサムネイル画像のうち、所望のサムネイル画像を選択して再生開始を指示することができる。制御部107は、ユーザの操作に応じて再生開始の指示があると、選択されたサムネイルに対応する動画ファイルを再生する様に記録再生部109に指示する。記録再生部109は、指定された動画ファイルを記録媒体110から再生し、一旦メモリ103に記憶する。
【0028】
信号処理部104は、メモリ103より再生された動画と音声データを読み出して復号し、再度メモリ103に記憶する。表示制御部105は、メモリ103から復号された動画データを読み出し、インデックス画面に代えて再生された動画を表示する。また、音声出力部111は、メモリ103から復号された音声データを読み出し、スピーカより音声を出力する。
【0029】
本実施形態の撮像装置100は、通常再生の他に、早送り再生機能を有する。そして、早送り再生時の再生速度として、第1の速度と第2の速度を用意しているので、ユーザはいずれかの再生速度を選択して設定することができる。
【0030】
通常再生時においては、動画のフレームレートにかかわらず、全てのフレームを再生し、30fpsで表示する。そのため、通常再生時においては、120fpsの動画は1/4倍速のスロー再生(効果)となり、20fpsの動画は3/2倍速のファスト再生となる。
また、本実施形態では、早送り再生時の再生モードとして、第1の再生モードと第2の再生モードを有する。制御部107は、早送り再生の指示を受けると、再生中の動画のフレームレートと、早送り再生時の再生速度とに基づいて、これら第1の再生モードと第2の再生モードの何れかを自動的に選択する。
【0031】
早送り再生時においては、動画の一部のフレームを選択して出力するが、第1の再生モードと第2の再生モードとで、出力するフレームの選択方法が異なる。第1の再生モードでは、動画の全てのフレームから、再生速度に応じた間隔で出力するフレームを選択し、30fpsで表示する。例えば、早送り再生時の再生速度が3倍速であった場合には、3フレーム毎に1フレームを選択して出力する。
【0032】
これに対し、第2の再生モードでは、表示画面の間隔を早送り再生時の再生速度に応じた間隔とし、且つ、何れのフレームレートでも実時間に対する表示間隔が同じになるように、出力するフレームを選択する。具体的には、早送り再生時の再生速度が6倍速であった場合、表示画面の間隔が、基準フレームレートである30fpsの動画を6倍速再生した際に表示されるフレームの間隔、即ち、1/5秒となるようにすればよい。例えば、120fpsの動画については、表示フレーム間隔を24フレームに設定し、24フレーム毎に1フレームを選択して30fpsで表示する。なお、動画のフレームレートによっては、実時間に対する表示間隔が同じになるように、出力するフレームを選択できない場合がある。その場合には、表示すべきフレームのタイミングに最も近いタイミングのフレームを選択して表示する。
【0033】
図3は、再生処理を示すフローチャートである。図3の処理は制御部107が各部を制御することにより実行される。前述の様に、インデックス画面から所望のサムネイル画像が選択され、再生開始の指示があると、図3の処理を開始する。
制御部107は、現在選択されているシーンの動画のフレームレートFRを管理情報に基づいて検出する(S301)。次に、制御部107は、検出されたフレームレートFRが基準フレームレート、即ち、30fpsであるか否かを判別する(S302)。FRが30fpsだった場合、制御部107は、基準フレームレート再生処理を実行する(S303)。
【0034】
また、FRが基準フレームレートでない場合、制御部107は、FRが基準フレームレートよりも大きいか否かを判別する(S304)。FRが基準フレームレートよりも大きい場合、制御部107は、高フレームレート再生処理を実行する(S305)。また、S304で、FRが基準フレームレートよりも大きくないと判別した場合には、制御部107は、FRが基準フレームレートよりも小さいと判別し、低フレームレート再生処理を実行する(S306)。
【0035】
次に、基準フレームレート再生処理を説明する。図4は、基準フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
まず、制御部107は、現在設定されている再生速度を検出する(S401)。そして、制御部107は、指定された動画データを記録媒体110から再生する様に記録再生部109に指示する。これにより、記録媒体110に記録された動画データを再生する処理が行なわれる(S402)。
【0036】
制御部107は、再生された動画データのうち、再生速度に対応するフレームを選択し、30fpsで表示部106に出力する様に表示制御部105に指示する(S403)。本実施形態では、ユーザは通常再生と早送り再生を指示することができる。通常再生では、フレームレートにかかわらず、再生された動画の全てのフレームを30fpsで表示する。そのため、基準フレームレートの動画の場合には、通常再生時における再生速度は1倍速となる。
