説明

冷却装置

【課題】 被処理物の外周部の冷却性能を維持しつつ、被処理物の中央部の冷却性能を高めることができる冷却装置を提供する。
【解決手段】 排気管4の下端に排気フード5を接続し、この排気フード5の下端に開口した取込口5d1から、ガラス基板2が放熱する熱気Aとともにガラス基板2の外周部より外側の外気B1を取り込んで、ガラス基板2の外周部を冷却する。また、排気フード5にガラス基板2の中央部へ外気B2を供給するための給気管6を取り付け、この給気管6の下端に開口した給気口6c1から供給される外気B2によりガラス基板2の中央部を冷却する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱処理された被処理物を冷却するための冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの製造工程においては、被処理物である平板状のガラス基板を、100〜600℃近くの温度で加熱処理した後、所定温度まで冷却する工程が含まれている。平板状の被処理物を冷却するものとして、被処理物から放熱される熱気をファンにより排気口から排気する空冷式の冷却装置が知られている(例えば、特許文献1)。
上記空冷式の冷却装置は、さらに、被処理物から放熱される熱気を効率良く排気するために、図3に示すように、被処理物101の上方に排気フード103を配置させた冷却装置100が知られている。この排気フード103の上端中央部には排気管102の一端が接続されており、排気管102の他端に接続されたブロア等の吸引作用により、被処理物101から放熱される熱気104を吸引するとともに、排気フード103下端に開口した取込口105から、排気フード103の外側に滞留する外気106が取り込まれるようになっている。
【0003】
【特許文献1】特許3495204号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の冷却装置100にあっては、外気106が被処理物101の外周部に触れることにより被処理物101の外周部を冷却しやすいという利点はあるが、その反面、被処理物101の外周部以外の部分、即ち中央部は、外気106に触れることがほとんどないため、外周部と比較して冷却性能が低下するという問題があった。このため、被処理物101の中央部と外周部との熱膨張差によって、被処理物101に歪みが生じ、これをフラットパネルディスプレイに使用した場合には表示ムラの原因となる。
また、被処理物101の中央部の冷却性能が低下することから、高温で加熱された被処理物101を冷却する場合には、その冷却時間が長くなるという問題がある。さらに、単位時間あたりに冷却すべき被処理物101の処理数が多い場合には、複数の冷却装置100を用いて順次冷却する必要があり、処理装置全体が大型化するという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、被処理物の外周部の冷却性能を維持しつつ、被処理物の中央部の冷却性能を高めることができる冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明は、平板状の被処理物の上方または下方に配置され、当該被処理物から放熱される熱気と当該被処理物の外周部より外側の外気とを取り込み可能な取込口を有する排気フードと、前記被処理物の中央部へ外気を供給するための給気口を有する給気管と、前記排気フードによって取り込んだ前記熱気と前記外気とを当該排気フードの中央部から排出する排気管と、を備えていることを特徴としている。
【0007】
上記のように構成された冷却装置によれば、被処理物の外周部および中央部を、それぞれ排気フードに取り込まれる外気および給気管から供給される外気によって冷却することができるので、被処理物の外周部の冷却性能を維持しつつ、被処理物の中央部の冷却性能を高めることができる。
したがって、被処理物の全体を略均一に冷却することができるため、被処理物に歪みが生じるのを防止することができ、被処理物の製造時の歩留まりを飛躍的に向上することができる。また、高温で加熱された被処理物を冷却する場合には、被処理物の冷却時間を大幅に短縮することができる。さらに、単位時間あたりに冷却すべき被処理物の処理数が多い場合には、従来の冷却装置と比べると冷却装置の使用数を減らすことができるため、処理装置全体を小型化することができる。
【0008】
また、前記冷却装置は、前記被処理物に対する前記取込口の上下方向の相対位置を調節可能な第一調節部をさらに備えていることが好ましい。
この場合、第一調節部により、被処理物の外周部における取込口から取り込まれる外気の流れ具合を調節することができるので、被処理物の外周部の冷却性能を調節することができる。したがって、被処理物全体をより均一に冷却することができるため、被処理物に歪みが生じるのをさらに効果的に防止することができる。
【0009】
また、前記給気管は、前記被処理物に対する前記給気口の上下方向の相対位置を調節可能な第二調節部を有することが好ましい。
この場合、第二調節部により、給気口から供給される外気が被処理物の中央部へ到達する供給量と、その周囲へと上記外気が拡散する割合を調節することができるので、被処理物の中央部の冷却性能を調節することができる。したがって、被処理物全体をより均一に冷却することができるため、被処理物に歪みが生じるのをさらに効果的に防止することができる。
