説明

利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法

【課題】従来の電子決済によるマーケティング情報では、決済情報が個人情報であるため、第三者へ開示、売買が出来ない、企業に閉じたシステムであるため地域の網羅的情報が集められない、オンラインショッピングと実店舗の情報を統合しづらい、現金支払の情報は取り扱えない、リアルタイムの情報を扱えない等の課題があった。
【解決手段】データセンタ運用者は利用者が提供する決済情報をマーケティング情報へ変換し売買することを利用者と契約。利用者は携帯端末、PC等に取込んだ決済情報(電子レジデータ等)を即時にセンタへ送付し、センタは予め蓄積している利用者の個人情報と決済情報と蓄積マーケティング情報とをリアルタイムに処理して新たなマーケティング情報を創生し蓄積。センタは蓄積情報を逐次読出し、顧客に販売。販売代金と販売情報に起因する広告収入の一部と蓄積情報の一部を利用者と決済処理装置運用者へ配分する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電機器とPC(パーソナルコンピュ−タ)や携帯端末を利用してオンラインショッピングをおこなうときのオンラインでの電子決済(クレジットカード、デビットカード、電子マネ−等)や実店舗でお買い物をするときの現金や店頭での電子決済での支払に関する決済情報と、これらを収集し分析・整理して創生するマ−ケティング情報の作成方法とマーケティング情報の購入者が支払うマ−ケティング情報購入代金やマ−ケティング情報に起因する広告宣伝を出稿する費用をデータセンタ運用者と利用者と決済処理装置運用者への配分方法に関わる。
【背景技術】
【0002】
電子決済を利用してマーケティング情報を収集するシステムは、古くからクレジットカードシステムやデビットカードシステムで利用されて来ている。
ここでは電子マネー決済を利用してマーケット情報を収集する方式について説明するが、クレジットカードやデビットカードの場合も、ほぼ同様な仕組みである。
電子マネーでは電子マネーを蓄積する媒体であるICカードや携帯端末ごとに認識番号が付与されるため、利用者が買い物する度に何月何日何時何分に何を何個、総額何円の買い物をしたか等レジの決済内容と認識番号を各店舗からネットワーク経由でデータセンタへ集め、認識番号付与時に予め登録された個人情報を読み出して分析、処理、整理することでマーケット情報化して蓄積する。
この情報をもとに多様な販促活動や広告・宣伝を行なうことができる。
【非特許文献1】雑誌 Nikkei Business 2007年4月16日号 第12頁 「POSよりも電子マネー」。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の「利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法」では、リアルタイムに地域(居住地域、市区町村、経済圏、都道府県、道州単位、全国単位)に拘束されずに決済方法(現金、電子決済等)にも拘束されない決済情報から得られるあらゆるマーケティング情報を提供可能にするものである。上記した従来技術の電子決済を利用してマーケット情報を収集する方式には多くの課題が存在する。
第一に、この収集した決済情報は、完全に個人情報に属するものであるが、利用者の第3者への開示許諾を得て入手した情報ではないため第3者への情報開示や売却はできない。
第二に、決済情報収集の単位が個人商店、商店街、コンビニやスーパー、ドラッグストア、百貨店等のチェーン店や量販店など夫々企業・団体に閉じた孤立したシステムであるため、その地域全体の決済情報を網羅的に収集した情報ではない。
第三に、オンラインショッピングと実店舗での決済情報が自動的に又統一された情報形態で有機的に組織化されていないため、夫々の決済情報を結合して実効性のあるマーケティング情報として提供することには大きな困難をともなう。
第四に、電子決済では個人情報と連携した決済情報の収集が可能なためマーケティング情報の創生は容易だが、お買い物の大半を占める現金決済の場合は、決済情報を個人情報と連携して自動的に収集することが困難であり、マーケティング情報の創生が不可能である。
第五に、第二、第三、第四の理由により、ある地域全体を網羅したマーケティング情報をリアルタイムに提供することは困難である。
第六に、決済処理運用者は自社のシステムからのマーケティング情報のみしか得られないため、地域に関する網羅的な情報を入手することは困難であるし、全国的なマーケットの動向、リアルタイムにマーケットの変化情報を入手することなど望むべくもない。
第七に、利用者への成果の配分方法はポイントの還元等比較的制約が多し、利用者に必要地域のマーケット情報や全国的な流行や、還元が出来ない(今、全国的にはこれが人気だがこの地区ではこれが売れているとか、この商品(例:ガソリンの価格)の全国最低価格はこのくらいでのこの地区での最低価格はいくらです等。
