説明

剛性を有する中間梁および補強された端部ハンドルを備えたバスケットスタイルの携行器

【課題】本願の課題は、パネル紙ブランク(100)から形成することができる折り畳み式のバスケットスタイルの携行器(200)を提供することである。
【解決手段】バスケットスタイルの携行器(200)は、底部壁(102)、1対の対向する側部壁(106、108)、1対の対向する端部壁(202、204)、端部壁(202、204)の間を延びる中間梁(M)、および端部壁(202、204)の各々内のスロットハンドル(H)を含む。中間梁(M)ならびに中間梁(M)、端部壁(202、204)、および底部壁(102)の接続され方により、携行器の構造的一体性が得られる。バスケットスタイルの携行器(200)はまた、横方向の仕切パネル(188a、188b)を含み、この仕切パネルは、中間梁(M)から側部壁(106、108)に延びて瓶などの物品を受け入れるための区画を画定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、2007年3月26日出願の米国仮特許出願第60/908,155号に対する優先権を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、カートンに関し、より詳細には、補強された端部ハンドルおよび剛性を有する中間梁を有するバスケットスタイルの配送携行器に関する。
【背景技術】
【0003】
複数の物品を、それらが個々のハンドリング用に配設される場所に輸送するために、プラスチック製トレイがしばしば使用される。特に、プラスチック製トレイは、缶や瓶などの飲料容器を、個々の物品として販売する小売店または自動販売機などの購買場所に輸送するのに使用される。
【0004】
プラスチック製トレイの欠点は、荷を降ろした後、多くの処理が必要になることである。通常、トレイは、積み込み場所に戻され、保管され、再使用の前には洗浄されなければならない。プラスチック製トレイは、しばしば、販売場所で失われたり、不注意に置き忘れたりする。こうした欠点により、購買場所に飲料容器を搬入するプロセスにさらにコストがかかる。個々の物品を購買場所に輸送するのを簡略化し、そのコストを低減する手段を有することが有用になるはずであることが理解され得る。
【特許文献1】米国仮特許出願第60/908,155号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の様々な実施形態は、例えば1枚のパネル紙から形成することができる折り畳み式のバスケットスタイルの携行器を提供することによって従来技術の欠点を克服する。このバスケットスタイルの携行器は、特に配送用途に好適であり、構造的一体性を提供する中間梁、および複数の物品を運搬するために携行器の端部を補強する一体型のスロットハンドルを備えた補強された端部壁、例えば配送に好都合である単層構成を有する。こうした特徴により、有利には、携行器の側部または底部において余分な材料を必要とせずに携行器が補強される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
概略的に説明すれば、バスケットスタイルの携行器は、底部壁、1対の対向する端部壁、1対の対向する端部壁、端部壁の間を延びる中間梁、および各々の端部壁内のスロットハンドルを含む。中間梁ならびに中間梁、端部壁、および底部壁の接続され方により、携行器の構造的一体性が得られる。バスケットスタイルの携行器はまた、瓶などの物品を受け入れるための区画を画定するために中間梁から側部壁に延びる横方向の仕切パネルを含むこともできる。
【0007】
本発明の1つの態様によれば、複合仕切部が、端部壁の各々に接続され、中間梁が、複合仕切部の各々に接続されている。具体的には、各々の端部壁は、側部壁に折り曲げ可能に接続され、その遠位縁が互いに隣接するように互いに向って延びる、1対の側端部フラップを含む。各々の複合仕切部は、互いに固定された1対の仕切パネルを含む。各々の仕切パネルは、側端部フラップのそれぞれ1つの遠位縁に折り曲げ可能に接続される。各々の側端部フラップ内には、角の開口部(corner apertures)が画定され、同時に角の開口部は、略連続的なスロットハンドルを提供する。特定の実施形態では、角の開口部は、複合仕切部が実質的にスロットハンドルを遮らないように側端部フラップとそれぞれの仕切パネルの間の折り曲げ可能な接続に割り込む。
【0008】
本発明の別の態様によれば、各々の端部壁は、さらに、底端部フラップおよび1対の補強部分を含む。底端部フラップは、底部壁に折り曲げ可能に接続され、側端部フラップの外側表面と平パネル接触しており、角の開口部と位置合わせしてさらにスロットハンドルを提供するように配置された補強開口部を含む。この補強部分は、底端部フラップの遠位縁に折り曲げ可能に接続され、側端部フラップの内側表面と平面接触し、その間には中間梁および複合部分と位置合わせされる切欠部を有する。切欠部は、角の開口部と位置合わせし、さらにスロットハンドルを提供するように成形される。
