説明

包装材、包装体、包装材用原反及び包装材用原反の製造方法

【課題】外観を損ねることなく容易に開封することができ、しかも、被包装物を密封することができる包装材、被包装物を包装した包装体、この包装材を製造するための包装材用原反、及び包装材用原反の製造方法を提供する。
【解決手段】この包装用原反は、被包装物Aを密封する収納部20を設けるための第一の部位11と第二の部位12が帯状のシート10の一方の側部側と他方の側部側に連続して設けられ、前記帯状のシート10の第一の部位11と第二の部位12との間が二つ折り又は外三つ折りされることによってヘッダ部となる部位14が連続して設けられ、ヘッダ部となる部位14で重なり合っている帯状のシート10の片方(上側)の部分15に切込みを一定の間隔ごとに入れることによって開封起点41が一定の間隔ごとに設けられ、該開封起点41と収納部20とを隔絶するための隔絶部31がヘッダ部となる部位14に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品など衛生的及び/又は湿気らないように保存されるべき被包装物を包装するための包装材、この包装材によって被包装物を包装した包装体、及び包装材を製造するための包装材用原反、及びこの包装材用原反の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
おにぎりなどの食品は、食品用包装体(以下、主として「包装体」という。)に包装されて販売されている。近年の包装体は、やわらかいおにぎりを包装することができ、また意匠性を良好にすることができるように包装材を二つ折りとし、正面形状を四角形としたものも各種提供されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、正面部と背面部の両側に接合柱状部を配置した包装袋(本願では「包装体」に相当するため、以下「包装体」と記述する。)が開示されている。この包装体は、正面部と背面部の両側のエッジがすっきりとした外観を呈し、見栄えがよくされ、さらに、剛性を有し、変形ににくいものとされている。
【0004】
このような包装体は、帯状の接合柱状部を二対(4本)連続して長手方向に設けた原反をピロー包装することによって製袋される。接合柱状部は、原反がZ状(襞状)に折り込まれ、接合面がシールされることによって形成される。そして、原反は、ピロー包装機によって、おにぎりを包むようにして両側部が重ね合わされてシールされ、そして幅方向にシール及び切断されて包装体が製袋される。
【0005】
この包装体は、原反の内側の2本の接合柱状部の間が正面部、原反の2本の接合柱状部の間が背面部、原反の内側の接合柱状部と外側の接合柱状部との間が側面部とされる。正面部と背面部の両側の各エッジなどは、接合柱状部によってすっきりとした見栄えのよいものとされている。また、幅方向にシールされた一方の端部は、包装袋の頂部に突出し、幅方向にシールされた他方の端部は、底面部の中心に位置している。
【0006】
【特許文献1】特開2007−8512号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された包装体は、例えば頂部から引き裂かれることによって開封される。その引裂きを容易にするためは、頂部にノッチが入れられる。しかし、ノッチが形成された頂部は、外観を損ねるものとなる。
【0008】
そこで、本発明は、外観を損ねることなく容易に開封することができ、しかも、被包装物を密封することができる包装材、被包装物を包装した包装体、この包装材を製造するための包装材用原反、及び包装材用原反の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る包装材は、フィルムの周辺部をシールすることによって被包装物が密封される収納部を設ける包装材であって、前記フィルムが二つ折り又は外三つ折りされることによってヘッダ部が設けられ、該ヘッダ部で重なり合っている1枚のフィルムに切込みを入れることによって開封起点が設けられ、該開封起点と前記収納部とを隔絶する隔絶部がヘッダ部に設けられていることを特徴としている。
【0010】
この包装材によれば、被包装物を収納部内に密封した包装体を製袋することができる。この包装体は、切込みによって開封起点が設けられているため、容易に開封することができ、さらに、開封起点が隔絶部によって収納部と隔絶されているため、被包装物を収納部内に衛生的に及び/又は湿気らないように密封することができる。
【0011】
また、前記本発明に係る包装材において、前記隔絶部は、前記収納部に隣接しているヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムが全幅に亘ってシールされることによって直線状に設けられていることが好ましい。
【0012】
この包装材によれば、隔絶部が収納部に隣接しているヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムが全幅に亘ってシールされることによって設けられるため、収納部に隣接しているヘッダ部の部分が腰を有するようになり、ヘッダ部を起立した姿勢とすることができる。
【0013】
また、前記本発明に係る包装材において、前記隔絶部は、前記収納部に隣接しているヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムが全幅に亘ってシールされることによって直線状に設けられていてもよい。