第八に、各店舗からネットワーク経由でデータセンタへ接続するさい、信頼性が高く、安全なネットワークは高価なISDNや専用線しかなく事業採算性に問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明の利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法では、従来技術がもつ第一〜第八までの課題を容易に解決できる。
第一に、データセンタ運用者と利用者は予め契約を結ぶ。その際、データセンタ運用者は利用者の決済情報を収集し、マーケティング情報を創生し、売買することの了解を取り、その代わりにデータセンタ運用者が該マーケティング情報を販売して得た代金と該マーケティング情報に起因する広告宣伝を出稿するために受け取る広告宣伝出稿費の一部を利用者へ配分する契約と利用者は個人属性(一例:住居コード、年齢、性別、独身結婚、家族構成、趣味等)をデータセンタ運用者へ提供し、データセンタ運用者から決済情報送付先のデータセンタの通信回線アドレス(データセンタアドレス)と利用者ID(ユニークな個人識別コード)を受領する。このためデータセンタ運用者はマーケティング情報を自由に第三者に開示することも売却することもできる。
【0005】
第二、第四、第五、第六の課題への対処方法として、利用者は決済情報を読み取る機能付(リーダライタ、赤外線通信機能等)携帯端末を常時携帯し、商店街、コンビニ、スーパー、百貨店、郊外型量販店であろうが場所に関係なく、決済の手段(現金、電子決済等)にも拘束されること無く、決済の都度、レシート代わりにPOSレジ等から決済情報を携帯端末に取り込み即時にデータセンタへ転送可能なシステムを提供する。このため利用者が居住地域で買い物をしようが、旅行先で買い物をしようが買い物の地域に関係なく決済情報を日本全地域から即座にデータセンタへ転送可能であり、日本全国からの決済情報を網羅的に、現金、電子決済等決済の手段に無関係にリアルタイムに収集することが可能となる(請求項1、請求項2、請求項3)。
第三、第五への対処方法として、情報機器に携帯端末、家電機器、PCを考慮しており、又、オンラインショッピングは家電機器、PC、携帯端末経由で、実店舗は携帯端末経由でリアルタイムに同じデータセンタへ決済情報を転送可能である。このためオンライン決済情報と実店舗での決済情報をデータセンタで合成できるためマーケティング情報をリアルタイムに創生可能である(請求項1、請求項2、請求項3)。
【0006】
第七のへの対処方法として、携帯電話サービス事業者がデータセンタを運用する場合、ポイントの替わりに各種携帯サービス利用料金や携帯端末購入代金の一部に還元する等その事業に関係する各種サービスの代替支払いにあてる手法を実現できる(請求項4)。
しかも、個人情報にリンクして買い物情報の来歴分析と利用者の趣味申告から、その人の趣味、読書傾向、生活感覚、所得等、その人に最適な広告宣伝と利用者が要求する情報を適切なタイミングで、本人が希望するなら直接ダイレクトメールにて送付することも可能である。
第八への対処方法として、請求項5に述べたように、2007年度末頃に日本で商用化される予定の従来の電話網と同等の信頼性と、安全性を持ち且つインターネットと同等の廉価な通信料を具備するNGNを決済情報送信サブシステムの一部と通信回線に使用することで非常に廉価にシステムを実現することが可能となる。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、本発明の「利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果報酬の配分方法」によれば、以下のような効果ないし利点を得ることができる。
第一に、マーケティング手法が決済情報収集からマーケティング情報の創生まで全てICT(情報通信技術化=全電子化)化され (1)リアルタイムの情報収集・マーケティング情報変換化を実現 (2)決済形式(オンライン、実店舗)によらない (3)決済手段(現金、電子決済等)によらない (4)決済時間によらない 全く新しいリアルタイムのマーケティングサービスと市場を提供する。
第二に、無線や固定通信網が存在するところであれば、居住地域、市区町村、経済圏、都道府県、道州単位、全国単位等場所に制限されない、又、個人商店、商店街、コンビニやスーパー、ドラッグストア、百貨店等のチェーン店や量販店、オンラインショッピング等店舗形式にとらわれない全く新しいマーケティングサービスと市場を提供する。
第三に、現在のマーケティング市場(あるマーケティング事業者の調査では約1兆円規模)の2倍以上の巨大な市場を創生できる。
請求項4の携帯電話サービス事業者がデータセンタ運用者になった場合、国内携帯電話利用者の30%(約3千万加入)が参加し、利用者あたり月間7万円の決済情報を提供し、5%の手数料を配分されたと想定すると利用者は年間4.2万円の収入となり、利用者全体で推計すると約1.3兆円の手数料収入が生じる。これにデータセンタ運用費、店舗への手数料支払いを加算すると、約2兆円の市場価値を創生することが要求される。
【0008】
本発明は、今までには無い、リアルタイムに、時間の制約がない、場所・地域の制約がない、決済形式・決済手段の制約がない決済情報により創生される全く新しいマーケティング情報を提供するため、従来の1週間〜1年間の調査、編集期間を要求するマーケティング手段と異なり、リアルタイムの広告宣伝ツール、1時間後の仕入れ手段、商品製造計画、地域事情に即した商品準備、物流コントロール等従来のマーケティングの常識を一変させるため、広告と販促費で10兆円と言われるわが国の市場規模を考えると十分2兆円の価値を提供可能である。