【0009】
上記では、本発明の態様および特徴の一部を広範囲に既説してきたが、それは、本発明の様々な潜在的用途を単に例示するものとして解釈するべきである。開示された情報を異なる方法で適用することにより、あるいは開示された実施形態の様々な態様を組み合わせることにより、他の有益な結果を得ることができる。したがって、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲に加えて、添付の図面と共にとりあげた例示的な実施形態の詳細な説明を参照することにより、本発明の他の態様およびより包括的な理解を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
要求に応じ、本発明の詳細な実施形態が本明細書で開示される。開示された実施形態は単に本発明の例にすぎず、それは様々なおよび代替の形態、ならびにその組合せで具現化されてよいことを理解しなければならない。本明細書で使用されるように、用語「例示的」は、実例、見本、ひな形または模範として働く実施形態を示すために展開的に使用される。図は、縮尺どおりである必要はなく、一部の特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために誇張され、あるいは最小化されることがある。他の例では、よく知られた構成要素、システム、材料、または方法は、本発明を不明慮にすることを避けるために詳細には説明されていない。したがって、本明細書に開示された特定の構造および機能の詳細は、限定的としてではなく、単に特許請求の範囲の基準として、かつ本発明を様々に使用することを当業者に教示するための代表的な基準として解釈されるものとする。
【0011】
次に、(複数の図にわたり、同様の番号が同様の要素を示す)図を参照すれば、図は、バスケットスタイルの物品携行器の例示的な実施形態の様々な態様のうちの特定のものを示している。バスケットスタイルの物品携行器は、小売流通のための飲料瓶の輸送を含む用途に関連して説明されるが、そのような物品携行器はどのような好適な用途にも使用できることが企図される。一般に、図示され説明される物品携行器は、自動販売機または購買場所あるいは小売業者の陳列ケース、冷蔵ケースなどに配置される予定である個々の飲料瓶を配送するトラック運転手によって通常使用される再利用可能なプラスチック製トレイに代わる、より低コストの使い捨て可能な代替品である。
【0012】
バスケットスタイルの物品携行器200(図6および7)は、その構造的一体性を高める中間梁Mを含み、その端部壁202、204の一方または両方にスロットハンドルHを提供し、このスロットハンドルHは、以下により詳細に説明されるように、端部壁202、204それぞれの少なくとも一部分を構成する3層以上の材料で形成された共働開口部、ノッチ、および切欠部などから形成されている。
【0013】
最初に図1を参照すれば、例示的な物品携行器200が、ブランク100から形成されており、このブランク100は、それだけに限定されないが、パネル紙、カードストック、ボール紙、プラスチックシートなどの1枚の折り畳み可能な材料から打ち抜かれることが好ましい。図には、内側表面が示されている。
【0014】
ブランク100は、いくつかのパネルを含み、その各々は、ブランクが折り畳まれ、配列され、固定され、および別の形でその最終または組み立てられた形態に構成された後、物品携行器200の特徴点を画定するために必要に応じて折り畳み可能または折り曲げ可能に互いに接続される。明確にするために、図1〜4では、折り畳まれていない折曲げ線は破線として示され、分断線は実線として示される。
【0015】
ブランク100は、折曲げ線104に沿って第1の側部パネル106に折り曲げ可能に接続された底部パネル102を含む。第2の側部パネル108は、以下に説明されるように、第1の側部パネル106に間接的に接続される。底部パネル102は、組み立てられた後、物品携行器の底支持表面を画定し、これ以降、底部壁と称される。底端部フラップ110、112は、底部壁102に各々の末端縁に折り曲げ可能に接続される。すなわち、第1の底端部フラップ110は、折曲げ線114に沿って底部パネル102の末端縁に折り曲げ可能に接続され、第2の底端部フラップ112は、折曲げ線116に沿って底部パネル102の反対側の末端縁に折り曲げ可能に接続される。
【0016】