【0037】
また、本実施形態では、早送り再生時の再生速度として、二つの再生速度を設けている。そして、ユーザは、これら二つの再生速度のうちの何れかを選択し、早送り再生を指示することができる。例えば、本実施形態では、早送り再生時の再生速度として、基準フレームレートの動画を再生した場合の3倍速と6倍速を設けている。そして、基準フレームレートの動画を3倍速再生する場合には、再生された動画データから3フレーム毎に1フレームを選択し、30fpsで表示する。また、基準フレームレートの動画を6倍速再生する場合には、再生された動画データから6フレーム毎に1フレームを選択し、30fpsで表示する。
【0038】
S403においては、この様に再生速度に応じたフレームを選択して出力する。そして、制御部107は、操作部108より再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する(S404)。再生速度の変更指示を受けた場合、制御部107は、再生速度を指定された再生速度に設定し(S408)、S401に戻る。また、再生速度の変更指示がない場合、制御部107は、現在再生中の動画ファイルの最後まで再生したか否かを判別する(S405)。
【0039】
最後まで再生した場合、制御部107は、管理ファイルに格納された再生順序の情報に従って、次のシーン(動画ファイル)を選択し(S409)、図3のS301に戻る。
また、最後まで再生していない場合、制御部107は、再生停止の指示があったか否かを判別し(S406)、再生停止の指示があると、動画ファイルの再生を停止する(S407)。そして、再度インデックス画面を表示させる。再生停止の指示が無い場合にはS401に戻って再生を続ける。
【0040】
次に、高フレームレート再生処理を説明する。図5は、高フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
まず、制御部107は、現在設定されている再生速度を検出する(S501)。そして、制御部107は、現在の再生速度が通常再生速度(1倍速)か否かを判別する(S502)。通常再生速度であった場合、制御部107は、指定された動画データを記録媒体110から再生する様に記録再生部109に指示する(S503)。制御部107は、再生された動画データの全てのフレームを30fpsで表示部106に出力する様に表示制御部105に指示する(S504)。
【0041】
次に、制御部107は、操作部108より再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する(S505)。ユーザは操作部108を操作することにより、早送り再生を指示することができる。また、ユーザは操作部108を操作することにより、早送り再生の際の再生速度を指定することができる。S505では、この様な早送り再生の指示による再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する。再生速度の変更指示を受けた場合、制御部107は、再生速度を指定された再生速度に設定し(S509)、S501に戻る。また、再生速度の変更指示がない場合、制御部107は、現在再生中の動画ファイルの最後まで再生したか否かを判別する(S506)。最後まで再生した場合、制御部107は、管理ファイルに格納された再生順序の情報に従って、次のシーン(動画ファイル)を選択し(S518)、図3のS301に戻る。
【0042】
また、最後まで再生していない場合、制御部107は、再生停止の指示があったか否かを判別し(S507)、再生停止の指示があると、動画ファイルの再生を停止する(S508)。そして、再度インデックス画面を表示させる。再生停止の指示が無い場合にはS501に戻って再生を続ける。
【0043】
また、S502で、通常再生速度でないと判別された場合、制御部107は、現在の再生速度が通常再生速度よりも速い第1の再生速度であるか否かを判別する(S510)。第1の再生速度が設定されていた場合、制御部107は、早送り再生時の再生モードを第1の再生モードに設定する(S511)。また、第1の再生速度よりも速い第2の再生速度が設定されていた場合、制御部107は、早送り再生時の再生モードを第2の再生モードに設定する(S512)。
【0044】
次に、制御部107は、指定された動画データを記録媒体110から再生する様に記録再生部109に指示する(S513)。制御部107は、再生された動画データのうち、再生モードに応じたフレームを選択し、選択したフレームを30fpsで表示部106に出力する様に表示制御部105に指示する(S514)。