第四に、決済情報を提供する利用者や決済処理装置運用者にはマーケティング情報や決済情報提供手数料の収入が配分されるため、データセンタ運用者と利用者と決済処理装置運用者の間にはWin−Win−Winの関係が成立し、市場開拓、普及促進が自動的に進む環境を提供できる。又、〔請求項4〕の携帯電話サービス事業者にとってはリーダライタ付携帯端末拡販や電子決済の拡大に伴う手数料収入の拡大も期待される。
第五に、本発明は大量の個人情報をネットワーク上で送受するため、利用者やデータセンタ運用者にとっては安全で安心且つ廉価なネットワークが必須となるが、決済情報送信サブシステムの一部と前記通信回線にNGNを導入することで極めて安全で安心且つ廉価なネットワークが実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(構成の説明)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の特徴を最もよく表している代表的基本構成図、図2は決済電文の構成図、図3は代表的基本構成における処理手順の説明図である。
本発明の前提として、利用者40は、利用者40が提供する決済情報52をデータセンタ運用者20が収集してマーケティング情報を創生し、マーケティング情報の購入者10へ該マーケティング情報を販売24して得た情報代金11と該マーケティング情報に起因する広告宣伝を出稿するために受け取る広告宣伝出稿費12の各々の一部と該マーケティング情報の一部を利用者40へ配分するサービスへ加入する契約をデータセンタ運用者20と締結する。
その際、データセンタ運用者20は利用者40の決済情報52を収集し、マーケティング情報を創生し、売買することの了解を取り、同時に利用者40は個人属性(一例:住居コード、年齢、性別、独身結婚、家族構成、趣味等)をデータセンタ運用者20へ提供し、データセンタ運用者20から決済情報送付先のデータセンタ21の通信回線アドレス(データセンタアドレス)41と利用者ID(ユニークな個人識別コード)44を受領する。
【0010】
図1に示す本発明の代表的基本構成は、マーケティング情報の購入者10、データセンタ運用者20、利用者40、決済処理装置運用者50、コンピュータ22と大容量蓄積装置23を主要な構成装置とする利用者指定のデータセンタ21、通信回線30、決済情報送信サブシステム60、決済処理装置51より構成される。
利用者40の決済情報52からマーケティング情報を創生し、該マーケティング情報を販売した結果の成果報酬(マーケティング情報代金11と広告宣伝出稿費12)の配分方法として、成果収入の一部を利用者40には決済情報送付手数料25として、決済処理装置運用者50へは決済情報提供手数料28として配分する。
【0011】
利用者40が、購入決済(支払)42をおこなう際に決済処理装置51により作成される決済情報52(一例:店舗の場所コード、店舗コード、決裁処理装置コード、決済日、時刻、決済方式、(商品コードA1、員数B1、単価C1、合価D)、……、(商品コードAn、員数Bn、単価Cn、合価Dn)、支払い総合計等)を利用者40の指定するデータセンタ21へ提供する方法として、決済情報送信サブシステム60にて利用者ID44と利用者40が指定するデータセンタアドレス41と決済情報52とを合成した決済電文61(図2)を通信回線30へ送出する。通信回線30は決済情報送信サブシステム60と利用者40の指定するデータセンタ21とを接続する。この通信回線30と決済情報送信サブシステム60に含まれる通信回線の一部をNGNにて構成すれば廉価で安全安心な個人情報送受信システムを容易に構成することが可能となる。
【0012】
該データセンタ21では通信回線30から受信した利用者ID44より、予め蓄積装置又は大容量蓄積装置23に記録していた該利用者40の申告した属性と利用者40の購買履歴から分析して得られた利用者属性を追加編集した最新の利用者属性をコンピュータ22へ読み出し、受信した決済情報52と既存の大容量蓄積装置23に蓄積されたマーケティング情報を読み出し合成、分析、整理して、新たなマーケティング情報を生成した後、再度、大容量蓄積装置23に蓄積する。このため製品毎、業種毎、地域毎、日本全体、世界等又リアルタイム、時刻、午前・午後・夜、週・月、四半期毎、春・夏・秋・冬、年度毎等やこれらの組み合わせ等各種リアルタイムマーケティング情報から、数十年に亘る統計情報まで非常に多種多様なマーケティング情報を創生、蓄積可能となる。この蓄積マーケティング情報をデータセンタ運用者20はマーケティング情報の購入者10の要求に応じて逐次読み出し販売する。
【0013】
(動作の説明)
図3は、本発明の代表的基本構成における処理手順を示す。尚、決済情報送信サブシステム60内にある機器や回線の名称や動作の詳細は後述するが図4〜図8に示す。