【0010】
また、前記給気管には、前記被処理物の中央部へ外気を強制的に供給するための送風機が接続されていることが好ましい。
この場合、送風機により外気の供給量を増加することができるので、被処理物の中央部の冷却性能をさらに高めることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の冷却装置によれば、被処理物の外周部および中央部を、それぞれ排気フードに取り込まれる外気および給気管から供給される外気によって冷却することができるので、被処理物の外周部の冷却性能を維持しつつ、被処理物の中央部の冷却性能を高めることができる。
したがって、被処理物の全体を略均一に冷却することができるため、被処理物に歪みが生じるのを防止することができ、被処理物の製造時の歩留まりを飛躍的に向上することができる。また、高温で加熱された被処理物を冷却する場合には、被処理物の冷却時間を大幅に短縮することができる。さらに、単位時間あたりに冷却すべき被処理物の処理数が多い場合には、従来の冷却装置と比べると冷却装置の使用数を減らすことができるため、処理装置全体を小型化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷却装置を示す側面図である。この冷却装置1は、液晶ディスプレイのフラットパネルディスプレイの製造工程において、被処理物としてのガラス基板2を、100〜600℃近くの温度で加熱処理した後、所定温度まで冷却する際に用いられる。
冷却装置1は、複数の支持ローラ3の上方に配置された排気管4と、排気管4の下端に接続された排気フード5と、排気フード5に取り付けられた給気管6とを備えている。
【0013】
排気フード5は、主にガラス基板2から放熱される熱気Aを、排気管4の排気口4aへ導くものであって、上端部に形成された水平部5aと、水平部5aから下方に向かって末広がりに傾斜する傾斜部5bと、傾斜部5bの下端から鉛直方向に延びる鉛直部5cと、鉛直部5cの外側に配置された第一調節部5dとを有している。
水平部5aの中央部には接続口5a1が形成されており、この接続口5a1に排気管4の下端部が接続されている。排気管4の下端には排気口4aが形成されているとともに、下流側には図示しないブロア等が接続されている。このブロアの吸引作用により排気フード5の下方から取り込んだ熱気Aおよび後述の外気B1,B2を、排気口4aから吸引して外部へ排気するようになっている。
【0014】
第一調節部5dは、鉛直部5cの外側面に上下移動可能に取り付けられており、下端には下方へ向けて開口した取込口5d1が形成されている。この取込口5d1はガラス基板2の外形より若干大きく形成されており、上記吸引作用によりガラス基板2の全体から放熱される熱気Aを取込口5d1から排気口4aへ導くようになっている。また、上記吸引作用により、ガラス基板2の外周部より外側に滞留する外気B1も取込口5d1から取り込むようになっている。さらに、第一調節部5dを鉛直部5cに対して上下移動させることにより、ガラス基板2に対する取込口5d1の上下方向の相対位置を調節できるようになっている。
【0015】
給気管6は、ガラス基板2の外周部以外の部分、即ち中央部へ外気B2を供給するものであって、水平方向に延びる水平部6aと、鉛直方向に延びる鉛直部6bと、鉛直部6bの下端部に取り付けられた第二調節部6cとを有している。水平部6aは、その中間部が排気フード5の傾斜部5bを貫通した状態で設けられている。また、水平部6aの排気フード5より外側に位置する端部には、外気B2を給気管6内に送り込む送風機としての給気ファン7が接続されている。鉛直部6bは、水平部6aの排気フード5の内側に位置する端部に折り曲げ形成されており、排気フード5内の略中央部に配置されている。
第二調節部6cは、鉛直部6bの下端部の外側面に上下移動可能に取り付けられており、下端にはガラス基板2の中央部へ向けて開口した給気口6c1が形成されている。この第二調節部6cを鉛直部6bに対して上下移動させることにより、ガラス基板2に対する給気口6c1の上下方向の相対位置を調節できるようになっている。
なお、前述のように、本発明におけるガラス基板2の「中央部」とは、ガラス基板2の「外周部」の対義語という概念である。したがって、給気管6は、図1に示すように、ガラス基板2の中心部に対向させて1個だけ配置する場合に限定されるものではなく、給気管6をその周囲に対向させて複数配置することも可能である。また、給気管6の形状は、図示のものに限らず、排気フードや被処理物の形状等に応じて種々変更することも可能である。
【0016】
次に、上記のように構成された冷却装置1におけるガラス基板2の冷却方法について説明する。まず、オーブン等により所定温度まで加熱処理されたガラス基板2は、複数の支持ローラ3により冷却装置1の下方に搬送される。ついでブロアを駆動させ、ガラス基板2から放熱される熱気Aを、ブロアの吸引作用により取込口5d1から排気フード5内に吸引し、排気口4aから排気管4内へ導かれて外部へ排出する。これにより、ガラス基板2は徐々に所定温度まで冷却される。