任意のまたは概念的な中間線118が、ブランク100の底部パネル102および底端部フラップ110、112を分岐する。具体的には、中間線118は、底部パネル102の長手方向軸を画定する中間線部分118aおよび各々の底端部フラップ110、112内に形成されたスロット形状のハンドル開口部120、122の中央線を画定する中間線部分118b、118cを含む。ハンドルフラップFが、ハンドル開口部120、122の縁部に沿って折り曲げ可能に接続される。折曲げ線123、125それぞれに沿って各々の底端部フラップ110に折り曲げ可能に接続された補強パネル124、126もまた、中間線部分118b、118cに沿って補強部分124a、124bおよび126a、126bの対に分割される。同時に、補強部分124a、124bおよび126a、126bの各々の対は、折り畳まれて隣接する底端部フラップ110、112と面が接触する関係になるときハンドル開口部120、122と一致する切欠部128、130を近似する。各々の切欠部128、130を画定するために、ノッチ132a、132bおよび134a、134bが、補強部分124a、124bおよび126a、126bの各々から打ち抜かれる。
【0017】
次に、側部壁106、108間の連結が説明される。第1の側部パネル106の末端縁は、それぞれ折曲げ線136、140に沿って第1の側端部フラップ138、142に折り曲げ可能に接続される。第1の側端部フラップ138、142は、折曲げ線146、150に沿って仕切パネル144、148に折り曲げ可能に接続される。
【0018】
折曲げ線146に沿って画定された仕切パネル144の近位縁の部分はまた、第1の梁構成要素176に折り曲げ可能に接続される。梁構成要素176はまた、折曲げ線136と位置合わせされた折曲げ線185に沿って横方向の仕切パネル184aに折り曲げ可能に接続される。横方向の仕切パネル184aは、その他方の端部で折曲げ線186aに沿って第1の側部パネル106に折り曲げ可能に接続される。
【0019】
同様に、梁構成要素176は、折曲げ線166によって画定された仕切パネル164の近位縁に折り曲げ可能に接続され、この仕切パネル164はまた、折曲げ線166に沿って側端部フラップ158に折り曲げ可能に接続される。側端部フラップ158は、折曲げ線156に沿って第2の側部パネル108に折り曲げ可能に接続される。梁構成要素176はまた、折曲げ線156と位置合わせされた折曲げ線183に沿って別の横方向の仕切パネル184bに折り曲げ可能に接続される。横方向の仕切パネル184bは、その他方の端部で折曲げ線186bに沿って第2の側部パネル108に折り曲げ可能に接続される。
【0020】
別の梁構成要素178は、関連する横方向の仕切パネル188a、188bと共に第1の側部パネル106の反対側の端部と第2の側部壁108を連結する。より具体的には、折曲げ線150によって画定された仕切パネル148の近位縁部分が、第2の梁構成要素178に折り曲げ可能に接続される。梁構成要素178は、折曲げ線140と位置合わせされた折曲げ線187に沿って横方向の仕切パネル188aに折り曲げ可能に接続される。横方向の仕切パネル188aは、その他方の端部で折曲げ線190aに沿って第1の側部パネル106に折り曲げ可能に接続される。
【0021】
梁構成要素178はまた、折曲げ線170によって画定された仕切パネル168の近位縁に折り曲げ可能に接続され、この仕切パネル168は、折曲げ線170に沿って側端部フラップ162に折り曲げ可能に接続される。側端部フラップ162は、折曲げ線160に沿って第2の側部パネル108に折り曲げ可能に接続される。梁構成要素178は、さらに、折曲げ線160と位置合わせされた折曲げ線189に沿って横方向の仕切パネル188bに折り曲げ可能に接続される。横方向の仕切パネル188bは、その他方の端部で折曲げ線190bに沿って第2の側部パネル108に折り曲げ可能に接続される。
【0022】
上記で説明された配置によれば、梁構成要素176、178は、基本的には一連の折り曲げ可能な接続を介して側部パネル106、108に間接的に接続し、それにより、以下で説明されるように物品携行器200の組立てが容易になる。折曲げ線180、182は、それぞれ梁構成要素176、178を分岐する。
【0023】
ブランク100はまた、角の開口部152、154、172、174を含み、その各々は、それぞれの側端部フラップ138、142、158、162内に少なくとも部分的に形成され、折曲げ線146、150、166、170を超えて仕切パネル144、148、164、168上に延びることができる。縁フラップ192が、折曲げ線194に沿って第2の側部パネル108に折り曲げ可能に接続される。
【0024】