【0045】
そして、制御部107は、操作部108より再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する(S515)。S515では、通常再生速度への変更指示、第1の再生速度から第2の再生速度への変更指示、或いは、第2の再生速度から第1の再生速度への変更指示があったかどうかを判別する。再生速度の変更指示を受けた場合、制御部107は、再生速度を指定された再生速度に設定し(S519)、S501に戻る。また、再生速度の変更指示がない場合、制御部107は、現在再生中の動画ファイルの最後まで再生したか否かを判別する(S516)。最後まで再生した場合、制御部107は、管理ファイルに格納された再生順序の情報に従って、次のシーン(動画ファイル)を選択し(S518)、図3のS301に戻る。
【0046】
また、最後まで再生していない場合、制御部107は、再生停止の指示があったか否かを判別し(S517)、再生停止の指示があると、動画ファイルの再生を停止する(S508)。そして、再度インデックス画面を表示させる。再生停止の指示が無い場合にはS501に戻って再生を続ける。
【0047】
図8(a)は、基準フレームレート(30fps)の動画と高フレームレート(120fps)の動画の高速再生時に表示されるフレームを示す図である。図8(a)において、動画802は第1の再生速度で早送り再生した場合に表示されるフレームであり、動画803は第2の再生速度で早送り再生した場合に表示されるフレームである。
基準フレームレートの動画については、第1の再生速度の早送り再生時には3フレーム毎に1フレームを選択して表示し、第2の再生速度の早送り再生時には6フレーム毎に1フレームを選択して表示する。
【0048】
一方、高フレームレートの動画については、第1の再生速度の早送り再生時には、第1の再生モード、つまり、一定の間隔でフレームを選択して出力する。ここでは、基準フレームレートの動画を3倍速で再生した場合のフレーム間隔に基づいて、2フレーム間隔で1フレームを選択して出力する。
【0049】
また、第2の再生速度の早送り再生時には、第2の再生モード、つまり、表示されるフレームの間隔が早送り再生時の再生速度に応じた間隔となるように、フレームを選択する。ここでは、基準フレームレートの動画を6倍速で再生した場合のフレーム間隔に基づいて、出力するフレームを選択する。基準フレームレートの動画を6倍速で再生した場合の表示画面の間隔は、6/30秒、つまり、1/5秒間隔となる。そのため、120fpsの動画のうち、実時間に対する表示画面の間隔が1/5秒となるように、24フレーム毎に1フレームを選択して出力する。
【0050】
なお、本実施形態では、動画を符号化する際に、図2に示す様なGOPの構成で符号化している。そこで、第1の再生速度の早送り再生時には、IフレームとPフレームを全て再生、復号して出力する。また、第2の再生速度の早送り再生時には、IフレームとPフレームを選択して再生、復号し、復号されたフレームを1フレームおきに出力する。
【0051】
次に、低フレームレート再生処理を説明する。
図6は、低フレームレート再生処理を示すフローチャートである。
まず、制御部107は、現在設定されている再生速度を検出する(S601)。そして、制御部107は、現在の再生速度が通常再生速度か否かを判別する(S602)。通常再生速度であった場合、制御部107は、指定された動画データを記録媒体110から再生する様に記録再生部109に指示する(S603)。制御部107は、再生された動画データの全てのフレームを30fpsで表示部106に出力する様に表示制御部105に指示する(S604)。
【0052】
次に、制御部107は、操作部108より再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する(S605)。S605では、早送り再生の指示による再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する。再生速度の変更指示を受けた場合、制御部107は、再生速度を指定された再生速度に設定し(S609)、S601に戻る。また、再生速度の変更指示がない場合、制御部107は、現在再生中の動画ファイルの最後まで再生したか否かを判別する(S606)。最後まで再生した場合、制御部107は、管理ファイルに格納された再生順序の情報に従って、次のシーン(動画ファイル)を選択し(S618)、図3のS301に戻る。
【0053】
また、最後まで再生していない場合、制御部107は、再生停止の指示があったか否かを判別し(S607)、再生停止の指示があると、動画ファイルの再生を停止する(S608)。そして、再度インデックス画面を表示させる。再生停止の指示が無い場合にはS601に戻って再生を続ける。
【0054】