ここで決済情報送信サブシステム60内にある利用者ID44や利用者指定のデータセンタアドレス41を内蔵する情報機器70はデジタルTV受像機やセットトップボックス等の家電機器、PC、携帯端末等を指す。決済処理装置51は、オンラインショッピングでのオンライン決済の場合はオンライン決済処理装置を指し、実店舗の場合はレジスタ、POSレジやスタンドアロン型の電子決済リーダライタ(後述する通信アダプタ80に属する電子決済リーダライタ)等を指す。
【0014】
次に処理手順を図3にて説明する。
利用者40が「購入決済(支払い)」42をオンライン決済で行なう場合は、電子マネー、デビットカード、クレジットカード等を使用した電子決済となり、実店舗での支払いは現金や電子決済で行なう。支払いが完了すると決済処理装置51は「決済処理完了後、決済情報を作成」53する。この作業が完了すると、決済処理装置51は利用者40に向けて「決済完了通知送出」54を行なう。
【0015】
オンライン決済の場合、決済処理装置51の「決済完了通知送出」54の具体的手順は決済情報送信サブシステム60内にある通信回線2 31経由で決済完了通知電文を送出し、これを受信した情報機器70は電文を解読し、情報機器組込みのモニタへ文字での情報表示や音声で利用者へ通知する。
実店舗の場合は、決済処理装置51を操作している店員等が口頭で「決済が終わりました」と直接利用者40へ伝達する。
利用者40は決済が「完了したことを確認」45すると、「決済情報送出要求」46を決済処理装置51へ行なう。
オンライン決済の場合は、「決済情報送出要求」46は利用者40が情報機器70を操作するか、情報機器70が自動的に通信回線2 31経由で決済情報送出要求電文を送出し、これを受信した決済処理装置51は電文を解読し、利用者の「要求を確認」55した後、情報機器70へ向けて「決済情報の送出」56を行なう。
【0016】
実店舗の場合は、利用者40が口頭で「決済情報をください」と直接決済処理装置51を操作している店員等へ伝達する。決済処理装置51を操作している店員等は利用者40の「要求を確認」55した後、決済処理装置51を操作して情報機器70へ向けて「決済情報を送出」56を行なう。
情報機器70が「決済情報52を受信すると内臓のデータメモリ73へ一旦蓄積する」62。これと情報機器70に予め記録されている利用者IDメモリ71のデータとデータセンタアドレスメモリ72のデータを読み出し、データメモリ73にて「決済電文61を組立」63てる(図2参照)。これを情報機器70のもつ通信機能を使って通信回線30経由データセンタ21へ送信する。
【0017】
該データセンタ21では通信回線30から「決済電文を受信」120した後、決済電文61をコンピュータ22にて解読し、利用者ID44より、予めコンピュータ22付属の蓄積装置又は大容量蓄積装置23に記録していた該利用者40の申告した属性と利用者40のこれまでの購買履歴から分析して得られた利用者属性を追加編集した最新の利用者属性をコンピュータ22へ読み出し、受信した決済情報52と既存の大容量蓄積装置23に蓄積されたマーケティング情報を読み出し合成、分析、整理して、新たな「マーケティング情報を生成」121した後、再度、「大容量蓄積装置23に蓄積」122する。
【0018】
データセンタ運用者20はマーケティング情報の購入者10の要求に応じて、この蓄積情報を逐次読み出しマーケティング情報として販売24を行なう。
データセンタ運用者20は該蓄積マーケティング情報を販売して得たマーケティング情報代金11の一部とマーケティング情報の購入者10が該マーケティング情報に起因する広告宣伝を出稿するために支払う広告出稿費12の一部と該マーケティング情報の一部を利用者40へは決済情報送付手数料25として配分すると共に利用者向けマーケティング情報として一部配分26し、決済処理装置運用者50には決済情報提供手数料28として配分すると共に決済処理装置運用者向けマーケティング情報として一部を配分29する。
又、利用者40が希望するなら、利用者40の趣味申告と個人情報にリンクした買い物情報の来歴分析から、その人の趣味、読書傾向、生活感覚、所得等、その人に最適な広告と利用者が要求する情報を適切なタイミングで、直接ダイレクトメールにて送付27することも可能である。
【0019】
(〔請求項2〕の決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の決済情報送信サブシステムの説明)
〔請求項2〕の決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の決済情報送信サブシステムの説明を2つの場合について説明する。
【0020】
第一の場合は、決済電文61を決済情報送信サブシステム60にて組み立てる場合の基本構成について図4、該オンライ決済処理手順について図6、該実店舗決済処理手順について図7を使用して説明する。
【0021】
第二の場合は、決済電文61を決済情報送信サブシステム60にて組み立てる場合のICカード90使用構成について図5、該実店舗決済処理手順について図8を使用して説明する。
【0022】