次に、例示のためであり限定的ではないが、物品携行器200を手動でまたは自動的に組み立てる例示的方法が、図1〜6を参照して説明される。最初に図1〜4を参照すれば、ブランク100が、(図4に示される)部分的に折り畳まれ固定された物品携行器200を形成するように折り畳まれ、この物品携行器200は、折り畳んだ状態で容易に格納および輸送することができ、その後ブランク100はすべて組み立てられて(図6および7に示される)物品携行器200を形成する。図1および2を参照すれば、ブランク100は、側端部フラップ138、158が折曲げ線136、156に沿って折り重なり、横方向の仕切パネル184a、184bが折曲げ線183、185、186a、186bに沿って折り重なり、梁構成要素176が折曲げ線146、166に沿って折り重なるように折り畳まれる。したがって、梁構成要素176は、梁構成要素178に重なり、横方向の仕切パネル184a、184bはそれぞれ第1および第2の側部パネル106、108に重なる。接着剤が、梁構成要素176、178の一方または両方に塗布されて、梁構成要素176、178の重なり部分が互いに固定される。さらに、仕切パネル148、168が、折曲げ線150、170に沿って折り畳まれて側端部フラップ142、162上に重ねられる。
【0025】
接着剤が、さらに梁構成要素176、仕切パネル144、164の一方または両方、および仕切パネル148、168の一方または両方に塗布される。図2および3を参照すれば、次いでブランク100が、折曲げ線180、182に沿って折り畳まれ、その結果、折曲げ線180の両側の梁構成要素176の部分が互いに固定され、仕切パネル144、164が互いに固定され、仕切パネル148、168が互いに固定されるようになる。
【0026】
図3および4を参照すれば、その後、縁フラップ192および底部パネル102に接着剤が塗布され、底端部フラップ110、112が、底部パネル102が縁フラップ192に固定されるように折曲げ線118に沿って折り畳まれる。図4を参照すれば、ブランク100は、折り畳まれ、固定されて、物品携行器200が折り畳まれ部分的に組み立てられたバージョンを形成しており、それは、図5に示された、組み立てられているが未完成の物品携行器200を形成するように構成することができる。物品携行器200は、以下の説明の如く完成される。
【0027】
図4に示される折り畳まれた物品携行器は、図5に示される部分的に組み立てられた物品携行器へと展開される。これ以後、特定のパネルは壁として称される。底部パネル102は底部壁102を提供し、側部パネル106、108は側部壁106、108を提供し、側端部フラップ138、142、158、162は部分的に端部壁202、204を提供する。梁構成要素176、178が、互いに固定され、中間梁Mを形成するように構成されており、この中間梁Mは、底部パネル102上および底部壁202、204間を長手方向に延びる。横方向の仕切パネル184a、184b、188a、188bは、中間梁Mから第1の側部壁106および第2の側部壁108に延びる。仕切パネル144、148、164、168は、互いに固定されて、図5に示されるように中間梁Mの層がその両側に位置する複合仕切部Pを提供する。
【0028】
次に、特に図5および6を参照すれば、端部壁202および204(図6)が、完成されている。糊またはシート材料を固定するその他の手段が、底端部フラップ110、112の内側表面および補強部分124a、124bおよび126a、126bの内側表面に塗布される。底端部フラップ110、112が、内側に折り畳まれてそれぞれの側端部フラップ138、158および142、162に対して面が接触する関係になり、補強フラップ124、126は、側端部フラップ138、158および142、162を補強フラップ124、126と側端部フラップ110、112の間に挟むように折り重ねられる。
【0029】
明確に言えば、補強フラップ124、126は、有利には補強部分124a、124bおよび126a、126bとして形成されるので、中間梁Mを避けて、好ましくはその内側表面が側端部フラップ138、158および142、162の内側表面それぞれに平坦に接触するように折り畳むことができる。
【0030】
したがって、図6を再び参照すれば、補強されたスロットハンドルHが形成されており、このときハンドル開口部120、122は、切欠部128、130と位置が合わせられ、共働の角の開口部152、172、154、174を有している。角の開口部152、172、154、174によって形成された仕切部P内の凹部Rは、ハンドルフラップFを携行器200の内部に向って折り畳むことができるように空隙を提供する。
【0031】