また、S602で、通常再生速度でないと判別された場合、制御部107は、現在の再生速度が第1の再生速度であるか否かを判別する(S610)。第1の再生速度が設定されていた場合、制御部107は、早送り再生時の再生モードを第2の再生モードに設定する(S611)。また、第2の再生速度が設定されていた場合、制御部107は、早送り再生時の再生モードを第1の再生モードに設定する(S612)。
【0055】
次に、制御部107は、指定された動画データを記録媒体110から再生する様に記録再生部109に指示する(S613)。制御部107は、再生された動画データのうち、再生モードに応じたフレームを選択し、選択したフレームを30fpsで表示部106に出力する様に表示制御部105に指示する(S614)。
【0056】
次に、制御部107は、操作部108より再生速度の変更指示を受けたか否かを判別する(S615)。再生速度の変更指示を受けた場合、制御部107は、再生速度を指定された再生速度に設定し(S619)、S601に戻る。また、再生速度の変更指示がない場合、制御部107は、現在再生中の動画ファイルの最後まで再生したか否かを判別する(S616)。最後まで再生した場合、制御部107は、管理ファイルに格納された再生順序の情報に従って、次のシーン(動画ファイル)を選択し(S618)、図3のS301に戻る。
【0057】
また、最後まで再生していない場合、制御部107は、再生停止の指示があったか否かを判別し(S617)、再生停止の指示があると、動画ファイルの再生を停止する(S608)。そして、再度インデックス画面を表示させる。再生停止の指示が無い場合にはS601に戻って再生を続ける。
【0058】
図8(b)は、基準フレームレート(30fps)の動画と低フレームレート(20fps)の動画の高速再生時に表示されるフレームを示す図である。図8(b)において、動画805は第1の再生速度で早送り再生した場合に表示されるフレームであり、動画806は第2の再生速度で早送り再生した場合に表示されるフレームである。
基準フレームレートの動画については、第1の再生速度の早送り再生時には3フレーム毎に1フレームを選択して表示し、第2の再生速度の早送り再生時には6フレーム毎に1フレームを選択して表示する。
【0059】
一方、低フレームレートの動画については、第1の再生速度の早送り再生時には、第2の再生モード、つまり、表示画面の間隔が早送り再生時の再生速度に応じた間隔となるように、フレームを選択する。ここでは、基準フレームレートの動画を3倍速で再生した場合の表示画面の間隔に基づいて、出力するフレームを選択する。基準フレームレートの動画を3倍速で再生した場合の表示画面の間隔は、3/30秒、つまり、1/10秒間隔となる。そのため、実時間に対する表示画面の間隔が1/10秒となるように、ここでは、20fpsの動画を1フレームおきに選択して出力する。
【0060】
また、第2の再生速度の早送り再生時には、第1の再生モード、つまり、所定数のフレーム毎に1フレームを選択して出力する。ここでは、基準フレームレートの動画を6倍速で再生した場合のフレーム間隔に基づいて、6フレーム毎に1フレームを選択して出力する。
【0061】
このように、本実施形態では、動画データのフレームレートと、早送り再生時における再生速度とに応じて、これら第1の再生モードと第2の再生モードを自動的に選択して、動画を早送り再生する。
【0062】
例えば、高フレームレートの動画は、基準フレームレートの動画に比べ、実時間でのフレーム間隔が短い。そのため、ユーザが目的の画面を速く探すために早送り再生を行った場合でも、基準フレームレートの動画に比べ、より時間がかかってしまう。
【0063】
そこで、本実施形態では、高フレームレートの動画を早送り再生する際、再生速度が速い場合には、ユーザが目的の画面を迅速に探していると考え、第2の再生モードを選択する。これにより、表示されるフレームの間隔が長くなるので、ユーザが目的の画面を迅速に検索しやすくなる。また、再生速度が遅い場合には、第1の再生モードを選択することで、表示されるフレームの間隔が短くなり、ユーザが動画の概要を確認しやすくした。
【0064】
また、低フレームレートの動画は、基準フレームレートの動画に比べ、実時間でのフレーム間隔が長い。そのため、ユーザが動画の概要を確認するための早送り再生を行った場合、基準フレームレートの動画よりも表示されるフレームの間隔が長いので、確認したい画面が飛ばされてしまう可能性がある。
【0065】
そこで、本実施形態では、低フレームレートの動画を早送り再生する際、再生速度が遅い場合には、ユーザが動画の概要を確認したいと考え、第2の再生モードを選択する。これにより、表示されるフレームの間隔が短くなるので、ユーザが動画の概要を確認しやすくなる。また、再生速度が速い場合には、第1の再生モードを選択することで、表示されるフレームの間隔が長くなり、ユーザが目的の画面を迅速に検索しやすくなる。