【0017】
また、上記吸引作用により排気フード5内が負圧になることから、ガラス基板2の外周部より外側に滞留する外気B1が、取込口5d1から排気フード5内に取り込まれる。その際、外気B1がガラス基板2の外周部から流入することによって、該外周部はさらに冷却される。
この外気B1によるガラス基板2の外周部の冷却は、第一調節部5dにより適宜調節することができる。具体的には、外周部の冷却性能を高める場合は、第一調節部5dを上方位置(図1の実線)へ移動させ、取込口5d1とガラス基板2との距離を狭くする方向へ移動させる。これにより、取込口5d1から取り込まれる外気B1の風速が速くなるため、外周部の冷却性能を高めることができる。また、外周部の冷却性能を低く抑える場合は、第一調節部5dを下方位置(図1の二点鎖線)へ移動させ、取込口5d1とガラス基板2との距離を広くする方向へ移動させる。これにより、取込口5d1から取り込まれる外気B1の風速が遅くなるため、外周部の冷却性能を低く抑えることができる。
【0018】
一方、ガラス基板2の中央部付近では、上述のように排気フード5内が負圧になることから、給気管6内の外気B2が、給気口6c1から下方のガラス基板2の中央部へ供給された後、取込口5d1から排気フード5内に取り込まれる。その際、外気B2がガラス基板2の中央部に触れることによって、該中央部はさらに冷却される。
この外気B2によるガラス基板2の中央部の冷却は、第二調節部6cにより適宜調節することができる。具体的には、中央部の冷却性能を高める場合は、第二調節部6cを下方位置(図1の二点鎖線)まで移動させ、給気口6c1をガラス基板2に近接する方向へ移動させる。これにより、給気口6c1からガラス基板2の中央部に到達する外気B2の供給量が増加するため、中央部の冷却性能を高めることができる。その際、給気ファン7を作動させれば、外気B2の供給量を増加させることができ、中央部の冷却性能をさらに高めることができる。
【0019】
また、中央部の冷却性能を低く抑える場合は、第二調節部6cを上方位置(図1の実線)まで移動させ、給気口6c1をガラス基板2から離反する方向へ移動させる。これにより、給気口6c1から供給される外気B2の大部分が、ブロアの吸引作用によりガラス基板2の中央部に到達する前に、取込口5d1から排気フード5内に取り込まれる。したがって、ガラス基板2の中央部に到達する外気B2の供給量が減少するので、中央部の冷却性能を低く抑えることができる。
【0020】
以上のように構成された本実施形態の冷却装置によれば、排気フード5によりガラス基板2から放熱される熱気Aとその外周部より外側に滞留する外気B1とを取り込むとともに、給気管6によりガラス基板2の中央部へ外気B2を供給することができる。これにより、ガラス基板2の外周部および中央部を、それぞれ排気フード5に取り込まれる外気B1および給気管6から供給される外気B2によって冷却することができるので、ガラス基板2の外周部の冷却性能を維持しつつ、ガラス基板2の中央部の冷却性能を高めることができる。
したがって、ガラス基板2の全体を略均一に冷却することができるため、ガラス基板2の中央部と外周部との熱膨張差に起因してガラス基板2に歪みが生じるのを防止することができ、ガラス基板2の製造時の歩留まりを飛躍的に向上することができる。また、高温で加熱されたガラス基板2を冷却する場合には、ガラス基板2の冷却時間を大幅に短縮することができる。さらに、単位時間あたりに冷却すべきガラス基板2の処理数が多い場合には、従来の冷却装置と比べると本発明の冷却装置1の使用数を減らすことができるため、処理装置全体を小型化することができる。
また、第一調節部5dを上下移動させることにより、ガラス基板2に対する排気フード5の取込口5d1の相対位置を調節することができるので、ガラス基板2の外周部における取込口5d1から取り込まれる外気B1の流れ具合を調節することができる。したがって、ガラス基板2の外周部の冷却性能を調節することにより、ガラス基板2の全体をより均一に冷却することができるため、ガラス基板2に歪みが生じるのをさらに効果的に防止することができる。
【0021】
さらに、第二調節部6cを上下移動させることにより、ガラス基板2に対する給気管6の給気口6c1の相対位置を調節することができるので、給気管6から供給される外気B2がガラス基板2の中央部へ到達する供給量と、その周囲へと外気B2が拡散する割合を調節することができる。したがって、ガラス基板2の中央部の冷却性能を調節することにより、ガラス基板2の全体をより均一に冷却することができるので、ガラス基板2に歪みが生じるのをさらに効果的に防止することができる。
また、給気管6に接続された給気ファン7により、ガラス基板2の中央部へ供給される外気B2の供給量を増加することができるので、ガラス基板2の中央部の冷却性能をさらに高めることができる。
【0022】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る冷却装置を示す側面図である。第2の実施形態と上記第1の実施形態との相違点は、第一調節部の取付位置である。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、以下の説明では、第1の実施形態と同一符号で示す。