多くの変更および改変が、特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく上記で説明された実施形態に加えられてよい。例えば、例示的な物品携行器200は、図7に示されるように、6組の4本の瓶Bを運搬するための6つの区画を提供するように設計されているが、この物品携行器は、それよりも多いまたは少ない瓶Bを保持するように、あるいは瓶Bの組をさらに多いまたは少ない組に分割するように改変できることが企図される。物品携行器は、使い捨て可能な材料から構築されてよく、あるいは再利用可能でもよい。こうしたすべての改変形態、組合せ、および変更形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲によって本明細書に含められる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の例示的な実施形態による物品携行器を形成するためのブランクの平面図である。
【図2】ブランクを折り畳む例示的な方法のステップを示す図1のブランクの平面図である。
【図3】ブランクを折り畳む例示的な方法のステップを示す図1のブランクの平面図である。
【図4】ブランクを折り畳む例示的な方法のステップを示す図1のブランクの平面図である。
【図5】図1のブランクから部分的に組み立てられた状態の物品携行器の斜視図である。
【図6】完全に組み立てられた状態の図5の物品携行器の斜視図である。
【図7】飲料瓶が載せられた状態の図6の物品携行器の側面図である。
【符号の説明】
【0033】
100 ブランク
102 底部パネル
104、114、116、136、140、146、150、156、160、166、170、180、182、183、185、186a、186b、187、189、190a、190b、194 折曲げ線
106 第1の側部パネル
108 第2の側部パネル
110、112 底端部フラップ
118 中間線
118a、118b、118c 中間線部分
120、122 スロットハンドル開口部
124、126 補強パネル
124a、124b、126a、126b 補強パネル部分
128、130 切欠部
132a、132b、134a、134b ノッチ
138、142 第1の側端部フラップ
144、148、164、168 仕切パネル
152、154、172、174 角の開口部
158、162 側端部フラップ
176 第1の梁構成要素
178 第2の梁構成要素
184a、184b、188a、188b 横方向の仕切パネル
192 縁フラップ
200 物品携行器
202、204 端部壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部壁と、
1対の対向する側部壁と、
1対の対向する端部壁であって、前記1対の対向する端部壁のそれぞれが、
その中に少なくとも部分的に画定された角の開口部を各々が有し、前記側部壁のそれぞれ1つに各々が折り曲げ可能に接続された1対の側端部フラップであって、その遠位縁が前記それぞれの角の開口部を結合するために互いに当接し、それによって少なくとも部分的にスロットハンドルを画定するように互いに向って延びる、側端部フラップを備える、前記1対の対向する端部壁と、
前記端部壁間に延びる中間梁と、
前記端部壁の各々と接続し、そこから内側に延びる複合仕切部であって、その各々が前記中間梁に接続されている、前記複合仕切部と、
を備えることを特徴とするバスケットスタイルの携行器。
【請求項2】
各々の複合仕切部が、1対の仕切パネルを備え、前記1対の仕切パネルの各々が、前記1対の側端部フラップのそれぞれ1つの遠位縁に折り曲げ可能に接続され、前記1対の仕切部パネルが互いに平面接触していることを特徴とする請求項1に記載の携行器。
【請求項3】
各々の角の開口部が、さらに、各々の側端部フラップと隣接する仕切パネルの間の折り曲げ可能な接続に割り込むように前記1対の仕切パネルのそれぞれ1つ内に画定されることを特徴とする請求項2に記載の携行器。
【請求項4】
前記底部壁に折り曲げ可能に接続され、前記1対の側端部フラップと面が接触する配置で配設された底端部フラップをさらに備え、前記底端部フラップが前記結合された角の開口部と位置合わせされたハンドル開口部を有し、それによって少なくとも部分的に前記スロットハンドルを画定していることを特徴とする請求項2に記載の携行器。
【請求項5】
前記スロットハンドルに動作可能に結合されたハンドルフラップをさらに備え、前記角の開口部が、前記1対の仕切パネルの各々内に延び、それによって前記ハンドルフラップを前記携行器に対して内側に折り畳むための空隙を提供する凹部を画定することを特徴とする請求項4に記載の携行器。
【請求項6】
前記底部壁に折り曲げ可能に接続され、前記1対の側端部フラップと面が接触する配置で配設された底端部フラップをさらに備え、前記底端部フラップが前記結合された角の開口部に位置合わせされたハンドル開口部を有し、それによって少なくとも部分的に前記スロットハンドルを画定していることを特徴とする請求項1に記載の携行器。
【請求項7】