【0014】
この包装材によれば、隔絶部が開封起点を囲むようにヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムをシールすることによって設けられるため、ヘッダ部と収納部との境界が曖昧になり、被包装物は形状などに拘りなく収納部内に密封することができる。
【0015】
また、前記本発明に係る包装材において、前記開封起点から前記隔絶部を交差して前記収納部に亘る開封手段がフィルムに備えられていることが好ましい。
【0016】
この包装材によれば、開封手段がフィルムに備えられることにより、確実に、隔絶部を引き裂いた上で、収納部のフィルムを開裂することができる。
【0017】
また、前記本発明に係る包装材において、前記フィルムは、四角形状に形成され、襞状にシールされることによって形成された突出部が前記収納部とヘッダ部との境界線と平行に少なくとも1本設けられていることが好ましい。
【0018】
この包装材によれば、フィルムに形成された突出部を、製袋された包装体の底面部から下方に突出するように位置させ、あるいは、包装体の天面部から上方に突出するように位置させることができる。
【0019】
また、本発明に係る包装体は、1本の突出部が設けられた包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、該1本の突出部と対向するように、フィルムの両端部がシールされることによって脚部を設け、突出部と脚部との間に収納部の底面部を形成するようにフィルムの両側部がシールされていることを特徴としている。
【0020】
この包装体によれば、突出部と脚部とが底面部から下方に突出した状態となり、この突出部と脚部とによって包装体を安定した姿勢で自立させることができる。
【0021】
また、前記と異なる本発明にかかる包装体は、2本の突出部が設けられた包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、該2本の突出部間に収納部の底面部を形成するようにフィルムの両端部と両側部とがそれぞれシールされていることを特徴としている。
【0022】
この包装体によれば、2本の突出部が底面部から下方に突出した状態となり、この2本の突出部によって包装体を安定した姿勢で自立させることができる。
【0023】
また、前記と異なる本発明にかかる包装体は、3本の突出部が設けられた包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、2本の突出部間に収納部の底面部を形成し、1本の突出部とヘッダ部との間に収納部の天面部を形成するようにフィルムの両端部と両側部とがそれぞれシールされていることを特徴としている。
【0024】
この包装体によれば、2本の突出部が底面部から下方に突出した状態となり、この2本の突出部によって包装体を安定した姿勢で自立させることができ、さらに、1本の突出部が天面部から上方に突出する状態とし、正面部の上端にシャープなエッジを形成し、すっきりとした外観を呈するようにすることができる。
【0025】
また、本発明に係る包装材用原反は、被包装物を密封する収納部を設けるための第一の部位と第二の部位が帯状のシートの一方の側部側と他方の側部側に連続して設けられ、前記帯状のシートの第一の部位と第二の部位との間が二つ折り又は外三つ折りされることによってヘッダ部となる部位が連続して設けられ、ヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートの片方の部分に切込みを一定の間隔ごとに入れることによって開封起点が一定の間隔ごとに設けられ、該開封起点と収納部とを隔絶するための隔絶部がヘッダ部となる部位に設けられていることを特徴としている。
【0026】
この包装材用原反によれば、一定の間隔ごとに幅方向に切断することによって包装材を製造することができ、あるいはピロー包装することによって包装体を製袋することができる。この包装体は、第一の部位と第二の部位の各端部と両側部がシールされることによって収納部が設けられる。この収納部と開封起点とは隔絶部によって隔絶され、収納部内の被包装物は衛生的及び/又は湿気らないようにされている。
【0027】
また、前記本発明に係る包装材用原反において、前記第一の部位及び/又は第二の部位には、襞状にシールされることによって形成された突条が帯状のシートの側縁と平行に少なくとも1本設けられていることが好ましい。
【0028】
この包装材用原反によれば、第一の部位、第二の部位及びヘッダ部の幅で切断されることによって、あるいはピロー包装されることによって、第一の部位及び/又は第二の部位に設けられた突条から突出部が形成され、この突出部が製袋された包装体の底面部から下方に突出するように位置させ、あるいは、包装体の天面部から上方に突出するように位置させることができる。
【0029】
また、前記と異なる本発明に係る包装用原反は、被包装物を密封する収納部を設けるための部位が帯状のシートの中心線を含む部分に連続して設けられ、前記帯状のシートの両方の側部側が二つ折り又は外三つ折りされることによって前記ヘッダ部となる部位が帯状のシートの両方の側部側に連続して設けられ、該ヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートの片方に切込みを一定の間隔ごとに入れることによって開封起点が一定の間隔ごとに設けられ、該開封起点と収納部とを隔絶するための隔絶部がヘッダ部となる部位に設けられていることを特徴としている。