第一の決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の基本構成は、図4に示すように、利用者ID 44を蓄積する利用者IDメモリ71、データセンタアドレス41を蓄積するデータセンタアドレスメモリ72、決済情報52を一時記録し決済電文61を組み立てるデータメモリ73と内臓リーダライタ74を実装する情報機器70と通信回線2 31と通信アダプタ80より構成される。ここで内蔵リーダライタ74は自分が持っている電源で自立動作可能なアクティブ型でも外部から電波や電磁界で供給される電力で動作するパッシブ型のいずれでも良い。
【0023】
(オンライ決済処理手順について図6にて説明)
この構成で決済電文61を決済情報送信サブシステム60にて組み立てる場合のオンライ決済処理手順について図6にて説明する。
情報機器70は家電機器、PC,携帯端末等で、通信アダプタ80はデータ送受信装置でオンライン決済処理装置51に接続されて通信回線2 31経由で情報機器70と通信する能力を持つ。
一例では、データ送受信装置(通信アダプタ)80は通信回線をNGNとするとIP(インターネットプロトコル)通信機能を持つものとなる。
決済情報送信サブシステム60の処理手順は図3のAからCの間である。
決済処理装置51は利用者40に向けて「決済完了通知送出」54の電文を通信アダプタ80を制御して通信回線2 31へ送出する。この電文は通信回線2 31がNGNの場合はIPパケットとなる。
この電文を受信した情報機器70は電文を解読し、情報機器組込みのモニタへ文字情報の電文表示76やあるいは音声での電文表示76で利用者40へ通知する。
利用者40は決済が「完了したことを確認」45すると、「決済情報送出要求」46を決済処理装置51へ行なう。
オンライン決済の場合は、「決済情報送出要求」46は利用者40が情報機器70を操作するか、情報機器70の制御で自動的に通信回線2 31経由で電文を送出する。これを受信した決済処理装置51は電文を解読し、利用者の「要求を確認」55した後、情報機器70へ向けて決済時作成した「決済情報の送出」56を決済処理装置51の制御のもと通信アダプタ80経由で通信回線2 31へ電文の形で送出する。情報機器70が決済情報52を受信すると内臓のデータメモリ73へ一旦蓄積する。
【0024】
(実店舗決済処理手順について図7を使用して説明)
決済電文61を決済情報送信サブシステム60にて組み立てる場合の該実店舗での決済処理手順について図7にて説明する。
情報機器70は携帯端末で、通信アダプタ80はZigBee通信アダプタ、IEEE802.15.4規格通信アダプタ、電子決済のリーダライタ、赤外線通信アダプタ、Bluetooth通信アダプタ、無線LANアダプタ等であるが、決済処理装置51の制御のもとに無線の通信回線2 31(空中)で情報機器70と通信する能力を持つ。情報機器70はこのためZigBee通信機能、IEEE802.15.4規格通信機能、内蔵リーダライタ74や赤外線通信機能、Bluetooth通信機能、無線LAN通信機能の一つ又は幾つかを標準的に実装する。ここでは説明を簡単化するため情報機器70に実装したがこれらの機能を外付けアダプタ接続で実現しても全く同じである。
電子決済リーダライタの一部の機種は決済処理装置の機能を内蔵したスタンドアロン型を含むが、ここでは簡単のため「リーダライタ+決済処理装置」の形式で説明を代行する。
決済情報送信サブシステム60で説明すべき区間は機器にて制御される図3のBからCの間である。
決済処理装置51を操作している店員等は利用者40の「要求を確認」55した後、情報機器70へ向けて決済時作成した「決済情報の送出」56を決済処理装置51の制御のもと通信アダプタ80経由で通信回線2 31(空中)へ電文の形で送出する。情報機器70が「決済情報52を受信すると内臓のデータメモリ73へ一旦蓄積する」62。
【0025】
第二の決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合のICカード90使用構成については、図5に示すように、利用者ID 44を蓄積する利用者IDメモリ71、データセンタアドレス41を蓄積するデータセンタアドレスメモリ72、決済情報52を一時記録し決済電文61を組み立てるデータメモリ73と内臓リーダライタ2 75(アクティブ型)を実装する情報機器70と通信回線2 31(空中)とICカードデータメモリ94や内蔵リーダライタ3 91(パッシブ型)を実装するICカード90と通信回線2 31(空中)と通信アダプタ80より構成される。
【0026】
(実店舗決済処理手順について図8を使用して説明)
決済電文61を決済情報送信サブシステム60にて組み立てる場合のICカード90使用構成の決済処理手順について図8にて説明する。
情報機器70は家電機器、PC、携帯端末等で、通信回線2 31(空中)と電子マネー、デビットカード、クレジットカード等に使用されるICカード90と通信回線2 31(空中)と通信アダプタ80は電子決済のリーダライタである。
電子決済リーダライタの一部の機種は決済処理装置の機能を内蔵したスタンドアロン型を含むが、ここでは簡単のため「リーダライタ+決済処理装置」の形式で説明を代行する。
決済情報送信サブシステム60で説明すべき区間は図3のBからCの間である。