各々が前記底端部フラップの縁に折り曲げ可能に接続され、前記1対の側端部フラップと面が接触する配置で配設された1対の補強部分をさらに備え、前記1対の補強部分が前記結合された角の開口部に位置合わせされた切欠部を画定し、それによって少なくとも部分的に前記スロットハンドルを画定していることを特徴とする請求項6に記載の携行器。
【請求項8】
前記底端部フラップが、前記1対の側端部フラップの外側表面と平面接触しており、前記1対の補強部分が、前記1対の側端部フラップの内側表面と平面接触していることを特徴とする請求項7に記載の携行器。
【請求項9】
底部壁と、
1対の対向する側部壁と、
1対の対向する端部壁であって、各々の端部壁が、
前記側部壁のそれぞれ1つに各々が折り曲げ可能に接続された1対の側端部フラップのそれぞれであって、前記各々の端部壁の前記側端部フラップが、その遠位縁が互いに隣接するように互いに向って延びる、前記1対の側端部フラップと、
前記底部壁に折り曲げ可能に接続され、前記各々の端部壁の前記側端部フラップと面が接触する配置で配設される底端部フラップと、を備えている前記1対の対向する端部壁と、
前記各々の端部壁に接続され、1対の仕切パネルを各々が備える複合仕切部であって、前記各々の複合仕切部の前記仕切パネルの各々が、前記側端部フラップのそれぞれ1つの遠位縁に折り曲げ可能に接続され、前記各々の複合仕切部の前記仕切パネルが互いに平面接触している、前記複合仕切部と、
前記複合仕切部の各々に接続され、前記端部壁の間を延びる、中間梁と、を備えることを特徴とするバスケットスタイルの携行器。
【請求項10】
前記各々の端部壁が、両方ともが前記各々の端部壁の前記底部壁フラップの縁に折り曲げ可能に接続され、前記中間梁の両側に配設された1対の補強部分をさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の携行器。
【請求項11】
前記各々の端部壁の前記底端部フラップが、前記各々の端部壁の前記側端部フラップの外側表面と平面接触し、前記各々の端部壁の前記1対の補強部分が、前記各々の端部壁の前記側端部フラップの内側表面と平面接触していることを特徴とする請求項10に記載の携行器。
【請求項12】
補強された端部壁を有するバスケットスタイルの携行器を形成するためのブランクであって、
底部パネルと、
前記底部パネルに折り曲げ可能に接続された底端部フラップであって、その中に画定されたハンドル開口部を有する、前記底端部フラップと、
前記ブランクがバスケットスタイルの携行器を形成するように組み立てられる場合に、それぞれが前記底部パネルに折り曲げ可能に接続されるように各々が配置される、第1の側部パネルおよび第2の側部パネルと、
前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続された第1の側端部フラップおよび第2の側端部フラップであって、その各々が中に画定された角の開口部を有する、前記第1の側端部フラップおよび前記第2の側端部フラップと、
前記第1の側端部フラップおよび前記第2の側端部フラップにそれぞれ折り曲げ可能に接続された第1の仕切パネルおよび第2の仕切パネルであって、前記第1の側端部フラップおよび第2の側端部フラップの前記角の開口部がそれぞれ、前記第1の仕切パネル及び前記第2の仕切パネルの中に延びる、仕切パネルと、を含むことを特徴とするブランク。
【請求項13】
前記ブランクが携行器に組み立てられる場合に、前記第1の仕切パネルおよび前記第2の仕切パネルが、前記角の開口部が結合されるように面が接触する配置で配設され、
前記底端部フラップが、前記角の開口部が前記ハンドル開口部と位置合わせされるように前記第1の側端部フラップおよび前記第2の側端部フラップと面が接触する配置にあることを特徴とする請求項12に記載のブランク。
【請求項14】
前記底端部フラップに折り曲げ可能に接続された補強パネルをさらに備え、前記補強パネルがその中に画定された切欠部を有し、その結果、前記ブランクが組み立てられる場合に、前記補強パネルが前記第1および第2の仕切パネルと面が接触する配置で配設され、前記切欠部が前記角の開口部と位置合わせされることを特徴とする請求項13に記載のブランク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−302975(P2008−302975A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−81803(P2008−81803)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(503056492)ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー (44)
【Fターム(参考)】