【0030】
この包装材用原反によれば、一定の間隔ごとに幅方向に切断することによって包装材を製造することができ、あるいはピロー包装することによって包装体を製袋することができる。この包装体は、帯状のシートの両方の側部がシールされることによって天面部が形成され、天面部の両側にヘッダ部が設けられている。各ヘッダ部には開封起点が設けられているため、この包装体は、2か所から開封することができる。
【0031】
また、前記本発明に係る包装材用原反において、前記隔絶部は、連続して設けられたヘッダ部となる部位の帯状のシートをライン状に連続してシールすることによって設けられていることが好ましい。
【0032】
この包装材用原反によれば、隔絶部が収納部に隣接しているヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムをシールすることによって設けられ、収納部に隣接しているヘッダ部の部分が腰を有するようになり、ヘッダ部を起立した姿勢とする包装体を製袋することができる。
【0033】
また、前記本発明に係る包装材用原反において、前記隔絶部は、開封起点を囲むようにヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状シートを一定間隔ごとにシールすることによって設けられていてもよい。
【0034】
この包装材用原反によれば、隔絶部が開封起点を囲むようにヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムをシールすることによって設けられ、ヘッダ部と収納部との境界が曖昧な包装体を製袋することができる。
【0035】
また、前記本発明に係る包装材用原反において、前記開封起点から隔絶部を交差して収納部を設けるための部位に亘る開封手段が帯状のシートに一定の間隔ごとに備えられていることが好ましい。
【0036】
この包装材用原反によれば、開封手段を備えた包装体を製袋することができ、この包装体は開封手段によって確実に隔絶部が引き裂かれ、収納部のフィルムが開裂される。
【0037】
また、本発明に係る包装材用原反の製造方法は、帯状のシートに開封手段を一定の間隔ごとに設け、該開封手段の一方又は両方の端部側の帯状のシートに開封起点を形成し、該開封起点を設けた側の帯状シートを二つ折り又は外三つ折りとすることによってヘッダ部となる部位を設けるとともに、前記開封起点を隔絶するための隔絶部をヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートをシールすることによって設けることを特徴としている。
【0038】
この包装材用原反の製造方法によれば、同様の加工方法を一連の工程によって、また、帯状のシートが蛇行しないようにして包装材用原反を製造することができる。
【発明の効果】
【0039】
本発明によれば、開封起点が切り込みによってヘッダ部に設けられることにより、外観を損ねないで開封性を向上させることができ、しかも、開封起点が隔絶部によって収納部と隔絶されることにより、被包装物を収納部内に衛生的及び/又は湿気らないように密封することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
〔第1の実施形態〕
本発明に係る包装材、包装体、包装材用原反及び包装材用原反の製造方法の第1の実施形態について図1ないし図7を参照しながら説明する。包装材が被包装物Aを包装したものが包装体であり、包装材は包装材用原反から製造される。なお、被包装物Aは、おにぎりのような米飯加工食品、煎餅や水羊羹のような菓子、アルコール綿、その他の衛生的及び/又は湿気らないように保存されるべき商品であるが、ここでは「おにぎり」という。
【0041】
そして、包装材用原反は、図1に示すように、帯状のシート(以下、「シート」という。)10の一方の側部側と他方の側部側とに、おにぎりAを密封する収納部20(図3など参照)を設けるための第一の部位11,11,…と第二の部位12,12,…とをそれぞれ長さ方向に連続して設け、両部位11,12の間を外三つ折りすることにより、両部位11,12の間に四角形状のヘッダ部となる部位14を連続して設け、このヘッダ部となる部位14に開封起点41を一定の間隔ごとに設け、この開封起点41と収納部20とを隔絶する隔絶部31をヘッダ部となる部位14に設けたものである。
【0042】
なお、シート10は、裏面(図1において下側)のみがヒートシール性を有し、表面(図1において上側)がヒートシール性を有しない片面ヒートシール性のものを使用することが、製造の都合上好ましい。
【0043】
そして、ヘッダ部となる部位14は、シート10の他方の側部側が図1(b)に示すように外三つ折りされることによってZ字状に折り曲げられ、重なり合っている片方(図面において上側であるため、以下、「上側」という。)の部分15と他方(図面において中間であるため、以下、「中間」という。)の部分16とに設けられる。シート10の上側の部分15と中間の部分16とは、ヒートシール性を有している裏面同士が重なり合っている。そして、シート10の中間の部分16は、第二の部位12とヒートシール性のない表面同士が重なり合っている。また、第二の部位12の端部であるシート10の他方の側部は、ヘッダ部となる部位14から突出している。