図2において、排気フード5の水平部5aには、その内端から鉛直方向に延びる第一調節部8の下端が固定されており、この第一調節部8は、排気管4の下端部に上下移動可能に取り付けられている。また、排気フード5の鉛直部5cの下端部には、下方へ向けて開口した取込口5c1が形成されており、第一調節部8を排気管4に対して上下移動させることにより、排気フード5全体が上下移動し、ガラス基板2に対する取込口5c1の相対位置を調節することができる。
【0023】
これにより、ガラス基板2の外周部における取込口5c1から取り込まれる外気B1の流れ具合を調節することができる。したがって、ガラス基板2の外周部の冷却性能を調節することにより、ガラス基板2の全体をより均一に冷却することができるため、ガラス基板2に歪みが生じるのをさらに効果的に防止することができる。
また、上記第2の実施形態の場合は、第一調節部8を上下移動させることにより、排気フード5とともに給気管6も上下移動するため、ガラス基板2に対する給気口6c1の相対位置も同時に調節することができ、ガラス基板2全体の冷却性能を迅速に調整することができる。
【0024】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態では、被処理物として液晶ディスプレイに用いられるガラス基板2を用いているが、プラズマディスプレイに用いられるガラス基板を用いることも可能である。
また、排気フード5および給気管6を、被処理物(ガラス基板2)の上方に配置しているが、被処理物の下方に配置させることも可能である。
さらに、給気管6を、排気フード5に貫通した状態で設けているが、排気管4に貫通した状態で設けるようにしてもよい。
【0025】
また、上記各実施形態では、第一収納部5d,8は、排気フード5を上下移動させるようになっているが、支持ローラ3側に取り付けて、支持ローラ3を上下移動もしくは被処理物(ガラス基板2)を直接上下移動させることにより、被処理物に対する取込口5d1,5c1および給気口6c1の相対位置を調節することも可能である。
また、第2の実施形態では、第一収納部8を排気フード5に取り付けているが、第一調節部をフレキシブル配管とし、このフレキシブル配管を排気管4の一部に用いることにより、冷却装置1全体(排気管4,排気フード5および給気管6)を上下移動させるようにしてもよい。
また、外気B2の供給量を、第二調節部6cと給気ファン7とにより調節しているが、中央部の冷却性能を第二調節部6cの調節範囲内で調節できる場合は、給気ファン7を設けなくてもよい。
また、給気管6に接続された給気ファン7により、外気B2の供給量を増加させるようになっているが、外気B2を排気フード5からの吸引作用により給気管6から充分に供給することができる場合には、給気ファン7を接続しなくてもよい。
また、外気B2を供給する送風機として給気ファン7を用いているが、ブロア等の他の送風機を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る冷却装置を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る冷却装置を示す側面図である。
【図3】従来の冷却装置を示す側面図である。
【符号の説明】
【0027】
1 冷却装置
2 ガラス基板(被処理物)
4 排気管
5 排気フード
5d 第一調節部
5d1 取込口
6 給気管
6c 第二調節部
6c1 給気口
7 給気ファン(送風機)
8 第一調節部
A 熱気
B1,B2 外気

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状の被処理物の上方または下方に配置され、当該被処理物から放熱される熱気と当該被処理物の外周部より外側の外気とを取り込み可能な取込口を有する排気フードと、
前記被処理物の中央部へ外気を供給するための給気口を有する給気管と、
前記排気フードによって取り込んだ前記熱気と前記外気とを当該排気フードの中央部から排出する排気管と、
を備えていることを特徴とする冷却装置。
【請求項2】
前記被処理物に対する前記取込口の上下方向の相対位置を調節可能な第一調節部をさらに備えている請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記給気管は、前記被処理物に対する前記給気口の上下方向の相対位置を調節可能な第二調節部を有する請求項1または2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記給気管には、前記被処理物の中央部へ外気を強制的に供給するための送風機が接続されている請求項1ないし3に記載の冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−150058(P2010−150058A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−328007(P2008−328007)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000167200)光洋サーモシステム株式会社 (180)
【Fターム(参考)】