なお、本実施形態では、撮影した動画を30fpsで再生する構成であったが、これ以外のフレームレートで再生することも可能である。この場合、再生時のフレームレートを基準フレームレートとする。
【0066】
また、早送り再生時の再生速度として、三つ以上の再生速度を設けることも可能である。この場合は、例えば、S510において、現在の再生速度が所定の再生速度よりも速いか否かを判別し、所定の再生速度より速い場合に第2の再生モードを選択し、それ以外は第1の再生モードを選択すればよい。また、例えば、S610において、現在の再生速度が所定の再生速度よりも速いか否かを判別し、所定の再生速度より速い場合に第1の再生モードを選択し、それ以外は第2の再生モードを選択すればよい。
【0067】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。例えば、1fpsなど、実時間に対するフレームの間隔が、第2の再生モードで早送り再生する際に表示するフレーム間隔よりも長い場合には、早送り再生中にもかかわらず、同じ画面が繰り返し表示されてしまうことがある。
そこで、本実施形態では、低フレームレート再生処理において、再生中の動画のフレームレートが閾値よりも低い場合には、第1の再生モードで早送り再生する。
【0068】
図7は、本実施形態における低フレームレート再生処理を示すフローチャートである。図7においては、ほとんどの処理が図6と同じである。図6と異なるのは、S602で通常再生速度で無いと判別された場合に、制御部107が、再生中の動画のフレームレートFRが閾値よりも低いか否かを判別する(S701)点である。ここで、閾値を以下の様に設定する。即ち、本実施形態では、基準フレームレートの動画を第2の再生モードで早送り再生した場合のフレーム間隔に対応するフレームレートを閾値とする。
【0069】
例えば、低フレームレート再生処理では、再生速度が第1の再生速度であった場合に第2の再生モードが設定される。そのため、30fpsの動画を3倍速で早送り再生した場合のフレーム間隔である1/10秒に対応するフレームレート、10fpsを閾値とする。
S701において、フレームレートFRが閾値より小さいと判別された場合、制御部107は、再生速度にかかわらず、第1の再生モードを設定する。そのため、フレームレートが低く、フレーム間隔が長い動画を早送り再生した場合にも、同じ画面が繰り返し表示されることがない。
【0070】
また、S701において、FRが閾値以上の場合には、S610に進み、制御部107は図6と同様に再生速度に応じて第1の再生モードと第2の再生モードのいずれかのモードを選択する。
【0071】
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【符号の説明】
【0072】
101 撮像部、102 音声入力部、103 メモリ、104 信号処理部、105 表示制御部、106 表示部、107 制御部、108 操作部、109 記録再生部109、110 記録媒体、111 音声出力部、112 外部インターフェイス(IF)、113 内部バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームレートが異なる複数の動画データが記録された記録媒体から前記動画データを再生する再生手段と、
前記再生手段により再生された動画データを表示装置に出力する出力手段と、
前記動画データの高速再生時の再生速度を指定する指定手段と、
高速再生の指示に応じて、前記再生手段により再生された動画データから一部のフレームを選択し、前記選択したフレームの動画データを出力するように前記出力手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記再生手段により再生された動画データのフレームレートと、前記指定手段により指定された再生速度とに応じて、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて高速再生の際の再生速度に応じた所定のフレーム間隔で前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第1の再生モードと、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて前記動画データの記録時の実時間に対するフレームの間隔が一定となるように前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第2の再生モードのいずれかのモードを選択することを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記再生された