【0044】
また、包装用原反は、図2に示すように、シート10を二つ折りにしたものとしてもよい。この包装用原反も第一の部位11と第二の部位12が裏面同士重ね合わされる。
【0045】
そして、いずれの包装用原反においても、開封起点41は、ヘッダ部となる部位14のシート10の上側の部分15に切込みを入れることによって設けられる。切込みは、開封起点41を摘みとすることができるように、逆U字形や下向きコ字形、Λ字形などに入れられ、両端部が第二の部位12の方に向けられている。
【0046】
そして、隔絶部31は、収納部となる部位13に隣接して設けられたヘッダ部となる部位14がライン状に連続してシールされることによって設けられる。ヘッダ部となる部位14は、シート10の上側の部分15とシート10の中間の部分16がヒートシール性を有する裏面同士重なり合っているため、ヒートシールバー(図示せず)がシート10を上下から挟む状態とすることによって、隔絶部31が連続してライン状に設けられる。この隔絶部31は、後記の開封手段34によって分断されやすいように鋸歯形状としてもよいし、弱シールによって設けられてもよい。
【0047】
また、図1に示した包装用原反においては、シート10の中間の部分16と第二の部位12とがヒートシール性のない面同士重なり合っているため、ヒートシールバーによって上下から挟まれてもシールされない。なお、シート10が両面ヒートシール性を有するものである場合は、シート10の中間の部分16と第二の部位12との間に断熱材を介在することにより、ヒートシールバーを使用しても、この両者16,12がシールされないようにすることができる。
【0048】
そして、開封手段34が開封起点41から隔絶部31を交差して第一の部位11に亘って一定の間隔ごとに設けられている。開封手段34は、図示したようなカットテープ、あるいは糸、ハーフカットなどによって設けられる。また、開封手段34は、図示したような1本、図示しないが2本を交差する正弦波状のカットテープ、あるいは開封起点41から逆Y字形又は逆V字形に二股に分岐し、連続する平行な2本のカットテープによって構成してもよい。
【0049】
そして、第一の部位11には、2本の突条17,18が設けられ、第二の部位12には1本の突条19が設けられている。両突条17,18,19とも、シート10の裏面同士が襞状に重ね合わされてシールされ、シート10の両側縁と平行になるように設けられる。
【0050】
そして、第一の部位11に設けられた2本の突条17,18の間が収納部20の底面部21とされ、第二の部位12に設けられた突条19とヘッダ部となる部位14に間が天面部22とされる。なお、図1の突条17,18,19は、見やすくするため、傾斜した状態にわずかに立ち上がっているように図示されているが、実際の突条17,18,19は、シート10の表面に重なり合っている。
【0051】
この包材用原反は、以上のように構成され、ここで製造方法について説明する。まず、ロール状に巻回された平坦な帯状のシート10を繰り出す。このシート10は、前記のように片面ヒートシール性を有しており、ヒートシール性を有している裏面を図面において下側にして繰り出される。
【0052】
そして、シート10は、ローラ(図示せず)によって裏面が上向きに転換され、開封手段34を一定の間隔ごとに備え付け、開封手段34の一端部側に開封起点41を設ける。開封手段34がカットテープである場合は、カットテープがシート10に次々と貼着される。なお、開封手段34がハーフカットなどによって備え付けられる場合は、シート10は裏面を上向きに転換する必要がない。
【0053】
次に、図1に示す包装用原反を製造するには、シート10の他方の側部側を外三つ折り、すなわちZ字状に折り曲げ、図2に示す包装用原反を製造するにはシート10の他方の側部側を二つ折りにして、ヘッダ部となる部位14を形成すると同時に、重なり合っているシート10をライン状にヒートシールすることによって隔絶部31を設ける。すなわち、連続して設けられたヘッダ部となる部位14と第一の部位11との境界がヒートシールバーによって連続してライン状にシールされることにより、隔絶部31が設けられる。
【0054】
なお、ヘッダ部となる部位14は、シート10の上側の部分15とシート10の中間の部分16がヒートシール性を有している裏面同士重なり合っているため、ヒートシールされるが、シート10の中間の部分16と第二の部位12とは、ヒートシール性を有していない表面同士が重なり合っているため、ヒートシールされない。
【0055】
そして、シート10を第一の部位11と第二の部位12とにおいて襞状に折ると同時に、ヒートシールすることによって突条17,18,19を設ける。襞状に折られたシート10は、ヒートシール性を有している裏面同士が重なり合っているため、ヒートシールすることにより、芯材のような突条17,18,19を設けることができる。なお、シート10を外三つ折り又は二つ折りする工程と突条17,18,19を設ける工程とは、加工方法が同じであることから同時に行うことができ、また同時に加工することによってシート10を蛇行させないで進行させることができる。
【0056】