決済処理装置51を操作している店員等は利用者40の「要求を確認」55した後、ICカード90へ向けて決済時に作成した「決済情報の送出」56を決済処理装置51の制御のもと通信アダプタ80経由で通信回線2 31(空中)へ電文の形で送出する。ICカード90が内蔵リーダライタ3 91経由決済情報52を受信するとICカードデータメモリ94へ一旦蓄積する(「決済情報をデータメモリへ蓄積2」92)。
ICカード90を情報機器70へ近づけるとICカード90実装の内蔵リーダライタ3 91と情報機器70実装の内蔵リーダライタ2 75と通信回線2 31(空中)経由で通信し、ICカード90のICカードデータメモリ94より情報機器70のデータメモリ73へ決済情報52を転送する(ICメモリ90の「決済情報をデータメモリから送出2」93、情報機器70の「決済情報をデータメモリへ蓄積」62)。
【0027】
(〔請求項3〕の決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムの説明)
〔請求項3〕の決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムの説明をする。
決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムの基本構成について図9、その決済処理手順について図10を使用して説明する。
【0028】
決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムの基本構成は、図9に示すように、利用者ID 44を蓄積する利用者IDメモリ71、データセンタアドレス41を蓄積するデータセンタアドレスメモリ72、内臓リーダライタ74を実装する情報機器70と通信回線2 31(空中)と通信アダプタ80と通信アダプタ2 81より構成される。
ここで内蔵リーダライタ74は自分が持っている電源で自立動作可能なアクティブ型でも外部から電波や電磁界で供給される電力で動作するパッシブ型のいずれでも良い。
【0029】
(決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムでの決済処理手順について図10を使用して説明)
決済処理装置で決済電文を組立てる場合の決済情報送信サブシステムでの決済処理手順について図10を使って説明する。
この時説明すべき項目は以下3タイプが存在する。
第一にオンライン決済の場合、第二に実店舗決済で情報機器に携帯端末を使用する実店舗決済1、第三に実店舗決済で情報機器にICカードを使用する実店舗決済2である。
【0030】
第一にオンライン決済の場合は、情報機器70は家電機器、PC、携帯端末等、通信アダプタ80はデータ送受信装置1、通信アダプタ2 81はデータ送受信装置2である。データ送受信装置1は決済処理装置51の制御のもとで情報機器70と通信回線2経由で通信する機能を持つ。データ送受信装置2は決済処理装置51の制御のもとでデータセンタ21と通信回線30経由で通信する機能を持つ。
【0031】
第二に実店舗決済で情報機器に携帯端末を使用する実店舗決済1の場合は、情報機器70は携帯端末、通信アダプタ80はZigBee通信アダプタ、IEEE802.15.4規格通信アダプタ、電子決済リーダライタ、赤外線通信アダプタ、Bluetooth通信アダプタ、無線LANアダプタ等、通信アダプタ2 81はデータ送受信装置2である。通信アダプタ80は、決済処理装置51の制御のもとに通信回線2 31(空中)経由で情報機器70と通信する機能を持つ。情報機器70はこのためZigBee通信機能、IEEE802.15.4規格通信機能、内蔵リーダライタ74や赤外線通信機能、Bluetooth通信機能、無線LAN通信機能の一つ又は幾つかを標準的に実装する。ここでは説明を簡単化するため情報機器70に実装したがこれらの機能を外付けアダプタ接続で実現しても全く同じである。
電子決済リーダライタの一部の機種は決済処理装置の機能を内蔵したスタンドアロン型を含むが、ここでは簡単のため「リーダライタ+決済処理装置」の形式で説明を代行する。
通信アダプタ2 81は、第一の場合と同一の機能を持つ装置である。
【0032】
第三に実店舗決済で情報機器にICカードを使用する実店舗決済2の場合は、情報機器70はICカード90、通信アダプタ80は電子決済リーダライタ、通信アダプタ2 81はデータ送受信装置2である。通信アダプタ80は、決済処理装置51の制御のもとに通信回線2 31(空中)経由で情報機器70と通信する能力を持つ。
通信アダプタ2 81は、第一の場合と同一の機能を持つ装置である。
一例では、第一のデータ送受信装置1に接続される通信回線2と第一、第二、第三のデータ送受信装置2接続される通信回線30がNGNとするとデータ送受信装置1とデータ送受信装置2はIP(インターネットプロトコル)通信機能を持つものとなる。
【0033】
この決済情報送信サブシステム60で説明すべき区間は図3のBからDの間である。
第一、第二、第三いずれの場合も、図3で決済処理装置51が利用者40の決済情報送出要求46を確認55すると、図10に示すように、決済電文作成情報要求101を通信アダプタを制御して通信回線2 31経由電文として情報機器70へ送出する。
情報機器70はこの電文を「受信したと確認」171すると、「利用者IDメモリ71から利用者ID44をデータセンタアドレスメモリ72からデータセンタアドレス41を読み出し、通信回線2 31経由決済処理装置51へ向けて送出」172する。