動画データのフレームレートが所定のフレームレートよりも大きく、前記指定された再生速度が第1の再生速度であった場合、前記第1の再生モードを選択し、前記再生された動画データのフレームレートが所定のフレームレートよりも大きく、前記指定された再生速度が前記第1の再生速度よりも速い第2の再生速度であった場合、前記第2の再生モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記再生された動画データのフレームレートが所定のフレームレートよりも小さく、前記指定された再生速度が第1の再生速度であった場合、前記第2の再生モードを選択し、前記再生された動画データのフレームレートが所定のフレームレートよりも小さく、前記指定された再生速度が前記第1の再生速度よりも速い第2の再生速度であった場合、前記第1の再生モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記再生された動画データのフレームレートが所定のフレームレートよりも小さく、更に、閾値よりも小さい場合には、前記指定された再生速度に関わらず前記第1の再生モードを選択することを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
【請求項5】
前記閾値は、前記表示装置のフレームレートと同じフレームレートの動画データを前記第2の再生速度で再生した際に出力されるフレームの間隔に対応したフレームレートであることを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項6】
フレームレートが異なる複数の動画データが記録された記録媒体から前記動画データを再生する再生工程と、
前記再生工程において再生された動画データを表示装置に出力する出力工程と、
前記動画データの高速再生時の再生速度を指定する指定工程と、
高速再生の指示に応じて、前記再生工程において再生された動画データから一部のフレームを選択し、前記選択したフレームの動画データを出力するように前記出力工程を制御する制御工程とを備え、
前記制御工程は、前記再生工程において再生された動画データのフレームレートと、前記指定工程において指定された再生速度とに応じて、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて高速再生の際の再生速度に応じた所定のフレーム間隔で前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第1の再生モードと、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて前記動画データの記録時の実時間に対するフレームの間隔が一定となるように前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第2の再生モードのいずれかのモードを選択することを特徴とする再生方法。
【請求項7】
フレームレートが異なる複数の動画データが記録された記録媒体から前記動画データを再生する再生工程と、
前記再生工程において再生された動画データを表示装置に出力する出力工程と、
前記動画データの高速再生時の再生速度を指定する指定工程と、
高速再生の指示に応じて、前記再生工程において再生された動画データから一部のフレームを選択し、前記選択したフレームの動画データを出力するように前記出力工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御工程においては、前記再生工程において再生された動画データのフレームレートと、前記指定工程において指定された再生速度とに応じて、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて高速再生の際の再生速度に応じた所定のフレーム間隔で前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第1の再生モードと、前記複数のフレームレートの動画データそれぞれについて前記動画データの記録時の実時間に対するフレームの間隔が一定となるように前記表示装置に出力すべきフレームを選択する第2の再生モードのいずれかのモードを選択するようにコンピュータを制御することを特徴とするプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−5054(P2013−5054A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−131542(P2011−131542)
【出願日】平成23年6月13日(2011.6.13)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】