このような工程を経て製造された包装用原反は、ロール状に巻き取られて保管される。この包装用原反は、第一の部位11及び第二の部位12、そしてヘッダ部となる部位14が隣り合って連続して設けられた状態となっている。この包装用原反からは、隣り合っているこれらの境界線Lが切断されることにより、四角形状のフィルム1からなる包装材が製造され、あるいは、おにぎりAをピロー包装することにより、包装体が製袋される。
【0057】
包装材は、シート10が切断されて形成される四角形状のフィルム1が外三つ折り又は二つ折りされることによってヘッダ部40が設けられ、このヘッダ部40に連続して、おにぎりAの収納部20を設けるための第一の部位11と第二の部位12とが設けられている。当然ながら、ヘッダ部40には、切込みが入れられることによって開封起点41が設けられ、この開封起点41を収納部20から隔絶するための隔絶部31が設けられ、そして、開封起点41から隔絶部31を交差して収納部20に亘る開封手段34が設けられている。また、突条17,18,19は第一の部位11、第二の部位12及びヘッダ部40の幅で切断され、突出部27,28,29が形成される。
【0058】
このような包装材は、第一の部位11と第二の部位12とがおにぎりAを包むようにして両部位の周辺部、すなわち両端部2,2及び両側部3,3がシールされることによって、図3に示すような、おにぎりAを密封した包装体が製袋される。
【0059】
また、包装用原反がおにぎりAをピロー包装することによっても、図3に示すような、おにぎりAを密封した包装体を製袋することができる。
【0060】
いずれの包装体も、第一の部位11に設けられた2本の突出部27,28の間に底面部21が形成され、第一の部位11の側縁側に設けられた突出部28と第二の部位12に設けられた突出部29との間に正面部23が形成され、第二の部位12に設けられた突出部29とヘッダ部40との間に天面部22が形成され、第二の部位12の中央側に設けられた突出部とヘッダ部40との間に背面部24が形成される。
【0061】
この包装体は、おにぎりAを密封した収納部20の上端からヘッダ部40が突出している。ヘッダ部40は、上端縁などにノッチが入れられず、良好な外観を呈している。そして、ヘッダ部40の背面側のフィルム1には、切込みを入れることによって開封起点41が設けられている。
【0062】
また、ヘッダ部40には、隔絶部31が設けられているため、開封起点41から収納部20内に塵埃や湿気などが進入することがなく、密封されたおにぎりAは衛生的に、かつ、湿気らないように包装される。さらに、隔絶部31は、ヘッダ部40の全幅に亘って設けられることにより、ヘッダ部40は、腰を有するようになり、傾倒することなく起立した姿勢を維持する。
【0063】
そして、第一の部位11に設けられた2本の突出部27,28が2本の脚部となり、包装体は安定した姿勢で自立する。また、第二の部位12に設けられた突出部によって正面部23の上縁がシャープなエッジを形成し、すっきりとした外観を呈するものとなっている。
【0064】
そして、3本の突出部27,28,29を設けた包装体にあっては、おにぎりAの図示を省略した図4(a)にも示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2が正面部23でシールされる。シート10及びフィルム1は片面ヒートシール性を有していることにより、各端部2,2はいわゆる合掌貼りによって貼着されるため、正面部23には襞状の部分4が形成され、外観を損ねかねない。
【0065】
そこで、第二の部位12に突出部29を設けず、図1及び図2に示した包装用原反(以下、「基本形」という。)と比較して、第一の部位11を長く、第二の部位12を短くした包装用原反から包装体を製袋してもよい。この包装体は図4(b)に示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2が正面部23と天面部22との境界部分でシールされる。この第一の部位11と第二の部位12とは、いわゆる合掌貼りとされることにより、正面部23の上縁がシャープなラインを形成したものとすることができる。
【0066】
また、逆に、基本形と比較して、第一の部位11を短くし、側縁側に突条28を設けず、1本のみ突条27を設け、第二の部位12を基本形よりも長くした包装用原反から包装体を製袋してもよい。この包装体は図4(c)に示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2が正面部23と底面との境界部分でシールするようにしてもよい。この第一の部位11と第二の部位12の各端2,2は、いわゆる合掌貼りとされることにより、安定性のある脚部30が形成される。
【0067】
さらに、正面部23の上縁をシャープなエッジにする必要がないという包装体にあっては、第二の部位12に突条19が設けられていない包装用原反から製袋される。この包装体は、図5及び図6(a)に示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2がシールされる。
【0068】
また、突条19を設けていない第二の部位12は、基本形よりも長く、第一の部位11は側縁側に突条18を設けず、1本のみ突条17を設け、基本形よりも短くした包装用原反から包装体を製袋してもよい。この包装体は、図6(b)に示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2が正面部23と底面部21との境界部分でシールされ、脚部30が形成される。