決済処理装置51は通信アダプタ80経由この電文を受信すると「受信データをデータメモリ73へ一旦蓄積」102する。
その後、決済時に作成した決済情報52と受信した利用者ID44とデータセンタアドレス41をデータメモリ73で合成して「決済電文61を組み立てる」103。
この作業が完了すると、決済処理装置51は通信アダプタ2 81を制御して、通信回線30を経由して利用者指定のデータセンタ21へ向けて決済電文61送出する。
【実施例】
【0034】
以下、本発明の実施例について〔請求項4〕の内容を説明する。
図1のデータセンタ運用者20が携帯電話サービス事業者とする。
ここで、利用者40当たり月間7万円の決済情報52を提供し、5%の決済情報送付手数料25を配分されたと想定すると、利用者40は月間3,500円、年間4.2万円の収入となる。
この手数料25を携帯電話サービス事業者が通信サービス利用料のみに利用できる手数料とした場合の事を考える。
2007年現在、日本では携帯電話端末は平均6万円で、買い替え期間が平均24ヶ月と言われている。通信サービス事業者は販売奨励金を端末1台あたり4万円支払、これを通信費で回収している。このため利用者は携帯電話端末を現金2万円で購入し、後は月々の通信費で平均24ヶ月かけて月々1,750円ずつ支払うことになる。
もし、本発明で利用者40が月々決済情報送付手数料25を3,500円受け取ることになれば、携帯端末購入時2万円現金で支払、残り端末代金の4万円を月々1,750円ずつ返済すると23ヶ月で完了する。この分、通信料金は1,750円分安くなる。
残りの1,750円は通信料金、サービス利用料金、コンテンツ購入代金、フェムトセル利用代金等に利用できる。
通信サービス事業者は、決済情報送付手数料25 平均3,500円を携帯端末を購入する代金の一部を含む携帯サービス利用料金として回収でき、利用者40は平均3,500円を従来の携帯利用料に上積みできるため、現在より自由にサービスを利用できるようになる。
決済情報52を提供する利用者40は決済情報提供手数料25の収入が配分されるため、データセンタ運用者(携帯電話サービス事業者)20と利用者40との間にはWin−Winの関係が成立し、市場開拓、本発明の普及促進が自動的に進む環境を提供できる。
さらに、本発明は大量の個人情報をネットワーク上で送受するため、利用者40やデータセンタ運用者(携帯電話サービス事業者)20にとっては安全で安心且つ廉価なネットワークが必須となるが、決済情報送信サブシステム60の一部と前記通信回線30にアナログ電話並みの安全性とインターネットなみの廉価な料金の環境を目指すNGNを導入することで、極めて安全で安心且つ廉価なネットワークが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の代表的基本構成図
【図2】決済電文の構成図
【図3】本発明の代表的基本構成における処理手順の説明図
【図4】決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の基本構成図
【図5】決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合のICカード使用構成図
【図6】決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の基本構成におけるオンライン決済処理手順の説明図
【図7】決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合の基本構成における実店舗決済処理手順の説明図
【図8】決済電文を決済情報送信サブシステムにて組み立てる場合のICカード使用構成における実店舗決済処理手順の説明図
【図9】決済処理装置決済電文組立型決済情報送信サブシステム基本構成図
【図10】決済処理装置決済電文組立型決済情報送信サブシステム基本構成における決済処理手順の説明図
【符号の説明】
【0036】
10 マーケティング情報の購入者
11 マーケティング情報代金
12 広告宣伝出稿費
20 データセンタ運用者
21 利用者指定のデータセンタ
22 コンピュータ
23 大容量蓄積装置
24 マーケティング情報の販売
25 利用者向け成果収入の一部配分(決済情報送付手数料)
26 利用者向けマーケティング情報の一部配分
27 広告宣伝と利用者が要求する情報
28 決済処理運用者向け成果収入の一部配分(決済情報提供手数料)
29 決済処理装置運用者向けマーケティング情報の一部配分
30 通信回線
31 通信回線2
40 利用者
41 データセンタアドレス
42 購入決済(支払い)
44 利用者ID
45 完了確認
46 決済情報送出要求
50 決済処理装置運用者
51 決済処理装置
52 決済情報
53 決済処理→決済情報作成
54 決済完了通知送出
55 要求確認
56 決済情報送出
60 決済情報送信サブシステム
61 決済電文
62 決済情報をデータメモリへ蓄積
63 決済電文組立
64 決済電文送出
70 情報機器
71 利用者IDメモリ
72 データセンタアドレスメモリ
73 データメモリ
74 内蔵リーダライタ(アクティブ型でもパッシブ型でもよい)