【0069】
さらに、第一の部位11に突条18が設けられずに基本形よりも短くし、第二の部位12に1本の突条19が設けられ、基本形よりも長くした包装用原反から包装体を製袋してもよい。この包装体は、図6(c)に示すように、第一の部位11と第二の部位12の各端部2,2が背面部24と底面部21との境界部分でシールされ、脚部30が形成される。この正面部23の上縁がシャープなエッジとされない包装体は、図6の実線で示すように、正面部23と天面部22とが直角に折り目を有するものとする他、仮想線で示すように、天面部22を有しないものとすることもできる。
【0070】
さらに、突条を1本も設けていない包装用原反から包装体を製袋してもよい。この包装体は、図7に示すように脚部30を形成していないものとされる。ただし、この包装体は、図示しないが、第一の部位11と第二の部位12とを正面部23と天面部22との境界部分でシールすることにより、正面部23の上縁をシャープな形状とすることができる。
【0071】
いずれにしても、図3ないし図7に示された包装体は、ヘッダ部40の背面側に切込みによって開封起点41が設けられ、この開封起点41が隔絶部31によって収納部20から隔絶されている。そして、開封するには、開封起点41を摘み、底面部21の方へ引っ張る。すると、隔絶部31が引き裂かれ、背面部24のフィルム1が開封手段34によって開裂され、収納部20内のおにぎりAを取り出すことができる。
【0072】
〔第2の実施形態〕
本発明に係る包装材用原反の第2の実施形態について図8を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同一部分は、同一符号を付して説明する。
【0073】
この第2の実施形態の包装用原反は、第1の実施形態と同様、シート10の一方の側部側と他方の側部側とに、第一の部位11と第二の部位12とをそれぞれ長さ方向に連続して設け、両部位11,12間を外三つ折り又は図示しない二つ折り(図2参照)することにより、両部位11,12間に四角形状のヘッダ部となる部位14を連続して設け、このヘッダ部となる部位14に第1の実施形態で説明した開封起点41を一定の間隔ごとに設け、この開封起点41と収納部20とを隔絶する隔絶部31をヘッダ部40に設けたものである。
【0074】
この第2の実施形態の包装材用原反の隔絶部31は、第1の実施形態と異なり、開封起点41を囲むようにヘッダ部となる部位14のシート10の上側の部分15と中間の部分16とがシールして設けられる。すなわち、隔絶部31は、図8に示すように開封起点41を四角枠状に設けるほか、真円、楕円、長円その他の円形など任意の形状で設けることができる。いずれにしても、第2の実施形態の隔絶部31は、第1の実施形態のようにヘッダ部40の全幅に亘って設けられず、腰を有していいないことから、ヘッダ部40を起立した姿勢に維持させない。
【0075】
しかし、ヘッダ部40の形状が隔絶部31によって規制されず、ヘッダ部40と収納部20との境界が曖昧になり、収納部20がヘッダ部40内に拡大し、おにぎりAは形状などに拘りなく収納部20内に密封される。このような第2の実施形態の包装材用原反も、第1の実施形態の包装材用原反と同様に、一定間隔ごとに切断されることによって包装材を製造することができ、そして、この包装材によっておにぎりAを包装した包装体を製袋し、あるいは包装用原反によっておにぎりAをピロー包装した包装体を製袋することができる。
【0076】
そして、包装用原反が3本の突条17,18,19を設けたものであると、この包装体は、図3及び図4に示すように正面部23、底面部21、天面部22及び背面部24を有するように製袋することができる。また、包装用原反は、第1の実施形態において説明したように、2本の突条を設けたもの、あるいは突条を設けないものとすることができ、このような包装用原反からは図5及び図6に示すような包装体、あるいは図7に示すような包装体を製袋することができる。
【0077】
この第2の実施形態の包装体も、ヘッダ部40には、隔絶部31が設けられているため、開封起点41から収納部20内に塵埃や湿気などが進入することがなく、密封されたおにぎりAは衛生的に、かつ、湿気らないように包装されるなど特徴は、第1の実施形態の包装体と同じであるため、詳しい説明は省略する。
【0078】
〔第3の実施形態〕
本発明に係る包装材用原反及び包装体の第3の実施形態について図9及び図10を参照しながら説明する。なお、第1及び第2の実勢形態と同一部分は、同一符号を付して説明する。
【0079】
この第3の実施形態の包装用原反は、図9に示すように、中心線を含む部分に収納部20を設けるための部位13を連続して設け、シート10の両方の側部側を外三つ折り又は図示しない二つ折り(図2参照)することによって各収納部を設けるための部位13に対応して四角形状のヘッダ部となる部位14を一定の間隔ごとに設け、このヘッダ部となる部位14に第1の実施形態で説明した開封起点41を連続して設け、この開封起点41と収納部を設けるための部位13とを隔絶する隔絶部31をヘッダ部40に設けたものである。
【0080】
この第3の実施形態の包装用原反には、1本の突条も設けられていない。しかし、第3の実施形態の包装用原反も、ヘッダ部40設けられた隔絶部31は、図示したように第1の実施形態で説明したヘッダ部40の全幅に亘る直線状にシールして設けられ、あるいは、図示しないが第2の実施形態で説明した開封起点41を囲むようにシールして設けられる。
【0081】
いずれにしても、第3の実施形態の包装用原反も第1及び第2の実施形態と同様に、一定間隔ごとに切断されることによって包装材を製造することができ、そして、この包装材がおにぎりAを包装した包装体を製袋し、あるいは包装用原反によっておにぎりAをピロー包装した包装体を製袋することができる。
【0082】
この包装体は、図10に示すように、正面部23側と背面部24側とにヘッダ部40が設けられ、このヘッダ部40間に天面部22が設けられる。そして、フィルム1の両端部2,2が、図示したように天面部22の中心線で、あるいは図示しないが偏心した位置でいわゆる合掌貼りによってシールされ、フィルム1の両側部3,3がシールされることによって製袋されている。
【0083】
また、この包装体は、包装用原反に1本の突条も設けられず、底面部21には脚部が設けられていないことから、開封手段34が背面部24、底面部21、正面部23に亘って設けられている。したがって、この包装体は、背面部24側のヘッダ部40又は正面部23側のヘッダ部40に設けられた開封起点41を摘み、背面部24、底面部21及び正面部23のフィルム1を開封手段34によって開裂し、収納部20内のおにぎりAを取り出すことができる。
【0084】
〔他の実施形態〕
本発明は、前記第1ないし第3の実施形態に限定することなく種々変更することができる。例えば、前記第1ないし第3の実施形態のいずれにおいても、一軸延伸性のシート10を使用することにより、開封手段34を備えていないものとすることができる。また、前記第1ないし第3の実施形態のいずれにおいても、両面シール性を有するシート10を使用することにより、包装体を製袋するに際して、両側部も、いわゆる合掌貼りでなく、いわゆる封筒針によって貼着することができる。また、円形や多角形などに形成したフィルム1によって包装体を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の包装材用原反であって、(a)は一部分を示す斜視図、(b)は側面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態の図1と異なる形態の包装材用原反であって、(a)は一部分を示す斜視図、(b)は側面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態の包装材用原反から製袋された包装体を示す一部断面斜視図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態の包装材用原反から製袋され、被包装物の図示を省略した被包装物であって、(a)(b)(c)は異なる形態を示す断面側面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施形態の包装材用原反の変形例によって製袋された包装体を示す一部断面斜視図である。
【図6】本発明に係る第1の実施形態の変形例の包装材用原反によって製袋され、被包装物の図示を省略した被包装物であって、(a)(b)(c)は異なる形態を示す断面側面図である。
【図7】本発明に係る第1の実施形態の包装材用原反のさらに異なる変形例によって製袋された包装体を示す一部断面斜視図である。
【図8】本発明に係る第2の実施形態の包装材用原反であって、(a)は一部分を示す斜視図、(b)は側面図である。
【図9】本発明に係る第3の実施形態の包装材用原反であって、(a)は一部分を示す斜視図、(b)は側面図である。
【図10】本発明に係る第3の実施形態の包装材用原反によって製袋された包装体を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
【0086】
1……フィルム
2……端部(周辺部)
3……側部(周辺部)
10…シート
11…収納部を設けるための第一の部位
12…収納部を設けるための第二の部位
13…収納部を設けるための部位
14…ヘッダ部となる部位
17…突条
18…突条
19…突条
20…収納部
27…突出部
28…突出部
29…突出部
30…脚部
31…隔絶部
34…開封手段
40…ヘッダ部
41…開封起点
A……被包装物(おにぎり)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムの周辺部をシールすることによって被包装物が密封される収納部を設ける包装材であって、
前記フィルムが二つ折り又は外三つ折りされることによってヘッダ部が設けられ、該ヘッダ部で重なり合っている1枚のフィルムに切込みを入れることによって開封起点が設けられ、該開封起点と前記収納部とを隔絶する隔絶部がヘッダ部に設けられていることを特徴とする包装材。
【請求項2】
前記隔絶部は、前記収納部に隣接しているヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムが全幅に亘ってシールされることによって直線状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
【請求項3】