75 内蔵リーダライタ2(アクティブ型)
76 電文表示
77 電文作成
80 通信アダプタ
81 通信アダプタ2
90 ICカード
91 内蔵リーダライタ3(パッシブ型)
92 決済情報をデータメモリへ蓄積2
93 決済情報をデータメモリから送出2
94 ICカードデータメモリ
101 決済電文作成情報要求
102 受信データをデータメモリへ蓄積
103 決済電文組立
104 決済電文送出
120 決済電文受信
121 マーケティング情報の生成
122 大容量蓄積装置へ蓄積
171 受信確認
172 データセンタアドレス 利用者ID 送出

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法であって、データセンタ運用者が利用者の提供する決済情報を収集し、変換・処理してマーケティング情報を創生し販売することを利用者が許諾した後に、決済処理装置により作成される決済情報を利用者の指定するデータセンタへ提供する方法として、
利用者IDと、利用者が指定するデータセンタの通信回線アドレスであるデータセンタアドレスと、決済情報とを合成した決済電文を通信回線へ送出する決済情報送信サブシステムと、該サブシステムとデータセンタを結ぶ通信回線を有し、利用者が購入決済をおこなう際に決済処理装置により作成される決済情報を利用者の指定するデータセンタへ提供し、該センターでは通信回線から受信した利用者IDから、予め蓄積装置に蓄積していた該利用者の属性をコンピュータへ読み出し、受信した決済情報と合成し、分析、整理して、既存の大容量蓄積装置に蓄積されたマーケティング情報を読み出し合成、処理して新たなマーケティング情報を生成した後、再度大容量蓄積装置に蓄積し、データセンタ運用者が該蓄積マーケティング情報を販売して得た代金と、該マーケティング情報に起因する広告宣伝を出稿するために受け取る広告宣伝出稿費の一部と、該マーケティング情報の一部を利用者と決済処理装置運用者に配分することを特徴とする利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法。
【請求項2】
請求項1に記載の利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法であって、
前記決済情報送信サブシステム内に設置された利用者IDと利用者が指定するデータセンタアドレスを記録する情報機器と前記決済処理装置とを接続し、前記決済情報送信サブシステムが決済処理装置により作成された決済情報を利用者の情報機器へ取り込み、利用者の情報機器にて利用者IDとデータセンタアドレスと決済情報とを合成して決済電文とし、通信回線へ送出する機能を有することを特徴とする利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法。
【請求項3】
請求項1に記載の利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法であって、
前記決済情報送信サブシステム内に設置された利用者IDと利用者が指定するデータセンタアドレスを記録する情報機器と決済処理装置とを接続し、決済情報送信サブシステムが情報機器に記録されている利用者IDと利用者が指定するデータセンタアドレスを決済処理装置へ転送し、決済処理装置にて利用者IDとデータセンタアドレスと決済情報とを合成した決済電文を作成して決済情報送信サブシステム経由で通信回線へ送出する機能を有することを特徴とする利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法。
【請求項4】
請求項1に記載の利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法であって、
データセンタを携帯電話サービス事業者が事業連携支援や経営支援や出資や直接運営する時、マーケティング情報を販売して得た代金の一部と該マーケティング情報に起因する広告宣伝を出稿するために受け取る広告宣伝出稿費の一部を利用者に還元する代わりに携帯端末を購入する代金の一部を含む携帯サービス利用料金に充当することを特徴とする利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果報酬の配分方法。
【請求項5】
請求項1に記載の利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法であって、
前記決済情報送信サブシステムの一部と前記通信回線をNGN(次世代通信ネットワーク:ITU−T勧告Y.2001)にて構成することを特徴とする利用者の決済情報によるマーケティング情報の創生と成果の配分方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−93474(P2009−93474A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−264405(P2007−264405)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(507335780)
【Fターム(参考)】