前記隔絶部は、前記開封起点を囲むようにヘッダ部の部分で重ね合わされているフィルムがシールされることによって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
【請求項4】
前記開封起点から前記隔絶部を交差して前記収納部に亘る開封手段がフィルムに備えられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の包装材。
【請求項5】
前記フィルムは、四角形状に形成され、襞状にシールされることによって形成された突出部が前記収納部とヘッダ部との境界線と平行に少なくとも1本設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の包装材。
【請求項6】
1本の突出部が設けられた請求項5に記載の包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、
1本の突出部と対向するように、フィルムの両端部がシールされることによって脚部を設け、突出部と脚部との間に収納部の底面部を形成するようにフィルムの両側部がシールされていることを特徴とする包装体。
【請求項7】
2本の突出部が設けられた請求項5に記載の包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、
2本の突出部間に収納部の底面部を形成するようにフィルムの両端部と両側部とがそれぞれシールされていることを特徴とする包装体。
【請求項8】
3本の突出部が設けられた請求項5に記載の包装体によって収納部内に被包装物を包装した包装体であって、
2本の突出部間に収納部の底面部を形成し、1本の突出部とヘッダ部との間に収納部の天面部を形成するようにフィルムの両端部と両側部とがそれぞれシールされていることを特徴とする包装体。
【請求項9】
被包装物を密封する収納部を設けるための第一の部位と第二の部位が帯状のシートの一方の側部側と他方の側部側に連続して設けられ、前記帯状のシートの第一の部位と第二の部位との間が二つ折り又は外三つ折りされることによってヘッダ部となる部位が連続して設けられ、ヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートの片方の部分に切込みを一定の間隔ごとに入れることによって開封起点が一定の間隔ごとに設けられ、該開封起点と収納部とを隔絶するための隔絶部がヘッダ部となる部位に設けられていることを特徴とする包装材用原反。
【請求項10】
前記第一の部位及び/又は第二の部位には、襞状にシールされることによって形成された突条が帯状のシートの側縁と平行に少なくとも1本設けられていることを特徴とする請求項9に記載の包装材用原反。
【請求項11】
被包装物を密封する収納部を設けるための部位が帯状のシートの中心線を含む部分に連続して設けられ、前記帯状のシートの両方の側部側が二つ折り又は外三つ折りされることによって前記ヘッダ部となる部位が帯状のシートの両方の側部側に連続して設けられ、該ヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートの片方に切込みを一定の間隔ごとに入れることによって開封起点が一定の間隔ごとに設けられ、該開封起点と収納部とを隔絶するための隔絶部がヘッダ部となる部位に設けられていることを特徴とする包装材用原反。
【請求項12】
前記隔絶部は、連続して設けられたヘッダ部となる部位の帯状のシートをライン状に連続してシールすることによって設けられていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の包装材用原反。
【請求項13】
前記隔絶部は、開封起点を囲むようにヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状シートを一定間隔ごとにシールすることによって設けられていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の包装材用原反。
【請求項14】
前記開封起点から隔絶部を交差して収納部を設けるための部位に亘る開封手段が帯状のシートに一定の間隔ごとに備えられていることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に記載の包装材用原反。
【請求項15】
請求項14に記載された包装材用原反の製造方法であって、
帯状のシートに開封手段を一定の間隔ごとに設け、該開封手段の一方又は両方の端部側の帯状のシートに開封起点を形成し、該開封起点を設けた側の帯状シートを二つ折り又は外三つ折りとすることによってヘッダ部となる部位を設けるとともに、前記開封起点を隔絶するための隔絶部をヘッダ部となる部位で重なり合っている帯状のシートをシールすることによって設けることを特徴とする包装材用原反の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2009−220872(P2009−220872A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−69194(P2008−69194)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(000241186)朋和産業株式会社 (73)
【Fターム(参考)】